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フォレストサイドハウスの住人達(その12)

[1] スレッドオーナー: 鶴岡次郎 :2015/09/11 (金) 14:26 ID:UJ4zW1Bo No.2747

山口の問題は片が付いたのですが、今回の事件の元を質せば、それは千春の体に芽生えてきた堪え
がたい疼きのせいだと言えます。万人に一人の感性に恵まれた千春は、夫、杉浦三郎と愛人、佐王
子保に交互に抱かれ表面上は穏やかな生活を続けていたのですが、子供が幼稚園に入学し子育てに
一区切りが来たことで、本来の女性機能がより活発に動き出したのです。

幸恵のアパートで出会った運転手の杉下にあっさり抱かれ、彼の仲間である隆司と山口を交えた5
Pの遊びに溺れたのも、全て千春のたぐいまれな性感が活発に動き出した結果だと思います。この
先、千春はどこへ向かうのでしょうか・・、もう少し千春を追ってみます。相変わらず、大きな変
化の少ない市民の話題です。ご支援下さい

毎度申し上げて恐縮ですが、読者の皆様のご意見、ご感想は『自由にレスして下さい(その11)』
の読者専用スレにご投稿ださい。多数のご意見を待っています。    

また、文中登場する人物、団体は全てフイクションで実在のものでないことをお断りしておきます。

発表した内容の筋を壊さない程度に、後になって文章に手を加えることがあります。勿論、誤字余脱
字も気がつけば修正しています。記事の文頭と、文末に下記のように修正記号を入れるようにしま
す。修正記号にお気づきの時は、もう一度修正した当該記事を読み直していただけると幸いです。

・〈(1)2014.5.8〉 文末にこの記事があれば、この日、この記事に1回目の手を加えたことを示  します。
・〈記事番号1779に修正を加えました。(2)2014.5.8〉 文頭にこの記事があれば、記事番号1779
 に二回目の修正を加えたことを示し、日付は最後の修正日付です。ご面倒でも当該記事を読み直し
 ていただければ幸いです。


[25] フォレストサイドハウスの住人達(その12)(389)  鶴岡次郎 :2015/11/11 (水) 14:47 ID:bAkInF2M No.2772

噂話に興奮して夫の前で自慰する好色な幸恵と、凄まじいオスの吸引力を持つ神本が織りなすトーク
を聞いてただ感嘆している佐原の心を見透かしたように、股間に伸びた手の動きを止めて、淫蕩な笑
みを浮かべて幸恵が言いました。開いた脚は閉じていませんから、股間の茂みは佐原からよく見えま
す。

「私…、本当のことを言うと一度だけ・・・、
彼の背中を見たことがあるの・・・」

「なあ・・んだ…、そう言うことか・・」

「ううん・・・、抱かれたわけではないの・・・、
事務所で着替えをしている彼を偶然見ただけなんだけれど・・・
そのあまりの迫力に私・・・・、
固まってしまって・・、じっと背中を見つめていた・・・・」

かなり前のことだと思いますが、幸恵には昨日のことの様に思い出されるのでしょう、目をキラキラ
輝かせて話しはじめました。

事務所の扉を開けたまま、私服を脱ぎ、Yシャツ蝶ネクタイの制服に着替えようとしているところへ
少し早めに出勤してきた幸恵が遭遇したのです。幸恵の視線を感じ取り、神本は首だけを捻って幸恵
を見て、にっこり微笑みました。

「私・・・、
優しい彼の微笑みを見て、泣き出したいほど感動していた・・」

「そこまで惚れるとは・・、
もう・・、神本の存在はスターの領域だね…」

佐原が笑いながら茶化しています。その軽口には乗らないで幸恵は真面目な表情で話を続けました。

「あの・・・、触ってもいいですか・・・」

「エッ・・・、ああ・・・、この傷ですか・・・、
こんなモノで良かったら・・、いくらでも・・」

神本はそう言って、着けかけたシャツを脱ぎ捨て、改めて背を幸恵に向けたのです。右肩から、左腰
のあたりまで深い刀傷が走り、左肩、背中中央、そして右腰のあたりにライフル銃の貫通傷が残って
いました。幸恵は近寄り、そっと刀傷に指を添え、上から下へゆっくり滑らせました。そして、背の
高い神本の背中に顔を寄せ、刀傷にゆっくり唇を付けました。

「私・・・、それだけで立っていられないほど興奮してしまって・・・、
滴るほど濡らしていた・・・・
今でも、その時ことを思い出すと、酷く濡れるの・・・
ああ・・・、堪らない・・・・・」

唇を押し付け、男の腰に両手を巻き付けて、幸恵は男の傷に舌を這わせました。干し草に似た男の香
りが女の鼻孔を刺激し、女はほとんど失神するほど感じていました。自然と体が動き、幸恵は全身を
男に密着させ、両脚を開き、腰を妖しく動かし、男の太ももに女陰を押し付けていたのです。

「幸恵さん・・・、もう・・・、宜しいですか・・・
誰かが来ると不味いですから・・・」

後ろから腰に回された女の手をやさしく解きながら神本が声を掛けました。

「ああ・・・、ス・・、スミマセン…」

夢から醒めたように慌てて幸恵は神本の背中から離れました。男の背にはうっすらと口紅と唾液の痕
跡が残されていました。

「ああ…、何だか変・・・、堪らない・・・、
あなた・・、あちらに行きましょうよ・・」

ほとんど腰の位置までスカートの裾が巻き上げられ、二本の指が激しく動き、そこから隠微な水音さ
え聞こえてくるのです。幸恵はもう自慰に夢中です。自分自身の話に酔いしれている様子です。

「良い話だね…、
私も・・、神本に会いたいね…、
抱かれたいとまでは・・・、今のところ、思わないが・・・・・」

すこしその気がある佐原がうらやましそうにつぶやいています。二人はもつれあうようにして寝室へ
向かいました。彼らの通った後に、点々と衣類が残されていました。最後のショーツが寝室の扉の前
に落ちていました。


[26] フォレストサイドハウスの住人達(その12)(390)  鶴岡次郎 :2015/11/16 (月) 12:13 ID:UlkFm./E No.2773

あの事件が終わってから・・、そう・・、山口が幸恵たちの前から消えてから・・、半年も経った
ある日のこと、その日は金曜日でした。青い空がどこまでも広がる気持ちのいい日なのです。浦上
三郎と千春は、長男を真ん中にして、マンション前の公園内を散策しています。珍しく三郎が休暇
を取り、長男も幼稚園を休ませて、こうして親子水入らずで散歩しているのです。久しぶりのこと
です。

公園の中央に比較的広い池が広がっていて、その前の広場に屋台が並び、池を背景にして舞台が作
られているのです。大小数台のトラックが駐車していて、大勢の職人が忙しく立ち働いています。

「ああ・・、秋祭りの準備が始まったのね…
○○・・、ほら見てごらん・・・、いっぱい屋台が並んでいる・・・
今夜見に行こうね・・・・、」

千春が指をさし、長男に教えています。金曜日の夜から日曜日にかけて開かれる秋祭りの準備が始
まっているのです。

その時・・・、千春は強い視線を右の頬に感じ取りました。反射的にそちらに顔を向けました。そ
ちらの方向、20メートルほど離れた場所に、大型トラックが止まり、数人の男がトラックから荷
下ろしをしています。祭りの呼び物の一つである北海道物産展の準備が進んでいるコーナがそこに
あります。数人の作業員の中に交じって、首一つ抜きんでた背の高い男が千春に強い視線を投げか
けているのです。

「や・・、山口さん・・・・」

思わず大きな声を出しそうになり、千春は慌てて口を抑えています。当然、夫、三郎も千春の異常
な様子に気付き、彼女の視線の向く方向を探っています。

「誰…?」

「・・・・・・・」

「知っている人なの…?」

「・・・・・・・・」

「若い男のようだが・・・・?」

「多分・・・、知り合いだと思います・・」

驚きで言葉を失っていた千春がようやく答えています。

「先方も千春に気付いているようだよ・・・」

「ハイ・・・・」

幸恵のアパートでの5P、そして山口にストカーされたことは一切夫、三郎には話していないので
す。これから先も話さないと決めているのです。

「少し前・・、一ケ月程前・・、お店で会ったお客様だと思います。
確か・・・、山口さんと言って、長距離トラックの運転手さんです・・」

「そうか・・、店の客か・・・」

佐王子と浦上が相談して、千春を佐王子の店に出すことを決めたのが三ケ月前です。それ以来週に
二度か三度、店に出ているのです。幸恵の申し出もあって千春が店に出る日は幼稚園に通っている
長男のお迎えは幸恵がすることになっているのです。そういうわけで幸恵と千春は交代で店に出る
形になっています。当然の流れで、幸恵の借りているアパートを千春が使うようになっていて、そ
こへ気に入った男を招き入れることも千春はすでに経験済みなのです。

山口は店の客だと咄嗟の思い付きで夫に告げたのですが、店の客であれば顔見知り程度の付き合い
ではありません、体の関係があるのです。千春はかなり動揺していますが、それ以上に浦上も慌て
ていました。


[27] フォレストサイドハウスの住人達(その12)(391)  鶴岡次郎 :2015/11/17 (火) 15:34 ID:e5D/oiIg No.2774

女房が抱かれた男に遭遇する・・、こんな異常事態が起こることは、千春を店に出すと決めた時、
当然覚悟して準備をしておくべきだったと三郎は少し慌てていました。心の準備が出来ていなくて、
どう対応するべきか何もアイデアが湧かないのです。あらかじめ佐王子に教えを請っておけば良
かったと後悔するのですが後の祭りです。

「彼には・・・、
お前の私生活については何も話してないのだろう・・・」

「ハイ・・、このあたりに住んでいることも・・、
勿論、結婚していることも知らないと思います・・・」

「そういうことであれば、このまま知らないふりをして、
人違いで押し通してもいいのだが・・」

その場に立ち止り、男の視線を痛いほど右の頬に感じ取りながら、それでも男の方は見ないように
して三郎は千春に訊ねています。

「しかし・・、そうもいかない雰囲気だね・・・・
相手はお前の顔をはっきり覚えている様子だ・・・」

人違いで無視するにはそのタイミングを失っているのです。離れたところからとはいえ、かなりの
時間山口と千春はにらみ合って、互いを認識しているのです。いまさら知らない仲だと白を切るの
は難しいのです。

「めんどうなことにならなければいいが・・・、
なんだったら、僕が一緒について行って、挨拶をするか・・・?」

「いえ・・、三郎さんにお願いするほどのことではありません。
私一人で会ってきます・・・」

「しかし・・・・」

「大丈夫です・・。
こんなにたくさんの人がいるし、昼間だし・・・、
それに・・、彼・・、しっかりした仕事に就いていて、
脅しや、嫌がらせをする人ではありませんから・・・・、
変なことは言い出さないと思います。安心してください・・・」

結婚を申し込まれ、ストカー行為をされたと正直に話せば、三郎の覚悟が決まり、夫と山口が対決
する修羅場が来ることは判っているのです。この場はとにかく、三郎と山口を合わせないことが大
切なのです。この場は一人で乗り切ると千春は覚悟を固めていました。

「佐王子さんに連絡を取って、対応策を聞いてどうだ・・」

「こんな時は逃げ出さないで、お客に会って直接話をしなさいと、常々教えられています。
電話をすれば、先ずその指示があると思います・・。
だから・・・、ここでは佐王子さんには連絡しません・・・・」

「・・・・・・」

「もし・・、
話がこじれるようだと直ぐに佐王子さんに連絡を取り、助けを求めます。
とにかく、彼に挨拶をして来ます・・・・」

「・・・・・・・」

心配そうな表情で何かを言いたそうな夫、三郎の返事を待たないで、千春は山口の方向に歩き出し
ていました。そして、何かを思いついたようで、振り返りました。笑みを浮かべて千春は三郎に声
を掛けました。

「あの・・、三郎さん・・・、
その子が帰りたいと言ったら、私を待たないで、先に家へ帰ってください・・・、
話が長引くようだったら、連絡を入れますから・・・」

「判った・・・」

笑みを残して、千春は軽い足取りで山口に向かって歩いています。三郎は千春の後姿をじっと見て
いました。長男が三郎の手を引き、滑り台のある広場の方向へ歩き出そうとしています。三郎は何
度か振り返りながら子供に手を引かれて歩いています。千春は一度も振り返りませんでした。


[28] フォレストサイドハウスの住人達(その12)(392)  鶴岡次郎 :2015/11/18 (水) 12:00 ID:DNjUdB0I No.2775

千春が近づいて来るのを見て、近くにいる作業者に山口が何事か話しています。荷下ろしはほぼ終
わりに近づいているようで、その作業者は笑みを浮かべて頷いています。山口がていねいに頭を下
げています。どうやらその作業者が物産展の準備をする地元の責任者のようで手を振って山口の丁
寧なあいさつを受けているのです。

「おひさしぶりです・・、
よろしければ、少し話があるのですが・・・・
お忙しいのではありませんか・・・」

「おひさしぶりです・・・、未だ仕事は終わっていないのですが、
責任者の佐藤さんが抜けてもいいと快く了解してくれました・・・。

北海道へトンボ返りの予定で、午後のフェリーに間に合えばいいのです・・
今から2時間ほどは自由になります・・」

若者らしい屈託のない笑みを浮かべて山口が千春に応えています。佐藤と呼ばれた年配の作業者が
遠慮がちに、それでも興味深そうに千春を見て頭を下げています。愛想よく千春も頭を下げました。


肩を並べて二人は歩き出しました。申し合わせたように人影の薄い森の方向に二人の足は向いてい
ます。その後ろ姿を遠くから三郎がじっと見つめていました。

〈案外・・、親しそうだな・・・、
一度や二度の関係ではないかも・・・、
遠目で良く判らないが・・、どうやら千春好みのイケメンだ・・・
ことによると・・、千春がその気になり、抱かれることもあり得るかも・・・、
まあ・・・、そうなれば、そうなったで・・、仕方がないことだ・・・
しっかりした会社の運転手のようだから、変なことにはならないだろう・・・〉

店に出ると決まった時、千春は隣人である幸恵の秘密を三郎にすべて告げました。千春の紹介で幸
恵が佐王子の店でソープ勤めをしていて、店の近くにアパートを借りそこへ気に入った男を連れ込
んでいることまでもすべて話したのです。そして、三郎を驚かせたのは、そうした幸恵の淫らな行
為をすべて夫である佐原氏が認めていることだったのです。

幸恵と佐原氏の話を聞いて三郎はある覚悟を固めていました。ソープに出ることを認めた以上、店
の外で千春が他の男に抱かれることも受け入れるべきだと自分に言い聞かせていたのです。そして、
店に出るようになって間もなく、幸恵のアパートで男に抱かれたことを千春から告白されたのです。
その時も、三郎は笑ってその行為を認めたのです。こうして、好色妻千春の奔放な行為を受け入れる
それなりの対応力が三郎には既に出来上がっているのです。

今、若いイケメンの山口と千春が仲良く肩を並べて森に向かっている後姿を見て、この先の展開次第
では千春があの男に抱かれることもあり得ると冷静に推量していたのです。そして、駐車しているト
ラックに書かれた有名運送会社名を読み取り、男の素性がある程度まで判ったことで、この場は千春
の判断に任せても良いと三郎は決めているのです。好色な千春が若いイケメンに迫られらば拒否しな
いだろうとも思っていたのです。

「先ほどご一緒だった方が・・、
ご主人とお子様ですね…、
てっきり、神本さんが一緒かと思いました・・・」

「・・・・・・・・」

歩きながらポツリと山口が口を開きました。千春は何も答えることが出来ません。千春を神本の情婦
だと信じて、潔く結婚をあきらめたのです。それが、別の男と子連れで仲睦まじい姿を見たのです。
山口の気持ちを思うと千春は何も言えないのです。

「申し訳ありません・・・、
神本さんの思い付きで、その場を繕う目的で・・・、
神本さんの妻だと言ってしまったのです・・・」

「どうしてそんな嘘を・・・、
『私には夫がいる・・』と・・・、
あなたの口から聞けば、私は潔く引き下がっていました・・・」

「申し訳ありません・・・」

色々弁解したいのですが、何を言っても言い訳にしかならないし、山口に嘘を告げた事実は変わらな
いのだと、千春は覚悟を決めて、ただひたすら頭を下げているのです。


[29] フォレストサイドハウスの住人達(その12)(393)  鶴岡次郎 :2015/11/19 (木) 15:21 ID:uRle7LMU No.2777

何も言い訳を言わない千春を見て、山口は何かを悟った様子で、口を開かなくなりました。二人は
黙りこくったまま歩き続け、森の中に入りました。この季節、森の中はひんやりした空気がまだ心
地よく感じ取れます。二人は更に森の奥へ向かいました。もう・・、先ほどまで聞こえていた人々
のざわめきがここまでは届きません。鳥の声があたりに響いています。

「そうですよね・・、
考えてみれば向きになった私が愚かだったのですね…
風俗での色事や、そこで起きた男女のもめごとで、
本当のことが語られることなんてありませんよね・・」

「・・・・・・・」

歩きながら山口なりになぜ千春が嘘を言ったのか、その理由を考えていたのでしょう、彼なりにあ
る結論を得た様子で、リラックスした調子で口を開いています。

「神本さんの話を丸々信じ込んだ私があまりに世間知らずだったのです、
ソープは全て虚構の世界だと思うべきなのですね・・・
そこで繰り広げられる男女の物語は全て夢なのですね・・・
真剣になった私があまりに世間知らずでした・・・」

低い声ですが良く通る声で山口が言いました。千春をなじる口調ではありませんが、どこか無念そ
うな響きを帯びているのです。反論は勿論、言い訳の言葉さえ千春は思いつかないで、ただ頭を下
げて聞いているのです。

二人の前方、そこだけが木々が取り除かれ、燦々と日の光を浴びる10メートル四方ほどの草地が
広がっていました。そこにベンチが一台置いてありました。二人はゆっくりと腰を下ろしました。
周りに人影はありません。

「今となっては笑い話にしかなりませんが・・・、
あの当時は、これでも真剣でした・・・、
千春さんとの結婚を真剣に考えていました・・」

「スミマセン・・・・」

「いえ、いえ・・、貴女に謝っていただくことではありません、
悪いのは私です・・、千春さんの事情も知らないで、
一方的に惚れ込んで、その気になって追い回したのですから・・。
今考えると冷や汗ものです・・・。
本当にすみませんでした・・・・」

「・・・・・・・・」

頭を下げる山口の横顔を千春はまじまじと見つめていました。端正な若者の横顔には誠意が溢れて
いて、嫌みを言っている様子は見えません。

〈・・随分と変わった・・・・、まるで人が違うようだ・・・。
酷い言葉でなじられても文句の言えないことをしてしまった私に頭を下げている。
何が・・・、彼をこんなに成長させたのだろう・・・〉

頭の回転が速い、歯切れの良い若者だと、最初会った時から思っていたのですが、5Pで乱交をし
ていた時は何しろ粗野で、わがままで、女性への思いやりなど少しも持っていない、やりたい盛り
の若者の印象しか持てなかったのです。それが、今は、ストカー行為を反省し、ソープ店スタッフ
の情婦だと嘘を言い、逃げ出した千春に恨み言一つ言わないのです。もう・・、立派な大人の雰囲
気さえ醸し出しているのです。

ベンチに腰を下ろし、二人は地面を見つめて、ポツリポツリと話し合っています。千春の視線が地
面を行き交う蟻の小さな姿を追っています。

「千春さんを苦界から救い出し、
幸せにできるのは私しかいないと思っていました・・」

「幸恵さんから山口さんの有難いお気持ちは聞いていました・・。
汚れはてた私ごときに、本当にありがたいと思いました・・。
それでも、私には家庭があり、子供までいますから・・、
山口さんの申し出を受けることが出来なかったのです・・・」

「・・・・・・・」

「本来であれば、お会いして私の口からお断りするのが筋でした・・
でも・・・、お会いしたら、私の意志が崩れそうで・・、
それが怖くて、逃げ出しました・・・。スミマセン・・・・・」

千春がベンチから立ち上がり深々と頭を下げています。


[30] フォレストサイドハウスの住人達(その12)(394)  鶴岡次郎 :2015/11/24 (火) 14:23 ID:hkaEy8RQ No.2778

慌て山口も立ち上がりました。千春の肩に手を添えて、にっこり微笑んで再びベンチに座らせてい
ます。

「そのことで謝らないでください・・、
悪いのは私なんですから・・。
あんなにがむしゃらに、身勝手なふるまいをすれば、
千春さんでなくても、全ての女性が私を敬遠したと思います。
今考えても、冷や汗ものです・・・、本当にすみませんでした・・・・」

どうやら、わずか半年余りの期間に山口は大きく成長した様子です。嫌みでなく、本音で当時の彼
自身の行為を反省し、悔いている様子なのです。

「あの時のことを思うと穴があったら入りたい、そんな恥ずかしい気持ちです。
しかし、恥ずかしい反面、生涯忘れることができない経験でした。

千春さんと知り合えたことは、私にとって人生最高の出来事でした。
そして、千春さんとの別れは、私にとって最大の試練でした。

千春さんに巡り合い、たとえそれが夢世界の出来事であっても、
楽しかったあの日々のことは生涯忘れることはできません。

私がこれから生きていくうえで、
辛いことがあった時、楽しいことがあった時・・・、
千春さんとすごした日々の思い出が私を支えてくれるとおもいます・」

「・・・・・・」

千春への想いを山口は歌うように告白しているのです。この半年余り千春への思いが心の中でうっ積
し、出口を求めていたのでしょう、堰を切ったように千春への言葉があふれ出ているのです。

「こんなことを言うのはご迷惑でしょうが・・・、
千春さんと別れて以来、他の女性と過ごしてもしっくりこないのです。
千春さんの思い出が強すぎて、他の女性を抱く気が起こらないのです。

幸恵さんのアパートで愛し合った日々の思い出・・・、
たとえそれが、男女5人の乱交であっても、
私には千春さん以外の人物は見えていませんでした・・・。
カーテン越しの日の光に輝いていた白い体、絶え入るような喘ぎ声、
そして、私をやさしく包んだ蜜壺の妙なるうごめき・・・、
その全てが私の心と体にはっきりと残っています・・」

「・・・・・・・」

ただうつむいて山口の言葉を聞き流すふりをしている千春ですが、本音を言えば、嫌な気分ではあ
りませんでした。山口を見直す気持ちが強く沸き上がり、彼への警戒感が消え、彼の側に居るのが
嫌でなくなっていたのです。

「千春さんと深い関係を持てたことは私にとって、生涯最大の事件でしたが、
それと同じ程度に神本さんとの出会いも私にとっては、大きな事件でした・・」

「嫌な思いをさせましたものね…、
本当にすみませんでした・・・」

千春がまた頭を下げています。

「いえ、いえ・・・、違うのです・・・。
神本さんとお会いできたことに感謝しているのです・・」

「エッ・・、感謝ですか・・・?」

「ハイ・・、そうです。
神本さんにお会いできたことで・・、
私は自分の生き方を反省する機会を与えていただいたのです・・・」

「・・・・・・」

言葉の意味を理解できない気持ちを隠さないで千春は山口を見つめています。


[31] フォレストサイドハウスの住人達(その12)(395)  鶴岡次郎 :2015/11/26 (木) 16:51 ID:NtFRkMtY No.2779

「あの時、神本さんにお会いしていなければ、多分・・、
私はいまだに千春さんを追いかけ、いろんな方にご迷惑をかけ、
今頃は・・・、警察の厄介になっていたかもしれません・・・」

山口が静かに語り始めました。

「神本さんに出会い、彼に諭され、彼の話を聞き、それまでなんとつまらない生き方をしてきたか
をしみじみと教えられました。千春さんと彼の素晴らしい夫婦愛のストリーを聞いて、私は目覚め
ました・・、それまでの生き方を恥ずかしく思うようになったのです・・・・」

「・・・・・・・」

千春とのめくるめく情交と辛い別れが、若気のほろ苦い思い出である一方、神本との出会いは、山
口にとって別の大きな意味を持っている様子です。おそらくこのことを他人に話すのは千春が初め
てだと思います。

「それが・・・、
先ほど、池のほとりで・・、
千春さんを見た時、判ったのです・・・・・、
千春さんが神本さんの奥様でないと判ったのです・・・」

「・・・・・・・・・・・・」

頭を下げて千春はじっと耐えています。

「千春さんが神本さんの奥さんでないとすると・・・、
私が聞いたお二人の壮絶な愛のストリーは全て嘘だと気づいたのです。
その瞬間・・・、大げさですが・・・・、
足元が崩れていくような衝撃を受けました。
生きる指標を亡くした思いになりました・・・・」

淡々と語っていますが、その一言一言が千春の胸に突き刺さっていました。彼がこの先何を話し出す
のか想像さえできない話の展開ですが、千春の仕掛けた嘘が彼に大きな衝撃を与えたことは確かな様
子なのです。大きな目をいっぱい開いて千春はただ山口をじっと見つめていました。

「少し落ち着いた今は…、
たとえそれが神本さんの作り上げた虚構の世界の出来事であっても、
その中に存在する神本さんの教えは真実だと思うことにしています…
そう・・、自分に言い聞かせても、
正直、心のもやもやはまだ消えません・・・」

神本の話した夫婦愛の感動的ストリーに感涙したことが昨日のことの様に思い出されるのでしょう、
千春への未練はあると思いますが、それ以上に千春と神本の愛情物語が全て嘘であった事実を知り、
悔しく、あきらめきれない思いになっている様子なのです。

「スミマセン…、
一言も反論できません・・・。
山口さんのお気持ちを踏みにじるような嘘を言いました・・・。
今となっては・・・・、
ただ許して下さいとしか申し上げることが出来ません…」

「ああ・・、貴女を責めているのではありません・・・・
あなたが手の届かないところへ行ってしまったこと・・、
それは勿論大きなショックでした・・・。
しかし、そのことはいずれ時間が解決してくれると、
自分に言い聞かせております。

千春さん一家の楽しそうな姿を見ても、冷静に祝福できました。
以前の私だとそうはいかなかったと思います。
旦那様に難癖をつけて喧嘩を売っていたかもしれません」

「・・・・・・・」

夫がいて、子供がいることを知り、そのことが原因で酷く落胆しているとばかり思っていたのです
が、どうやらそうではなさそうで、山口の落胆は別の事実が原因だと判り、千春はやや唖然として
彼の顔を見ているのです。


[32] フォレストサイドハウスの住人達(その12)(396)  鶴岡次郎 :2015/11/28 (土) 14:17 ID:aMPhuBMo No.2781

「私にとって・・・、辛いのは・・・。
神本さんと千春さんの愛の物語が・・、
全て嘘であったことなのです・・」

最期の言葉はつぶやくように言って山口は酷く落ち込んだ様子を見せています。千春に夫と子供が
いる姿を見て落ち込んでいると思ったのは千春の勘違いで、千春に夫がいる問題は既に彼の中では
解決済みだと山口は言っているのです。

確かに、千春には頭を下げるのみで、嫌み一つ言わないのです。それであれば、何故山口がこれほ
どまでに落ち込んだ様子を見せているのか・・、と不思議そうに見つめていた千春の表情が突然変
わりました。そして、あることに気が付いた様子で明るい表情で山口に問いかけました。 

「神本さんがあなたに話した内容ですが・・・、
もしかして・・・、彼は…、
夫婦に襲い掛かってきた悲しい、非日常的な事件を事細かく話しませんでしたか・・」

「長い感動的な話でした・・、
千春さんと神本さんとの出会いから始まり、
5年間の別れ離れの生活、そして感動的な再会まで、全て聞かせていただいた・・・。
それにしても、あれはよく出来た感動的ストリーだった・・、
それが全部作り話だったとは・・・」

「よろしければ、その話をもう少し詳しく聞かせてください…」

「当時ある組織の構成員だった神本さんは仕事の上で大きな失敗をしてしまった。その時彼は組織
に命を差し出す以外道がないところまで追い込まれていました。仕事上の失敗を命で償うなど、一
介の運転手である私には信じられないことですが、彼の生きてきた世界では英雄的行為として受け
入れられていたようです。

そんな窮地に立っている神本さんを救うため千春さんが密かに立ち上がった・・、そう・・、新婚妻
である千春さんが、彼には何も言わないで、5年間の年季奉公に出ることをきめたのです・・・・。

神本さんがその事実を知った時、奥さんは既に中国に旅立っていました。組のため命を捨てようと
した英雄から、一夜にして、妻の体で命乞いをしたダメ男に神本さんは転落したのです。ある意味
死よりつらい立場に立たされた神本さんは、それでもじっと耐えて奥さんが帰るのを待ちました。

彼は生涯妻に命を捧げて、尽くすと言っていました。そうだからと言って、決して妻を縛り付ける
つもりはなく、妻が別れると言ったら、潔くそれを受け入れ、神本さんは一人で死を選ぶと言い
切った・・。千春さんの居ない生活は生きている意味がなく、死に相当すると考えたのです。

お二人の夫婦愛は凄まじいと思いました・・・。

とても感動しました、これぞ、男の生き方だと思いました。
私もそんな生き方がしたいと思いました・・。
神本さんの様に女性に惚れ抜きたいと思いました・・。

それ以来、私はそれまでのいい加減な生活態度を改めました。
いろんな本も読みました・・。
この人こそと思う人が見つかった時、恥ずかしい思いをしないために、
私なりに人間を磨くことに努めてきたつもりです・・。

それが・・、
全部作り話だったと・・、今日判ったのです・・・」

「その話は実話です・・。間違いありません・・」

「エッ・・、あの話は実話だと言うのですか・・・、
しかし、現に千春さんは今日見た方と家庭を持っている・・・、
神本さんの妻ではない・・。
実話であるはずがない・・」

「・・・・・・・」

山口の疑問に千春は答えないで笑みを浮かべて男の顔を見ているのです。男はけげんな表情を浮か
べていましたが、突然明るい表情に変わりました。


[33] フォレストサイドハウスの住人達(その12)(397)  鶴岡次郎 :2015/11/30 (月) 14:19 ID:1e1Myf9. No.2782

「アッ・・、そうか・・・、
神本さんの奥さんは別の人で、実在するのだ・・・・」

晴れやかな表情で大声を上げる山口に笑みを与えながら、千春は何度も、何度も頷いていました。

「奥様は絹江さんと言うとても綺麗な方です。組織に大きな損失を与えた神本さんの命を救うため
奥様が身売りしたと当時噂されたそうですが、詳しい事情は私には判りません。

5年の年季が明けても中国マフィアは絹江さんを手離しませんでした。神本さんは単身で現地に乗
り込みました。それを見た日本の組織は総力を挙げて戦う態勢を直ぐに整えました。こうして戦い
は日本の組織と中国の組織が意地と名誉をかけて戦う場に変わったのです。その様子は私達の世界
では誰でもよく知っている伝説になっています。

その戦いで鬼神もかくやと思われる戦いを見せた神本さんは瀕死の重傷を負いました。それでも奥
様の献身的な介護の甲斐もあって奇跡的に回復したのです。背中に残された傷跡は壮絶なもので、
私達の世界では祈りの対象にさえなるほど有名です・・・・・。

こんな話を神本さんから聞いたのなら・・・・、
それは全て本当の話です・・」

「そうですか・・、実話だったのですね・・、
私が聞いた神本さんと奥様の話は実話だったのですね・・・・、
良かった・・、本当に良かった・・」

山口は勿論、千春もホッとしているのです。

「自分で言うのも変ですが、あの時、神本さんのお話をうかがい、私は生まれ変わりました。自堕
落に生きてきた20数年を大いに反省しました。これからは誰かの役に立てる人間になりたいと
思ったのです・・」

先人の生き様を知り、若者が自身の生き方を変えることはよくあるケースです。山口も神本の生き
方に共感してそれまでとは異なる道を歩み始めていたのです。

「私の人生観を変えるきっかけになった神本さんの話が、作り話だと聞いた時は足元が崩れて行く
思いでした。怒りよりも失望感の方が強かったのです。

あの感動ストリーが神本さんご夫妻の実話だと判り、安心しました。
ありがとうございます・・」

生きた手本だと信じていた神本の偶像が作り話であってはならないのです。それでは山口の決意が
鈍りかねないのです。山口の表情には心からなる感謝の気持ちが表れていました。

「生意気なことを言っても、いまだに、誰も助けることができないばかりか、皆さんに支えられて
やっと生活できている有様ですが、いずれ、その時が来れば、神本さんのように、愛する人のため
に命を投げ出したいと思っているのです・・」

「・・・・・・」

情熱的に語る山口の横顔を千春はじっと見つめていました。以前とどこか違う雰囲気だと今日会った
時から感じていたのですが、わずかな間にこんなにも成長していたのです。男とは不思議な生き物だ
と千春はしみじみと感じて入っていたのです。


[34] フォレストサイドハウスの住人達(その12)(398)  鶴岡次郎 :2015/12/07 (月) 13:10 ID:D0.r4dIg No.2783

こんなにいい人を騙してしまったと思うとたまらなくなり、千春の中にさらに強い後悔の気持ちが
沸き上がりました。

「あの時、逃げないで、山口さんと対面し、
私には家庭があるとちゃんと対応していれば、
山口さんをはじめ、皆さんにご迷惑をかけることがなかったのです・・。
本当に・・、スミマセン・・・・」

「もう・・、その話はよしましょう・・、
全て誤解が解けたのですから・・、
ところで・・、千春さん・・、
今・・、幸せですか・・・・」

「エッ・・・、ああ・・・、
主人は商社に勤めていて、長男は4歳になります。
平凡ですが、何不自由ない生活を送らせていただいております・・」

「そうですか…、
安心しました・・・
千春さんが幸せであれば、それでいいのです・・・。
私もそれを聞いて幸せです・・・・」

「ああ・・・、山口さん・・・・
私のような汚い女にそんな優しいことを言わないでください・・」

嘘を言って逃げ出した千春の酷い行為を責めないばかりか、千春が幸せな生活をしていることを
知り、心から祝福しているのです。山口の男気に千春は感動で涙ぐんでいるのです。


ここで二人の会話は止まってしまいました。これ以上話し合うことがないのです。それでいて気ま
ずい雰囲気にはなりません、黙っていても心が通じ合う、そんな楽しい沈黙の時間が静かに流れて
いるのです。

山口は下を向き、ポケットから煙草を取り出し、火をつけ、深々と吸い込んでいます。時々千春を
横目で見ながら何事か考えている様子です。


今日の千春はざっくりと胸の開いた白のTシャツに、花柄のフレアースカート、素足にローヒール
のサンダル履きです。山口から見ると大きく開いた千春の胸がお腹のあたり、白い柔肌が青く変わ
るあたりまで見えます。そこから妙なる体臭が沸き上がり、山口の敏感な嗅覚を刺激しています。

見る人が見れば明らかに欲情しているのが判るのですが、千春には判るのでしょうか・・。山口の
吐き出した薄紫色の煙が木々の中に吸い込まれています。千春は足先で蟻の進路を妨害しています、
アリ達が慌てて進路変更しています。森の中は静かです。ゆっくりと時が流れています。


「山口さん・・・」

「・・・・・・」

何かを思いつめた様子で、強い視線を男に向け、千春が口を開きました。笑みを浮かべて山口が千
春を見ています。

「あと・・一時間ちょっと、自由時間がありますね・・・」

「ハイ・・・・・・」 

「私を抱いてください・・」

「・・・・・・・・・」

一気に言葉を吐き出して、じっと山口を見つめているのです。そして、山口の当惑した視線を千春
はうす笑みを浮かべて受け止めていました。



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