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フォレストサイドハウス(その13)
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1 スレッドオーナー
鶴岡次郎
2016/02/12 (金) 16:28
No.2806

山口と千春の問題は大事にならずにひとまず治まりました。それでも、二人の関係は完全に切れた
わけでなく、再会して肌を合わせ、互いの愛を確かめ合ったことで、二人の間には新たな関係が出
来上がった様子です。これから先、山口が千春の勤めるソープ店に訪ねてくる可能性はかなり高い
のです。山口に迫られれば千春は簡単に落ちる雰囲気です。その上、山口との関係を千春の夫、浦
省略・・ここ
2 フォレストサイドハウス(その13)(417)
鶴岡次郎
2016/02/12 (金) 16:37
No.2807

女三人寄れば・・ 

あの日から10日過ぎても窓の女のことが意識から消えないのです。消えないどころかますます鮮明
に彼女のことが思い出され、彼女に会いたい思いが千春の中で募っていました。今までであれば、抱
省略・・ここ
3 フォレストサイドハウス(その13)(418)
鶴岡次郎
2016/02/15 (月) 13:59
No.2808

「いつもこの道を通るんですか…」

「この先に友達の店があるんですよ・・、
週に一度か、二度、お昼を過ぎたころ彼女を訪ねるの・・・、
省略・・ここ
4 フォレストサイドハウス(その13)(419)
鶴岡次郎
2016/02/16 (火) 14:23
No.2809

「ありがとうございます・・・。
気の向くまま他の男に抱かれている浮気妻と、
そんな彼女を認め結婚生活を続ける夫・・、
こんな私たち夫婦を、素晴らしい夫婦だなんて…、
省略・・ここ
5 フォレストサイドハウス(その13)(420)
鶴岡次郎
2016/02/22 (月) 12:56
No.2811

「先日、恥ずかしい姿をあなたに偶然見られた。見られた方も、見た方も、普通なら互いに気まずい
思いになり、あの日のことは思い出したくもない惨めな経験として意識の外へ追い出そうとするもの
です。

省略・・ここ
6 フォレストサイドハウス(その13)(421)
鶴岡次郎
2016/02/23 (火) 15:32
No.2812

二人肩を並べて歩きだしました。先ほどの由美子と愛の電話での会話を聞くともなく聞いていて、
千春は何かに気が付いた様子なのです。それを由美子に確かめたくて、いたずらっぽい表情を浮か
べ由美子の顔を覗き込み、質問しています。

省略・・ここ
7 フォレストサイドハウス(その13)(422)
鶴岡次郎
2016/02/24 (水) 14:29
No.2813
「最初からそんなだったのではないのでしょう・・」

「そうよ・・、
私の初体験は案外遅かったの…、
今の主人が最初の人で、20歳になった春だった…
省略・・ここ
8 フォレストサイドハウス(その13)(423)
鶴岡次郎
2016/02/25 (木) 13:42
No.2814

またもや重い雰囲気がその場に忍び込んできているのです。そのことに気が付いた愛が陽気に声を上
げています。

「さあ・・、私のことはこれくらいにして・・・、.
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9 フォレストサイドハウス(その13)(424)
鶴岡次郎
2016/02/27 (土) 16:31
No.2815
千春が語り始めました。おしゃべりですから、非常にうまく説明しています。由美子も愛も千春の物
語に完全に引き込まれています。

高校を卒業してシューフイッターの道に入り、センスの良さと美貌の助けも借りて入店三年ほどで、
千春は銀座の有名店内でトップを走るフィッターになったのです。
省略・・ここ
10 フォレストサイドハウス(その13)(425)
鶴岡次郎
2016/02/29 (月) 12:53
No.2816
ここまで話して、千春は二人の女を見つめて質問して来ました。それは彼女自身への問いかけでも
あったようです。

「まともな仕事があるのに、何を好んで、コールガールに落ちるなんて・・と、
由美子さんも、愛さんも、思われるかもしれませんね・・・・、
省略・・ここ
11 フォレストサイドハウス(その13)(426)
鶴岡次郎
2016/03/02 (水) 17:08
No.2817

「いろいろありました・・、それでも、コールガールを続けたことで、大きな破綻なく表の仕事で
あるシューフィッターを続けることが出来たのです。店でのお色気サービスを止めましたので、仲
間から後ろ指をさされることもなくなり、本当の意味での友達もできました。何かに怯えて勤めて
いた頃に比べて、思いっきり仕事に打ち込めるようになりました。あの時点でコールガールの道を
省略・・ここ
12 フォレストサイドハウス(その13)(427)
鶴岡次郎
2016/03/03 (木) 13:59
No.2818

「それにしても・・、
その佐王子さんというヤクザさんはなかなかの人物だね…、
そういえば由美子さんの愛人もヤクザの親分だったわね・・、
ヤクザさんもそれなりの人を選ぶと、女は幸せになれるのね…」
省略・・ここ
13 フォレストサイドハウス(その13)(428)
鶴岡次郎
2016/03/07 (月) 11:43
No.2819

目の前にいる30代半ばと思えるイケメンは身長180を超え、何かスポーツで鍛えているので
しょう、理想的な贅肉のないきれいな体をしているのです。千春ならずとも、女なら誰でも商売気を
離れてお色気攻勢をかけてみる気になるいい男です。

省略・・ここ
14 フォレストサイドハウス(その13)(429)
鶴岡次郎
2016/03/08 (火) 15:39
No.2820

「あら、あら・・・、
大変なことになったね・・・
いよいよ、エンジン全開だね…」

省略・・ここ
15 フォレストサイドハウス(その13)(430)
鶴岡次郎
2016/03/09 (水) 12:49
No.2821
「千春さん・・・」

胸に付けた千春のネームプレートを見て浦上が彼女を下の名前で呼びました。

「千春さんにお礼申し上げます…」
省略・・ここ
16 フォレストサイドハウス(その13)(431)
鶴岡次郎
2016/03/10 (木) 11:33
No.2822

「う・・ん・・・、
そうした症状を見せる男性は案外多いのよ・・・、
女性は子宮で異性を感じ、男性は脳で女を識別するといわれるように、
女性より男性に、心の病からくる若年性不能者が多いのよ・・」
省略・・ここ
17 フォレストサイドハウス(その13)(432)
鶴岡次郎
2016/03/11 (金) 12:53
No.2823
もともとやさしい気持ちを持った千春です、勃起不全になった男の苦悩を完全に理解することは無
理でも、 涙を流す男の気持ちはある程度まで理解できているようです。男根をゆっくりしごきなが
ら、やさしい視線を男に向けています。ただ、男根だけがこの場の雰囲気を理解していない様子で、
いきりたち、透明な液を吐き出しながら周りに芳香を発しているのです。

省略・・ここ
18 フォレストサイドハウス(その13)(433)
鶴岡次郎
2016/03/13 (日) 16:17
No.2824

「止めるの…?
最後まで行けばいいのに・・・、
私はそうして欲しいと思っている・・・・・」

省略・・ここ
19 フォレストサイドハウス(その13)(434)
鶴岡次郎
2016/03/15 (火) 16:49
No.2825

「いよいよホテルに向かうのね・・・、
いよいよ食べるのね・・、
そうでなくては…・
う・・ん…、待ち遠しい…・」
省略・・ここ
20 フォレストサイドハウス(その13)(435)
鶴岡次郎
2016/03/16 (水) 09:51
No.2826
ホテルに着くと男と女はシャワーを使いました。バスタオル一枚を身にまとった男と女がベッドサイ
ドに立ち、見つめあっています。男はかなり身長が高く、学生時代柔道をやっていたというだけ
あって、筋肉が盛り上がった見事な体をしています。

「今でもはっきり覚えていますが・・・、
省略・・ここ
21 フォレストサイドハウス(その13)(436)
鶴岡次郎
2016/03/17 (木) 16:21
No.2827

「避妊を気にするところなんか、なかなかできた男だね・・
女は気にするけれど、男は殆ど気にしない・・・」

愛がまぜっかえしています。
省略・・ここ
22 フォレストサイドハウス(その13)(437)
鶴岡次郎
2016/03/18 (金) 14:59
No.2828

男は完全に狂い始めていました。獣のような唸り声を発して男は一気に挿入しました。激しい破裂音
と女の発する断末魔のような悲鳴が部屋中に響いています。女は両手を男の背中に絡め、いっぱいに
開いた両脚を宙に突き上げています。

省略・・ここ
23 フォレストサイドハウス(その13)(438)
鶴岡次郎
2016/03/21 (月) 16:06
No.2829

肩の傷に女の唇を押し当てられ、男はその痛みに耐えかねて顔をゆがめています。できることなら
そっとしておいてほしいと男は思っているのですが、鮮血の味を感じ取った女はその行為を止めるど
ころか、さらに熱心にその部分に食いつき、盛んに血を吸い取っています。

省略・・ここ
24 フォレストサイドハウス(その13)(439)
鶴岡次郎
2016/03/22 (火) 11:57
No.2830

「半年ほどお付き合いして、結婚しました。
そして・・・、結婚を機に退社しました・・」

「エッ・・、寿退社したの…?」
省略・・ここ
25 フォレストサイドハウス(その13)(440)
鶴岡次郎
2016/03/23 (水) 10:58
No.2831

「千春さんのことを良く知っている佐王子さんは、
いずれ、千春さんが乱れると予想していたのよ・・・。
それで、千春さん一家の動静を注意深く見守っていたのよ・・・。
そして、旦那様より早く異常に気が付いた佐王子さんが動いたのよ…」
省略・・ここ
26 フォレストサイドハウス(その13)(441)
鶴岡次郎
2016/03/24 (木) 14:56
No.2832

「どうして・・・、また…、
そんなことをすれば、すべてが終わってしまう…。
あっ・・・・」

省略・・ここ
27 フォレストサイドハウス(その13)(442)
鶴岡次郎
2016/03/28 (月) 10:47
No.2833

「まさに・・・、
愛さんが今抱いている疑問・・、
その疑問を夫も抱いたそうです・・・」

省略・・ここ
28 フォレストサイドハウス(その13)(443)
鶴岡次郎
2016/03/30 (水) 14:41
No.2834

「由美子さんの説明で、男の大きな愛情はよく判った…、
私には思いつくこともできない二人の男の愛情表現は、何とか理解できた…。
それでも・・・、私は一言いいたい…
これで本当に良いのかと言いたい…。
省略・・ここ
29 フォレストサイドハウス(その13)(444)
鶴岡次郎
2016/04/01 (金) 16:50
No.2835

愛の問いかけを受けて、にっこり微笑み、目の前のコップを取り上げ、白い喉を見せて由美子が水を
飲みました。その様子を愛がじれったそうに見つめています。千春は二人のやり取りを楽しんでいま
す。

省略・・ここ
30 フォレストサイドハウス(その13)(445)
鶴岡次郎
2016/04/02 (土) 14:23
No.2836

「女って悲しい動物なんだね・・、
由美子さんほど理性的な女でも、
その気が沸いてくると、自制できないんだね…。
どんな女もこの業(ごう)から逃げられないのだね…・」
省略・・ここ
31 フォレストサイドハウス(その13)(446)
鶴岡次郎
2016/04/04 (月) 11:02
No.2837

愛と千春に続いて、由美子も告白しました。三人の女はそれぞれに胸の奥にしまい込んでいた秘密
を、少しだけですが吐き出すことが出来たのです。三人はそれぞれ、物思いに耽りながら、愛が入れ
てくれた熱いお茶を飲むことに専念しています。平日の公園ですから、外は静かです。三人の表情は
穏やかです。誰にも言えない秘密を明かした仲間意識が三人の女の心を熱くしていました。黙ってい
省略・・ここ
32 フォレストサイドハウス(その13)(447)
鶴岡次郎
2016/04/07 (木) 16:11
No.2838

「トラックの人は・・、山口さんというのですが、
お店で知り合ったお客様です…、
偶然、公園内でばったり出会って・・・、
意気投合して、そうなってしまったのです・・」
省略・・ここ
33 フォレストサイドハウス(その13)(448)
鶴岡次郎
2016/04/14 (木) 17:22
No.2839

「お二人は間違いなく・・・、
身も心も愛人さんに捧げているよね・・
愛人さん・・て、そんなにいいモノなの…・?」

省略・・ここ
34 フォレストサイドハウス(その13)(449)
鶴岡次郎
2016/04/15 (金) 15:30
No.2840

「愛人であり、恩人であり、人生の師でもあるとは・・・
凄いほれ込みようだね・・・、
ところで・・・、
その・・、佐王子センセイの持ち物は立派なんでしょう…・?」
省略・・ここ
35 フォレストサイドハウス(その13)(450)
鶴岡次郎
2016/04/18 (月) 16:28
No.2841

「一度食べたら忘れられない味と言われても・・・、
ようするに、食べてみないと判らないということね・・・、
千春さんがお膳立てをしてくれれば、ごちそうになってもいいけれど、
こればっかりは、そういうわけには行かないね・・・。
省略・・ここ
36 フォレストサイドハウス(その13)(451)
鶴岡次郎
2016/04/20 (水) 15:36
No.2842

「佐王子さんはその道のプロですから、過去にも現在でも、たくさんの女性と関係を持っていること
はよく知っています。私のマンションに限っても10人を超える女性と関係があるのを知っていま
す。妬けないと言えば嘘になりますが、それがあの人の稼業ですから、あきらめて現状を受け入れる
ことにしているのです」
省略・・ここ
37 フォレストサイドハウス(その13)(452)
鶴岡次郎
2016/04/21 (木) 14:19
No.2843
「結婚した後…、
体の中で悪い虫が騒ぎ出し、夫と佐王子さんが相談して、
佐王子さんに再び抱かれるようになった頃でした…」

千春がその時を思い出しながら、豊かな笑みを浮かべて話し始めました。
省略・・ここ
38 フォレストサイドハウス(その13)(453)
鶴岡次郎
2016/04/22 (金) 16:29
No.2844

「もともと稀代の才能に恵まれていた夫人の性感は、激しい情交を重ねることで大きく花開いた。夜
の夫人は昼間の淑やかな様子からは想像もできないほどすごかったと思う・・・。おそらく一度でも
その女に接した男は生涯彼女の虜になるほどだったと思う。その証拠にこと女性に関しては、百戦錬
磨の全国の親分衆が列をなしてその夫人を抱く順番を待っていると噂されていたほどなんだ…。勿
省略・・ここ
39 フォレストサイドハウス(その13)(454)
鶴岡次郎
2016/04/27 (水) 11:46
No.2845
佐王子と女の濡れ場を詳しく聞かされても、千春がそれほど不愉快な様子を見せていないと思ったの
でしょう、佐王子はさらに話を続けました。ここまで話してしまった以上、今日は、この場で、日頃
考えていることをすべて吐き出すつもりになっている佐王子です。

「その時になってようやく気が付いた・・・。
省略・・ここ
40 フォレストサイドハウス(その13)(455)
鶴岡次郎
2016/05/01 (日) 11:07
No.2846

「結局、その時・・、
私にはその女の生き方が良く理解できなかった・・・、
反発する気持ちの方が強かったような気がする…。
佐王子さんも、それ以上のアドバイスはしなかった…
省略・・ここ
41 フォレストサイドハウス(その13)(456)
鶴岡次郎
2016/05/04 (水) 14:41
No.2847

「私どうかしていたのかしら…、
由美子さんの経歴を愛さんから教えてもらった直後だのに・・、
噂の女を由美子さんとは思わなかったのでしょう・・、
あれだけの情報を与えられていながら・・、
省略・・ここ
42 フォレストサイドハウス(その13)(457)
鶴岡次郎
2016/05/05 (木) 17:45
No.2848

その場が少しシリアスな雰囲気に変わっています。燃え盛る情炎をその内に抱え、毎日のように、数
知れない男たちの腕の中で悶え狂いながら、家庭に入ればいい妻を演じている由美子、そんな女の存
在を認めなかった千春がようやく由美子の実像に触れたのです。

省略・・ここ
43 フォレストサイドハウス(その13)(456)
鶴岡次郎
2016/05/09 (月) 14:42
No.2849
「変だと思うでしょう・・・
なぜこんなことを言い出したのかと私自身が驚いています。
でも・・、やはり、私・・・、知りたいのです……
彼と由美子さんのことが…・・」

省略・・ここ
44 新しいスレに移ります
鶴岡次郎
2016/05/10 (火) 14:17
No.2850
ここで新しい章を立てます。ジロー
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