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フォレストサイドハウスの住人達(その23)
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1 スレッドオーナー
鶴岡次郎
2018/10/15 (月) 14:38
No.3175
坂上咲江、村上総一郎、二人はそれぞれ別の世界に生きていて、本来であれば決して顔を合わせるこ
とがなかったはずでした。恋の女神のいたずらなのでしょうか、同窓会帰りの咲江が薄暗い路地で
酔っ払いに絡まれているところを、通りがかった総一郎が助けたのです。

現場近くの事務所に咲江を連れて行き、手厚く傷の手当てをして、替えのストッキングまで準備し
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2 フォレストサイドハウスの住人達(その23)(735)
鶴岡次郎
2018/10/17 (水) 15:26
No.3176

村上の望み

村上の店に週三回勤務することになった咲江は30分ほどの通勤時間を楽しみながら、元気で事務所
に通っています。伝票の整理、帳簿の管理など経理の仕事が主です。結婚前は坂上夏樹の勤務する研
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3 フォレストサイドハウスの住人達(その23)(736)
鶴岡次郎
2018/10/18 (木) 14:03
No.3177
その時、また電話が鳴りました。指を抜き、口に含んでぬめりを舐め取って、受話器を取り上げまし
た。新規のお客からです、午後一時の来店が決まりました。50分後には来客を迎えることになりま
した。

「さあ・・、忙しくなるよ・・、
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4 フォレストサイドハウスの住人達(その23)(737)
鶴岡次郎
2018/10/22 (月) 15:36
No.3178
夕食の場で突然村上の話題が出たことに咲江は少なからずこだわっています。許された他人棒とはい
え、やはり人妻が夫以外の他人のモノを膣に受け入れるのは異常であり、世間の常識では許されない
ことです。以前ほどではありませんが村上の男根を受けいれるたび、疼くような罪悪感にさいなまれ
るのです。もっとも、その罪悪感は情感を刺激して、咲江を狂わせることになるのですが・・・。

省略・・ここ
5 フォレストサイドハウスの住人達(その23)(738)
鶴岡次郎
2018/10/23 (火) 14:21
No.3179
「そうムキになって、興奮することはない‥。
村上さんをいじめると思ったのか…、
彼のことがそんなに心配か、妬けるね…ハハ・・・」

「こんな時、冗談を言わないで・・、
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6 フォレストサイドハウスの住人達(その23)(739)
鶴岡次郎
2018/10/24 (水) 18:04
No.3180

夫に隠れて村上に抱かれていた時は、罪悪感と、自己嫌悪感でボロボロになっていたのです。一時は
発作的に死さえ考えたことがあったのです。それが、村上との関係を許されてからは、さすがに深刻
な罪悪感は消えましたが、その反面、夫への大きな負い目は拭い難く、根がまじめな咲江だけに、夫
に感謝の気持ちと愛情を伝えたい思う感情は少し異常と思えるほど高まっているのです。罪悪感とは
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7 フォレストサイドハウスの住人達(その23)(740)
鶴岡次郎
2018/10/30 (火) 16:20
No.3181

情事の後、全力を尽くした咲江は全裸のまま濡れた体をそのままに、深い眠りに堕ちますが、夏樹は
書斎に戻り仕事を続けます。情事の後書斎で一仕事する、これが夏樹の習慣なのです。ところが、今
日はいつもと違って調子が出ないのです。体がだるくて、油断すると眠気に負けそうになるのです。
咲江のサービスがいつも以上だったことで、夏樹も思わず頑張り過ぎたのが原因です。
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8 フォレストサイドハウスの住人達(その23)(741)
鶴岡次郎
2018/10/31 (水) 16:36
No.3182
二週間後、休日前の夜、村上は坂上家を訪問しました。暑い盛りでしたが、白い上下のスーツに身を
固めて緊張した面持ちでやってきました。

「本日はお招きにあずかり・・、
遠慮なくお邪魔しました…・」
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9 フォレストサイドハウスの住人達(その23)(742)
鶴岡次郎
2018/11/07 (水) 11:39
No.3183

「今日・・、わざわざお越しいただいたのは・・、
村上さんに、お願いしたいことがありまして・・、
こちらから会社にお訪ねして、説明申し上げるのが筋とは思ったのですが、
日ごろのお礼も兼ねて、
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10 フォレストサイドハウスの住人達(その23)(743)
鶴岡次郎
2018/11/09 (金) 14:28
No.3184

「判りました…。
お二人には何も隠しません…。
その通りです・・・、
私はスケベーな女です・・・」
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11 フォレストサイドハウスの住人達(その23)(744)
鶴岡次郎
2018/11/12 (月) 11:12
No.3185
「いやだ…、体力増進に努めるなんて…、
その言い方…、
私がとんでもなく男好きで、
村上さんの全てを食い尽くすように聞こえる…、
ふふ・・・・・」
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12 フォレストサイドハウスの住人達(その23)(745)
鶴岡次郎
2018/11/19 (月) 11:02
No.3186

「村上さん・・、
せっかく招待しておきながら
誠に申し訳ないのですが…、
よろしければ・・、
省略・・ここ
13 フォレストサイドハウスの住人達(その23)(746)
鶴岡次郎
2018/11/29 (木) 13:35
No.3187
「ゴメンナサイね・・、
お招きしておきながら・・、
お客様を残して出かけるなんて…‥
研究のことになると、他は何も見えなくなるのよ‥」

省略・・ここ
14 フォレストサイドハウスの住人達(その23)(747)
鶴岡次郎
2018/12/06 (木) 13:08
No.3188
それから一年近く経ちました。夏樹はほとんど家に居つきません。海外出張の無い時でも、研究所に
泊まり込み、何日も帰ってこないのです。たまに家に戻ってくると、何時間も死んだように眠るので
す。咲江は勿論、子供たちも夏樹のそんな生活に慣れて、今ではほとんど彼のいないことを寂しがる
ことがなくなりました。それでも、たまに家に戻って、優しい夫、パパの態度を見せると咲江も、子
供たちもすぐにペースを取り戻し、夏樹に絡みつくのです。
省略・・ここ
15 フォレストサイドハウスの住人達(その23)(748)
鶴岡次郎
2018/12/26 (水) 16:39
No.3189
二日後、咲江から村上に電話連絡がありました。妊娠二ケ月に入っているとの診断だったのです。昨
夜、時差のある地域に出張中の坂上夏樹にも連絡を入れたと咲江は村上に教えました。坂上は単純に
喜んでいたそうです。

一人、アパートで村上は眠れない夜を迎えていました。両親とは早い段階で死に別れ、育ててくれた
省略・・ここ
16 いい年を迎えてください
鶴岡次郎
2018/12/26 (水) 16:45
No.3190
今年はここで筆をおきます。今年一年のご支援に感謝申し上げます。来年は15日ごろから始動する予
定です。よろしくお願い申します。ジロー
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