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二丁目、フォレスト・サイド・ハウスの住人
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1 スレッドオーナー
鶴岡次郎
2013/02/01 (金) 11:23
No.2310
しばらくお休みをいただいておりました。あまり長く筆を置くと書き出すのに時間がかかること
も判りました。投稿ペースが以前の調子に戻るまで少し時間がかかりそうです。ゆっくりと始動
することにいたしました。よろしくご支援ください。

今回は二丁目にある高級マンション、『フォレスト・サイド・ハウス』に住む女性を中心にした
省略・・ここ
10 (10)二丁目、フォレスト・サイド・ハウスの住人たち
鶴岡次郎
2013/02/25 (月) 18:06
No.2324
2323(1)
「幸恵が居なくなって、私は初めて彼女の存在の大きさが判りました。
彼女無しではこれか先の人生は考えられません・・。
どんなことをしても、彼女を探し出したいのです。

省略・・ここ
11 二丁目、フォレスト・サイド・ハウスの住人たち(11)
鶴岡次郎
2013/02/27 (水) 16:40
No.2326

怪しい男

由美子が自宅に戻ると事件の発生を予想していたかのように、寺崎が来ていました。都心で探偵
事務所を開いていて、鶴岡とは十数年来の友人である寺崎は相変わらず一人身で、月に二、三度
省略・・ここ
12 二丁目、フォレスト・サイド・ハウスの住人たち(12)
鶴岡次郎
2013/02/28 (木) 16:41
No.2327
その場で由美子は佐原に連絡を入れ、寺崎が調査を引き受けたことを話しました。佐原は非常に
喜んでいて、寺崎がその場に居るなれば電話口に呼んで欲しいと言いました。そしてかなり長い
時間二人の男は話し合っていました。翌日寺崎が佐原宅を訪問することが決まりました。これで
佐原幸恵の調査を寺崎探偵事務所が正式に請け負うことになったのです。

省略・・ここ
13 二丁目、フォレスト・サイド・ハウスの住人(13)
鶴岡次郎
2013/03/07 (木) 16:42
No.2328
「奥様の筆跡に間違いないですか・・?」

寺崎が訊ねています。

「ハイ・・・、間違いないと思います。
省略・・ここ
14 二丁目、フォレスト・サイド・ハウスの住人(14)
鶴岡次郎
2013/03/08 (金) 14:45
No.2329
調査依頼を受けて寺崎探偵事務所は幸恵が出向きそうな知人や、学友達をしらみつぶしに調べま
した。勿論それまでに佐原が調べた部分も重ねて調べたのです。しかし、一週間経っても何も掴
むことはできませんでした。調査は完全に暗礁に乗り上げていました。寺崎はマンション周辺の
聞き込み調査を再度精度を上げて念入に行うことにしました。何の証拠も有りませんが、探偵の
勘で幸恵は自宅近辺に潜んでいると寺崎は考えたのです。
省略・・ここ
15 二丁目、フォレスト・サイド・ハウスの住人(15)
鶴岡次郎
2013/03/11 (月) 14:07
No.2330
その男は1614号室の扉を閉めようとして、何かを思い出したらしく、扉を半開きにして、部
屋の入口に立って少し声を高めて奥に居る住人に語りかけ始めました。どうやら、男は近づいて
くる佐原と由美子の存在に気がついていない様子で、かなり気を抜いた様子で部屋の中にいる住
人に話し始めたのです。男から離れたところに居る由美子ははっきりとその言葉を聞き取ってい
ました。
省略・・ここ
16 二丁目、フォレスト・サイド・ハウスの住人(16)
鶴岡次郎
2013/03/13 (水) 13:46
No.2331
由美子が準備してきたランチを佐原は嬉しそうに食べました。女の手料理に男は弱いとよく言わ
れますが、女にとっても同様に、手間ひま掛けて調理した料理を男が美味しそうに食べてくれる
のを見ると、女心が疼くものです。二人はすっかり打ち解けて、由美子の家族のことや、最近の
ニュースを話し合いました。しかし、日ごろは付き合い薄い二人です、直ぐに話題はつきました。

省略・・ここ
17 二丁目、フォレスト・サイド・ハウスの住人(17)
鶴岡次郎
2013/03/14 (木) 17:36
No.2332
強引に拉致された様子でもなく、家を出た後も夫の留守を狙って何度か家に戻るほど自由に行動
している幸恵の真意は何処にあるのか、幸恵と連絡を取り、彼女の真意を探る必要があると由美
子は思いました。そのためある仕掛けを幸恵の部屋に残すことにしたのです。幸恵が自宅へ戻り
たいと真剣に思っているのなら、必ずこの誘いに乗るはずだと思ったのです。その仕掛けをする
ため、由美子は10分ほど幸恵の部屋にこもりました。佐原は居間で大きな声で電話をしている
省略・・ここ
18 二丁目、フォレスト・サイド・ハウスの住人(18)
鶴岡次郎
2013/03/20 (水) 14:20
No.2333
男の幼さをあからさまに曝し、それでもけなげに微笑むイケ面の佐原を目の前にして、由美子の
気持は高ぶっていました。濡れてキラキラ光り、燃えるような光を放つ瞳を男に向けています、
抑え切れない女心が身体を燃やしているのです。おそらく欲情した時発散される由美子の強い香
気が佐原の鼻腔を刺激しているはずです。

省略・・ここ
19 二丁目、フォレスト・サイド・ハウスの住人
鶴岡次郎
2013/03/27 (水) 17:09
No.2334
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