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フォレストサイドハウスの住人達(その21)(674)

[1] スレッドオーナー: 鶴岡次郎 :2018/03/16 (金) 11:51 ID:enmyrC3g No.3103
由美子演出・主演のドラマ、そのクライマックスはかなり前の章で、すでに書きましたので、少し気
の抜けたビールのようになりました。もう少し全体の構成を上手くまとめれば、面白いものになった
かと反省しております。しかし、これも書き流しの小説の味だとご理解いただき(勝手な言い分です
ね)ドラマのクライマックスに至る経緯や、クライマックス後の役者たちの動向を楽しんでいただけ
れば、作者冥利に尽きます。それでは相変わらず変わり映えのしない市民の物語を始めます。

毎度申し上げて恐縮ですが、読者の皆様のご意見、ご感想は『自由にレスして下さい(その11)』
の読者専用スレにご投稿ださい。多数のご意見を待っています。また、文中登場する人物、団体は全
てフイクションで実在のものでないことをお断りしておきます。卑猥な言葉を文脈上やむを得ず使用
することになりますが、伏字等で不快な思いをさせないよう注意しますが、気を悪くされることもあ
ると存じます。そうした時は読み流してご容赦ください。

発表した内容の筋を壊さない程度に、後になって文章に手を加えることがあります。勿論、誤字余脱
字も気がつけば修正しています。記事の文頭と、文末に下記のように修正記号を入れるようにしま
す。修正記号にお気づきの時は、もう一度修正した当該記事を読み直していただけると幸いです。

・〈(1)2014.5.8〉文末にこの記事があれば、この日、この記事に1回目の手を加えたことを示し
ます。
・〈記事番号1779に修正を加えました。(2)2014.5.8〉文頭にこの記事があれば、記事番号1779に
二回目の修正を加えたことを示し、日付は最後の修正日付です。ご面倒でも当該記事を読み直してい
ただければ幸いです。


それぞれの道

咲江を円満に村上と別れさせる。これが由美子、千春、そして愛の究極の目的です。そして夫、坂上
夏樹には浮気の事実を知られないことが絶対条件です。既に、千春の心からなる説得は空振りに終わ
りました。性的不能の窮地から村上を救い出した咲江は村上の愛情と信頼を独り占めにしていると、
自信満々です。なまじのことでは咲江を翻意させることは困難に思えます。千春が挑発して、咲江は
由美子たちが仕掛けた罠近くに駆り出されました。いよいよ、切り札、由美子の登場です。

銀座に出物の店舗を探しているバーのマダムになり切って、由美子が村上の事務所を訪問する日程が
決まりました。由美子から決行の連絡を受けた千春は、自宅に居る咲江に連絡をいれました。

「お待たせしたけれど・・、
村上さんを探っているスタッフから連絡が入りました。
今日・・、村上さんは女と会う・・・
おそらく・・、彼のアパートでセックスすることになる」

「エッ・・、
本当なの・・・
信じられない・・・」

「間違いない‥、
それで、今晩、
咲江に出張ってほしいけれど・・、
時間はとれるかしら‥」

「主人は研究で遅くなると言っているし・・、
子供たちはおばあちゃんにお願いするから問題ない・・、
何時からなの…」

「午後7時に咲江の自宅へ私が迎えに行く…
二人が食事をする店をスタッフが調べて、
私達に連絡してくることになっている…、
それから先は、私にも、判らない…・
長い夜になるかもしれないから、そのつもりでいてほしい‥」

「判った…、
主人には千春と一緒だと言い訳するから、
口裏を合わせてほしい‥」

「その件は了解よ・・、.
ところで・・、大丈夫・・?
好きな男の浮気現場に乗り込むなんて…、
私だって嫌だから・・・、
そんな経験を無理に咲江にさせたくないと思うから・・」

「良いわよ‥、
村上さんに私以外の女が居ると言うのなら・・
その女が見たい・・・」

「判った・・」

こうしてドラマは開幕したのです。


事務所での商談が終わり、由美子が計画したとおり、村上が由美子を食事に誘いました。

「ほら・・・、通りの向こうにレストランが見えるでしょう…、
一時間ほど前に村上さんがきれいな女を連れて、
あのレストランへ入ったらしいの・・。
ここで彼らの食事が終わるのを待ちましょう‥、
ここに座っていると、
レストランに出入りする人が良く見えるから・‥」

村上を尾行しているスタッフから連絡を受けたことになっていますが、店内から、由美子がこっそり
千春へ連絡をして、レストラン名を教えたのです。そして千春と咲江は、そのレストランとは狭い道
路を隔てた喫茶店に入ったのです。その喫茶店の窓から、レストランの出入り口が監視できるので
す。


[31] フォレストサイドハウスの住人達(その21)(703)  鶴岡次郎 :2018/06/13 (水) 15:41 ID:2VFdKYZI No.3135

「咲江一人に罪を背負わせることはしない、
俺も共犯者として・・、
いや・、首謀者として・・・、
旦那様のお裁きを甘んじて受けるよ‥。
大人しく、首を差し出すが…、
明日、旦那は俺に何をするつもりなのだろう…?」

「うふふ・・・、
どうでしょうか・・、
少なくとも暴力をふるう人ではありません、
その点は安心してください・・。
お礼を言うために事務所へ行くのだとしか、私には言いませんでした・・・」

何かを知っている様子ですが、咲江はそれ以上話しませんでした。

「とにかく・・・、
俺は首を洗って、お迎えするよ・・、
美味しいコーヒーでも味わってもらって、
お小言をいただき、
場合によっては少し痛い目にあっても構わない、
軽いお仕置きで、帰っていただければ良いけれどね・・・
最悪の事態になっても、俺は逃げないよ…・」

村上は覚悟決めました。咲江の夫が殴り掛かってくることになったとしても、大人しく、殴られよう
と決心したのです。咲江には言いませんでしたが、最後には金銭的な解決策も村上は考えているので
す。さすがにこうした対応には慣れている村上です、決断が速いのです。


当日、少し早めに出勤してきた村上はなにやら落ち着きのない様子で、そんなに広くない事務所内を
歩き回っています。村上の事務所は火曜日が休みで、日曜日は営業日なのです。

10時、約束の時間通りに坂上夏樹と咲江がやってきました。夏樹が珍しそうに事務所内を見ていま
す。咲江は少し緊張した様子を見せていますが、村上と顔を合わせると笑顔で挨拶を交わしていま
す。外から見る限りでは、二人の間には何もわだかまりは残っていない様子です。

窓際に置かれたかなり古い応接セットに坂上夫妻は案内されました。坂上がソファーから立ち上がり
ました。続いて咲江も立ち上がりました。驚きの表情を隠さないで村上が二人を見上げています。

「その節は・・、家内がすっかりお世話になりました。
本日はそのお礼に参りました・・
村上さんにとっては珍しいものではありませんが…、
お口汚しに、どうぞ…・」

坂上夏樹と咲江が深々と頭を下げ、手にした有名店の菓子折りを差し出しています。ソファーに
座っていた村上が慌てて立ち上がり、頭を下げています。

「本来ですと、もっと早くお礼を申し上げるべきところだったのですが・・、
なぜかお世話になった事実を妻が私に伏せておりまして・・。
ようやく一昨日、その話を聞かせてくれたのです。
そんな事情で、お礼に参るのが遅れました、申し訳ありません…」

「何事かと思えば・・、そのことですか‥。
ケガをされ、困っておられる奥様に少し手を貸しただけです…。
そんなに改まってお礼を言われると、返す言葉がありません‥」

村上が笑顔で答えています。


[32] フォレストサイドハウスの住人達(その21)(704)  鶴岡次郎 :2018/06/14 (木) 11:54 ID:5lLvub/M No.3136

「さあ・・、ソファーにお座りください・・、
立ったままではゆっくり話もできません。
もっとも・・、これから決闘でもするなら別ですが…、アハハ・・」

「決闘ですか…、その選択肢もあるかもしれないですね‥
しかし、そうなれば、私はダメです、
体はでかいのですが、その方面は全く鍛えていませんから、
直ぐにノックアウトになります。あはは・・・・」

男たちは際どい冗談を交わしています。村上が先にソファーに腰を下ろし、続いて笑いながら坂上夫
妻が座りました。今の冗談で三人はすっかり緊張が解れた様子です。

事務所は狭くて、汚いが、これだけは一級品だと村上がいつも自慢している薫り高いコーヒーがお客
に出されました。坂上がコーヒーの味を誉め、得意そうに村上がコーヒーの入れ方を披露していま
す。コーヒー談義が途絶えたところで、坂上夏樹が姿勢を正してゆっくりと口を開きました。

「村上さん・・、
今日参りましたのは、咲江がお世話になったお礼が目的ですが・・・、
実を言いますと、お礼は勿論ですが、村上さんとじっくり話し合いたい、
そう思って・・、お忙しい中、時間をとっていただきました・・」

笑みを浮かべ、ゆっくりと坂上夏樹が話しています。それ・・、いよいよだと村上は緊張しました。
両手を握りしめて、ひそかにファイテイング態勢を心の中でとったのです。研究者だと聞いているの
ですが、高身長で立派な体格なのです、小男の部類に属する村上では体力的にかなり不利に思えるの
です。それでも村上は笑顔を絶やしませんでした。

「失礼ながら・・・、
私の想像している通りのお方なら・・、
思い切って、お願いしてみようと・・、
ある思いを抱いてここへ訪ねてきました・・」

「ほう…、面白そうなお話ですね・・・、
ダメな男だと判断したら、話を中断して帰る・・・、
そのおつもりだったのですね・・、
こうしてお話を続けようとしているのは・・・、
どうやら、私はあなたのお眼鏡にかなったのですかね…」

研究畑一筋の坂上夏樹は時として、一般常識とは異なる言動をとります。この時もそうです、村上と
出会って、話が通じそうな人物と判断したなら申し入れることがあると、かなりストレートに言って
いるのです。失礼な言葉です。さすが、人生経験豊かな村上です、坂上のストレートな会話を楽しむ
余裕さえ見せているのです。

「ハイ…、咲江からあなたの話を聞いて、
あなたの人物像を私なりに描くことが出来ました。
咲江が好意を持ったお方だから、間違いないと思いながらも、
ここへ来るまでは不安でした。
でも・・、お会いして、おいしいコーヒーをいただき、
村上さんのお顔を拝見して、お話をさせていただき、
私が想像した以上のお方だと確信することが出来ました・・」

「大変なことになりましたね・・、
私ごときを、そんなに信頼していただき、
うれしいことは嬉しいのですが、
そこまで信頼されると、
この先、悪いことが出来なくなりますね・・、
困りました・・・、ハハ・・・・」

満面に笑みを浮かべ村上が答えています。村上にとって、夏樹は初めて出会う人種ですが、坂上夏樹
が好きになっているのです。


[33] フォレストサイドハウスの住人達(その21)(705)  鶴岡次郎 :2018/06/16 (土) 17:23 ID:5DGwzIoE No.3137

「咲江の窮地を救っていただき、親切にしていただいた、
その村上さんを見込んで、お頼みしたいことがあります‥、
村上さんのご都合や、お気持ちを何も考えないで、
勝手で、かなり面倒なことを、お願いをすることになります‥」

「何でしょう・・、どのようなことをすればいいのですか・・。
ご覧の通り、社長と言いながらも、社員は一人も居ませんし、
商売の方も、やっと軌道に乗りましたが、以前に比べると、
お恥ずかしいほど小さなものです。
こんな私で、できることなら・・、
出来る限りのことをやります・・・」

「咲江を雇ってほしいのです…。
そうはいっても、フルタイムは無理で、週に三日ほど、
日に5時間ほど働かせていただければいいのですが・・」

「エッ‥、
咲江さんをこの会社で雇えと・・、
そう・・、おっしゃっているのですか‥」

突然、意外な申し入れを受け、村上は慌てています。一年以上咲江をもてあそんだことを追及され、
良くて、30万ほどの示談金、悪くすれば、裁判沙汰になる可能性があると踏んでいたのです。

「アッ・・、給料のことはそれほど気にしておりません・・、
社長が決めていただければ、それで結構です・・」

咲江から聞かされていて、村上の会社は一人分の給料さえも支払う余裕がないことを夏樹はよく
知っているのです。

「社長の傍で働きたい・・、
お世話になったお礼の意味も込めて・・、
会社再建のため力になりたい・・と、
咲江が言うものですから・・、
足手まといになるかもしれないのですが、
使い走り程度のことは出来ると思いますので、
気軽に試してほしいのです‥‥」

「・・・・」

「咲江が言うには、
ともかくできる限り長い時間、
村上さんの傍に居たい・・・と、
亭主の私に惚気るのです…
困ったものです‥」

笑いながら坂上が言っています。咲江は少し恥ずかしそうな表情を浮かべていますが、それでも、夫
の言葉を否定せず何度も頷いているのです。

「下の子供が幼稚園に入りましたし、
ここらで好きなことをやらせてもいいかなと考えたのです‥
考えてみれば咲江は女ざかりを迎えています、
一方・、私は生涯をかけた仕事の山場が来ていて、
咲江にかかりきりになることは出来ずに、寂しい思いをさせることが多いのです。
それで、しかるべき方が居れば、咲江の相手をしていただければと考えたのです」

恥ずかしそうな表情で咲江が頷き、夏樹の言葉を肯定しています。あふれ出る涙を村上は止めること
が出来ません。

「ありがたいことです‥、
私ごときのために・・、
そこまで気を配っていただけるとは・・
何と申し上げていいか…、ムム……」

その先の言葉を発することが出来なくて、不覚にも村上は顔を両手で覆っています。この展開を村上
は予想できていなかったのです。坂上の来訪を告げられた時、これで咲江とは完全に離れることにな
り、事業も先細り、貯えも底をつき、この先寂しい、孤独で、貧しい老後が待っていると覚悟を固め
ていたのです。それが、夫公認で咲江との関係を継続できることになったのです。驚きとその感情を
超える喜び、言葉にできない感情に取り込まれ、村上は我を忘れ男泣きしているのです。


[34] フォレストサイドハウスの住人達(その21)(706)  鶴岡次郎 :2018/06/22 (金) 16:29 ID:193Xz58Y No.3138
涙を流して喜ぶ村上を見て、坂上は少し当惑していました。彼への提案がそれほど大きな感動を与え
るとは予想できていなかったのです。

一方咲江は違います、これまで一年間、村上の良い時も、悪い時も見てきた咲江には、彼の感情の乱
れがよく理解できるのです。夫坂上の提案に歓喜の涙を流す村上の心情が手に取るようにわかるので
す。ソファーから立ち上がり、顔を伏せて泣いている村上の傍に座り、彼の体に両手を差し出し、男
の頭を抱きよせ、男の顔を胸に引き寄せようとしています。

突発性のEDになった時も、咲江は毎日のように、村上を抱きしめ、男が良いと言うまで抱きしめてい
たのです。その咲江の優しい抱擁が村上を元気づけ、生きる勇気を彼に与えたのです。このことを
知っているのは村上と咲江、二人きりです。二人の様子を見て、二人の間がただならない絆で結ばれ
ていることを坂上夏樹は察知していました。それでも不愉快な気分になっていません。どちらかと言
えば疼くような複雑な感情にとらわれているのです。

さすがに夫、坂上の前ですから、咲江の手を遮って、村上は少し抵抗しています。咲江は構わず抱き
しめた手をゆるめません、すぐに村上はあきらめました。素直に、咲江の豊かな胸に顔を押し付けて
います。あふれ出る涙が、ブラウスを通り抜け、ブラの隙間から肌に直接触れています。その感触を
感じ取った咲江はさらに強く村上を抱きしめています。

村上がそっと顔を上げ、自分を抱きしめている咲江を見ました。咲江も泣いていました。咲江が素手
で男の涙をぬぐい取っています。そして顔を寄せ、涙を唇で吸い取っているのです。男は目を閉じ、
無抵抗な姿勢で体を女に預けています。

村上と咲江、うれし涙を流す老境に近づいた男を、今は盛りと燃え盛っている女が優しく抱きしめて
いるのです。男と女の濡れ場と言うより、赤子を抱きしめる母親のような雰囲気が醸し出されていま
す。嫉妬心はほとんど感じず、奇妙な恍惚感を坂上は感じ取っているのです。

「いや・・、こともあろうに・・、
旦那様の前で…、
お恥ずかしいところをお見せしました・・
奥様・・、もう・・、大丈夫です‥、
ご主人の傍にお戻りください…・」

我に返ったように村上が咲江の手を振りほどき、咲江に元の席に戻るように言っています。村上に促
されて、笑みを浮かべながら咲江が坂上の傍に並んで座り、村上と向かい合う元の形に戻りました。
ひと時の感情の乱れから、村上は完全に立ち直っています。

「いや・・、お恥ずかしい姿を見せました…。
ご主人から突然のありがたいお話を聞いて、動転しました・・」

恥ずかしそうに、言い訳をいっています。笑みを浮かべて坂上と咲江がそんな村上を見ています。

「あまりの感動で、不覚にも涙を流してしまいました。
歳をとると・・、他人の優しさが身に染みるのです…。
旦那様の前に居ることを忘れて・・・、
奥様の優しい抱擁を受け入れてしまいました。
お許しください・・、この通りです…」

「あら、あら…、
そんなに謝ると、私一人が悪者になるわよ・・、
私がすごいスケベー女に思われるのよ‥」

「違うかな‥、
咲江は、村上さんの前では、
スケベーな女になれると言っていたね・・」

「ああ‥、やだ…、
そんなこと・・、言ったけ…」

「言ったよ…
村上さんとなら、どんなことでも、できると・・・
邪魔が入って、一週間前は男女の仲にはなれなかったけれど、
挿入されなかったのは残念だとも・・、言っていた…」

「ああ・・、嫌、いや…
はずかしい・・・」

坂上夏樹と咲江、夫妻のふざけ合いを、村上はじっと見ていました。そして、何事か決心した様子で
口を開きました。


[35] フォレストサイドハウスの住人達(その21)(707)  鶴岡次郎 :2018/06/26 (火) 17:21 ID:xAVJp/aU No.3139
「坂上さん・・・、
奥様を私の会社に派遣していただく件、
落ちぶれた私には夢のようなご提案です‥、
明日と言わず、今日からでも受け入れたい思いです・・
しかし・・、出来ないのです‥‥」

ふざけ合っていた夏樹と咲江が笑い顔を残したまま、ハッとしたように、村上を見ています。

「このまま黙って、
ご主人のご厚意を受け容れることは出来ません。
そんな・・・、人の道を外れたことをしてしまったら、
この先、私はこの地で、今の家業をやっていく資格がありません‥」

思いつめた表情で村上が口を開きました。

「私はご主人が思っておられるような男ではありません。
恥知らずな行為を重ねてきた、ならず者です。
決して、ご主人や奥様が・・・、
気を許してお付き合い、いただける男でありません…」

「・・・・・・」

「私は・・、
綺麗な女の人を見れば、見境なく手を出す痴れ者です、
人妻にも、手を出すバカ者です。
どうか・・、こんな私をお許しください…、
そして、奥様とのご縁も、今日で終わりにしていただきたいのです…」

村上は必死で自分自身を貶(おとし)めているのです、ただ、その具体的内容、特に咲江に対してい
かなる悪さをしたのか村上はくわしく話していないのです。これ以上の付き合いを止めたいと坂上に
宣言しているのですが、その理由を話していないのです。何か大きな秘密を・・、たぶんそれは咲江
と深い関係にあることだと坂上は推察できているのですが、この場では決してその秘密を告白しない
と決めていると・・・、村上の硬い決意を坂上は察知していました。

一方咲江は心配そうな表情で村上をじっと見つめています。秘密にしている一年間の浮気行為のすべ
てを村上が告白する気になっているのであれば、それはそれでいいと咲江は覚悟を固めていました。

〈総一郎さん・・・、
構わないよ、私は・・・、
あなたが全部告白することで、楽になれるのなら…、
私のことは気にしないで・・〉

落ち着いた、透明な表情を咲江は浮かべています。夫である坂上がじっと咲江の表情を観察していま
す。そして、何事か感じた様子で、大きく頷いているのです。

「咲江・・、
村上さんはあのようにおっしゃっているが・・、
咲江はどう思うの…、
村上さんは、そんなに悪い人なの…?」

笑みを浮かべて坂上が咲江に尋ねています。

「そんなことはありません・・、
村上さんはとってもいい方です。
親切で、優しくて・・、その上…」

「奥様・・、
それ以上はおっしゃらないでください・・」

咲江の言葉を村上が遮っています。

「奥様の前ではいい人を演じているだけなのです。
一皮むけば、悪人中の悪人です‥」

驚きの表情で咲江が村上を見つめています。


[36] フォレストサイドハウスの住人達(その21)(708)  鶴岡次郎 :2018/06/27 (水) 10:23 ID:SiCXfrnM No.3140
笑みを浮かべて坂上が咲江に言いました。

「咲江・・、
お前は村上さんが大好きだというが・・・、
村上さんはお前のことをそれほど思っていないのでは‥、
それで、私の申し出を遠回しに断るために、
ご自分を悪人だと、貶(おとし)めているのではないだろうか・・・」

「ご主人・・!
そんなことはありません・・、
奥様のことは・・・、
申し訳ありませんが・・、
大好きです・・・。
夢に見るほど好きです…」

思わず大好きだと言ってしまって、村上は恥ずかしそうにしています。好きだと言われた咲江もうれ
しそうな表情です。坂上は村上のその返事を待っていたようでしきりに頷いています。


二日前の夜、村上と由美子のベッドシーンを目撃した咲江は打ちひしがれて夫の元へ帰りました。夫
は詳しいことは何も聞かないで優しく妻を抱きしめたのです。咲江は今までにないほど乱れに乱れま
した。ベッドの中で咲江は夫に村上との関係を、その時点で話せるぎりぎりの内容を告白しました。

男と女の関係は未遂のままだが、限りなく浮気に近い関係だと咲江は告白したのです。村上に傾いて
いる咲江の気持ちは、十分に夫に伝わったはずです。夫は妻の言葉を黙って聞いていました。そし
て、妻の話が終わる頃には、夫の気持ちは固まっていたのです。

「咲江・・、話を聞いていると・・、
村上さんのこと・・、
随分と気に入っているようだね・・、
咲江にその気があるのなら・・、
これから先も・・、
彼との関係を続けてもいいよ・・」

「エッ‥、そんなこと・・、
でも・・、なぜ、そんなことを言うの…、
私が嫌いになったから…
私のことはどうなってもいいと思うからなの…」

「そうじゃない・・、
今日の咲江はいつもより数倍輝いている・・、
お色気だって、千春さんに十分対抗できる。
僕は、そんな咲江が大好きだ…、
この咲江の輝きは、悔しいが・・、
村上さんが引き出してくれたものだと思う・・」

「・・・・・・・」

咲江は緊張して耳を傾けています。夏樹は笑みを浮かべて話しています。

「村上さんとの関係を続けてほしい、
それによって、咲江はもっときれいな花を咲かせるだろう・・、
勿論、焼けるような嫉妬を感じるけれど、
どうやら、私はそんな嫉妬心を楽しめる男らしい・・・、
どうだろう・・、僕の気持ちが判るだろうか‥」

それから二人はかなりの時間話し合い、先ほど、坂上が申し入れたように、咲江が村上の店に勤務す
ることを決めたのです。もちろん、この時点で夫は、咲江の告白内容をすべて信用したわけでな
かったのです、特に、咲江と村上の仲が未遂に終わっているとの説明には、多少の疑問を持っていた
のです。それでも、二人の仲が一年も続いているとはさすがに認識していないのです。一方、咲江は
咲江で、村上と知り合ったのは、ほんの二週間前だと告白した内容を訂正すべきだと思いながらも、
その機会を失っていて、ずるずると村上の事務所訪問となっているのです。

一年間の裏切り行為を夫に告白する機会を失ったまま、愛人村上の前に、押し出された形の咲江、先
ほどの様子では、どうやら村上も、この場では告白できない大きな秘密を抱えて苦悩している様子で
す。焼けるような嫉妬心を楽しみながら、妻と愛人との仲を再構築しようとする坂上、三人三様の思
いが狭い事務所内で交差しています。そこには、怒り、騙し、蔑みなどの感情はなく、ただ相手のこ
とを思う優しい気持ちが満ちているのが救いです。


[37] フォレストサイドハウスの住人達(その21)(709)  鶴岡次郎 :2018/06/29 (金) 13:33 ID:tIUff6fM No.3141

「咲江・・、
村上さんはお前のことが大好きだとおっしゃっている・・、
しかし、何かが引っ掛かっているようで、
素直に私達の申し出を受け入れてくださらない・・、
どうしてなのだろう‥」

坂上が咲江に尋ねています。村上は二人から視線を外して他人事のような表情を浮かべています。

「どうやら、村上さんは大きな秘密を抱えていて、
その秘密を抱えている限り、
お前を抱くことは出来ないと思っておられるようだ。
それなら思い切って告白してしまえば気が楽になるはずなのだが、
告白すれば、お前の罪を暴くことになり、踏み切れないようだ・・。
ここは、お前が動かないと先に進まないよ‥
何か、僕に打ち明けることがあるだろう…」

「ハイ・・、判りました…」

坂上に言われて咲江は覚悟を固めた様子です。

「あなた・・、
私は嘘の告白をしました・・。
村上さんとは二週間前に初めて出会ったと言いましたが・・・、
それは嘘です・・・」

「奥様・・」

村上がびっくりして咲江の言葉を制止しようと立ち上がりました。咲江が笑みを浮かべて、村上に座
るよう手で指示しています。村上が渋々座りました。

「村上さん‥、心配しないでください。
主人にはいずれ、すべてを話すつもりでしたから・・・、
いい機会ですから、ここで話します…」

笑みを崩さず咲江が話しています。

「二人の関係はこの一年間続いています‥、
勿論、男と女の関係です‥。
本当に申し訳ありません…」

咲江の爆弾告白です。

「エッ・・!
一年間…・、それは長いね…」

驚きで思わず高い声を坂上があげています。その言葉に怒気が含まれていないのを咲江は敏感に察知
して、安どの表情を浮かべています。

「申し訳ありません…」

咲江が立ち上がり、夫、坂上に深々と頭を下げ、続いて村上が立ち上がり、彼もまた深々と頭を下げ
ています。

「ご主人・・、奥様のおっしゃる通りです‥。
本当に申し訳ありません・・・。
この通りです。
いかなるお叱りも、賠償請求も、甘んじて受けます」

テーブルに両手をついて、村上が深々と頭を下げています。

「ただ・・・、
誤解しないでいただきたいのですが・・・・、
奥様は完全な被害者です‥。
奥様は、騙され、おどかされて、
私の言いなりになってきたのです・・・・」

「・・・・・・・」

村上の言葉に咲江がびっくりして、村上の表情を見ています。


[38] フォレストサイドハウスの住人達(その21)(710)  鶴岡次郎 :2018/07/06 (金) 16:59 ID:614XfVzg No.3143

「全て、私が仕掛けて、奥様をだましました・・。
最初は、眠り薬で自由を奪い奥様を犯しました。
それ以降は、恥ずかしい写真をばらまくと脅かし、関係を続けました」

「そんなことはありません…
私も…・・」

一時の驚きから覚めた咲江が大きな瞳を開いて村上を見て、そして何かを言おうとして、口を開きま
したが、その行為を村上が手を挙げて止めています。二人の様子を見ている夏樹の表情は穏やかで
す。

「奥様・・、
おっしゃりたいことはたくさんあると思いますが…、
ここは私一人で弁明します。
私の話が終わりましたら・・、
奥様に補足していただきます‥
それまでは、口を挟まないで聞いてください、
それでよろしいですね…」

「・・・・・」

村上が強い調子で咲江の言葉を封じ込んでいます。咲江の瞳に涙があふれ出ています。一人で罪を背
負う村上の気持ちが、咲江には痛いほどわかるのです。村上は何とかして、愛する咲江の罪を軽くし
ようとしているのです。

「女をだまし、その女を売り飛ばすヤクザな仕事してきた私です。
女に惚れることなど一度もありませんでした。
それを誇りにして、ここまで生きてきました・・・」

「寂しいことですね…」

夏樹が正直な感想をまじめに述べています。

「そうですね・・、
寂しいと言えば、寂しい人生です。
それでも若い時は、その生き方を粋だと思い、自慢にしていました。
そんな生き方をしてきた私が・・、
還暦を三年後に迎える年になって・・、
初めて、女に惚れたのです‥‥」

涙をためた瞳を一杯に開いて、咲江はじっと村上を見つめています。チラッと視線を合わせました
が、村上は直ぐに咲江から視線を外しました。

「一年前、路上でケガをした奥様を偶然、助けました。
この事務所へお連れして、明るい光の下で奥様を見た時・・、
衝撃が走りました…。
何が何でも、この女性をものにしたいと思いました。
スミマセン・・、旦那様の前で汚い言葉を使いました・・・」

村上が頭を下げ、坂上が笑って会釈しています。

「いろいろ策を練って奥さんを落しました・・・
長年、この道で生きてきた私ですから・・、
素人の奥様を落すことはさほど難しくありませんでした・・
一度モノにすると・・・、
後は・・・、私の思うままです‥‥」

「・・・・・」

村上が夏樹の表情を探っています。あえて過激な言葉、坂上の気持ちを逆撫ぜするような表現をし
て、坂上の反応を探ろうとしているのです。坂上の怒りが強いようなら話の筋をあいまいにして、坂
上との話し合いをここで終え、あとは賠償金で解決しようと決めているのです。しかし、坂上は村上
の挑発に乗らず、ゆったりと構えているのです。その余裕のある坂上の表情を見て、村上は話を進め
る気になった様子です。


[39] フォレストサイドハウスの住人達(その21)(711)  鶴岡次郎 :2018/07/11 (水) 15:16 ID:Wm4jq0o. No.3144
「さすがですね・・・、
ご主人は・・、
かなり誇張して話したのですが・・。
作り話に近い奥様の酷い話を聞いても動じませんね…。
それではこちらも腹を据えて、すべてを話します…」

真剣な表情で村上が言い放っています。坂上は黙って、村上の顔を見ています。男同士の真剣勝負が
始まった…、咲江はそう感じとっていました。もう・・、咲江が口を挟む余地はなさそうだと感じて
いたのです。

「女に惚れることはしない私ですが・・、
奥様は違いました。
一度抱くと、奥様の魅力の虜になりました。
この女を永久に放さないと決心しました・・。
それほど奥様は素晴らしかったのです‥」

「・・・・・・・・」

聞くに堪えない、村上と咲江のあからさまな情事の告白を、目を閉じ、表情を変えないで、坂上は聞
いています。夫が何を感じ、これから先どのように行動しようと思っているのか、咲江には見当もつ
きませんでした。よく知っているはずの夫、坂上夏樹が、この時ほど遠くの存在に思えたことは過去
になかったのです。咲江は覚悟を決めました。何が起きても、黙って夫の指示に従うと決めたので
す。

「奥様からは、何度も別れ話がありました・・。
私は必死で奥様を引き留めました・・。
それでも・・、半年も関係が続いたころには・・、
あれほど嫌っていた私に、時々ですが…、
気まぐれな好意を見せてくれるようになっていました。
それは、決して愛情とは呼べないものだったのですが、
うぬぼれ屋の私は、それを私への愛情だと思うようになっていました・・・」

「・・・・・・」

涙を一杯貯めた咲江が首を横に振っています。まぎれもなくそれは村上への愛だと咲江は主張してい
るのです。そんな咲江の仕草を、夫、坂上がじっと見ています。

「旦那様には申し訳ありませんが…、
奥様と過ごした一年は私にとって・・・
夢の世界でした…」

遠い視線を泳がせ、うっとりした表情で村上は語っています。

「いいことは長続きしません…、
奥様と関係をもって半年経った頃・・・、
不渡りを掴まされたのが契機で、
30年かけて育てた会社を倒産させてしまいました。
悪いことは続くもので・・、
男のモノが立たなくなりました・・。
それまで付き合ってきた女達は、一人去り、二人去り、
あっという間にすべていなくなりました…‥」

この頃、村上は突発性の性的不能に陥り、経済的な打撃もあって、女たちはあという間に、村上から
離れて行ったのです。

「経済的にも、体力面でもすっかり落ちぶれた私を・・・・、
奥様は見捨てませんでした・・・・。
ある時は慰め、ある時は背中を押し、私を支えてくれました。
おかげで、私はどん底から這い上がることが出来ました・・」

「・・・・・・・」

当時の苦労を思い出しているのでしょう、遠い視線を見せて村上が話しています。


[40] フォレストサイドハウスの住人達(その21)(712)  鶴岡次郎 :2018/07/18 (水) 10:54 ID:ZL19ujEY No.3147

「奥様の存在がなかったら…、
多分・・、私はこの世から、早々と消えていたでしょう…。
私にとっては、奥様は救世主、女神なのです・・‥」

「・・・・・・」

「昔ほどではありませんが・・、
会社も何とか形が出来ました・・、
体も・・、奥様のおかげで元通りに戻りました・・。
出来れば奥様と一緒になりたいとさえ私は思うようになっていました・・・」

「・・・・・・・」

咲江との結婚を考えていたとの村上の告白は、咲江にも予想外のことだったようで、びっくりした表
情で村上を見つめています。少し怒ったそぶりを見せている坂上ですが、口を挟みませんでした。

「しかし・・、
体ばかりか、人妻の心まで奪う・・、
その罪を犯せば・・・、
旦那様は黙っていないでしょう・・」

「・・・・・・・」

村上が坂上の表情を見ています。当然だと言わんばかりの表情で坂上がゆっくり頷いています。あら
ゆる手を尽くして村上に対抗する決意を坂上は見せているのです。

「旦那様が騒げば、世間だって、決して私を許さないはずです。
まともな会社なら、やくざ者とは取引はしません。
奥様を奪えば・・・、
ようやく再興のめどがついた会社をつぶすことになるのは・・・・、
火を見るより明らかでした・・・」

坂上がゆっくりと頷いています。

「奥様との恋に生きるか、会社を守るか・・、
二者択一の瀬戸際に立たされたのです・・・。
恋に生きるか、会社か・・、
甘い言葉ですね・・・、ふふ・・・・」

自分の吐き出した言葉の甘さに気がついて、村上が声を出さないで笑っています。坂上も、咲江も笑
いません。

「恋にすべてを捧げるほど、若くはありませんでした。
奥様とこれ以上の関係を続けることは避けようと決心しました。.
私と奥様の恋に未来がないことは、最初から判っていたのです…
多分・・、奥様だって、旦那様を捨てることは出来ないはずです…・」

「・・・・・・・・」

50過ぎの遊び人が、人妻と恋に落ちてしまったのです。世間の目の届かないところで、ひっそりと
添い遂げるか、さもなくば潔く別れるか、村上はぎりぎりまで自身を追い込んでいたのです。
咲江の視線を避けたまま、透明な表情でしんみりと村上は話しています。坂上はじっと耳を傾けてい
ます。咲江は・・、村上を見ることが出来なくて、視線を落とし、必死で涙を抑えているのです

村上と咲江の仲が単純な肉体関係でなく、もっと深いところで結びついていることに坂上は改めて気
がついているのです。咲江はうつむいて涙をぬぐっています。
咲江の気持ちは複雑です。もし、村上から誘われていれば、夫を捨て、彼に付いていったかもしれな
いと、不安な気持ちが、彼女の心の隅に黒雲のように湧き上がっているのです。



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