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フォレストサイドハウスの住人たち(その7)
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1 スレッドオーナー
鶴岡次郎
2014/05/08 (木) 11:40
No.2520
浦上三郎と千春の結婚が決まりました。「万人に一人の女・・、娼婦になるために生まれてき
た女・・」、そんな女と浦上は結婚すると決めたのです。
「早期発見が大切です…、対処方法を誤ると、みんなが不幸になりますから・・」と、謎の言葉を
残して佐王子は立ち去りました。「先のことを考えるより、先ず、彼女に溺れる生活を楽しも
う・・」と、浦上は腹を固めています。浦上と千春、ようやくスタートラインに付いた若い二人の
省略・・ここ
7 フォレストサイドハウスの住人たち(その7)(171)
鶴岡次郎
2014/05/19 (月) 10:59
No.2526

姿勢を改め、春美は真正面から千春を見つめています。その昔、仕事上で失敗した時、今のような
表情で見つめられ、叱られたことを千春は思い出していました。

「いいかい、これから先、二度とそんなことを言ってはダメだよ、
省略・・ここ
8 フォレストサイドハウスの住人たち(その7)(172)
鶴岡次郎
2014/05/21 (水) 14:42
No.2529

その質問を予想していたようで、花嫁姿には似つかわしくない、みだらな笑みを浮かべています。

「やはりそこを突いてきましたね・・、
先輩も好き者ですね…、
省略・・ここ
9 フォレストサイドハウスの住人たち(その7)(173)
鶴岡次郎
2014/05/25 (日) 17:52
No.2530

その日は5年前に亡くなった理恵の月命日だったのです。千春が誘って、理恵の墓参りをしました。
本来ですと浦上家の墓地に葬られるのが筋ですが、理恵の両親の強い希望があり、その上、浦上家
の墓地はかなり都心から離れた場所であったため、理恵は彼女の実家である塚原家の墓地に葬られ
ているのです。
省略・・ここ
10 フォレストサイドハウスの住人たち(その7)(174)
鶴岡次郎
2014/05/28 (水) 14:14
No.2531

駅が近づき、別れの時を察したのかそれまで聞き役に回っていた塚原夫人が少し改まった口調で話
しかけてきました。ここまでの道々、たわいのない世間話をする千春の話が面白いので、夫人は
ずっと笑い通しだったのです。

省略・・ここ
11 フォレストサイドハウスの住人たち(その7)(175)
鶴岡次郎
2014/05/31 (土) 13:20
No.2532
夫人の少しおせっかいな忠告を千春が笑みを浮かべて受け入れるのを見て、夫人はもう一歩踏み込
もうと思ったようです。

「おせっかいついでに、もう一つ・・、
これは最後まで、言うか、言わないか迷っていたことですが・・、
省略・・ここ
12 フォレストサイドハウスの住人たち(その7)(176)
鶴岡次郎
2014/06/01 (日) 16:03
No.2533

互いに結婚前の男性経験を告白して、秘密を共有してしまった女二人、二人の間に今までに感じな
かった親近感が芽生えていました。思った通り千春が見かけの年齢よりかなり経験豊富であること
に夫人は満足していました。一方、良家の奥様然とした夫人の意外な一面、多淫な千春とも話が合
わせられるほどさばけた一面を持ち合わせていることに、千春は驚きと同時に、強い親近感を寄せ
省略・・ここ
13 フォレストサイドハウスの住人たち(その7)(177)
鶴岡次郎
2014/06/02 (月) 14:12
No.2534

親子ほど年齢が違う千春に、夫人は性の悩みを訴えかける少女のように話しています。千春は彼女
を励ますように夫人の手を握りしめていました。

「事が事だけに他人に相談することは勿論、主人にさえ話すことができないのです。経験の乏しい
省略・・ここ
14 フォレストサイドハウスの住人たち(その7)(178)
鶴岡次郎
2014/06/05 (木) 13:52
No.2535

夫人の話はまだまだ先がありそうです。駅前で待っている男二人が少し焦れた様子で夫人と千春の
方を見ているのです。千春は気にしているのですが、夫人は一向に気にしている様子ではありませ
ん。

省略・・ここ
15 フォレストサイドハウスの住人たち(その7)(179)
鶴岡次郎
2014/06/06 (金) 13:08
No.2536

義理の息子の再婚相手とはいえ、夫人にとって千春は赤の他人です。そんな女の身を本当に心配し
て、千春と浦上の間に何も問題がないと知り、涙を見せるほど喜んでいるのです。優しい夫人の態
度に千春は胸がいっぱいになっていました。

省略・・ここ
16 フォレストサイドハウスの住人たち(その7)(180)
鶴岡次郎
2014/06/09 (月) 15:39
No.2537

夫人の驚きは千春にとって想定範囲内のことでした。若い男が5年近く女性に近づかなかったので
す。誰だって驚き、次にはその理由を知りたくなります。しかし、千春はうかつにも気づかなかった
のですが、夫人は驚きながらも、その理由を知ろうとしていないのです。夫人は必死で何かを考え
ていますが、千春に問いかけようとはしないのです。
省略・・ここ
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