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フォレストサイドハウスの住人たち(その5)

[1] スレッドオーナー: 鶴岡次郎 :2013/12/02 (月) 15:01 ID:JeEqyR.Q No.2439
高級靴店でシューフイッターをしている秋吉春美は里の両親がお膳立てをしてくれた伊熊正太郎
とお見合いをしました。彼は二人の子供を残して奥さんに先立たれた農業を稼業とする50男で
す。アラフォーに差しかかったとはいえ初婚で美人の春美がこの縁談に乗るとは、話を勧めた実
家の両親も期待していませんでした。しかし、大方の予想に反して春美は正太郎に一目ぼれして
しまいました。春美がその気になったのであれば、善は急げとばかりに、お見合い当日、仮祝言
を挙げて二人は夫婦となったのです。

春美自身も気がついていなかったのですが、春美の女性器には生まれつきの不具合が潜在してい
て、初夜の営みで正太郎の超巨根を受けいれることが出来ませんでした。正太郎に励まされて手
術を受けました。春美の症状はよくある症例で、手術そのものも簡単で、その結果、春美は初め
て『女の喜び』を知ることになりました。この一連の事件が春美と正太郎をよりいっそう強く結
びつけることになったのです。

さて、春美には何事も話し合い、助け合ってきた同じ店で働く友人、加納千春がいます。『・・
・私などとは異なり、千春は女として凄い感性に恵まれている、その感性の使い方を一つ間違え
ば奈落の底へ転落する心配がある、心許して付き合う男は慎重に選ぶのだよ・・・』と春美はこ
とある毎に千春にアドバイスしてきました。春美が寿退社してしまうと春美は一人取り残される
ことになります。感性豊かな、言い換えれば男好きでスケベーな千春は一人残されたのです。千
春のこの先が心配です。この章では、少し時間をかけて、千春の行く先を、どんな男との交流が
待っているのか、ゆっくりと追って行くことにします。

毎度申し上げて恐縮ですが、読者の皆様のご意見、ご感想は『自由にレスして下さい(その
11)』の読者専用スレにご投稿ださい。多数のご意見を待っています。    

また、文中登場する人物、団体は全てフイクションで実在のものでないことをお断りしておきま
す。

発表した内容の筋を壊さない程度に、後になって文章に手を加えることがあります。勿論、誤字余
脱字も気がつけば修正しています。記事の文頭と、文末に下記のように修正記号を入れるようにし
ます。修正記号にお気づきの時は、もう一度修正した記事を読み直していただけると幸いです。

  ・ 文末に修正記号がなければ、無修正です。
  ・ 文末に(2)とあれば、その記事に二回手を加えたことを示します。
  ・ 『記事番号1779に修正を加えました(2)』、文頭にこの記事があれば、記事番号1779に
    二回修正を加えたことを示します。ご面倒でも読み直していただければ幸いです
                                        ジロー   


[3] フォレストサイドハウスの住人たち(その5)(103)  鶴岡次郎 :2013/12/07 (土) 11:14 ID:a/6MC0Is No.2442
夢中でフイッテイングを済ませ、代金を受け取り、その男を送り出した後、千春はトイレに駆け
込み股間に指を入れ激しく擦りました。恐らくその喘ぎ声は外に聞こえたと思います。しかし、
そのこと事態それほど珍しいことでなく、かすかな喘ぎ声を聞いて露骨に顔をしかめる女もいま
すが、大部分の女は身に覚えがあるわけですから、寂しい女が一人慰めているのだと理解して、
何も聞こえなかった風に部屋を出て行くのです。

それから何度か佐王子は店にやってきました。靴を買い求めたのは最初だけで、適当に千春に
フィッテイング・サービスをさせて去って行くのです。他の客と違って、男から積極的に触るこ
としません。

それが女を釣る手だと千春には判っているのですが、気のない素振りをしようとすればそれだけ
で身体が濡れてきて、気がつけば千春は男にまとわりついているのです。
男の股間を触るまでもなく、強い香りを嗅ぎつけて、明らかにそこが反応しているのを千春は察
知しているのですが、男は何も仕掛けて来ないのです。他の男であれば、勃起しているのを確か
めれば一気に攻め立てるのですが、どうしたわけか佐王子の前に出ると、千春は何も出来なくな
るのです。ただ、男の股間に顔を近づけてそこから漂い出る精気を胸いっぱいに吸い込んで、身
体をしとどに濡らしながら、朦朧とした表情を浮かべ、フイッテイングに没頭している振りをす
るのです。

彼が現われてから一ヶ月経ちました。それまで三度来店し、千春は精一杯愛嬌を振り撒き、男の
気を引いたのですが、男は積極的に動きませんでした。4度目を迎えるにあたって、千春は覚悟
を固めて積極的に攻撃すると決めていました。

月に三度も来店した佐王子ですが、靴を買い求めたのは最初の来店の時だけで、それ以降は靴に
はほとんど興味を示さないです。そんな男の様子から千春の女そのものが目的だと彼女は直ぐに
判断して、それならそれなりの付き合い方があると割り切って、千春は応接していたのですが、
男はそれらしい気配を一向に見せないのです。

女を釣るための焦らし戦略だと思っても、それだけでは説明できない不思議な男の態度なのです。
男の態度に千春は次第に焦れてきて、当惑していたのです。そして、次に男が来店する時がラス
トチャンスだと千春は決めました。たとえ成功しなくても、そこで男のことはきっぱりあきらめ
ると決めていたのです。

彼が来店すると、千春は中座してその日のために準備していたショーツに履き替えました。色は
黒、バックからボトムは紐状で、豊満な臀部に吸い込まれて布の存在は外からうかがい知ること
はできません。前はほとんど透き通るようなレース地で僅かに亀裂を隠す程度の大きさで、千春
の薄い陰毛でさえ全部を隠すことができないで、明らかに食み出ている部分が多いのです。もち
ろん、ブラレスです。

淫らな下着に着替えた千春はそれだけで興奮していました。フイッテイングルームへ男を案内す
る途中で千春はいつもより酷く濡らしていました。おそらく嗅覚の鋭い男は女が酷く欲情してい
ることを悟っていたと思います。女の発情を受けて、男も股間を緊張させていました。発散され
る性臭から女は的確に男の勃起を嗅ぎ取っていました。緒戦から二人とも今日、何かが起きると
予感していたのです。


[4] フォレストサイドハウスの住人たち(その5)(104)  鶴岡次郎 :2013/12/08 (日) 14:32 ID:Qfp8Ts12 No.2443

今日が決戦の日と覚悟を固めている千春は彼の体に思い切り近づいて、彼の足元に屈みこみまし
た。男の強い香りが女を襲っています。女はほとんど気をやるほど興奮して、フイッテイングの
手を何度も止めて、気を静めるために深呼吸をしていました。

刺激を受けた女の股間から濃い性臭が溢れ、女のチョトした動作で股間からその発情臭が巻き上
がり、男の敏感な嗅覚を刺激していました。もう・・、二人は・・、類稀な性感を持った男女だ
けに、ベッドの上にいると同じ程度に欲情しているのです。

男の足に顔を付けるようにして靴を合わせながら、女は徐々に両脚を開いて行ったのです。それ
と同時にタイトスカート裾を上に向かって移動させるのです。この二つの動きがスムーズに行わ
ないと無様に尻餅をつくことになるのです。千春はこの動作を見事にやり遂げました。

ほぼスカートの裾が大腿部の付け根まで来たところで、女は顔を上げ、男の顔を見上げました。
確かめなくても大きく開かれた股間では、濡れそぼった陰毛はおろか亀裂のヒラヒラまで男の視
線に曝されていることを女は良く知っています。

男の強烈な性臭が女の鼻腔を襲っていて、女は狂いだすほど欲情していました。良く見れば女の
股間から愛液が床に滴り落ちているのが確認出来るはずです。しかし、そんな素振りを少しも見
せないで、むしろ事務的な調子で女が声を出しました。

「お客様・・、
よくお似合いだと思いますが・・、
いかがですか・・・」

上目遣いで、精一杯の媚を含めて千春は男を見上げました。並の男ならここであっけなくダウン
するはずです。女の股間に視線を向けていた男がここで視線を女に戻しています。男は黙って千
春を見ているだけでした。

冷静な男の様子を見ても、女はひるみません、それならばと・・、さらなる攻撃を仕掛けてきた
のです。さり気なく男の脚に載せられていた右手が徐々に股間に向かって進みはじめました。そ
れでも男は黙って千春を見ています。千春の手が男の股間に届きました。そこは驚くほどの
ボリュームで膨れ上がっていました。


[5] フォレストサイドハウスの住人たち(その5)(105)  鶴岡次郎 :2013/12/08 (日) 15:03 ID:Qfp8Ts12 No.2444
記事2442と2443一部修正しました。読み直していただければ幸いです。


女はためらいなくその膨らみに手を被せ、ゆっくりと擦り始めました。そこで初めて男が口を開
きました。

「何年になるの・・?」

「ハッ・・・?」

「この店に勤めて、何年になるの・・?・」

「八年です・・」

男がプライベートな質問をしたのはこの時が初めてでした。

千春は少し力を入れて男の股間を揉み始めました。両脚は完全に開かれ、タイトスカートはほと
んど腰の部分までまくり上げられ、女の股間は完全に男の視野の中にあります。黒い小さな布で
カバーし切れない部分が食み出し、そこがべっとり濡れているのが離れたところからでも良く判
ります。驚いたことにこれだけの光景を見せ付けられ、女の優しい指が男の股間を揉みほぐして
いるのに、男は動こうとしないのです。さすがに、股間はかなり勃起していて、女はその驚愕の
大きさを十分堪能していました。

女はさらに大きく両脚を開きました。腰を落とし脚を開いていますから、股間は極限まで伸びき
り、亀裂が変形し小さな布を全て飲み込んでいます。愛液が溢れ出て、床に滴り落ちているので
す。

女の自制心の限界が近づいたようです。ゆっくり首を伸ばし、女は男の股間に顔を近づけました。
女の右手が男のファスナーをゆっくり下げ、女の手がズボンの下にもぐりこんでいます。その時、
男が声を発しました。

「何時に終わるの・・・?」

男の質問を受けてズボンの下にもぐりこんでいた千春の手が止まりました。その時既に、勃起し
た男根を女の手が直に掴んでいました。

「エッ・・、アッ・・、お勤めですか・・?
7時の予定です・・・」

「食事でも一緒にどう・・、今日・・」

「ハイ・・、喜んで・・・」

「では・・、7時半に、5丁目の角で待っている・・」

男が立ち上がりました。それまで女の手に握られていた陰茎が女の手と一緒に外へ出ています。
明るい照明に照らし出されたソレは異常な大きさを示し、湯気が出ているように見えるほどべっと
りと濡れているのです。千春はじっとそれを見つめていました。

男が自身の手でそれを仕舞いこみ、ファスナーを上げ、女に向かってチョッと微笑んで、潔く背
を向けて、部屋から出て行きました。口をポッカリあけ、男の背を見上げながら、千春は右手を
鼻の前に出し、息を深々と吸い込んでいます。千春の右手は男の液でべっとりと濡れているので
す。強い性臭を胸いっぱい吸い込んで千春は腰を抜かしたように床に尻を落としました。本来な
ら店の玄関でお客を見送るのが接客マナーなのですが、千春は両脚をだらしなく投げ出し、ほと
んど動けない状態です。その場で指を使いたい強い誘惑を感じているのですが、かろうじて、踏
みとどまっています。


[6] フォレストサイドハウスの住人たち(その5)(106)  鶴岡次郎 :2013/12/16 (月) 16:06 ID:LkIBhYdg No.2445
誘われた食事どころは銀座の裏通りにある小料理屋でした。デートで若い女性を食事に誘う店で
はありません。10席ほどの椅子席と5席ほどのカウンター席が有り、40歳代の夫婦が切り盛
りしている店です。二人は店の奥に在る4畳半に案内されました。ここは店が終わると店主夫婦
が仮眠する場所で普段はお客を案内しないのですが、常連の要請があれば開放しているのです。

裏通りの薄汚い小料理屋に案内されて、千春は正直ガッカリしていました。一流のフレンチは無
理にしても、せめて小粋なイタリアンに誘ってほしかったと思っていたのです。しかし、簡素で
すが、粋にまとめられた4畳半に案内され千春の思いに少し変化が現われました。そして、最
初の料理が出てきて、それに箸をつけた時点で、千春はそれまでの思いが間違っていたことを思
い知らされていました。

料理は簡易懐石のコース料理でお客のタイミングにあわせて出される全ての料理が美味しく、出
された日本酒も吟味されたものでした。かってこれほど美味しい料理を食べたことがないと千春
は感動していました。

「美味しかった・・、本当に美味しかった・・・。
すばらしいお店ですね・・・」

三の膳が終わったところで、興奮の治まらない調子をあらわにして千春が佐王子に語りかけまし
た。それまで食べることに夢中で、食事の感想を言うことが出来なかったのです。佐王子はただ
黙って、千春を見つめ杯を舐めていました。

「ここが、こんなにすばらしいお店だったなんて・・、
私・・、知らなかった・・。
このお店の前は何度も通ったことがあるはずだけど・・、
お店の存在さえ、気がついていなかった・・・」

この店を選び、千春をこの店に連れてきた50男の佐王子を改めて、しげしげと見つめていまし
た。そして、彼がこの店を選んだことを何となく納得していました。

銀座には一流のフレンチも、粋なイタリアンも、それこそ石を投げればそこに店があるほどたく
さん存在するのです。50男の佐王子だって若い千春がそんな店を望んでいることは十分理解し
ているはずです。しかしあえて、佐王子は行きつけの小料理屋を選んだのです。普段着姿の佐王
子を見せたい、そんな思いが彼にあると、千春は理解していたのです。

〈このお店は・・・、佐王子さんに良く似合う・・〉

何処にでもいる、目だたない、どちらかといえば貧相にさえ見える男です。お愛想にしても、若
い女がほれ込む男の魅力に溢れているとはとても言えない男です。しかし、類稀な感性を持った
千春には佐王子の魅力が良く判るのです。隠された彼の男性力を千春は見抜き、彼女の目には彼
はこの上なくおいしい男に見えるのです。

まさに、この店と同じように、見かけは普通でも、佐王子の内部には普通の男をはるかに超える
すばらしい能力が秘められているんです。そして、そんな佐王子の凄い能力、おいしい男の魅力
を見抜いた千春もまた、凄い女と言えます。隠れた名店を探し出してこそ一流の職客だと評価さ
れるのですが、その意味では佐王子の竿力を見抜いた千春は一流の性豪と言えます。

食事が終わり二人の足は当然のように近くのシティホテルへ向かいました。佐王子があらかじめ
最上階のスイートを予約しておいたのです。シャワーを交代で使い、その後シャンペンで軽く乾
杯を済ませました。この頃には綺麗に洗い流したはずの千春の股間が溢れるほど濡れていました。
勿論ガウンの下は生まれたままの姿です。


[7] フォレストサイドハウスの住人たち(その5)(107)  鶴岡次郎 :2013/12/25 (水) 11:49 ID:uE8Axr5c No.2447
シャンペングラスをテーブルに置いた佐王子が千春の手をひきつけ、女を彼の側に引寄せました。
くずれるようにして千春が男の膝の上に倒れこみました。緩く結んでいたガウンの腰紐が解け、
千春の裸体が半分以上露になっています。男に抱きしめられた女が嬉しそうな表情で男の股間に
顔を押し付けています。ガウンの布越しに強い男性臭が女の嗅覚を刺激しています。顔を上げた
女があえぎながら男の唇を求めて、顔を寄せています。

音を立てて男が女の唇を吸っています。女の唇が歪み、唇の端から呻き声と一緒に唾液が滴り落
ちています。二人の舌が絡み合って、破裂音を発しています。男の右手が女の乳房をやさしく揉
み解しています。女は腰を寄せ、脚を男の体に絡めています。淡い陰毛で飾られた女陰が男の毛
深い太股に押し付けられています。女が妖しく腰を揺らし、陰部を男の大腿部にこすりつけてい
ます、見る見る内にそこが愛液で濡れています。

突然男が女をソファーの上に押し倒しました。女が嬉しそうな悲鳴を上げています。男の手で両
脚が一杯開かれました。男の頭が女の股間に埋まっています。女が男の陰茎を頬張っています。
二人は獣のように唸り声を上げ、上になり下になりして、互いの陰部を貪り食いました。

男がテーブルの上にあったシャンペンボトルに手を伸ばし、それを取り上げ、一気に亀裂に差し
入れました。冷たい液体を流し込まれた女がうれしい悲鳴を上げています。亀裂に口を付けた男
が中の液体をゴクリゴクリと飲んでいます。女は断末魔に近い悲鳴を上げのた打ち回っています。


ベッドの上で男根を受け入れた時、千春はこのまま死んでもいいとさえ思いました。最初の一突
きで千春は脆くも悶絶しました。千春が覚醒するまで男は挿入を解かずじっと待ち続けました。
千春が目覚めると男はゆっくり腰を起動させました。

女は両脚、両手を男の体に絡めて、絶叫し続けました。男はただゆっくり腰を動かすことに徹し
ていました。30分以上、いや、一時間近く千春はベッドの上で悶え狂い、何度も、何度も数え
切れないほど気をやり、体中の水分を全て吐き出し、シーツは水浸しになり、声は枯れ果て、た
だゼイゼイ喘ぐだけでした。最後に男根が子宮を直接突き上げると、怪鳥の様な悲鳴を一声残し
て、天井に向かって突き上げた両脚を震わせながら千春は深々と逝きました。


短大時代、高校の同級生に処女を与えてしばらくその男と付き合っていましたが、就職してから
はその男ともすれ違いになり、いつしか疎遠になりました。店に勤め始めると若い男性との出会
いはほとんどなくなりました。そんなわけで、千春の男性経験の相手はほとんどが店のお客です。

この店に来る男性たちは社会的地位に恵まれているためプライドが高く、裕福ですが、客観的に
評価して体力と持続力にやや乏しい男達が多いのです。それでも、困ったことに当人たちはいっぱ
しの性豪であると自負している人物が多いのです。
彼等の持ち物は男達が思っているほどりっぱではないですし、オスとして明らかに下り坂にか
かっていて、中には坂の下まで落ちている人もいるのです。

佐王子を知って千春はまさに目が覚めた思いでした。それまでの性交がまるで子供の遊びに思え
たのです。その意味で佐王子はまさに千春の運命を決定付ける男の一人になったのです。


[8] フォレストサイドハウスの住人たち(その5)(108)  鶴岡次郎 :2013/12/26 (木) 20:54 ID:qM/Z/gzY No.2448
千春から望んで何度も佐王子に抱かれました。千春は知りませんが彼の竿を頼りに生きている女は
10指を越えるのです。そんな多忙な竿師、佐王子が一週間に三度以上も同じ女のために時間を割
り振るのは異例のことなのです。このことを考えただけでも、これまで出会ったどの女より、佐王
子にとって千春は特別な女であることが判ります。

彼に抱かれる回数が10度を越えるようになると、さすがに一時の興奮が冷め、千春は佐王子の
こと、これから先のことなどを冷静に考えるようになりました。

〈・・彼は何者だろう・・・・〉

最初に抱いた疑惑がこれでした。当初、佐王子はY市で輸入雑貨の店を開いていると千春に説明し
ていましたが、彼が醸し出す特異な雰囲気や、ベッドでの凄い力から推し量って、彼が普通の商店
主であるはずがなく、かなり危険な人物だと千春は察知していました。深く付き合う相手でないと
判っているのですが、千春の身体が彼から離れることが出来なくなっていたのです。

〈・・彼にはたくさんの女がいる・・〉

次に抱いた疑惑がこれでした。彼に抱かれ、陰茎を口にする時、自分のものでない膣の匂いを嗅ぎ
取り、千春は暗たんとした感情に捕らわれることが一度や二度ではなかったのです。彼ほどの男で
すから他に女がいることは仕方がないと思うのですが、一時間ほど前に他の女に接したに違いない
と思える新鮮な女臭を嗅ぎ取ると、判っていても千春は嫉妬を抑え切れなくなるのです。

〈・・どうして彼は最初から、私にこだわり続けたのだろう・・〉

佐王子はふらりと店に迷い込んできました。・・まさに迷い込むという表現がぴったりする、彼の
出現でした。最初に彼を見た時、「この方は、お店のお客にはなれない人・・」と千春は直感して
いました。服装はこざっぱりしているのですが、それほど吟味したものでなく、靴も一般の市販品
でした。要するにファッション面ではごく普通の男で、金に不自由しているとは見えないものの、
靴一足に十数万円を投じる人とは思えなかったのです。

店内をさり気なく物色しながら歩いている時、他の店員が声をかけてもなま返事をしていたのです
が、千春が声をかけ、彼女の胸につけた名札を確かめると、急に笑顔を浮かべて乗り気になり、
フイッテイングルームへも積極的に入っていったのです。そして千春の勧めにしたがって、あっさ
りと高級靴を買い求め、一週間後にまた来店したのです。そして、一ヶ月に三度、佐王子は来店し
たのです。そして、四度目に彼が来店した時、二人は男と女の関係を結んだのです。

数人いる店員の中で千春は佐王子に気にいられたと最初は思っていたのですが、その後の彼の様子
から察して、ヒョッとすると最初から千春を狙って接近した可能性があると千春は思い始めていた
のです。

〈・・私を気に入ってくれているのは間違いないと思うが・・、
私をどう料理しようと思っているのだろう・・・?〉

千春ほどの女ですから、彼女目当てのお客はたくさんいます。そして、彼女のファンの最終目的は
千春を抱くことなのです。千春もそのことをよく心得ていて、彼女のファンが来店すると、サービ
スに努め、焦らしにじらした上で、機会を見て身体を与えることにしているのです。

一般のお客と同じように千春を抱くことが彼女に近づく佐王子の最終目的だと千春は思っていまし
た。しかし、何度も抱かれる内に、どうやらそれだけが目的でなさそうだと思い始めていたのです。
彼は他の男達と違って、千春を抱くことをそれほどありがたく思っていないのです。
彼の目的はもっと深いところ、想像もつかないところにありそうだと千春は不安を感じるように
なっていたのです。それでも、彼と切れようとは思わなかったのです。


[9] フォレストサイドハウスの住人たち(その5)(109)  鶴岡次郎 :2014/01/06 (月) 15:17 ID:CarytEd. No.2450

〈愛人にするつもりでもなさそうだ・・・、
ではどうして・・、モノにしておきながら
いつまでも私の下へ通うのか・・・

私の体に惚れた・・?
いや・・、彼に限って、それだけはない・・〉

千春の下へ通う男達の来店頻度は、多い時で月に一度、普通は二ヶ月に一度のペースです。そし
て来るたびに高価な靴を買い求め、運がよければ、そのご褒美に千春を抱くことが出来るのです。
佐王子の場合は千春から望んで彼に抱かれ、彼がその気になればいつでも千春が抱ける状況にま
で、千春を調教し終わったのです。

普通の男であればここまで来れば目的達成です。他にも女がたくさん居る様子ですから、千春を
完全に自分のものにしてしまった上、最初の珍しさが少し薄れる頃ですから、千春の下へ通う頻
度が落ちるのが普通です。ところが、彼の態度を見ているとどうやら最終目標にまで到達してい
ない様子で、未だ先がある様子なのです。

千春自身はこの状態が続くことはむしろ歓迎しているのですが、ただ、彼の最終目的がわからな
い以上、いつ今の関係を切られるか不安で落ち着かなくなっているのです。

〈私を本気で愛しているとは思えない・・・、
かといって、面白半分で、私を弄んでいるわけでもなさそうだ・・・、
彼の本音は何処にあるのだろう・・・〉

いつまでも今の関係が続くことを願っているし、彼が愛人にしたいと言い出せば、それを受ける
心構えもできているのです。しかし、彼にその気が無いことは女の勘で判っているのです。千春
がそう思う一番の理由は、彼が千春の上では決して逝かないことなのです。どんなに勃起して、
呻き声を発するほど興奮しても、彼はじっと堪えて決して洩らさないのです。

店に来るお客の大半は千春に対して憧れにも似た淡い恋心を抱いていて、彼女を抱き、彼女の顔
か、身体の上か、出来ることなら彼女の膣の中へ精液を吐き出すことが最終目的なのです。しか
し、お客の中には、千春を娼婦と変わらないと思っている者もいて、面白半分で彼女を抱き、悪
ふざけでSMまがいの行為を仕掛ける男もいるのです。
佐王子は勿論そんな悪ふざけはしません。それでいて、彼の態度に愛があるかと問われると、千
春は寂しく首を振ると思います。

〈・・・真剣勝負に臨む武士のようだ・・・〉

ドラマで名優が演じる武士が真剣勝負をする気迫と鋭さを千春は毎回彼から感じ取っていました。
千春が乱れて、喘ぎ、体中の水分を全て吐き出し、最後に悶絶するまで、彼は冷静に千春を抱き、
ポイントを逃さず攻め抜くのです。まさに、名人のなせる業を存分に発揮するのです。そして、
もっとも不可解なことは、千春が悶え、絶叫しながら深々と逝っても、彼はじっと我慢している
ことです。

女の勘で判るのですが、彼はいやいやセックスしているとは思えなく、それなりに快感を千春か
ら得ているのは確かなのですが、彼は逝かないのです。千春のため避妊を意識しているわけでは
なく、逝かないことが彼のポリシーだと思える態度なのです。これには何か深い事情があるはず
だと千春は考えていたのです。


彼に抱かれるのが10度を越えた頃から、佐王子の来店は少しペースダウンして、月に二度ほど
になっていました。今日は20日ぶりに抱かれたのです。千春はいつものように何度も気を失い、
体中の水分を全て搾り出され、声がかすれるほど喘ぎ声を上げ、最後にはいつものように深々と
逝って、濡れそぼった全裸の身体をしどけなくベッドに投げ出しています。

佐王子はこの日も一滴も洩らさず我慢を続けました。そして千春の側で天井を向いて眼を閉じて
いるのです。勝負を終えた侍がひっそりと控えている様そのものです。彼の名刀は未だ直立して
いて、雄雄しく天井を睨んでいます。やがて、女が眼を開けて、首を捻って男を見ました。男は
女の覚醒に気がつかない様子です。

「ネェ・・・、一つ聞いてもいい・・・?」

「・・・・・・」

千春の声で佐王子が顔だけ女に向けました。


[10] フォレストサイドハウスの住人たち(その5)(110)  鶴岡次郎 :2014/01/12 (日) 18:01 ID:yf1Td5ac No.2451

「私じゃ・・・、ダメなの・・・?
私が相手では、最後まで逝けないの・・・?」

「・・・・・・・・」

女に向けていた視線を天井に戻し、佐王子は黙りこくったまま、じっと天井を睨みつけています。
返事をするつもりはない様子です。

「ネェ・・、やっぱりそうなの・・、
私じゃ・・、ダメなの・・・?」

身体を反転させて、千春が男の体に乗りあがり、直立した陰茎を右手でかなり強く握り締めてい
ます。

「そんなことはない・・、
今まで経験したどんな女より、千春は凄い・・、
そう言っては何だが、百戦錬磨の俺が、たじたじとなるほどすごい・・」

「だったら、一度くらい逝って見せてよ・・
このままでは、女として、自信をなくしてしまう・・」

男の体の上に乗りあがり、濡れた股間を男の脚に押し付け、男の乳房に口を付けて、女が甘えた声
を出しています。まるで駄々っ子のようです。

「う・・ん・・・、そうだネ・・・」

ここで男は何かを考えている様子を見せています。女から執拗な質問攻めを受けて、本音を話そ
うか、止め様か、男の内面で葛藤が起きているのです。

ところが、女は握り締めた男根の魅力に惹き付けられ、それを攻めることに夢中になり始めている
のです。そのため自身が発した質問で男の気持ちが動き始めたことなど気がつかない様子です。冷
静に観察すれば、男が初めて心の扉を開き始めているのが女には判るはずなのですが・・。

男の変化に全く気がつかない様子で、女は右手で陰茎をいじくりながら、両脚を一杯開いて、陰茎
の先端を亀裂に押し当てようとしています。女にとって、男から質問の答を引き出すことは、
もう・・、どうでもいい様子です。今は、握りしめた逞しい陰茎を膣の奥深く導くことで頭が一杯
の様子です。

「千春・・、チョッと・・、チョッと待って・・、それは後にして・・、
すこし話がある・・、聞いてほしいことがある・・」

亀頭が既に膣に入り込み、女が騎乗位の姿勢をとろうとして、身体を起こそうとした時、男が女の
肩を両手で押さえてその動作を止めました。女は不服そうな表情で男を見ています。

「千春・・、話を聞いてくれるか・・・?」

「ハイ・・・・」

ここで初めて女は男の変化に気がついた様子です。下から見上げる男の表情が意外に真剣なのが
判ったのです。千春は腰を浮かせて、一旦亀裂に飲み込んだ陰茎を吐き出しています。そして、素
直に男の身体から下りて、ベッドの上に横座りしました。男の顔数センチのところに濡れた亀裂が
滑り降りてきました。勿論意識して女が見せ付けているのです。

今まさに好物を口いっぱいに頬張ろうとしたその部分から透明な愛液が絶え間なく流れ出て、
サーモンピンクの内壁がてらてらと光り、そこだけが別の生き物のように怪しくうごめいているの
です。


[11] フォレストサイドハウスの住人たち(その5)(111)  鶴岡次郎 :2014/01/13 (月) 12:33 ID:gPeevFHc No.2452
これほどの光景を見せ付けられても、男は動じることなく、目の前のみだらな生き物からあっさり
視線を外し、ゆっくりと起き上がりました。女は未練の残る視線を男の股間に向けています、勢い
を失わない陰茎が千春に向かって牙をむいて、雄雄しい姿で直立しているのです。

男はまっすぐに女の顔を見て、少し笑みを浮かべました。こんな優しい表情を見せることは稀です。
勿論千春はそのことに気がついていました。そして次の瞬間、男が別れ話を切り出す可能性が高い
と千春は考え、不安な表情を隠そうとしないで、男を見つめています。千春の様子を見て、男は彼
なりに女の様子が少しおかしいと思った様子です。男は何度か頷いています。男から迷いは消えた
ようです、何もかも千春に話す気になったのです。

「どうやら千春は俺の正体に疑いを持っているようだな・・、
そうなんだ・・・、千春に隠していることがある。
いつまでも、千春に伏せておくつもりではなかった・・、
時期が来れば何もかも話すつもりだった・・・」

千春を真正面から見詰め、男はここでまたニッコリ微笑みました。千春はその笑顔を見て、さらに
不安が増しました。男が何を言い出すか不安が強くなったのです。

「俺は雑貨商などでなく、Y市で風俗店を開いている。
抱えている女の子が10名足らずの小さな店だ・・・。
風俗店のオーナと言えば、多少聞こえはいいが、
元をただせば女を苦界に引き入れる汚い仕事をしているケチな男だ・・・」

表情を変えないで千春は黙って聞いています。そんな千春の様子を見て男は少し驚いた表情を浮か
べています。

「おや・・、あまり驚かないネ・・・、
どうやら、俺の素性に気がついていた様子だネ・・・
世間知らずのお嬢様だと思っていたが・・・、
案外、千春はしっかりしているんだね・・・」

佐王子の問いかけに、千春が黙って微笑んでいます。どうやら佐王子が別れ話をするつもりでない
と判り、千春はそれなりに安堵しているのです。

「比較的裕福な家庭で育った俺は、二人の兄貴たちと同じ様に一流大学を出て一流会社に入り、平
凡なサラリーマンになる道が敷かれていた。ところが、希望した大学の受験に失敗したところで俺
の歯車が狂いだした。
浪人中・・、詳しい事情は割愛するが、奇妙な縁で生涯の師匠と仰ぐ方、その道で伝説となってい
る有名竿師と出会い、風俗関係の仕事に入ることになった。

それ以来、竿師と呼ばれ、ヤクザ組織でも最下等の女たらしを稼業にしてきた男だ。勿論、両親や
親族とは絶縁状態になり、今もその関係は修復できていない。全国を渡り歩いてさんざ悪行を尽く
し、40歳近くになって、ようやく里心が疼きだし、Y市に落ち着いたのは10年前だ・・・」

佐王子の話を聞いても千春はビックリしませんでした。何となくそうした経歴を想像していたので
す。

「今はY市の風俗店の経営の傍ら、これと思う女を発掘して、商売女として訓練して、長年ひいき
にしていただいているお客にその女達を斡旋する仕事をしている。稼ぎは風俗店の方が圧倒的に多
いが、俺の経歴と好みから言えば、こちらの売春斡旋稼業が本業と言える。

だが、俺一人で切り盛りしていて、その上昔のようにあこぎな稼ぎをしないようにしているので、
ほとんど経費倒れの状態だ。それでも、俺はこの稼業が本職だと思っているから、これから先も続
けていくつもりだ・・」

佐王子は淡々と語っています。その語り口と彼の態度から、話の内容が全て事実に違いないと千春
は感じ取っていました。そして、佐王子の言葉どうりであれば、佐王子が千春に近づいた目的は千
春を陥れ、商売女にすることが目的だと彼は告白しているのに等しいのです。それでも千春はこと
さら驚いた様子を見せていません。冷静に佐王子の話を聞いているのです。ここまでは千春の想定
範囲内のストリーなのです。


[12] フォレストサイドハウスの住人たち(その5)(112)  鶴岡次郎 :2014/01/16 (木) 13:44 ID:LkIBhYdg No.2453

「俺が千春に接近したのは、実はある方の指令を受けてのことだ。俺からはその方の名前を明かす
ことは出来ないが、千春も良く知っている方だ。全くの偶然なのだが、その方は千春のお客である
と同時に、私のお客様でもある方なのだが・・・」

意外な展開に千春がビックリしています。

「その方は千春のことを私に話してくれた。千春の売春まがいの行為、靴を売るため、お客に抱か
れていることをその方から聞いたのだ・・・」

眼を一杯開いて千春は佐王子をただ見つめています。話の展開が意外すぎて考えがまとまらないの
です。しかし、千春の身の上に重大な災難がのしかかってきたことは確かなのです。

お客の一人が千春の秘密を、こともあろうに風俗店経営のならず者、佐王子に洩らしたのです。そ
して、秘密を知ったその男が千春に近づいてきて、千春はその男が仕掛けた罠に嵌り、男の体に溺
れきって、男の言うことであれば、何でも従う女に仕込まれてしまっているのです。絶対あっては
ならないことが起きたのです。

恐喝され、法外な要求を突きつけられ、場合によっては、どこか知らないところへ売り飛ばされる
心配さえ出てきたのです。千春は不安で泣き出したい思いでした。

お店での買春行為に関してお客と千春は同罪で、お客が千春の秘密をバラすことなど、夢にも思わ
なかったのです。しかし、こうして、ことが起きてみると、お客が秘密を第三者に得意げに話す可
能性は大いに存在したのです。その場合一番被害を受けるのは千春で、秘密を洩らしたお客はそれ
ほど大きな打撃を受けないのです。

秘密をバラしそうな客の顔を数人、千春は思い浮かべていました。その気で疑ってみると軽薄で、
無責任な男もかなりいたのです。悔やんでも悔やみきれない思いにとらわれていました。そして、
この仕事から早く足を洗っておくべきだったと、いまさらのように悔やんでいたのです。

〈・・しかたがない・・・、
誰も恨むことは出来ない・・。
悪いのは私自身だ・・。

これも運命だ・・・、
過ちの傷口を広げることだけは避けよう・・、
この男の脅かしは、死んでも受け入れない!
この男が何を考えているか判らないが、これ以上男の勝手にはさせない、
場合によっては、警察に訴え出て、何もかもさらけ出してもいい・・〉

千春の立ち直りは見事でした。奈落の底に突き落とされる様な落胆と、やりきれない自己嫌悪から
素早く立ち直り、千春はこれ以上事態を悪化させないよう、男の侵攻をここで食い止める決意を固
めていました。

そう決心すると、先ほどまでのうろたえた気持が嘘のようにその影を潜め、千春は男を迎え撃つ心
構えをしっかり固めていました。千春の変化は佐王子にも判ったようです。かなり固い表情になり、
戦闘的な、敵意に満ちた千春の表情を見て、少しあわてた口調で佐王子が言葉を出しました。

「誤解しないで欲しいが、その方は面白半分や、千春を陥れるために、千春の秘密を私に話したの
ではない。千春のことを心配して、このまま今の売春まがいの行為を千春が続けていくことに不安
を持っていて、私に相談されたのだ・・」

佐王子が真剣な表情を浮かべ、丁寧な口調で千春を説得しています。千春の固い表情は変わりませ
ん。じっと男を睨みつけているのです。

「私は今まで何百人もの女を苦界に引き込み、酷いことも数知れないほどやってきた。そんな私を
恐れ、千春が私を信用しないのは当然だ。

だが、今日だけは信じて欲しい。千春を幸せにしたいと願っているあの方の命を受けて、私は千春
の前に現われ、私流のやり方で千春に近づき、私流の考え方で千春を苦境から救い出したいと考え
ている。

千春の嫌がることや、千春が不利になることは一切しないと約束する。それどころか千春が幸せに
なる道を見つけ出せるよう、この身を投げ出して協力したいと思っているのだ。

もし、私の話に少しでも疑問を持っているようなら、これから先の話は続けても意味がないので、
話をここで終わりにして、千春と俺の関係も今日、この場限りとしてもいいと思っている・・。

千春がそう望むのであれば、いままでのことをすべて水に流して、私は黙ってこの部屋から出て行
くつもりだ・・・。

どうだろう・・、このまま話を続けてもかまわないだろうか・・・?」

ここで佐王子が言葉を切り、千春の表情を読み取ろうとしています。千春はかすかな笑みを浮かべ
て、二、三度頷きました。佐王子が満足そうに大きく頷いています。



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