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フォレストサイドハウスの住人達(その12)

[1] スレッドオーナー: 鶴岡次郎 :2015/09/11 (金) 14:26 ID:UJ4zW1Bo No.2747

山口の問題は片が付いたのですが、今回の事件の元を質せば、それは千春の体に芽生えてきた堪え
がたい疼きのせいだと言えます。万人に一人の感性に恵まれた千春は、夫、杉浦三郎と愛人、佐王
子保に交互に抱かれ表面上は穏やかな生活を続けていたのですが、子供が幼稚園に入学し子育てに
一区切りが来たことで、本来の女性機能がより活発に動き出したのです。

幸恵のアパートで出会った運転手の杉下にあっさり抱かれ、彼の仲間である隆司と山口を交えた5
Pの遊びに溺れたのも、全て千春のたぐいまれな性感が活発に動き出した結果だと思います。この
先、千春はどこへ向かうのでしょうか・・、もう少し千春を追ってみます。相変わらず、大きな変
化の少ない市民の話題です。ご支援下さい

毎度申し上げて恐縮ですが、読者の皆様のご意見、ご感想は『自由にレスして下さい(その11)』
の読者専用スレにご投稿ださい。多数のご意見を待っています。    

また、文中登場する人物、団体は全てフイクションで実在のものでないことをお断りしておきます。

発表した内容の筋を壊さない程度に、後になって文章に手を加えることがあります。勿論、誤字余脱
字も気がつけば修正しています。記事の文頭と、文末に下記のように修正記号を入れるようにしま
す。修正記号にお気づきの時は、もう一度修正した当該記事を読み直していただけると幸いです。

・〈(1)2014.5.8〉 文末にこの記事があれば、この日、この記事に1回目の手を加えたことを示  します。
・〈記事番号1779に修正を加えました。(2)2014.5.8〉 文頭にこの記事があれば、記事番号1779
 に二回目の修正を加えたことを示し、日付は最後の修正日付です。ご面倒でも当該記事を読み直し
 ていただければ幸いです。


[35] フォレストサイドハウスの住人達(その12)(399)  鶴岡次郎 :2015/12/08 (火) 16:31 ID:41EOC9qo No.2784

一瞬の驚きから回復した山口が、それでもうれしい気持ちを抑えきれない様子を見せて口を開きま
した。

「千春さん・・・、
本気ですか・・・、後悔しませんか・・」

「ハイ・・・・・・・・」

笑みを浮かべて頷いています。

「男の私から言い出すべきでした・・・、
今日・・、あなたに出会ったその瞬間から、あなたが欲しかった・・・」

「・・・・・・・・」

濡れた瞳で千春が山口を見つめています。

「でも・・、神本さんと約束したのです。
あなたのことは忘れる、決してあなたの前には表れないと・・・
口が裂けてもあなたが欲しいとは言えなかった・・・」

「判っていました・・・、
山口さんが私を欲しがっているのは会った時から判っていました・・・、
何故、直ぐ手を出さないのか、じれったかった・・・・」

山口の視線から強い男の欲望を察知し、彼の股間がずっと緊張しているのを感じ取り、千春自身体
を濡らし始めていたのです。

「本当にいいのですか・・・
うれしいことですが・・、無理をしないでください・・・・」

「無理はしていません・・・、
あなたに抱かれたいのです…」

「ご主人には・・、
僕のことを何というのですか・・・・」

「さあ…、何と言おうかな・・・・、
いきなり押し倒されて、抵抗できなかったと言おうかな・・」

「そんな・・・・」

「嘘、嘘・・・、
今日話し合った内容を正直に話せば・・・、
多分・・・、許してくれると思います・・・
私達、夫婦・・・・・、愛し合っていますが・・、
少し変なんです・・・・、
多分・・、私のせいだと思います・・・・」

一瞬に疑わし気な表情を浮かべた山口ですが、それ以上質問を重ねませんでした。彼なりに千春と
夫の微妙な関係を理解したのかもしれません。

「ああ・・、なんと嬉しいことだ…、
夢なら醒めないでほしい・・・・」

「そんなに大げさに喜んでいただくほどの女ではありません・・・、
ただの、スケベな、浮気好きの子持ち主婦ですから・・、フフ…
今日だけは、一人の女としていっぱい可愛がってください・・・」

山口が手を伸ばすと千春は自分から体を預け、男の唇を受ける態勢をとっています。二人の唇が
しっかりと合わされました。激しく、優しく二人の唇が絡み合い、互いの舌が出入りしています。
湿った音が森の茂みに付い込まれています。


[36] フォレストサイドハウスの住人達(その12)(400)  鶴岡次郎 :2015/12/09 (水) 15:23 ID:68fhe7bQ No.2785
30分経っても滑り台の処に来ない千春を捨てて、三郎は長男を連れて先に自宅へ戻りました。帰
り道、広場のトラックを見たのですが、山口のトラックは元の場所に停めてありました。二人は未
だ森の中に居るのだと思いながら、ある予感が三郎にはありましたが、それで不機嫌になることは
ありませんでした。

日暮れ近く千春は戻って来ました。少しやつれた様子ですが、全身から女の妖気と言うか、精気と
言うか、妖しい熱気が発散されていました。こんな様子を見せる時は、千春は決まって男に抱かれ
て来ているのです。そのことを三郎は良く知っています。

「あの若い・・、トラックの運転手に抱かれたのか…」

「・・・・・・・・」

笑みを浮かべたまま、三郎が聞いています。子供は散歩に疲れたようで、未だ昼寝から起きていま
せん。三郎が差し出したコップ一杯の水を一気に飲みほして、千春がこっくり頷いています。

「以前・・、話したことがあったでしょう…、
お店に勤めると決まった後、佐王子さんの店に遊びに行った時・・・、
私から申し出て、臨時にお客をとったことがあったと・・」

「イヤ・・・、はっきり憶えていないが・・・
まあ・・、今となってはどちらでもいいことだが・・、
あの若い男が、最初のお客だったわけだ・・・」

「ハイ・・・、そう言うことです・・・」

幸恵を交えた5Pの話は三郎には生涯秘密にするつもりなのです。これまで夫に隠し事をしたこと
はないのです、これから先も、こと男に関しては秘密を持たないと決めているのですが、あの5P
事件だけは夫に知られたくないと思っているのです。

「正式にお店に勤めるようになってからも、二、三度指名してくれました・・」

今では千春は佐王子の店に週二、三日ソープ嬢として出ているのです。勿論、三郎と佐王子が良く
話し合って、この方法でしか千春の欲望を治め切れないとの結論に行き着いた結果です。

「ここに住んでいることも、主人と子供がいることも、お店では一応秘密にしていますから、公園
で顔を合わせた時は『しまった・・』と思いました。逃げるわけには行かないので口止めするつも
りで少し話し合ったのです・・・・」

「それで・・、話し合いがこじれて、口止め料のつもりで抱かれたのか…、
そんなことをすれば、つけあがらせて、まずいことにならないか・・・
店の誰かに口止めを頼むほうが良かったのでは・・・・」

「いえ・・、口止め料のつもりではありません・・・
私・・・、どんなに間違っても、そんなことは絶対しません・・・・
脅かされたり、口止めのつもりで、この体を差し出したりしません・・、
これでも抱かれる時はそれなりに考えるのです・・・
脅かされて抱かれるくらいなら・・、命を絶ちます・・・」

かなりきっぱりと千春が言い切っています。少し驚いた表情で三郎が妻を見ています。


[37] フォレストサイドハウスの住人達(その12)(401)  鶴岡次郎 :2015/12/13 (日) 16:06 ID:GKS9Rlgc No.2786

千春の剣幕に三郎は驚いているのです。彼としては軽い気持ちで言ったのですが、どうやら千春の
琴線に触れる会話だったようです。

「判った・・・、
僕が悪かった・・、悪気があったわけではないのだ、聞き流してくれ・・」

「私こそ・・、ちょっと言いすぎでした・・。
男にだらしがないのを棚に上げて、
脅かされて、体を差し出すようなことはしないと見栄を張っても・・、
誰も信用しませんよね・・・、スミマセン…」

「いや・・、いや・・、
千春の心と体の苦悩をよく理解していないから、思わず口が滑ったのだと思う…、
赦してくれ・・・これからはもっとお前の気持ちを理解するよう努めるよ・・・」

「そんな・・、三郎さん…」

三郎が先回りして頭を下げて、この場は治まりました。いつも欲情していて、夫の他に愛人までい
るのに、それでも足りなくてソープ勤めをしている千春です。口止め料として自身の体を差し出す
ことなど簡単なはずだと三郎が思ったのは確かです。しかし、どうやらそれは間違っているような
のです。千春の中にある女のプライドがそうした安易な行為を嫌っているのです。改めて複雑な女
ごころを教えられ、三郎は身を引き締めていました。

「彼・・、山口さんと言うのですが・・・、
私達三人を見て、愕然としたそうです・・」

「愕然とした・・・・?
そんなに驚くことかな・・・、
千春に男がいないとでも思っていたのかな・・・」

「そんなことはないと思います…
絵にかいたような幸せ家族の姿を見たせいだと思います・・」

「・・・・・・」

良く判らないと言う表情を三郎が浮かべています。

「三郎さんと別れた後、彼に近づき声を掛けると、
いつもと違い、やけによそよそしいのです・・。
様子がおかしいので無理矢理聞き出したのです…」

「・・・・・」
 
「彼・・、近い内に北海道へ転勤になるそうです。
今日にでも店に顔を出して、私に別れの挨拶をするつもりだったのです。
でも・・、偶然・・、私達の姿を見て・・・、
がっくりきたそうです・・・。
店に寄るのは止めて、黙って去るつもりになっていたと言いました・・」

「・・・・・・・」

話の雲行きが怪しくなってきたのを察知して三郎は口をはさみません。

「彼・・、突然告白したのです・・・・。
真剣に、私との結婚を考えていて、
今日にでも店に顔を出して申し込むつもりだったと言いました・・」

「エッ・・・、結婚・・・、
ソープ嬢でかなり年上のお前とか・・・・
イヤ・・、失礼、失礼・・、
いや・・・、そんなこともあるだろうな・・・」

本当に驚いた様子で、三郎は笑いを必死でこらえています。


[38] フォレストサイドハウスの住人達(その12)(402)  鶴岡次郎 :2015/12/14 (月) 11:26 ID:dsNG1Nu. No.2787

「もう・・・、そんなに驚くことではないでしょう!・・」

三郎が必死で笑いを抑えているのを千春が察知して、不機嫌な顔を作って抗議しています。

「私だって、捨てた者でないことが判ったでしょう・・。
彼は真剣に考え、そして結論を出したのだと思います・・。
苦界から私を救い出すことが出来るのは彼だけだとも言っていました・・・」

「そうか、独身であるにしても、所帯を持っていたにしても・・、
ソープに勤めるほど困っているのなら・・・、
その泥沼からお前を救ってやりたいと彼は思ったのだね・・・」

「その通りです・・・。
でも・・、幸せそうな私たちの姿を見て、彼の出る幕はないと思ったのです」

「・・・・・・・」

三郎は黙って耳を傾けています。下手に口を挟めないと、賢明にも判断出来ているのです。

「彼・・・、
幸せか・・と聞いてくれました・・。
幸せ・・と私が答えると・・・、
彼・・、微笑んで頷いていました。

その笑顔を見てジーンときました・・。
私・・、久しぶりに男の大きな愛情を感じることができました・・」

しんみりした調子で、夫の前で決して口に出してはいけない言葉を出しています。逆説的に言えば、
それだけ、夫、三郎を愛し、信頼している証拠かも知れません。

「それで・・、可愛そうになって・・・、
抱かれることにしたのか・・・」

「同情したわけではありません、
彼が好きになったのです・・、
とても素直な、男らしい人だと気が付き、惚れたのです・・」

「なるほど…」

「それに・・、何といっても・・・・
この歳の私に惚れて、結婚を考えてくれるなんて、
うれしいでしょう・・、三郎さんだって喜んでくれるでしょう・・・」

「妻が若い男から結婚を申し込まれたのだから・・、
まあ・・、複雑だが、不愉快な気分ではないね…
それでお礼の気持ちで抱かれたのか・・・・」

「いえ・・、もっと単純に・・・、
抱かれたいと思ったのです・・・」

「要するに欲しくなったわけか・・・
それにしても、結婚を申し込まれる毎に抱かれていては・・・、
まあ・・、その話はいいか・・・
それで・・、彼、何歳だ・・・」

「多分・・、二十四か、五だと思います…」

「そんなに若いのか…、
そうだろうな・・、
ソープの娘(こ)に真剣に惚れるにはその若さが必要だろうね…」

山口の歳を聞いて浦上三郎はほとんど絶句していました。一廻り以上歳が違うのです。そして、その
頃の自分を思い出していたのです。その頃であれば、ソープ嬢に惚れて、結婚を真剣に考えることも
出来るであろうと思っていたのです。


[39] フォレストサイドハウスの住人達(その12)403  鶴岡次郎 :2015/12/28 (月) 16:07 ID:aMPhuBMo No.2789
「それにしても・・・、ホテルへ行ったにしてはお早い帰りだね・・」

「ホテルには行きませんでした・・・、
彼のトラックの中で抱かれました・・・」

「エッ・、トラックの中で抱かれたのか・・・・
公園の中に駐車していたあの車の中でだろう・・・、
凄いね・・、そんなことが出来るんだ・・・・
う・・ん・・・、トラックの中か・・・、
それは…、気が付かなかったな・・・」

妻が若い男に抱かれた事実より、情事がトラックの中で行われたことに異常に関心を寄せている三
郎です。

「その時の様子を詳しく聞きたい・・・・?
とっても面白いハプニングもあったのよ・・・・」

「ああ・・、聞きたいね…、
彼のモノは大きいのか・・・?」

「またそのこと・・、
いつもサイズを問題にするのね…、
ハイ、ハイ・・、正直にお答えします…、
感じ方は違いますが・・・、
サイズは…、
三郎さんとそんなに違わないと思いました・・・」

若さに任せた山口の圧倒的な攻めは三郎をはるかに超えるものだったのですが、そのことには触れ
ないでサイズは同じだと言っているのです。勿論三郎も微妙な千春の表現には気が付いていますが、
そのことには触れません。

余裕の笑みを浮かべて千春がゆっくり語り始めました。

「一緒にトラックに乗る姿を他人に見られたらまずいので、
私が先にトラックに乗り込むように言われました・・・」

「・・・・・・・」

しかめ面をして三郎は千春を無視するようなそぶりでお茶を飲んでいます。三郎が無関心を装う時、
異常にその話題に関心を持っていることを千春は良く知っています。多分、三郎の股間は限界まで
膨張しているはずです。

「初めてだったけれど、案外あの中は広いと思いました・・・、
運転席で下着を取り、Tシャツとスカートになりました・・」

「やる気満々だね…
畜生・・・、奴は喜んだろうな・・・・」

下着を取り去ったことなど、この際、言わなくてもいいことなのですが、夫の嫉妬心を刺激するに
は下着を自分で取ったことを告げるのが一番だと、千春は良く知っているのです。案の定、三郎の
目がギラギラ輝き、息を荒げているのです。

大型トラックの運転席の奥に、運転席とはカーテンで仕切られ、大人一人なら楽々横になるスペース
があります。簡単な寝具と身の回りの必需品が置かれていて、二、三泊なら楽にこなせるようにして
あります。外の様子を確かめながら、千春はベッドへ素早くもぐりこみました。トラックの周りには
数人の人がいるのですが、みんな忙しく働いていて誰も女がトラックに忍び込んだことに気が付いて
いない様子です。

強い男の香りが千春を襲ってきました。ここで抱かれると思うと、それだけで千春はしっとりと濡ら
し始めていました。堪らずそっとその部分に手を伸ばし、脚を開いて、指を一本、二本と入れてみま
す。指に絡みつく内筋の動きがいやらしく、邪険に一気に抜き取ります。ドーっと愛液が溢れてス
カートを濡らしているのです。

もう一度勢い良く指を深々と差し入れます。二本の指に内筋が絡みつきます。さらに深く押し込み、
指先を立てて内部を刺激します。どこを刺激すれば、どんな快感が得られるか勿論よく知っていま
す。もう・・、声を上げて千春はその行為に没頭しています。


[40] ご挨拶  鶴岡次郎 :2015/12/28 (月) 16:11 ID:aMPhuBMo No.2790
今年も押し迫りました。本年のご支援に感謝します。どなた様も良い年を迎えて下さい。
来年は7日過ぎから始動します。 ジロー


[41] フォレストサイドハウスの住人達(その12)(404)  鶴岡次郎 :2016/01/07 (木) 14:46 ID:D0.r4dIg No.2791

山口が乗り込んで来ました。ベッドを覗き込みました。女は膣に入れた指を抜かずに・・、いやその
部分を見せつけるように足を開いて、潤んだ瞳で挑戦的に男を見つめています。狭いベッドに女のす
えた香りが立ち込め、男の鼻孔をくすぐっています。男は寝ている女の額に軽く唇を押し当てまし
た。次の瞬間、もう十分に仕上がっている女がうめき声を上げて、男の首に両手をかけて男の唇に噛
みついています。驚きながらもそこは若さです、すぐさま反撃に出ています。

運転席に座ったまま男が女の身体を抱いて上から圧し掛かるようにして唇を吸っています。喘ぎなが
ら女は巧みにスカートの裾を持ち上げています。そして足を蹴り上げているのです。
腰までまくれ上がったスカートはもう何も隠すことはできません。濡れた女陰が男の視線しっかりと
らえています。女は両脚を天井に向けて開いています。サーモンピンクの内部までよく見えます。て
らてらと愛液が光っています。

「ちょっ・・、ちょっと・・・、待って・・・、
ここではまずいから・・、車を移動するから・・」

女の攻勢にたじたじとなりながらも男は冷静です。

確かにいくら人目を引かないトラックの中とはいえ、周りには数人の人が働いているのです。この中
で絡み合うのはとても危険です。ようやく女も男の心配が判った様子で、男の首に巻いた両手を解き
ました。それでも両脚を開いたままで、愛液を吹き出している女陰は曝されたままです。

女陰に視線を走らせながらも、男は潔く運転席に戻りました。エンジンをかけ、トラックを発進させ
たのです。どこか少し離れた人影の少ない河原へでも行くのかと千春は思っていたのですが、直ぐに
トラックは止まりました。

物産展の責任者には、出発まで森の片隅で仮眠すると伝え、仮眠できる静かな駐車場を知らないかと
山口は尋ねて、回答を得ていたのです。少し離れたところにあるトイレの裏にちょっとした空き地が
あって、普段は誰も寄り付かないところです。そこは勿論、車両進入禁止地帯ですが、特別の計らい
で、誰も来ない静かなこの場所が山口のために与えられたのです。

「さあ・・、これから一時間・・・
千春さんと私の時間だ・・・」

「大丈夫なの・・、こんな処で・・、人が来ないかしら・・」

先ほど人通りの多い場所で男に絡みつき、女陰を曝し男に迫ったことなど忘れたかのように、しおら
しく心配しているのです。

「このトイレは広場からも、散歩道からも外れているから、普段からほとんど使用されないそうだ、
だから、どんなに大きな声を出しても大丈夫だよ・・、
それに・・、エンジンをかけてクーラーを点けておくから・・、運転手が中で仮眠していると思うは
ずだよ・・・」

「まさか・・、女を連れ込んでいるとは思わないのね・・、
フフ・・・・
でも・・、なんだかわくわくするわね…、
こんな処で、昼間から・・、・・・するんでしょう・・・
悪いことしているようで、それが刺激的・・・・」

「悪いことするんだろう・・・」

「ああ・・、それは言わないで・・・」

夫、三郎の顔が脳裏をかすめたのですが、慌てて頭を振りその思いを振り切っています。

「ゴメン・・、ゴメン・・・。
さあ・・、始めるか・・、あまり時間がないよ・・・」

運転席で山口が勢いよく衣類を脱ぎ捨て、全裸になっています。たくましい体を眩しそうに見つめ、
視線は自然と男根に向いています。それは見事に立ち上がり、体を動かす度にゆっくりと揺れて、
筋肉の盛り上がりが見える腹部をその先端が叩いているのです。

女もTシャツとスカートを脱ぎ捨て、それを運転席に投げ入れています。カーテンをいっぱいに開
いて、男がベッドに入り込んできました。そしていきなり、女の両足首を握り、いっぱいに開いて、
股間に頭をうずめています。先ほどから女陰を見せつけられ、散々に刺激を受けている男はもう我
慢の限界に来ているのです。女は勿論待ちきれない状態でした。二人はいきなり最高潮に達してい
るのです。


[42] フォレストサイドハウスの住人達(その12)(405)  鶴岡次郎 :2016/01/11 (月) 11:39 ID:bAkInF2M No.2792

「ダメ・・・・ああ・・・、
そんな・・・・・、ダメ、ダメよ・・・・
ソコは汚れている・・ゥ・・、
ああ・・・、そんな・・・、うれしい・・」

朝、習慣でシャワーを浴びてはいるのです、それでも、夫、子供と一緒に公園を歩き続け、山口と
遭遇し、それなりに男から刺激を受けて女陰は仕上がっているのです。べっとりと濡れ、悪臭では
ありませんがそれなりに強い香りを発散させているのです。そこに男は口を付けようとしているの
です。女の本能が男の口を避けようとしていますが、両足首を握っている強い男の手には到底逆ら
えません。

男の唇の感触をそこに感じた瞬間、千春の全身から力が抜けました。舌が亀裂の中に分け入ると、
もう・・、千春は両脚を自ら開いて男の頭を両手で股間に押し付け始めているんです。

「もっと・・、もっと・・、
強く・・、強く・・、舐めて・・・・
ああ・・、ソコを噛んで・・、
もっと強く・・、ああ・・・・・」

トラックの外に居ても千春の嬌声は聞こえますが、勿論、こんなところへは誰も近づきません。狭い
場所ですから、二人は重なるしか手がありません。最初に昇天したのは山口でした。それでも瞬く間
に蘇り、二ランウンドに突入したのです。

「千春が本気になれば俺だって数分と持たない・・・、
そう言っては何だが・・、素人の男では・・、あっという間だよ・・・
これから先は自分の欲望をコントロールする術を覚えることだ・・・」

幸恵の部屋での5Pで三人の男をことごとく失神させたことを佐王子に告げた時、彼は笑いながら
千春に忠告したのです。一度目あっさり山口が昇天した時、佐王子の忠告を千春は思い出したので
す。抑えきれない快感をなだめ、千春は手加減して山口を攻めました。その効果もあって、山口は
かなりの時間堪えることができました。それでも、悲鳴を上げて何度も千春はのけぞりました。狭
い場所で悶えるのですから、あちこちに体をぶつけています。男と女は上になり、下になり、うめ
き声を上げながら、愛液のしぶきをまき散らしながら悶え狂いました。


間断なく訪れる快感に溺れて女は日常的な感覚をすべて忘れたかのように情事に没頭しています。
ここが公園の中に駐車したトラック内であることも、今の時刻いつもであれば家事を忙しくこなし
ている時間であることも、子持ちの人妻であることも、すべて忘れ、ただ目の前にいる男の体にの
めり込んでいるように見えます。これでも千春は自制して男に接しているはずなのです。底知れぬ
千春の力です。


あたりを憚らない大きな嬌声を上げながら、男に背を向けて跨り、股間を突き上げられながら、千
春は全身をくねらせて悶えています。運転席と仮眠ベッドの間には厚いカーテンがあるのですが、
邪魔になるので最初から左右に絞られ、外から見ると運転席の窓を通して、千春の悶える全身を見
ることが出来ます。

それでも、トラックは便所の側にぎりぎりにくっついて横づけで駐車されているので、誰も好き好
んでこのトラックに近づかないはずです。少なくとも・・、千春と山口はそう信じているのです。

ところが・・、トイレの小さな明り取りの窓が運転席の窓の側に偶然来ていたのです。そして悪い
ことに、山口の運転技術が高いせいでぎりぎりまでトラックを建物に寄せているので、トイレの小
窓と運転席の窓とはほとんどくっつくほど近いのです。

「あッ・・・・・」

完全勃起した男根で突きあげられ、もう少しで千春は頂点に上り詰める状態でした。その時・・・、
千春は信じられないものを見てしまったのです。思わず口を片手で押さえ、声を抑えています。その
姿勢のまま千春の動きが完全に凍り付きました。


[43] フォレストサイドハウスの住人達(その12)(406)  鶴岡次郎 :2016/01/13 (水) 16:23 ID:GKS9Rlgc No.2793
締まっているはずの便所の窓が開け放たれ、そこに女性の顔が見えるのです。その女性の視線と男
の上に乗り、股間に男性器を撃ち込まれ悶えている千春の視線が絡み合ったのです。その距離2
メートルと離れていません。はっきりとお互いの表情が読み取れる距離です。

仮眠ベッドは運転席より少し高い位置にありますから、窓の女から見ると、山口と千春は舞台の上
で絡みあっているのと同じで、その全景が女には良く見えるはずです。いっぱいに両脚を開き、太
い男根を受け入れ、悶えている裸の千春の全部が見えているはずです。そんな千春と視線を絡め合
わせていながら、窓の女は至極落ち着いているのです。昼間の公園では決して起こり得ない景色を
目の当たりにしながら、その表情は穏やかで、笑みさえ浮かべているのです。どうやら窓の女は並
の人ではないようです。千春より年上ですが、かなりの美人です。上品な表情から良家の主婦以外
には見えません。それにしてもこれほどの光景を目にしながら、この落ち着きは尋常ではありません。


その日、窓の女は南口から公園に入って、いつもの習慣で人通りの少ない西側の細い道を選び、公園
内を横切って公園の北口にある友人の店に行く途中だったのです、途中でもよおして来て、人影の薄
いこの便所に立ち寄ったのです。トラックが停まっているのには気が付いていましたが、気にもしな
いで個室に入ったのです。

用足しが終わった時、明らかに悶える女の声、それもかなり高い声が聞こえたのです。思い切って窓
を開けることにしました。

窓をゆっくり開けると、探すまでもなく、目の前で全裸の女と男が絡まり合っているのがはっきり見
えました。二人ともかなり若い人たちです。女の下になっている男の頭はトイレとは反対側にあり、
その表情まで確認できませんが、女は男に背を向けて騎乗位で男の腰のあたりに跨っているのです。
二人の接点もはっきり見えるのです。騎乗位の女は両脚を大きく開いているので、太い男根を咥え込
み、淫液に濡れ歪んだ女陰と、その中に咥えこまれているかなりの一物がゆっくりと上下しているの
さえはっきり見えるのです。

女は何やら叫びながら、自分で乳房を握り、首を振り、腰を上下に動かしているのです。運転席の窓
が締まっているのでそれほど大きくは聞こえませんが、それでも窓の女の耳に十分届いているのです。

窓の女は息をのみじっと見つめていました。目が慣れると男と女の接点もよく見えます。かなり大き
な男根が女陰に出入りしていて、白い泡で濡れているのまでよく見えるのです。

窓の女はそっと右手を股間に伸ばしました。途中で立ち上がったのでショーツは足首の位置に下ろし
たままです。既に十分濡れ始めている亀裂に指をうずめてゆっくりと擦ります、痺れるような快感が
いっぱいに広がり思わず声を出しています。その声が聞こえたかのように、男の上に居た千春が窓の
外へ視線を移しました。信じられない光景・・、窓の女を見つけ、驚愕の表情を浮かべています。

一瞬、驚き慌てた千春ですが、窓の女の落ち着きを見て、覚悟を固めたようで、止めていた腰を再び
動かし始めました。それでも、視線は窓の女に向けたままです。千春の下にいる男は窓の女の存在に
全く気が付いていない様子です。

山口が強く突き上げました。不意を突かれた千春は悲鳴を上げてのけぞっています。窓の女が口に手
を当てて笑っています、千春も連られて笑っています。そして次の瞬間、千春は積極的に体を上下に
動かし始めたのです。声も高く上げています。まるで・・、窓の女に見せつけるように情事に没頭し
始めたのです。おそらく女の耳に、千春の悲鳴、ぶつかり合う肌の音、性器のきしみ合う音までが届
いていると思います。そして、白い泡を吹いて男根を飲み込んでいる部分が良く見えるはずです。

千春は一気に頂点に駆け上がりました。首をのけぞらせ悲鳴を上げて背から男の上に倒れ込んでいま
す。千春は両脚を上に突き上げ大きく開いています。衰えを見せていない男根がばね仕掛けのように
千春の亀裂から抜け出て、ぶるぶると震えています。窓の女から濡れた男根とサーモンピンクの内壁
を見せている女陰が良く見えます。窓の女も声を上げ、目を閉じ指を深々と亀裂に押し込んでいま
す。軽く逝ったようです。女の大腿に流れ出た愛液が光っています。


[44] フォレストサイドハウスの住人達(その12)(407)  鶴岡次郎 :2016/01/15 (金) 11:47 ID:X5szSSzs No.2794
三人がそれぞれに逝った後、静寂の時間が訪れました。勿論山口はまさか自分たちの情事が覗かれ
ているとは夢にも思っていません。長々と体を投げ出し、未だ緊張感の残っている男根を誇らしげ
に曝しているのです。白い愛液にまみれた男根が窓の女からよく見えます。男の上に背中から倒れ
込んだ千春は股を開いたままです。窓の女に向けた千春の股間から白い液が流れ出しています。ど
うやら中に出すことを千春は許しているようです。窓の女は窓枠に片手を置き右手は股間に挿入し
たまま、肩で大きく呼吸しながら、重なり合った二人をじっと見つめているのです。

千春がゆっくりと起き上りました。窓の女がまだそこにいるのを確かめて、足先からゆっくりと運
転席に滑り降り、千春は手を伸ばし、ボタンを押し運転席の窓を開けました。千春と窓の女は互い
ににっこり微笑みを交わしました。二人の距離は低い声で普通の会話のできるところまで近づいて
います。

窓の女が尋常な人物でなく、自分と同じか、それ以上に好色な女であると千春は本能的に察知して
いました。勿論、千春の情事を間近で見ている窓の女は千春の奔放な性を十分に察知しているので
す。互いに相手を「出来る女」と察知していることになります。

「大丈夫・・・?」

「エッ・・・」

「無理やり引きずり込まれ、犯されているのではと心配した・・・、
警察に届けようか・・・?」

「大丈夫です・・、
警察などに届けないでください・・・、そんなことをされては困ります。
私がこうなることを望んだことだから・・・・」

千春が慌てて否定しています。警察などに通報されてはたまらないのです。千春の慌てた様子を見て
窓の女が笑っています。

「冗談よ・・・、冗談・・・、
警察に言ったりしません・・・、
あなたがその気になっているのは最初から判っている・・。
ところで…、浮気でしょう…」

「判ります・・・?」

「勿論・・、旦那となら、こんなところでしないでしょう・・
それに・・・、あんなに燃えない・・・・」

「そう言えば、そうね…、フフ・・・・」

窓の女から見ると、運転席を少し見下ろすようになり、千春の全身が・・、濡れた股間まで見える
のです。そして、千春の視線で見ても、個室の全景が視界に収まり、窓の女が下半身裸で股間に指
を伸ばし、亀裂に指を入れたままなのが良く見えるのです。さらによく見るとブラウスのボタンが
全部外され、白いブラが上に押し上げられ、小ぶりの乳房が見えるのです。どうやら窓の女は乳房
と股間を同時に愛撫していたようなのです。そして、何故か自慰をしているのを千春に隠すつもり
はない様子です、むしろ見せつけるつもりと思われるのです・・・。

「私を見て感じて下さったようですね・・・・」

千春は窓の女の下半身に視線を止めて、はっきり見える陰毛を見ながらにっこり微笑んでいます。
窓の女も淫蕩な笑みを浮かべて頷いています。

「そうよ・・・、何から何まで・・、全部・・・、見せていただいたのよ・・・、
あなたのアソコ・・・、膨らんで、お汁をいっぱい出していた・・・
太い大きなモノが出入りしているのまでしっかり見せていただいた。
凄い景色だった・・・、私・・・、すっかりその気にさせられて・・・、
堪らなくなって・・・、この通り弄繰り回していた・・・、ほら・・・・」

窓の女は股間に添えていた右手を持ち上げ、千春の鼻先にかざしました。白い指がそれと分かるほ
ど濡れて光っていました。

千春はしばらくその指を見つめていましたが、黙って顔を寄せその香りを確かめ、唇を寄せ、いき
なり二本の指を口に入れました。窓の女は少し驚いた様子ですが、嫌がりもせず、じっと指を千春
の口に預けたままです。

「美味しい・・・、いい香り・・・」

二本の指を解放し、千春がにっこり微笑んでいます。窓の女も微笑みを返しています。この行為で
二人の女は互いの好色な性を十分に確認できたようです。互いの警戒心が完全に消え、二人は奇妙
な同族意識、さらに言えば、親近感さえ抱き始めているのです。



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