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フォレストサイドハウスの住人達(その21)(674)

[1] スレッドオーナー: 鶴岡次郎 :2018/03/16 (金) 11:51 ID:enmyrC3g No.3103
由美子演出・主演のドラマ、そのクライマックスはかなり前の章で、すでに書きましたので、少し気
の抜けたビールのようになりました。もう少し全体の構成を上手くまとめれば、面白いものになった
かと反省しております。しかし、これも書き流しの小説の味だとご理解いただき(勝手な言い分です
ね)ドラマのクライマックスに至る経緯や、クライマックス後の役者たちの動向を楽しんでいただけ
れば、作者冥利に尽きます。それでは相変わらず変わり映えのしない市民の物語を始めます。

毎度申し上げて恐縮ですが、読者の皆様のご意見、ご感想は『自由にレスして下さい(その11)』
の読者専用スレにご投稿ださい。多数のご意見を待っています。また、文中登場する人物、団体は全
てフイクションで実在のものでないことをお断りしておきます。卑猥な言葉を文脈上やむを得ず使用
することになりますが、伏字等で不快な思いをさせないよう注意しますが、気を悪くされることもあ
ると存じます。そうした時は読み流してご容赦ください。

発表した内容の筋を壊さない程度に、後になって文章に手を加えることがあります。勿論、誤字余脱
字も気がつけば修正しています。記事の文頭と、文末に下記のように修正記号を入れるようにしま
す。修正記号にお気づきの時は、もう一度修正した当該記事を読み直していただけると幸いです。

・〈(1)2014.5.8〉文末にこの記事があれば、この日、この記事に1回目の手を加えたことを示し
ます。
・〈記事番号1779に修正を加えました。(2)2014.5.8〉文頭にこの記事があれば、記事番号1779に
二回目の修正を加えたことを示し、日付は最後の修正日付です。ご面倒でも当該記事を読み直してい
ただければ幸いです。


それぞれの道

咲江を円満に村上と別れさせる。これが由美子、千春、そして愛の究極の目的です。そして夫、坂上
夏樹には浮気の事実を知られないことが絶対条件です。既に、千春の心からなる説得は空振りに終わ
りました。性的不能の窮地から村上を救い出した咲江は村上の愛情と信頼を独り占めにしていると、
自信満々です。なまじのことでは咲江を翻意させることは困難に思えます。千春が挑発して、咲江は
由美子たちが仕掛けた罠近くに駆り出されました。いよいよ、切り札、由美子の登場です。

銀座に出物の店舗を探しているバーのマダムになり切って、由美子が村上の事務所を訪問する日程が
決まりました。由美子から決行の連絡を受けた千春は、自宅に居る咲江に連絡をいれました。

「お待たせしたけれど・・、
村上さんを探っているスタッフから連絡が入りました。
今日・・、村上さんは女と会う・・・
おそらく・・、彼のアパートでセックスすることになる」

「エッ・・、
本当なの・・・
信じられない・・・」

「間違いない‥、
それで、今晩、
咲江に出張ってほしいけれど・・、
時間はとれるかしら‥」

「主人は研究で遅くなると言っているし・・、
子供たちはおばあちゃんにお願いするから問題ない・・、
何時からなの…」

「午後7時に咲江の自宅へ私が迎えに行く…
二人が食事をする店をスタッフが調べて、
私達に連絡してくることになっている…、
それから先は、私にも、判らない…・
長い夜になるかもしれないから、そのつもりでいてほしい‥」

「判った…、
主人には千春と一緒だと言い訳するから、
口裏を合わせてほしい‥」

「その件は了解よ・・、.
ところで・・、大丈夫・・?
好きな男の浮気現場に乗り込むなんて…、
私だって嫌だから・・・、
そんな経験を無理に咲江にさせたくないと思うから・・」

「良いわよ‥、
村上さんに私以外の女が居ると言うのなら・・
その女が見たい・・・」

「判った・・」

こうしてドラマは開幕したのです。


事務所での商談が終わり、由美子が計画したとおり、村上が由美子を食事に誘いました。

「ほら・・・、通りの向こうにレストランが見えるでしょう…、
一時間ほど前に村上さんがきれいな女を連れて、
あのレストランへ入ったらしいの・・。
ここで彼らの食事が終わるのを待ちましょう‥、
ここに座っていると、
レストランに出入りする人が良く見えるから・‥」

村上を尾行しているスタッフから連絡を受けたことになっていますが、店内から、由美子がこっそり
千春へ連絡をして、レストラン名を教えたのです。そして千春と咲江は、そのレストランとは狭い道
路を隔てた喫茶店に入ったのです。その喫茶店の窓から、レストランの出入り口が監視できるので
す。


[21] フォレストサイドハウスの住人達(その21)(693)  鶴岡次郎 :2018/05/10 (木) 09:51 ID:.ZdgorDQ No.3125

「その場で・・、着ているものを全部剥ぎ取られて、
彼に抱きあげられ、ベッドに運ばれました…、
私・・、その気になっていました・・。
多分・・、彼が衣服を剥ぎ取り易いように協力したと思います。
申し訳ありません・・・」

「・・・・・」

軽く頷きながら、その表情は話を続けるよう咲江を促しているのです。

「それでは話を続けます・・・・。
嫌になったら、そう言ってください…
ああ・・、忘れていました…、
ショーツとブラは、彼に差し上げました…
ですから・・、今は下着レスです…。
あら・・、こんなこと報告する必要ありませんね・・・、
ふふ・・・・・」

咲江が微笑みながら話し、スカートの裾を少し持ち上げました。白い内股は見えましたが、股間の影
までは見えません。夏樹が苦しそうな表情で頷いています。

「覚悟を決めて、ベッドに横たわっていると・・、
全裸の彼が私に覆いかぶさってきて…、
私の体の隅々まで、彼の舌と、指で愛撫してくれました…」

「舌でアソコを舐められたのか・・」

「はい・・」

「お前・・、その行為を嫌がっていたはずだが…」

「正直に申し上げます…、
私…、本当はその行為が好きなのです・・」

「・・・・」

「あなたに舐めてほしいと、結婚当初から思っていました・・。
先日、あなたの舌をアソコに感じた時、激しく抵抗しましたね・・」

夏樹が黙って頷いています。ソープで修業して、舌使いには自信を持つようになっているのですが、
咲江が激しく抵抗するので、その行為を嫌がる女もいるのだと理解して、その時は舐めるのをやめた
のです。

「あの時・・、
羞恥心が、そうさせたのです…
本当は・・、思い切り舐めてほしかった…、
私・・、本当はスケベーだと思います・・」

「そういうことだったのか・・・、
判らないものだね…」

夏樹が納得しています。咲江の本心は舐め続けてほしかったのだと夏樹はようやくわかった様子で
す。

「正直に申し上げます・・。
彼のモノも・・、しゃぶりました…。
狂ったようにしゃぶりました・・。
私・・・、何度も、何度も、いかされました・・・・・」

「何度も、何度もか・・・・」

「ハイ・・、何度も、何度もです…、
大きな声も出したと思います…」

「いつものように・・・、
大声を出して潮も吹いたのだろう…」

「ハイ・・・、多分・・・」

「・・・で、
ここまでくれば、後は挿入だね・・・」

「いえ…、最後まではしませんでした‥、
出来なかったのです・・・
先端が少し入って来て・・、
ああ・・、やっと、出来ると思った時でした‥‥、
そこで中断することになったのです…」

「なぜ・・・・?
そこまで行っておきながら、挿入しないなんて、
あり得ないことだろう…・」

坂上が不審な表情をしています。


[22] フォレストサイドハウスの住人達(その21)(694)  鶴岡次郎 :2018/05/17 (木) 11:31 ID:xOJ/itaM No.3126

夫の表情に怒りがないことを確かめて咲江が口を開きました。

「突然・・、女の人が現れたのです…、
本当にびっくりしました。息が止まる思いでした・・・・」

「女の人が突然現れた・・・・?!」

意外な展開に坂上がびっくりして口をぽっかり開いています。夫の反応に満足したのでしょう、余裕
の表情で咲江が夫を見ています。この場を咲江は完全にコントロールしています。

「帰りのタクシーの中で気が付いたのですが、
多分、あの女性は彼の愛人だと思います・・。
薄暗がりの中、チラッと見ただけですが、凄みの漂う美人でした・・・。
とても私ごときが太刀打ちできる女性ではないと思いました・・・
多分・・、水商売の人・・、
それも飛び切り高級店のママだと感じました・・」

暗い中でも咲江は由美子をしっかり見ていたようです。

「あの女と村上さんは合鍵を渡されている関係だと思います。
いつものように合鍵を使って部屋にやってきて、
私たちが裸で抱き合っているところへ出くわしたのだと思います・・・
たぶん・・、すぐには声をかけないで、
私達の恥ずかしい絡みをしばらく見ていたのだと思います」

「とんだ修羅場だね・・・」

笑いを噛み殺して、坂上が明るい調子で口をはさんでいます。村上に愛人がいたこと、そして、十分
な挿入が無かったことも判ったのです。夏樹は少し安心しているのかもしれません。

「私たちの演技を褒めたたえるつもりなのでしょう・・、
拍手をしながら私たちの前に、その女は、突然現れたのです・・。
もう少しで完全挿入、そのタイミングで女は現れたのです…」

「残念だね…」

陽気な言葉を夏樹が吐き出しています

「ハイ・・、残念でした‥、
あら・・、スミマセン…、ふふ・・・・」

完全挿入できなかったことを思わず悔やんで、これはまずいことを言ったと反省し、夫に頭を下げて
いる咲江です。このあたりになると、創作話でなく事実を語っている気に咲江はなっているのです。

「多分・・、私がベッドに運ばれた直後から見ていて、
ストップをかけるタイミングを狙っていたのだと思います。
女だから判るのです・・・。
惚れた男が他の女に挿入する姿など、絶対見たくないのです。
挿入はさせたくない女の意地が働いたのです・・・」

悔しそうな表情を浮かべ、涙さえ見せているのです。

この時、咲江は村上と由美子の絡みを見た光景を頭に描きだしていました。咲江が部屋に忍び込んだ
時、由美子と村上の絡みはすでに中盤に入っていて、挿入も終わり、何度か由美子は頂点に達してい
たのです。悔しいけれど、最後まで見ることしか咲江にはできなかったのです。あの時もう少し早く
現場に踏み込んでいれば、挿入直前にストップをかけることが出来たのです。そうすれば、村上と咲
江の運命も変わっていたはずだと、咲江はぼんやりと考え、思わず涙を流しているのです。


[23] フォレストサイドハウスの住人達(その21)(695)  鶴岡次郎 :2018/05/23 (水) 15:04 ID:7G/4NYAo No.3127

「正直に申し上げます…。
私は・・、そこで止めたくありませんでした‥。
誰が来ようと、誰に見られようが・・、
あの人のものを奥深く受け入れたかったのです…
泣きながら・・、止めないで・・、
チ〇ポを入れて…、村上さん…と、叫んでいました・・。
スミマセン…」

「・・・・・・」

自分自身の言葉に興奮している様子で、語っている内容の、その現場にいたかのように咲江は話して
います。もう・・、創作したストリーでなく、現実に起きた事実を語っている気分になっているので
しょうか・・。

いえ・・、村上を由美子に寝取られた悔しさが、改めて燃え上がり、咲江を苦しめているのです。出
来ればもう少し早く現場に踏み込みたかった、由美子に挿入されるその直前で介入したかった・・。
そうすれば、村上との別れを切り出すこともなかったと・・、咲江はそう思っているのです。

「でも・・、あの人はさっさと起き上がり、衣類を身に着けたのです。
私一人、裸で取り残されて、ベッドに顔を付けて泣いていました」

「・・・・・・・」

ここで言葉を切り、咲江は両手を顔に当てています。指の間から涙を流れだしています。夏樹が立ち
上がり、咲江の肩に手を伸ばし、妻の体を優しくさすっています。咲江が顔を上げ、夏樹を見て、微
笑んでいます。

「ありがとうございます…、
浮気をした、汚い妻なのに…、
こんなに優しくしていただいて…」

「・・・・・・・」

夏樹が指を伸ばし、咲江の涙をぬぐっています。

「あの時・・、確かに、私は狂っていました…。
今冷静に考えると・・、挿入がなくて、
あれでよかったのかとも思っています・」

「・・・・・・・・」

夏樹が軽く頷いています。

「それにしても・・、あの女、ただ者でなかった…、
彼女の容貌も、あの場での態度も・・、
憎らしいけれど、完璧で、素敵でした・・・」

村上と抱き合っていた由美子へのうっ積した気持ちが、創作話の中でさえ本音となって表れているの
です。

「女から何かされなかったのか・・・?」

「ハイ…、女は怒っている表情ではありませんでした・・。
ただ、じっと私たちを見ていました…。
村上さんだけが、おどおどして、すっかり慌てていました・・」

「その男・・、女に頭が上がらないのかも…、
その女に養われているのかもしれないね・・」

研究者の夏樹らしくないコメントですが、本で得た知識だと思います。


[24] フォレストサイドハウスの住人達(その21)(696)  鶴岡次郎 :2018/05/29 (火) 14:28 ID:tIUff6fM No.3128
「私・・、いつまでも泣いていられないと思い・・、
起き上がり…、急いで衣服をつけて・・、
後も見ないで逃げ出してきました・・」

「それで、あのように訳の分からない、
慌てた電話をかけて来たのか…
危ないところだったね・・・、
それにしても、ひどい目に会わなくてよかったよ…」

咲江に怪我がなかったことを夏樹は喜んでいるのです。

「部屋を出る時、女が何か言っていましたが、
無視して飛び出てきました・・・
とにかく、人通りの多い、明るい大通りに出ることにしました」

「それで良かったよ・・、
正しい選択だった、よくやった…」

夏樹が本気でほめています。咲江の心が少し疼いています。

「シャワーも浴びていません、
それどころか、下着さえ着けていません・・・
彼に残してきたつもりですが・・、
たぶん…、あの女がごみ箱に投げ捨てたと思います・・・・」

「・・・・・・・」

「私…、あなたを裏切りました・・。
その気になって男のアパートについて行き・・・、
裸に剥かれ、全身を舐められ、指を入れられ、
いいように、弄ばれても、何も抵抗しませんでした・・・・
いいえ、それどころか、私は自分から、体を開いていました…」

「しかし、最後まで行かなかったのだろう‥」

「挿入はなくても、あの男の舌や、指で、全身をくまなく弄ばれて、
何度も逝きました・・。
私の体はあの男を完全に受け入れていたのです・・・」

興奮して咲江は話しています。おそらくこの瞬間、彼女自身、しゃべっている内容が創作話でなく事
実だと思っているような様子なのです。涙さえあふれ出ています。夏樹は笑みを絶やさないで黙って
聞いています。夏樹の笑みに力づけられて、咲江は話を続けました。

「挿入がなかったとはいえ・・、浮気同様の罪を犯しました。
いえ・・、心では浮気以上の間違いを犯したと思っています。
どんなお仕置きも覚悟しております・・・・」

テーブルに両手をついて、夫に向かって、深々と頭を下げているのです。そして夫、春樹の顔色を
探っているのです。

「まあ・・、そんなに自分を責めることはない・・・、
長い人生だ・・、そんな事故のような出来事もあるさ・・、
僕は、今聞いたことをすぐに忘れることが出来そうだ・・、
咲江はどうなの・・?
あの男の愛撫があまり気持ち良すぎて
忘れることが出来ないでいるのかな‥‥、
ああ‥、今のは悪い冗談だね・・、ゴメン、ゴメン…」

50男、村上に抱かれた咲江の衝撃の告白を聞かされても、夫、春樹は泰然として笑みさえ浮かべ、
咲江にからかいの言葉をかける余裕さえ見せているのです。もしかすると、許してもらえるかもしれ
ない、許されないにしても離婚まで発展することはなさそうだと、夫の気持ちを敏感に咲江は察知し
た様子です。

咲江の中で喜びが一気に爆発しています。涙をいっぱい溢れさせ、体をくねらせています。罪悪感、
自己嫌悪感は吹き飛び、喜びとそれを超える情欲で女体が支配され始めているのです。

「そんなに優しい言葉が聞けるとは思いませんでした。
あなたがどうおっしゃろうと、
妻として、夫のある身である人妻として・・・、
今日のことは決して許されることではないと私は思っています。
これからは、決して間違いを起こさないようにします」

深々と頭を下げています。


[25] フォレストサイドハウスの住人達(その21)(697)  鶴岡次郎 :2018/05/31 (木) 14:11 ID:zREEd9cM No.3129
「私の犯した過ちは言い訳が出来ないことです。
いかなるお叱りも覚悟しています。
でも・・、今は・・・、
お叱りは後にしていただいて…・」

ここで咲江は言葉を飲み込み、じっと夫を見つめているのです。

「今は・・・、とってもほしいのです…
先ほどから体が我慢できないほど疼いているのです‥‥
ああ・・、堪らない…・・」

両足をすり合わせるようにして悶えているのです。何事が起きたのかと夏樹が咲江を見ています。

「あの女の出現で、挿入は果たせなかったのです‥。
それは、それで、良かったと思う反面・・・、
その気になっていた体が・・、
ああ・・、我慢できません‥‥」

夫の視線の中で、咲江は体を丸めて、低いうめき声を出しながら、震えているのです。すべてを理解
した夏樹はソファーから滑り降り、相対してソファーに座っている咲江の肩に手を寄せて引き寄せ、
抱きしめました。先ほどよりさらに強い女臭が彼の鼻腔を襲っています。

男と女はソファーから滑り降り、床に座って抱き合っています。顔を上げ夫の唇に自らの唇を寄せ吸
い付いています。

さらに強く夫は妻の体を抱きしめました。こんなに欲情した妻を夫は一度も見たことがありません。
どう取り扱うべきなのか夏樹には見当さえつかないのです。ただ強く抱きしめるだけなのです。

「ああ…、嫌…」

何かに焦れたような様子で、咲江が突然夏樹の腕を振りほどいて、夏樹から少し離れた場所に移動し
ました。そして夏樹に挑戦的な視線を向けて、床に腰を下ろしたまま、彼に向かって両足先を突き出したのです。

「ああ…、我慢できない…、
いやらしい女に成ったと軽蔑しないでください、
これが本当の私なのです…
ああ…我慢できない・・、スミマセン…」

スカートの裾を巻き上げ、両脚を思い切り開きました。足先を夏樹に向けていますから、ショーツの
無い股間がもろ出しになり、そこから愛液が噴出して、床に雫がしたたり落ちているのが夏樹からで
もはっきり見えます。

女はためらわず、右手の指を・・、二本・・、ズブズブと、股間に差し込んだのです。そして、かな
り激しく出し入れを始めました。夏樹が驚きと興奮で顔を真っ赤にして妻を見ています。こんな姿を
夫に曝したのはもちろん初めてです。

口をあんぐりと開け、両足先を一杯に開き、咲江は低いうめき声を発しているのです。それでいて、
挑戦的な視線は夫から決して外さないのです。咲江の強い意志がその視線からうかがえます。彼女は
ある決意を固めている様子です。

「ああ・・、堪らない・・
ああ・・、見て・・、見て・・・・・」

咲江が叫んでいます。指の動きがさらに激しくなり、水しぶきがほとばしり出ています。

咲江がこんなに欲情した姿をあからさまに見せるのはもちろん初めてのことです。いつもは、しとや
かなのです。抱かれて性感が高まり、ベッドで潮を吹き出す時でさえも、ただうなり声をあげている
だけなのです。そんな咲江はもちろんかわいいのですが、千春と比較すると、なんとなく物足りない
思いを夏樹はずっと抱いてきたのです。


[26] フォレストサイドハウスの住人達(その21)(698)  鶴岡次郎 :2018/06/04 (月) 14:46 ID:tYQF7yO6 No.3130

今・・、欲情した姿を隠そうとしない咲江を見て、夏樹は嬉しくなっています。

〈素晴らしい・・、
悶える咲江は美しい・・・、
50男の愛撫を一度受けことで、
これほど変貌したのだ・・〉

目の前で、欲情して体をくねらせている咲江を見ながら、変貌した彼女の妖艶な姿を観察して、夏樹
はある真実に気がついているのです。50男に弄ばれ、全身を舐められ、挿入寸前まで行き、咲江の
中で何かが崩壊し、新たな芽が噴出した様子なのです。明らかに咲江は一皮も、二皮も剥けたので
す。

〈千春さんのように他の男をたくさん経験すれば・・、
咲江は、もっと淫乱なイイ女になるかも…
女が成熟するためには、
やはり・・、
他の男の精液をたくさん浴びることが必要悪なのか…・〉

こんな時でも冷静に、科学者、夏樹は分析を進めているのです。

「どうしてほしいの・・・、
何が欲しいのかな…?
はっきりと言ったら・・・、
何でも・・、咲江の好きなことをしてあげるよ…・」

破廉恥に悶える妻の姿を見ても彼の表情には笑みがあふれています。千春から手ほどきを受け目覚め
て、それからニケ月に及ぶセックス武者修行で、驚くほどの性豪に成長した春樹です。淫乱な女の素
晴らしさは身に染みて感じ取っているはずです。そして、悶える女をじらす言葉も方法も、聞きかじ
りで、知識は持ち合わせている様子です。それを今実戦に使おうとしているのです。

「ああ・・・、ほしい・・・、
ああ・・・・・・、
あなたのチ〇ポが欲しい・・・」

咲江はその場に立ち上がり着ているものを一気に脱ぎ去りました。

「この汚れた、汚らわしいオマ〇コを・・・、
他の男のチ〇ポを咥え込んだ、この浮気なオマ〇コです・・・
ああ・・、許していただけるのなら…、ここを舐めてください・・、
あなたの舌で、ここを清めてください…」

床に座っている夫、坂上の顔に女陰を押し付けました。夏樹は狂ったように咲江の女陰をむさぼり始
めました。咲江が顔をのけぞらせ、悲鳴を上げています。潮風吹が宙に舞っています。春樹の顔が愛
液でずぶぬれです。

「ああ・・、入れて・・・、
入れて・・、いっぱい入れて……
チ〇ポ・・、チ〇ポ、入れて…・」

長々と床に裸体を投げ出し、両脚を一杯開き、指でビラビラを開き、夫を誘っているのです。一気に
衣服を脱ぎ捨てた夏樹の股間に、偉大な男根が直立して、湯気を上げています。

「ああ…、これ・・、これが・・、欲しかった…
ああ・・、むむ・・・」

その夜、坂上家内では二人の唸り声と、嬌声が明け方まで続いていました。


[27] フォレストサイドハウスの住人達(その21)(699)  鶴岡次郎 :2018/06/06 (水) 11:38 ID:iGXpyASA No.3131
それから三日後、ここは村上の事務所です。村上はいつも通り朝9時30分に出勤しています。その
時、事務所の電話が鳴りました。この店の客筋は夜の商売ですから、こんなに早朝、商談の電話が来
ることないのです。ある不安と、半分ほどの期待をもって受話器を取り上げました。

咲江からの電話でした。携帯電話でなく事務所の電話を使用した咲江の気持ちを村上はまず考えまし
た。村上と由美子の激しい絡みを覗き見してから三日過ぎているのです。傷心を抱いて帰ったに違い
ない咲江からの電話です。どのように対応しようか迷っていると、由美子のことには一切触れない
で、少し他人行儀な口ぶりでとんでもない申し入れを咲江はしたのです。

「明日、日曜日、午前中ですが・・、
少しお時間をいただきたいのです…、
いかがでしょうか…」

「明日の午前中か・・、
来客の予定はないので・・
二、三時間なら、なんとかなる…
旦那様が留守にするの‥‥?」

由美子に対抗して咲江を抱けと要求してきたと村上は判断したのです。それならそれでいい、別れ話
をしたばかりですが、村上にすれば別れたくて別れた女ではありませんから、咲江が抱いてくれと言
うのなら、これは渡りに船です。よりを戻すのは歓迎だと、少し弾んだ声で村上は答えたのです。

「それでは明日10時、事務所に参ります‥」

「ああ・・、待っている‥
あの女のことはその時ゆっくり話すから…
きっと、誤解が解けると思う、楽しみにしているよ…
俺にはやはり、奥さんがピッタリなんだ…・
ああ・・、何だか、今すぐにでも抱きたいな…」

村上の誘いの言葉に、咲江はむしろ冷たい声で答えたのです。

「明日は主人と一緒に参ります…」

「なんだと・・・!
旦那と一緒に来るって…?
一体どうしたのだ・・、バレたのか…?」

「お会いして、お世話になったお礼を言いたいと、主人が申しております」

「お礼なんて・・、
まさか・・、お礼参りなのか…。
それなら、それなりの覚悟をしなくてはいけないな‥」

「お礼参りではありません・・、
主人はそんな人ではありません。
総一郎さんとの関係を主人に正直に告白しました。
そうしたら…、
色々お世話になったお礼を申し上げたいと主人が言いだしたのです。
それで・・、明日二人でお伺いすることにしました‥」

「奥さんとの関係を知った上で会いたいと言うのか・・
う・・・ん・・・・」

電話の向こうで村上が唸っています。


[28] フォレストサイドハウスの住人達(その21)(700)  鶴岡次郎 :2018/06/07 (木) 14:24 ID:xIrICaQ6 No.3132

「もし、もし・・・、
総一郎さん・・・、大丈夫ですか…」

「ああ・・、大丈夫だ・・、
少し、びっくりしただけだ・・、
それで・・、どんな話の展開になるのだ…」

「判りません・・、
主人が総一郎さんに会いたいというだけで、
それ以上のことは・・」

不安な気持ちを隠しきれないで問いかける村上の様子が咲江には手に取るようにわかるのです。笑い
出したいのを我慢しながら咲江は、むしろ沈んだ声で答えていました。

「俺と奥さんの関係を知った上で・・、
俺に会いたいと言うのだろう…、
最悪の事態だね…」

「・・・・・・・」

電話の向こうでぶつぶつと独り言を言っています。咲江は黙っていました。

「判った…、大体の背景は読めた・・、
ご主人の意図も、何となく判った…、
受けて立とう・・、このまま逃げることは出来ない、
明日、ご主人と会うよ‥」

村上がきっぱりと言い切りました。

由美子との関係を目撃した咲江が、村上に裏切られた悔しさが募るあまり、正気を失い、今までの浮
気行為をすべて旦那に告白したと、村上は考えたのです。

〈あの男、村上に騙されたのです…、
何も判らない素人の私を犯し、脅かし、一年余り弄んだのです。
そして、私に飽きが来たのでしょう、あっさり捨てたのです…〉

このような告白をしたのだろうと村上は考えたのです。

咲江の旦那がその告白を聞き、どのような気持ちになり、村上に何を仕掛けてくるのか、読めない部
分が多いのですが、ここまで来た以上、坂上夏樹に会って、彼の出方を見ないことには先へ進めない
と、村上は考えました。そして、いずれにしても、他人妻を抱いたのは事実で、話がこじれれば、金
で解決する道しかないと村上は覚悟を固めたのです。

「ありがとうございます…、
それでは、明日10時きっかりに事務所を訪問します‥」

この時、村上はあることに気がつきました。ひと時の驚きから覚めて、冷静に咲江の言葉を聞くと、
咲江がかなり陽気な雰囲気なのです。電話の声も終始軽やかで、明るいのです。浮気がバレて、主人
に手を引かれ、愛人の前に引き出される哀れな主婦とは思えないほど朗らかなのです。

「ああ・・、総一郎さん・・、
主人にはすべて、在りのまま告白したと言いましたが、
少し嘘が入っています・・。ふふ・・・・」

「・・・・・・・」

今度は村上が黙って聞く番です。咲江が何を言い出すのか少し不安な気持ちになっています。


[29] フォレストサイドハウスの住人達(その21)(701)  鶴岡次郎 :2018/06/11 (月) 15:37 ID:69K.pIZ. No.3133

「だって・・、そうでしょう・・・、
一年前から浮気がつづいていて、
何十回も総一郎さんに抱かれたなど・・、
あまりにひどい裏切り行為だから・・・、
とても、主人には言えませんでしょう…・」

「・・・・・・・」

「抱かれる気になったけれど・・、
未遂に終わりました・・
そのように、主人には告白しました…」

「そう言うことか…、
脅かさないでくれよ・・・、
それなら、そうと、最初から言ってほしい・・、
奥さんを寝取った男として、
旦那と対決するつもりになっていたんだよ…」

村上は安どしています。

「ふふ・・・、そんなに驚きましたか・・、
少し、肝を冷やした方がいいのです‥、
浮気者の総一郎さんは、少し怖い思いをした方がいいのです…」

「・・・・・・」

村上は首をすくめて、黙っています。咲江が由美子のことに、暗に触れているのは確かなのです。こ
こは黙るしかないと思っているのです。

「路上で転んでケガをして、助けていただいたのが縁で村上さんと知り合いになったことはそのま
ま、嘘偽りなく夫に話しております。ただ、暗い路地で助けていただいたのは、一年前でなく、ほん
の二週間前だと話しました。そして、ここが大切なところですが、男と女の関係は未だだと伝えてい
ます‥」

「正直に告白しないと決めたのなら、
ただ、困っているところを助けられたと言えば済む話だろう…
わざわざ誤解を招く言葉、男女の関係は未だだと、言う必要ないだろう‥」

村上は当然の疑問を抱き、咲江の意図が理解できなくて困惑しています。

「ふふ・・・、
そんなに慌てなくてもいいわよ‥」

「・・で、どこまで話しているんだ・・」

「二週間前、路上で数人の酔っ払いに絡まれているところを総一郎さんに助けられ、事務所で傷の手
当てを受けて、お土産までもらって、ハイヤーで自宅へ送っていただいたことになっている・・・」

「まあ・・、ケガをして、治療したのは事実だからね・・、
日付以外は、当たらずとも遠からずだ・・・。
二週間前、酔っ払いに絡まれている奥さんを助けたことにするんだね‥
判った・・、私もその線で、口裏を合わせるよ・・・」

「それだけではありません、もっと大切なことを夫に話しました。
その事件から一週間後、今日から三日前のことになりますね・・・、
そう・・、あなたとあの女が激しく絡み合っていた日のことです・・」

ようやくあの日のことに咲江が直接言及して来たのです。村上は身構えていました。

「ふふ・・・、安心してください…、
あの女のことは、夫には話していません…、
これから先も・・、多分・・、誰にも話さないと思います‥
だから・・、村上さんも忘れてください…」

「判った・・、あの日のことは忘れる‥」

事務的な口調で咲江が話しています。咲江自身にとっても、由美子と村上の関係は出来れば忘れたい
ことなのです。その咲江の気持ちが村上にはよく判るだけに、咲江には酷いことをしたと、いまさら
ながらに、村上は後悔しているのです。


[30] フォレストサイドハウスの住人達(その21)(702)  鶴岡次郎 :2018/06/12 (火) 16:31 ID:bTJ74AZI No.3134

「その日、お世話になったお礼に事務所に伺ったと夫に話しております。
食事をごちそうになり、アパートに誘われ、
自分の意思で村上さんの部屋へ行ったと話しました・・・」

「・・・・・・」

「玄関入るなりキッスをされ、裸に剥かれて、ベッドに運ばれ、
体中・・、当然アソコもよ、舌と指で全身を愛撫された・・と、
そのように説明しました…」

「おい、おい・・、本当にそこまで告白したのか…」

「はい・・、
お礼のため再びあなたを訪ねると決めた時から、
求められれば、あなたに抱かれてもいいと決めていたと、
夫に告白しました・・・・」

「やれ、やれ・・・」

妖しくなってきた雲行きに、村上は不安いっぱいです。

「キッスも、裸になったのも、体中を舐めていただいたのも、
全部、私がそうしてほしかったことだと、夫には伝えました‥。
だって・・、その通りだもの・・、
どこか・・、間違っていますか・・?」

「う・・、う・・・ン・・・
お互いその気があったのは確かだが・・、
そうはいっても、不倫は、不倫だからね・・、
普通はそこまで、夫には告白しないよ・・・・
お二人は変わっているね・・・」

「ただ・・、話したかった…、
隠さず全部、夫に話したかった・・、
それでも、一年前からの関係であることは、
さすがに話せませんでした…。
本当はすべて告白すべきだったと、
今でも、少し・・、気になっています‥」

「隠し通すのがつらくなったのだろう…
旦那にすべて告白する時が来たと感じたのだろうね・・
旦那への強い愛情が、奥さんを動かしたのだろう‥」

「主人を思う気持ちは、いつも強く抱いています。
ただ・・、あの女との関係を目撃して、
総一郎さんとの関係を、主人に隠し通すことの意味が・・、
私には分からなくなっていたのです‥」

「・・・・・・・」

村上の不安は的中したのです。由美子と村上の絡みを覗き見た咲江は、浮気な村上の本心を悟ったの
です。夫を裏切ってまで誠を尽くすほどの相手でないと思ったかもしれないのです。村上は咲江の次
の言葉を待っていました。咲江がゆっくりと言葉を吐きだしました。

「浮気な総一郎さんが嫌いになったのではなく、
総一郎さんと絡み合っているあの女を見て・・、
自分自身を見ているようで・・、
恥ずかしくなったのです・・・。
こんな見苦しいことを続けていてはいけないと思いました…
あの女が・・・、私の背中を押した…・・」

「判った・・、
それ以上は、何も言わないでくれ・・・・、
全て・・、俺の責任だ・・、
見苦しい行為を続けさせたのは俺だ‥‥。
咲江には辛い思いをさせた…
あの女とはそれほど深い関係でないのだが…、
いや、いや・・、言い訳は良そう…・
いずれにしても、咲江をそこまで追い込んだのは、俺だ…
堪忍してほしい…・・」

受話器を持ったまま、ゆっくりと頭を垂れています。



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