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フォレストサイドハウスの住人たち(その8)
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1 スレッドオーナー
鶴岡次郎
2014/06/23 (月) 16:43
No.2549
浦上と千春の新婚生活がスタートしました。新しい章でも二人の生活をもう少し追ってみます。や
がて、運命の糸に操られるようにして、フォレストサイドハウスの中で展開するストリーの中心に千
春は押し出されることになります。相変わらず普通の市民が織りなす物語を語り続けます。ご支援く
ださい。

省略・・ここ
15 フォレストサイドハウスの住人たち(その8)(203)
鶴岡次郎
2014/07/22 (火) 14:38
No.2563
真剣な面持ちの浦上を見て、佐王子が少し笑みを浮かべています。そして、おもむろに口を開きま
した。

「ついにその時が来ましたか…、
正直申し上げて、もっと早くやってくると私は予想していました。
省略・・ここ
16 フォレストサイドハウスの住人たち(その8)(204)
鶴岡次郎
2014/07/29 (火) 12:20
No.2564

視線を床に落とし何事か考えに耽っていた浦上が、覚悟を固めた様子をその表情に見せて顔を上げ
ました。

「佐王子さん・・、千春のことをよくご存じですし、彼女のことを今でも、大切に思っていただい
省略・・ここ
17 フォレストサイドハウスの住人たち(その8)(205)
鶴岡次郎
2014/08/04 (月) 14:11
No.2566

夫が頭を下げて妻を抱いてくれと頼んでいるのです。そして佐王子が今でも千春を愛しているのは
彼の態度を見れば判るのです。千春にしても佐王子に抱かれるのであればそれほど大きな抵抗を感
じないであろうと浦上は考えているのです。

省略・・ここ
18 フォレストサイドハウスの住人たち(その8)(206)
鶴岡次郎
2014/08/06 (水) 14:06
No.2567

方針が決まれば実行は早い方がいいと、浦上が提案して、二人はそのレストランを出て、歩いて10
分ほどの距離にあるFSマンションへ向かいました。自宅で待っている千春には佐王子を連れて行
くことを浦上は連絡しませんでした。

省略・・ここ
19 フォレストサイドハウスの住人たち(その8)(207)
鶴岡次郎
2014/08/11 (月) 16:21
No.2568
20畳ほどの居間に革張りのソファーがあり、大型テレビもここでは小さく見えます。ソファーに
腰を下ろし佐王子はゆっくりと部屋の中を見渡しました。床に敷き詰めた絨毯の上にいくつかの幼
児用玩具が転がっているのが愛嬌です。

千春と別れて以来、佐王子は彼女のことを一日だって忘れたことがありません。浦上家の周りにア
省略・・ここ
20 フォレストサイドハウスの住人たち(その8)(208)
鶴岡次郎
2014/08/16 (土) 18:01
No.2569
体がほとんど触れるほど近づいて、男の側に千春が座りました。懐かしい女の体臭が男の鼻孔を刺
激しています。それだけで、男は高揚した気分になっています。

「そうだな…
明日の仕事は午後からだし、
省略・・ここ
21 フォレストサイドハウスの住人たち(その8)(209)
鶴岡次郎
2014/08/21 (木) 13:43
No.2570

「概略を電話で聞いたのだが、とても込み入った話なので、
その場で結論を出せなくて、日を改めて面談することにした・・。
それが今日だった・・・、
この近くのレストランで話し合いをした・・・」
省略・・ここ
22 フォレストサイドハウスの住人たち(その8)(210)
鶴岡次郎
2014/08/22 (金) 17:50
No.2571

佐王子の質問には答えないで、ゆっくりと千春が立ち上がりました。そして、少し後ずさりして、
テーブルから少し離れたところに立ち、彼女の全身を佐王子に見せつけています。その表情から彼
女の意図は知ることはできません、茫洋として、視線は宙を漂っているのです。佐王子は黙って千
春を見つめていました。
省略・・ここ
23 フォレストサイドハウスの住人たち(その8)(211)
鶴岡次郎
2014/08/23 (土) 11:45
No.2572

夫公認で抱かれることになり、いわばその愛人契約条件を真剣な表情で話す全裸の千春に佐王子は
見惚れていたのです。裸の女が男を誘う手管には慣れきっている佐王子ですが、裸であることを忘
れたように真剣に話しかける千春にはそれまで経験したことが無い不思議な魅力があったのです。
千春の言葉で我に返り、少し慌てて返事をしています。
省略・・ここ
24 新しいスレへ移ります
鶴岡次郎
2014/08/23 (土) 12:07
No.2573
話の区切りが来ましたので、新しい章を立てます。ジロー
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