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由美子の冒険〔U〕 (2005年3月〜6月作品)


由美子の冒険〔U〕(1) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/03/28(Mon) 22:52
1 天女の訪問

今日は由美子の市立病院出勤日です、自転車で5分の距離ですが、ぎりぎりまで
家事をしますので、通勤時間はわずかで、少しでももたつくと遅刻します。小田
急の踏切を上手く越すのがポイントです。

フルスピードで、通いなれた道を走ります。大通りを避けて1メートル幅にも満
たない路地を縫って、他人の駐車場を横切り、突然、駅前に現れます。定刻の電
車より20秒前に踏み切りを渡り切ります。今日も上手くこの峠を越えました。

梅雨も上がり、暑い夏が直ぐそこです、短めのフレヤーのスカートが風にあおら
れて、ショーツが見え隠れしていますが、気にする様子もありません、朝日に内
腿が淡く輝いています。

駅に向かうサラリーマンが振向いています。ここで手を振って応えたいところで
すが、その余裕はありません、スカートを翻して通り過ぎて行きます。その後に
サーと涼風が通り過ぎてゆきます。

U一族とのただれるような性生活により、由美子に変化があるとすれば、肌を露
出させることを以前ほど気にしなくなったことでしょうか。衣服も、やや、肌の
露出を強調する傾向のものを好んで着るようになっています。なにげない露出が、
由美子の魅力をさらに増しているようです。

Uの事務所へ週2日、市立病院で診療受付のパート事務を週2回これが由美子の
勤務形態です。

Uの事務所に詰めると相変わらず、元締達がやってきて由美子を求めます。週に
一度は鏡の間で、彼等の相手をすることにしています。彼等の間で暗黙のローテ
ーションが決まっているようで、互いに連絡を取り合って予定が重ならないよう
にしています。

辰夫は相変わらず彼の休業日の火曜日にやってきて、昼間から翌朝まで由美子の
体に若い体を重ねてきます。Uには週2回以上、自宅で昼過ぎから夕方まで抱か
れます。夫とは週末ベッドで絡み合うのが通常です。

これが由美子の一週間の予定で、かなりハードな生活ですが、彼女は楽しんでこ
れをこなしています。目下のところ体調も絶好調です。

さらに妖艶な魅力に引きつけられて時々街で遭遇する男達が自宅まで押しかけて
くることがありますが、うまくあしらっているようで、最後まで付き合うことは、
三度に一度程度にしています。

こんな出会いもあり、その関係は今も続いていて、昨日もその紳士と会いました。
二ヶ月ほど前、近所のスーパーで買い物を済ませて、車に荷物を置いて、ぶらぶら
と近所の店を冷やかしている時、由美子は茶色のカーデガンを粋に着こなした紳士
に声をかけられました。

丁度喉に渇きを覚えた時でしたので、誘われるままに近くのレストランでお茶をご
馳走になりました。

60歳をとっくに超えたと本人が言っていますが、なかなか粋な雰囲気で、話題も
豊富で、その次の出会いを約束させられました。

それから数回そのレストランでお茶を飲み、互いの家庭のことも話し合うようにな
っていました。
その紳士は苦労して創業した建築会社を息子に譲り、市内のマンションに一人暮ら
しで、悠々と余生を楽しんでいると笑いながら由美子に話して、気が向けば、街で
見かける美人に声をかけていると正直に言いました。成功する時もあるし、手ひど
く断られることもあると屈託のない様子で話しました。

由美子は何度目かのデートからは生脚で出かけるようにしていて、彼はそれを喜ん
で、スカートの下に手を伸ばすことが習慣になっています。
昨日など、話しながら、由美子の膝に手を伸ばし、スカートの下にもぐらせて、な
にげなく大腿部まで手を伸ばし、もう少しのところで、その手を由美子に叩かれま
した。未だ、ショーツまで手を伸ばすことを許されていません。そんな関係がしば
らく続いています。

彼といつも会うそのレストラン前を、由美子はフルスピードで駆け抜けました。も
う病院は直ぐそこです。

職場に着くと、8時の開院まで20分しか余裕はありません、あわただしく窓口の
書類、計算機端末の準備を済ませ、開始の5分前に、窓口を開けます。順番待ちで、
患者さんは2時間も前から受付前のベンチに座って待っていて、窓口が開くと、ほ
っとした顔をして、一様に笑顔になります。
「おはようございます、どうど」と言って、今日の業務開始です。

昼を過ぎて、ごった返した窓口もようやく閑散として来て、後二人の状態です。今
日の昼はラーメンにするか、お弁当にするかまだ決めかねて、迷いながら、最後の
患者さんを受け付けて、業務完了です。

いつものことですが、この瞬間、由美子は一番ほっとします。しかし、もう一人、
中年の男性が、ベンチに待っています。「次の方」と声を掛けましたが、気が付か
ないようです、外へ出て、「診察ですか」と声をかけました、男は由美子に初めて
気が付き、彼女をしげしげ見ました。悲しさに打ちひしがれた表情です。

五十歳前後の、上品な紳士で、少し疲れた様子ですが、男の精力と魅力を全身に漂
わせています。由美子は少なからず引き付けられました。

「ああつ、私は診察ではありません、この席が空いていたので、休ませていただい
ています、ご迷惑でしたか?」
低い、よく通る声で由美子に答えました。

「いえ・・・、ごゆっくり」と、言って、昼食はラーメンに決めて、由美子は食堂
に向かいました。

食事から戻った由美子が見ると、紳士はまだ席にいました。長身を折り曲げて、顔
を下に向け、何か考え込んでいる様子です、由美子のパート勤務時間は午前中で終
わりです。この後、近くのスーパで、一週間分の買い物をする予定で、その後、近
くのブランド物のバッグ店も覗いてみるつもりでした。

由美子は病院に勤め始めて、何度か、こうした風景を見てきました。病魔に冒され
た肉親を思い、うな垂れる術しかない人々を目にしてきました。そんな時、彼女は
何とかしたいと思う気持ちで、声をかけるのですが、話を聞いて慰めの言葉も思い
つかず、一緒に泣くのがその時、彼女に出来る唯一のことでした。

今日は声をかけるのはやめようと思い、着替えて通用口へ向けて歩き出しました。
ふと気になり、振り返ると、紳士がこちらをじっと見ています。由美子は近寄り、

「ご心配ですね」と声をかけました。紳士は、よわよわしく微笑んで
「ありがとうございます、息子の手術が2日後の予定なのです・・・」と、話し始
めました。由美子はブランド店へ行くことをあきらめて、傍に座りました。

[Res: ] 無題 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/03/28(Mon) 23:06
未だ全体の構想がまとまらない状態ですが、書き始めます。
途中で止まってしまって、ご迷惑をかけることになるかも
しれませんが、その時は許してください。

由美子の冒険〔U〕(2) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/03/29(Tue) 18:22
20歳になる紳士の息子は、つい一週間前までは元気に大学へ通っていて、早くに妻に
先立たれ、片親ながら、良く成長したと、密かにに自慢にするほどの秀才で、大学へ
通うようになってからは一段と男らしくなって、将来を楽しみにしていたのです。

突然体がだるいと言い出し、近所の病院へ行き、市立病院を紹介されて、CTの精密
検査を受けたところ、脾臓が病んでいて、緊急手術が必要だと診断されました。

脾臓はいろいろの臓器の陰に隠れていて、大手術になり、症状から見て、手術成功の
可能性はそう高くないと言われ、それでも手術をしないと、半年の命だとも言われて
いて、手術を受けることにしたのです。

「息子も、インターネットなどで調べて難手術になることを知っていて、自分の寿命
がそう長くないと感じている様子で、凄く落ち込んでいます。良い子で、優しい子な
のですが、絶望と苛立ちで、先ほども、ひどいことを言われました・・・」

「僕は直ぐ死ぬのだよ、手術なんかしたくない、どうせ死ぬのだったら、痛い思いを
しないで死にたい、好きなことをして、わずかな時間でも人生を楽しみたい、
お父さん、・・・・僕はまだ何も人生を知らないのだよ、女だって・・・、

真面目に生きて、勉強ばかりしてきた結果がこうだ、人生なんてこんなものだね・・・」
若者は泣き出し、父親に部屋を出て行って欲しそうにするのです、息子を残して、紳士は
黙って部屋を出てきて、家に帰ることも出来ず、息子の側に戻ることも出来ずに、ここに
ただ座っているのだと、紳士は涙も見せず、話しました。

そして、あのまま手術を受けても、息子が生きようとする気が無ければ助かるものも、助
からない。なんとか元気付ける方法はないかと考え込んでいた、と言って、初めてその紳
士は涙ぐみました。頬を伝って流れる涙を男は拭こうともしません。

由美子はハンカチを取り出し、そっとそれを拭ってやりました。男は黙ってされるままで
す。
由美子に甘えることでさらに悲しさと空しさが増加したのでしょう。周囲に人が居ないこ
ともあって、紳士はほとんど慟哭状態になりました。辛うじて、由美子に抱きつくことだ
けは我慢していますが、彼女の肩に頭を乗せて、肩を震わせています。

紳士の流す涙で、由美子の肩が冷たくなるほどです。由美子は紳士の背中に手をかけてゆ
っくりそこを摩っています。涙を出し切ることが救いになることもあるのです。男は耐え
ていたものを吐き出し、次第に落ち着いてくると優しい由美子の体臭と体温を嗅ぎ取り、
この上もなく安らいだ気になっていました。

息子が発病して以来、食事も喉を通らず、夜もうなされてよく眠れず、体力の限界に近く
になっていて、彼自身も危ない状態でした。このまま何もかも忘れて、この婦人の懐に抱
かれていたいと彼は思いました。

由美子はいつも思うのですが、男の涙ほど女を揺り動かすものはありません。苦悩に耐え
に耐え抜いた時、死ぬほどの苦闘に耐えて仕事を達成した時、思わず流す男の涙に抗し切
れる女はこの世に居ません。

この男のために何かしてあげたい、何も出来る事がなければ、ただ抱きしめてあげたい。
女はメスの本能でそう思うのです。この時の由美子もそうでした。

由美子は話を聞き終わり、ある決心をして、そっと紳士の顔を持ち上げ、ハンカチで丁寧
に涙をぬぐってやりました。紳士はほとんど放心状態でじっとされるままで、子供のよう
にあどけない顔をして、彼女にすべてを預けています。

紳士に自分の考えを話しました。紳士は最初、驚き、そんな無理なことはできないと辞退
しましたが、由美子は自殺未遂の若者を救った過去の経験も少し話し、紳士を安心させ、
説得しました。

それで、二人で病棟の看護師長を訪ね、3人で話し合いました。その結果、看護師長が全
て了解して準備してくれることになりました。
「問題は、息子さんが由美子さんを見て、その気になることが大切だけれど、
                     これは男性でないと判らないわね・・・・・」
看護師長は眼鏡越しに由美子の体を下から上へ目で舐めまわし、その後で紳士を見ました。
紳士は下を向いたままです。

「息子さんの体のことは先生にも確かめましたが、そのことに対して問題ないそうです、
むしろ少し運動して、体を活性化させたほうが手術には良いようです。
拝見したところ、由美子さんは、健康で魅力的だし、いろいろ経験がおありのようだし、
後は由美子さんに全てお任せですね、場所はあの部屋で十分ですね、ことさら治療道具も
必要ないことですし、夜までは誰も病室に近寄らないようナース達に言っておきますから、
ごゆっくりと・・・・」

看護師長が、やけに事務的に言いました。紳士が二人に深々と頭を下げて、由美子の特別
治療が決まりました。

紳士と由美子は一人部屋の若者の病室に入りました、妹の友達のお母さんがお見舞いに
来たという設定で、紳士が由美子を紹介しました。

ベッドの枠に、背中を付けて、本を読んでいた若者は力のない目で、由美子を見て挨拶し、
また本に目を戻そうとしたところ、紳士が缶コーヒでもと言い、部屋を出て行きました。
若者は二人きりになり、本に集中するわけにも行かないと思ったようで、本を手にしたま
ま由美子を改めて見ました。

由美子は白いブラウスに花模様のフレアースカートです。下着はこの部屋に入る前に上下
とも取り去っています。ブラウスのボタンを3つまで外しています。

若者は、父親似のがっちりした大柄な体で、秀才と周囲から期待されているだけにその瞳
は知的な輝きを放っています。由美子好みの清潔な美男子です。それに加えて由美子は先
ほどから若者の野性的な体臭を嗅ぎ、もうかなり濡らし始めています。

「何を読んでいるの?」
由美子は、若者が読んでいる本の表紙を下から覗き込みました。この時、若者に由美子の
乳首まで見えたはずです。
「ああ、大江健三郎ね、さすが違うわね」

感心したように言ってにっこりしました。若者はまぶしそうに彼女を見て
「ハイ、好きな作家の一人です。でも、今の僕には少し疲れる内容です、歴史物か探偵小
説でも読み始めようと思っています」
先ほどよりは、すこし親しみを込めて返事しました。

「熱くなったわね」
由美子はブラウスの腕をまくり始めました、その動作でノーブラの胸はかなり開いて、
正面から見ている若者から乳首まで見えるようになりました。
彼は驚きの目を開いて、由美子をじっと見ています。そんな彼の目を笑顔で見つめて
由美子が優しく問いかけました。

「お見舞いに、彼女は来てくれるの?」
「そんなのいません・・、女の人が来てくれたのは貴方が最初です、
                          妹は時々来てくれますが」
若者は素直に応え、時々由美子の胸を見ています。

「だったら女の人の胸を見たことはないのね、私のもの、小さいけれど見て・・」
由美子は胸を開きました。Aカップの可愛いい乳房が二つ、若者の前に出されました。
若者は、あまりに突然で何が起こっているのか良く判らない顔をしています。

「触って良いのよ」
由美子は、若者に考える時間を与えない素早さで、椅子から立ち上がって、布団の上
に手を付いて、若者に近づきベッドに腰を下ろしました。若者と由美子はほとんど身
が触れるほどの距離です。

狙い通り由美子の手は確実に若者を襲って、勃起したそれを布団の上から掴んでいま
した。若者はどうして良いかわからず、少しお尻を動かして、由美子の手から逃れよ
うとしていますが、それほど嫌がっているわけではなさそうです。

「少し触ってごらん」
由美子が言い、若者は恐る恐る手を伸ばし、乳房に触れました。その柔らかい感触に、
若者は驚いて手を引きましたが、改めて手を伸ばし、今度は少し強く握っています。

「あまり強く掴んではだめよ、柔らかく、優しくね、・・・そうよ、お上手よ、
           乳首吸ってごらん、そう・・・・・、美味しい?
私は良い気持ちよ、もっと強く吸っても良いわ・・・ああ・・ん、いいわ」
由美子はすばやく布団の下に手を入れて、パジャマの上から勃起を摩りました。

「君、女の子とやったことあるの、そう・・、ないのね・・、
   勉強ばかりしていたのね、頼もしいわ、そんな男の子、好きよ、
     女なんて一度やれば直ぐ判るわよ、数学より簡単よ、ふふ・・・」
若者の頭を強く抱きしめ、胸に彼の顔を押し付けました。そしてパジャマの前から
手を入れて若者の勃起を直接触っています。

それがもう限界まで高まっていることを確認して、由美子はベッドから立ち上がり
布団を捲り上げて若者の全身をあらわにしました。若者は逆らいません。

「タカシ君・・・、良くして上がるから、横になって」
若者を寝かせ、布団を取り、パジャマのズボンを下着と一緒に取り去りました。発病
してから日が浅いせいもあり、張りのある肉体を維持しています。野性的な男の香が
由美子の鼻腔を襲い、由美子は少しめまいを感じるほど、刺激を受けています。

若者は顔を幾分紅潮させてじっとしています。若者のそれは、顔から想像も出来ない
ほど雄々しいもので、完全に剥けあがった亀頭が湯気を立てるほどに起立していて、
その幹は幾筋もの静脈が荒々しく浮き出ています。

Uと比較しても、こちらを取る女性が幾人かは居るだろうと思われるほどの業物です。
経験不足がその色に出ている程度です、由美子は若者達の色づき始めた頃のものが大
好きです。

すっかりその気になった由美子は丁寧に勃起を舐め始めました。徐々に強くして行く
と、若者はわずかに声を出して、大量のザーメンを由美子の口内に放出しました。

若者の股間からゆっくり顔を上げて由美子は、若者を見つめました。ブラウスの前は
ボタンがすべて外され、大きく開かれて、肩に掛かっているだけです。

二つの乳房が窓の日に輝いています。由美子は若者の目の前でスカートをゆっくり取
り去りました。肩にかけたブラウスに、下半身は裸です、あそこは若者の目に晒らさ
れています。

まぶしそうな顔をして、若者は由美子を見つめています、由美子は若者を見ながらザ
ーメンを美味しそうに飲み込み、口を開けて中を見せました。少しこぼれたザーメン
が由美子の唇から顎へ流れています。

[Res: ] 鶴岡次郎様へ ゴールド・キャットの夫 投稿日:2005/03/30(Wed) 22:18
由美子の冒険アリガトウございます♪
今後を期待を持って拝見いたします。

[Res: ] 無題 XYZ 投稿日:2005/03/30(Wed) 22:45
今晩は!
由美子の冒険第2部お待ちしておりました
鶴岡さんのペースで投稿してください
楽しみに拝見させていただきます

由美子の冒険〔U〕(3) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/03/31(Thu) 22:58
「ここを見るのもはじめて、
   そう・・、インターネットでは良く見ているのね、
  実物はどう、凄いでしょう、好きになれそう、
   そう、すきなの・・、匂いも・・そう好きなの・・
  可愛いわね・・・、触ってみる、そう、びらびらを開いても良いわよ、
そう、そこへ貴方のものを入れるのよ、もう濡れているでしょう」

ベッドに膝を付いて、脚を開き、横になった若者に由美子は股間を開いて見せて
います。若者はそれをじっと見て、勇気を出して、両手で恐る恐るそれに触って
います。由美子はその幼い感触に危うく声を出しそうになりました。腰をベッド
に落とし、いっぱいに両脚を開いて、そこを少し持ち上げ、若者によく見えるよ
うにしました。

「ええっつ、吸ってみたいの、
  君も男ね・・・、結構やるじゃない、良いわよ、さあ吸って・・・」

由美子は、ベッドの上に立ち上がり、脚を開いて、若者の頭を跨ぎ、顔にその部
分を近づけ、濡れたそこを若者の口に当てました。幼いしぐさで若者は吸ってい
ます。母親の乳首を吸っているような様子です。

両手は赤子が乳房に触るように、由美子の太ももに触れています、
若者の顔が、由美子の愛液で濡れて、シーツまで濡れ始めています。

「私、もう我慢できない、おちんちんを入れていい?」
由美子はことさら我慢できないように、顔をしかめて喘ぎながら、肩にかかった
ままだったブラウスを取り去り全裸になりました。

若者の勃起の上にゆっくり腰を下ろし、ゆっくり擦り始めました。若者は一気に
逝き、またも大量に放出しました。由美子もその大きさと硬さに感嘆しています。
吐き出した樹液が、破裂音を出して、由美子と若者のものとの隙間から飛び散っ
て、ベッドの外へ飛散しています。

この現象が発生するのは若い人との時だけだわと、その部分のはじける感触を味
わいながら由美子は目を閉じて若い肉棒の脈動をじっと味わっています。

由美子は若者のものをその中に咥えたまま、キッスをしたり、唇を彼の乳首にあ
てたりしています。若さでしょうか、再び若者は由美子の中で蘇り始めました。

無我夢中で放出して、ようやく肇は少し落ち着いてきました。
何度も、何度も夢と妄想の中で思い描いた女体を、今自分の手で抱きしめ、女の
股間に自分の分身を埋め込んでいる、これは現実のことなのだ、自分の腕の中で
うごめいているのは飛び切り上等な女体なのだ、肇は、狂おしいほどの喜びを感
じ始めていました。

何処もかしこも骨を感じないほどの柔らかさで、鼻腔に漂ってくる例えようもな
く淫靡な、すえたメスの香、耳を擽る甘い喘ぎ声、そして股間の男を咥えこんで、
密かにうごめく、恐ろしく濡れた淫唇、全てが今まで想像していた以上に素晴ら
しいものです。

このためだったら、命だって惜しくないと思いました。

肇は、向きを変えて、由美子の上に乗り、腰を自分で打ちつけ始めました。由美
子は両手両脚を彼に絡めて、演技ではない喘ぎ声を出し始めています。若者はさ
らに自信が湧いてきたのか、その下半身のものは極大に膨張しています。

肇は腹の底から湧きあがるような快感を感じ取り、その勢いをそのまま肉棒にぶ
つけて、力の限り搾り出しました。低い唸り声が肇の口から絞り出されました。

強い脈動をその部分に感じて、由美子は子宮に浴びせられる熱い樹液を受け止め
て、仰け反り、悲鳴を上げて、逝きました。同時に驚くほどの潮を吹きだしまし
た。

肇の唸り声と由美子の悲鳴はおそらく部屋の外まで響いたでしょう。

若者は自分の股間に噴き付けられる大量の潮を感じて、驚いてそこを見ていますが、
うろたえることはしません、経験はなくても、知識はしっかり持っているのでしょ
う。同時にメスをここまで持ってきたことに、オスの自信を強く感じていました。

「恥ずかしいわ、私、逝かされて、こんなに濡らしちゃったわね・・・
   君、凄いわ、そんなに見ないで、恥ずかしいわ・・、
     ああ・・・ん、もう一度やろう・・・・大きくして・・・ェ」

由美子は、若者を下から見上げて、本当に少し赤くなって、恥らっています。
若者は誇らしげな顔で彼女を見下ろしています。由美子はその唇に勢いよく噛
り付きました、若者も唸りながらそれに応えています。

驚いたことに、もう若者のものは由美子の中で回復の兆しを見せ始めています。
由美子は嬉しくなって、下から腰を突き上げ、その部分の筋肉を締め付けまし
た、由美子得意の締め技です。よほどの相手でないと使用しない、由美子必殺
の奥義です。若者は一気に膨張しています。

「凄い・・、先端が舐められているようです、
  ああ・・、こんなにいいなんて・・
         出そうです・・・・、むむ・・・由美子さん・・・・」
若者はドーと放出して、ぐったりと由美子に覆いかぶさって、気を失っています。

それから3度若者は由美子の中で蘇り、3度放出して逝きました。
由美子が病室を訪れてから2時間が経過しています。

由美子は若者の体を丁寧に蒸しタオルで拭いてやり、シーツも取り替え、パジャマ
も着替えさせました。
若者は由美子にすっかり甘えて、言われるままに体を動かしています。お尻も前も
言われるままに開いて、きれいに拭いてもらっています。いままで経験したことが
ない女の情を今感じているのでしょう。もしかすると、彼の思い出にすら出てこな
い、幼い頃に逝った母を思っているのかもしれません。

「君はすばらしかったわ、見たでしょう、私がいっぱい濡れたの、
  私とってもいい気持ちだったのよ、あんなこと初めてよ・・・
  貴方はとても初めてと思えないわ、自信持って良いわよ、立派な男よ。
これも凄く立派よ、早く良くなって、世の中の女をこれで楽しませてちょうだい。
  少し勉強をセーブして、そちらの方も勉強すれば、
    もっと強い男になるわよ。楽しみね。

手術、頑張って耐えてね、きっと良くなるわよ、
     良くなったら会いましょう、
それから、君の未来のお嫁さんもどこかで応援しているわよ、きっと、
頑張るのよ・・・・、約束して、約束のキッスよ・・・」

由美子は若者の唇を強く吸いました。若者も強く吸ってこれに応えました。由美子
の甘い唇を味わいながら、若者はなんとしても、もう一度由美子を抱ける体になる
ぞとその時決心しました。

「少し休みなさい、ここで見ていてあげるから」
ベッドの傍の椅子に座って由美子が若者の頭をやさしく撫ぜました。若者は、発病
以来、初めて、全ての悩みを忘れて深い眠りに入り込んで行きました。

その寝顔にしばらく忘れていた明るい笑顔が浮かんでいます。楽しい夢でも見てい
るのでしょうか。もしかすると母親が夢の中にやって来ているのかもしれません。

由美子は眠り込んだ若者の唇にソーと口付けして、病室を出ました。
病室の外で、紳士が涙を流して、それを拭おうともせず、由美子を見て無言で頭を
下げました。
由美子はちょっと照れて

「良く休んでいますから、起こさないようにして上げて下さい、
  体は良く拭いておきましたが、機会があればお風呂に入れてあげてください
素晴らしい息子さんですね、男性としても素晴らしい方ね・・
           きっと元気になりますよ、きっと・・・」

由美子がそう言って、紳士に背を向け、通用門に向かい歩き出しました。
紳士は何時までも由美子を見送っています、通用口から入り込んだ夕日が長く
伸びて、廊下を歩く由美子を正面から照らしています。

見送る紳士から見ると、由美子の全身が後光で光り輝いているように見えます。
薄いスカートとブラウスが光で透けて見えて、全裸のシルエットを見せて由美子
が歩いています。さわやかな風になびく黒髪と豊かなヒップラインを律動させて
由美子は通用口に消えました。

紳士には微塵もいやらしさを感じさせない神々しい光景です。
「女神に会ったのだ・・・・」
紳士つぶやき、その後姿に頭を下げました。

由美子によって蘇った若者の凄まじい生への執着力が、その後、さしもの病魔
を追いやったことは当然のことでした。脾臓の腫瘍はまだ初期段階に止まって
いて、他臓器への転移もなく、完全に除去できたことは、症状と患者の若さか
ら考えて奇跡に近いことと、執刀医は術後、父親に驚きの様子で話していまし
た。

父親はここでもあの女神が奇跡を引き起こしたと密かに感じていました。

回復後、紳士も若者も、あえて、あの女神を探そうとはしませんでした。会え
ば女神を汚すことになると恐れているのか、あるいは、その機会が来れば女神
にまた会えると二人の賢明な男達は悟っているのでしょう。

由美子は当然、若者の回復を知っていました。

今日も何人かの人達が、打ちひしがれて、薄暗い病院の廊下を歩いています。
彼らに救いの女神が訪れることを祈りたい気持ちです。

[Res: ] 無題 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/04/01(Fri) 22:23
ゴールド・キャットの夫  さん
XYZ         さん

ご支援のメッセージありがとうございます
なにぶん準備不足で、それに少し花粉症気味で
あちらのほうの体力が少し衰えていて
過激な描写をすると疲れます〔笑い〕。

妻はすこぶる元気です。
この後のご支援をよろしくお願いします。

由美子の冒険〔U〕(4) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/04/03(Sun) 14:14
2 ファイバー・スコープ

今日は今時の天候には珍しい梅雨の晴れ間です。夫を送り出して、部屋の掃除を
して、溜まっている洗濯物をベランダいっぱいに干して、家事が順調に片付いた
幸せをチョッピリ誇らしく思いながら、少し濃い目に入れた緑茶をいただいてい
ると、由美子の携帯のコール音が密やかに鳴り出しました。
この曲は、ここしばらくお付き合いしている、天堂からのコール音です。

由美子にじらされている初老の紳士で、市立病院近くのレストランで簡単な食事
をしたり、お茶をいただいたりする仲です。最近は必ず、話中にスカートの下に
手をもぐりこませてきて、由美子にそのつどたしなめられているのです。

デートの時、由美子は生脚のサービスをやっていますが、未だショーツまで手を
伸ばすことを許していません。
今日あたり、ショーツまで許してもいいかな、でも天堂さん積極的だから、少し
でも気を抜くと、どんどん、いやらしいことするようで心配だわ、と由美子は期
待に少し浮かれた気分になって携帯電話を取り上げました。

由美子の年頃、女盛りの女性にとって、20台の若者との情交もそれはそれで結
構ですが、わがままいっぱいに振舞えて、ストレス解消になり、それでいて、性
的にも十分満たされる年の離れた男性とのお付き合いは、後腐れの残らない理想
的な異性交流です。

由美子の年上の相手は町で遭遇した人がほとんどですが、数人のこうした男性と
交流しています。彼等と直接的な肉の交情はほとんどありませんが、その一歩手
前の危うい関係を互いに楽しんでいます。これが長続きする関係だと、お互い暗
黙の了解をしているようです。

天堂とは街で声をかけられ、そのままお付き合いが続いていて、彼から今日のよ
うに連絡があり、由美子の都合がつけば出かけるようにしています。当然断るこ
との方が多いのですが、それでも彼はめげる事が無いようで、何人かのそういっ
た相手を知っているようで、由美子に断られると次の相手に電話しているようで
す。
それはそれでいいのですが、話の途中で混乱して、違った相手の名前を口走るの
は、ご愛嬌といえばご愛嬌です。

「・・・ハイ、由美子です。今からですか・・・、
  ええ、今日は天気も良いし、仕事がいっぱいあるのよ、・・・・
いいです、いいです、一人で出来ますから、お手伝いは要りません、もう・・、
  ハイ、それではね・・・・、お昼過ぎでいかがですか、一時間ほど、
    エエ、いつものところで・・・・、ええっツ、もう・・、
そんな・・、バカ言わないで、もう・・、ちゃんと穿いてゆきます」

ノーショーツで来てほしいと天堂が頼み込んでいるようです。由美子は笑いな
がら相手になっています。天童にこうして頼まれて、何人の女性が、ノーショ
ーツで出かけるのでしょうか、案外多いかもしれません。現に、由美子も少し
その気になっています。

定刻10分遅れでそのレストランにタクシーでやって来ました。キャミソール
風のTシャツ、ミニのカジュアルなタイトスカートに生脚、黒と銀ラメのサン
ダルです。ちょっと目には夜のお勤めの姫君が昼の散歩といった雰囲気です。

天堂はこんなスタイルが好きなのです。Uの世界に入り、いろいろの人と交流
するようになり、由美子もいろいろ衣装を楽しむことが出来るようになり、今
までだったら敬遠していた衣類も楽しむことができるようになりました。

ところでスカートは布地の薄いものですからショーツの線は見えるはずですが、
よく確認できません。

いつもの席、店の奥まったところ、2方を壁に取り囲まれて、一方が、座った
人が隠れる程度の高さの衝立があり、もう一方は一メートルほどの通路になっ
ています。このテーブルが天堂の定位置です。

由美子が顔を出すと、彼はいつものように壁を背にして座っていて、ヨッと片
手を上げて、にっこり笑いました。テーブルの上には、昼食に食べたらしいス
パゲッテイの大皿がありました。昼近くにこの店に入り、もう一時間以上ここ
で待っているのでしょう。

待ったでしょう、タクシーがなかなか捕まらなくてと、由美子が言い訳を言い
ながら、天堂の前に座ります。そう大きくないテーブルで、椅子もテーブルも
低い造りになっています。食事より、飲み物を意識した店作りのようです。

きついタイトスカートは座るだけで、大腿部が露出して、椅子の構造から腰よ
り膝が上に来ますから、由美子の今日の服装では、ほとんどショーツまで覗け
る雰囲気です。
天堂は由美子の露出した大腿部を嬉しそうに見ています。

「なーに、天堂さん、私の顔を見てよ、
   これでも天堂さんのために化粧してきたのだから、
      ここばっかり見ているでしょう・・・」

由美子が大腿部を手のひらで叩きながら、天堂を笑いながら睨みつけました。

「ああ、由美子さん、今日は一段と感じる格好だね・・・、
   上はもう少しで見えそうだね、下はその手を退けてくれればOKだよ、
貴方を見ているともう夏が来たと思うね、いいね・・・」

天堂は由美子の足先から頭まで、舐めるように見ています。スカートにショ
ーツの線が見えないことにもう、気がついていて、いろいろ頭の中で考え
ているようです。

「由美子さんこれ知っている」
天堂が少し大きめのアルミのスーツケースを取り出しました。ケースの蓋
を開けると、ノートパソコン、そして黒いひも状のものが収まっています。

天堂は建築の専門家ですから、これまで由美子と話していても意外な専門
知識を披露して、彼女を驚かせることがあります。この装置もそうした専
門家が使用する物のようです。由美子に判るはずはありません。

「ファイバースコープ付きのカメラでね、壁の隙間とか、パイプの中とか、
   普通では見えないところをチェックするカメラだよ、
       息子の会社から借用してきたのだがね」
天堂は説明しながら、なにやらニヤニヤ笑いながら、慣れた仕草で操作し
ています。

するとテーブルの上に出したそのひも状の先端が、ちょうど蛇が鎌首をも
たげるように動き出したのです。その気で見るとなにやら猥褻な動きです。
くねくねとなにやら獲物を狙っている様子です。由美子は本能的に膝を締
めて防御姿勢をとりました。

そのひも状の物は、太さは直径一センチほどで、長さが一メートルほどで
す。由美子にとって気になる黒い強そうな色をして、テーブルの上でとぐ
ろを巻いています。見るからに猥雑な感じです。

天堂が次の操作をすると、ひも状の先端が光って前方にかなり強い光を投
げかけています。狭い暗闇の中を這いずり回ってその先にある大切な物を
撮影したり、直接見たりできる器具のようです。

「これで、由美子さんを撮影させてほしいと思っているのだけど、どうだろう」

そんなことだろうと、最初これを見せられた時、由美子は思ったのです、
それでも蛇の鎌首のような動きには、なぜか惹かれます。猥褻ですが、
女心をひきつける動きです。天堂とエロチックな遊びをする気でここへ来
ているので、これまでのやり取りだけでなんとなく下半身が熱くなります。

「こうしてね、暗くて狭いところに狙って入れると、その景色が見える
           のだよ、見てごらん、ほら、よく見えるよ」
天堂がその紐の先端を、テーブルの側にある空の花瓶の中に入れました。
そして立ち上がって、由美子の側に座りました。彼が由美子の膝に触る
ときはいつもこうして由美子の側に来ます。

当然の権利のように、片手で由美子の膝の感触を楽しみながら、ケース
の中のパソコンモニターを見せました。15インチの画面いっぱいに、
花瓶の中らしい景色が見えます。さらに操作をすると、花瓶の底に焦点
が合って、底に溜まっている埃とか、からからに乾いた花びらが見えま
す。

このカメラを使って由美子の何を撮影しようと思っているのでしょう。
暗くて狭いところといえば、由美子の体の中では限られていて、そう多
くありませんが。

天堂の片手はゆっくり動いて、タイトスカートの包まれた両脚の狭いと
ころを這い上がっています。由美子はされるままにしています。
「由美子さん、このファイバースコープを使えば、楽しい画像が取れるけれど、
              いいかな・・・、ここに入れても・・・」

天堂は由美子の目を見て、由美子の返事を待たずに、花瓶からファイバー
を引き出し、お絞りでそれを丁寧に拭いて、いきなり由美子のTシャツの
胸に差し込みました。
半カップのブラを乗り越えてそれは、お腹の方に向かっています。

「ああ・・ん、なんだか気持ち悪いわ、診察されているようね、ふふ・・・
ああ・・ん、だめそんなに強く入れては・・・、痛いわよ・・・お腹に当たるわ
もう、止めて、ああ・・・、先端が動いて、感じるわ・・・」
男はかなり強引にファイバーを押し込んでいます、その先端はもうとっ
くに、乳房を通り越して、お臍のあたりまで届いています。

「私はだめ、天堂さんの物を見せて・・」
由美子は、ファイバーを自分で引き出し、天堂のズボンの上から差し込んでい
ます。彼は由美子がここへ来る前、実はこの実験をやっていましたので、由美
子の手からファイバーを取り上げ、慣れた手付きで、自分の股間にファイバー
を差し込んで、調節しながら、由美子にモニターを見せています。

「いやだあ・・・・、ああ・・、凄い本当に見えるのね、
  なんだか凄く大きく見えるけれど、これ嘘でしょう、ふふ・・・、
        嘘ってことはないわよね・・、でも凄い・・」
由美子は凄いを、連発して、天堂の目を気にしながらも、モニターから目が
離せません。こんなに迫力ある画像が現れるとは思っても居ませんでした。

天堂のものが画面いっぱいに広がっていて、スコープは亀頭部を捕らえてい
ます。匂うようなそれが鮮明に15インチ画面いっぱいに投影されています。

心の準備がなかったので、明るい中で何の予告もなくこんな画面を見せられ
て、由美子は絶句しています。少し移動すると茂みが画面に現れてきました。
由美子はもう、天堂の目を恥じている余裕がありません。すっかり画像の虜
になっています。

パソコンのモニターに、側にいる男のズボンの中身が拡大されて投影されてい
ます、その異常な光景に女は興奮しています。スコープで見ると一部分だけ
がクローズアップされたようで、見る角度によっては新発見があり、由美子
ほど経験豊富な女にとっても新鮮な画像で、彼女はもうそれに夢中です。

そんな由美子の反応を見て、男の物が画面の中で、明らかに立ち上がってき
ました。
「あら・・ら、元気になってきたわ、どうしましょう」

由美子は思わず声を出して、慌てて口を押さえて、周りを見回しています。
ウエイターーの注文を反復する声が聞こえます。ここは少し奥まった個室の
ような感じですが、明るいレストランの店内です。こんなものをここで見て
いていいのかと由美子は心配になり、慌てて回りを見まわしました。

「もういいだろう、俺の物より、由美子さんのものみたいな」
天堂は、由美子の大腿部を添えた手を、かなり強引に中に押し込んで居ます。
タイトスカートがその力で上に巻き上げられています。由美子は天堂のもの
を見せられて、すこし感じているようで、大きな抵抗をしません。

天堂はついにショーツに到達しました。Tバックの小さな布に、天堂はよ
うやく到達しました。指をその脇から挿入させようとしています。由美子は
その指を感じて、ハッと我に戻りました。

「だめ、だめ、ここではだめよ・・・・、お願い・・・天堂さん・・・だめ
   病院に近いから知っている人がいっぱい居るわよ・・、
                      ねえ・・・がまんして」
由美子は自分でも、もう少し触ってほしい気になっていましたが、衝立の
側に人が来ればこの光景は丸見えです。タイトスカートに天堂の太い腕が入
り込んで、ほとんどショーツが見えるほどです。

そして男の指が由美子の股間にあるのですから、ウエイトレスがここに来れ
ば大騒ぎになります。由美子が初老の男に襲われていると勘違いするでしょう。

由美子の直ぐ後ろ、衝立の向こうに人の気配が感じ取れます。男と女が睦み
会うには少し危険なスペースです。女は男の腕を押し出し、急いでタイトス
カートの裾を下ろしています。天堂もそのことは知っていて無理をしません。

「ねえ、ここでは、こんな格好で触るのは危険よ、我慢して・・・、
              天堂さん、向こうの席に戻ってよ・・・・・・・、
ここに入れて・・・・、こうすれば、いいのよ、どう・・・・、
      見える・・・、これなら何をしているか判らないわ
            いっぱい見ても良いわよ、どうみえる・・・」
天堂が席を移り、由美子は笑みを浮かべながら、ファイバー・スコープを
テーブルの下を通して、自分のところまで引っ張って来て、両手にファイ
バーを持ち、自分の股間にその先端を差し込んでいます。

時々先端の金属部分が直接肌に触れて、あっと、声を出して、首をすくめ
てその作業をしています。女のその作業が男にとって結構エロいもので、
天堂はあらぬ想像をして結構高まっています。

天堂は慎重にファイバーの先端を調整しています。その先端が由美子の股
間でぐるぐる動き、由美子の大腿部を刺激しています。
「ああ・・・、だめ、天堂さん、そんなに動かしては
          ああ・・・ん、くすぐったい
             もっと奥に入れてみる」

由美子は少し両脚を開いて、ファイバーをもっと奥に入れ込みました。
「あっツ、見えた・・・」
天堂が大きな声を出しました。由美子が笑いながら、シーと言っています。

由美子の冒険〔U〕(5) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/04/05(Tue) 17:38
「ごめん、ゴメン・・・、ピンク色だね・・・」
天堂が声を潜めて、ショーツの色を告げています。ようやく焦点調整が出来
たのです。

「凄い、これで見ると、その部分だけを切り取ってみるから、
                        凄くエロチックだね」
天堂はすっかり興奮して、声をさらに潜めています、異常に興奮して、操作
する手が震えています。それでもモニターから目を離しません。由美子のそ
こは、天堂にとって初めて見るものですが、同類のものはこれまでたくさん
見ているはずですから、これほどの衝撃を受けるとは本人も思っていなかっ
たでしょう。
ファイバースコープの画面は天堂の予想をはるかに超えた衝撃的なものです。

「布の脇から、陰毛がはみ出しているよ、一本、一本見えるよ、凄いな、
由美子さん、昨夜旦那とやったね、その周りが赤く腫れているよ、
もう少し横へずらすと・・・、
あっツ、由美子さん・・・、濡れていますよ、割れ目がはっきり判りますよ、
我慢できないな、ああ・・・、そんな・・、どんどん染みが広まっている」
由美子は目を閉じて、両脚をやや開き加減にして、天堂にそこを開放していま
す。スカートもショーツも何処も乱れていないのに、一番恥ずかしいところを
白昼、レストランで男にじっくり覗かれているのです。

その部分が3倍ほどに拡大されて、モニターに映し出されるのです。
由美子は、天堂が顔を上気させて、冗談も言えなくなって、一心にモニター見
ているのを見て、どんどん濡れてきます。

後ろの席から家族連れの笑い声が直ぐ近くに居るように聞こえます。突然後ろ
の衝立の陰から人が現れるかもしれません。ウエイトレスの歩く足音が近づいて
くる気がします。だのに、私はこんな破廉恥なことをしている。このギャップ
が由美子を恍惚状態に追い込んでいます。

「由美子さん、お願いだ、ショーツを取って・・・・」
天堂が切羽詰った顔で由美子を見て、しわがれた声を出して懇請しています。
その顔を泣いているようにゆがんでいます。興奮で天堂も正気を失いつつあり
ます。

由美子はためらう事無く、腰紐を解いて、ファイバーを股間に挟みこんだまま、
少しお尻を浮かせて、簡単にTバックショーツを取り去りました。剥ぎ取った
ショーツを由美子は自分の側のシートに投げ出しました。

べっとり濡れています。彼女はもうそのことに気を配る羞恥心が薄れてきたよ
うです。天堂は黙りこくって、焦点調整しています。
うまく焦点があったのでしょう、真剣な顔が一段と輝きました。

由美子はその顔を見ているだけで、さらに濡れだしました。もう限界に近くな
っています。後ろの席のざわめきもどうでもいい気になっています。天堂はつば
を飲みながらモニターを見つめています、喉がからからになって、もう解説をす
る余裕もなくなっています。時々、自分の股間を強く押さえ込んでいるのはなぜ
でしょう。

由美子はもうほとんど朦朧としていて、その部分だけがカーと熱いのです。タイ
トスカートを少し上に巻き上げて、脚をさらに開きました。ドーとあふれてくる
物を感じます。ファイバーの先端が微妙に大腿部を刺激します。その金属質の感
触が、由美子を異次元の世界に運んでいるようで、頭の一部には正気が残ってい
るのですが、体はもうとっくに混濁状態に入っています。

こんなに不調和な感覚は今まで、経験したことがありません。強いてこれに似た
経験を求めればO市で初めてストリップショウの舞台に立った感覚に似ています。

「すす・・凄い、由美子さん・・・、もうだめだ・・・、
                 見ているだけで・・・、むむ・・・」
天堂は、顔をしかめて、股間を押さえています。若い頃、忘れるほど昔、同じ様
に下着をしたたかに汚したことがありました。天堂はテーブルの上に頭をつけて、
大きく肩で息をしています。

経験豊富な天堂もこの異常な体験に、脆くも少年のように逝ってしまったのです。
15インチの画面いっぱいに由美子の亀裂が拡大されて投影されていて、陰毛の
一本、一本、そしてその毛に付着している愛液まで見えます。

亀裂は画面の上から下まで届いていて、淫核が異常に突き出していて、ヒクヒク
うごめいているのさえ観測できます。凄いのはその下で、まるで洪水のように愛
液がどろどろと流れていて、外淫唇がそれと判るほど震えていて、その中のサー
モンピンクがうごめいているのさえ見えます。内部の律動がそこに伝わっている
のでしょう。またドーッと透明な液が流れ出しました。

15インチ画面いっぱいに由美子のそこが拡大されています。見ていると由美子
の愛液を顔に引っ掛けられる気分になり、見ている当人が頭からそこに吸い込ま
れそうになります。ものすごいとしか言いようのない迫力です。

由美子は天堂の逝く様子を見て、ファイバーの先端を一気にその中に入れ込みま
した。冷たい金属の感触を一瞬感じて、彼女もまた、一気に高まり、椅子の背も
たれに頭を乗せ、口を片手で塞いで悲鳴を押さえこみ、やや脚を開き加減にして、
両脚を痙攣させています。
モニターに、なぜか、サーモンピンクの映像が画面いっぱいに現れています。

「よう・・、天堂、お邪魔していいかな・・」
突然そのスペースに天堂の悪友、サブローと呼ばれている老紳士が現れました。
印刷会社の社長職を息子に譲って、天堂と同様、マンションに一人暮らしです。
天堂より5、6歳先輩でもう70歳を超えているはずですが、天堂と一緒にな
って、壮年者に負けない遊びを今でも楽しんでいます。何時もここに天堂がと
ぐろを巻いていることを知っていて、やって来たのです。

「やあ、由美子さんも一緒ですか、お邪魔します」
天堂も由美子も彼をみて歓迎の笑みを浮かべています。既に先ほどの装置は、
アルミのスーツケースに収められています。もう少しサブローが早く来ている
と、とんでもないところを見られて、彼のことですからただでは済まないとこ
ろでした。

サブローは由美子の開放的な衣装にさっそく露骨な興味を示して、しげしげと
見ていて、そのまま由美子の側に座りました。
「由美子さん、今日は一段ときれいですね、
     こう・・、なんと言うか、女がにおってくる感じですね・・・」
サブローは敏感な鼻で、由美子の愛液の香を嗅ぎ取っており、その気持ちをそう
表現したのです。

由美子は既にショーツを取り外して、バッグに納めていますので、そこから先ほ
ど興奮した残り香がダイレクトに立ち上がっているのです。

「ありがとう、サブローさん・・・、お元気そうですね、
肝臓はどうですか、大事にしてくださいね、あまり遊ぶとだめですよ、ふふ・・・」
由美子は病院に診察に来たサブローに何度か会っていて、その後、天堂と一緒の時、
偶然ここで会って、それ以来、三人はこのレストランで時々会っています。

サブローは天堂の友達として由美子を扱っていて、それ以上のことはしませんが、
三人で会うと話題は、天堂と同様、街の女性に積極的に声をかけた結果を面白おか
しく報告して、由美子の反応を楽しんでいます。

「由美子さん、貴方も知っているように、
     サブローさんと私は家族以上の付き合いをしています・・・。
      何でも話し合い、隠し事はありません。
貴方さえ良ければ、
  先ほど私が感激した映像をサブローさんに見せたいのですが、
    許していただけますか、
勿論、サブローさんだけに見せる事を、私の男にかけて誓います。
   あんなに感激したことは最近ありません。
もう、何時、死んでもいいと、今でも思っています・・・。
  いかがでしょうか、ぜひ許してほしいのです」

サブローが来ても、いつものようにあまり話しに乗らないで、天堂はしばら
くじっと考え事をしていました。サブローは由美子と何かトラブルがあった
ようだと気が付いていたのですが、由美子が愛想良くするので、痴話喧嘩で
はなく、今日も由美子が最後のところまで触れることを許さなくて、彼が落
ち込んでいるのだと理解していたのです。
二人の男は毎日の戦績を互いに報告しているので、天堂と由美子の関係をサ
ブローは全て知っていました。

「あら・・、そうなの・・・、パソコンにダウンロードしていたのね・・・、

天堂さん・・・・、あれは、思わず、流れでやってしまった遊びよ、
  私には新鮮な驚きで、楽しかったわ、あんな経験はめったに出来ないわ、
天堂さんと私の忘れることの出来ない思い出になるわね
  ただ、次からは、同じことをしても、あの感激はないわね・・・、
    そう思うのよ」
由美子は真っ直ぐ天堂を見て話しています。笑いを浮かべていますが、強い由美
子の意志がその顔に出ていて、天堂は途中からすっかり緊張して聞いています。
サブローはその場の雰囲気に少したじろいでいる様子です。

「貴方にとっては、あの遊びは計画的だったようだけれど、
   それでもあんな素晴らしい結果になるとは思ってもいなかったでしょう
その意味では、私と同じ立場よ、
   同じことをもう一度やっても、もう、あの感激は来ないわよ
次には、新鮮なときめきがなくなって、単なるいやらしい遊びで終わるはずよ」
天堂は由美子の言っている意味がようやく判ったようです。

「由美子さん、判りました。あの瞬間の感激はもう来ないということですね
  心にしまって大切にすべき思い出はむやみに取り出してはいけないのですね
   貴方が言うとおり、同じことをしても、あの衝撃的な感動はもうないでしょうね、
残している映像を後で見ても、
  あの時の驚きと感動を再現できなくて、空しい気持ちになり、
    せっかくのいい思い出とこの感動を失うことになると思います
いい年をして、お恥ずかしい、許してください
  サブローさん、詳しくは話せませんが、こんな事情ですから了解してください
メモリーはこの場で消します。思い出はここに残しておきます」

天堂は、少年のように顔を紅潮させて、ここに残しますといって、胸を叩いて
います。

サブローは、二人を見て笑いながら、頷いています。天堂や、サブローの年に
なると、人にしゃべるのが惜しくなるほどの感動はそうざらにあるものではな
く、そんな経験は心に秘めておくべきだとサブローも、事情がわからないなり
に同感したのです。

由美子は二人に挨拶して、その店を出ました。日は未だ高く、夏の夕暮れはま
だまだです。近くの食料品店で買い物を済ませて、それをぶらぶらさせながら、
タクシーを探していると、白いセダンがスーッと由美子の側に止まりました。
近所に住んでいる和子が窓から顔を出しました。

和子は、子供はなく、結婚後10年ほど経った時、夫を不慮の交通事故で失い、
その後再婚することなく、近状の子供を相手に塾を開いて、お花と習字を教え
て生計を立てています。由美子の二人の娘もここに通い、習字を習いました。
由美子より年上ですが、同年代に見える若さを保っている、清楚な美人です。


「一度、ゆっくり由美子さんに話を聞いてもらいたいのよ・・」
女から見ても魅力的な横顔を見せて、ハンドルを握った和子は少し頬を染め
ながら話しています。由美子は、話は異性のことだと合点しました。

送ってもらったお礼を言って、夕食を食べるつもりで来てほしいと誘いまし
た。話はその後で、ゆっくり聞きましょうとも言いました。和子は二日後に
お邪魔すると言った後、しばらく考えていましたが、できれば鶴岡も一緒に
聞いてほしいと、また頬を染めて話しました。

もちろん問題ないことで、その日の約束を得て、和子はアクセルをゆっくり
踏みました。角を曲がる和子のセダンを見送りながら、和子が夫、鶴岡と小
学校、中学校の同級生であったことを由美子は思い出していました。

天堂は夜一人でのんびりしている時など、あのレストランでの出来事を時々、
思い出します。

神秘な性への新鮮な驚きと女性への焼け付くような憧れに、全身を焼き尽く
し、あの時自分は、まぎれもなく一人の少年に戻っていたと、天堂は思うの
です。

そして、由美子が言ったように頭の中で考える限り、あの感動と興奮は色あ
せることがなく、思い出すたび下着をしたたかに汚した少年時代の興奮に浸
れるのです。その感動のたびに天堂の中で由美子が特別の人に変わって行き
ました。

由美子の冒険〔U〕(6) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/04/06(Wed) 22:12
3.  二つの恋

きれいにセットした髪はその形跡さえ残さないほどに乱れて、汗で濡れた額にべった
りと張り付いて、ほとんど正気を失った目が、端正な顔を異様な雰囲気にしています。
まさに喜悦の女神に全てを捧げた女の姿そのものです。

声を出しすぎて、かすれて、しわがれた悲鳴を上げながら、未だ豊かな曲線を維持し
ている体をくねらせて、筋肉質な男の褐色の体に全身を絡ませています。
見れば、大きく両脚を開いて、その足先を男の肩に差し上げ、股間を男にさらして、
そこに極太の業物をくわえ込んでいます。強靭な男の腰が打ちつけられ、股間の袋が
和子の臀部を撃ちつける音がこだましています。

白い泡と、それが凝縮して固形化して白い粒になったものが、男の肉棒にも、和子の
ひらひらにもこびり付いて、この一時間近くの交情の激しさを物語っています。

最初の頃こそ、嫌悪感でそれを越えるほどの喜びを感じなかった彼女も、3度目の頃
から、耐えていたものがぷっつり切れて、あふれる愛液の中で悶えて、今までは考え
ても見なかった恥ずかしい姿態を彼の求めるままに男の飢えた眼にさらすのです。

ここは和子の寝室です。毎週火曜日にやってくる男に、和子の体は焼き尽くされます。
10年以上遠ざかっていた肉の震えが戻ってきたのです。

夫に先立たれて以来、20年余、和子は一人でこの家で生活しています。娘時代に習
得したお花と習字の腕を生かして、つましい生活を続けてきたのです。

夫の死後しばらくは、男との遭遇はなかったと言えば嘘になりますが、夫の思い出を
押しやり、結婚したいと思うほどの男にめぐり合うことはなく、時たま遭遇する男と
は、閨の寂しさを癒す、その場限りの情交で終わっていました。

そして、その気になると、男が居なくても、十分に生活を楽しめることが次第にわか
り、自分から求めて、異性との交友をしなくなりました。その意味でここ10年ほど
は和子にとっては男なしの静かな、しかし充実した年月でした。

2ヶ月前、その男は突然和子の家にやってきました。40歳過ぎの、平凡な男で、屋
根の診断をして、必用があれば修理するというのです。このような押しかけ訪問は珍
しいことではなく、そのつど、和子は迷わず丁寧に断っています。

玄関のドアーの外で来客対応していたのですが、その時に限って男がなかなか引き上
げません。
乱暴をするような人には見えない人の良さそうな人物ですが、一人暮らしの和子は、
本能的に男には臆病です。逃げ道をそれとなく確認して、いつも護身用に持っている
非常ベルの紐を密かに掴んでいました。これを引けば凄い音がして、隣の人が駆けつ
けてくれることになっています。それに愛犬のゴンも足元に合図を待って、神妙に控
えています。昼間であることを考えるとこれで万全の備えです。

「奥さん、これを見てくれますか」
男は大きめの茶封筒を差し出しました。カタログかそれの類でしょう、受け取って、
それで引き取ってもらうことにしようと思って、ちょっと中を覗きました。写真らし
き物が2枚入っているだけで、とてもカタログとは思えないものです。

和子は不審顔を隠さないで、男を見て、その写真を取り出しました。
A4サイズの大判いっぱいに不鮮明な写真が写っています。二枚とも同じ様なもので、
和子には何の写真かよく判りません。不審な顔を男に向けると、男はにっこり笑って、

「あなたですよ、あなたの家の中ですよ、よく見てください・・」

和子はもう一度写真に目を戻しました。そう言われて見れば、自宅の寝室です。見覚
えのある額縁が写っています。しばらくその写真を見ていて、和子はようやくその内
容を理解しました。

それと同時に足元の地面が崩れ落ちるような衝撃を受けて、自分の体が自分で自由に
ならない、いわゆる金縛り状態になっていました。ようやく気を取り直し、血の気を
失った顔で、男に、とにかく家に入ってくださいと、囁くように言いました。

和子の形相の変化に恐れたのでしょうか、男は一瞬逃げるような素振りを見せました。
和子はここで逃がして、写真をばら撒かれてはすべてが終ると思い、その男にすがり
付いて、家に連れ込みました。

それから1時間後、男は去ってゆきました。和子は男を送り出した玄関で、明らかに
それとわかるほど乱れた姿で、床に頭をつけて、声を抑えて泣いていました。
慌てて身につけた薄いネグリジェがめくりあがり、男の精液で濡れた腹部からその部分
まで完全に露出していて、比較的多毛なその部分が激しかった男の攻撃を物語るように、
嵐の後のように蹂躙された様子を見せています。

それ以来、毎週火曜日にその男はやってきて、かっきり一時間、和子の寝室で時間を費
やし、何事もなかったように帰って行きます。

火曜日の男が訪れるようになった頃、今まで通りすがりに挨拶を交わすだけに止まって
いた泉との仲が、急速に接近して、彼の家を訪ねて、親しくお茶を楽しむまでになって
いました。火曜日の男に無理やり目覚めさせられた女の精が、和子の中に微妙な変化を
起こし、男をひきつけたようです。

泉は今年還暦を迎えると言っていて、駅の近くに間口2間ほどの小さな店舗を持ってい
て、お茶屋をここ30年近く、一人で営業しています。30年前、この街に店を開いた
時に結婚して、二人で商売していたのですが、一年もしない内に女房が男を作って逃げ
出しました。それ以来、一人身の生活です。

今ではすっかり頭髪も薄くなり、150センチに届かない愛嬌のある体を元気に動かし
て、この近所では信頼の置ける店として固定客をしっかり掴んで、安定した商売をして
います。

和子は、この店の常連で、泉とは冗談を言い合う仲でした、それとて他の常連客とそれ
ほど差がある仲ではありませんでした。ただ、お互いに長い独身生活ですから、ほかの
主婦と店主の関係とは少し違った男と女の感情が多少存在したことも事実です。

ある日、話題が体のことになり、お互いに高血圧で病院に通っていることが判り、これ
で二人が急接近しました。

それ以来、和子は店の奥にある、狭いスペースで、二人切りで一時間以上話し会う仲に
なりました。和子の好物の和菓子をいそいそと買い求めていいお茶を準備して、和子の
訪問を心待ちにしていて、泉は彼女がやってくると商売を忘れて話し込んでいます。

近所の人が店頭に立ってもなかなか店主が出て来ないのです。こんな時は、和子の脚に
触って、遠慮がちに胸に手を伸ばしている最中で、とてもお茶を売る暇などない状態です。
近所の人は可愛いこの二人を見て、独身者同士行くところまで行けば良いと、期待して見
守っているようです。

火曜日の交情が深まって行くに従い、和子と泉の間にも変化が訪れています。和子が積極
的になり、今まであれほど拒んでいた股間への指の侵入も、最近では事前にショーツを取
って訪れるほどの変化です。当然、泉は大喜びで、それこそ夜も興奮で眠れないほど、次
の和子の訪問時には、あれをして、これをしてと、作戦を立てて、和子とのことを妄想し
て、青年のようにいつも勃起して、それまでの時間を作戦を考える事に費やして過ごして
います。

そんなに待ちに待った和子がやってくると、傍目にもいじらしいほど献身的で、何とか和
子の体に触れたいとそればかり考えているようです。和子の身近に座り、その体温と体臭
を嗅ぎ、和子の食べ残しの餅菓子をくすねたり、口紅の付いたお茶碗に、こっそり自分の
唇をつけたり、和子がトイレから出てくると直ぐその後に、個室に入り込んだり、少年期
の男が初めて異性と出会った時のように、泉は和子に夢中です。

店の奥にある店主のスペースも充実しました。二人がゆったり寝転ぶことが出来るように
スペースを確保して、最上級の絨毯を敷き詰め、何よりも店頭に立つとそのスペースが死
角になるようにしたことです。これでは店番の役目を果たしませんが、そのため、店全体
が見渡せるカメラとモニターを準備して、さらに、来客があると音声を自動発生する検出
器も取り付けました。

今日は水曜日で、和子はノーショーツでやって来ました。昨日のほてりが残っていて、男
の目には和子が欲情しているのが直ぐ判ります。泉とは前回のデートで股間を十分触られ、
恥ずかしいほどの愛液で絨毯を汚している仲になっています。泉のはちきれそうに成って
いるものを受け入れるのは、もう時間の問題です。もう、二人がつかの間の快楽を楽しむ
障害は何もありません。

「美味しいお茶ね、これ、いただいていいかしら」
和子は、自分の茶碗のお茶を飲み干し、泉が飲み残している茶碗に手を伸ばし、おいしそ
うにそれを飲み始めています。

「ああ、美味しかった」
上目遣いに泉を見つめて、その瞳はなぜか霞がかかったように潤んでいます。和子が欲情
した時の証です。

ルージュがべったり付いた茶碗を和子はそれに気が付かない素振りで、彼の茶托に戻して
います。泉が目を輝かせてそれを見ています。白磁の茶碗に、濃い目のルージュが鮮やか
に輝いています。泉は一気に高まりました。

「和子さん、会いたかった・・」
泉は目の前の茶碗を素早く横によけて、女を抱きしめました。女は驚いた低い悲鳴を上げ
ながら、それでも柔らかく男の胸に溶け込んでいます。ブラウスの胸の辺りから、す
えた女の香が立ち上がり、男の官能を刺激します。比較的豊かな胸が、男の胸に押しつぶ
されて激しく息づいています。

男はみだれた女のスカートの裾に手を伸ばし、乱暴にそれを巻き上げました。女が少し大
きな声を出して、拒否の意思を示していますが、それ以上抵抗しません。さらに大胆に男
はスカートを女の胸まで掻き揚げ、同時にブラウスのボタンをすべて外し、それを取り去
りました。下着は上下とも彼女は事前に取り外しています。

「ああ・・そんな・・、こんなところで・・・、困るわ・・・・」
薄い布地のスカートがひも状になった腰の辺りに残っているだけの状態で、男に抱きしめ
られ、悶えています。それでも脚を開いて、さりげなく男にその股間を見せています。
そこは既にしっとり濡れているのが男にも判ります。

男の手がその股間に伸びて、十分に濡れたその部分を撫ぜ上げ、指がハザマに挿入されて
います。女と男は硬く唇を合わせてうめき声を上げています。女の股間から水音が響いて
きました。

女が男のベルトを緩め、股間に素早く手を入れ、それを揉み始めました。先走り汁が溢れ、
女の手はべっとりと濡れています。女はそれを感じて狂ったように男のものをこすり始め
ました。

その顔に驚きと喜びの入り混じった、淫蕩な表情をいっぱい浮かべています。初めての男
のものが期待以上ものと知った時、女が見せるあの表情です。濡れた音が狭い店内に響き
ます。男が器用にズボンと下着を取り除きました。体に不釣合いな立派なものが表れまし
た。和子が狂喜する理由がわかります。
火曜日の男を凌ぐ業物で、その立ち姿が優雅です。

男は、ゆっくり女を膝に抱え上げ、脚を組んだ自分の膝の上にゆっくり下ろしてゆきます。
女は抱き上げられ、後ろから男の両手で脚を持たれて、濡れた股間を、いっぱいに開かれ
て、濡れたそこが外気に触れてぞっくとした冷気を感じています、恥ずかしさがこみ上げ
てきて、さらにそれが女を高めているようです。女は前方の空間を見て、両手で自分の乳
房をかきむしり、股間に進入する業物に一心に注意を集中しています。

「ああ・・・ん、そんな・・・、恥ずかしい、ムム・・・、こんなに開いて・・・
   大きい、きついわ・・・・、いい・・・・、もっと・・・、いっぱい入れて、いい・・・」

女は両脚をいっぱい開ききって、そこに極太のものを挿入されて、もうこれ以上恥ずかし
いことは起きないところまで来たと開き直り、貪欲に男を貪り始めたようです。
首を後ろにそらせて、泉の唇を求めています。

股間に手を伸ばし、挿入されている肉棒をいとおしげに触り、その上で真っ赤に色づい
て突起している淫核をゆっくり擦っています。タラタラと流れる愛液は透明色から白色
に変化してきました。汗で濡れた額に乱れた髪の毛が張り付いて、絶叫を上げる和子の
表情を壮絶なものに変えています。和子はもう羞恥も、つつしみも、全てを忘れてその
ことに没頭しています。

ところで、二人は気が付きませんが、店の奥にキッチン兼ダイニングがあり、店とは長
い布の暖簾で仕切られています。その暖簾の陰から、じっと見ている女がいます。

由美子の冒険〔U〕(7) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/04/07(Thu) 21:15
隣の魚屋、魚新の女房、佐代子です。
いつものように、勝手知った裏口から手作りのお惣菜を届けに来たのです。
「おじさん・・・」
と声を出そうとして、慌ててその声を飲み込みました。普段聞かない女性の低い
しのぶ声を聞いたのです。それで、足音を忍ばせて、暖簾の陰から、泉がいつも
居るスペースを覗き込んだのです。

佐代子に向けて、いっぱい両脚を開いて、顔だけはよく知っている和子が濡れた
股間をいっぱいに開いています。最近、足繁く和子がやってくるのを見ていて、
泉との関係も薄々気が付いていましたが、こうした二人の絡みを見るのは、初め
てです。

佐代子は30台半ばで、髪を金色に染めていて、二人の子持ちで、いわゆる元ヤ
ンキー娘です。やや日本人離れしたインド系の美人で気風が良くて、近所でも評
判の女房です。泉の店の隣に彼女の店舗があり、二階と三階が住居になっていま
す。

万事に解放的な女性で、コケテイッシュな性格で、一人暮らしの泉は、しばしば
佐代子に見せ付けられ、刺激されています。どうも、泉が狙われて、楽しまれて
いるようですが、泉もそれをむしろ歓迎しています。

3階の夫婦の寝室が、泉の寝室と一メートルとは離れていなくて、両家の窓が接
しています。夫婦の睦み合う姿を、その気になれば、泉は毎回楽しめるように成
っていて、特に佐代子はことさら喘ぎ声を高めたり、スタンドの明かりを点けて、
濡れた股間を見せてくれたりします。

それで、泉は佐代子の体の隅々まで知っていて、佐代子の夫も、佐代子自身もそ
のことに当然気が付いていますが、彼らの新婚の頃から、それを当然のこととし
て、気にしない間柄になっています。
日常の生活でも、ほとんど娘のように泉のことを慕ってくれていて、よく気を使
ってくれています。

腰に捲り上げたスカートを残しただけの全裸に近い和子を膝の上に抱いて、下半
身を露出して、深々と和子の股間に業物を埋めています。そこは佐代子から真正
面に見えます。

和子は絡みの良さに全てを忘れて、夢中で、とても佐代子に気が付く余裕はあり
ませんが、泉は誰かが裏口から入ってきた気配を感じ取っていて、暖簾の陰に佐
代子を見つけていました。佐代子であれば、さほど警戒する必要がなく、むしろ
日頃のお返しに見せ付けてもいいと思っていました。

佐代子は最初こそ体を隠していましたが、次第に大胆になって、興奮してやや紅
潮した顔をほとんど暖簾から突き出して、二人の挿入部を見ています。
佐代子はワンピースに、防水の前掛け、白いゴム長で、同じく白いヘヤー・カバ
ーを付けています。

和子の悶え声が高まり、愛液が滴り落ちるのが佐代子からはっきり確認できるよ
うになると、佐代子は堪らず、前掛けの前を少し開け、スカートの裾を持ち上げ、
薄ブルーのショーツの前布を横に押しやり、指を挿入して、擦り始めました。

暖簾からほとんど全身を出して、柱に身を寄せて、股間を擦り始めています。そ
こは既に濡れ始めて、ピタピタとひそやかな音を出し始めています。泉は佐代子
の陰部が濡れ始めたのを見て、さらに腰のビッチを上げました。

「ああ・・・、誰か居る・・・、ダメ・・・ェ、恥ずかしい・・・
            ああ・・、あなたは・・・、そう、魚屋さん・・・」

その瞬間、和子のその部分が急激に締まりました。泉のものは強烈に締め付けら
れました。思わずそのまま逝きそうになり、泉はじっと耐えています。

ようやく魚屋の佐代子だと気が付き、和子はやや落ち着いたようですが、
ああ・・・んと、呻いて、全身で恥らっていますが、もうどうすることも出来ま
せん。両脚をいっぱい開いて、そこに男のものが深々と嵌りこんでいるのを真正
面から見られているのです。同性にこんな姿を見られたことは初めてです。

「ごめんなさい、おじさん・・・、和子さん・・、とんだお邪魔虫ね・・
        ああ・・、凄いわ、よく見えるわ、和子さん、
大きいものがいっぱいに入っているわ・・・、気持ちよさそう
ああ・・、たまらない、おじさん立派のものを持っていたのね、知らなかったわ・・、
   凄いわね・・、おじさん、ああ・・・、うらやましい
    佐代子、ここが熱くなるわ・・・、我慢できないわ・・・
ねえ、私ここに居ていい・・、あまり人のやるところ見たことないのよ」

佐代子は暖簾の陰から出てきて、二人の側にある椅子に座りながら、瞳を輝かせ
ています。二人を観察することにしたようです。彼女もスカートの裾を乱したま
まで、ゴム長のところまで愛液が光って流れてきています。

泉は、和子に佐代子が居てもいいか聞いています。和子は強い拒否反応を見せま
せん。佐代子の若さと、明るい様子に感化されて、それを許すことにしたのです。
何よりももう見られてしまって、今さら、いやと言っても始まらないと思ってい
ました。

泉は見物人が加わったことで、さらに刺激を受けて、股間を高まらせています。
和子を膝から下ろし、絨毯の上に彼女を横たえて、和子の側に立て膝で座り、右
足を大きく持ち上げて、女の股間をいっぱいに開いています。

ドーとそこから彼女の愛液が流れ出しています。和子はもう夢中です、佐代子に
向けてそこを開いていることも、店の外に声が届くことも、もう気にしていない
様子です。ただ、体を焼き尽くすことに執念を燃やしています。

喘ぎながら、自分で股間に指を入れ擦り始めました。そして片手で泉のものを掴
み、それを自分の突起したところに押付け、こすりつけ、腰をうごめかしていま
す。

泉も佐代子もその和子の淫乱さに圧倒されて、じっとその動きを眺めています。
「ああ・・、たまらない、ここが、熱いの、ああ・・ん、ほしい、ほしい・・」
それはあたかも、佐代子に年上のメスの貪欲さとスケベ心の強さを見せ付けよう
としているかのようです。

もう全てを忘れて、その部分を良くすることに没頭しています。脚をいっぱい開
いて、狂ったように、唸り声を出しながら、髪を振り乱して、バケツをぶちまけ
たような状態になっているその部分に片手の指を突っ込み、かきむしり、もう一
方の手に泉のもの握り締め、激しく自分のそこに肉棒をこすり付けています。
激しい和子の運動で、愛液があたりに飛び散り、佐代子の所まで飛んできていま
す。

佐代子はその凄まじい和子の狂態をじっと見ていて、ゴム長を穿いた両脚をテー
ブルの上に上げて、両脚をいっぱい開き、スカートを捲り上げ、ショーツの股間
を横に乱暴に押しやり、もうすっかり濡れたホールに指を挿入して、喘ぎ声を出
し始めています。

泉がそれを見て驚きながらも、喜んでいます。佐代子は泉にその部分を良く見え
るようにさらに開いて、和子と競争するように自分の指を動かしています。

二人の女の喘ぎの競演に、泉はいきり立ち、和子の指からいっぱいに隆起したも
のを取り戻し、和子の指が入っている部分にその先端をあてがい、一気に腰を打
ち付けました。

和子の指と泉のものを飲み込んで彼女のそこはいっぱいに歪んで、悲鳴を上げな
がらおびただしい愛液を吐き出しています。顔をゆがめ、体を仰け反らして、和
子は悲鳴を上げています。

男は女の脚を胸に抱き上げ、強い律動を腰に与え続けています。二人の接合部か
ら、おびただしい愛液が絨毯に流れ落ちています。激しく出入りする肉棒に、和
子の肉が引きずり出され、捲れ上がり、それに絡みつき、白い泡をこすり付けて
います。佐代子がそこをじっと見ていて、股間に挿入した指の運動ピッチを上げ
ています。

女たちの終わりが近づいたようです。一段と凄い喘ぎ声と、お茶の香りも吹き飛
ばすような女の強い、湿った匂いが店内を埋め尽くしています。通りにその声は
届いているようで、時折、店内を透かすように覗く人もいますが、ほとんどの通
行人はそのことに気が付かないようです。

和子が、そして佐代子が悲鳴を上げて、ばったりと逝きました。二人の足が痙攣
しています。二人の股間から、大量の液が流れて床と絨毯を濡らしています。少
し遅れて、泉が和子の中に、唸り声を出しながら、放出して、和子の脚を抱いた
まま、ばったりと彼女の上に倒れこみました。

「裏口からいつものように入ってきた時、和子さんの声が聞こえたの
  前から、和子さんとおじさんの関係は何となく知っていたわ
   和子さんの声を聞いて、これはてっきり絡んでいると思って、どきどきしながら、
暖簾の陰から覗き込んだのよ、セックスのむせ返るような匂いがして、
  二人の嵌りあったところが真正面に見えたのよ、びっくりしたわ
   それにしても、和子さん、凄かったわ・・・、とても敵わないと思ったわ
  側に居る私のところまで、汁が飛んできたのよ、凄い声を出すし
おじさん、何時からなの、こんなきれいな人と・・」

三人はそれぞれに身繕いをして、泉が入れてくれた香ばしいお茶をいただいて
います。
三人はそれぞれに激しい興奮の後ですから、けだるい、気持ちいい、和やかな
雰囲気の中に居ます。恥ずかしい光景を見せて、見られた仲ですから、顔を知
っている程度で、二人の女は初対面に近い関係ですが、お互いに最初から打ち
解けて、気を許しています。年も離れていて、見かけも随分と違うタイプです
が、直感的に気の合う相手と思ったようです。

「びっくりしたわ・・・、
私、あの時・・・・、泉さんのものをいただいて、何も見えなくなっていたのよ
 そしたら、誰か居るじゃない、信じられなかったわ・・・
   佐代子さん、私達、今日が初めてなのよ、
今までそのチャンスは有ったのだけれど、いろいろあってね、ふふ・・・
 でも、見られながらするのって、感じるのね・・・・、
   佐代子さんが、そこを見ていると思うと、よけいに痺れて
これって、病み付きになりそうだわ、いつも見せたくなったらどうしょう」

和子が、佐代子に親しい笑顔を見せて答えています。もう恥ずかしい話題も言い
合える仲になっているようです。
「そうなのよ、私も最初は見られるなんて恥ずかしくて、イヤだったけれど
  家の亭主がね、それが好きなのよ、それで、いつの間にかそれが癖になって
   今では、何時でも誰かに見てほしいと思うほどよ、
 ねえ、おじさん・・・」

「佐代チャン、今日はいつものお返しになったね、
  和子さん、この人、隣に住んでいて、
   ほとんど毎晩、旦那とやっているところを俺に見せ付けるのだよ、
俺が見ていないと、凄い声を出して、見るように仕向けるのだよ、凄いから
 だから、俺はこの子を抱いたことがないが、
  あそこにある黒子の位置まで知っているよ」

佐代子は和子を見て、軽く頷きながら笑っています。
「和子さん・・・・、今度ね、おじさんの家に泊まりなさいよ、
  今日のお返しに、見せつけてあげるわ、
   その後でお互いに見せっこして、楽しもうよ、
    私達、毎晩やっているから、いつでも良いわよ、ほんとうだよ」
 
佐代子はその時のことを思って、また興奮してきたようで、脚をもじもじ動かし
ています。加代子は今まで知り合った人達とは違い、オープンな生活環境で自由
にセックスを楽しんでいるようだと和子は理解しました。自分もいつかはそうな
りたいという思いで、和子は笑いながら、ぜひお願いしますと冗談のように返事
しています。

一度、泉との関係が出来るとそれからはお互いに、会えば、抱き合うようになり、
毎日のように昼間、店の奥で抱き合います、誰かに見られる不安な気持ちが二人
を刺激するようです。

ここへ来るのを何処からか見ているらしく、和子がやって来て、二人が絡み合
って、いいところに来る頃に、佐代子は突然顔を出します。
彼女はやってくると、側に座り込んで、自分も下半身を露出して、指や準備して
きたデルドーなどを使って、二人を見ながら自分を慰めるのです。冗談口調で、
和子が泉を使っても良いと言っても、笑って一人で済ませています。

佐代子には彼女なりのルールが有るのでしょう。そして、二人の女はお互いに
見せ合いながら、お互いに刺激しあって、より高いところへ上り、喘ぎ、愛液
をふんだんに放出して、果てるのです。

佐代子は二人の絡みを見ながら、自分でいろいろの道具を使ってやることが病
みつきに成っているようで、いそいそとここへやってきて、絡み合っている二
人があきれて、しばらく腰を止めて彼女の狂態を見学するほど、時には乱れに
乱れることがあります。

佐代子が奔放にセックスを楽しむ姿勢を見たり、聞いたりして、次第にそれに
感化されて、和子のセックス感が変わってきました。
ここへ来ると、未だ働いている泉に抱きついて、自分から泉を求め彼の唇に噛
り付き、ズボンのチャックを和子が開けています。

隣の加代子にも積極的に見せ付けるようになっていて、彼女が側に来るとあき
れるほどの声を上げて、凄く乱れます。覗かれる心配が多い店の奥の絡みも、
むしろ楽しみにしているようです。

一方、泉は和子と絡み合っているのですが、同時に佐代子のその部分もたっぷ
り見せ付けられ、二人の喘ぎ声を聞かされますから、二人の女と交情している
のと同じほどの刺激を受けています。

異常な女達の刺激で、かなり強烈に果てるものですから、和子がここに来な
い時間、昼間、よく眠り込んでいて、買い物に来たお客さんに起こされていま
す。還暦の泉には、ほとんど毎日、二人の女の相手はなかなか大変なようです。


由美子の冒険〔U〕(8) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/04/09(Sat) 16:44
先日車の中で約束した時間に和子がやってきました。鶴岡と由美子に何か相談事
があると言っていて、由美子は和子の男の問題だと推測していたのです。

鶴岡も早めに会社から帰ってきて、3人で食卓に座りました。平目のムニュエル
を由美子が準備して、鶴岡自慢のワインを、彼の少々煩わしい講釈を聞きながら
いただきました。

「ジローさん、私、この年になって、また結婚を申し込まれたのよ、
 恥ずかしいわ、今年60歳になる人で、駅前通でお茶屋さんをやっている人なの。
  泉さんというのよ、由美子さんはよく知っているわね。
彼、若い頃結婚したけれど、直ぐ別れて、それから、ずーと一人暮らしで、
  そんなだから、お子さんは居ないのよ、
    由美子さんが知っているように真面目な方よ。

お店で立話をしている内に、何となく、お茶を奥でご馳走のなるようになって
 お互い高血圧で悩んでいることが判り、話が合って、親しくなってねェ・・・・」
和子はここで言葉を切って、少し赤くなって居ます。

「・・・ある日、体の関係が出来たのね、そして、それからも、
 体の相性が良くて、気持ちよくて、その関係がほとんど毎日続いているのでしょう、
  和子さん、最近すっかり綺麗になったもの・・何かあると思っていたのよ
   いいわね・・いっぱい抱かれて・・、泉さん優しそうね、
 それに、誰かと違って、精力もありそうだし・・、ねえ、あなた・・」
皮肉な笑みを浮かべて流し目で鶴岡を見ています、ワインの酔いが、少し口を軽く
しているようです。

「和子さん、毎日、泉さんの家に行っているのでしょう、
しばらく止めていたのに、急に励むと、体を壊すと昔の偉い人が言っているわよ、
 何事もほどほどがいいのよ、股関節だって痛くなるでしょう、ふふ・・・
   でも無理ね、今は、体が壊れても、たとえ死んだって、止められないわね」
食後のアイスクリームをスプーンで口に運びながら、由美子のやっかみ半分の言葉
に和子が少し赤くなって、恥ずかしそうに、それでも幸せいっぱいの笑顔を浮かべ
て、嬉しそうに頷いています。

泉から結婚の申し込みがあったのは一週間ほど前です。その予感はあったのでそれ
ほど驚きませんでしたが、それでも、和子は嬉しくて、感激しました。直ぐに返事
をすべきところを少し待ってほしい、考えを整理してから返事すると答えました。

泉は和子からいい返事が来ると確信しているらしく、十分考えてから返事をほしい
と、上機嫌で待つことを了解してくれました。

和子は泉の申し入れを受ける前に、整理しなければいけない大切なことがあるので
す。
泉と会っている時は意識してそれを忘れようとしているのですが、興奮からさめる
と、その心配がじわじわと押し寄せてきて、絶望的になるのです。
泉との結婚など絶対出来ないと、一人泣く夜も多いのです。このまま一生独身で過
ごそうと決心するのですが、泉と会い、抱かれて乱れると、また悩みを繰り返すの
です。
それで思い余って、鶴岡に相談に来たのです。

「体の関係が出来てしまった男が、泉さんとは別にもう一人居るのよ。
最初は望んだ関係ではなかったのよ、でも、彼が何度か通ってくる内に、
恥ずかしいけれど、体が彼を求めるようになって、
今では、とても別れることなど出来ないと、自分の体が恨めしくなるのよ

でも、彼とは早く別れるべきだと思っているの、
 このまま関係を続けていても先はないのよ、
  泉さんに求婚された機会に、別れたいと思っているのだけれど、
彼も今は、私を放すつもりは無いようで、彼が私の体に飽きが来るまで待つ
しかないと、覚悟しているのよ、

だから、泉さんとは結婚したくても出来ないと思って、
 泉さんとの結婚はあきらめようと思っているのよ・・・・・」
和子は、自分でも何を言っているのか、何を鶴岡に相談しようとしているのか
判らなくなくなっていました。この男のことを考えるといつもこうなのです。

「その方ことは、私ほとんど何も知らないの
 毎週、火曜日の昼過ぎ、私の家に何処からか、やって来て
  一時間ほど、家に居て、またどこかへ帰るのよ
判っているのはそれだけよ・・・・
 もう数え切れないほど抱かれて、恥ずかしいほど乱れているのに
  その人の名前も、仕事も、勿論、彼の家族のことも何も知らないのよ、

泉さんに抱かれている時は、心の底からこの人と一緒になりたいと思うのよ
 でも、あの男の腕の中で悶えている時は、この人から離れられないと悲しくなるの
40歳過ぎで、私より年下の人よ、見かけはごく平凡な人よ・・・・
  だけど普通の人ではない雰囲気も感じるわ・・・」

和子は、泉の話の時とは違って、慎重に言葉を選んでこの男のことを話しています。
泉の話と違って、見えない部分が多いのです。

和子は、泉と結婚したいと思っているようですが、彼女の心の中で、この男が大
きな障害になっているようで、泉の申し入れを即諾しなかったのは、この男を思
ってのことなのです。

鶴岡はここまで聞いて、大体のことは判りましたが、和子が肝心のことをしゃべ
っていないことに気が付いていました。そしてそれにはそれなりの理由がありそ
うだと考えたのです。

「抱かれた後、ゆっくり話をしたいといつも思うけれど
  私には出来ないの、なんだか怖いし、そのきっかけが掴めないのよ
   彼も、忙しい人のようで、正確に一時間で家を出るわ、
最近は彼が帰るのも気が付かないで、ベッドに寝ていることが多いのよ、
  あら・・・こんなこと言って、ごめんなさい、私、いやらしいわね」

由美子は笑って、昼間の情事は時間が経つのは早いのよ、一時間ではあっという
間よね、と妙なところで同感しています。由美子の場合、Uや辰夫とは最低3時
間以上絡んでいるのが普通です。それだけの時間を使っても、ベッドの上で逝っ
たまま目覚めないで、男が家を出て行ったのを知らないことの方が多いのです。

「その男は余計なことは一切しゃべらないのよ、
  こう言うと、怖い男のように思えるけれど、
      ベッドでは最初の時から優しかったわ」

先週の火曜日も、いつものように、午後一時かっきりに彼はやってきました。
和子は火曜日のこの時間近くなると、シャワーを済ませ、動物系の香水を裸体に
つけて、黒い透け透けのネグリジェだけを身に着けて待ちます。

最初の頃は苦痛だったことが、今ではその日を心待ちにしていて、その日が来る
と自然と体が濡れてくるのです。

玄関で激しいデイープキッスをして、その場で和子は彼の衣服を取り去り、ショ
ーツ一枚にして、布の上から、その部分を摩ったり、舐めたりしてその感触を楽
しみます。

そのまま寝室に行く場合もあれば、彼がシャワーを希望する時もあります。
その日は蒸し暑い日で、午前中の仕事が忙しかった彼は、シャワーを使いたいと
言って、和子と一緒に風呂場に向かいました。
既にいっぱいになった彼を見て、和子は脱衣場の床に跪き、彼のものを咥えてい
ます。

彼のものには、真珠が5ヶも入っていて、所々に古傷が残っています。
最初の交わりでは気がつかず、何度目かの時、それを和子が自分から望んで咥え
た時、それに気がつきました。そんなに他の男のものを見たことがない和子でも、
それは異常な形をしていることが直ぐ判りました。そして、そんな物は、普通の
男が持っていないことも、和子は知っていました。

和子は異常な驚きとショックでそれを手にとってじっと見詰めました。その男の
素性を思うと、もうこの男とは離れることが出来ない運命だと諦めにも似た気持
ちになりました。その思いで、思わず涙が湧いてきたほどです。

真珠の部分が盛り上がり、その周りに古傷があるのですがところどころ、黒ずん
で、皮膚が盛り上がって硬くなっています。触ると、ごわごわとした感触で魚の
うろこ状です、十分に濡れていないと、女性は傷つけられそうです。
大きさは泉のほうが上ですが、その異様な姿は、女性には魅力的です。

そのところどころ硬くなったもので、かき回されると、最初は痛く、不安が走る
のですが、十分に女が濡れてくると、その固さが少し和らぎ、この上ない心地よ
さを与えてくれるようになるのです。3度目の頃から和子はこの味を知りました。

その時、和子は奈落の底に突き落とされるように、逝ってしまい、彼が寝室を出
て行ったのも気がつかなかったほどで、もう彼からは離れられないと和子は覚悟
しました。

「愛されているとまで思わないけれど・・・
  私のことを、大切に思っていてくれているのがよく判るの。

優しくされて、会うたびに考えられないほど深く逝ってしまうのよ、
 終った時は、もう彼からは離れられないといつも思うのよ、
  ちょっと困るのは、何故だか、来るたびに、お金を置いていくのよ、
    断っているのだけれどね・・、おめかけさんのようでしょう・・、
彼の誠意の現われと無理に思っているけれどね・・・・」

和子はその男の持ち物が、真珠をちりばめた異形のものであることまでは鶴岡
と由美子に言えませんでした。

「和ちゃん、事情は大体判ったよ、君が選んだ相手だから
  泉さんはきっといい人だよ、幸せになれるよ
そこでその男のことだけれど、泉さんと結婚するとなると、
  やはり、その男に君から泉さんのことを話して、
   もう来ないでほしいと、勇気を出して別れを言うのが一番、・・・」

鶴岡はここまで話して、言葉を切りました。自分がバカなことを言っていること
に気が付いたのです。鶴岡の言うように、和子が直接、その男に別れ話が出来る
なら、何も鶴岡に相談することではないと気が付いたのです。

「しかし・・・・それが出来ないから、和ちゃんは悩んでいるのだね、
  僕が、その男に会ってみるのも一つの解決策だが・・・
   和ちゃんが大切にしているものを壊さないように交渉するのが大切だね・・」

由美子はそのことにとっくに気が付いているらしく、心の中を知ろうとするかの
ように、和子の手を握って、じっと彼女の目を見詰めています。和子が人には言え
ない大きな悩みを抱えていることが由美子には判ったのです。
そして、この相談事を解決するには、鶴岡より、Uが向いているようだと思い始め
ていました。

由美子の冒険〔U〕(9) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/04/11(Mon) 10:46
「和子さん、私達が家族同様に親しくしている人で、Uさんと呼んでいる
人が居るのその人、恥ずかしいけれど、私とは特別の関係なのよ。
Uさんは堅気の人じゃないのよ。

貴方の話では、その男の方は良く素性が判らないようね、間違っていたらゴメンね
私は、その方が少し危険な人のように思えるのよ、だから普通の人では敵わないわ
Uさんはどんな男だって恐れないし、力勝負に成っても負けないわ

Uさんに頼んで、その人との関係を切るようにするのが一番いいわ、勿論、貴方が
その気になっていないのだったら、無理やり別れる必要はないけれどね
どうかしら・・・」

和子が本当にその男と別れることを決心できるのか、和子自身も判らないだろうと
思いながら、一度、Uをその男にぶつけて、その男の本質を知ることも大切だと思
っていました。 

「その男だけが知っている貴方の秘密を、永久に外へ出さないよう、Uさんにその
男と交渉させることも出来るわよ、その話し合いの中で男が不誠実で、何か悪巧み
があるようだと判ったら、Uさんは頼まれなくても貴方とその男の間を裂くように
動くと思うわ。

それにね、Uさんなら、あなたの秘密を何かのことで掴んでも、死んだって、誰に
も話さないわ、Uさんって、そんな男なのよ・・・」

その男に騙されてか、あるいは、何か弱みを握られて、体を奪われて、それがズル
ズルと続いていて、別れることは勿論、普通の会話も出来ないほど和子がその男に
怯えているとすれば、その男はただ者ではありません。U以外にこの男と交渉でき
る人はいないと由美子は思ったのです。

最初は嫌がっていたはずの和子の体を短期間に虜にしたことから考えて、疑いもな
く、その男はセックスのプロで、彼に何度も抱かれて、辱められて、和子の体はそ
の男に完全に参っている様子です、それが和子の心まで侵略しない内に、その男と
の関係を急いで絶つ必要があると由美子は思っています。

そして、この体の誘惑が最後まで残る和子の最大の問題であろうと、由美子は思っ
ています。成熟した女同士だからこそ理解できる和子の苦悩です。

また、幸い、その男のセックスに対抗して、泉が性的にも和子を満足させているよ
うで、迷いながらも彼女が泉との結婚を決意しようとしていることが一筋の救いに
なるとも思いました。今なら、和子をその男のセックス地獄から救い出せる可能性
がわずか残っていると思ったのです。

鶴岡は由美子の提案を聞いて、さすが女同士、和子の心の深遠をいち早く覗き見た
ことに感動していました。

一方、和子は、自分がたとえ殺されそうになっても言えない事情を、あれだけの会
話を通じて、この賢明な夫婦はほとんど完璧に察知したようで、この夫婦を信用し
て、由美子の愛人と思えるUに全てを託してみたいと思い始めていました。 

「由美子さん、ありがとう、
  私がその男に辱められたことを、由美子さんは判っているようね
  あの男の口を封じるために、体を投げ出したのよ
   
私・・、ごめんなさいね、今は何もいえないの
 もっと、年を取って、笑って言える時が来ると思うけれど、今はダメなの。

もし、その男と別れ話をして、あのことを世間に公表されたら・・・
  泉さんや、あなた方に、このことを知られたら・・・・
    私、きっと、死を選ぶと思うわ・・・、
だから、あの男と別れる時は・・・、どちらかが・・・」

「和ちゃん、止めろよ・・、それ以上言ってはいけないよ、ねえ、落ち着くのだ」
和子が蒼白な顔で、泣き出すことすら忘れた真剣さで、自分のとんでもない決意を
話そうとしているのを、鶴岡はそれを察して、途中で止めました。全部話してしま
うと、それ以外解決方法がないと、和子が自己暗示に落ち込んでしまうことを恐れ
たのです。まさに正しい介入でした。

「和ちゃん、それ以上は言ってはダメだよ、他に方法があるからここへ来たのだよ
由美子が言うとおり、Uさんはね、一人の男として僕が一番信頼する人物だよ、
僕と違ってね、いろいろの世間を知っているから、頼りになるよ
君の秘密だって、きっと守り通してくれるよ」
鶴岡はUに全て任していいと、決心しました。いえ、それ以外に鶴岡はいい考えが
浮かばなかったのです。

「今日、和ちゃんから聞いたことは、全部、僕からUさんに伝えるよ、
  次の火曜日、Uさんが君の家の前で、その男が出てくるのを待つよ
   その後はすべて、Uさんに任せよう」
和子が、涙を見せながら、よろしくお願いしますと頭を下げました。そして、死さ
え考えた苦悩から解き放たれたように、由美子にすがって、静かに泣き出したのです。

細い肩を震わせ、由美子に抱かれている和子の後ろ姿をじっと見て、つましく生き
てきた一人の女が、ようやく掴んだ幸せの芽を、なんとして大きく育ててやりたい
と鶴岡は思いました。憎いのはあの男だと珍しく鶴岡は闘争心を燃やしていました。

和子の肩を抱きしめながら、由美子は女として、和子の苦悩をもっと深刻に察知し
ていました。和子は好きになってはいけないその男に引かれ始めている。泉とその
男の狭間で揺れ動く女心が由美子には痛いほど判るのです。

優しい泉の気持ちと彼女の肉体に喜悦を与えてくれる泉の体に感謝しながらも、そ
の男の放つ得体の知れない激しい魅力に引きずり込まれているのです。

最初は悪魔に抱かれるつもりで、和子はその男の腕の中に身を捨てたのですが、枕
を重ねるに従い、体が最初に、そして心まで彼に傾き始めているのです。
和子は自分ではもう、その男を切れなくなっているのです。勿論、その男に和子の
決定的な秘密を握られている弱みはあるのですが、それ以上に今では、その男を求
めてのたうちまわる、自分の心と体の要求に和子は抵抗できなくなっているのです。

和子が泉と結婚するつもりで、その男のことを中学校の親しい同級生であるUに相
談した。和子と別れてほしい、和子とその男の秘密は、生涯その男の胸に収めてお
くことを約束させる。
そのために、多少のお金が必要であれば、鶴岡が立て替えて準備する。
ここまで決めて、和子を自宅に送り届けました。火曜日は二日後です。

その日は朝から、しとしと雨が降り続く、じめじめした梅雨らしい日で、普通の人
でも何か憂鬱な、それでいてふつふつと情欲が湧き出てくるような日でした。

和子の家が見通せる空き地に駐車した、サブの運転する黒のセダンの助手席にUが
座って、無表情に空間を見つめています。
その男が和子の家に入るところを見てから、およそ一時間が経過しようとしています。

「Uさん、出て来ました」
サブが低い普通の声で知らせました。Uは無造作に車のドアーを開けて、小雨の中、
傘も差さないで、降り立ちました。そのままの姿勢で、近づいて来る男を見ています。
男は急ぎ足で、U達が居る空き地に向かっています。

男が空き地に足を踏み入れて、自分をじっと見ている男に気がつき、そちらを見まし
た。黒のジャケットに紫のシャツ、ノーネクタイの長身のUを認めました。それと同
時にUが男へ向けて歩き出しました。男は不審な顔でUが近づくのを待っています、
ことさら警戒している風ではありません。

Uはゆっくりその男に近づき、何事か話し合っています。男もほとんどUと同じほど
の身長で、静かに話し合っています。しばらく話し合って、男が自分の車の扉を開け
て、Uに乗るように促しています。

二人を乗せた灰色のセダンがゆっくり空き地を離れるのを、サブは見送りました。つ
いてくる必要はないと言われています。

和子の家、二階のレースのカーテンを少し開けて、じっと空き地の成り行きを和子が
見ています。お腹の辺りから、足の先まで、愛液と精液で濡れた裸身のままで、乱れ
た髪の毛が額に掛かるのもかまわず、そのままでじっと見詰めています。寝室はムー
とするような淫蕩な香で満たされています。

和子の股間から、音を立てているような勢いで、男の精液と、和子の愛液が流れて、
床に届いています。  
和子は、灰色のセダンが消えるのを見届けて、窓際を離れ、ほっと一息ついて、疲れ
た様子でベッドに座りました。

今日が最後のセックスになると和子は覚悟して、いつもより、30分以上その男を引
き止めました。その男を頭から自分の股間に飲み込んで、そのまま消化したいと思っ
たほどです。いくら乱れても、驚くほど濡れても、次々と新たな情欲が湧きあがって
来ました。

最後の一滴まで、その男のものを股間で吸い取って、それでも名残惜しそうに男の唇
に吸い付いていました。男は和子の激しさに驚きながらも、来週また来るからと言っ
て、優しく和子を引き離し、いつものように部屋を出て行ったのです。


寝室のドアーを鼻で押し開けて、愛犬のゴンが鼻を鳴らしながら、入ってきました。

由美子の冒険〔U〕(10) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/04/11(Mon) 21:28
雄セパードの3歳で、全身が鋼のように見事な筋肉で覆われています。お腹と鼻先
以外は暗褐色の光る毛皮で覆われています。フローリングの床に爪音を立てながら、
和子に近づいて、その足元にうずくまり、足先をぺろぺろ舐め始めました。

そこは和子の愛液でベトベトに濡れています。和子はゴンの動作をじっと見ていま
す。その顔はなぜか寂しく、悲しそうです。愛犬を見る眼でなく、心ならずも大罪
を犯し、共に地獄に落ちてしまい、罪の意識に怯えながらもなお、別れられない愛
人を見るうつろな目です。

ゴンの舌は既にふくろはぎまで届いています。罪を重ねてはいけないと思いつつ、
その快楽の誘惑には耐えられない複雑な表情を浮かべて、和子はのろのろと立ち上
がり、床に寝転がり、大きく脚を開いて、全てをゴンに開放しています。

ゴンが長い舌で、和子の大腿部から、股間へと舐め続けています、和子はもう、呻
き声を出しながら、両足を持ち上げて、一番愛液で溢れた部分をゴンに与えようと
しています。

ついにゴンが和子の淫核からホールの近辺の愛液を舐め始めています。
悲鳴を上げて、床に大きな音を立てて、和子が脚を投げ出し痙攣して、ゴンの首を
片手で抱きしめて、もう一方の手は、ゴンの股間をしっかり握り締めています。ゴ
ンが大きな口を開け、舌を突き出し、和子に甘えています。

その日の夕方、Uが鶴岡を訪ねてきました。鶴岡は未だ帰宅していません。由美子
は珍しい時間のUの訪問を喜んでいます。今晩泊まって行きなさいと愛想良く迎え
て、彼の首に両手をかけて熱いキッスをしています。そのまま、ソファに倒れこみ、
Uの上に乗りかかり、主人が帰ってくるまで時間があるから、ネエ、いいでしょう
と甘えています。その手はズボンの上からUの股間を巧みに襲っています。

由美子の股間から、早、発情したメスの香が強くUの嗅覚を刺激します。Uは駄々
っ子を相手するように適当に相手しています。

鶴岡が帰ってくる時間を狙って来たわけですから、そんなに余裕があるはずはなく、
Uは笑いながら、由美子の両手を解いて、コーヒをお願いしますとそらしています。
彼女も、それは承知の上らしく大人しく、Uの上から降りて、今夜泊まれるでしょ
う、ご馳走を準備して、お酒をうんと飲ませて主人を早く寝かせるからと、かなり
淫蕩な眼でUに迫っています。

コーヒが終わらない間に鶴岡が元気な声を出して帰宅しました。Uを見て、無理な
ことお願いして、と和子のことでUに働いてもらったことにお礼を言っています。
由美子がそのことを忘れたように、Uに抱かれることばかり考えていたのとは大違
いです。 

あの日、Uがその男に声をかけて、和子の幼馴染だと名乗り、出来たら少し時間を
いただきたい、彼女の一身上のことで折り入って相談したいと切り出したのです。
男は、Uの様子と、その真剣な話し振りから、時間の空いた時にして欲しいと言う
言葉を飲み込んで、Uと一緒に近くのレストランに行きました。男は仕事の予定を
電話で全てキャンセルしました。

「実は和ちゃん、いえ和子さんのことですが、昔からそう呼んでいるので、そう呼
ばせてください。
彼女に、縁談話が持ち上がっていて、本人も、先方も大乗り気なのですよ。

ところが、先日、和ちゃんが訪ねてきて、この結婚話を貴方にはどうしても切り出
せない、というのですよ。私に話してくれた限りでは、三ヶ月ほど前から、毎週火
曜日に貴方に会うようになっていること、彼女は貴方の名前も、職業も、勿論家族
のことも何も知らないようで、正直言って少し貴方を恐れているようです。

それで、私のようなものに声をかけたのだと思います」
Uとその男は互いに名前だけ名乗りあって、コーヒを頼み、お互いに瀬踏みするよ
うに相手を見つめあっています。互いに異端の生活が身に付いた男だと直ぐに感じ
取ったようです。

「そうですか、結婚話があるのですか、それで判りました。ここしばらく、和子さ
んの様子が変だったのですよ、特に今日は、大げさに言うと、今日が永遠のお別れ
のようなムードでした」

男はUにはそれ以上話しませんでしたが、今日の和子は燃えに燃えて、最初から悶
えて、凄まじいほどで、いつもの別れの時間が来てもなかなか男を放そうとしなか
ったのです。

男がやってきてから一時間が経過して、それまでに何度か逝かされて、息絶え絶え
の和子は、それでもなお、男を離そうとせず、濡れそぼった股間を自分の手で刺激
しながら、ぐったりした男のものに舌を絡めて、女の汁と精液の汚れを吸い取って
います。

そして、突然顔の上に両脚を開いて、座り込み、濡れた女陰を男の口に押付けてい
ます。こんなにいやらしくしたのは貴方よ、これは貴方のものよ、いっぱい食べて、
私は貴方のものよ、と良く判らない言葉を連発しながら、腰を振っています。

男はすっかり充血した女のものを口いっぱいに頬張り、舌と歯でたくみに刺激して
います。女が顔をそらせ、のどを上に向けて、しわがれた喘ぎ声を出し、男の顔に
愛液と潮を噴出し、一気に頂点に達しました。

ただ肩で息をして、男の上に倒れこんでいます。硬く閉じられた瞳から一筋の涙が
流れています。
ようやく和子は男を解放しました。ベッドから見送る和子の瞳は涙で溢れています。
男はその涙の意味がその時は判らなかったのです。

「私、今はこんなことをやっていますが、以前は、お察しのとおり組員でした」
男は改めて、営業用の名刺を取り出しました。夕日興業、社長、小堀茂、屋根、リ
フォーム業となっています。Uも営業用の名刺を差し出します。天狗組、組長、
宇田川裕。

その男、小堀は淡々とした口調でUに話し始めました。
隣の市の、高速道路沿いを縄張りにした、高柳組と言う運送業を営む組があり、こ
こは関西系のれっきとしたその筋の組です。

副業の運送業のほかにいろいろ手を出していて、最近は倒産した屋根屋を買い取
って、小さいながらもかなり堅実な事業をやっています。
その男はその屋根屋の経営を任されている組の元幹部で、一応、組を抜けて屋根屋
の社長に収まっています。

最近はこうした形をとることが多いようで、名実共に本気で事業を起こす姿勢が他
の組にも見え始めたようで、当局も半信半疑で見ていますが、目立った違反は無い
ようで、メーカ、同業者、下請け業者とも普通の付き合いが出来ているようです。

一般家庭を巡回して、屋根の修理、屋根材の全面交換などリフォームを専売にして
いる業務内容です。社員は8名の小さな規模ですから、社長のその男、小堀も自ら
屋根診断士の資格を取り、一般家庭を見回り受注活動をしています。
和子との出会いもそうした営業活動中のことでした。

屋根診断で実況撮影用にデジカメを持って、和子の向かいの家を診断した時、その
屋根から偶然、あらぬ姿の和子を見て、悪戯心でこれをスナップ撮影しました。

由美子の冒険.〔U〕(11) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/04/13(Wed) 23:06
その数日後、小堀は営業活動で和子の家を訪ねましたが、体よく断られて、いつもの
ことなので次の家に向かおうとしたのですが、清楚な和子を見て、こんな深窓の佳人
に先日のスナップを見せたら、どんな顔をするだろうと思い、ほんの悪戯心から、
それを見せたのです。

それからの和子の変化と対応が小堀にとっては意外な事の連続でした。
スナップの内容を理解した時、和子の驚愕の表情も忘れられないもので、青ざめて、
やっと立っている様子に、小堀は逃げ出したくなって、体の向きを変えたのです、
その時和子の手が伸びて、がっちり手をつかまれて、家に連れ込まれ、居間に連れ
て行かれました。

覚悟してソファーに座っているとビールとチーズが出されました。
この頃には、和子の緊張で青ざめた清楚な顔、豊かな胸、匂うような襟足、日頃見
慣れている女達とは違った家庭的なお色気に、小堀はすっかり参っていました。

彼女が何か誤解して、自分を連れ込んだと理解していましたが、このまましばらく
成り行きを見て、彼女の側に居ようと思い、次の仕事にキャンセルを入れました。

その間に、和子はシャワーを浴びたらしく、再び出てきた時は、きれいなネグリジェ
に着替えていて、下着はなく、ネグリジェは胸と股間の女性のものがはっきり
見えるほどの魅惑的なもので、濃い目に化粧していて、和子は例えようもなく艶や
かで、小堀は一気に高まってしまいました。なぜ、彼女が自分を誘惑しようとして
いるのかさえ、小堀は考える余裕をなくしていました。

「二階で待っていますね・・・、良かったらシャワーをどうぞ」
和子は悲しくも、妖しい目つきで男に声をかけて、階段を上がって行きました。そ
の後ろ姿を見送る男の眼に、和子の臀部の隙間から、その部分の亀裂がはっきり見
えました。男は簡単にシャワーで前を流して、その裸体のまま寝室に入りました。
既に和子は寝室のドアーに背を向けて、横になっています。

男はそっと和子の足先に口付けして、徐々にその唇を上に移してゆきました。
ふくろはぎから、大腿部、その部分をパスして、ネグリジェを捲り上げて、腹部か
ら、乳房、そして首から背中と、男の執拗な唇が和子の全身をくまなく愛撫してゆ
きます。

20分以上男の巧みな愛撫と舌の攻撃が続きました。低い呻き声を出すようになっ
た和子、股間部から破裂音が響きます。男の手が柔らかにそこを触っています。

ついに和子が、男のそれをほしがるようになりました。執拗にその部分を男の舌と
手で攻められ、嫌悪感しかなかった男のものを体が求めだしたのです。そのことを
声に出して言うほどに和子は高まりました。もう、歯止めは利かなくなりそうです。

男を誘うと決めた時、自分は濡れるはずはない、多少痛くても、我慢して嵐が通り
過ぎるのを持とう、秘密を守るため体を投げ出すのだと思っていたのです。

それが今、体の底から湧き上がる、久しく忘れていた感情の高ぶりに和子は当惑し
ています。こんなはずではなかった、そう思った時、男の凄い業物が股間に、ズズ
ンと入り込んでいました。

メリメリと入り込んできたものは、途中で止まり、ああ入ってきた、もう一押し奥
に突っ込んでほしいと思った瞬間に、スーと抜かれていました。これを三度、四度
と繰り返され、ほとんど和子は狂ってしまいました。

「ああ・・、おねがい・・・、いれて・・、もっと・・・、おねがい・・
   ダメェ・・・、意地悪しないで・・・、もっと・・・・・ああ・・・ん」
和子は最初の固い決意を忘れ、それをほしがるメスに成り下がり、ほとんど泣き叫
んでいました。

後は男の思うままです、和子の全てのホールが蹂躙されました。和子は何度逝った
でしょう、かすれて声も出なくなった喉を振り絞って、男の攻めに耐えています。

嵐のような時間が過ぎて、冷静に戻ると、小堀は大変な事をしでかしたことに気が
ついたのです。そして、和子が自分を誘惑した理由も今になって判ってきたのです。

全ての事情が自分に不利になることが判りました。のぞき、脅迫、強姦、全て犯罪
行為です。軽い悪戯と言っても当局は信用しないでしょう。明子の証言だけで有罪
になりそうです。

和子が小堀を誘惑したことさえ、彼女をそこまで追い込んだ小堀の悪辣さと計画的
犯罪性がよりクローズアップされて彼の罪を重くしそうです。

今、組と会社にとっては大切な時で、ここで、営業活動中に主婦を犯したと騒がれ
ると、小堀の前歴が調べられ、軌道に乗り始めた会社は決定的な打撃を受け、組そ
のものも世間の糾弾を受け壊滅的な打撃を受けることになります。

そして小堀は当然逮捕され、釈放されたその後、組から命さえ狙われると覚悟した
のです。

とにかく早くこの場を去りたい、彼女にこれ以上、自分の素性を知られてはまずい
と小堀は思いました。
急いで帰り支度をして、玄関に立った時、和子がよろめきながら、やっと男に追い
つきました。慌てて身につけたネグリジェは方々が愛液と精液で濡れています。

「お願い、これっきりにしないで、もう一度・・・、
    来週、もう一度、抱いてほしいの、このままでは、いや・・・」

股間から淫蕩な香を発散させながら、来週の火曜日、同じ時間に来てほしいと、そ
の男の背中につぶやくように和子が言いました。そういって、和子は床に崩れるよ
うに座り込みました。座った弾みで、その股間から男の精液が流れ出しています。
そのむせ返るような匂いの中に脚を投げ出し、両手を前に着いて座り込み、和子は
必死の眼で、すがり付くように男を見ています。

男は振り返り、和子の股間を見て、その顔を見て、黙って頷きました。小堀の和子
への思いは、和子の濡れた眼差しと妖しい姿態を見て、もうどうにも止まらない所
まで、行ってしまいました。

このまま和子と心中しても悔いはないと思えるほど、彼女にほれ込んでしまいまし
た。

和子はこのまま男を帰らせてはいけないと思い、次の約束を取り付けようとしてい
るのです。次の機会を狙って、自分の秘密を葬り去ることを考えようとしたのです。
そのためにはしばらく男を自分の体で引き付けておく必要があると考えたのです。

一方、男はただ一度の交情で和子の体と、女の持つ雰囲気にすっかり参ってしまい
ました。完全に虜になったのです。組から命を狙われることになっても、構わない、
和子を抱きたいと、悶々として眠れぬ夜が続きました。

そして、これ以上彼女に会うことは危険だと判っていてもその約束の日になると、
自然と足が和子の家に向かうのです。

その日を境にして、毎週火曜日、罪の意識に怯える無言の男と、秘密を抱え、肉の
喜びに悶える未亡人の昼下がりの情事が続いたのです。そして、同時進行で和子と
泉の愛と肉欲の交換があり、泉の求婚にまで発展したのです。

「そうですか、和子さんは婚約したのですか
            それは良かった・・・・、
宇田川さん、笑ってください、私は、和子さんに一目惚れしてしまったのです。
  私も長い間、一人身ですから、和子さんとの生活をほんの少し夢見ました
   しかし、私のような家業のものには、彼女は高嶺の花です。
最初から無理だと判っていました。ほんの柄の間の夢を見させていただきました。
  貴方の話を聞いて、諦めがつきました。もう和子さんには会いません、
宇田川さん、辛いですね、
    たぶん、一生和子さんを忘れることが出来ないと思います」

小堀は、沈痛な面持ちで、和子との出会いから、今までのことをUに話し終わり、
最後に、自分の気持ちを、Uに告白しました。和子を一生忘れることが出来ない
といいながら、小堀はなぜか寂しい笑顔を浮かべています。
小堀ほどの男が、和子の前ではあまりに未熟で、少年のようにひた向きであるこ
とを恥じて笑うことしか出来なかったのでしょう。

Uは聞いていて、ゴルフ場で初めて由美子に出会った時のことを思い出していま
した。
惚れてはいけない女に惚れてしまった異端の男の気持ちが、痛いほどわかるので
す。自分の時は鶴岡の温情に救われたけれど、ここまで来てしまっては、小堀は
和子を忘れることしか道がないと思いました。

「最初の嵐のような時間が過ぎた後、あの写真が私の想像以上に、和子さんを傷
つけている事に気がついたのです。その屈辱の写真を私から完全に取り戻すため、
和子さんが自分の体を投げ出したことを悟りました。

私の世界では、面白半分にあの写真のような事を見世物にしたり、楽しんだりす
る女も多いので、あれで、和子さんが死ぬほどの屈辱を受けるとは想像も出来ま
せんでした。

私はその日の内に、写真とそのメモリーを始末しました。そして、そのことを和
子さんに言って、彼女に謝ろうと思っていました。
これは本当です、宇田川さん、信用して下さいますね」

小堀は、 真剣な目をして、Uを見て説明しています。Uがゆっくり頷くのを見
て、嬉しそうに、コーヒを一口含んで、次の話に移りました。小堀はUにすべて
を話すつもりのようです。

「その事を和子さんに言う日が、彼女とお別れの日だ判っていましたから、彼女
が誤解をして、私を恐れていることを知りながら、そのことに悪乗りして、逢瀬
を重ねたのです。
彼女と話し合えば、当然そのことに触れないわけには行かないので、私は沈黙を
守り、彼女との用事が終わると、いつも逃げるように帰りました。

それがまた、和子さんを悩みの底に追い込んでいたのですね、貴方に思い余って
泣きつくほどですから、悩んで死を考えたこともあったでしょうね、

もっと早く、気がつくべきでした、あの写真は私の単純な悪戯で、和子さんをそ
んなに傷つけるとは、思ってもいなかったと、和子さんにもっと早く謝っておけ
ば良かったと、それが心残りです。

そして、愛していると一言、言いたかった、ムム・・・」

小堀は、すっかり気を落として、泣き出しそうな様子です。よほど和子に惚れ抜
いているのでしょう。

Uは、小堀の話を聞く事ですべての用件が終ったことを知りました。小堀は今日
を限りに和子の前から消えるでしょう。和子との儚かった思い出を胸にして、彼
は彼なりの苦悩の日をこれから送る事になるのです。

「飛竜のUさん、やっぱりUさんですね、間違うと失礼かと思っていたのですが、
こうしてお会いしていて、それ以外に考えられないと確信しました。

改めて、挨拶させていただきます。私、高柳組で興業部長をしておりました。
今の会社を興して、社長になり、組を抜けた形にしたのです。お恥ずかしいお話
を聞かせてしまって、組にも世間にも顔向けできない話ですので、ご内分にお願
いがします」

小堀は、何度も、何度もUを振り返りながら、レストランの駐車場の奥へ向かい
ました。Uが軽く手を上げて挨拶しております。小堀が和子にもっと不誠実な男
であれば、この仕事も楽しかったのにと、Uはほろ苦い気分で、彼を見送ってい
ます。

由美子の冒険〔U〕(12) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/04/14(Thu) 22:02
「鶴岡さんが睨んだとおり、ただの男ではなかったです。それもなかなかの大物で、
というより、大物だったといった方が正確ですが・・・」
由美子が準備した夕食を3人でいただきながら、 Uが今日の成果を話し始めました。
由美子はちゃっかりUの側に少し身を寄せるように座って、なにかとUの体に触れて
います。彼女の手はUの膝の上にいつも乗っています。 

「清楚な人妻の秘密を垣間見て、悪戯心でそれを撮影してしまいました。男はそれ
を脅迫に使うことなど元々考えていませんでした。強いて言えば、和子さんがあま
りに清楚で魅力的過ぎたのがこの事件の原因になりました。男は和子さんをつい、
からかってみたくなったのです。ここから事件は始まったのです。

やくざの世界に育った男には単なる悪戯の対象と考えた彼女の秘密の行為が、
普通の人妻にはその秘密を暴かれることが耐えがたい屈辱だったのです、
彼女が命を懸けても守りたい秘密を彼は知ってしまったのです。
そして、よせばいいのに、わざわざ彼女にそれを知らせたのです。

彼女は彼を悪魔と思ったでしょう、
彼女は自分の身を汚しても、その秘密を守る道を選んだのです。
悪いことは重なるもので、彼は彼女一目見て天使と思い、彼女に恋焦がれる
ようになりました。そして、彼女に最初の悪戯を正直に告白できなくなって
いたのです。

詳しい事は、これ以上いえませんが、
全ては、この二人の誤解から発生したのです、
そして彼が最初の出会いから、彼女を深く愛したことも悲劇でした。」
Uは、沈痛な顔で話し始めました。

「何時しか、和子さんも彼を愛するようになったと思います。
しかし、最初の大きな落し穴から二人は抜け出す事は出来ませんでした。
悪魔を愛するようになった彼女は、愛しながらも彼の行為を許す事が出来な
いで、悩んだと思います。それに結婚の対象となる別の男も登場して、彼女
の心に大きな悩みが広がりました。

天使に悪戯を仕掛けて、後になって事の重大さに気がついた彼は、彼女を愛
するあまり、破局を恐れて沈黙を守りとおしたのです、この男の沈黙がさら
に二人の悲劇を拡大して決定的なものにしたようです。」

鶴岡も、由美子も息を飲んで、Uの話を聞いています。そしてある事に気が
ついて愕然としていました。そんなつもりではなかった、そこまで入り込む
つもりはなかった、人助けのつもりだった、そう思っても、既に賽は振られ
たのです。Uがそのことを言い出しました。

「お二人とも、もう、気がつかれたようですね・・・、
そうです、鶴岡さん、私達は、二人の運命を握ってしまったようです・・・・
和子さんへの報告が、一組の男と女の将来を決定します。」

Uはそう言って、食後のブランデーを一気に喉に流し込み、顔をしかめて、
空咳を一つ、二つしました。その後に重苦しい沈黙がやって来ました。
由美子は緊張して、Uの膝に置いた手に力を入れています。その手をそっと
Uが掴んでいます。

「私なりに考えた結論がこれです、これを鶴岡さんにお預けします。
もう一つの選択もあります。
それは鶴岡さんが小堀のひたむきな気持ちを和子さんに説明される事で十分
だと思います。

どちらを取るか、最後はやはり鶴岡さん、貴方が決めてください」

Uが鶴岡に、一枚の紙を手渡しました。詳しい話は一切しません。
簡単な文面で、和子宛名の誓約書がしたためられています。
小堀が和子に今後一切近づかない事、隠し撮りした和子のスナップは、原版
も含め全て廃棄すること、などが書いてあり、小堀のものらしい血判まで押
してあります。もちろん仲介人としてUの名前があります。

鶴岡はその誓約書を受け取りながら、Uの気持ちを考えていました。ゴルフ
場で由美子に会い、一目で恋に落ち、それ以降、かなわぬ恋路と知りながら
も、じっと遠くから由美子を見守り続けたU、小堀の気持ちはUが一番、判
っていると思いました。

和子をあきらめさせることは、同じ境遇の男として辛い決断だったろうと思
いました。鶴岡が和子に小堀の真意を話してくれることを期待しているかも
しれません。 

翌日、鶴岡家に和子が来て、経過を聞かされ、小堀の誓約書を見せられています。
「本当にお世話になりました、Uさんにもお会いしてお礼を言いたいのですが、
そうですか・・、それでは、由美子さんから、感謝していたとお伝えください。

あの方、誓約書を書いてくれたのですか、どんな気持ちで書いたのかしら
私と別れてもいいと思ったのね、
小堀茂さんというのですね、あの方・・、素敵な名前ね、シゲルさんか・・・
何度も抱かれていて、名前も知らなかったなんて、不思議な縁ね

これで終わりね、火曜日の男はもう永久に来ないのね
さようなら、シゲルさん・・、
会えなくなってから、貴方の名前を呼んでいるのよ、可笑しいわね
これで終わったのね・・・、クク・・ッ、」

和子は、突然大粒の涙を流して泣き出しました。
由美子はじっとそんな和子を見ています。あの男と切れた安堵感もあるで
しょう、それ以上に、あの男に会えなくなった悲しさ、失ったものの大き
さを思って、その空しさに和子が泣き出したのでしょう。

泣き崩れる和子に、悲しいほどに和子を愛した小堀のことを重ね合わせて、
由美子は二人の将来を考えていました。
これでいいのだろうか、これで本当に和子は幸せだろうか、私だったら・・・、
いいえ、これでいいのよ。由美子は迷っています。

鶴岡の話が終わり、二人を残して彼が席を立った後、由美子を捕まえて、和子
が女同士だから言える話を聞いてほしいと切り出しました。

「由美子さん、どうしても、この前は言えなかった事だけど、
彼のものはね、真珠が入っているのよ、5粒もよ、それは凄いわよ
 それを見て、彼は私とは違う世界の人だと思ったわ、
  だから、とても由美子さんには話せなかったの
由美子さん真珠の入ったものを見たことあるかしら、気絶するほどのショックよ」

由美子は恋人のUが同じものを持っていることをつげました。最初はびっくりし
たけれど、男達が女のためにそれだけのことをやったと思えば、かわいいと思う
と正直に答えました。

「そうなの、由美子さんもあれのよさを良く知っているのね
私は冷静でいられなかったわ、この人は知らない、こわい世界の人だと思ったの
 でもね、だからと言って彼への気持ちが変わったわけではないのよ、
ううん、逆だわね、それを知って、それをいただいて、彼に夢中になったのね
 最初は痛いけれど、あるところを過ぎると、もうたまらないの、
何があっても、この男から離れられないと、それを入れている時は思うのよ」

由美子はUのそれを最初経験したときのことを思い出していました。見たときの
迫力に比べて、実際に体で感じる凄さはそれほどでもなかったのですが、和子に
はそれが決定的な働きをしたようです。

「今までは大切にしてくれたけれど、彼はいずれ私の体に飽きるわ、
  彼の周囲にはきっとたくさん若い女が居るはずよ

私、彼のあれと彼のテクニックに夢中なの、こうして話しているだけで濡れだすのよ
こんな体になる前だったら、簡単に彼を忘れることは出来たと思うわ
体が覚えているのよ、胸も、ここも、全身で彼を覚えているのよ
だから、今はとっても辛いけれど、先のことを考えるとこれしか道はないと思うわ、
私、彼を忘れるように頑張るつもりよ、
  でもどうしたら、彼を忘れることが出来るのかしら・・・・・」

鶴岡が決めてくれたこの結果を受け入れると決めて、和子は自分に言い聞かせるよ
うに、由美子に自分の決意を説明しています。分別ある男達が決めた道は間違って
いないと思いつつも、由美子は同じ女として、和子の悩みも苦しみもよく判るので
す。

それから数日後、買い物帰りの和子の側を、灰色のセダンがゆっくり通り過ぎまし
た。和子は気が付きませんが、小堀です。バックミラーの奥に消えてゆく、和子に
向けて小堀は笑みを浮かべて、何事かつぶやきながら挨拶しています、少し涙が出
ています。

「和子さん、ありがとう、生涯忘れません
  貴方は素晴らしかった・・・、お幸せに・・
もう一度会いたいですね、何年か後でもいい、もう一度・・・・、さようなら」

泉に会って小堀のことを話し、彼がすこしでも心に残っているままで泉の愛を受け
入れることはできない、そんな失礼なことは出来ないと、和子は泉に告げました。

心の準備が出来るまで泉は待つといい、それまでは今までどおり付き合ってほしい
と、和子を抱きしめました。和子も泣きながら、泉の唇を求めています。
和子の心と体の準備が出来た時、結婚すればいいと言って、いきり立った自慢の業
物をしごいて、和子に打ち込みました。

泉は自分の体で、由美子を引き止める作戦のようです。60の男にとっては悲壮と
も言える決意です。命をかけた最後の戦いです。
店の奥で、和子の喘ぎ声が一段と高くなっています。

和子から泉との縁談をとりあえず先延ばししたことを聞いて、鶴岡は正直ほっとし
ていました。自分の下した結論に自信が持てなかったのです。和子はそれを自力で
切り開こうとしています。それが最良で、男と女の世界では自然なのです。

由美子は、去っていった小堀のことを考えていました、あの男のことだ、どんなに
会いたくても自分から和子の前に現れることはないだろう、和子の様子を見て、小
堀の事が忘れ切れないようだったら、その時は自分がキュピット役をやろうと決心
していたのです。

もし二人が結ばれる運命なら、少しの間の遠回りも決して無駄にはならないと思っ
たのです。
和子が心と股間の疼きを泉で癒し切れないと悟ったら、きっと動き出すと思ったの
です。
体の欲望が理性を超えた時、彼女は動き出すと思ったのです。女とはそういう生き
物だと由美子は思っています。その時が自分の出番だと思っているのです。その時
は鶴岡にも、Uにも相談しないで、自分で小堀に会いに行こうと思っています。

[Res: ] 無題 ゴールド・キャットの夫 投稿日:2005/04/16(Sat) 09:54
内容的にも、文書も秀逸ですが、
これって『由美子の冒険』でしょうか・・・・
由美子 カムバック!

[Res: ] 無題 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/04/17(Sun) 09:04
ゴール・ドキャットの夫さん
お便りありがとうございます、今後の参考にさせていただきます。

由美子は主婦兼業ですので、平凡な日常が多いのです、そんな中で
今回、和子の事件のように友達の情事は、彼女にとっては一大事件です。
今後も、街の様子とか、彼女の関係者が登場する予定です。
由美子自身は元気すぎるほどで、以前、報告しておりますように相変わらず
週5人以上の男性と関係しております。

由美子の人格と彼女の情欲と深いかかわりを持つ彼女の周辺環境は私自身も
ぜひ書きたい対象です。由美子本人の冒険同様、これらの背景もお楽しみ
いただければありがたいと思っています。実はそれが、次の大冒険の
伏線になる可能性を秘めております。よろしくお願いします。

[Res: ] 鶴岡次郎様へ ゴールド・キャットの夫 投稿日:2005/04/17(Sun) 14:56
レスのレスありがとうございます。
複線がこの程度ですと今回のUも大作である事
期待してよろしいですネ♪
ヨロシクお願いします。

由美子の冒険〔U〕(13) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/04/17(Sun) 22:42
4、女祭り

由美子の自宅に近い駅前通りの商店街は6メートル幅の狭い道路を挟んで、50軒
ほどの店が軒を並べていて、数十年以上営業を続けている店もあり、私鉄沿線の典
型的な商店街です。昔は大型スーパーの影響を受けて、商店街が一時、寂れたこと
もありましたが、最近ではそれぞれに特色を出して、固定客を固めていて比較的安
定した営業成績を上げています。

泉のお茶屋や、佐代子の魚屋もこの商店街にあります。
佐代子の魚屋は、店主の悟と、三人の通いの店員が働いている、比較的大きな魚屋
で、自分の店で加工したお惣菜と頼まれれば料理の仕出しの商売もしています。

悟は二代目で、大学を出て、大企業のサラリーマンに成ったのですが、両親の窮状
を見かねて、魚屋に転進したのです。若い頃から働き通した悟の両親は、50歳を
過ぎると長年の苦労が体に来て、父は腰痛、母は眼病を悩むようになり、つらい魚
屋の水仕事は次第に耐えられなくなっていました。それに、客が大型店に流れて、
苦労して手に入れた店を手放すことを考え始めていたのです。

そんな両親を見て、二人には無断で会社に辞表を出し、翌日から魚屋の店先に立ち
ました。仕入れや、魚の取り扱いは父親が教えてくれました。お惣菜コーナーを充
実したり、仕出しの注文を受けるようにしたのも、悟の代になってからです。
一時傾きかけた店も3年ほどで、従業員を3人も雇うほどに繁盛するようになりま
した。悟の若い情熱と大型店と異なる手作りのサービスを売り物にしたことが当っ
たようです。

佐代子が悟に一目惚れして悟の店によく買い物に来るようになり、最後には彼のハ
ートを射止めた話は町内では有名です。当時、佐代子は女子高を中退して、街で仲
間と遊びまわっていて、いわゆるヤンキーグループの一員でした。

悟28歳、佐代子18歳の時、結婚しました。二人のかわいい女の子が生まれ、悟
の両親は店の仕事を二人の若夫婦に任せて、孫の世話に掛かり切りになりました。

商店街は、泉のように初代の人が今も元気で店を守っているところがあれば、既に
世代交替が完了した店も多く、そこでは若い店主が陽気な夫人と一緒になって、店
を盛り上げています。30代から60代まで、幅広く経営者が散らばっていて、こ
れがこの商店街が広く客層を集めている要因にもなっているようです。

商店街を少し外れた路地の裏に、普通の民家を改造したバー「リル」が一軒だけ、
赤い灯を遠慮がちに点しています。商店街の連中が良く集まる店です。カウンター
席10席程度の小さな店で、この店の二階に一人暮らしのゆり子がこの店を切り盛
りしています。
40過ぎの細身で、静かな雰囲気の美人です。昔、六本木で店に出ていたという人
もいて、そんな雰囲気が漂う女性です。

「今年も女祭りが近づいてきたね、去年と同じ様に盛り上がって、無事終わればい
いが、この祭りだけは、終わるまで何が起きるか心配で、気が休まらないよ。
出店はいつものように天狗組に頼むから問題ないが、森の巡回だね、問題は」

靴屋の新ちゃんが大きな声を出して、誰にともなく話題を提供しました。今日集ま
った連中は、いわゆる若手グループで、事実上商店街の実権を握っている人達です。
魚屋の悟、靴屋の新ちゃん、蕎麦屋の彰、そして、洋菓子屋の達郎です。

4人は40歳前で年も近く、それぞれ親の商売を継いだこと、結婚して、子宝にも
恵まれ、商売も先ずは順調で、何よりも温厚でお人よし、女好きですが、それほど
男として強くないので浮気にのめりこむほどの精力はありません。

こんな共通点の多い仲間ですから、夜も10時を過ぎるとここに集まり、商店街の
催しごとや、客足の分析などをしながら、グラスを傾けます。時には実現の可能性
の少ない、浮気の相談をしますが、話だけで、実現したためしがありません。

「そうそう、去年は凄かったね、森の中を見回っていて、あちら、こちらから、女
の声が響いて、思わず近寄って覗いてみたりしたよ、それでも平気で見せ付けるか
らね、ああなると、女は強いよ・・、俺なんか・・、

どう、ママは一人身だし、時には羽目を外したくなるでしょう、女祭りで、今年も
生きのいい坊やを食べるつもりなの・・、その時は教えてよ、見るだけでもいいか
ら、ママが悶えているところをね・・・」

蕎麦屋の彰が、酔いの回った顔で相槌を打っています。ママに冗談を言っても、ゆり
子の相手を志願するのではなく、見物に回るというのですから、彰の人柄の良さが
わかります。ゆり子は笑って、相手にしません。

「家の嫁さんも、暗闇の中でいい気分で抱かれていてね、偶然、巡回であれを見て
しまったよ、もっと妬けると思ったけれど、俺嬉しくなったのだよ、俺、変態かな」

洋菓子屋の達郎は、妻の朝子が若い男の膝の上で下から貫かれて、大きな声で喜悦
の声を出していたのを見たのです。

「そんなことないよ、俺だって、ここ3年ばかりはいそいそ出かける嫁さんを、い
つも見送っているのだよ、現場を見たことはないけれど、男の匂いをいっぱいさせ
て夜中にふらふらになって帰ってくるよ、そこで俺が乗りかかると、嫁さんが喜ん
で迎えてくれるよ、そんな時は最高のセックスが出来るね、ちょっと妬けるけれど、
女も楽しんでいるようだし、何よりも嫁さんが綺麗になるね」
魚屋の悟が言っています。佐代子のことです。

「今年から、女房に参加しろと言っているのですが、正直言って、ちょっと不安
です。
女房もまんざらでない顔で、行きたいとも、行きたくないとも言わないけれど
悟さんの奥さんに誘われているようで、顔だけは出すと決めているようです。

他の男に抱かれてほしいような、やめてほしいような、複雑な気持ちです。
先輩たちはどうでした、最初からなんともなかったですか」

この中では一番若い蕎麦屋の彰が、ようやくこの話に入ってきました。少し思い
つめていたようです。

「最初でも、二度目でも、気持ちは一緒だよ、女房が他の男に抱かれる気持ちは
何度経験しても一緒だね、これだけはやってみないと口では表現できないよ

一つ言えることは、これは彰さんのことではないからね、そのつもりで聞いてよ
ね、女房と上手く行っていない時とか、女房のことを女として見なくなっていた
ら、そんな時は、止めた方がいいね、

女房に惚れている気が残っていると、男に抱かれて帰ってきた女房を見て、また
惚れ直すから・・・・、彰さんこれは本当だよ、

ここだけの話し、他の男に抱かれると、女房は輝きを増すね、不思議な生物だよ
妬けることもたしかで、今頃何をしているかと思うと、酒でも飲まないと我慢で
きない気持ちになるけれど、疲れた様子で、情事の後を歴然と残して帰って来た
女房を見ると抱きしめたくなるから不思議だよ、この年になると、男はそうなる
動物のようだね」

悟がウイスキーの水割りを飲みながら、噛み締めるように話しています。その言
葉に経験者の二人が頷いています。彰も観念的には悟の言葉を理解しました。

彰も今年は仲間に負けないよう、妻、洋子を送り出そうと決心しています。きっ
と嫉妬に焼け爛れるでしょうが、その後のことが何となく楽しみになりました。
彰もその年に近づいているのでしょう。 

彼らが話題にしている「女祭り」は、商店街近くの森の神社で、毎年、商店街
主催で行われる盆踊り大会のことです。
そこは近隣では名前の知られた神社で、古い神社だけにその境内は深い森にな
っています。そこで毎年、一週間、盆踊り大会を彼らの主催で開きます。

その昔からこの神社の盆踊り大会は「女祭り」と呼ばれている伝統的なもので、
江戸時代に遡り、このあたりが田園風景いっぱいの田舎であった頃からこの祭
りは続いています。

田植えの激しい労働が終わった頃、女達に一時の快楽を与えるために領主が指
導してこの祭りを始めたと伝えられています。
盆踊りに参加した女が男に声をかけて、一夜の快楽を楽しむことをことが出来
るのです。女に声をかけられた男はその女の言いなりになることが義務付けら
れていて。
男から女に仕掛けることはこの祭りでは、固く禁じられています。そのため、
乱暴な男とか、不心得な男を取締るため、森の巡回が今も行われます。

何と言っても、この祭りで一番大切な次の決まりごとが、この盆踊り大会が
女祭りと呼ばれる所以になっています。
この盆踊りの場で、人妻が自由に男を選ぶことを彼女たちの夫が黙認する習慣
が昔からの伝統なのです。人妻たちにとってはこの盆踊りの場が男を漁るつ
かの間の天国になるのです。

さすがにこのあたりが都市化した今は、村中の女房がこの森に集まり、その歓
喜の声で森を揺るがしたといわれるほどの賑わいはありませんが、それでも、
街の人妻達はこの祭りを密かに楽しみにしていますし、妻を一人でこの祭りに
送り込める男達は、自分の心の広さを密かに誇りにしていて、妻が喜び、輝く
のを見て満足する習慣が残っているようです。

祭りに参加する男達は、目立って若い男が多く、勿論ほとんど独身です。この
日は彼らにとって年上の人妻を抱けるチャンスです。ある者は日頃から気にな
る人妻をマークしていて、当日になると彼女たちの周りをうろうろして、女か
ら声をかけられるチャンスを狙っています。

このように人妻と年下の若者の組み合わせがこの女祭りの通常パターンになっ
ていて、商店主など男盛りの者は、当日は祭りの下働きに徹していて、女たち
の相手をすることはありません。
不心得な男が女を襲うことも考えられるので、商店街の若手が神社の森をその
期間中巡回するのも下働きの重要な仕事になります。

バー、リルとは商店街通りを隔てたところに、田舎屋と呼ばれる甘味茶屋があ
ります。ここに、リルに居る商店街の若旦那衆の嫁さんが集合しています。
彼女たちの話題もどうやら、近づいてきた女祭りのようです。

由美子の冒険〔U〕(14) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/04/18(Mon) 21:13
「ネエ、佐代子、去年の女祭り、貴方、凄い声出していたけれど、何人食べたの、
         10人以上でしょう、あそこを壊さなかった、ふふ・・・」
洋菓子屋、達郎の嫁さん、朝子が、ビールのコップをテーブルに戻しながら佐代子
に淫蕩な目つきで話しかけています。

「何を言っているのよ、朝子こそ、貴方の声は森中に響いていたわよ、坊やの膝の
       上に跨ってさ、ここをいっぱい開いてね、ふふ・・・
達郎さんが覗いているのも知らなかったでしょう、私、教えてあげようと思ったけ
れど、私も忙しくなったばかりだったから、とても出来なかったのよ」

佐代子は朝子の大腿部を叩き、赤い舌を出し、チョコレートバニラのソフトアイス
クリームを舐めています、なにやら別のものを舐めているような淫蕩な顔になって
います。

「私、2番目の子供が出来たし、今年から参加しようと思っているのよ、
考えただけで、どきどきするけれど、男の誘い方どうすればいいの、教えてほしいわ」

蕎麦屋、彰の女房、洋子が少し赤くなりながら、朝子と佐代子の淫らな話に勇気
付けられたのでしょう、その話題に入ってきました。女達は子供をちゃんと産む
まではこの祭りに参可しないと決めているようです。これも昔からの伝統です。

「あら、簡単よ、盆踊りの輪の中に居て、踊りながら、これはと思える男がいる
と、その男の前に割り込むのよ、それだけでいいのよ、後は、少しお尻を振って
モノほしそうにしていると、男が声をかけてくるから、その男でいいなら、黙っ
てその男の手を取って、森に入ればいいのよ、

また、その男が気に入らなければ、ごめんね、後で来るわと言って、その場を去
ればいいのよ」
佐代子が3年目の経験と実績を披露しています。洋子は目を輝かせて、腰をもじ
もじさせています。もうその気になって、興奮しているのかもしれません。

「洋子さん、最初から無理して、最後まで行くことはないのよ、
私だって、最初の時、迷ってね、いよいよ今晩行くと決めた時の胸の高鳴り
浴衣の下から、下着を全部取った時
なんだか、恥ずかしくて、頼りない気持ちを今も忘れないわ
女はそれだけで、興奮して濡れだすものよ。

踊の輪に入って雪洞の光の中で、この男はどうかな思って、
その男の前で腰を振りながら踊る、男の眼をお尻やあそこに感じて
それだけでもスリルがあって、十分濡れだして、楽しいものよ、
最初の年はそれだけでも十分よ

女の場合、濡れてもその気になるまで時間が掛かるし、
知らない男は本能的に危ないと思うしね、自分の気持ちに正直になるのよ

いよいよ、男の手を取って、森に入っていく時に、もうがたがた震えるわよ
男に、最初からそう言っておくといいのよ、優しくしてね言って
初めてだから、良いと言うまで、それを入れないでとお願いするのよ、
ちゃんと男は聞いてくれるわよ」

靴屋、新ちゃんの嫁さん、弘子が、ベテランらしく注意を与えています。彼女
が言うとおり、現実に、その気になって、男を連れて森に入っていながら、泣
き出して、トラブルを起こす女が毎年、結構多いのです。

「そうなのよ、あの場で女が楽しむには、かなり工夫が必要よ、洋子さん、亭
主に抱かれる時は、黙って寝ているだけでいいけれどね、ふふ・・・・、

男達は皆、若いでしょう、だから、女が良くリードしないと、楽しめるものも
楽しめないわよ、
私の場合、最初口で一回か、二回出させることにしているのよ。

それは凄いから、男がその気になると凄い力で迫ってくるから、ちょっと気を
抜くと、踊の輪の中で、皆が見ているのに丸裸にされて、入れようとするから、
何とかそれを抑えて、それも男の子に恥をかかせてはダメよ、優しく暗がりに
連れ込んで、咥えてやるの、直ぐ出すわよ・・・、
   去年の話を聞きたい、洋子さん」

朝子が3杯目のビールをオーダして、とろりとした眼で、3人を見回して、舌
なめずりをして、きわどい経験を話そうとしています。佐代子と弘子がまた始
まったと言う顔をしていますから、朝子は酔うと、露出的な話をする癖がある
ようです。洋子が目を輝かせています。朝子は満足して、話す体制を整えまし
た。

「去年、私、家を出るときから異常に濡れ濡れでね、我慢できない状態だった
の、それで踊りの輪に入った時は、もうあそこから足先までずぶ濡れ状態よ、
浴衣もところどころ濡れていて、体に張り付いているのが判るの、

男なら少し離れていても強いあそこの匂いを感じ取ったはずね、恥ずかしい姿
なのに、私は平気なの、見たいなら見てちょうだいといった気分ね、

とにかく私はもう狂ったメス状態ね、今冷静に考えると、主人が体を壊してし
ばらく禁欲していたこと、生理前の不安定時期に入っていたこと、それに朝か
ら女祭りのことばかり考えて、濡れ濡れになっていたのよ、

全てが、もうそちらを向いていて、私の中に別の女がいるような気分だったわ。
こんなことって、女には時々あるでしょう。

当然、後ろの男の子がそれに気がついて、後ろから抱き付いてきたわ、鼻息が
荒いの、若い男の体臭が襲ってきて、ドッとあそこから愛液が湧き出てきたわ、
もう歩けないほどよ、

そうしたら浴衣の上からあれがお尻をつつくのよ、後ろに手を回すと、なんと、
洋子さん、出しているのよ、驚いたわ、そんなこと初めてよ、暗いと言ったって、
側にいっぱい踊っている人が居るのにね、

私は手を後ろに回して、それを握ったの、その瞬間よ、ドッと、私の後ろに吐き
出したの、凄い量で、浴衣の上からだったけれど、焼けるような感触だったわ、

ああ・・・ん、思い出すだけでも、たまらないわ・・・、浴衣のお尻はドロドロよ
もうどうにでもしてッて感じね、私、多分嬉しい悲鳴を上げたと思うわ
洋子さん、どう平気で聞いている・・」

朝子は話していて、もう相当濡れているようで、スカートに収まった両脚を擦り
合わせています。
回りの3人も、冗談も言わずじっと聞いています。自分の経験を思い出している
弘子と佐代子、未経験の世界への期待にもう完全に虜になっている洋子、それぞ
れに下半身に兆すものを感じながら、朝子の話の続きを促す目つきをしています。

朝子は三人の反応を見て、にやりと笑い、コップのビールを一気に飲み干し、
フッと酒臭い息を吐き出しました。呼気にはアルコールに混じって、兆してきた
女の香りが強く含まれています。

浴衣の後ろに、男の精を不覚にも吐き出して、その男の子はかなり恥ずかしがっ
ているようで、男の匂いに敏感な、周りで踊っている女達が、ニタニタ笑いなが
ら、二人を見ています。

「あらあら、もったいない、坊や、そんなところに出してはだめよ、
ほら、おばさんのところへいらっしゃい、ここに出させてあげるから、ホホ・・・・」

踊っている女達がその声にドッと陽気に湧き上がりました。浴衣の裾を持ち上げ、
その部分を見せているマダムが、二人に手を上げて激励しています。
男の子は開き直ったように、股間のものを女たちの目にさらしたままです。

朝子は、優しく笑みを浮かべて振り返り、その少年を抱きしめ、唇を合わせました。
回りの女達が拍手をしています。

「坊や、頑張るのよ、終わったら、おばさんのところに戻ってくるのよ、はは・・」
唇を合わせて、男の子を落ち着かせて、朝子は手を引いて、森の暗闇に向かってい
ます。その二人の背に、先ほどのマダムがまた声をかけました。さらに陽気な笑い
声が湧きあがり、女祭りのムードがさらに陽気で、淫らなものになって行きました。
 
「それからが、大変よ、森の砂地の上で、大格闘よ、敵は何度でも蘇る不死身だか
ら、私、最後は、もう堪忍してって、声を上げたわ」

朝子の話はやっと男を森に連れ込んで終わりになりそうです。女の場合、絡みの部
分はあまりよく覚えていないようで、よく注意して女の話を聞くとそのことに気が
つきます。その前後のことしか話さないのです。
男の場合は、やれ締まったとか、潮を吹いたとか、側で見ていたように話しますが、
男と女ではこんなことにも差があるようです。どちらが深く感じているかは、この
ことからも良く判ります。

「朝子と佐代子は、最初から上手くやったけれどね、誰でもそうなるとは限らない
のよ、それまでに他の男と経験があると、スムーズに行くようね、

ピルを準備しておくことと、帰ったらよく洗浄することね、それにいい男でも、危
険な雰囲気の男は避けたほうがいいわ、平凡な、坊やが一番安全よ。

顔見知りの男で、日頃、抱かれてもいいと思っている男が一人や二人は居るでしょ
う、そんな男に前もって、今夜祭りに行くと伝えておくのよ、結構楽しいものよ、
この祭りで関係した男と後でトラブルになったことはないから、結構、森の神さん
が女を守ってくれていると、私は信じているのよ」

弘子が朝子の淫らな体験話で上気している洋子を見ながら、少しからかうような
笑いを浮かべて、ノウハウを彼女に伝えています。弘子はもう5年以上この祭りに
参加していて、一番のベテランです、佐代子も、朝子も弘子に教えてもらいました。

「最近は、団地や、住宅街の奥さんも参加するようになって、いい男は結構競争が
激しいのよ、佐代子のようにえり好みしないで、手当たり次第にやるのが一番ね
踊の輪の中で、女の数が男より多い時間帯もあるのよ、
もちろん踊っている女が全部男をほしがるわけでもないけれどね、
助平なのは、商店街の女だけかな、ふふ・・・・」

朝子が少し酔いの回った、呂律が回らない口調で、佐代子を見て笑いながら、洋子
に教えています。

「また、それって自分のことでしょう、知っているわよ、見たのだから、
去年、朝子は、二人の男を連れて森に消えたでしょう、ネエ、洋子さん凄いでしょう、

それから何度も男を変えたのよ、未だあそこが乾かないうちに、次の男を捕
まえて・・、一晩で、6人は超えているわよね、本当にスケベなのだから、ふふ・・・・」

佐代子が応酬しています。佐代子もその日は、夜11時過ぎまでかかって、5人
と絡み合いました。ほとんどふらふらになって、家に帰ったことを憶えています。
そこでまた、夫、悟に挑まれて、その気になって、本当にいい気持ちで悟とセッ
クスしました。

「そうよ、佐代子、私も貴方も商店街の女は皆スケベよ、
男のあれが好きなのよ、洋子さんも直ぐそうなるわよ、安心しなさい
ああ、ちょっとごめんなさい、ネエ、トイレ行かない」
朝子は、相当酔いが回ったようで、立ち上がり、ふらふらしながらトイレの方向
に歩いて行きます。他の女たちも顔を見合わせて立ち上がりました。

「家の主人が今年は女祭りに行ったらどうだって、先日突然言い出したのよ、
私、行くとも、行かないともその時は言わなかったけれど、
主人はどう考えているのかしらね、私が他の男に抱かれても、平気なのかしら」
洋子が、心配な顔をして他の三人を見回しました。

「そうね、あの男の気持ちはどうしても女には判らないわね、変な意味でないの
よ、偉いというか、さすが男だというか、洋子さん、彼らはね、私達が他の男に
抱かれて帰ると、凄く喜んで、抱きしめてくれるのよ、ううん、決して嫌味じゃ
ないのよ、心から祝福、そう祝福という言葉が一番ぴったりね、祝福してくれる
のよ」
弘子が、少し笑いを浮かべて話しています。朝子も、佐代子も大きく頷いています。

「私なんか、亭主に泳がせて貰っているって感じだわ、彼の手のひらの上で、他
の男に抱かれているようなものね、だから、亭主の気持ちが自分に向いているこ
とをいつも確認しながら、遊ばせて貰っているの、彼の心が私から離れるような
時がもし来れば、とてもそんなことは出来ないわよ」
佐代子は、かなり真面目な顔をして、自分に言い聞かせるように、皆に言ってい
ます。

「そうね、私もそう思うわ、他の男に抱かれて、あれをいっぱい入れてもらって、
とってもいい気持ちで悶えていても、それは一時のことだと割り切るようにして
いるのよ。」

朝子は家付きの一人娘で、職人として働いていた達郎と結婚して、家業の洋菓子
屋を引き継いでいます。それだけに、多少わがままも言えますが、店を守る責任
も重いと思っていて、達郎には結婚した当初から随分と気を使っています。

「女の場合、どんな場合でも、抱かれる男には愛されたいし、その男を体に迎え
るといつの間にか、彼が好きになるのよね。これが女の生理なのよ。

体と心を完全に切り離せないのね、だから、それは仕方がないと思って、その場
限りの恋愛だと思うことにしているのよ、男の手を引いて森に入る時は、亭主を
忘れているわね、あなたごめんなさいねって感じね。

例えそれが一時的でも、その男を好きにならないと、とてもあれを体に迎え入れ
る気にはならないのが女だと思うのよ、一時的な恋愛関係って言うのかしら、
その割り切りが出来ること、これがこの祭りに参加する女の最低条件ね。

時には、終わった後もその男が忘れられないほど後を引くこともあるのよ、でも
ね、そうした心と体に残る出会いがあるからこそ、また来年の楽しみが出るのよ」
少し酔っ払っていますが、さすがに、まともなことを朝子は言っています。

[Res: ] 無題 トンボ 投稿日:2005/04/20(Wed) 14:01
早く、次が読みたくなりますね。洋子さんがどう変っていくのか楽しみです。
由美子さんはどうからんでくるんでしょうか。

[Res: ] 無題 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/04/21(Thu) 13:00
トンボさん
お便りありがとうございます
次が読みたくなると言っていただけると嬉しくなります
洋子も、由美子も女祭りを十分楽しむようです。
ほとんど立っていられなくなるほど感じるようです。

由美子の冒険〔U〕(15) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/04/21(Thu) 13:10
女祭りが近づくと商店街は何となく浮き足立ちます。通りに万国旗を飾り立て、店
ごとに飾り付けを競い合います。、商店街通りを一時的に歩行者天国にして。カラ
オケ大会、福引、いろいろな屋台が出て盛り上げます。

昼過ぎになると、狭い商店街通りは、大勢の人でごった返します。日が落ちると、
浴衣がけの家族連れや若者たちが繰り出してきて、さらに盛り上がります、夜8時
過ぎからは森の神社に舞台は移り、そこで女祭りが華麗に展開されます。

商店街はその頃には普段の賑わいに戻ります。商店の夫人達、佐代子や朝子が、店
を亭主に任せて、店から出るのがこの時間です。

Uの組合でもこの商店街の依頼で、30店を商店街に、盆踊り会場近くに30店ほ
ど屋台を出します。出来れば、屋台を手伝ってほしいとUから由美子は頼まれてい
ます。組の仲間からも、姉さんが出てくれると売り上げが一割は違うと煽てられて、
由美子もその気になって、いろいろアイデアを出しています。今回は地元も地元、
由美子のお膝元ですから、かなり気を入れています。

ここ5年ほどは、鶴岡の勧めもあって、女祭りに毎年のように由美子は出ていて、
そこへ行けば3人ほどの若者と絡み合うようにしています。深い森に抱かれて、
若い男と抱き合うと、夫や、子供の事を忘れて、その時は一匹のメスに戻ります。

誰かに見られているかもしれない屋外で、それも木々の精気や、無数の生物の息
吹に溢れた樹林の中での絡みは、オスとメスの関係しか存在しない別世界になり
ます。

世俗的な愛、慎み、悩み、貧富そして老若、美醜さえもそのおおらかな暗闇が包
み込んでくれるのです。世俗の全てが意味のないことのように思えてくるのです。
その時、股間に感じる男のものだけが、確かな存在として自覚できるのです。

女が自分をメスだと感じて幸せになる数少ない時間だと、由美子はこの祭りを大
切にしていて、彼女の中ではこの祭りは特別のものになっています。毎年その日
を密かに待っているのです。

この気持ちは由美子の夫、鶴岡も一緒で、この祭りに出ると由美子は一夜で蘇っ
たように女の精気があふれ出てくるのです。夜半過ぎに、ほとんど全裸に近い姿
で、全身から男と女の性臭を発散させて、瞳を異常に輝かせて、帰ってきます。

そんな彼女を見るのを楽しみに、鶴岡は由美子を送り出し、悶々として彼女の帰
りを待ち、しっとりと濡れて帰ってきた由美子を、ほとんど貪るように抱きしめ
るのです。これが今までのパターンでした。

今年はUの屋台を手伝いながら、やはり例年通り女祭りに参加したいと由美子は
思っています。この祭りは彼女にとっても特別なものになっているのです。

お昼過ぎ、商店街では祭りは既に始まったようで、カラオケ大会場からスピーカ
ーの声が、森の神社まで大きく聞こえてきます。出店の準備をしながら、由美子
はこの雰囲気がすっかり板についた様子で、屋台の準備をしています。

ほとんど肩から胸まで露出したTシャツと肌に密着した白の綿パンツをつけ、赤
い布で髪の毛をまとめて、忙しく立ち働いています。つま先だって、屋台の奥に
手を伸ばして、片足を後ろに上げています。

Tシャツが上につり上げられ、綿パンツのバックがピーンと張って、白パンツの
後ろからスカイブルーのショーツがはみ出して見え、細い紐が割れ目に食い込ん
でいるのが見え、Tバックであることがわかります。

視線をもう少し下に移すと豊かな臀部と鮮やかな股間の切れ込みが、くっきりと
現れ、注意深い男であれば、股間に三筋の皺が走っているのさえ見つけ出すこと
が出来ます。

何の配慮もなく、労わりもなく男の想像力を容赦なく刺激するヒップです、こん
なものを人通りの多い所に陳列していいのかと思いますが、誰も文句を言ってい
ないようです。通りすがりの男達が立ち止まり、眩しそうに彼女を見ています。

今回は焼きとうもろこしの店が由美子の当番です。由美子は北の生まれで、とう
もろこしと鮭にはうるさい方で、今回は自分で北海道の店と連絡を執って、新鮮
な上物を買い付けました、当然評判になるでしょう。

サブといい仲になっている妙子が由美子と組んで売り場を守ります。妙子はたし
か未だ十代のはずです。やや長めの髪を後ろで束ねて、黄色いリボンで結んでい
ます。瞳と唇に特徴のあるかわいい顔立ちです、純白のタンクトップにジイーン
ズで、かわいいお臍が顔を出している軽快な服装です。夜になればサブもやって
きます。

暑かった昼間の太陽が、その最後の光で森の神社を赤く染めて沈むと、それを待
っていたかのよう、所々に設置された淡い雪洞が点灯して、境内の広場に設けら
れた盆踊りの櫓を浮かび上がらせました。笛と太鼓のリズムが響いて、人々の心
を浮き立たせます。

今日から三日間の女祭りが始まりました。夜は11時まで盆踊りが続き、午後
12時に雪洞の灯が落ちることになっていますが、それは警察への届け出の建前
で、比較的住宅街から離れていて、騒音への苦情も少ないので、主催者は時間の
制約はあまり気にしていないようで、会場の人の動きを見て、締めの時間を決め
ているようです。
最終日などは、東の空が明るくなる頃まで踊り明かし、太陽が昇るころ雪洞の灯
が消えます。

少し早めに店を抜け出した魚屋の佐代子と、洋菓子屋の朝子が上気した顔を輝か
せ、なにやら興奮して大声で話しながら、森の神社へ通じる石段を登っています。

白地に大輪の朝顔が朝子、黒地に大波が砕け散る模様が佐代子の浴衣です。早、
じっとりと汗をふき出した白い胸元を意識して少し広めに開けています。側によ
ると二人の乳房がほとんど見える状態です。

二人揃ってきっちりと赤い帯を締めていて、そこから豊かなヒップラインが伸び
ています。ややきつい石段を登るため、二人は浴衣の裾を少し持ち上げ、下駄を
履いた足が動き易いようにしています。

暗がりをいいことに二人はほとんど腰近くまで、裾を持ち上げていて、少し下か
ら見ると、股間の茂みが良く見えます。かなりの人が石段を登るのですが、その
人達には雪洞の薄暗さの中では、せっかくのふたりの景色が、それと判るほどは
っきり見えません。

それでも二人は、股間を刺激するそよ風を感じて、全裸でいる感覚になって、男
を見るたびに、そこがキュンと締まり、もう、しとどに濡らしています。もう少
し刺激を受ければそのまま逝ってしまう雰囲気です。

佐代子が手提げ袋を石段の上に落としました。後ろから来た、若者がそれをタイ
ミングよく拾い上げています。さすがに佐代子で、後ろから上がってくる若者を
チェックしていたのです。

粋な身なりで、長身でいけ面です。ちょっと上玉過ぎます。それでも佐代子は
ダメ元で、声をかけてみることにしたのです。佐代子は知りませんが、サブです。

「奥さん、落としましたよ、暗いから気をつけてください」
さすがサブは客商売が身に付いていて、愛想良くにっこり笑って手提げ袋を佐代
子に渡しています。佐代子が見上げるような長身です。

「ありがとう・・・・、貴方も盆踊りに行くの、どお、一緒に行きましょうか」
佐代子はサブを見て、すっかり気に入ったらしく早速、彼の手を握ろうとしています。

「奥さん、すみません、僕はこれからそこの出店で働くことになっているのです。
お誘いを受けてありがたいのですが、残念ですが次の機会にお願いします」

佐代子は心残りな顔でサブを見送っています。朝子が佐代子の背中を叩いて、笑っ
ています。未だ宵の口です。いい男はもっと居るでしょう。佐代子と、朝子は気を
取り直して、笛の音のする方向に急いで歩いて行きました。

神殿から少しはなれた、深い森にその周囲を囲まれた、馬場と呼ばれる広場が踊
の場です。
既にかなり大きな踊の輪が、中央の櫓を取り囲んで二重に出来ていて、ほのかな
雪洞の灯りに、たくさんの人が、ゆったり踊を楽しんでいます。その踊の輪を取
り囲んで人垣が出来ていて、男と女がこれはと思う相手を物色しています。

踊り手と人垣の間に熱い視線の交換があり、陽気で淫らな雰囲気が盛り上がって
います。踊の輪にも人垣の中にも家族連れ、恋人同士など相手を物色する必要の
ない人も多いのですが、そんな人でも、妙齢の夫人が若い男を品定めして、男を
森に連れ込むまでの駆け引きは見ていて楽しいものです。

そこは生き物の持つ精気が溢れ、人間が生殖行為だけを生きがいにした古代の原
点に立ち戻る姿を見ることが出来ます。
このまま100年ほど遡っても、この姿は変わらないだろうと思えるほど、人々
の姿が素朴に見えます。

この中であれば、慎み深い女が一夜の快楽に身を焦がしても許されそうな、神々
しい雰囲気です。男も女も、原始の心に戻ることが出来そうです。深い森と、神
々のなせる業でしょう。

朝子と佐代子はここで別れて、互いに健闘を誓ってのことでしょうか、ハイタッ
チをして、踊の輪に消えて行きました。二人の去った後に、汗と、それ以上に強
い女の香が残っています。

[Res: ] 無題 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/04/21(Thu) 13:20
トンボさん
お便りありがとうございます
次が読みたくなると言っていただけると嬉しくなります
洋子も、由美子も女祭りを十分楽しむようです。
ほとんど立っていられなくなるほど感じるようです

[Res: ] 無題 トンボ 投稿日:2005/04/21(Thu) 13:39
洋子さんが初々しく登場するのが待ち遠しいですネエ。
いい感じで、熱くなっていくのが楽しみです。それにしても興奮させてくれますね。

由美子の冒険〔U〕(16) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/04/22(Fri) 20:12
ごめんなさいと言って、メガネをかけた、平凡な、大人しそうな男の前に、佐代子は
割り込みました。チラッと凄い流し目を忘れません。その男は二十そこそこの年に見
えます、がっしりした体をしていて、やや太めです。落ち着いてよく見ると、先ほど
のサブとは見かけではだいぶ落ちますが、佐代子はそんなこと気にしていません。
男も、女も、雪洞の淡い光の中では、皆、いい男、いい女に見えます。

ここでは、街の中と違って、視覚はおぼろげであまり頼りになりません。嗅覚、触覚
聴覚そして味覚が異性を選ぶ重要な武器になっています。
佐代子は踊の輪を人垣の中から見ていて、その青年から、やや不潔ですが、たまらな
い男の匂いを嗅ぎ取り、この男と決めて、その前に割り込んだのです。

佐代子の胸が大きく開かれていて、両乳房がほとんど見えます。近くにいるその男か
らは、お臍まで見えるでしょう。踊を間違えたふりをして、佐代子がその男に体を軽
くぶつけました。

「あら、ごめんなさい、私あまり踊が得意じゃないのよ、暑いわね・・」
佐代子はそういって、浴衣の前を少し開きました。その男に彼女の白い大腿と茂みが
開かれています。
「いえ・・・、僕こそ、あの・・・、良かったら少し休みませんか」

その男は、薄暗がりで大胆な気分になっているせいでしょう、体をぶつけてきた佐代
子の腰に手をあて、彼女をそのまま抱き抱えるようにして踊りながら、囁いています。

汗ばんだ女の体ほど、男心を高揚させるものは他にありません、男は全身を密着させ
て、女を感じ取っています。男の手は直に、佐代子の下腹部に届いています。
佐代子の胸元から強いメスの香りが立ち上がり、男はさらに高まりました。佐代子も
狙った男の体の硬さと匂いに満足しています。佐代子の好きな胸毛さえ見えます。
ドーッと股間が熱い液で溢れてきて、佐代子は思わず膝を合わせています。

「いいわよ・・・、ふふ・・、これ・・・、元気になっているのね」
後ろから腰を抱きしめられている男の手をそのままにして、佐代子はズボンの上から
男の股間を握り締めました。もう既にいっぱいになっていて、佐代子の手にその脈動
が感じ取れるほどです。

朝子は佐代子より早く男を捕まえたようで、その男の子は人垣の中で頭一つ抜き出て
いるほどの背の高さで、人のよさそう顔で、のんびり周囲を見回しています。珍しく
浴衣姿です。朝子はこの子に決めて、少し力を入れて、体をぶつけました。

「あらら・・ご、ごめんなさい、前が見えなくて・・、どうしたの」
朝子の右肘が彼の股間を直撃したらしく、長い体を折り曲げて、股間を押さえ込んで
います。朝子は笑いをこらえきれない様子で、それでも、男の側に屈み込んで、男の
押さえている部分を摩ってあげました。予想外に立派なもので、既に十分大きくなっ
ています。朝子は嬉しくなりました。

「ベンチで少し休みましょう」
朝子は、青年の股間をしっかり掴んで、青年に肩を寄せて、ベンチの方向に歩いてい
ます。朝子が掴んでいるモノが、男は痛いわけではありません、その下に在る玉が問
題なのです。

時々、意外な錯覚をする女性が居ます。朝子ほどの女でもいざとなると棒の方を大切
にするのです。棒は単なる精子の注入道具で、子種は玉で作られるのです。それだけ
に玉はもろいのです。しかし、一般的には玉は日影の身です。特に女性にはほとんど
注目されません。

朝子と青年はベンチに座って、女がその部分を丁寧に摩っています。女は看護のつも
りのようですが、そこは間違っています、もう少し下ですとも、男は言わないで、そ
の部分を女に任せたままです。
もうそこは張り裂けるばかりになって、先走りさえ出ています。

「よう、見せ付けてくれるね、俺たちのものも、お願いしますよ、お姉さん・・・」
いつの間にか、4人連れのそれらしき若者に取り囲まれています。悪いことにここは
トイレの裏であまり人通りがなく、カップルはこの場所をトイレのせいで敬遠します
から、見回りの人もここをチェックしません、いわばこの森の死角になっているので
す。

「失礼ですよ、この方は僕の連れです、変なこと言わないで下さい」
青年は、立ち上がり4人に立ち向かっています。勇気は褒められますが、とても4人
に敵いそうもありません。案の定、一人の男に足払いをかけられ、地面に倒れこんで、
額を打って、唸り声を上げています。それでも、朝子を守ろうと必死の形相で立ち上
がり、4人を再び睨みつけています。

額が裂けて血が流れているのがなんとも悲壮です。男の浴衣は前が大きく開いて、ア
バラ骨の目立つ薄い胸と黒っぽいショーツがむき出しになっています。なんとも様に
ならない姿ですが、朝子を守ろうとする意気込みは見事です。

一人の男のボデーブローが見事に決まり、青年は崩れるように跪きました。それでも
また立ち上がりました。朝子を背にしてやっと立っています。
肩で息をして、浴衣は乱れ、額から血を流して、それでも朝子を背にして守る姿勢を
示しています。

4人の男達はやや真剣な顔になって、全員が笑いを止めて、残忍な表情になりました。
止めを刺すつもりになったようで、一番の兄貴分らしく体格のいい男が一歩前に出ま
した。

朝子はここまでと思ったようです。青年の前に出て、無言で男達を見つめました。男
達は思わず一歩退いています。そして、女はゆっくりと帯を解き始めました。4人の
男がさらに後ずさりして、青年も朝子の後ろで、黙り込んでじっと彼女を見ています。
肩から、浴衣が滑り落ちて、朝子は生まれたままの姿になりました。

由美子の冒険〔U〕(17) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/04/23(Sat) 11:29
踊の輪をちょっと外れたところで、男は佐代子の浴衣の前に手を入れ、激しい口付け
をしています。男の手が挿入されたところが、ほとんど茂みが見えるほどに浴衣が捲
れ上がり、淡い雪洞の灯りに、佐代子の白い脚がなまめかしく光っています。

たくさんの人が近くにいるはずですが、皆、踊と、自分のことに夢中で、抱き合って
いる二人にそれほどの関心を持ちません、見れば踊の輪の中でも、その輪の近くでも、
抱き合っているカップルが何組もいます。

「ああ・・ん、もうだめ・・・、そんなところを触ってはダメ
ここではそれ以上はダメよ・・、ネエ・・、そんな・・・、ああ・・・ん
もう少し奥へ行こう・・、歩けなくなるわ・・・、濡れているでしょう」
佐代子は浴衣の前裾を横に押しやられて、右脚を露出させて、股間を男の手に任せて
喘いでいます。

上半身は片方の肩から浴衣が落ちて、左半分の胸が露出しています。浴衣が体を覆っ
ている部分が少ない状態で、股間から、淫靡な音さえ聞こえてきます。さすがに、こ
れほど乱れるとあたりの目を引くらしく、二人の様子を見つめている人が何人かいま
すが、それとて異常な感じではなく、笛と太鼓の音に、佐代子の喘ぐ声が絡んで、深
い森を背景にして、ほのかに揺れる雪洞に浮かぶ、乱れた佐代子の姿が妖しく、美し
いものに見え、この場の雰囲気にマッチした光景になっています。

二人を見て、刺激され、自分たちも激しく抱き合っているカップルもいます。即席の
カップル達が白い肌を見せ、あえぎ声を出し始めると、辺りは一気に隠微な雰囲気に
包まれています。人垣の中にいる夫婦、恋人たちにこの淫靡な様子が伝染して、男が
女の股間に手を伸ばし、女が体をくねらせてそれを受け入れている光景があちら、こ
ちらに見えます。

もう、そこはオスとメスの世界です。互いに性器を触り、刺激して、互いの性器を合
体させることだけを考えています。

人垣から10歩ほど離れた場所は、雪洞の光が届かなくて、闇に慣れた目でもようや
く人影がわかる程度です。そこに佐代子達がいます。
男は佐代子の浴衣を肩から外しています、浴衣は前が開かれて、赤い帯が腰に残るだ
けで、自慢の浴衣は腰の後ろにダラリと下がっていて、豊かな乳房が、わずかな光に
白く輝いています。暗闇に、それよりさらに黒い茂みが愛液で光っているのが見えます。

「ああ・・ん、こんなところで、ああ・・ん、恥ずかしい・・、
いい・・、そこ、ダメ・・・ェ、ああ・・・ん、いい・・、もう・・、入れて・・・」
乳房を男に吸われて、股間には二本の指を使われています。佐代子はここで抱かれて
もいい気になっています。股間から流れ出た愛液が下駄を濡らすほどになっています。

男は佐代子の濡れ具合を見て、彼女を促し、もつれ合うように森に向かいました。ほん
の10歩も奥に入るとそこは闇の世界です、男は佐代子を抱き上げそこに寝かせました。
「ああ・・・ん、はやく・・、早く・・・、いれて・・・、あっツ、むむ・・・」
その方向から、高い佐代子の喘ぎ声が踊の輪を取り巻く人垣近くまで響いてきました、
何人かの人達はそれを聞いたでしょう、そちらを透かすように見ている人もいますが、
後は笛と太鼓の音がそれをかき消しています。佐代子の女祭りが始まったのです。

「これ以上この人を苛めるのはやめて、4人で一人をいじめるなんて
男らしくないでしょう、私は嫌いよ、そんな男は嫌いよ、私をどうするつもり」
朝子は少し股を開いて、その部分を4人の男に見せ付けています。奇妙なことに体は
震えているのに、その部分がカッと熱くなっているのです。それだけでなく、感じて
少し濡れだしています。

女性の場合、あらゆる興奮と緊張が股間を濡らす仕組みなっているのでしょうか、男
も極度に緊張すると、異常に勃起することがあります。

男達は、興奮して激しく揺れている女の胸と、濡れて光っている茂みを見て、黙り込
んで立ちすくんでいます。誰も動くことが出来ません。

誰かがトイレに駆け込んで来てドアーの音が聞こえて、中年の男らしい低い声が、外
で待っているからと言っていて、中からハーイとかわいい女性の声が聞こえています。
やや、間をおいて、激しい、しかし親しい水音が響いて、カラカラとペーパーを巻き
取る音が聞こえて、水の流れる音、ドアー音が続いて響いています。

4人の男達はこれまでと思ったようで、朝子に背を向けて、足早に去って行きまし
た。

朝子は崩れるように跪いて、そのまま激しい水音を出して放尿しています。温かい液
が朝子の下半身を潤しています。朝子は天を仰いで大きく深呼吸しました。そして、
朝子の側に寄ってきて、屈みこんだ青年の頭をしっかり抱きしめています、

「バカね、どうして逃げなかったの、貴方が殺されるかと思ったわ
バカね、何度も、何度もかかって行って、敵うはずないでしょう、バカ、バカ・・」
朝子は青年を抱きしめ、泣き出しています。

青年は朝子の柔らかい乳房に顔をうずめ、目の前に朝子の茂みを見ながら、朝子の
放出した液体の芳醇な香に包まれて、このまま死んでも良いと思えるほど安らかな
気分になっていました。

その後、母の懐に抱かれるようにして、青年は何度も朝子の中に放出して、この世
のものとは思えない悦楽を経験しました。勿論、朝子も不死身のような青年の肉棒
を堪能しました。ただ、青年と絡みながら、あの4人の不良青年にあの場で犯され
ていたらと思うと、朝子は少し血が騒ぐのです。勿論このことは誰にも言いません。

蕎麦屋は祭りの宵は稼ぎ時です、20人も入ればいっぱいになる土間を忙しく洋子
は動き回り、調理場に居る夫、彰に元気な声で注文をつないでいます。夜8時を回
るとさすがに、潮を引いたようにお客の入りが少なくなってきました。夜11過ぎ
に、盆踊りの帰り客が来るまでは暇な時間になります。
彰が洋子を調理場に呼び入れました。
「洋子、行っておいでよ、佐代子さんが待っているはずだよ、
                店は俺とおばさんで十分だからさ」

由美子の冒険〔U〕(18) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/04/23(Sat) 21:09
彰がおばさんと呼んでいるのは、親の代から手伝いに入っている初老の婦人のことです。
子供の頃から彰はおばさんと呼んでいます。彰の両親は近くのアパートに隠居していて、
二人の幼い孫の面倒を見ています。

調理も、お店もおばさんが一人いれば、この時間帯は問題ないことを、洋子も良く知っ
ています。
「いいの、私、無理に行かなくて、なんだか怖いし、
   でも、・・・貴方は、本当にいいの・・・、
私行けば・・・、知らないよ・・、ねえ・・
   本当に抱かれることになるよ・・・、いいの・・・」

洋子は、上気して、目をキラキラ輝かせて、乾いた唇を舌で濡らしています。調理場
のムッとするような熱気のせいだけでなく、期待と恐れに興奮して、洋子の生々しい
体臭がわっと沸きあがり、それが彰を包み込んでいます。

ほとんど化粧をしていません、少し汚れた白のヘヤカバーと白地に花模様を刺繍した
エプロン、あどけない顔で不安そうにじっと夫を見つめています。

彰は愛しさが突然沸き上がって来ました。おばさんが店の二階で休んでいるのを幸い
に、抱き寄せ唇を吸いました。洋子はびっくりしています、直ぐ積極的に応じ始めま
した。興奮で二人は歯をぶつけ合いながら、唇を合わせています。

「行っておいで、いや、行ってほしいのだよ、楽しんでおいで、
    俺は大丈夫だよ、本当を言うと凄く妬けるけれどね・・・、
      俺、可笑しいだろう、判っているんだ、変だってことは
         行っておいで、俺、待っているよ・・・」
洋子は彰を見て、こっくり頷き、嬉しそうに、彰の首に両手をかけて、激しく吸い付
きました。濃厚な女の欲情した香が、彰を包み込み、彰は急激に高まりました。

「ああ・・ん、あなた、おばさんが降りてくるわ、
               ああ・・ん、ダメよ・・・、ああ・・」
調理台に洋子を捕まらせ、スカートを巻くりあげ、一気にショーツを下ろしていま
す。

後ろから見ても、洋子はそこを溢れさせていて、もう白い液さえ出しています。彰
は一気に打ち込みました。洋子は大きな瞳をしっかり閉じて、湧き上がる疼きに耐え、
調理台に頭を擦り付けて、声を抑えています。

彰が調理場の床に放出して、洋子はへなへなと床に座りこみました。彼女の目の前
に彰のものが、先端から汁を垂らしながら、未だ勢いを残して垂れ下がっています。
彰のものを手にとって、彰を上目遣いに見て、洋子はそれを口に含みました。

彰を含みながら、洋子は女祭りのことを考えていました。他の男のものをこうして
咥えることができるだろうか。怖いような、嬉しいような、そう思うだけで、また
愛液が湧き出てきました。

佐代子さんは去年、一晩で5人に抱かれてたと言っていた、そんなことが私にでき
るのだろうか、私もやりたい、5人、いえ2人でいい、優しく抱かれたい。

そう思って、洋子は彰のものをちょっと強く噛んで見ました。おばさんの声が二階
からします。洋子は出かける決心をして、彰のものを口から外し、ズボンを履かせ
て、彼の頬にキッスをして、準備のためトントンと音を立てて二階へ上がって行き
ました。

白地に色とりどりの風船が飛び交うかわいい浴衣に、黄色の帯を締め、髪は急いで
アップにまとめて、やはり黄色のリボンでしっかり固定しました。
アイラインを少し強くして、白色系のファンデーション、そして少し濃い目の明る
いルージュを引きました。

鏡の中の洋子が今まで見たことがないほど淫蕩な顔になっていて、洋子は思わず目
をそむけました。

キラキラ光る目、真っ赤なルージュ、上気してしっとり濡れた肌、その肌に張り付
いている少し乱れた前髪、アップにした毛髪の生え際から肩に流れるゆるやかなカ
ーブ、そして、豊かな胸の突起に連なるなだらか曲線が一気に下って深い胸の谷間
に落ちています。そんなもの全てが今夜のことを期待して燃え始めているのです。

いつもの洋子のほかに、もう一人の洋子がそこにいて、湧き上がる情欲に悶えてい
るのです。
彰とのつかの間の情交が、洋子の肌をこの上なく輝かせ、全身から女の香を発散さ
せています。洋子は、体をくねらせ、自分の内から湧き上がる淫乱な情欲に途惑っ
ています。

体の何処を押しても、触っても感じるのです。そして、森の中でいっぱいに脚を開
いて、股間にすごいものを突っ込まれている洋子を夢想するのです。
そっと浴衣の前から手を入れて、股間に指を伸ばし、その部分を触ってみました。
物欲しげにあそこが指を吸い込み、それだけで一気に愛液を湧き立たせて、うごめ
いています。指先がねっとりと濡れています。

イヤッと口に出して、洋子はその指を邪険に抜き取り、姿見鏡の前から離れました。
階段を降りながらそっと指を鼻に添えます。生臭い香が洋子の鼻腔を刺激します。
洋子は階段の途中で立ち止まり、もう一度、自分に問いかけてみました。

洋子、本当に行くの、今なら間に合うのよ、行けば、森に入れば、ここに他の男が
入り込んでくるのよ、いいの・・。
じっと目を瞑って、全身に神経を払いました。股間がもぞもぞと蠢き、粘液がジン
ワリと滲み出してきました。もう、止めることが出来ないと思いました。

「あなた、出かけるわ、早く帰ってくるから、お願いします」
遊園地に出かけるように、洋子は明るく彰に声をかけました。彰はほほえんで、浴
衣姿の洋子に目を細めて見ています。改めて、洋子は町内で一番きれいだと感嘆し
ています。

おばさんと彰に見送られて店を出る洋子、赤い鼻緒の下駄を履いています。その下
駄をカラカラ鳴らしてあの角を曲がれば、もう呼び戻せなくなる、彰は熱い胸の内
を押し殺して、笑顔を浮かべて妻の後ろ姿を見送っています。
その街角で、洋子は振り返り、肩の辺りまで右手を上げて、軽く振りました、今に
も泣き出しそうな顔をしています。そして、その角に浴衣の袂を翻して、消えまし
た。

「とうとう出かけたね、きれいな奥さんがもっと色ぽくなるよ、
           若旦那、楽しみですね、ビールでも飲みますか」
おばさんが彰の背中を叩きながら、笑っています。彰は首を振り、少し休むからと
言って、二階に上がりました。

洋子も、そして彰も気がつきませんが、洋子が店を出るのを、少し離れた本屋から
じっと見つめている若者が居ます。洋子より早く会場に行くつもりでしょう、洋子
の前を、急ぎ足で森の神社に向かっています。

弘子には、下着を取っていくようにと言われて、初めはそうしたのですが、なんと
も不安で、泣き出したくなるほどで、腰のところに紐のついたTバックショーツを
こっそりつけてきました。それだけで随分落ち着きました。

店を出る時、弘子が言っていたような、濡れるほどの興奮はありませんが、期待感
とそれ以上の恐怖感で足が震えます。お尻の割れ目に食い込んだショーツの紐が、
歩くたび心地よくそこを刺激して、洋子の気持ちを高めていきます。彰との交情で
濡れていたそこが、ようやく新しい愛液で潤ってきました。

暗い石段を登りきり、笛の音と太鼓の音に混じって、人々の踊るざわめきがはっき
り判るところまで来ると、洋子は恥ずかしさと、期待の入り混じった緊張感で、ほ
とんど自分の体が自分のものでないほどの気分になっています。

自分の足が地面についている感触がないのです。足は自然と明るい雪洞の方に向か
っています。佐代子たちが薄暗い妖しげな場所に向かったのとは好対照です。
洋子は佐代子か朝子に会えることを期待しているのですが、二人はもう3ラウンド
目に突入している頃で、とても洋子の面倒を見る余裕などないはずです。

頼りなげに歩いている洋子の前に、男が立ちふさがりました。白い開襟シャツの分
厚い胸が洋子の目の前にあります。洋子は立ち止まり、男を見あげて、その後、恥
ずかしさで本能的にうつむいています。

三十歳ほどの、精悍な男盛りの顔が笑いながら女の顔を下から覗き込んでいます。
男の笑顔につられて、洋子も思わずにっこり笑いました。それだけのことで、洋子
は少し落ち着きました。顔を上げて、男を見る余裕が出来ました。

洋子より首一つ高い身長で、優しい笑顔で洋子を見ています。すがすがしい清潔な、
それでいて女の気を高ぶらせる不思議な香が男から漂っています。
肩ががっしりしていて、腰がきゅっと締まった、夜目でもそれと判るほどに素晴ら
しいシルエットです。

男は黙って洋子を見詰めています。洋子もうっとりとその男を見ています。二人の
居るその場所だけが時間が止まってしまったようです。笛の音も、太鼓の音も、人
々のざわめきも、停止したままです。
長い、長い時間が経過したと洋子は思いました。

「ご一緒していただいて良いですか・・・。
あの・・う・、私、初めてなの・・洋子といいます、」
ようやく洋子が口を開くことが出来ました。男は黙って、洋子を抱きしめ、口付け
しました。

洋子の全身から、力が抜けていき、手に持った布袋がぽとりと落ちした。男は洋子
の八つ口から手を入れ、ゆったりと乳房を揉み砕いています。

洋子は最初、少し身を揉んで恥ずかしがっていましたが、次第にその快感に身を任
せています。男の片方の手が洋子の股間を入り、ショーツに触れました。

予想していたことですが、現実にそこへ男の手が伸びると、洋子は、イヤーと、言
って本能的に脚をすぼめています。

それでも巧みな男の触り方に、次第に膝を緩め、股を少し開いて男の指を迎え入れ
ています。男はショーツをしばらく探っていましたが、ショーツの構造が判ったら
しく、素早く腰紐を解きました。白い小さな布切れが、洋子の足元にポトンと落ち
ました。

洋子はその瞬間、この男に抱かれることを覚悟して、ドッと溢れる愛液を感じてい
ました。もう洋子の股間と乳房は男の指で思うままに弄ばれ始めました。

由美子の冒険〔U〕(19) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/04/24(Sun) 09:56
「洋子さん、震えていますね、でもここは十分、濡れていますよ、
    僕のものを触ってください、エエ、そうです、そうです、
      お上手です、さすがです、・・・
皆、見ていますよ、ああッ、やめないで・・・そのまま、そのまま」

洋子がズボンのチャックを開いて、男のものを取り出し、丁寧に触っています。
通りがかりの人が何人か、笑顔で二人を見ています。他にも抱き合っているカッ
プルがいますので、ここでも、二人は異常な景色ではありません。

男が、洋子の肩から胸に唇を移動させながら、肩に掛かった浴衣を巧みに外して
います、片方の手は洋子の股間に入れたままで、なにやら蠢いているようです。

洋子があわてて、外れた浴衣を元に戻しています。男が女の耳になにやら囁き、
首筋に唇をあて、再び浴衣を肩から外そうとしています。洋子は他人の目が気に
なって、浴衣が肩から落ちるのを手で支えています。

それでもそこはかなり乱れて、乳房が半分以上、露になり、胸の所で辛うじて洋
子の手で浴衣が支えられています。乳房から上は露出され、辛うじて乳房のとこ
ろで洋子が支えているのです。

滑らかな背中はもう腰の辺りまで露出していて、その後ろを通る人が、笑いなが
ら、二人を見ています。洋子が必死に抵抗している幼い仕草が、この場の艶やか
な状況を和やかな男女の戯れの景色に変えています。
「ああ・・・ん、こんなところで、皆見ているわ、恥ずかしい・・・」

男の股間に入れた手の動きが少し急ピッチになりました。洋子が首を仰け反らせ
て、低い呻き声を出し始めています、仰け反らせた白い首が淡い雪洞の灯に光っ
ています。

洋子の手の支えが次第に弱くなり、洋子の意思で浴衣が下に滑り落ちています。
「ああ・・ん、ダメ・・・、もう・・・」

おぼろげな雪洞の光を浴びて、二つの乳房が露出しました。洋子は乳房を手で覆
い隠すことをしません。もう、恥ずかしさより、心地よさが洋子を虜にしている
ようです。

洋子の上半身は完全に露出して、下は、男の手を股間に挟みこんで、浴衣の前は
十分に開けられて、片脚が完全に露になり、その茂みさえ、時々、顔を出してい
ます。
洋子はもう、周囲の目を意識できなくなっています。次第に、洋子はメスに変身
してして行きます。

彼女の呻き声がやや高くなり、股間の水音が聞こえるようになりました。男は洋
子の乳房を吸っています。男に露出した乳首を吸われ、開き気味の股間に男の手
が伸び、指が複雑な動きをしています。

洋子は首を後ろに仰け反らせ、かなり高い声で呻いています。耳を澄ませると、
猫が水を飲むような淫靡な音が股間から湧き出しています。

気がつくと三組のカップルが二人を囲むようにして立ち、あたかも周囲の目から、
二人を守っているように見えます。

三組のカップルは互いに抱き合い、洋子の乱れる姿を楽しみなが、それぞれの性
器を忙しく擦っています。カップルの女達はもう、自分の世界に入って、洋子を
見る余裕がありません。
カップルの男達は、眼を光らせて、洋子をじっと見詰めてパートナーの女を愛撫
しています。
人通りが多く、薄暗いせいもあって、洋子は彼らが洋子を見るためにそこに居る
とは気がつきません。

「もう、いいね・・向こうで、ね・、これを、いいね・・、ほしいのだろ・・」
これ以上の行為をここでするのは危険だと男は考えたようです。男は洋子に囁き
ました。洋子が恥ずかしそうに頷いています。

洋子は手にしている男のものがねっとり濡れてきたことに気がつき、もう少しで
これがあそこに入ってくると思って、一気にそこを熱くしています。
周りのカップルにもこの声が聞こえたようで、洋子達の後から3組のカップルが
それぞれに肩を寄せ合い、少し間隔を置いて森の暗闇に向かっています。

草地に寝かされた洋子は、男のものを含んで、舌を絡めています。浴衣は肩から
外れていて、乳房がこぼれています、男の手が洋子の股間をゆっくり愛撫してい
ます。

浴衣の前は大きく開かれてほとんど後ろに掻き分けられ、滑らかな下腹部から足
先まで全部露出しています。暗闇で少し大胆になっていますが、それでも初めて
の男の前で、ここまで露出していることを凄く恥ずかしがって、両脚を硬く締め
て、男の手を締め付けています。

「洋子さん、ここが凄く濡れていますよ、もう少し脚を開いてください、
そうです、もうすこし、そう、・・・思い切っていっぱい開きましょう、
そうです・・洋子さん、
すごいそんなに開くと、僕の顔が吸い込まれますよ、ふふ・・・」

男は落ち着いて洋子をリードしているようで、時々、指を深く入れ込んだり、そ
の部分を軽く舐めたりしています。

「ああ・・ん、いじわる・・・、もう・・、こんな、はずかしい・・
  ああ・・・ん、そんな・・・、そこ汚れているのよ・・、
   舐めたら・・、ああ・・ん、ム・・、いいわ・・ああ・・・ん」

彰にさえ、そこをこんなに開いて見せたことはありません。暗闇で男に全部見え
るはずはないと思っていても、そこを触る男の指、時折、吹きかけられる息が濡
れたホールの奥まで届いて、身が縮むほど恥ずかしいのです。

それでも洋子は脚を開いたままで、もっと開いて、そこを男の顔に押しつけるよ
うにしています。恥ずかしい自分の姿に洋子はたまらなく感じているのです。

例の3組のカップルは洋子達を最後まで見届けるつもりらしく、二人を取り囲む
ように草地に座り込んでカップル同士体を寄せ合ってじっと見つめています。

西の梢にようやく月が顔を出し、青白い光に6人の頭が白く浮かび上がりました。
月光を頼りに見ると、洋子と彼らの距離は1メートルちょっとです。洋子から愛
液の飛沫が降りかかる距離です。

汚れるといけないからと言って、男が器用に女の帯を解き、浴衣を脱がせて、
横の草地に丁寧に置いています。寝たままの女の帯を解いて、それを解きながら
帯を丸めています。この男は只者ではありません。

横になった女を裸にするのは本当に難しいのです。特に着物の場合はほとんど不
可能です。男はそれを暗闇でやっとのけたのです。しかも、同時進行で自分も丸
裸になりました。ますます只者ではありません。

男が洋子の股間をいっぱいに開いて、自分の上に彼女を載せました。洋子は男の
直立したものを頬張り、ようやく昇った月に気がついて、あたりを見渡しました。

「ああ・・誰か居る、ああ・・ダメ、そんな・・、恥ずかしい・・ムム・・・」
洋子は、体を折り曲げて、男のお腹に顔を埋めました。股間を締めようとしても、
男の顔がそこに入っていて、締め切ることは出来ません。

男が向きを変え、優しく抱き抱え、口付けして、洋子の股間を再び愛撫しながら
囁いています。

「洋子さん、あの人達は、大丈夫だよ、
きれいな体と、いっぱい濡れたここを皆に見せてあげようよ
 危険なことはないから、あの人達、あちらで抱き合った時からずっと見ていたよ
洋子さんが悶えてだんだん裸になるところも、いっぱい濡らしているところも、
 それで、後を就けてきたようだよ、もっと見たいようだよ、
  洋子さんのここを見たくてここまで付いて来た様だね・・・
僕のものを舐めているところも、全部、もう十分見られたよ、

どうする・・・
 そう、いいの・・・もっと見せつけようよ、見せたくなったようだね・・
  じゃあ、脚を開いて、そう・・もっと・・、
ほら見ているよ、もっと開いて・・、洋子さん、もっと開いて・・・」

男が低い声で洋子の耳に囁いています。その間も執拗な愛撫が股間に加えられて
います。男に見せてもいいかと聞かれて、股間から湧き上がる快感で混濁した頭
の真ん中で考えました。洋子は夢中で頷きました。

そう決めたことで、体中の縛りがスーと消えて、もうどうなってもいい、股間の
ものがやりたいことを、やろうと決心したのです。

音を立てて、潮が噴出し、男の顔をしとどに濡らしました。高いどよめきが周囲
から上がりました。
もう洋子は抵抗しません、泣き声のような呻き声を出しながら、体を開き始めま
した。

暗闇に慣れた目には淡い月光が、真昼の太陽のように見えます。洋子の体が青白
く光り、黒い草の上で蠢いています。股間が濡れて光っています。その股間を洋
子は自分でいっぱいに開きました。見られていることを知っています。

月光ではっきり見えるその観衆にむけて、いっぱい股を開いています。洋子は自
分でその部分を指で開いています。腰を持ち上げ、よく見えるようにしています。

男が洋子の耳に何か囁いています。洋子が興奮して、首を振っています。しかし
ついに腰を振り、男に言われたことを言い出しました。
「ここを見て、ここを見て・・・いっぱい見て・・・」
洋子は地面に足を突っ張り、腰を浮かして、肩を地面につけて、その部分を指で
いっぱい開いて、叫んでいます。観衆から静かなどよめきが上がっています。

足先が男の両肩に載り、股間をいっぱいに開いて、そこを男の舌が這い回ってい
ます。洋子は悶え、自分で乳房を揉み砕き、悲鳴を上げています。
愛液が飛び散り、月光に飛沫がきらめいています。周りの男も女もどよめきなが
ら、見つめています。

そのどよめきを感じて、洋子はさらに高まり、さらに脚を開き、声を大きくしま
した。
洋子は見られていることで、日頃のつつしみも、羞恥心も全て捨て去ることが出
来ました。見られていることも気にならなくなり、ただひたすらに、股間で男を
感じることに集中しています。

夫のものと同じサイズなのが洋子を安心させているようです。彰が喜ぶ、袋から
竿への強い舌使いをこの男にも試しています。股間を男に預けて、男の上におい
かぶさっています。大きく開いた洋子の股間を月光が照らし、男の舌がホールに
挿入されているのさえ、周りの観衆に見えます。

奥さん凄い技術ですねと言われて、洋子はさらに落ち着きました、その落ち着き
が洋子の欲情をさらに高めてゆきます。もう洋子の欲情をさえぎるものは何も在
りません。

森の精気に操られ、巧みな男のリードと6人の目が、洋子を狂うほどセックスの
虜にしています。頭が白くなるほどです。

男が、咥えさせたまま、洋子のものをしゃぶるピッチを上げました。淫核から
ホール、舌を少し挿入して、また淫核、そして陰毛を強く引っ張っています。男
の巧みな舌使いに洋子は、絶叫し、脚をばたつかせています。

観衆が少しざわついています。愛液が飛沫になって飛び散り、月光に輝いていま
す。ついに、洋子が肉棒を口から離し、要求を始めました。
「もう・・、ほしい、来て・・ほしい・・、ああ・・・ん、いじわる・・・」

男が向きを変えて、彼女を抱き抱えて、洋子の耳に何か囁いています。洋子は首
を振っていますが、抗し切れなくなって、ついに大声を出して叫び始めました。
あの慎み深い洋子が完全なメスに昇華した瞬間です。

「ダメ、言えない、言えないわ、ああ・・でも、我慢できない、イジワル・・・
  ああ、チ○ポ・・・、チ○ポをオマ○コに入れて・・・、ここに入れて・・・
    チ○ポほしい・・イ・・・アアッツ・・・」

洋子は両脚をいっぱい開いて、足を天に突き上げ、両手でビラビラ開いて、泣き
じゃくりながら、男を誘っています。周りの観衆からどよめきが上がり、一人の
女は堪らず、男のものを咥え込みました。

まわりの女達の喘ぎ声が高くなってきました。男に弄られて、彼女たちの股間が
限界に近づいたのです。一人の女が洋子と同じ言葉を声高に発しています。相手
の男がその女を強く抱きしめています。男は洋子が逝くのを見届けるつもりのよ
うです。

男が洋子の足を持ち上げ、自分の腰に絡めました。洋子は男の意図を知り、両脚
を男の腰に絡めて強く締め付けました。男の腰がせり出し、洋子を一気に貫きま
した。

男の袋が臀部を叩き、洋子は両手両足で男にしがみ付き、腰を下から持ち上げて
います。男は両手両足を地面に支えて、洋子の動き易いようにしています。
洋子は悲鳴を上げて、自分の腰を男の腰にぶつけています。男が両手両脚を緩め
て体重を女にかけました。

子宮にその先端が当たる感触を感じて、洋子は絶叫して気を失ってゆきます、そ
の部分に鋭い収縮が起こり、男が唸り声を上げて放出しました。激しい破裂音が
深い森にこだましています。男と女が重なり合って、激しい呼吸をしています。

男が目覚め、ようやく洋子が体を起こしました。
二人の周りで、例の3組のカップルが激しく絡み合っています。彼らは洋子達が
逝くのを確かめて、絡み始めたのです。声の様子では3組とも夫婦者のようです。

夫婦でこの盆踊りにやって来て、偶然、洋子たちを見つけて、洋子の男が黙認し
たので、ここまで付いて来て、二人の絡みを見ることが出来たのです。

洋子達に高められた後の絡みは、目のくらむような悦楽を3組の夫婦に与えてい
るようです。一人の女はこらえ切れなくて、男を股間に入れたまま泣き出してい
ます。他の女は既に夢の中で、うわ言のように4文字を発しながら痙攣していま
す。洋子の影響でしょう。この女も今日から変わるはずです。もう一人の女は既
に失神して、股間から大量の白濁液を噴出しています。

西の空に顔を出した月が絡み合う男と女を優しく照らしています。洋子の肩に男
が浴衣を着せ掛けてやり、洋子は手に帯を持って、ゆっくりこの場を去りました。

悦楽の悲鳴が二人を送り出しています。3組のカップルの絡みを見ながら、洋子は
こんなに素晴らしい人間の営みは他にないと、見ていて胸が熱くなりました。

水場まで洋子を連れてきた男は、それではここで別れましょう、洋子さんは素晴ら
しかった、いい思い出が出来ました。と言って、洋子に背を向け、森の闇に消えて
行きました。股間から男の残した液がゆっくりと脚を伝って赤い鼻緒の下駄に届い
ています。 

後になって、時折、洋子は彼のことを思い出します。街角で彼に似た男を見ること
があります。店に来たお客に彼の姿を重ねることもあります。いずれもそれは幻想で、
あの彼は女祭りにしか現れないナイトだと洋子はいまでもそう思っています。

「洋子姉さん、洋子さん、ですよね」
振り返ると、見知らぬ青年が白い歯を見せて、こちらを見て笑っています。

由美子の冒険〔U〕(20) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/04/24(Sun) 22:43
細身ですが、精悍な雰囲気で、雪洞の明かりをまともに受けて、少し日焼けした顔が
青年の知性と覇気を現しています。洋子は人違いだと思って、自分の周りを見回しま
したが、その青年は洋子を見て微笑んでいます。
洋子が店を出るのをじっと見ていて、先回りしたあの青年です。

「建治です、ほら、崖下に住んでいた田所建治です」
ようやく、青年の笑顔の中に、昔の幼顔を見つけることが出来ました。

「ああ、健ちゃん、そうよね、健ちゃんね」
実家の近くに住んでいた少年です。洋子が女子高に通っていたころ、未だランドセ
ルを背負っていたから、10歳近くは年下のはずです。見違えるような青年に成長
しています。洋子の年から推して、彼は二十歳前後です。

「これでは判らないわ、あの泣き虫建ちゃんがね・・」
末っ子で、気が強いくせに泣き虫で、兄弟のいない洋子が良くかわいがっていて、
実の兄や姉より洋子を慕っていました。

こちらに嫁に来る時、建治は中学生になったばかりで、洋子に抱きついて、泣き
ました。ブラウスの胸に染みたその冷たい感触と少年の干草の香に似た体臭を
洋子は思い出していました。

「こちらの蕎麦屋さんに、お姉さんが居ることは前から知っていました。
      お祭りで、もしかして会えるかなと、期待していたのです。
  今日、やっと、お姉さんを探し出せました。ラッキーです、
  面白いことがないし、もう帰ろうかなと思っていたのです」

建治は女祭りの噂を知っていて、洋子がこの祭りにでる機会を待っていたのです。
ここ3年ほど毎年ここに来て、洋子が現れるのを待っていました。

今日も、洋子の店の近くで待っていて、今年もダメかなと思った時、洋子が浴衣を
着て、優しそうな夫らしき人に見送られて店を出るのを見たのです。
先回りして待っていたのですが、暗闇と雑踏で洋子を見失っていたのです。
洋子はここへ来ると直ぐ、男と一緒に森に入りましたから、突然青年の前から洋子
は消えたことになります。

建治は踊の輪の中を歩き回って探しました。探し出せなくて、あきらめてもう帰ろ
うと決めた時、あの懐かしい洋子のほのかな香を嗅ぎ取りました。彼は嬉しくなっ
て、その香を慎重に辿り、その香りが強くなった時、前方を歩く洋子を見つけたの
です。

側によって、洋子を見て、彼女の声を聞き、洋子の濃厚な香に包まれて、彼はほと
んど放出直前の状態になっています。
洋子を待ち続けて3年間、いえ、少年の頃、洋子に別れてから10年近く、洋子を
一途に慕い続けてきたのです。

「すっかり男らしくなって、町で会ってもこれでは、判らないわよ、
  お久しぶり、私変わったでしょう、二人子供が居るのよ、建ちゃんは・・」
「お姉さんは、以前よりきれいになっています、本当です。
僕、お姉さんの匂いを覚えていました。
今日、探し歩いていて、この先でお姉さんのかすかな香を見つけたのです。
それでその後を辿って、お姉さんをここで捕まえました。

今は、家の近くの工事会社に勤めていて、独身寮に入っています、
この街には時々仕事で来るので、この祭りの噂を聞いていて、それで・・」

そこまで話して、建治は次の言葉を呑みました。洋子もその突然の沈黙で、目
の前に居る青年が、あの泣き虫健ちゃんでなく、今夜の相手にふさわしい青年
であることに初めて気がつき、少し慌てました。

ほとんどの体が触れるまでに近づいていて、男の体温が感じられるほどです。男
の心地よい香が突然現実のものとして洋子を襲ってきました。

草地で抱かれた後、男と別れ、水場で体を清め、火照った体を持て余して、この
まま帰る気にもなれず、ゆったりと歩いていて、健治に声をかけられたのです。

暗がりだから許されることですが、衣服にも、体にも情事の跡が歴然と残ってい
ます。ただ、女性器は指を中に入れ丁寧に洗いました。次の男を抱くつもりでい
たからです。

「女祭りの噂を聞いて、やってきたのね、
建ちゃんも若い男だもの無理ないわね、それで、いい人いなかったようね」
「いいえ、姉さんを探している間、
  幾人もの女の人から誘われました。きれいな人もたくさんいました。
   でも、大好きな人を待っていると言ったら、
みんな、頑張りなさいと、励ましてくれました、いい人ばっかりでした」

洋子は黙って健治の手を取りました。暖かい大きな手です。あの小さくて柔らか
い小学生の建治の手も、同じ様に暖かい手でした。

洋子はようやく気が付いていました。この子は、あの日、あの時別れてから、
ずっと洋子を思っていて、何度もこの祭りに来て、洋子を待っていたに違いない
と確信しました。

愛しさと、申し訳なさが洋子の中から湧き出てきて、それが健治に対する欲望に
変わって行きました。この子を、いえ、この青年を抱きしめたい、この青年のす
べてを知りたいと思いました。

そう思うと、青年がたくましい男として目の前に立ちふさがっていて、ようやく
洋子は青年への激しい欲望で股間を濡らし始めました。こうなると、あの男のリ
ードで一線を越えた洋子は、直ぐ行動に移れるようになっていました。

健治の手を取ったまま身を寄せて、顎を上げて、ごく自然に唇を彼のそれに寄せ
ました。
健治は空いた方の手で洋子を抱きしめ、洋子の唇をゆっくり味わっています。
「お姉さん、懐かしい香がします。この日をずっと待っていました」
建治は、もう一度、今度は両手で強く洋子を抱きしめ、激しく唇を押し付け、洋
子の舌を吸い込んでいます。

健治の凄い高まりを下腹部に感じて、洋子はまた濡れ始めています。先ほどあん
なに愛液を吐き出したのに、また驚くほどの液がそこから湧き上がってきます。
自分の体の淫乱さに驚きながら、健治の若い力の新鮮さに新しい喜びが湧いてき
ました。

男の匂いは皆同じ様だと思っていたのですが、一人一人微妙に違い、男が替わる
と、新しい欲望がわきあがることを知りました。洋子は女体の新しい能力をまた
見つけたようです。

あれもきっと違う味だわ、きっと、そう思うと、ジワーと股間が濡れてきました。
もう洋子の手は、健治の股間に伸びています。

洋子は健治の膨らみを巧みに刺激しながら、右肩をずらせて浴衣を落としました。
露になった右の乳房に青年が幼い仕草でしゃぶりついています。浴衣の前を大きく
開いて、大腿も、茂みも周りから良く見えるようにしています。

2時間前、股間はおろか胸だって、露出をあれほど嫌がった洋子が、今は、胸も股
間の茂みもさりげなく見せることを楽しんでいます。ここは人通りが多いところで
す。
洋子は見せる楽しみも身につけたようです。

男の手を取り、股間にそれを挟みこみました、男は驚きながらも、洋子の濡れたそ
こに指を挟まれたままにしています。心地よい、その部分の暖かさに、男はうっと
りして乳房をしゃぶっています。

洋子は笑いながらそーと、優しく男の頭を撫ぜて、そして、その手でチャックを開
き、直に男のものを握りました。驚きです。夫と比べても、先ほどの草地の男と比
べても、その差がはっきり判るほどのものです。

亀頭のくびれに洋子の指がすっぽり入り込んで、握り易いのです。洋子の股間は一
瞬、収縮して、ドーと愛液を放出しました。
喉がからからになるほど洋子は興奮してきました。洋子は一夜の経験で男性器に敏
感に反応するようになりました。

経験の乏しい女性は、男性器を見たとき、びっくりしますが、それで性的に興奮を
することは少ないのです。洋子は既に性的に成熟した完全な女性に変化したようで
す。

雪洞の灯りと月光が二人を照らしています。周りの人が、にこやかに笑いながら二
人を見て通り過ぎてゆきます。

片肌を露出して白い胸と乱れた裾からほとんどはみ出た大腿からはっきりそれとわ
かる茂みまで見せて、雪洞の光に輝いて、艶やかなムードをこの周りに醸し出して、
周りの人を刺激しています。

洋子は余裕を持って、周りを見て、喜悦の表情を浮かべて、脚を男に絡めて、通り
がかりの男達に茂みを見せ付けるようにしています。健治はただ、抱かれて、うっと
りしています。幼い男が妙齢の婦人にまさに食べられている風景です。

そこを通りがかったカップルが立ち止まり、肩を寄せ合って、洋子達を見学してい
ます。

男が女の股間に手をいれ、乳房をもう一方の手で揉み砕きながら、洋子を見ていま
す。洋子とその男の眼が会い、男が親指を立て、それを下に向け、ここで見ていて
いいかとの素振りを見せました。洋子は軽く頷いて、左脚を健治に絡めました。

こうすることで洋子の茂みはその男にさらに解放され、そこに健治の指が挿入され
ているのさえ男には良く見えます。
夫婦者たちは、洋子達のような即席のカップルを見学して、自分たちへのセックス
の刺激材料にしているようです。

悪戯心で、洋子は健治のものを掴みだし、それを女に良く見えるようにしました。
女が、あっと、驚いてまじまじとそれを見ています。今にもそれに手を伸ばしそう
な勢いです。

男がそれに気がついて、女の背を押してその場から無理に引っ張って行きました。
女は名残惜しそうに、二度ほど振向いて、男に引かれて暗闇に消えました。見る角
度によって、健治のものはモンスターに見えます。罪なものを見せたことになりま
す。

それにしても洋子は変わりました。男と女のことで思うままに振舞える様になった
のです。気持ちと行動が一致してきたのです。

洋子は、露出した胸も、乱れた裾もそのままで、健治の手を取り、森の暗がりに向
かって、歩き始めました。

「健ちゃん、女を良く知っているの、そう・・、あまり経験はないのね
  かわいいわね、いいわ、今夜はゆっくり楽しみましょう
   もっと奥に行きましょう、柔らかい草地があるのよ・・、そこでね・・」

洋子は健治の手を取ってゆっくり歩き始めました。そして同じ様な経験が昔あった
ことを思い出していました。

洋子が高校生、健治が小学生の時です。部屋に遊びに来た健治をベッドに寝かせて、
彼を優しく裸にして、未だ幼い体の方々を触ったのです。ただそれだけのことです。
洋子は今日までこのことを忘れていました。

建治はそのことを良く覚えていて、いつもそのことを思い出していたのです。彼の
女性の原点がそこあり、彼はそこから卒業できないで居るのです。

体の上を動き回るお姉さんの優しい、細い指、くすぐったいような、それでいて何
か後ろめたい奇妙な気分、何よりもお姉さんの全身から湧き上がる甘酸っぱい香、
最後に股間のものをお姉さんが口に含んだ時、脳天を抜けるような快感と一緒に、
初めておしっこでないものを放出したあの感動。

お嫁に行く最後の夜、お姉さんの部屋で胸に抱かれて泣いたあの夜、お姉さんの香
に包まれ、柔らかい乳房に顔を押し付けて、泣きじゃくったあの別れの夜、これが
最後よと言って、お姉さんは股間のものを含んでくれました。

めくるめく放出で健治は泣きました。洋子も白い白濁液を飲み干し、健治をしっか
り抱いてくれました。

その時、既に洋子は男を知っていましたから、健治を受け入れることも考えたので
すが、最初の女は、洋子でないほうがいいと、彼女は健治のことを思って我慢した
のです。しかし、そこから健治の悩みが始まりました。

何度か商売女を抱いたことがあるのですが、建治は成功したことがありません。自
分ですると、お姉さんを思い出し、一気に快感に入り込めるのです。失敗が怖くて、
恋人ともその機会を避けて通り、20歳になるまで、未だなのです。

[Res: ] 頑張ってください! 統計学者 投稿日:2005/04/25(Mon) 00:24
最近、文章を読む機会が無くてこのような文章ならス−と入っていけます。
投稿写真の方にはOOさんの投稿に刺激されて投稿する女性もいます。
そんな女性にFANが付いて楽しませてもらってます。
私のような文才の無い者は無理ですが頑張って投稿小説お願いします。
それと他の投稿者にエ−ルを送る鶴岡さんはとてもいいことだと思います。
続きも期待してます。

由美子の冒険〔U〕(21) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/04/25(Mon) 20:57
サブがもう少しでこちらに到着するとの連絡を受けて、由美子は屋台の裏で浴衣に
着替えています。まずTシャツを思い切りよく脱ぎました。店の前を通る人達から
由美子の裸の上半身が見えるはずですが、一人の青年以外、誰もこの景色には気が
つきません。

そして、肩に浴衣をかけて、白いパンツとスカイブルーのTバックを取り去りまし
た。スカイブルーの地に、大輪のひまわりが咲いた図柄で、ハッと驚くほど印象的
な浴衣です。ひまわりと同じ鮮やかな黄色の帯を締め出来上がりです。

脱ぎ終わった衣類を大きめのショルダーバッグに収めて、黄色い鼻緒の下駄を履き
ました。
由美子が暗闇に入ると、ひまわりが淡い光を受けて闇に浮かび上がるのです。蛍光
染料でも入っているのでしょうか。

由美子の屋台をじっと見詰めている青年が居ます。当然由美子も気がついていて、
一緒に居る若い妙子をチャックしているのだろうと思っていたのですが、どうも様
子から見て違うようなのです。

女は男の視線に敏感ですから、妙子もこのことに気がついていて、由美子に笑いな
がら、その青年の存在を知らせています。
「姉さん、あの人、もう3本も買ったのよ、
  気がつくとやって来て、あそこで立っているのよ、
   どうしてかしらね・・・・、ふふ・・・・・
昼間、屋台を準備している時も、何度か顔を出していたわ、
  姉さんのお尻をじっと見ていたもの、最初、変態かと思ったのよ」

由美子は勿論知っていました。屋台の支度をしている時からその男は居ました。
Tバックの紐が後ろから見えるほどに体を折り曲げて、店の準備をしているのを
見ていたのです。

由美子は少し青年をからかうつもりで、彼の視線を感じた時、パンツを少し後ろ
にずらせて、お尻を半分ほど見せました。豊かな臀部が際立ってそそり立ち、豊
かなカーブを見せてスカイブルーの紐が硬く食い込んでいる谷間に落ち込んでい
ます。もう少し白いパンツが下がると陰毛が少し覗けそうな危ない状態です。

「でもよく姉さんを見ると、Tバックの後ろ紐とおしりを見せ付けているのよ、
  わたしが男でもあんなに誘惑されたら、その女から離れないわよ
あれは、姉さんが悪い、あの人に罪はない、そう思ったのよ

ほら、こちらを見ているわ、ああなると可哀想ね、姉さん、どうするの
 ちょっと可愛い人でしょう、姉さんのタイプよ、
  姉さん、ここはもういいから、あの人をいただいたらどう、
   おいしそう、あまり待たせると爆発するわよ、ふふ・・」

比較的長身で、若者らしいしなやかな体です。やや長髪で、この年齢にしては
やや青白い顔をしていて、神経質そうな表情を浮かべて立っています。

由美子が店の奥に行って、いきなりTシャツを捲り上げました。由美子の白い乳
房が青年から良く見えます。女はTシャツが頭のピンに絡んだようで、顔のとこ
ろにシャツをかぶって、もがいています。青年はゆっくり由美子の乳房を楽しむ
ことが出来ました。

由美子が青年の方を見て、彼女と彼の視線が合いました。そして、たしかに青年を見
て由美子が笑ったようです。青年は期待が持てそうだと、全身が震えました。

昼間、由美子のブルーの紐と白い豊かな臀部を見たとき、思わずショーツの中でもら
すほど興奮して、トイレに駆け込み、彼女と例の紐を思い出しながら、大量に吐き出
しました。

今夜が女祭りであることは勿論知っていて、この森にやって来たのです。

商売をやっている由美子が祭りに出る可能性は少ないと思いましたが、由美子を見る
と、他の女を抱く気がしなくなったのです。これも若さの特長です。とにかく彼女が
女祭りに出てくることに掛けたのです。

筆者など、若い頃と違って、かなり大まかで、ほとんど全ての女性に興味を持ち、女
の中にひとつでも気に入ったところがあれば、満足します。いや、今は、筆者のこと
などどうでもいいことでした。元に戻ります。

浴衣に着替えて、屋台から出てくると、その青年が思いつめた顔をして、由美子に向
かって歩み寄ってきます。由美子は店の前で彼を待ちました。

由美子より頭一つ上の身長です。20歳になっているかどうかといった年格好です。
この年齢特有の、一途な眼で由美子を見て、ほとんど密着するほど由美子に近寄って
きました。

若い清潔な体臭が由美子を刺激します。青年が何か言おうとしたのを由美子が彼の首
に手をかけて、引き寄せ、キッスして口止めしました。

青年は両手で由美子を抱きしめ、激しく舌を吸い込んでいます。由美子は青年がほと
んど完全に勃起しているのを感じ取っていました。由美子のお臍あたりにその熱い感
触を感じ取ることさえ出来ます。長い口付けが続いていて、由美子が苦しくなって少
し、もがいています。
妙子がこれを見ていて、ヤッターと、指を鳴らして笑っています。

「ハッ、凄い・・・、私、由美子、よろしかったら、付き合ってくださらない」
青年は嬉しそうに何度も頷いています。

妙子にまた戻ってくるから、しばらくお願いと由美子が言っています。妙子は青年と
由美子を交互に見て、ごゆっくりと片目をつぶるサインをしました。青年は恥ずかし
そうに下を向いています。

由美子は青年の手を取り、踊の輪とは逆の方向に歩き出しました。その先は暗い森の
中です。青年は、かなり荒い息を吐きながら、由美子に手を引かれて大人しくついて
行きます。

青年の手を取り歩きながら、大木の側で歩みを止めました。
由美子はゆっくりと浴衣の帯を解き、浴衣を脱ぎました。帯と浴衣を大木の側にある
こんもりした石積に置きました。遠くの灯を受けて、ひまわりがぼんやり確認できま
す。

そして、側に大人しく立っている青年の衣服を優しく、脱がせ始めました。青年は黙
ってされるままです。青年の下着を取ろうとした時、少し男は抵抗を示しましたが、
由美子はその部分に唇を寄せて、布の上から優しく舌でそれを愛撫しました。

青年は抵抗することをあきらめたようです。強い清潔な男の匂いをいっぱい吸い込み
ながら、由美子は青年のショーツの両脇に手をかけて、引き下げようとしています。

そこは既にパンパンになっていて、下着が引っかかってなかなか取れません。由美子
が声を出して笑いながら、ショーツの上から手を入れて、それを押さえ込んで、よう
やくショーツを下に下ろすことが出来ました。

立派なものねと言って、由美子はそれに軽く口付けしました。青年が堪らず、噴出し
て、由美子の顔面に液を吹きかけました。顔から顎、胸にかけてべっとりと濡れてい
ます。青年はすみませんとかなり慌てています。

「いいのよ、昼間からズーッと待っていてくれたから、
  溜まっているのよ・・・・、すっきりした、
           君のこれ、美味しいわよ、いい匂い・・」
由美子は笑顔で、青年のものを指で掬い取り、口に運び、胸についたものは全身に塗
りつけています。乳首から下腹部に掛けて、青年の粘り気のある液が満遍なく塗りこ
められました。

二人は生まれたままの姿で、手を取り合ってさらに森の奥へ向かっています。石畳の
感触がひんやりとはだしの足に心地よく、森の冷気にさらされた裸身は、汗ばんだ二
人の体を清めてくれるようです。

手を取り合った二人は、暗闇でほとんど視覚を封じ込められ、嗅覚が異常に敏感にな
ってきています。無風の中、相手の体から強烈に立ち上がる体の匂いを、鼻腔に感じ
取って、次第に高まり、狂うほどの情欲が二人の中に湧きあがっています。
荒い呼吸音と、玉砂利を踏む心に染みる石の軋み音が深い森に吸い込まれてゆきます。

二人の目指す先に、能舞台があり、ここでは毎年秋、薪能が開かれるのですが、今は
ただ広い板敷きの空間が暗闇に広がっているだけです。

歩きながら、由美子は青年の胸、お尻、そしてお尻を優しく触っています。青年のそ
の部分は、早、回復して、時々、由美子のお尻をつついています。

青年はだまりこくって由美子の肩に手をかけて、由美子について歩いています。由美
子の股間は暗闇の中に奇妙な破裂音を出すほどに息づくようになりました。先ほど全
身に塗りたくった青年の液が乾いて、由美子の鼻腔に凄い香を送り込んでいます。

由美子は時々立ち止まり、膝を締め付けて、やや腰を落として、じっとしています。
湧き上がる情欲にじっと耐えているのです。由美子の股間から、ほとんど流れるよう
に愛液が地面に落ちています。目指す能舞台は直ぐ近くですが、もう歩けないほど
由美子は感じているのです。

「ああ・・、たまらない・・、匂うわ、どうにかなりそうよ・・
  君が顔に吹きかけたものが、匂って、たまらないの・・・ああ・・ん
 ああ・・・出るわ、またあそこが鳴っている、ねえ・・・、聞こえた・・、

 私のここから、流れているのよ、ああ・・ん、こんなこと初めてよ・・・
ちょっと、触ってみて、ほら、ここよ・・、流れているでしょう
 ああ・・・ん、そんな・・、指を入れてはダメ、
   ダメ・・・エ・・・、もう、歩けなくなるわ・・・」

由美子は低い、囁くような声を出して青年に甘えています。たまらなくなった青年
は、由美子を抱きしめ、その唇にかじり付き、片手を由美子の股間に伸ばしました。
由美子は片足を上げて、青年の足に自分の脚を絡めて、股間をいっぱいに広げてい
ます。

由美子の冒険〔U〕(22) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/04/26(Tue) 22:40
「お姉さん、僕、本当は、女の人、知りません。
  他の女の人だと、お姉さんとは違う香がして、
 どうしても、その気にならなくて、女の人を避けるようになりました
  他の女を抱けなくてもいい、
             お姉さんを抱ければそれでいいと思っています」

建治は洋子に手を引かれながら、洋子の興奮したあの香をいっぱい鼻腔に吸い込んで、
もう先端から透明な液を出して、歩きづらい思いをしています。こんなことは他の女
ではなかったことです。そして、あの頃に戻って、洋子にいっぱい甘えたいと体を熱
くしています。

「お姉さん、僕、凄く元気になっているよ、こんなこと初めてです
   お姉さん、苦しい・・・、お姉さん・・・・何とかしてください」
洋子は健治が声をかすらせて告白するのを聞いて、立ち止まり、彼を抱きしめ、前を
優しく触りました。

「そう・・、私と違う匂いの女は抱けないの、嬉しいけれど、困るわね
       今夜は、私、健ちゃんのためにどんなことでもしてあがるわ」
跪いて、健治のズボンを下着と一緒に脱がせました。ばね仕掛けの人形のようにそれ
は勢いよく、洋子の頬を打ちました。とても咥え込めない大きさです。横しゃぶりに
舌を出して、丁寧に刺激すると、鋭い音がして、白濁液が顔面をかすめて飛びました。

顔に掛かった飛沫を丁寧に手で掬い取り口に運び、喉に流し込みました。幼い頃の味
を思い出しました。
もう蘇る感触が洋子の手に感じ取れます。健治のTシャツを脱がせて、裸にしました。

首からお腹そして股間から大腿部まで丁寧に洋子は男の体を舐めています。この年代
特有の弾力のある筋肉が洋子の舌の刺激を受けて震えています。

草地に寝かせて、それを口で刺激して、天をつくようになったその上に、両股を開い
て腰を落としました。メリメリとまさにきしみながらそれは女の股間に入って行きま
した。

呼吸が止まりそうになるほど、そこが押し拡げられて、女は、あまりの痛さで、腰を
途中で止めました。男も顔をゆがめて痛さに耐えているようです。男も女と同じ様に
最初は痛い所があるようです。

洋子は中腰のまま、右人差し指で淫核を刺激して愛液を補充して、その部分が潤って
きたのを頼りに、徐々に腰を落として、ようやく子宮にその先端が当たる感触を得ま
した。

それでも彼のものは指一本ほど未だ余裕がありそうです、もうそれ以上、洋子は受け
入れることは不可能です。

「フッ・・、入ったわ、健ちゃん、大きいのね、
  そう・・、気がつかなかったのね、大きいわよ、りっぱよ
   健ちゃん凄いわよ、そこを触ってごらん、
ああ・・ん、そこよ・・、私のものが歪んでいるでしょう
 ちょっと痛いのよ、でもいい気持ち、
  健ちゃん、どう、エエ、少し痛いの?

男でも、女と同じ様に最初は痛いのね、知らなかったわ・・・、ふふ・・・・
 私、嬉しいわ・・、健ちゃんの初めての女になれて
    少し動かしてみようか、ムム・・・」

ゆっくりと洋子が腰を動かし始めました。女性器の素晴らしい特長で、上下・左右
にそこの筋肉は次第にほぐれてきて、さしもの業物もすっぽりとくわえ込みました。

健治が何を思ったか、手を伸ばして洋子の淫核を弄り始めました。それが凄く上手
いのです、女性経験が少ないはずですが・・、

「姉さん、こうしてよく姉さんが良いというまで、ここを触りましてね、
  こうすると姉さん、ここからいっぱい汁を出して、僕を抱きしめてくれました。
憶えていますか、ぼくは、この汁の味と香りが好きで、
  一生懸命、ここを擦ったのです。」

「ああ・・ん、憶えているわ、思い出したわ、ああ・・ん、
   いい・・、健ちゃん、腰を突き上げて、姉さんの中に・・・もっと」
健治が腰を突き上げながら、淫核を刺激すると、洋子のそこは一気に濡れてきて、
やすやすと健治の業物が上下に動いています。健治を教育するつもりが、業物の
威力で洋子はもう、夢中です。教える余裕がなくなりました。

「姉さん、がまんできません、出ます、ムムーーー」
ダダンと凄い圧力を子宮に感じ、洋子は一瞬気が遠くなりました。股間で何が起き
たか判らないのです。そこはジーンと痺れて、あらゆる感触が遠のいています。

夫からも、あの草地の男からも感じたことがない、圧倒的な圧力です。
健治の上にばったりと倒れこみました。破裂音がして、洋子の股間から、白濁液が
飛沫になってかなり遠くまで飛び散っています。二人の合体した性器の隙間から飛
び散ったのです。四方八方へ飛び散っています。
あの由美子の経験でも、この現象が発生するのは20歳未満の性経験の少ない男の
場合に限るそうです。その意味では洋子は貴重な経験をしたことになります。

それから、建治は積極的になりました。女を扱う方法はインターネットで独習済みで
す。

初めて、洋子の股間に舌を使いました。何処を舐め、何処を噛めば女が喜ぶか直ぐに
会得しました。二度目は上に乗り挿入して、洋子が絶叫するのに合わせて、放出しま
した。洋子は大量の潮を吹いています。これも健治は初めて経験です。

三度目は、洋子の後ろから入れてみました。洋子の両手を草地につかせて、後ろから
その部分を十分舐めて、一気に挿入しました。これが男にとって予想外に気持ちいい
ことが判りました。気持ちよくて、肉棒は最高に膨張しました。洋子の様子が明らか
に違ってきました。肉棒の異常な膨張を感じ取っているようです。

悲鳴が絶叫に変わり、声がかすれ、泣き声に変わりました。頭を草地につけて尻を高
く突き上げています。極限まで膨れた肉棒を咥え込んで、そこから白い泡を出して、
洋子の性器はくしゃくしゃになっています。洋子は声が出ません。ほとんど失神状態
です。

健治が大きく腰を打ち付け、唸り声を出して一気に放出しました。洋子は痙攣して、
草地に崩れ落ちました。スポンと音がして、洋子の部分と健治の肉棒が接合を解かれ
て、女のお尻が草地に落ちました。

未だ勢いを残している肉棒の先端から、白い液が糸を引いて草地に落ちています。失
神した洋子の亀裂が呼吸をするように蠢いて、大量の白濁液を出しています。

男は我慢して女を何度か逝かせる方法を、次の絡みで試してみようと思いました。草
地に寝転んで、未だ意識がはっきり戻っていない洋子を後ろから抱きしめ、右足を高
く持ち上げ、後ろから挿入して、右手で得意の淫核弄りを開始しました。

洋子は呻き、泣きながら、頭を振って、訳の判らないことを大声で叫んでいます。健
治の脚の上に、右足を載せられ、いっぱいに股間を開き、後ろからがっちりと挿入さ
れて、その部分で健治の業物がゆっくり動いていて、月光に白い泡がふきだし、女の
亀裂の周りを取り囲んでいます。

健治の右指が執拗に洋子の淫核をゆっくり攻めています。洋子がもう許してほしいと
懇請しています。オ○ンコが壊れてしまうとも言っています。もう死ぬとも言ってい
ます。

建治は腰と指の動きを緩めません。おびただしい愛液が流れ落ちて、二人の下半身を
濡らしています。こうして、健治のものを入れたまま、洋子は痙攣を起こして四度逝
って、四度蘇りました。その間、男は一度も放出していません。

今は体の向きを変えて、男の体に両手労脚を絡めて、男の肩に噛み付いて、呻いてい
ます。噛まれた男の肩から、鮮血が流れています。洋子は鮮血を舌に感じて、その強
い塩味を感じて、一気に頭が白くなり、絶叫しています。

その部分が急激に収縮して、健治の業物を締め付けています。建治は顔を真っ赤にし
て、最後の液を搾り出し、全力で放出しました。凄い衝撃が洋子の膣内を圧倒して、
洋子は完全に失神しました。建治は洋子の上にゆっくり倒れこみました。

耳の痛くなるような静寂が二人の周りに取り囲んでいます。柔らかな月光が二人の体
を優しく癒しています。

風船模様の浴衣はどっぷりと濡れて、腰にひも状になって、帯に掴っています。
少し萎えた健治のものを股間に咥え込んだまま、陶然として、洋子は健治の胸に抱か
れています。

月光が二人の体を照らしています。祭りの笛の音は途切れています。涼しい風がサー
と二人の濡れた体を舐めてゆきました。

忍ぶ足音が森の奥からこちらに近寄ってきます。もつれる様にして、男と女は洋子達
の側近くまで来て、抱き合い、軽くキッスをして、女が男の背を押すようにして、男
を解放しました。男の歩いていく方向に私鉄の駅があります。最終電車に間に合わせ
るつもりで女が男を解放したようです。

女はゆっくりと腰を伸ばし、大きな伸びをしました。帯に浴衣がぶら下がっていて、
前は全部露出していて、体中がぬめぬめと愛液と精液で光っています。月光で女の顔
が洋子からはっきり見えました。弘子です。

「弘子さん・・」
弘子はさほど驚いた様子でなく、洋子達を見下ろしました。3メートルほどの距離で
す。弘子は男と女が居ることは気がついていたようです。こんな風景はここまでの道
で、いくつか見てきたらしく、あまり関心を持っていなかった様子です。

「ああ、洋子さんね、上手く行ったようね、ふふ・・、私は帰るけれで・・
  そちらは、これからのようね、大丈夫よ、月も出てきたし、最高よ・・」
「弘子さん、待って・・・、」

洋子はのろのろと立ち上がり、弘子の側に歩み寄り、何事か話しています。時々、弘
子が健治を見ています。

「健治さんと言うのね、私、弘子、洋子さんの友達よ、
    ネエ、見ていたでしょう、私の彼、終電車に乗るため帰ったのよ、
私、未だ燃えきれないの、洋子が、あなたに抱いてもらえって言うのよ、
  少し無理なお願いだと思うけれど、女祭りだから、わがまま聞いてもらえるかしら」

洋子がトイレの方向に去り、弘子が草地に寝転んでいる健治の側に座り込んでいます。
弘子の股間は健治の顔の側でほとんどいっぱいに開かれていて、凄まじい女臭を発散し
ています。弘子の女臭を嗅いで健治のそれは兆してきました。

弘子が健治の了解もなしに唇で彼の唇を塞ぎました。少し抵抗した彼は、やがて、弘子
を抱きしめ、彼女の股間に指を挿入しました。弘子が健治のものを掴んでいます、凄ま
じい回復力でむくむくとそれは起き上がっています。

十分に大きくなったところで、建治は起き上がり、弘子が喜びの悲鳴を上げるのを楽し
みながら、両脚をいっぱいに開いて、それを肩に担ぎ上げました。月光にうごめく弘子
の股間がぬたぬたに濡れて光っています。

一気に業物を挿入しました。肉のぶつかる音、激しい水音、弘子の4文字連呼の卑猥な
叫び声、そして健治の唸り声、弘子は激しい痙攣を起こして、失神しました。

建治は余裕を持って、肉棒を抜き取り、ゆっくり弘子の脚を草地に下ろしました。弘子
は青白い月光の中でぴくぴく痙攣しながら深みに落ちています。

建治は未だ隆々としている分身を、弘子の浴衣で丁寧に汚れを拭き取り、立ち上がりま
した。その視線の先に、洋子がひっそりと立っています。

「姉さん、見ていましたか、もう大丈夫です。ありがとうございました
    この方、弘子さんも素晴らしい方でした。僕は今夜の経験を一生忘れません
       最後は姉さんの中に・・・・、良いですね」

洋子は泣きじゃくりながら、健治の胸に飛び込みました。健治がそれをゆっくり抱きと
め、涙を口で吸い取っています。そして、側の立ち木に洋子を優しく押し付けて片足を
持ち上げ、ゆっくりと挿入しました。

「ああ・・・ん。健治さん・・・、私、嬉しい、いっぱい、いっぱい入れて、
  どうなっても良いわ・・・、ああ・・、いい・・、
       いい、ああ・・・、硬くて、大きいわ、最高ね・・・
  健ちゃんのチ○ポいい、オ○ンコが壊れるわ・・・、
                   ああ・・・、いい・・・ムム・・・」
洋子はそのまま立ち木の根元に崩れ落ちました。

建治は草地に寝かした洋子の脚を持ち上げ、脚を肩に支えて、その部分をゆっくり舐め
ています、ヒクヒクとそこがうごめいて、中から甘い汁を吐き出しています。

それを男は全て吸い取って、ほとんど失神状態にある洋子に構わず、一気に業物を突っ
込みました。洋子が断末魔の叫びを上げてより深いところに落ち込み、股間から驚くほ
どの潮を吐き出して、失神しました。同時に健治は低い唸り声を上げて、洋子の中に全
ての液を吐き出しました。

しばらくして、洋子の上に倒れこんでいた健治が起き上がり、身支度をして、洋子と弘
子の浴衣を広げて彼女たちの体にかけています。ほとんど正体なく眠りこける二人の女
は幸せそうな笑顔浮かべて、月の光を浴びています。

遠くから、提灯の灯が揺れながら近づいてきます。最終見回りのようです。
健治が見回りの人に何事か言って、二人の女を指差しました。見回りの男達は、感心し
たように首を振って、女たちに近寄り、その幸せそうな寝顔を確認しました。

二人とも眠らせたようだ、世の中には凄い男が居るものだと珍しく軽口を叩いて、健治
に手を上げて、彼らは去った行きました。
弘子と洋子の力で健治の成人式が今夜終わりました。そして、洋子も大きく成長しまし
た。
月光が3人の男と女を優しく照らしています。明日も晴れのようです。

[Res: ] 無題 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/04/26(Tue) 22:58
トンボさん
洋子は期待通り成長しましたでしょうか、あなたの評価が気になります。

前のご意見で、洋子が素晴らしい、どう乱れるか楽しみだと貴方に言って
いただき、それまでは洋子の出番は考えていなかったのを急遽変更して、
洋子を丁寧に書いてみました。

いまは、私自身、洋子がかわいく、大好きになりました。当面、昼食は
蕎麦屋通いになりそうです。勿論これは由美子に内緒です(笑い)。

[Res: ] 無題 トンボ 投稿日:2005/04/27(Wed) 10:10
洋子さんの愛情細やかで、デリケートな心の揺れ具合が、読み手の琴線に響いてきて、なんだかとてもいとおしくなります。見守ってあげたいというか、きゅっと抱きしめたくなりますね。素晴らしいですよ。旦那さんが、それを良しとする心の度量を見せてくれるといいですね。

由美子の冒険〔U〕(23) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/04/29(Fri) 11:10
暗闇に、ピタピタと由美子の股間が青年の手で弄られている音が響きます。由美子の、
そして青年の荒い呼吸音が響きます。青年はたまらくなって、参道の玉砂利に由美子の
両手をつかせて、一気に挿入しました。

激しい破裂音がして、ここまで耐えに耐えていた二人は瞬時に倒れこみ、玉砂利の上
で痙攣しています。由美子が玉砂利の上に倒れこみ、その上に青年が折り重なるよう
に倒れこみました。強い青年の放出を膣に受けて、由美子は大量の潮を吹いて、玉砂
利に全身を埋め込むように体を伸ばしてほとんど失神状態です。

「ああ、変よ・・・、ここ変よ・・・、ねえ・・・
    真っ暗でよく見えない・・、手が届かないのよ・・・、指でね・・・
         君の指をいれてみて・・・、ああ・・ムム・・・」

あたりは目の前も見えない暗闇です、男が由美子の股間らしきところに頭を持ってき
て、指を這わせて、由美子の亀裂を見つけて指を挿入しようとしています。

「ああ・・ん、ゆっくり入れて、そうよ、奥に押し込むとまずいから・・、
  ああ・・ん、感じる、ああ、それ、それよ、取れる・・・、ああ・・ん」

男は見えないはずですが、ほとんどそこに顔を付けるようにして、慎重に指を二本、
その中に入れています。男の指先が飴玉大の玉砂利らしきものに触れました。由美子
の膣壁がピクピク動いて男の指を締めます。愛液がワーと湧きあがってきて、獲物を
逃がしそうになります。

男は左指で、大陰唇、小陰唇を広げて、右指が自由に動ける余裕を作ろうとしていま
す。凄い締めが左指にかかり、男は体を寄せて左指に力を入れてそこをを広げていま
す。

淫核周辺から湧き水がわきあがってきて、作業をより困難なものにしています。男は
この作業は無理だから、専門医に任せるべきだと考え始めていました。その時、奇跡
的に、右指が玉砂利に触れ、指の間にそれを辛うじて挟みこむことに成功しました。

慎重に、慎重に、ゆっくり、ゆっくりと男は声を出して、指をそこから抜き出そうと
しています。
男の手首まで、由美子の愛液で濡れています。由美子の濃い香が男を取り囲んでいま
す。男は今は石を拾い出すことに集中しています。男の本性でしょうか、仕事に熱中
するとあたりの景色がわからなくなるのです。男のものはやや大きい程度です。

男の強い力で股間を開かれ、膣に男の太い指を5本も受け入れ、その部分に男の荒い
息を吹きつけられています。由美子は感じて、喘ぎ声を出して、男の難工事とは無縁
の境地で、もう気をやる寸前まで来ています。

陰唇が激しく蠢いて男の指から玉砂利を取り戻そうとしています。男は必死で左指を
固めて、右指の動きを確保して、女の膣の力に対抗してようやく右指を外に出すこと
が出来そうです。成功です、べっとりと愛液に濡れた玉石が男の手の平にあります。
仕事をやり遂げて、周囲の状況がようやく理解できたようです。男はむくむくと兆し
てきました。

「いや・・・ん、抜いてはイヤ・・・・ァ、入れて、入れて・・・、ああ・・ん」
「由美子さん、取れました、成功です
  ああ、よかった。それにしても凄い締め付けでした。
           指が折れるかと思うほどでした」

男は左指を口に入れて労わっています。由美子の濃い味が男を癒しているようです。
由美子は石が取れた喜びより、もう少しで逝きそうになっていた所を中断されて、腰
を振って、その不満を体で示していますが、勿論そんなこと口に出せません。

「フフ・・・・、あまり暴れたから、石があそこに入り込んだのね、
  ああ・・、良かったわ、ねえ・・、ねえ・・・エ・・」

由美子は男に抱きつき、その部分を男のお腹に圧しつけて、こすり付けています。男は
女のべっとり濡れた、亀裂と陰毛の感触を感じて、うっとりして、肉棒をいっぱいに膨
らませています。女は、燃え出した体の部分を男にこすり付けています、淫核が男の体
毛で摩擦されて、女はこの上なく癒されています。

「ねえ、君のものが良かったから、
   夢中になったのよ、外でやると、いろいろのものがここに入るのよね
    貴方のこれだけでいいのにね・・、これ良かったわ、
     
もっとやりたくなったわ、ねえ・・もっといっぱい入れたい・・、
 メチャメチャにしてほしい・・・ねえ・・これ入れて・・・、
       ・・・でも、ここでは無理ね、次は小枝が入り込むかもね、ふふ・・
 
 この奥よ、いい場所があるのよ、
         そこでね、続きをね・・・、急ぎましょう」

由美子と、青年はもつれるようにして、参道を奥に進んでいます。二人の足元から、
愛液と精液が点々と玉砂利の上に落ちています。
ようやく目的の場所に着きました。青年はもう完全に勃起しており、由美子も新しい
愛液で内股をしっとり濡らしています。

横抱きにされ、能舞台に由美子は寝かされました。ひんやりとした板の感触を背中に
感じ、カビ臭い、湿った空気が由美子の鼻腔を刺激します。
こんなところで、全裸で、股間をいっぱい開いている異常感が、女を極限まで高めて
いて、由美子はほとんど失神するほど感じて、既に板の間に流れ落ちるほど愛液を吐
き出しています。

「ああ・・・ン、ムム・・・・、
   もう・・・、ネエ・・・、お願い・・・、
        入れてほしいの・・・、来て・・ェ」
由美子はほとんど夢の中で、両手、両脚を開いて男を求めています。男がゆっくり由
美子の両脚の間に跪き、手探りでその部分を探り当て、一気に挿入しました。

男の袋が由美子の臀部を叩く音、二人の股間のものがきしみ合う水の音、互いに唇を
貪る咽ぶ声、板の間を絡み合ったまま転がる二人の肉の音、男と女は、全てを忘れて、
股間と全身で絡み合っています。

その昔、激しい労働から解放され、一夜の快楽に身を焦がした村の女達の姿そのまま
に由美子は、男のたくましい分身を股間に咥えて、両手両脚を男に絡めて、男の口、
鼻、目を、悲鳴を上げながら吸い取っています。

激しい絡みの時間が過ぎて行き、男は何度か由美子の中に放出して、挿入したまま蘇
り、いよいよ最後の頂点を目指して、二人はほとんど絶叫しながら上になり、下にな
りして床を転げまわっています。

由美子が悲鳴を上げて、逝きました。続いて男が低い唸り声を出して、最後の一滴ま
でも搾り出して、由美子の中に放出しました。

ああ・・・ん、と呻いて由美子が大量の潮を噴出しています。床にそれが流れ出し、
暗闇に激しい水音を立てています。
ようやく耳が痛くなるような静寂が戻って来ました。

静寂の仲に、静かに玉砂利を踏む音が近づいてきます。控えめな照明を入れた提灯が
ゆらゆらゆれて近づいてきます。森の巡回をする男達です。
ルナにいた4人の若旦那衆です。昔ながらに、祭礼のハッピを来ています。巡回中は
私語をしないようにしています。神社の名前を浮き出した提灯を持って、足音を立て
て巡回する決まりです。

由美子と青年がぐったりして横たわっている能舞台の上に少し提灯をかざして、4人
が立ち止まり様子を見ています。

彼らの2メートル先に、男と女の裸体が浮かび上がっています。
途中で二人の衣類が整理され石積の上に置かれていましたから、二人が裸体であるこ
とにはさほど驚きません。

由美子は例の神通力で4人の男が異常に高まっているのを感じ取りました。側に居る
青年はさすがに萎えたままです。

由美子がゆっくり首をもち上げ、右膝を立て、少し大きく股間を開いて、手をかざし
て4人を見てにっこりしました。

提灯の淡い光に照らされて、由美子の股間の茂みとサーモンピンクの中身がたっぷり
濡れて光っているのを4人の男がしっかり確認しています。

白い裸身が暗闇に浮かんで、神々しい光を放っています。黒髪が床に届くほどに頭を
持ち上げ、ご苦労様と無言の口が動いて、にっこり笑っています。

男達は女の安全を確認して安心した様子で先頭の男が由美子に向かって手を上げて提
灯を下ろそうとしました。その時、由美子の股間から、白い液が、その音が聞こえる
ほどの勢いで流れてきました。股間を開いてそこを男達に曝したことで由美子の体が
反応して、膣が収縮して中の液を吐き出したのです。

下ろしかけた提灯をまた上げて、辛うじて声を抑えて、4人の男達はじっと凄い光景
を見ています。由美子は男達が、彼女のそこに視線を集めたことを知り、急激に感じ
て、上半身を支えられなくなって、音を立てて肩を床に下ろし、意識して股間をいっ
ぱいに開きました。

サーモンピンクの膣が蠢いて、白濁液を搾り出し、激しい摩擦で充血した赤黒い外陰
唇がパックリと口を開け、その中に小豆大の黒子が黒ダイヤのように光っています。
その周りをかなり深い密度で陰毛が取り囲み、それがべっとり濡れて、肌にこびり付
いています。

4人の男達は魅入られたように提灯を持ち上げ、由美子の股間を見ています。由美子
もその視線を感じて、いっぱいに開き、新しい愛液を吐き出しています。
そしてあたりに漂う女の強い愛液の香が、男達を恍惚状態にしています。由美子は4
人が異常に勃起しているのを感じていました。

男達はホッと、大きなため息を付いて、行こう、と低い声を掛け合って、提灯をゆっ
くり下ろしました。再び暗闇が由美子達を包み、巡回の男達の足音が遠ざかって行き
ます。

「ご苦労様ね、あの人達、見回りに来てくれたのよ、
  でもすっかり見せてしまったわ、しっかり見てくれたみたいよ

私、たまらなくなったわ・・・・、ああ・・ん、感じる・・・ウ・・
 ねえ・・・、君、良かったわ、こんなに濡らしたの初めてよ、君、凄いのね

それにね、ああ・・・ん、これも・・、ああ、固くて、大きいわ、これ大好きよ」

由美子は、若者の上に圧し掛かり、唇に吸い付き、指で若者を弄りながら、喘ぎながら
囁いています。若者はまた蘇るようです。

由美子は体の向きを変えて、男のものを咥えました。かなり大きくなっています。若者
も顔を濡らしながら、由美子の股間に噛り付いています。
若者が十分大きくなったところで、由美子は彼から離れて立ち上がり、男の手を取り立
ち上がらせました。

二人は手を取り合って、舞台を降り、淡い蜀台の光で照らされている神殿前に現れまし
た。二人は神妙に手を合わせています。二人の濡れた裸体がぼんやりと神殿に浮かび上
がり、この世のものとは思えない妖しい雰囲気を作り出しています。

神殿前を降りた二人は大木の陰で抱き合っています。
男が由美子の脚を持ち上げ、腰を打ち付けました。破裂音がして由美子の股間に男のも
のが打ち込まれています。

女は男の首にかじり付き、両脚で男の腰に絡みつき、大木を背にして、男の律動に応え
ています。憚らない由美子の悲鳴が、神殿にこだまして、闇に吸い込まれてゆきます。

男の袋が由美子の臀部を打つ音、股間の破裂音、愛液の吹き出る水の音、男と女の悲鳴
にも似た喘ぎ声。

男のものを深々と股間に咥え込んだまま、抱え上げられ、玉砂利の上に寝かされた由美
子は、股間から全身に広がる快感にうめきながら、次第に意識を失って行きました。

薄れていく意識の底で、星空を大きく切り裂いている大木の梢を見ています、太古から
こうした男女の絡みを見続けてきた大木に見守られて、その大きな懐に抱き抱えられて
いるような快感を感じながら、搾り出すような絶叫を上げて由美子は完全に意識を失い
ました。白い玉砂利の上に由美子の潮が噴出しています。

由美子がはっきりそれとわかる情事の後を色濃く残して、それでも、しっかりした足取
りで、妙子の待つ屋台に戻って来ました。若者と別れた後、水場で体を清めて、浴衣を
着ました。見かけは、そう乱れたところはありませんが、かすかに漂う男と女の性臭、
すこし乱れた髪、所々剥がれているルージュ、何よりも濡れてよく光る瞳が由美子の激
しかった情事を語っています。

「姉さん、お帰りなさい・・、凄い売れ行きでした。
もうほとんど残っていません、姉さんの仕込んだ材料が良かったようです
評判を聞いてきた人や、同じ人が何度も買いに来てくれたり、
  明日もこの人は来ると言っていました、
    この人、北海道と同じ味だと店の前で大声で宣伝してくれたの、
姉さんの親戚じゃないかって、サブちゃんと笑っていたのよ」

妙子は、由美子の顔を見て、弾んだ声を出し、焼きとうもろこしが飛ぶように売れたこ
とを一番に由美子に報告しています。

由美子の冒険〔U〕(24) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/04/30(Sat) 22:14
笑顔で弾んだ妙子の顔に汗が噴出しそれが水玉になって顎から滴り落ちて、タンクトップ
の上にはみ出した豊かな乳房に流れています。店内はとうもろこしを焼く炭火のせいで相
当な暑さです、長く伸びた足に絡まるジィーンズもかなり汗で濡れています。

やや長い髪の毛をヘヤー・バンドで上に巻き上げ、首に赤いタオルを巻きつけて威勢のい
い声を出しています。襟足に後れ毛が張り付いて、彼女の白い肌に映えて鮮やかです。目
を強調した化粧、暗褐色の口紅を引いたややぶ厚い唇、ふっくらした顎のライン、若いに
似合わず官能的な風情を見せる妙子です。

彼女の元気のよさにつられて、思わずとうもろこしを買う気になってしまいます。近くに
よると、若草の香に、濃厚な女の香がミックスして気の弱い男であればその場で卒倒しそ
うな強いメスの香りが襲ってきます。

妙子自身、今はとうもろこしの売り上げに夢中で、他のことは念頭にないようです。その
無心な様子がたまらなく男心を刺激します。

少し頭を下げてとうもろこしを紙に包み込む時、新しいとうもろこしを下から取り出す時、
奇跡のように、青白く透明な乳房の谷間が見えます。乳首さえも見えることがあります。

妙子はそれに構っている様子がなく、ありがとうございましたと、にっこり笑ってとうも
ろこしを渡しています。それを受け取った男達は恍惚とした様子で、彼女を振り返り、振
り返りしながら、その場を離れてゆきます。彼の脳裏には、妙子の内股が汗でべっとり濡
れて、ジィーンズがそこに張り付き、股間の皺のあたりも染みが広がっている情景が残っ
ています。

「妙ちゃん、ご苦労様。
  とうもろこしの売れ行き、良さそうね、良かったわ・・・
    それにしても、暑くて疲れたでしょう、本当にご苦労様」
妙子は由美子の様子にようやく気がついて、しげしげと由美子を見て意味ありげに妙子が
笑っています。

「姉さん、凄くきれいだわ、なんだか輝いているわ
  あらあら、それに、どうしてかしら・・・、
    きれいな浴衣がすこし汚れているし、ところどころ濡れているわ、
口紅がすっかり落ちているし、なんだか大きなものを咥えたようね、ふふ・・・」

落ち着いて由美子を見ると、髪はかなり乱れて、後れ毛が首周りにまとわり付き、じっと
りと汗ばんだ肌に張り付いて、そこから濃厚な女の香が立ち上がっているようです。

ルージュは拭き取られているようで、唇はほとんど素のままです。そこを激しく使ったこ
とが歴然とわかるほど唇は充血して、暗褐色で女陰を思わせる風情です。
肌はうっすら汗が浮いていて、目だけがキラキラ輝き、汗の浮いた首筋から、大きく開か
れた前あわせからみえる乳房までしっとりと濡れていて、所々、赤い斑点が浮いていて、
肌を擦り合わせた残影がそこに色濃く残っています。

大腿部から股間を見ることが出来れば、もっと激しい残影が見ることが出来るはずです。
ゆるやかなカーブ描いた乳房の辺りにキラキラ輝く男の精液がところどころ残っています。
そこから、男の残り香と、それを上回る女の体臭が巻き上がっています。

「あら、胸が光っているわよ、すっかり乾いているけれど、ミルクのようね、
  それって女のものじゃないわね、ふふ・・
そういえば、この香・・・・、お姉さんの匂いじゃないわ
  男のあの匂いね・・・・・、ああ・・・久しぶりよ・・、この香よ」

妙子が由美子の胸に顔を寄せて、香りを嗅ぎ、乳房を舌でなめはじめました。由美子が笑
いながら、くすぐったいからよしなさいといっていますが、無理に妙子を引き離す様子は
ありません。妙子は由美子の浴衣の前を開いて、乳房を丁寧に舐め、乳首を含んだりして
います。由美子は優しく、妙子の頭を撫ぜています。

「妙ちゃん、そこ匂うでしょう・・・、あまり丁寧に洗わなかったよ、
楽しかったわ・・・、あの人強いのよ、ここを出るときから・・だったでしょう
突然よ、ショーツ取ってあげて、ちょっとあの先に触れただけでよ、
  バーと顔から、胸に、いっぱいふり掛けられたのよ

びっくりしたけれど、私、初めてよ、女はあの瞬間、男に全身を捧げたと感じるわね
もう病み付きになるわね、全身がザーメンで濡れる感覚、たまらないわね、ふふ・・・

妙ちゃん、そう言えば、サブちゃんは・・・
  そう、帰ってきたら、交代するわね、
    二人で盆踊りへ行くの、
   それとも・・・、ああ・・ん、妙ちゃん・・ダメ・・そんな・・・」

妙子がだんだんに興奮して、自分の股間を手で擦りながら、由美子の乳房を舐めてい
ます。

妙子は20歳前ですが、いろいろあって、Uの関係するスナックに流れてきて、組の
仕事も手伝うようになって、最近サブと付き合うようになっています。

組の男は組の中では意外と身持ちが堅くて、一緒に暮らす気になるまで、その女を抱
くことがないのです。サブと妙子はその関係までにいっていないようです。妙子もサ
ブの気持ちを計りかねて身を慎んでいて、彼女はここしばらく禁欲状態が続いている
のです。

二人の女は戯れからしだいに真剣になってきたようで、喘ぎ声さえ出し始めて、腰を
くねらせています。
タンクトップに、脚にフィットしたジイーンズの女が、浴衣姿の女の胸を大きく開い
て、その胸を舐めているのです。店の照明が暗闇に二人の女を浮き立たせています。
喘ぎ声が切迫してきました。

「ああ・・ん、妙ちゃん、もうよして、私、今は、感じやすいのよ
    ねえ、サブちゃんが戻って来るわよ、変に思うと悪いから、ねえ・・・」

妙子は狂ったように、由美子の胸から、乳房そして、臍の近くまで唇を移しています。
店の前は人通りが絶えているとはいえ、誰かが不意に現れるか判りません、小用に
行っているサブだって直ぐ戻ってくるはずです。

ようやく妙子が由美子から離れました。由美子の胸からお腹まで、男の液が妙子の唾
液で濡らされて光っています。由美子は笑いながら、浴衣の帯を解き、前を空けて、
白パンツをを穿きました。そして潔く、浴衣を肩から脱いで、上半身裸になってT
シャツを着ています。
店の中は二人の興奮した香で、いっぱいです。

「ああ・・いいな、男がほしい、抱いてほしい・・
  姉さんのように、いっぱいザーメンを降りかけてほしいわ・・・・
    お姉さん、私、我慢できない、ここが、いっぱい濡れてきたわ、

パンツも濡れて染みが出来ているようで、恥ずかしいけれど、
 いいわ、男どもに見せ付けてやるわ、こんないい女を一人にしておくなんて・・・
    ねえ、姉さん、聞かせて、森の中でやるHて、どうなの・・」

妙子はかなり兆してきた様子で、目を光らせて、由美子に迫っています。由美子は女で
すからそれほど感じませんが、妙子から、女の兆した香りがかなり強く立ち上っていま
す。

「妙ちゃん、聞きたい、興奮して、泣き出しても知らないよ、
  いっぱいあそこが濡れても、後は責任もてないわよ、
   それでも良かったら話すわよ、どう、聞きたい、凄いHな話よ、ふふ・・・」

由美子は笑いながら、女同士遠慮のないことを言っています。妙子がかなり真剣な顔で
頷きました。、いつかその時期が来たら、妙子にも女祭りを経験してほしいと思って、
由美子は今日の経験を話すことにしました。

「良かったわ、最高よ・・・、妙ちゃんも子供が出来たらね、ぜひ参加しなさい

暗闇でね、何にも見えないところで、体が触れているところだけが、
    ピリピリと感じるのよ、男の香とあの息遣いだけがたよりね、

どんな恥ずかしい格好をしても、自分以外は判らないと思うと、
  いっぱい脚を開いたり、男のものを好き放題弄くって、舌を使ったり、
    暗闇では自由に振舞えるのね

それに初めての男で、直ぐ別れる男でしょう
  男に対して、何も気を使わなくていいのよ、これ最高よ
   彼らも、女祭りだから、女の希望を100%尊重してくれるのよ

来るわ、来るわ・・と、男が迫ってきたと思った瞬間
 突然、口を吸われて、あそこにいきなり指が入ってきて・・・
   そして、その指が突然消えてがっかりしていると

ブワーとあれが、突然押し分けて入ってくるのよ、ふふ・・、
  たまらないわよ・・、何も見えないから、すべて突然なの、感じるわよ・・

暗闇で、あれがほしいと大声を出すのよ、
 いやらしい言葉を使ってね、ここではとても言えない言葉を使ってね
  明るいところでは絶対言えない、恥ずかしい言葉も闇の中では使えるのよ・・
もう・・・、妙ちゃん、体が痺れて、濡れ濡れよ、ふふ・・・」

妙子が両手で胸を抱きしめ、そして自分の股間を抑えて、顔をしかめて、笑いながら、
もう姉さん勘弁して、イジワルと言って、大げさに悶える格好をしています。

由美子がそれを見て、だから人の情事は聞くものではないと昔から言われているのよ、
と言って妙子の頭を軽く叩いています。

妙子の体にフィットしたジーインズの股間に染みがまた広がったようです。妙子はそれ
を気にしている様子はもうありません。その目が笑っていないところを見ると、サブに
この後、相当おねだりすることになりそうです。

そこへサブが戻って来ました。由美子に挨拶して、後はお願いしますと言って、二人で
手を取って、街の方へ向かいました。恋人たちには、暗闇の森より、明るい街がいいの
でしょう。

妙子の揺れる臀部が何かを期待しているようです。股間の部分に先ほどの戯れで少し染
みが出ているようですが、全て暗闇が包んでくれているようです。

仕込んだ材料が後わずかです。予想外の売り上げで、今夜は早く店を閉めることになり
そうです。

一時間ほどの間に、その残りもほとんど売れて、由美子は店を閉める仕度を始めました。
4人連れのハッピを着た旦那衆が通りがかり、こうばしい焼き物の香に引き入れられる
ようにして、由美子の前に4人が立ちました。

由美子は動き易いTシャツ、白パンツに着替えています。肩を露出した、艶やかな売り
子を見て、4人の男は上機嫌で、とうもろこしを注文しました。

由美子の冒険〔U〕(25) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/05/01(Sun) 22:10
「いらっしゃいませ、4本ですか、ありがとうございます、
                    これが最後です。おかげで完売です」
由美子が弾んだ声で、男達を見ました。由美子は気が付いていないようですが、先ほど
能舞台で由美子が裸体で寝ている時に、巡回していた男達です。

近くのベンチに腰を下ろし、由美子がサービスで入れてくれたお茶をいただきながら、
男達は無言でとうもろこしに噛り付いています。巡回で空かしたお腹に、小気味よく
とうもろこしが吸い込まれてゆきます。

「姉さん、これ美味しいね、とうもろこしがこんなに美味しいとは思わなかったよ、
         彰さん、お宅の蕎麦にこれを入れてもいけると思うよ、
姉さん、天狗組の人だよね、何処かで会った気がするけどね、
 いや、下手な口説き文句でないのだよ、
              こんな美人なら忘れるはずはないけれどね・・・」

由美子は、彼らが商店街の店主であると、最初から承知していました。魚屋の悟とは
店で顔をあわせることが多く、当然気が付くはずですが、未だ首をひねっています。

由美子が店を閉める支度を始めようとすると、人のいい商店主たちは、手伝うよと
言って気軽に立ち上がって、由美子の側に来ました。

明日も開店の予定ですから、火を落として、店をテントで囲んで、縄で縛り付けて
おくのです。先ず由美子が店内を整理して、それから店の周りの戸締りを男達にやって
もらうことにしました。

由美子が忙しく働いているのを4人の男達が楽しそうに見ています。胸の大きく開いた
Tシャツ、ボトムの浅い白いパンツなど期待の膨らむ服装で、どうやら下着は上下とも
レスだと男達は推察しているようです。少し激しく体を動かすと由美子の肌の思わない
ところまで見えそうです。

店の火を落とし、店の飾り付けを屋台の内側に取り込んだり、店の中の備品を整理した
りして、由美子は姿勢を低くして、体を伸ばしたり、カウンターの奥に手を伸ばしたり
しています。

肩を露出したTシャツの前が下がって、由美子のお臍辺りまで、男達から見えます。青
白いかわいい乳房と赤い乳首が少し立っているのも良く見えます。

由美子は男達が十分楽しむ時間を与えて、見られているのを気がつかない様子で男達と
冗談を言いながら、笑顔を浮かべて仕事をしています。それでも、乳首の辺りにまとわり
附く視線を感じて、興奮して少し股間を濡らし始めています。

戸締りの支度のため、由美子の後ろに回って彰がテントを取り出そうとして、由美子の
ヒップを見てびっくりしています。逆光の暗い中でも豊かなお尻が半分以上はみ出てい
て、お尻の谷間もよく見えるのです。勿論ショーツがないことも判りました。

彰の驚く様子を見て、達郎がやって来ました。悟と新ちゃんは正面から由美子の乳房を
楽しみ、彰と達郎はヒップの割れ目と、見えそうで見えないその先の股間部の怪しい雰
囲気を楽しんでいます。

由美子は悟たちと話をしながら、前に体を伸ばして、店の中を整理しています。前と後
ろから見られていることを勿論由美子は気がついています。緊迫した男達の様子が心地
よく由美子を刺激します。

男達はもう完全に勃起状態です。由美子も股間と乳房に男の熱い視線を浴びて、正常な
考えが出来なくなるほど興奮しています。もっと見せたい、見てほしいと、由美子はそれ
だけを考えるようになりました。

店内の片づけが終わり、由美子は男達にテントの縛り付けを任せて、店の周りの掃除を
しています。屈み込んで、大きなごみを拾ったり、箒を使ったりしています。気がつく
と、男達がじっと由美子のお尻を見ている気配です。今度は後ろから店の照明を受ける
形で、はっきりと白いお尻が浮かび上がっています。

ハッとするほどの白い輝きで、男なら目をそらすことなど、とうていできない景色です。
男達は仕事を放り出して、もう由美子のヒップに釘付けです。

普通に立っていてもヒップの割れ目が見えるほど股上が浅いのが、この白い綿パンツの
売りなのです。ちょっと油断すると、ウエストラインが下りて、股間の妖しげな所が見
えそうになるのです。男にも女にも好都合な綿パンツです。

大きく屈みこむとヒップのホールまで姿を現すほどで、ヒップの割れ目を見ていると前
の亀裂と秘毛までがそう遠くない雰囲気で、期待の増す景色です。

男達の眼に、由美子のヒップがほとんどその全体像を現しています。由美子は気がつか
ない様子で、一心にごみを拾い、丁寧に箒を使っています。

客が多かったせいで店の前はかなり汚れているようで、箒で掃き取れないごみを手で拾
い取って、石畳の上の汚れは雑巾できれいに拭き取ります。もう、ヒップは完全に顔を
出し、その割れ目の隙間から、暗褐色の部分が少し覗いていて、大陰唇のふっくらした
姿が見え隠れする雰囲気です。

淡い陰毛すらわずかに見える気がします。店の照明があるとはいえ、やはり限界があり、
それにもともと奥まった所にあるものですから、あのあたりの景色は昼間の明るいとこ
ろでもはっきり見えないことが多いのです。

男達に後ろを見せたまま、由美子は石畳の汚れを雑巾で拭っています。男達は黙り込ん
で、じっとそこを見ています。もう少しパンツのウエストラインが下りてくれればと、
彼らの姿勢が自然と低くなっているのは仕方ありません。

由美子は、熱い視線をそこに感じて、もう目のくらむような気分で、自然と脚を開くよ
うにしています。由美子はパンツに染みが出来るほどその部分が溢れてきました。

由美子は幸せな気分でいっぱいになっています。許されることなら、このまま、一気に
パンツを下ろしたい気分です。こうなると、もう行くところまで行かないと歯止めが利
かない状態に由美子はなっています。

由美子はあまりの興奮で、雑巾の手を止めて、じっと耐えています。股間からゾクゾク
と音がするような勢いで愛液が溢れているのです。
もう、イヤ・・・、見せたい・・、全部を見せたいと体中が熱くなりました。
森で男に抱かれて、体が燃えやすくなっているのです。

由美子がこっそり脚の脇から男達を見ると、4人は少し離れた地面に座り込んで、ほと
んど地面近くまで屈み込むようにして、熱心に見ています。由美子はこれほどまで自分
に注目してくれる男達がたまらなく、かわいくなりました。

一人一人抱きしめたいほどです。こんなにまで由美子のあそこを見ようとしてくれてい
るのです、男達への愛情と思いやりがいつものように湧き出してきました。とてもこの
まま捨てて置けないのです。

少し変に思われてもいい、好色な女と思われてもいい、うんとサービスしようと思いま
した。由美子はどうしても男に甘くなるのです。

深く屈みこんだ姿勢のままで、両手を後ろに回し、手をパンツのウエストラインに掛け
ました。それとはっきりわかる動作で、そこを下ろして、お尻を高く突き上げ、じっと
しています。

不自然といえば不自然ですが、男達からクレームは勿論でません。ぽっちゃりした陰唇
が、豊かなヒップの隙間から、その薄紫色の姿を現し、頼りなげに顔をだしたわずかな
陰毛が濡れているのさえ見えます。 

「あら、イヤだ・・、こんなところまで・・・、恥ずかしいわ・・・
   もうすっかり見えているわね、はしたない事をして、
                ごめんなさいね、ふふ・・・・」

由美子はその姿勢のまま、後ろに手を回して、その部分を指で確かめ、割れ目に指を這わ
して、そこが露出していることを確認して恥ずかしがる様子で、屈みこんだ姿勢のままで、
艶然と笑いながら、からかうように男達を脚の脇から覗き見て声をかけています。

男達はやや当惑した顔でまぶしそうに由美子を見ています。男達が由美子を見て極限まで
勃起しているのを感じ取って、男達への優しい気持がさらに強く湧き上がってきました。

「ねえ・・・、恥ずかしいけれど、
   良かったらもう少し側に寄って、見てほしいわ
           私、構わないから、もう少し近くで見てほしいわ」

由美子は前に屈みこみ、ヒップを高く吊り上げた姿勢を崩さないでいます。ゆっくりした
動作でパンツをさらに下げて、足元に落としました。きれいな脚とヒップが屋台の光に照
らされて、浮かび上がっています。やや開き加減のヒップの間から、ふくよかな陰唇が顔
をだし、その脇から陰毛がはみ出しています。

男達は思わず歩を進めて手を伸ばせば届く距離にまで近づいています。由美子の股間の香
が漂ってきました。由美子はそこに添えた指を一本、ゆっくり亀裂に埋め込み始めました。

「お礼にね・・・、お手伝いしていただいた御礼にね、
      こんなのものでよかったら、ほんの少し、少しだけ、ああ・・・ん」

由美子は指を一突き、ふた突き、ゆっくり動かしています。ジンワリと愛液がにじんでき
ています。ゆっくり差し込んだ指をしばらくそのままにして、由美子は男達を覗き見て、
ほとんど顔と顔をくっつけるようにして、囁くように言い出しました。

「ああ・・ん、感じるわ・・・、いいわ・・・、ああ・・ん
   私・・・、我慢できなくなるの、もっと見て・・・
        ああ・・・・、ここを良く見て・・・、嬉しいわ・・・・」
そこは溢れるほどに由美子は高まっています。由美子のそこに吐息がかかるほどに、男達
は近寄ってそこをじっと見ています。

盆踊り帰りでしょうか、数人のグループが騒ぎながらこちらに向かってくる声がします。
このままでは、異常な光景を見咎められます。男達はハッピ姿ですから、余計まずいことに
なります。

由美子はこれまでと決めて、立ち上がり、パンツを上げながら、男達に艶然と笑いかけ
ました。パンツの股間がほんのわずかですが、濡れて染みているのを男達は見逃しませ
ん。

「いや、姉さん、いい物を見せていただきました。
   店のお手伝いをした甲斐がありました。
     ところで俺達、軽く一杯やるつもりだけれど、一緒にどうですか
  いえ、今のことは俺たちの忘れますから、安心して付いて来てください」

靴屋の新ちゃんが、興奮した顔を隠さないで、由美子を誘いました。
男達は由美子が好意で見せてくれたことに、それを揶揄しないだけの良識は持っている
ようで、先ほどの露出行為をそれ以上話題にもしないつもりのようです。女祭りの精神
がここにも生きているのでしょう。

由美子はそんな彼らに好意を持ったようで、彼らについてゆくことにしました。
もう一度祭りに戻って、男の子をいただこうと由美子は考えていたのですが、二度までも
股間をたっぷり見せたこの男達と飲むのも面白いと思って、少しの時間だけ、と断って、
一緒に歩き始めました。

男達は先ほど垣間見た茶褐色の股間を思い出しながら、彼女のヒップを見て歩いてい
ます。石段を登り、そして下るとき、由美子の股間が開放されます。そこに明らかに
広がっている淡い染みが、なんとも刺激的で、ついそこに目が行ってしまいます。

由美子は4人の視線を十分そこに感じており、例の力で彼らが十分勃起していること
も感じ、溢れるほどの濡れをそこに感じています。男も女もかなり欲情していますが、
この程度の感情で暴発する年ではなく、むしろ心地よい欲情に身を委ねて歩いています。

例のリオに着きました。他に客はなく、由美子達5人を最後の客にするつもりらしく、
ゆり子ママは看板の灯を切りました。

由美子の冒険〔U〕(26) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/05/04(Wed) 14:43
「悟さん、今年も女達は凄かったですね、森の中を歩いていると何処からか、
        女の喜ぶ声が聞こえて、ここは生き物の蠢く森だと感じました。
   ちっとも猥褻な感じがしないのですね、これが不思議ですね。

  結構いやらしい叫び声を聞くのですが、
       本当に不思議にそれが自然に受け取れるのです。
               やはり森の精霊のおかげですかね。
  
 巡回していて、こんなにやりがいのある仕事はないと思いましたよ、
    こう、なんていうか、女を守っている男の仕事っていう感じですね。
     女達の喜ぶ声を聞くと自分も嬉しくなって、これって、少し変ですかね」
蕎麦屋の彰が興奮して話しています。

「うん、そうだね、人間の原点に立ち会っている感じで、たしかにいい仕事だね、
昔の男達もそう感じて見回りしていたのだろうね、あの森に入ると、なんていうか、
時間と時代を超越する何かを感じるよ。

それにしても、今年はいいものを見せてもらったよ、あの能舞台にいた女だよ、
あそこに近づく道筋に、ひまわりの浴衣が暗闇に浮かんでいて、
この奥に、これを着ていた女神が居ますと教えられているようで、期待したね

それに、香水と、女の強い匂いがその浴衣から立ち上がってね、
暗闇の中に女の香がわずかに残っていて、それを頼りに暗闇を辿っていくと
だんだんに女の香が濃厚に、淫靡になってきて、
女が興奮してあそこを濡らしてここを歩いたと思うと、たまらくなって、

  皆、息を弾ませていたね
   その時、能舞台の方向で切れ切れの官能的な女の声がして、
  その女が逝く声だと判って、思わず顔を見合わせて、そこへ急いだよね・・・」

悟はここまで話して、あまりに情熱的にあの女の話をしたことを少し恥じて、周りを
見て、ウイスキーウォターを一息で飲み干しました。冷えたアルコールが心地よく喉
を癒してくれます。

そんな悟を由美子が熱い眼で見ています、由美子の裸をこんなに情熱的に話してくれ
るのですから、由美子がそんな眼でこの魚屋を見つめるのは当然です。この時既に由
美子は十分濡れていました。

悟は魚屋というよりは、大企業のサラリ―マンを思わせる雰囲気で、どこか男の鎧を
着けている印象があります。由美子は自分の感情をいつも押さえ込んで慎重な言動を
とる、こんな男が好きです。

「舞台の上に、裸体を見た時、こんな美しいものを見たことがないと思ったよ
 この神殿の女神が降りて来たとあの時言われたら、そのまま信じたよね
  女神がこちらに気がついて、股を開いて、彼女の神殿を見せてくれたね、

サーモンピンクの奥の院を見せてもらった時は手を合わせたいほどだったよ
 憶えている、あの黒子、ビラビラの内側に張り付いていて、不思議な景色だったね」

悟の話は情熱的に続いています。ゆり子ママが、笑いながら悟をみて、ややあきれた顔
を、由美子に向けて、男は仕方がないわねといった様子を見せて笑っています。由美子
は悟の話でパンツまで染み出すほど濡れています。

もう会うことはないと思っていたし、暗闇でお互いに顔を見ることが出来ないので、
あんなに恥ずかしい部分をいっぱいに曝して見せたのです。今考えるとあんなに、
股間を開いて、男達に見せることはなかったと、由美子は少し反省しています。

少しだけ陰毛を見せる程度でよかったのです。サーモンピンクの中まで見せて、その上
興奮して膣にしまい込んでいた男の精液まで噴出して見せたのです。乱れた由美子を見
て男が勃起しているのを感じると、由美子どうしても男に甘くなるのです。

それがここで悟の口から情熱的に語られているのです・・。
恥ずかしけれど、一方ではそれは私ですと言い出したい誘惑を由美子は感じていました。
もしその告白をしたら、話の流れとして、この男達に、もう一度あそこを見せることに
なる、そう思うだけでまた、濡れて来ました。

多分、男達は眼の色を変えて、由美子のそこをもう一度、ゆっくり見たいと騒ぎだし、
由美子は男の気持ちに従順で、男を喜ばせることが好きですから、恥ずかしいけれど
といいながら、カウンターの上に立って、パンツをゆっくり脱いで、Tシャツ一枚の
姿で、そこに座り込み、脚を大きく開いてそこを見せます。

男達が由美子の股間に頭を集めてきます。O市で経験したストリップショウの再現です。
黒子が見たいという男達の要求を入れて、脚をいっぱいに開いて、ビラビラを両手で開
くことになります。

もうそこは流れるほどの愛液で溢れていて、男の一人がこれではよく見えないと言って、
その部分に口を付け吸いだします。頭を突き抜けるような快感で由美子は仰け反り、首
を上に反らせて、呻き声を出しています。

男達は交替で、そこを触り、そこを吸い、由美子はもう限界になって、カウンターの上
で声も出ないほど感じています。
股間から愛液がカウンターに流れ、床に滴り落ちています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

由美子はここまで自分の幻想を発展させて、ドーと濡れだしました。
こんな思いで、由美子は男達の話を陶然として聞いています。ゆり子ママは、女にとって
はそう愉快な話しではない能舞台の話題をうっとりとして聞いている由美子を不思議そう
に見ています。

「あの後、神殿の水場で、体を洗っている、あの女を偶然見つけたよね、
  雪洞の明かりが彼女の下半身を照らしていて、濡れた体が光っていて、
  股間を洗っているあのシルエットがたまらないほど、悩ましい光景だったね、

こうして・・・、股間に指を入れているのだよ、
 女はただ熱心にその中を洗っているだけだけれど、指の動きが夢のようだった
  飛びつきたいのをじっと我慢したね、
   今でもはっきり思い出すよ、
彼女の香が、こちらに届く距離に居るのに、顔がはっきり見えないのだから・・・

もう一度、あの女に会いたいね・・・・・、
 そういえば、あの女・・、この香・・・
  ああ、この香・・・、ええ、まさかね・・・、
                     いや、失礼・・・・・・」

最後は悟がつぶやくように、独り言のようにしゃべっています。男達が悟の話に頷き
ながら、遠くを見る目つきで、グラスを静かに傾けています。

悟はしゃべりながら、あの時の香を思い出し、側に居る由美子から立ち上がる香が
それであることに気が付き、内心の驚きをじっと抑えて、言葉を呑みました。裸の
女が由美子である確信はありません、むしろその可能性は低いのです。

一人で店を開いていた由美子が、能舞台で裸になれるはずはないのです。それでも
あの女が由美子だったら、イメージにぴったりだと思っていたのです。そうあって
ほしいと思ったのです。

そして、彼女が時々買い物に来る鶴岡夫人であることにようやく気がついていました。
鶴岡夫人が天狗組の焼きとうもろこし売りになっている、そのことも刺激的な空想の
種を悟に与えます。一気に由美子への興味が膨らみました。

男達がもう少し注意を払えば、由美子の少し大きめのショルダーバッグに、ひまわり
の浴衣がむき出しで詰め込まれているのに気が付くはずです。由美子はそっとその浴
衣をバッグの奥に押し込みました。ママ、ゆり子がその仕草に気が付いたようです。

ゆり子は男達の連れてきた由美子の瀬踏みが出来なくて、少し戸惑っていて、注意し
て由美子をそれとなくチェックしていたのです。

入ってきた時は、皆が紹介したように焼きとうもろこし売りの粋な姉さんと思い込ん
だのですが、その物腰から、別のものも感じて取っていました。それに、彼女の体か
ら立ち上がる雰囲気から、由美子が男を抱いてきた直後で、場所柄から考えて、女祭
りに由美子は参加して、たっぷり男を食べたと確信していました。

男達が騒いでいる能舞台の女を由美子に重ねると違和感はありません。そのつもりで
見ると男達の話を聞いている由美子の様子が、それらしい反応をしているのです。
由美子の素振りからも、バッグの中身が想像できたのです。

由美子が全ての事情を知っていて、男達に付いて来たのか、あるいは偶然そうなったの
か、いずれにしても能舞台の女は由美子であるとゆり子は確信していました、

そして、男達の話を聞きながら由美子が十分興奮していて、何かのきっかけがあれば、
男達にもう一度裸を見せたい、あそこを開いて見せたい、あの感動をもう一度味わいた
いと悶えていると察しました。
ゆり子が由美子の立場であれば、そう思うと考えたのです。女の勘です。

「明日も、あの能舞台の女に会えるといいね、もう一度会いたいね
  あの、ひまわりの浴衣は珍しいから、会えばすぐ判るけれどね、
    あの、暗闇で襲ってきた、うずくような、むせ返るような女の香が、
まだ鼻に残っていて、今もその香が漂ってくる感じだよ・・・・・、

まてよ、これって、ママか、そちらの姉さんの香かな・・・」
少し酔いの回ってきた、靴屋の新ちゃんは、鼻をぴくぴくさせています。側に居る由美子
の匂いとあの匂いが同じだとまだ、気が付いていないようです。

「皆さん、随分とその女にほれ込んだようね、
  もし、その能舞台の女にもう一度会ったら、どうするつもり、
          その女が側に来ても判らないでしょう、どうするの」
ゆり子ママが笑いながら、男達に聞いています。そして、由美子を見ました。由美子はま
ぶしそうな顔でママを見ています。

「ママ、そうなのだよ、あの女の顔を知らないのだよ
  でも、会えばあの女だと判ると思うよ、匂いも憶えているし
    もし、あそこを見せてくれるなら確実だよ、あの黒子はあの女だけのものだし、

あの大きなクリ、ぼっちゃりしたビラビラ、ああ・・たまらないね
  あそこから、男の白い液が湧き出していたのも、今となっては懐かしいよ

俺は思うんだけれど、ママ、あの女にはもう会えないような気がするよ、
ひょっとしたら森の女神かもしれないな
もう一度でいい・・・、もう一度だけあそこが見たい
出来たら、あそこに・・・、そうしたら俺、死んでもいいよ・・・ムニャ」

洋菓子屋の達郎が、もうすっかり酔いが回った様子で、そう話して、カウンターに顔
を伏せました。酔いが急激に回ったようです。

側に居た由美子が達郎の膝に手をかけて、酔ったのと優しく声を掛けて、意味ある顔
をして彼を覗きこんでいます。

由美子と出来たら死んでも言いという男が側に居るのです。酔いが回って口から咄嗟
に出た言葉とはいえ、男にそこまで言わせることが出来て、由美子は感動して、自分
の高まる気持ちを必死で抑えています。

達郎さん、そんなに見たいなら、見せてあげるわ、ほら見なさい、そういって、彼に
股を開きたい衝動に駆られるのです、そして彼のいっぱいになった肉棒を優しくその
中に迎えて、彼の精気をたっぷり吸い込みたいと、由美子はまたその部分を新しい愛
液でしとどに濡らしています。

由美子の手が膝から、達郎の股間にそれとわからない程度に移動して、確実に膨らみ
に触れています。

達郎は酔った頭の中で由美子の手の感触を敏感に感じ取り、由美子のその手の動きを故
意か偶然か計りかねた様子でじっとしていますが、その部分の高まりを抑えることは出
来ません、その感触を意識の外に押しやろうとして、逆にその高まりが強くなっていま
す。

由美子はその部分をゆっくり揉み解しています。達郎は確実に彼女の意思を感じ取って、
急激に高まってきました。もういっぱいまで高まっています。
達郎に身を寄せている由美子の胸は、彼に全て解放されていて、上からお臍のあたりま
で見えます。うす赤く色づいた乳首がTシャツを押し上げています。

達郎は酔いに耐えられない様子で、由美子の肩に頭をつけて目を閉じています。彼の唇
が由美子の首の周りを優しく移動しています。達郎の鼻腔を由美子の優しい香が包み込
んでいます。

「達郎さんダイジョウブ・・、少し苦しいようね・・、私はいいから・・・ね」

由美子は達郎の頭を肩に載せて、そこを少し持ち上がるようにして、優しく声を掛けて
います。席の皆から死角になった達郎の股間のジッパーをゆっくり下ろして、彼のいき
り立ったものを取り出し、それをゆっくり握っています。

達郎は低い声で何事がつぶやきながら、由美子の肩にもたれかかり、幸せそうに目を瞑
っています。
ママがそんな由美子をニコニコしながら見ています。

由美子の冒険〔U〕(27) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/05/05(Thu) 12:26
「彰さん、先ほどから黙っているけれど、何か心配事でもあるの、
      さあ、元気を出して、呑んでよ、明日もがんぼろうね、」
新ちゃんが彰の肩を叩いて大声で、彼に絡んでいます。新ちゃんも酔ったようです。
見れば、彰は何か考えているらしく、遠くを見る目つきです。

「ああそうか、彰さん、奥さん、洋子さんが今日初めて女祭りに出たのだね、
  それで奥さんのこと考えて辛くなったのだ、
   判るな・・、俺も家の弘子を初めてあの祭り送り出した時は、
         家でじっと待って、酒ばっかり飲んでいたものな・・・アムム・・」

新ちゃんが無遠慮に彰の苦悩の中に入って行きました。悟とゆり子ママが顔を見合わせて、
まずい、よせばいいのにといった表情です。自分で言い出しておきながら、新ちゃんは
カウンターに顔を伏せて、眠る体勢です。少し見回りの疲れが出たのでしょう。

達郎が由美子にもたれて、眠り込んだ様子ですし、新ちゃんはカウンターにうつ伏せに
なってしまいました。

「悟さん、今日、初めて洋子を女祭りに行かせました。
  送り出すまでは、随分迷いましたが、最後は本人の意志に任せました。
          送り出してしまうと、思っていたほどではないですね・・・・」、

今夜、洋子を女祭りに送り出して、他の男に妻を抱かせる道を彰が選んだことを悟は
知っていました。それだけに注意して彼を見守っていたのです。彼から話題にしない
限りそのことには触れないつもりでいました。いよいよ彰がそのことに触れるつもり
になったのです。悟は少し身構えて彰を見ました。彰は悟を見て、思ったより、すっきり
した顔で淡々と話し出しました。

「あの能舞台の女を見て、思いました。
あの女は世の中のすべてのしがらみから離れて、
          ただセックスを楽しんでいる様子でした。
 妖艶で魅力的ですが、卑猥な感じはなく、女が全てから解放されて、
セックスを楽しんでいる、その一番美しい瞬間を見たとその時思いました。

家の洋子もあのように男を楽しんでほしいとその時思いました。
乱暴な男に会って怖がって居ないか、苛められていないか、それが心配なのです」

彰が悟の顔を見ながら、少し照れて笑いながら話しています。洋子のことを相当心配
していますが、妬け爛れている様子ではありません。
話す内容とその様子を見ていて、彰が自分の時と同じように女祭りから帰って来た妻
をうまく迎え入れることが出来そうだと悟は確信しました。

そうであれば、悟から彰にアドバイスすること何もないと思ったのです。ただ、彰の話
を真剣に聞いてやればいいと思いました。

「彰さん、女はね・・・、その場になれば、意外と強いものよ
  女はね、どんな時でも、どんな環境に置かれていても、抱かれる男を選ぶ時は、
        その場で一番頼りになる、自分に一番ふさわしい男を選ぶものよ、

彰さんが心配しているような乱暴な、ダメな男を、洋子さんは絶対選ばないわよ
 多分それは、神様が女に与えてくれた才能だと私は思っているのよ
   だから、洋子さんも、今頃はいい人を見つけて、楽しんでいるわよ
 
素晴らしい経験を与えてくれた、優しい旦那さんに感謝しながらね
        由美子さんも、そう思うでしょう、勿論、私もそうよ」

ゆり子ママが、彰を見て、笑顔を見せて、優しく、話しています。由美子も彰を見て
大きく頷いています。二人の女性に励まされて、彰は心配の種が一つ消えたようで、
笑顔を取り戻しました。

そして、突然、洋子のことが、愛しくて、早く店に帰りたくなったようです。洋子を
迎える心構えを家で整えたいと思ったのです。
彰が帰ると言い出し、カウンターに寝ている新ちゃんと由美子にもたれかかって正体が
なくなっている達郎に一緒に帰ろうと声を掛けています。

新ちゃんは、カウンターから顔を上げて、突然、お母ちゃんと、たわいない声を出して
起き上がり、出口に向かいよろめきながら歩き始めました。彰の話を聞くともなく聞い
ていて、やはり女祭りに行っている妻、弘子のことを思い、彰の里心が伝染して、店に
帰るつもりになったのです。

とても一人で家までたどり着ける様子ではありません。あわてて、彰がその後を追って
いって、新ちゃんに肩を貸しています。
「あらあら、どうしたのでしょ、急に奥さんに会いたくなったのかしら・・・・・、
                  ありがとうございました、お気をつけて・・・」

ゆり子ママが笑いながら、扉のところまで、二人を見送り出ています。その視線の先を
新ちゃんが彰に抱き抱えられて、お母ちゃん、お母ちゃんと大声を出してよろめきなが
ら歩いて、街角に消えました。

達郎が大きな伸びをして、トイレに行くと言って、意外にしっかりした様子で立ち上が
りました。そして、大きくよろめき、由美子の腕の中に倒れこみました。由美子がすば
やく支えています。

由美子が弄っていた達郎の股間は限界近くまで高まっています。笑いながら由美子が、
私が連れて行ってあげると言って、心配顔で手を貸そうとしている悟の手をさえぎって
立ち上がり達郎の腰を抱いて、トイレに連れて行きました。

達郎の嘔吐をする声が響き、由美子の優しく労わる声が聞こえてきます。悟が気にして
トイレに行こうとするのを、ゆり子ママが笑いながら、首を振って、いいのよ、由美子
さんに任せて置けばいいのよと笑いながら言っています。悟は、判ったような判らない
様な複雑な顔をして席にまた腰を戻しました。

二人は既に下半身は裸で、達郎の膝の上に跨った由美子が彼の唇を吸い取って、互いの
声を消しています。下半身はしっかり繋がり、達郎が由美子の腰を抱いて激しく上下し
ています。愛液が水音を立てて、便器に落ちています。嘔吐の発作を思わせる達郎の呻
き声が、二人の唇の合わせ目から洩れています。

達郎が限界になったことを知り、水洗のバルブを強く由美子が押して、水音が高くなり、
達郎が放出しました。二人のくぐもった悦楽の声が外に洩れ、ママがハッとしたように、
声の洩れてきた扉を見て、そして悟を見ました。

彼は何事も聞こえていないようで、グラスを傾けています。ママがうっすら笑いを浮か
べて、BGMのボリュームを少し上げて、悟にお替りを勧めています。

突然、由美子のかなり高い声が聞こえてきました。どうやら、達郎の気分が良くなった
ようです。ママも悟もそちらを見て、笑っています。

「ああ・・・、達郎さんたくさん出したわね、よかったわ・・・
                           苦しかったでしょう、

 我慢するからよ・・もっと早く自分で、出せばいいのに、ふふ・・・
     すっきりしたでしょう・・・、これだけ出せば、もうダイジョウブよ、

 一人で歩いて帰れるわよ・・・、ほら、ちゃんとズボンを履いて、
   ええ・・、もっと出したいの、もう無理よ・・・、よした方がいいわ・・

 ほろ、だめよ、あらあら・・抱きつかないで・・・だめよ・・・もう・・
   仕様がないわね・・これもちゃんと入れてね・・、ハイ、終わりよ」

かなり長い時間かかって、嘔吐を繰り返し、ようやく全て吐き出し、いま、どうやら
達郎は由美子にズボンを履かせてもらっている様子で、その隙に由美子に抱きついて
いるようすです。

そうであれば、小用の時、あれも由美子に支えてもらったのだろうかと、悟は二人の
会話を聞いていて、ちょっと妬ける気分になっています。
ゆり子ママは、二人の会話と悟の反応を見て、ニコニコ笑っています。

達郎はトイレから出てきて、蒸しタオルを使いながら、そのまま、ママと悟に手を上げ
て、帰るからと言って、由美子に支えられて、出口に向かいました。

「達郎さん、大丈夫ですか、送って行きましょうか・・・」
悟が立ち上がりかけたのを、由美子が首を振って、自分に任せろ、と言う顔をしています。
男と一緒より由美子がいいのは理解できますので、悟は笑いながら腰を席に戻しました。
達郎の店はここから歩いて2分、3分ほどの距離です。

由美子に達郎の見送りを任せる様子で、ゆり子ママはカウンターから出てこないで、あり
がとうございました達郎に声を掛けて、悟に向き直り彼の相手をしています。

彼の店まで送って行ったのでしょう、かなり時間が経過してから、由美子が髪の毛と、服
装を整えながら、扉を開けて笑顔で戻って来ました。ママがお世話様と言って、新しい飲
み物と蒸しタオルを由美子に差し出しています。

由美子は出されがジーンフィーズを一息で飲み干し、フッと大きな吐息をしました。達郎
さんご機嫌で帰ったようね、と言って、ママがニコニコ笑って由美子に彼の店まで達郎を
送ってもらったお礼を言っています。由美子はまぶしい顔でそれに応えています。

ママはそんな由美子を見て、悟に判らない程度に由美子に片目をつぶるサインを出しまし
た。女同士のサイン受け取って、由美子はチョッと赤くなっています。

充血してふっくら腫れ上がった唇、キラキラ光る瞳、汗ばんだ首から胸に掛けてうっすら
と赤みを帯びて、上気した妖しい雰囲気で、女が情事を楽しんだ直後の形跡が歴然と残って
います。

ママからは見えませんが、由美子の股間は愛液と男の精気でべっとりと濡れ、パンツに大
きな染みを作っています。
ママは由美子の行為をおおよそ掴んでおり、由美子もママにそれを隠すつもりはないよう
です。女祭りの夜、人妻の奔放な振る舞いをとがめる人はいません。

バーの扉を出ると、達郎は由美子を抱きしめ、激しい口付けをして、隣家と店の陰に由
美子を抱いて連れて行き、パンツを一気に脱ぎ取り、片足を持ち上げ、隣家の石塀に由
美子を押し付けるようにして、一気に挿入しました。

由美子も待っていたように達郎に抱きつき、両脚を彼に絡めて、激しく腰を律動させて、
互いに激しい口付けをして、低い呻き声を出しています。
達郎が一気に頂点に達し、由美子も気をやって、達郎にもたれかかり、そのまま地面に
ずるずると二人は座りこみました。

由美子がよろよろと立ち上がり、達郎の手を引いて立ち上がらせ、ズボンを履かせて、
もう一度抱き合い、激しい口付けをして、由美子が店の扉に向かいました。達郎は黙って
それを見送っています。

新ちゃんと彰が帰り、達郎も帰り、悟と由美子が残りました。ゆり子ママは口数が少なく
なっています。由美子と悟は、互いの体臭を嗅ぎながら、ゆっくりグラスを傾けながら、
オスとメスの心の会話がしながら充実した沈黙の時間を過ごしています。

悟がこの店に入ってきた時から、由美子に異常な関心を持っているのを、ママは女の直
勘で感じ取っていました。今、二人が沈黙の会話をしていることも良く判っていました。

由美子は、悟が自分に向けて、先ほどから十分に高まっていることを例の神通力で感じ
取っています。悪い気分ではありません。達郎と交わした慌しい情事が、由美子の欲望
をさらに盛り上げて、頭が白くなるほど由美子は高まっています。

由美子は悟の体から立ち上がるオスの匂いに、ほとんど正常な意識がなくなるほど興奮
しています。
上気した肌、むせ返るようなメスの香、ゆり子ママは由美子の欲望が異常に高まり、こ
のままではとても納まりそうもない由美子の情勢を感じ取っていました。

奔放に男と体を接する度に際限なく高まる女の欲望に悶える由美子がいじらしく、理性
ではどうすることも出来ない女の性が、同じ女として理解できるだけに、由美子を完全
燃焼させてやってほしいとママは強く思っていて、悟さん由美子さんを抱いてあげて、
とママはコップを洗う自分の手元を見ながらそっと口に出すほどです。

「私、帰るわ、しゅ・・、いえ亭主が首を長くして家で待っているから」、
「そうですか、無理に引き止めませんが・・・。歩いて帰れる距離ですが、
     あそこまでは、途中は暗いところがあって危険ですから、
                  私が、お家までお供します・・・・・」

「・・・・・・・?」

由美子の冒険〔U〕(28) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/05/05(Thu) 18:03
驚いた顔をして、二人の女が悟を見ています。悟は当然知っていますよといった顔を
して頷きながら二人を見返しました。

「鶴岡さんですよね、鶴岡さんの奥さんだとこの店に入った時、気が付きました。
  いつもご贔屓にしていただいておきながら、
   もっと早く気が付くべきでした、失礼しました。」
由美子は悟の店でよく買い物をしますし、時々来客がある時は、魚料理の出前をこの
店に頼むことがあります。由美子とその家を知っていて当然です。しかし、悟が魚屋
らしくない口調で挨拶するほど、由美子に気を配っている理由は他にあります。

「鶴岡さんは、小学校から大学までの先輩です。10歳ほど上ですから、一緒に学校に
居た経験はありませんが、鶴岡さんは僕たちの同級生でも全員知っているほどの秀才で、
小学校でも、中学校でも、そして高校でも、とっても有名でした。

この町にいて、鶴岡さんの後輩であることを誇りにしていました、鶴岡さんを目指して
僕は勉強して、大学に入りました」

悟は、少年のように目を輝かせて、一気に由美子に報告しています。二人の女は、意外
な関係に驚いていますが、悟の少年に戻ったような口調が次第におかしくなったらしく、
最後にはニコニコ笑って聞いています。

「こちらこそ失礼しました。鶴岡の妻、由美子です。改めてご挨拶します。
神社の屋台でお誘いを受けた時、私はいつもの魚屋さんだと気が付いていたのですが、
無理に言うことはないと、黙っていました」

何故、的屋の仕事をしているかは、ここでは話さないことに決めているようで、由美子は
それ以上言いません、悟も賢明にそのことを察したようで、知らないふりをしています。

「奥さん、そこまで知られてしまったのだから、
   もう一つの秘密もここで白状したらいかがですか・・
          悟さんには特別にね・・・他の人には秘密よ・・・・」

ゆり子が笑いながら、由美子のショルダーバッグを指差しています。

悟が訳の判らない、不審な顔をして、そのバッグを見て、由美子の顔を見て、最後にゆり子
の顔を見ています。

由美子は少し頬を染めて、バッグからひまわり模様の浴衣を取り出し、カウンタの上に置
きました。

「ごめんなさい、お世話になっていながら、ずっと黙っていて、
   だって、私のことが話題になり、あんなに褒めていただいたので、
         とても、それは私ですって、言い出しにくくなっていたのよ、

勿論、恥ずかしい姿を見られているし、ここは黙っていようと、決めていたのよ。
   悟さん、あの女が私だと判って、がっかりした?
秘密にしておけばよかったわね、
   ママがいけないのよ、私は言うつもりはなかったのよ、他の人には内緒ね」

悟は、由美子の香からそうでないかと思っていたので、さほど驚いていません。

「悟さん、あまり驚かないわね、さては、とっくに気が付いていたのね、
  奥さんの匂いから判っていたのね、そうでしょう、隅に置けないわね・・・・」

「うん・・・、何となくね、そうであってほしいという気持ちでした
   でも、とうもろこし売り場に奥さんがいたでしょう、だから
                  その可能性は少ないと思っていました。
    さすがママだね、浴衣に気が付くとはね・・・、
                言われてみるとその手が在ったのだね」

由美子が浴衣をもう一度バッグに戻そうとしています。
「奥さん、良かったら浴衣を着て帰ったらどうですか、
   いえ、ぜひ、その浴衣を着た奥さんを見たいですね、お願いできますか」

由美子は浴衣を手に持って迷っています。ゆり子がそうしなさいと言う顔をして由美子
を見ています。

「それじゃ、お言葉に甘えて・・・・、悟さん後ろを向いてちょうだい」

由美子はここで着替えるつもりのようです。お手洗いもありますし、二階のゆり子の部屋
を借りる手もあるのですが、ここで着替えることを選んだようです。悟が回転椅子を回し
て、由美子に背を向けました。

「悟さん、見られなくて残念ね、
奥さん、上をぬいだわよ、かわいい乳房ね、乳首が少し立っているわ
    誰かを思って、興奮しているのかしら、ふふ・・・

いよいよ下を脱ぐわよ、あら、下着をつけていないのね、
  悟さん、奥さんのあそこ、相当、毛深いわよ、
     悟さん、ひどく濡れているわ、パンツまで濡れているわ、ふふ・・・」

ママが実況中継を始めました。由美子はやめろとは言いません。笑いながら、ママ
いやらしいわねと腰を振って、甘い声を出しています。二人の女が共同で悟を落とそう
と結束しているようです。

一メートルも離れていないところで、着替えをしているわけですから、衣類のかすかな
音、そしてあの香がそこから一際強く、漂ってきます。悟は猛然と高まりました。由美子
もその気配を確実に感じ取り、新しい愛液が溢れてきて、脚を伝って床に届くほどです。

「どうしてそんなに濡らしているのかしら・・・、
   女が濡らすのは、男がほしい時よ、
          悟さん・・・このままにしておいていいの

悟さん、いい香がするでしょう、あら、噂の黒子が、ひらひらの内側に・・」

壁のボトルを並べた飾り棚の奥が鏡になっていて、悟から由美子がよく見えます。勿論、
毛深いというその部分も良く見えます。女達は先刻このことは知っているようで、由美子
は悟が見やすいように体の位置を工夫しています。

帯をしっかり締めて、下駄に履き替えて完了です。
「悟さん、お待たせしました、もういいわよ」
悟は目を細めて、由美子の浴衣姿を見ています。由美子はにっこり笑って、両手を少し上
に上げたポーズをとり、ゆっくり体を回転しました。

ゆり子に見送られて、由美子と悟がその店を出ました。

そこから由美子の家まで歩いて、10分ほどの距離です。この時間になって、ようやく西
の空に月が高くなり、路地を明るく照らしています。酔いが回った体に気持ちよく夜風が
吹いてきます。

由美子は自然な様子で悟の手に腕を絡めて歩いています。悟は由美子のひんやりとした感
触を感じながら、あの香を鼻腔にたっぷりと吸い込んでいました。もう、いっぱいに高ま
って、先走りで下着を少し濡らし始めています。

由美子も彼の高まりと香を強く感じて、歩きづらいと思うほど濡らしていました。浴衣の
お尻の部分が濡れだしているようです。

「ここで、鶴岡さんも、僕も小学生時代を過ごしました。近くに住んでいるのに、こうし
てみるのは本当に久しぶりです」

駅と由美子の家との中間点に小学校があります。二人はその前をゆっくり歩いています。
昼間子供たちの声がこだました広い運動場が、月光に照らされて青白く光っています。

「ここにね、秘密の基地があるのですよ、鶴岡さんもご存知のはずです。森の中に木に
囲まれていて、その近くに行っても中が良く見えない2メートル四方ほどの空間がある
のです」

この小学校は、近くの住宅街が出来上がった頃、創立されたもので、もう100年ほど
前のことです。その頃このあたりは深い森で、その名残が校庭の外れに残っています。
悟はその森にある「基地」と子供たちが呼んでいる場所の話をしているのです。

その場所を見ることにしました。悟はもう子供時代に戻ったように、身軽に体を躍らせ
て、その場所に近づいてゆきます。由美子も娘たちに何度かその場所を教えられていて、
よく知っています。

そこは、校庭に隣接した公園の中にあります。児童もここで野外実習を受けますし、市
民も散歩する公園です。その公園に「基地」があるのです。

悟が先に着いていて、懐かしそうに何度も、その基地から出たり入ったりしています。大
きな立ち木の林の中に背の高さ以上に生長した篠竹の密生した場所があり、子供が這って
入れる程度の隙間がその林に作られています。そこを入ると、そこだけが篠竹が刈り取ら
れて、草地が顔を出した2メートル四方の空間に出ます。

その草地に二人は横になって空を見て寝転がっています。青白い月の光に照らされた、雲
がゆっくりと基地の上を通り過ぎてゆきます。遠くで車の走る音が聞こえます。時折、小
鳥か小動物のうごめく音がします。ゆっくりと時間が流れてゆきます。

「悟さん、ほら、踊の笛の音が聞こえるわ」
耳を澄ませると、街の方から、笛の音がかすかに聞こえてきます。由美子は体を起こして、
悟の側により、彼の顔を上から覗き込みました。

体を動かしたことで、浴衣の裾が乱れて、股間の茂みまで見えています。白い両脚が月光
に妖しく輝いています。
悟が、由美子を下から見つめています。

由美子がゆっくり唇を彼の唇に寄せ、彼の舌を吸い込みました。男も激しく女の唇を貪り
始めました。そして、女の肩から浴衣を取り外し、上半身をむき出しにして、露出した乳
房に吸い付きました。
顔を仰け反らせて喘ぐ女、男の手が女の股間に伸び、おびただしく濡れたその部分に手を
添えました。

その時、その手を女が止め、男の唇に軽く口付けして、女が男の体からゆっくり立ち上が
り、浴衣の帯を解き始めました。横になったまま、男は女の仕草を見守っています。つい
に女は全てを取り払い、月光にその全身をさらして、青白い光を発しています。

「貴方も、ねえ、立って・・・」
男が立ち上がり、女が男のズボンを下ろし、シャツを脱がせています。男も女も生まれた
ままの姿になって、月光をいっぱいに浴びて抱き合って居ます。

男の唇が女の全身を舐め回しています。足先から、太もも、胸、首そして股間。女は、も
う夢の中で、おびただしい愛液が草地に吸い込まれています。

「悟さん、もう・・・、がまんできない・・・、入れてほしい・・、ああ・・ん」
由美子の足を肩に担ぎ上げ、その部分に噛り付いて、女を二度、三度逝かせて、最後に分
身をゆっくり挿入しました。

「ああ・・・、むむ・・・・、いい・・・もっと・・・・」
激しい、肉のぶつかる音、股間の水音、二人の悲鳴とうなり声、これらが広い林の中に吸
いこまれて行きます。

ほとんど動かないで折り重なって倒れている男と女の上に、月光が降り注いでいます。

「ありがとう、悟さん、いい女祭りだったわ、ここからは一人で帰れるから、
          奥さんのところへ早く帰ってあげて、ね・・、ね・・・
 ここにいただいたものは主人へのお土産よ・・・、主人これが好きなのよ」

由美子は基地を出て、悟に別れを言っています。悟が由美子をもう一度強く抱きしめ、
激しく唇を吸っています。由美子は全身の力を抜いて抱きしめられています。由美子の
股間から破裂音が出ています。

「ね・・・、もう、お別れよ、また次に・・、楽しみにしているわ・・、さようなら」
由美子はゆっくり悟から離れて、彼に背を向けました。

後ろからものも言わず悟が由美子を抱きしめました。彼の手が女の股間に伸び、浴衣の
前を乱暴に開きました。赤い帯を残したまま、胸も、股間も月の光に曝されています。

「ああ・・・ん、ダメ・・・、もうダメよ、悟さん・・、ああ・・・ん」
男の指がその部分に挿入され、激しくうごめいています。そこから愛液がしぶきを上げ
て月の光にその飛沫が光っています。

女が立ち木に背を押付けられ、片足をいっぱいに持ち上げられ、肉棒を股間に挿入され
ています。女は男の首に両手をかけて悲鳴を上げています。男の腰の動きに立ち木が揺
れて、女の悲鳴に和しています。

ついに女が、そして男が絞り出すような声を出して、互いに性液を吐き出しました。激
しい破裂音が林の奥に吸い込まれてゆきます。
ズルズルと女を抱いたまま、立ち木の下に、男と女が座り込み抱き合っています。

「もう・・・、こんなになっちゃったわ・・・」
見れば、浴衣はほとんどずぶ濡れで、女の肌に布が張り付いています。そこから男と女
の性液が強い香りを発散させています。

「ここが少し痛いのよ、擦り切れたみたい、悟さんが激しいからよ・・、見て・・」
草の上に座りこんで、大きく脚を拡げて、月光に股間をさらして、ぬらぬらに濡れた
ビラビラを男に開いて見せています。

横にいる男がそこを覗きこみ、顔を寄せて、そこを優しく舌で舐め始め、次第にその
ピッチを上げ、ついには激しく吸い出しました。

「ああ・・ん、ダメ、ダメ・・、ああ・・ん、もう、ああ・・ん、もっと・・・」
女は浴衣の裾をもう一度開いて、草地に寝転がり、両足を月光に向けて突き出してい
ます。男の頭が女の股間で激しく動いています。

「ほしい・・、入れて・・・、悟さん、入れて・・・・エエ・・」
男が女の足を肩に担いで乱暴に挿入しました。男の袋が女の臀部を激しく打つ音が響
いて、男の腰が月光の中で激しく律動しています。

「いい・・、悟さん・・、逝くわ・・、もう・・、ダメ・・、出して・・」
男が低い獣の声を出し、がっくりと女の上に倒れこみました。女が続いて、悲鳴を上げ、
気を失いました。女の股間から、大量の潮が噴出し、草地を濡らし、女の浴衣をさらに
濡らしています。

「奥さん、いえ、由美子さん、今日はありがとうございました。機会があれば・・
   いえ、また次を楽しみに待っています。ここで別れます、私が先に行きます」

悟が潔く、由美子に背を向けて、一歩、二歩歩き出しました。男は立ち止まり、女を振
向きました。見つめ合う二人。男が女に駆け寄り、抱きしめ、唇に吸い付きました。

唸り声を出しながら、男の唇を吸い尽くしている女。男と女の背後に月光に白く輝くア
スファルトが互いの家に向かっています。

路上に座り込んだ男の膝の上に抱きかかえられ、大きく脚を拡げて、股間に男を迎え入
れ、男の唇を貪っている女、男が女の腰を激しく上下させて、肉棒で淫唇を激しく擦り
たてています。

悶えながら、なおも男の唇を吸い続ける女、二人の合わさった唇から、唾液が路面に落
ちています。

ついに二人の最後がやってきました。男は女の腰を高く持ち上げ、力いっぱい肉棒の上
に落とし込みました。激しい痛みが肉棒に走り、極限までその皮がむくれ上がり、淫唇
の中に入り込んでいきます。

子宮に鈍い音を立てて、肉棒の先端が当たり、その衝撃で陰唇が急激に収縮して、女性
器内部のあらゆる筋肉が激しく収縮しています。高い破裂音がして、男の最後の液が放
出され、女唇の隙間から、吹き出ています。

男と女は唸り声を上げて、路上に倒れこみました。アスファルトの上に黒々と女の吐き
出した潮が流れています。

女がよろけながら、男からはなれて、歩き出しました。立ち止まり、振向き手を振って
います。どっぷりと濡れた浴衣は、もう着物の外観をとどめることが出来ず、女は、肩
に浴衣を掛けて、乳房の周りに浴衣が張り付いています。

裾を帯に挟んで、たくし上げ、ミニスカート状にして体裁を保っています。乳房も、股
間の茂みも月光に曝したままです。

男は路上に座り込んで去って行く女を見送っています。女はまた歩き出しました。その
先の角を曲がれば、もう女の家が見えるはずです。もう一度女は立ち止まり、手を振って、
角に消えました。

男は上げた手をばったりと膝の上に落としました。路上に座り込んだままです。うな垂れ
て、じっと動かない男を月光が優しく慰めています。

[Res: ] 無題 トンボ 投稿日:2005/05/06(Fri) 12:33
素晴らしい盛り上がりを見せていただいて、大満足です。由美子さんがこんなふうに女祭りに絡んでくるとは予想してなかったので、うれしい驚きです。洋子さんが家に戻ってからの余話も楽しみですね。

由美子の冒険〔U〕(29) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/05/06(Fri) 15:13
リルのママ、ゆり子は、由美子と悟を笑顔で送り出した後、一転して、厳しい顔に戻り、
先ほどから、じっと一点を見つめて、何事か思いにふけっています。時々、にじみ出る
ような淫蕩な表情を浮かべて、それが性的に興奮した彼女の癖のようで、上唇を舌で軽
く舐めています。

強い酒を喉に一気に流し込み、何かを決心した様子です。
「あの奥さんしかいない、あの方の相手を出来るのは・・・、
    今日、出会ったのが運命だわ、きっと、
   この世に神様と悪魔が居るとすれば、今日の出会いはどちらの力かしら
私にとって神様でも、あの奥さんには悪魔かな、それとも逆かしら・・・・」

ゆり子は、独り言を言って、由美子の去っていった扉を見て、清楚な顔にそぐわない淫
蕩な表情を見せました。

健治に抱き抱えられるようにして、洋子は蕎麦屋にたどり着きました。
「お姉さん、僕は今、本当に幸せです。
  お姉さんとついに出来たなんて、夢みたいです。
   来年、必ず来ます。それまでは頑張ります。おやすみなさい」

健治が洋子に背を向けてゆっくり歩いてゆきます。彼が角を曲がった時、店の灯りが点
きました。彰が洋子の帰ってきた音に気がついたのでしょう。

彰が洋子を認めて、慌てて鍵を開けています。引き戸を開け、顔を輝かせて、ほとんど
抱き抱えるようにして、嬉しそうに洋子を迎え入れました。

洋子は、童女のようなあどけない顔で、彰を真っ直ぐに見つめて、まぶしそうな顔をし
て、にっこり笑っています。妖艶ですが、猥雑さはありません。

浴衣は、汗と愛液でべったりと濡れ、ほとんど肌に張り付いています。豊かな乳房が浴
衣からほとんど顔を出して、白い肌を光らせています。しっかり固めたはずの髪の毛は
乱れに乱れて、黄色いリボンが足れ下がって、肩に掛かっています。

ルージュは剥がれて、口の周りにこびり付き、激しい口付けと、業物を咥えた後が歴然
としています。瞳はキラキラ輝き、前髪が垂れて、額に張り付いています。

当人は気がつきませんが、全身が男と女の愛液で濡れて、それがところどころ乾燥して
ぱりぱりになり肌にこびり付いていて、凄まじい性臭が店内に広がっています。

頼りなげに立ちすくむ洋子の不思議な笑顔がすべての猥雑な景色を浄化して、彰に至福
の瞬間を与えています。

彰は洋子を一目見て、これほど美しい、妖しい女を見たことがない、これが我が妻かと
目を何度も擦ったほどです。まさにエロスの女神が店先に降り立ったと彰は思ったので
す。

後になって、何度もあの時の洋子を思い出しますが、彰はいつでも幸せな、満たされた
気持ちになります。

彰は一気に高まり、一声も出さないで、洋子を抱きしめ、夢中で唇を吸い込み、慌しく、
女を土間に寝かせて、浴衣の前を開いて、一気に挿入しました。洋子を待つ間、彰は
ずーと高まっていて、彼女を見て極限まで一気に膨張していました。

洋子のその部分は二人の性液で十分濡れていた上、恥ずかしい姿で歩いて帰ってきまし
たから、その後も絶え間なく愛液を噴出していたのです。洋子は彰を難なく迎え入れま
した。
高まっていた二人は、一気に頂点に向かっています。

「貴方・・・、いいわ・・・、もっと・・・、ムム・・・」
洋子が両脚を男の腰に絡めて、両手で首に抱きつき、男の顔を舐め回しながら、激しく
腰を突き上げ、貪欲に彰の肉棒を股間に吸い込んでいます。
昨日まで、寝室では人形のようだった洋子の変化に、彰は驚き、喜び、そしてちょっぴり
悔しくて、訳の判らない高まりで、一気に吐き出しました。

彰の少し萎えたものが、洋子の大腿部にもたれかかるようにして、乗っかっており、それ
を洋子の手が優しく摩っています。その先端から、出遅れた精液が垂れ落ちています。
洋子は彰の腕の中に居て、上目を使って彰を見て、細い声を出しました。

「貴方、ありがとう、私・・・楽しませていただきました」
抱かれた腕の中で、洋子は彰を見上げました。男は優しい目をして、女を見つめ、抱きし
め、ゆっくりと背中を撫でています。男と女の目が会い、互いに微笑み会っています。
言葉はほとんど要らないようです。

「私、二人の男の人に抱かれたの、二人とも、とっても優しかったわ
  それでね・・・・・恥ずかしいわ、さっき貴方に抱かれて判ったの
    私の体、恥ずかしいけれど・・・・、凄くいやらしくなったようなの、

貴方に抱かれると、我慢できなくなるの、体中が感じるのよ
 前とは違うのよ、体中が凄くいやらしくなって、いくらでも濡れるの
       恥ずかしいわ・・・、こんな体になってどうしょう・・・」

洋子は彰の胸に顔を埋めて、彼にしがみ付いてつぶやくように囁いています。
「それでね・・・・、ああ・・・ん、
    恥ずかしいけれど、言うわね・・・
     もっとやってほしいの・・、ああ、ほしいの・・・

あなたのこれをもっと大きくして、いっぱいほしいの・・・
  ああ・・あなた・・、我慢できないの・・・ここが・・ここが・・」

それを言うだけで、洋子の首の周りが真っ赤になっています。彰は、ムラムラと高まって
きました。洋子の手の中で、彰のものは一気に膨張して、いっぱいになっています。

「ああ・・・ん、あなたのもの、大きくなったわ、ああ・・ん
  ねえ、こんないやらしい私が嫌にならない、ああ・・、
    ねえ、私、言っていい、汚い言葉使っていい、

あ・・・ん、言うわよ、いやらしい言葉使うわよ・・・、許して・・・
       ああ、チ○ポいい、あなたのチ○ポ大きくなったわ・・・」

洋子は彰の胸に顔を埋めて、それを激しく振りながら、叫んでいます。彰は悶えながら
隠語を叫ぶ洋子を抱きしめ、洋子をこんな素晴らしい妻に仕立て上げてくれた男達に感
謝していました。

自分の隠語に興奮して洋子はその部分を急激に収縮させました。
彰は耐え切れず、低い唸り声を上げて、逝ってしまいました。ほとんど液は放出できま
せん。洋子も悲鳴を上げて逝きました。

彰のものは未だ洋子の中に納まったままです。二人はぐったりしていますが、未だ興奮
は完全に収まりません。

洋子は彰の胸に顔を埋めたまま、今日の情事をポツリポツリ話し出しています。彰に
とって、それはどんな艶っぽい話より興奮させるものです。

隠語を使うことを男に強制され、使ってみると洋子はそれを言うだけで軽く逝ってしま
うほど興奮すると、彰に見られないように顔を彼の胸に押し付けて話しています。

彰はこれからどんどん使っていい、いや、どんどん使ってほしいと言っています。
洋子は赤くなって、彰にすがり付いて喜んでいます。これからいやらしいこと言っても
嫌わないでねと彰に噛り付いて、それを言うだけで軽く気をやるほど興奮しています。

「あなた、私、今日二人の男に抱かれたのよ
いっぱい、いっぱい、やられたわ、何度も、何度も逝ったの
それにね、恥ずかしいわ・・・、こんないやらしい私を嫌にならないでね

私が抱かれている時にね、男のあれが私の中に入っている時
 気が付いたら、周りにいっぱい人がいるのよ、月が出ていて
  知らない男の人達に全部、見られてしまったの、

脚をいっぱい開いていたから、濡れた私のもの・・・
 ああ・・、オマ○コを全部見られたの、ああ・・・ん
   恥ずかしかったわ、あそこがキュンとなるほど恥ずかしかった、

見られていると判ると、もっと見せたくなって、
  脚をいっぱい開いたわ、ここを見て、見てと、叫んでいたわ
    あなた、こんな、いやらしい私、嫌いになった」

洋子は股間に彰の萎えたものを咥えてまま、彰に口付けしながら、彰に囁いています。
洋子の濃い女臭が彰を襲っています。洋子は彰のものを股間に咥えたまま、脚を彼の
腰に絡めて、ゆるやかに腰を動かし、膣を締め付けています。

彰の腕に力が入り、洋子強く抱きしめました。他の男に抱かれることでこんなにも洋子
が変わったことに、彼は感動すらしていました。彰一人の力では、とてもここまで洋子
を変身させることは出来ないとも思っていました。また彰は高まり始めました。

心配で迎えに来てくれた夫、達郎に支えられるようにして、蕎麦屋の前を、朝子が通り
かかりました。上半身は裸で、腰に浴衣を巻いています。蕎麦屋の戸が開いていて、そ
こから男と女の呻き声がします。大体の様子は想像がつきましたから、朝子は開けたま
まの店の戸を閉めようと近づきました。

彰の下にいた洋子が朝子に気がつき、ちょっと手を上げ、彰にそのことを告げて、その
まま絡みを続けています。両手、両脚を彰に絡めて、その接合部分を朝子に見せつけて、
洋子と彰の腰が激しく律動しています。樹脂タイルの床に、愛液が流れています。

彰と洋子は見られていることで、さらに高まったようです。悦楽の最高点に向けてひた
すら登っています。そこは、今夜、洋子と彰がようやく切り開いた悦楽の境地です。

入口の戸にかけた手を止めて、朝子と達郎が洋子たちの激しい絡みをじっと見ています。
「あなた、ああ・・ん、いいわ、朝子さんが・・・、ああ、いいわ
  見ているわ・・・、ああ、恥ずかしい、達郎さんも居るわ、
   あなた、我慢できない・・・、あなた・・、チ○ポいい、もっと入れて、

奥に、もっと奥に、チ○ポを突っ込んで、ああ・・ん、オマ○コ壊れていいから
  達郎さん・・・・、私のオ○ンコ見て、いっぱい見て・・ああ・・ん、ムム・・・」

彰は洋子の凄い締め付けとその部分の蠢きに、また唸り声を上げて逝きました。もう出す
液は一滴も残っていません。激しい痛みが睾丸に走りました。空打ちを続けると体に良く
ないのですが、彰は知っているのでしょうか。

「洋子さん、凄いわね、チ○ポだって・・、あの洋子さんがね、変わったわね
  私達に見せ付けているのよ、見て、あそこ、
    彰さん、結構立派ね、白い泡が出ているわ、
       貴方・・、私達も早く・・・、ねえ・・、ここ触って・・・」
ようやく、東の空が明るくなってきたようです。商店街の朝は遅いのです。

「ただいま、パパ、こんなになってしまったわ、ああ・・つかれた」
肩に掛けた浴衣の裾を帯に挟んで、乳房と、股間を出したまま、由美子は夫の前に現
れました。

「ねえ・・、パパ、小学校の基地知っているでしょう、
  男に家まで送った貰う途中で、我慢できなくて
    あそこで、私、いっぱいやっちゃたわ、もう、くたくたよ、待ったでしょ・・」

全身が男の精液で濡れていて、股間から、今挿入されたばかりの乳白色の液が流れ出て
います。夫は笑いながら、妻を抱きしめ、その濡れた浴衣を優しく脱がせ、生まれたまま
の姿にして、抱き抱えて寝室に消えました。

階段に点々と、男の精液が落ちて、早、少し乾き始め、淫蕩な香を発散させています。
「ああ・・ん、パパ・・、パパが一番好き・・、パパのこれが一番いい、もっと強く・・・」
寝室から由美子の甘えた声が聞こえます。月は東に傾き、長かった、女祭りの一日が終わり
に近づきました。

[Res: ] 無題 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/05/06(Fri) 16:09
トンボさん
最初は、佐代子を準ヒロインにして書き進める予定でした。佐代子と由美子
この二人を軸にするつもりでしたが、貴方に言われて、洋子のかわいさに
惹かれてしまいました。

朝子や、佐代子でなく洋子を推すあなたの慧眼というか、女性の見る目の
確かさに、敬服しました。本編では少し先を急ぎすぎて、洋子を熟させた
感はありますが、洋子はまだまだあなた好みのよさを残しております。

では、いずれまた。

[Res: ] 無題 トンボ 投稿日:2005/05/07(Sat) 12:44
由美子さんと洋子さんが、ボタンにナデシコというか、矢車草というか、微妙に好対照で、弘子さんやゆり子さんたちが、うまく点描されてて、とても面白いお話になりましたね。いろんな好みの方が読まれてもそれぞれにお好みのキャラクタが見つかりそうで、構成の妙に舌を巻いてしまいます。

由美子の冒険〔U〕(30) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/05/11(Wed) 21:11
6、 侵 入

由美子の鼻歌がキッチンから聞こえてきます。ご機嫌で夕食の支度をしています。里芋の
煮ころがしと、豚ヒレかつが今日のメニューです。少しバランスの悪い組み合わせですが、
どれも鶴岡の好物です。こうしたアンバランスも家庭料理のいいところです。

タンクトップの白いシャツに、淡い黄色のミニ・フレアースカートで、もちろん生足です。
鼻歌に合わせて腰を振っています。

由美子の欠点を探して一番最初に気がつくのがリズム感の悪さです。幼い頃、ピアノを習
わせようとした彼女の両親が三日であきらめたほどです。勿論その両親も自分たちがその
道に才能がないことを知っており、由美子を見てやっぱりそうだったかと、あっさりあき
らめることが出来たのです。

あの時両親がもう少し我慢してくれていれば、私だってピアノくらい弾けたのにと、恨み
言を由美子が漏らすことがあります。そんな時、鶴岡はただ笑っているだけです。

少しテンポをずらせて腰を振っているのがなんとも愛らしく、お尻にスカートがひっかか
って、ショーツのボトムが見え隠れしています。

ヒレはすこし叩いて、衣をつけて冷蔵庫に寝かせるまでが終わりました。キャベツを刻ん
で、氷水にさらす作業に入りました。
順調に仕事は進んでいます。にんにくと玉ねぎのきざんだものをオリーブオイルでからっ
と揚げてそれに、ホールトマトの缶を開けて、その中身を加えてフードプロセッサーで
ソースに仕上げます。

里芋に取り掛かります。包丁を使ってきれいには八面体に仕上げるのが由美子は好きです。
10個ほどの芋が剥きあがりました。かつおと昆布の出し汁に、みりん、薄口醤油を加え
た煮出しは既に出来上がっています。これに鳥の腿肉を刻んだものを加えて7分も煮れば
出来上がりです。

順調に支度が出来て由美子は上機嫌です。鶴岡の顔を見てから、煮物の火を入れ、ヒレかつ
を油に入れれば完璧です。

少し休もうと思い、手を止めて、大きく伸びをした時、後ろから手が伸びてきて、由美子
の口を押さえ、もう一方の手が由美子の腰をしっかり抱きとめました。

一瞬のことで、動転して、声を出すことも、手足を動かすこともできません。強い男の香
りを背後に感じて、襲われた、犯される、と恐怖心が沸いてきて、手足をばたつかせて、
声を出そうとするのですが、強い男の力で抱きしめられて、体は宙に浮いている状態で、
どうにも動きが取れないのです。

男の指が口の中に入っています。強いタバコの香りがその指から湧き上がっています。男
の指を噛もうとすれば出来るのですが、由美子は思いとどまりました。男を傷つけること
が彼女には思い切れないのです。由美子の手の届くところに包丁もあるのですが、それを
使う気持ちにも勿論なれません。

「奥さん、騒がないで下さい、怪我をさせるつもりはありません。ものを取るつもりもあ
りません。奥さんと少し話がしたいのです」

その声に覚えがあります。時々家の前を通る若者の声です。若い男に寛容な由美子から見
て、標準レベル以上の男だったと記憶しています。たしか一丁目ほど先の大きな屋敷に住
んでいる若者です。

この青年は由美子が庭とかベランダに居ると、それを待っていたかのように、鶴岡家の前
を通ります。それもほとんど毎日、同じ時間帯を選んでいます。
時には友達と声高に話しながら通る時もあり、由美子はその声を覚えていたのです。
由美子はこの青年が自分に多少の関心を持って時間を見計らって、前の通りを通過してい
ることを感じ取っていました。

そこまで判ると、由美子の恐怖心は少し落ち着きました。右手で若者が腰に回した手を軽
く叩きました。大人しくしているという意思表示のつもりです。

口に入れた指を取り出し、腰の手を少し緩めてくれたので、足が床について、ゆっくり由
美子は振向きました。頭一つ上に若者の緊張した顔があります。今にも泣き出しそうな顔
で、由美子を見ています。腰の手は、由美子にかけたままです。

「家の前を通りかかって、玄関が開いていたので、
               そのまま入ってしまいました・・・・・・」

扉が閉まると自動的に錠が下りる電子錠を鶴岡家では玄関に付けています。数字の組み合
わせをインプットすると開錠する仕組みで、合鍵が不要です。
子供たちの出入りが不規則になり、由美子も市立病院や、Uの事務所への勤務で家を空け
る機会が多くなり、長女が鍵を紛失したことを契機にして、この電子錠を装備したのです。

今まで電子錠が効かなかった事はありません。しかし現実にはこの男が入ってきているの
ですから、錠は効いていないのです。

由美子の腰に手を回して、体を密着させて、由美子の香りをいっぱい嗅ぎ取り、由美子の
タンクトップを上から見ているわけですから、少し緊張のほぐれた若者は一気に高まって
います。

勿論由美子にも男の変化が判り、これで最初の恐怖心はやや少なくなりました。男が由美
子の女を感じて高まっていると判ると、彼女は不思議に落ち着いてきたのです。欲情した
男のほうが怖いだろうと思うのですが、どうやら、由美子の場合、自分に対して欲情する
男のほうが安心出来るようです。この心理は男には判りません。

男の手が緩んだ隙を狙って、体をひねって腰の手をはずして、由美子は男から少し離れる
ことが出来ました。青年は途方にくれたようにして立っています。由美子に飛びついてく
る様子ではありません。

男の顔を見て、やはり知ってい若者だと判り、由美子は少し落ち着きました。男は由美子
が大声を出したり、逃げ出したりしないのが判り、彼自身もだんだん冷静になってきたよ
うです。

「すみません、奥さんの後ろ姿に見とれていて、
  そしたら、奥さんの仕事が終わった様子なので慌てました。
もう逃げるには遅すぎると思って奥さんに抱きついたのです。
      もっと早くここから出ていれば良かったのですが・・・・」

黙って玄関から入ってきて、由美子の後ろ姿を見ているうちにその虜になって、逃げ出す
タイミングを失って、由美子の仕事が終わったのを知り、由美子に騒がれるとまずいと思
って、咄嗟に組み付いたようです。

「あら・・・・、それ、なあーに」
由美子が少しきつい顔をして指差しています。青年の手に由美子のショーツが掴れています。

「ああ・・・・ツ、これは・・・、そこに・・」
「洗濯籠から持ってきたのでしょう、返してちょうだい」

由美子は青年の手からショーツを取り上げました。青年はすっかりしょげ返っています。

それにしても、少し間の抜けた男です。顔を見るとしっかりしているように見えますが、
やっていることが幼稚で、刹那的で、それでいて罪悪感をほとんど感じていないようで、
やや奇妙です。

由美子はようやく若者の異常さが判り、また新たにじわじわと恐怖感が沸きあがってき
ました。由美子が騒ぎ立てると突然飛び掛って来る可能性もあると思いました。

「もう直ぐ主人が帰ってくるわよ、出て行ってちょうだい、ね・・・」
由美子は、冷静な声で、諭すように言いました。この場合これが一番いいだろうと思っ
たのです。

青年はしばらく由美子を見ていましたが、由美子が目を逸らさないで、彼の目を見つめ
ていると、そっと下を向いて、由美子に背を向けて、黙って、玄関に向かいました。

玄関に通じる出口のところで、後ろを振向いて、もう一度由美子を見て玄関扉を開けて、
外へ出ました。由美子はとにかく、この男を追いやることに成功したのです。

男の姿が扉に消えた後、直ぐ電子錠を確かめました。扉に靴が挟まっていて、少し隙間
が開いています。これでは電子錠が下りないのも道理です。靴を取り除き、神経質に施
錠を何度も確かめました。

それが終わって、本当の恐怖が由美子を襲ってきました。震えが止まらず、ソファーに
座って、体を縮こまらせて、何かに怯えているように、時々、玄関扉の方を覗き込んで
います。その姿のまま鶴岡を待つことにしました。

鶴岡が帰ってきました。由美子は泣きながら彼に抱きついています。全身を震わせて泣
いています。それとなくキズの有無を確かめて、鶴岡はただ彼女を抱きしめて、背中を
摩ったり、軽く唇で首筋を吸っています。

この状態で、どうしたのと、聞いても彼女が何も答えられないことは経験で知っていま
す。女がこの状態になると、落ち着くのを待つしかないのです。

一通り彼女の話を聞いて、鶴岡はかなり深刻な顔をして、じっと考えにふけっています。
鶴岡に顛末を話したことで落ち着いた由美子は、キッチンに立って、トンカツの揚げる
音を出し始めました。鶴岡は電話帳を調べて、その相手に電話を掛け始めました。

「ああ、佐藤君、鶴岡だよ、ああ、久しぶりだね、うん、元気だよ・・・」
電話の相手は近所に住んでいる幼馴染の佐藤浩一です。建築業を親から引き継いでいて、
市議会議員も何期か勤めたはずです。少し込み入った話があり、一度話がしたいと鶴岡
が言っていて、浩一が今から鶴岡家に行くと言っています。

10分後に浩一はやってきました。茶色い社名入りのジャンパーを着ています。事務所
から鶴岡の家に直接やってきたのです。
「浩チャン、突然で悪かったね、夕飯は・・・、ああ、そう、じゃあ、一緒にどう・・」

浩一の二人の息子達は、既に成人して、都心でサラリーマンをやっていて、独立して家
を出ています。彼の妻は子供たちが大学を出た頃、肺がんで早世しました。目下は一人
暮らしです。

久しぶりの家庭料理だと言って、味が心配だと言うのを、奥さん美味しいですと言って、
本当に美味しそうに食べています。酒も強いようで、鶴岡と佐藤は、ジローちゃん、
浩ちゃんに戻って、たわいのない昔話をして盛り上がっています。

「浩ちゃん、7丁目の藤岡さんの知っているね、
        ちょっとしたお屋敷のように見える大きな家だよ、
         あの家のことを浩ちゃんが知っているだけ、教えてほしいのだよ」
「7丁目の藤岡さん・・、ジローちゃん、妙な家のこと知りたがるね・・」

浩一は五代ほど続いている大工の家系で、地元で商売をしているわけですから、サラ
リーマン二代目になる鶴岡よりこの街の事情は詳しいはずです。

「うん、その家、藤岡さんに、二十歳前後の青年が居るだろう、
        そいつがね、どうも妻に関心があるらしく、
   それと判るほど家の周りをうろついて、不安だと言うのだよ、
      それで浩ちゃんに聞けば、あの家の事情とか、
         その青年のことが判るかと思ったのだよ。
      勿論今、警察沙汰にするほどのことはないと思っているがね」

鶴岡はその青年が家に入り込んだ話は伏せておきました。青年の行動は犯罪行為
そのものですから、幼馴染でも慎重に話しを進めることにしたのです。

「藤岡さんのお宅は家の親父が建てた家でね、もう20年前の話だがね、
     今は、加奈子奥さんとその息子とお手伝いのおばさんの3人暮らしだよ。
近所の人達も良く知っている話だが、藤岡さんは、殿山さんのおめかけさんだよ。
    そしてその青年、喜三郎さんが現殿山家当主、弥一郎さんの落とし種だね」

浩一は里芋の煮ころがしが絶品だといって、お替りをねだり、由美子の夕食用に別分
けにしていたものを貰っています。そして喜三郎という古めかしい名前を持った青年
と藤岡家の話をしてくれました。
浩一はさすが鶴岡が声をかけただけの男で、鶴岡の期待した話を要領よく話してくれ
ました。

藤岡加奈子はもともと都内でOLをしていましたが、失恋が契機になり、20歳で銀座
の店に出るようになり、30歳前に殿山弥一郎の子を孕み、出産を契機にひかされて今
の所に住むようになったのです。

加奈子の子供は喜三郎と名づけられ、殿山家に引き取られて育ちましたが、喜三郎は
高校を卒業した年に、お屋敷を出て、母と住むようになりました。

浩一が話題にしている殿山家は、この街では有名な旧家で、勿論鶴岡もその名前と、
その屋敷の場所など知っています。

その昔この地方を支配した豪族の末裔で、その先祖は鎌倉時代まで遡ります。この街
は二つの丘を中心に広がっていて、一つの丘が、女祭りが行われる神社の森で、もう
一つの丘に、殿山家の屋敷があります。

丘全体が殿山家の広大な屋敷の敷地なっているのですが、半分以上が市に貸し出され
公園として公開されています。それでも、森に囲まれたお屋敷は、荘厳なものです。

当主の弥一郎は70歳代の男で、先祖から引き継いだ土地を元に、貸しビル業、不動
産業を営む株式会社殿山商事を興して、その方面の手腕にも恵まれていたようで、
堅実な経営姿勢で、年商50億円の会社に育て上げ、この地方の業界では安定した業績
をあげている会社として認められています。

弥一郎の年齢を考えてか、最近、街で殿山家の話しになると、必ず跡継ぎ問題が話題に
上ります。正妻の子供は3人全員、女の子でそれぞれに嫁いでいて、弥一郎の世界とは
別のところで、平和な家庭を築いていて、当人は勿論、その配偶者も弥一郎の後継者と
して殿山商事を引き受けそうな人はいません。

彼は昔からそれと知られた艶福家で、正妻の他に、数人のおめかけさんを持っています。
弥一郎が心を許して、いままでに子供を作らせたおめかけさんが三人居て、それぞれに
男の子を授かりました。

「三人のおめかけさんの男の子は、皆出来の良い子で、
    全員、殿山家に引き取られて、実子として育てられたのだよ
      奥方が、立派な方だったから出来たことだね
不思議なことに皆、同じ大学に入学して、うん、ジローちゃんと同じ大学だよ
  長男、次男は卒業してそれぞれ専門分野で修行中と聞いているよ」

長男、寿一朗は医学、次男、善次郎は法学、そして三男、喜三郎は建築を専攻したの
です。喜三郎は大学院に進んでいます。
子供たち6人の内、殿山商事の跡継ぎに期待出来るのは、三男、喜三郎ということに
なります。

「それがね、高校卒業と同時に、お屋敷を出て、藤岡家に入ってしまったのだよ
  殿山家が居づらくなったとは考えにくいね、
   普通、嫡流とめかけの子の扱いが違っても可笑しくないわけだが
    殿山家では、それはないね、

俺は、幼い頃から子供たちを見ていたから、それは断言できるね
 彼が、何故お屋敷を出たのか、それだけが良く判らないよ」

浩一が少し酔ったようで、かなり熱を入れて自説を展開しています。どうやら殿山家
は一族、皆が人格者揃いで、町の人にも、屋敷に出入りの人達にも好かれているよう
で、これといったトラブルも紛争もありません。

そういえば、殿山家では、絶対政治に手を出してはいけないとの家訓があると言われ
ています、これなども世間に敵を作らないで、堅実に生きることを考えた先祖の知恵
なのでしょう。

由美子の冒険〔U〕(31) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/05/12(Thu) 21:41
浩一の話を聞いていて、由美子を襲った青年と喜三郎のイメージが一致しないことに
鶴岡は途惑っています。鶴岡は青年を見たことがありませんから、由美子と浩一から
聞いた話だけで二つの青年のイメージを作ってみて、その二つのイメージが一致しな
いのです。

由美子から聞いた青年の言動は異常者のもので、日常生活でもその異常さは随所に出
ているはずで、とうてい大学生活を無事おくることは出来ない筈です。

浩一が語る喜三郎は、出来のいい良家の坊ちゃんそのものです。鶴岡の母校に入学し
て、勉学をしていることを考えると、一般的には普通以上に出来のいい青年と言えま
す。

喜三郎が二人居るように思えます。そう、たしかに喜三郎が二人いると思えばこの謎
は解けるのです。
何か事情がありそうだと鶴岡は思いました。本人さえ気づいていない事情がありそう
です。

鶴岡が今心に秘めている心配が当っているとすれば、由美子のためにも、そして喜三郎
本人のためにも早くその秘密を発掘しければいけないのです。重大な事件が起きない内
に早く処理する必要があると鶴岡は考えています。

「ジローちゃんの奥さんは美人で、それに、誰にでも優しいから
  若いやつ、特にマザコンの連中は、一目で夢中になるかもな
    藤岡の喜三郎さんは、そんなに悪い子でないと思うけどね・・・

     むしろ・・・、いや・・・それはお門違いだね・・・うん」

浩一は、少し酔った眼で由美子の後姿を追いながら、俺だって出来ることなら由美子
を追いかけたいよ、男なら誰だって、由美子をものにしたいと思うよ、男が悪いので
はなく、彼女が男にとって魅力的で、優し過ぎるのが悪いと、本音を腹の中でつぶや
いていました。

彼の視線の先で、由美子が前かがみになって、地下保管庫から新しい酒ビンを取り出
しているのが見えます。ミニスカートのお尻が跳ね上がり、カットの厳しいショーツ
のボトムが良く見えます。うっすらと亀裂と茂みが見えるような気がします。

これは目の毒だとそっと目をそらせて、喜三郎も何かの時に、これに似た情景に遭遇
して、その瞬間から由美子の虜になったと、浩一は納得しています。浩一と違って、
若い喜三郎は、見境なく由美子の周りにまとわりついて、それで怪しまれることに
なったのだと浩一は考えました。

鶴岡の心配は、こんないい奥さんを持った代償だと、妙な理屈をこねて、浩一は自分の
中で、今夜の話に締りをつけようとしています。
そんな浩一の様子を見て、鶴岡は藤岡家の話題をそこで打ち切りました。これで、鶴岡
が喜一郎のことをさほど気にしていないと悟り、今夜の話をそう深刻に考えないで、
浩一が全て忘れてくれることを鶴岡は期待したのです。

次の日、会社を早退して、鶴岡は3時過ぎには帰ってきました。それから自宅から一歩
も外に出ないで、由美子にある作戦を与えました。最初は少し怖がっていた由美子は、
最後にはこの作戦を楽しむような様子を見せました。

これを見て、先日襲われた後遺症がほとんど由美子に残っていないと鶴岡は判断しまし
た。もし由美子が男性恐怖症にでも陥っていたら、と鶴岡はこのことが一番心配でした。

由美子がその青年をそれほど恐れることなく、この作戦に喜んで加担してくれることが
判り、この作戦の一つの目的がクリアできたと思いました。

夕暮れには未だ少し時間を残している頃、喜三郎が、学校帰りらしく、いつものとおり
遠回りして鶴岡家の前を通りかかりました。
ゆっくり歩きながら、生垣の隙間から、透かす様に家の中を見て、それとなく由美子を
探しています。

庭でバラの手入れをしている由美子と目が会いました。その瞬間、青年はぽーと赤く
なって、下を向きました。次の瞬間、少し緊張した顔を上げて、由美子に頭を下げまし
た。

「昨日は失礼しました・・・・」
青年は下げた頭をしばらく上げませんでした。由美子はゆっくりと微笑んで、右手で軽
く手招きしました。家に入って来いという意味です。青年はその意味を計りかねて、途
惑っている様子ですが、やがて、勇気を奮い起こしたようで、門扉の方に向かい、玄関
扉の前に立ちました。

居間のソファーで出されたケーキにフォークを入れて、青年は美味しそうに食べていま
す。紅茶を飲み、やっと落ち着いたようで、居間とそこから見える食堂、キッチンを物
珍しそうに見回しています。昨日は、夢中でその余裕がなかったのでしょう。

「狭い家で、驚いたでしょう。何もないのが、珍しいでしょう」
突然、由美子の声が後ろから聞こえて、彼女が艶やかに姿を現しました。先ほど庭で見
た作業衣を着替えてきたらしく、花柄のノンスリーブワンピースを軽やかに着ています。
広い裾が由美子の移動に連れてゆるやかに動いて、優しい香がそこから沸きあがってい
ます。

そのまま、喜三郎の前のシートに座りました。生足がきれいに輝いていて、膝小僧が青
年の前にさらされています。低いシートですから、膝小僧が一番高い所にあって、そこ
から大腿部、そして股間にいたる線がよく見えますが、スカートの暗がりに隠れてその
奥は判然としません。

喜三郎を性的にあまり刺激するなと鶴岡から釘を刺されています。しかし由美子は男の
前に出ると、その男の気持ちが判り、つい、男の希望に沿う行動を取ることになるので
す。青年が由美子の膝小僧に注目して、その扉が開くのを待っているのが良く判るので
す。

庭のバラの話をしながら、禁を破り、少し膝小僧を開きました。青年からショーツまで
見えるはずです。今日は白いハイレグのショーツです。

青年は少し紅潮して、それでも嬉しさを隠さない様子で、由美子をじっと見つめていま
す。由美子はもう恐怖心とは無縁の所に居て、鶴岡がいなくても、この青年となら二人
きりになってもいいと思い始めていました。それでもようやく今日の目的を思い出した
らしく、にっこり笑って、核心に触れました。

「早速だけれど、昨日、何故あんなことをしたか教えてほしいの・・・・」

青年はその質問を予想していたらしく、案外すらすらと話し始めました。
青年と由美子が話し合っている居間と隣り合わせの書斎で、鶴岡は待機しています。ど
んな話しの展開になるか予想が付きませんが、由美子とその青年をもう一度合わせるこ
とにしたのです。

青年がごく普通、いや、普通以上の知能と理性を持っている人物だと判断して、昨日の
不可解な行為の背景を青年から聞きだすことにしたのです。その結果次第で次の対策を
考えることにしたのです。

その頃、殿山御殿の奥まった一室、当主の寝室で蠢く二人の影があります。
当主の趣味なのでしょう、部屋は中世ヨーロッパ宮殿風の内装で統一されています。広
さは10メートル四方ほどで、それほど広いものではありません。

部屋のほぼ中央に金襴の天蓋が掛かった朱色の寝台があります。天蓋から薄紫のレース
が下がっていて、空調機の風にゆれています。ブルーのシーツを張ったベッドの上、天
蓋の内側に大きな鏡が貼ってあり、ベッドの上で行われる行為を当人たちが楽しむこと
が出来る仕組みです。

部屋の壁は、何枚かの大きな油絵と数枚の精妙な段通で覆われていますが、ベッドを見
通せる壁に床から天井に届くほど大きな鏡が左右に二枚貼り付けてあります。壁際に陶
製のスタンドが数台配置されていて、そこから鈍い光を部屋に投げかけています。
そして、寝台にはあらゆる照明、ビデオ撮影などの装置が装備されていて、今は鈍い光
がぼんやりと二人の体を浮き上がらせています。

白い寝巻きを着た男の前を開き、萎えた男のものを熱心にしゃぶっている女が居ます。
長い時間その作業を続けているらしく、若草色の長襦袢の前が開き、豊かな乳房の上に
玉の汗が乗っています。全身がじっとりと汗ばんでいて、薄い長襦袢の絹が肌にところ
どころ張り付いています。

時々思いついたように男が女の股間を触っています。そこは、女の愛液以外のものが塗
られているらしく、べっとりと濡れて光っています。

「ゆり子、ありがとう、もういいよ・・・」

女は、バー・リルのママ、ゆり子です。玉の汗が浮かんだ顔に、べっとりと前髪が張り
付いています。男は当主、弥一郎です。

弥一郎は70歳になったばかりですが、最近女が抱けなくなっているのです。気持は湧
き上がるのですが、ジュニイヤがしっかりしないのです。一番お気に入りのゆり子が相
手でも、挿入して放出出来るのは三度か、四度に一度です。最近はほとんどダメなので
す。

夕暮れ近くに、ゆり子が訪ねてきて、店の会計報告をしている最中に弥一郎が催してき
て、急いで寝室に入ったのです。30分間ほどゆり子が頑張ったのですが、結果はよく
ありませんでした。
「御前様、いつものように、一人待機させていますが・・」

ゆり子は、未だ名残惜しそうに、弥一郎のものを手でしごいています。弥一郎はしばら
く考えていましたが、ゆっくりと首を振って、ゆり子にもこの部屋を出て行ってほしい
素振りを見せています。

ゆり子は弥一郎の寝巻きの前を丁寧に合わせて、自分の乱れた長襦袢はそのままにして、
一礼して、ゆッくりとその部屋を出て行きました。弥一郎が軽く手を上げて、笑顔でゆり子
を見送っています。もう連続して二度もゆり子とは不成功です。

弥一郎は少し自嘲的になっていました。もう十分楽しんだ、これで矛を収めてもいいと
思い始めていました。男にはいずれこの時が来ると覚悟していたのですが、やはり寂し
さは拭いきれません。矛を収めると決めたら、ゆり子を始め、数人いる女たちとの間も
はっきりさせる必用があると思い始めていました。

そうであれば早い方がいい、明日からでもさっそく整理を始めよう、弥一郎はそう決める
となぜかすっと体が軽くなって、何時しか深い眠りに落ちていました。

「私は7丁目の藤岡の家に居る、殿山喜三郎といいます。
藤岡加奈子は私の産みの親です・・・・・・・。

大学院で建築設計を専攻していて、毎日大学に通っていますが、このあたりの景色が好き
で、駅からの帰り道は遠回りして、鶴岡さんの前を通るようにしています。
偶然、奥さんを何度か見る機会があり、このあたりと景色と同じ様に奥さんを拝見するの
が楽しみになっていました」

そう言って、由美子から目をそらせて下を向きました。顔は最初から緊張と興奮で紅潮し
ています。

180センチは超える立派な体格で、やや痩身で、丸い黒ぶちのメガネを掛けていてそれ
が端正な顔をやや平均レベルに落とす役目をしています。屋外スポーツはやっていないよ
うで、日焼けをしていない、女性でも敵わないほどのきれいな白い肌をしています。低い
よく通る声で、淡々と話しています。

由美子は、青年と話していて、鶴岡から初めて愛を告白された時のことを思い出していま
した。青年の雰囲気があの頃の鶴岡にそっくりなのです。襲われた時の恐怖をすっかり忘
れて、この青年なら抱きしめてやってもいいと、鶴岡が聞けば仰天しそうなことを考え始
めています。やはり由美子一人で男と会わせるのは危険です。

「昨日、奥さんが庭にもベランダにもいらっしゃらないので、
      あきらめて帰ろうとして、それでも思い切れなくて、
       玄関を覗き見たら、扉が少し開いていているのが判りました・・・・」

青年はここまで話して、突然、話を切りました。苦しそうな表情を浮かべて、何かにじっと
耐えている様子です。それまで笑みさえ浮かべて淡々と話していたのとは一転して、額に
うっすらと汗までにじませて下を向いてじっと耐える様子です。

「扉の隙間から少し灯りが洩れていて・・
  僕の大切な人が・・・・、僕の大好きな人が・・、
    このままでは、危ない・・・・、もういやだ・・・止めなくては・・・・」
青年が下を向いて、苦しみながら、なにやら意味不明のことをつぶやいているのです。

「どうしたの・・・、気分が悪いの・・、お水でも・・」
由美子の問いかけにも返事できないほど苦しがっています。これまでと思い、書斎の扉を
開けて、鶴岡を呼び入れました。

「君、どうしたの、気分が悪いようだったら、ここに横になってごらん・・」
鶴岡が突然出てきて、声を掛けても、青年はそのことにあまり驚く様子ではありません、
チラッと鶴岡を見て、それより当面の体の異常に耐え切れない様子で頭を押さえています。

青年はソファーに横になり、目を閉じてじっとしています。それ以上、容態が酷くなる
ことはなさそうです、鶴岡はしばらく様子を見ることにしました。

30分も休んだでしょうか、青年は起き上がり、はにかみながら、鶴岡と由美子を見て、
お礼を言っています。もう、あの端麗な青年の姿を取り戻しています。

生来の頭痛持ちで、緊張した状態になると、突然激しい頭痛に襲われると、告白しました。
勿論医者には何度も診てもらっているが、はっきりした原因がわからないとも言っていま
す。青年を見る限り嘘を言っている様子はありません。

青年が休んでいる間に、由美子から会話の内容を聞いて、由美子の問いかけが青年の発作
を引き起こした可能性があると鶴岡は推測しました。話したくない話題を無理に話そうと
すると、ある種の拒否ストレスが掛かり、青年の発作が起きた可能性があるのです。

今日、これ以上青年を問い詰めることは、危険だと思いました。彼の健康状態を良く知って
いる人と相談して、今後の対策を決めることにして、これ以上青年を追い詰めることは
まずいと鶴岡は思いました。

「話は次の機会にして、今日は、家に帰ってゆっくり休んだ方がいいよ」
青年は鶴岡の提案を受け入れて、ゆっくり立ち上がり玄関に向かいました。鶴岡がその背に、
なにげない口調で声を掛けました。

「ああ、ちょっといいかな・・・、君のその持病は何時からなの・・」
「はい・・・、高校を卒業する頃からです。それ以来、時々発作が起きるのです」

彼が殿山家を出たのもその頃です。写真でその顔だけは知っている殿山弥一郎に会うこと
になりそうだと、鶴岡は青年の後ろ姿を見送りながら覚悟を決めていました。

ただ、当面、青年を野放しにすると、由美子のことが心配で、警察に相談することも考え
ましたが、何か患っている様子の青年を犯罪者扱いすることが鶴岡にはどうしても出来ま
せん。青年の事情がわかり、彼への対策が整うまで、一週間ほど由美子が家を空けるのが
良さそうだと鶴岡は考えました。

由美子の冒険〔U〕(32) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/05/13(Fri) 23:33
7、  夏祭り

昼過ぎ、鶴岡家のチャイムがなって、玄関カメラで見ると、Uがぼそーと立っています。
久しぶり、と言っても一週間ぶりですが、Uが訪ねてきたのです。急いでスカートの下
からショーツを取り去り、簡単にビデを使って、急いで玄関ドアーを開けます。

顔を見たとたんドーと濡れだし、玄関で抱き付いて、夢中で唇を貪っています。夫、鶴岡
は仕事が忙しくて、ここしばらくご無沙汰です。喜三郎とのことで、性的には相当刺激さ
れていますので、由美子はもやもやしたものが澱のように溜まっていました。そこへ愛人
の来訪です。

ひとしきり激しく吸い付いていた唇を離し、跪いて、チャックを開けました。懐かしい香
がして、既に半立ちのものが顔を出しています。

きれいに禿げ上がった亀頭が窓から洩れてきた夕日に光っています。勇ましく盛り上がった
静脈の間に自慢の真珠が散らばっています。女には見るだけで逝きそうになる光景です。口
に余るそれを丁寧に舐めていると、不思議に由美子は落ち着きました。

これを待っていたのに、なかなかやって来ないから、私は悶えていたのよと、由美子は悔し
くなってそれに軽く歯をあてました。これから、もう少し使いたいから大切にして欲しいと
Uが笑いながら、由美子に頼んでいます。

Uに抱かれて、居間のソファーに置かれる頃には由美子はもう十分になっています。抱かれ
ていても握っている手を離していないUのものも十分です。

「ねえ・・、私、久しぶりなの・・、ほしかったわ・・・
           入れて、ねえ・・、いっぱい入れて・・ああ・・」

由美子はかすれた声を出してUに懇請しています。由美子のかすれた声を聞いて、これは大
変なことになっていると、Uは思いました。由美子がかすれ声でやってほしいという時は相
当欲情している時です、こんな時は、文字通り腰を入れて事にあたらないと大変なことにな
ることをUは良く知っています。

ゆっくり由美子のワンピースを取り去り、丸裸にして、足を肩に担ぎ上げて、前儀を省略し
て、一気に挿入しました。あたりに破裂音を出して、由美子が悲鳴を上げて、仰け反ってい
ます。

それから2時間、Uの死闘が続きました。由美子は全身べっとり濡れて、ソファーに意識を
失って倒れています。由美子の股間が未だ蠢いており、時々、Uの精液を吐き出しています。

Uのシャワーを使っている音が聞こえます。気持ちよい温水に身をゆだねながら、Uは由美
子がまた一段とすごくなったと実感しています、そっと股間を触ってみました。激戦を戦い
抜いたジュニヤが今は静かにうな垂れています。

その日、Uは由美子をS市の夏祭りに誘いに来たのです。もちろん的屋であるUが物見遊山
で夏祭りに行くわけはなく、組長代行でここへ商売に行くのです。

お正月の遠出以来久しぶりの旅行です。由美子は夫と相談して返事すると言いましたが、U
がすでに鶴岡の了解を得た上で由美子を誘っていることを知っています。男達はいつもこの
回りくどい誘い方をするのです。由美子も今はこれを楽しんでいます。

数日の予定で、病院の勤めは夏休みの休暇で処理することにしていますし、鶴岡は一人にな
るのをむしろ心待ちにしている様子で、家政婦の派遣も不要だと言って、笑っています。静
子が来るのを期待しているかもしれません。

由美子は自分のことは棚に上げて、ちょっと妬いて見せました。鶴岡は最近元気がないから
いい休養になると言って、静子が来ても何もしないよと言っています。とにかく由美子が家
を空けることに障害はありません。

由美子が同行することを勿論、Uは喜んでいますが、、姉さんが来ると売り上げが伸びるし、
誰もが不得意な経理や仕入れのコンピュータ管理事務を由美子がやってくれるし、なにより
もUのご機嫌が良くなるので仕事がやりやすくなると、U以上に他の仲間が大歓迎です。

鶴岡はUに事情を話して、数日間、由美子を喜三郎から遠ざけることにしたのです。由美子
にはこの処置を黙っています、彼女はそれほど喜三郎を恐れていませんし、事実そのとおり
喜三郎は由美子に危害を加える危険が少ないかもしれません、しかし、今回の事件は自分の
納得の行く形で処理したいと鶴岡は考えたのです。Uも鶴岡の処置に賛成してくれて、自分
から由美子を誘いに来たのです。

S市の夏祭りは日本で指折り数えられほどの有名な祭りで全国からたくさんの同業者が集ま
るのです、Uの仲間にとっても年に数えるほどしかない稼ぎ時です。

Uは定宿にしている安宿に仮事務所を開いて、仲間からの報告をまとめています。
Uの天狗組は同業者の間で最大の100店の出店を出すことにしていますので、出店の段取
りから、地元の方々への挨拶と連絡、商品の仕入れ、会計、組員の出店への配置とその管理
などなど、目の回る忙しさです。

由美子も会計と仕入れを担当していて、得意のパソコンのキーを忙しく叩きながら、生き生
きと働いています。

その時、組下の一人が駆け込んできました。かなり興奮した様子で、急いで駈けて来たので
しょう、息を弾ませてUに報告しています。

繁華街から少し離れた川沿いの一等地に、安五郎組が出店を張り出したと興奮してUに告げ
ています。そこは、代々天狗組の縄張りで、事前の全国組長会議でも天狗組の屋台を張ると
申し合わせた場所です。明らかに安五郎組の横車です。

最近はこうしたトラブルが少なくなり、安五郎組の勘違いだろうと、Uはそう大きなトラブ
ルになることはないと思いながら、現場に急ぎました。

現場に着くと、安五郎組と天狗組の各々数人が睨みあっていて、広くもない道路を塞いだ形
になっていました。道行く人が十数人立ち止まり、事の成り行きを見つめています。

これはまずいと、Uは、舌打ちして、組の者をしかりつけて、道を開けさせ、道行く人に頭
を下げて、問題はないので通り過ぎて欲しいと手を振りました。事の成り行きを気にしなが
らも、通行人は散らばり始めました。

安五郎組の連中に顔見知りの者はいなく、とても同業者とは思えない者達ばかりです。
この時点でUは、これは厄介なことになりそうだと感じました、とにかく騒ぎを起こさない
よう収めることが大切だと自分に言い聞かせたのです。

安五郎組の一人は天狗組の屋台を手に持った鉄棒で壊しはじめている者さえいます。Uの組
下のものだって、血の気は多くて、こととしだいでは、派手な立ち回りだって辞さない腕と
度胸を持ち合わせた連中です。

Uが来るまではと我慢しているようで、屋台が壊されても手を出していません。これは日頃
の教育の賜物です。

Uはいきり立つ組下の者をなだめて、今日のところは引き下がるよう説得して、血の気の
多い若者をしかりつけるようにしてその場を去らせました。彼らが後ろに引き下がり、U
一人が前に出て交渉にあたる姿勢を相手に見せました。

Uは相手の代表を探しましたが、見当たりません。そこにいるのは、血気ばかり盛んな、
ならず者ばかりです。
Uを無視をして、鉄棒を振り上げて屋台を壊している若者が一人居ます。相手の中でも群
を抜いて屈強な体をしていて、強そうです。

その鉄棒を持った腕をUが捕まえました。その若者は驚いた顔をしてUを振向いていて居
ますが、Uに掴まれている腕の痛さに耐えかねて声すら出せません、手に持った鉄棒を地
面に落として、腰をかがめて痛さに耐えています。それでも悲鳴を出すことだけは我慢し
て、驚いた顔のままUを見ています。

数人いる仲間の者は、二人を取り囲みましたが、彼らにもUの凄さはわかるようで、声も
出せない様子で、ただ見ているだけです。

安五郎組の代表者と話がしたいとUは静かに周りの男達に声を掛けました。男達は隙あら
ば、Uに飛びかかろうとしていますが、仲間で最強の男が、軽く手をひねられているので
すから、簡単に飛びつけません。しばらく沈黙のにらみ合いが続きました。

仲間の間を掻き分けて、ようやく前に出てきた男は、30歳代のそれらしい男です。
Uはその男を見て、手を握っていた若者を軽くその場に押し放ちました。その拍子に、鈍
い音がして、その若者の肩が脱臼したようで、苦痛に顔をしかめて、必死に悲鳴を抑えて、
その場に若者は座り込んでいます。

周りの男達は、その様子を見て、かなり戦意を喪失したようで、この場は、前に出てきた
男に任せる形で、後ろに引き下がりました。

その男は、Uの前に立ってこの地域で名の売れた北組の名前を言い。そこの若者頭の補佐
役だと名乗りました。

やはり同業者ではなかったのです。安五郎組の権利を借り受け、屋台を取り仕切ることに
なったから、そう承知して欲しいと凄みを利かせて言いました。
安五郎組は、この地には誰も来ていないので、全て自分が取り仕切ることを任されている
といい、この川べりの場所は、自分たちが仕切るから、天狗組は少し離れた場所に屋台を
張れと言い出したのです。

安五郎組からも何も聞いていないし、同業者の約束事は自分たちには関係ない、地元の自
分達が良い場所を仕切るのは当然であるとも言いました。事情は知った上で横車を押そう
としていることは明らかです。

首一つ背の高いUを見あがるように、その男はそれなりの凄味を出して、力いっぱい対抗
していますが、役者の違いは明らかで、誰から見ても、Uの相手でないことがわかります。

男の声は緊張で次第に高くなって、最後には、悲鳴に似た高い声でとにかく、準備した口
上を全てUに伝え終わったようです。

その男の言い分を黙って聞き終わり、Uは無表情な顔で男を見ながら話し始めました。
「困りましたね・・・、私は天狗組の宇田川といいますが、
   安五郎組組長がここに居なくて、あなた、そう、北組の方でしたね、
     若者頭の補佐役さんでしたね・・・・・、
ここの責任者だそうですが、その貴方が同業者組合の約束事が判らないといわれると、
    話し合いでは結論は出ないようですね・・・・」

Uは、この男といくら話し合っても結論は出ないと思いました。組のかなり上の方に、
この計画を企み、彼ら血気盛んな連中を煽り立てて、送り込んで、横車を押させている
者がいるはずです。

「貴方の一存で、ここから引き下がることを決断出来ないようだし・・・、
  私と刺し違えても、ここを守るよう、上から言われているのでしょう
    貴方とここで遣り合うのはたやすいが・・・・どうしますかね・・・」

静かな口調でUはその男の目を見ながら話しました。その男は何も答えません、ある時
点から Uの静かな迫力に押されて、顔面は蒼白になり、しっかり握った手が震えてい
ます。

それでもここは死守すると決めているらしく、目を血走らせて、仁王立ちになって、U
から視線を逸らさないよう必死に耐えています。そこに立っているのがいっぱいの感じ
で、Uとやりあう余裕は、もうこの男にはありません。

「ここで、あなたといざこざを起こして
  お祭りに集まった皆さんを困らせることにでもなったら大変ですから、
     ここは取り合えず、天狗組が引き下がることにしますよ・・・・、」

Uはその男に背を向け、何ごともなかったかのように仲間の方に向かって歩き始めました。
男は動けません。Uが背を向けると、がっくりと肩を落とし、今にも座り込みそうなほど
疲れているようです。Uの凄まじい迫力にじっと耐えていたのです。

とにかくこれ以上もめ続けて、警察がこの場に出動してくることにでもなれば大変です、
Uは仲間をなだめて、この場から急いで引き下がるよう大声で指示しました。その声が
遠くに聞こえるよう、何度も大声で繰り返しました。

遠巻きにこのトラブルを眺めている人垣が厚くなっています、一刻の猶予も出来ない状
態です。警察は既に出動して近くに待機して、こちらの様子を見ていて、ここに出るタ
イミングを計っているところだとUは思いました。Uの仲間への指示を聞き分けて、と
にかく警察がここに出てこないことをUは祈っていました。

野次馬の輪が解けはじめました。Uの仲間が屋台の解体を始めています。北組の連中は
その場から去っています。遠巻きにこちらを見ているのでしょう。どうやら警察の出動
はないようです。それを確かめてUは解体を仲間の者に頼んで、代わりの場所を決める
ため、その場を走り去りました。 

Uは事務所に居る立花組長、常さんと連絡を取り、安五郎組の組長を探し出し、情報を
集めてもらうことにしました。彼はやはりS市には来ていませんでした。

由美子の冒険〔U〕(33) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/05/14(Sat) 16:46
組の借金の形に、この祭礼の出店の権利を一時的に金融業者に譲った、それが回りまわって、
北組の手に落ちたようで、こうなることは当然判っていたが、どうにもならなくて、あんな
ことになった、もう同業者組合には出られないと、安五郎組長が謝っていた、との連絡が常
さんからあり、北組みと話し合う道はなく、彼らは力ずくで横車を押すつもりだろう、組下
のものを引き下げたUの判断が正しいと言い、今年は他の場所に店を出したほうが良いとア
ドバイスされました。

UはS市に来ている同業者仲間の組長達とも連絡を取り、今年に限り天狗組は、別の場所に
屋台を張ることを決めました。
場所を決めて、屋台の準備を開始したのが祭り当日の夜中でした。Uは一睡もしないで、仲
間と一緒に屋台の準備に忙しく立ち働いています。由美子も勝手が判らないなりに、弁当を
運んだり、屋台の準備を手伝ったりしています。

「由美子さん、由美子さんではないですか」
朝日がかなり高く上った中で立ち働いていた由美子が、屋台の準備の手を止めて振り返ると、
一人の制服警官を取り囲むようにして、背広で身を固めた数名の集団がいました。その中の
制服警官が声をかけてきたようです。

「伍台さん、・・・・そう伍台さんよね」
由美子は驚いた様子を隠そうともしないで制服警官に歩み寄りました。彼の手を取らんばか
りに接近して、顔を覗き込んで、にっこり笑っています。制服警官もニコニコ笑いながら、
由美子の顔に自分の顔を押付ける仕草をしています。

警察官の仲間も、由美子の仲間も、一様に驚いた様子で二人を見ています。
肩が露に出ていて、小ぶりの乳房の半分は見える白いTシャツ、お臍が見える長さで、後ろ
に回るとTバックの紐が時々顔を出します。

肌にぴったり張り付いた淡いブルーの綿パンツ、そこにはショーツラインは見当たりません。
この艶やかな的屋の女の手を取って、今にも抱きつきそうにしている制服警官の姿は人目を
引くようで、通りを通る人、皆が注目しています。そこからほのぼのとしたムードが立ち上
がっていて、皆、二人を見てニコニコ笑っています。

「久しぶりですね、鶴岡君は元気ですか」
「ハイ、元気です、と言っても、夫は家に居ますけれど、ふふ・・・・
  私、声で伍台さんだと判ったけれど、制服だから最初は判らなかったわ、
     聞き違えたかと思ったわ・・・・」
由美子はにこやかに笑って、頭を下げました。

「・・・鶴岡は元気ですか、それは良かった。
  なつかしいですね・・・・もっと話がしたいが・・・、今、見回り中ですから、
   後で連絡します、時間をとってくださいね。しばらくこの街に居ますね・・・」

その制服警官はゆっくりと由美子と周りの様子を見て、何か事情はありそうだが、そう悪い
ことが彼女に起こっている様子ではないと思ったようで、それでは後ほどと言って、手を
振ってそこを立ち去りました。

伍台は当然昨夜の北組と天狗組のごたごたは知っていて、今日の見回りの主眼はそのことに
あったのです。その当事者の天狗組屋台で由美子を見つけたのです。伍台の周りの警察官は、
天狗組の女と伍台が知り合いであることに当惑と驚きの入り混じった思いです。伍台はその
ことをまったく気にしていない様子です。

天狗組の仲間は、由美子の素性を知っていますので、制服警官と由美子の夫が知り合いで
あってもそれほど驚いていません。そんなこともあるだろうと予測の範囲内なのです。

「大学の同級生の奥さんだよ・・・」
その警官が仲間に声高に話しているのが由美子にも聞こえてきました。
由美子が見送っていると、伍台が後ろに居る背広の仲間に何事かささやいています。その男
が、仲間から離れて由美子に近づいてきました。由美子は彼を笑顔で迎えました。

「署長から、いえ、伍台から奥様のホテルと連絡先を聞いてくるように言われましたので・・」
自分の名刺を出しながら、言いました。
「伍台さん署長さんなの、そう、貴方は、・・・警部補さん、
      皆、偉いのね、私の旅館の電話番号は、えっと・・・」
メモを探していると、そばにいる由美子の仲間が直接その刑事に答えました。彼はその番号
と旅館名をノートしています。

「夜、よろしければ夕食にお誘いしたいと伍台が言っておりますが、
   いかがでしょうか・・・ハイ、
     それでは夜7時に、本人がお迎えに参りますのでよろしくお願い申します」

刑事は丁寧に挨拶して去って行きました。
由美子の仲間たちは、屋台の準備をしながら好奇心いっぱいの眼で、先ほどからの警察と
由美子との様子に聞き耳を立てています。しかし一切、質問はしません。

ところが由美子は勿論、彼女の仲間も気がついていなかったのですが、伍台と由美子の遭
遇を物陰からじっと見ている人物がいたのです。どうも、昨夜のトラブル相手、北組組員
の一人のようです。制服警官の一団を就けていて、由美子と署長の遭遇を目撃したのです。
その男は後ろにいる若い男に何事か指示して、連絡に走らせました。自分は由美子を見張
るつもりのようです。

徹夜の準備の甲斐があって、人通りが増える昼前にUたちは店をオープンできました。場
所変えで心配していた客足はここでも途絶えることはなく、狙った売り上げを達成できそ
うな様子です。ようやくUにも笑顔が戻って来ました。

店の商売は待機していた者達に交代して任せることにして、徹夜組が旅館に帰り、食事と
お風呂を済ませて、夜に備えて一休みするのです。

お風呂を済ませたものから順に、大広間に並べられた昼食を黙りこくって掻きこんでいま
す。焼きソバと飲み物です。風呂上りで男は上半身裸でショーツ一枚、女は、ブラか、
キャミソールにショーツ姿です。

徹夜の仕事で疲れているはずですが、それでも燃えるような欲望が男にも女にも湧きあ
がっています。食事をしている間から、互いの湧き出た性液の香が相手を刺激して、
もう、我慢できないほど興奮しているのです。

ぎらぎら輝く目と目を絡ませあい、時々互いの性器を箸やフォークで触っています。堪
らず、一人の女が男にかじり付き、男の性器を手でしごきながら唇を求めています。 

男達はほとんど股間から自分のものを露出して、女に見せています。女達も皆が胸を出
し始めました。中にはショーツの布を横にずらせて、その部分を見せている女も居ます。
とりあえず食事を終わらせることが先決です。

食べ終わったものから、その場で絡み始めています。激しく口を吸いあい、互いのショーツ
を剥ぎ取り、あるものはその部分に口を押し付け、ある者は手で刺激しています。

充実した仕事を達成した後は、体の疲れとは別に、食欲と性欲は旺盛になるようです。

一階で夕食の準備をする旅館の人達の耳に、おおらかな愛の喘ぎ声が二階から聞こえてい
ます。旅館の人達はこのことに慣れているらしく、今日はいつもより激しいね、仕事が上
手く行ったのかね、と笑いながら囁きあっています。

「若女将にはチョッと辛い雑音ですね、はは・・・」
親の代からこの店の料理場を守ってきたおじさんが、側に居る家付きの若女将をからかい
ました。若女将、町子は高校を2年前卒業して、この家を継ぎ、6ヶ月前、板前をやって
いる真治と結婚したのです。彼は今でもおじさんの弟子として働いています。

色白で、面長、細い目が優しさを強調していて、素朴な人の良さそうな女性です。ノン
スリーブワンピースに、白い前掛けをつけて、やや長めの髪の毛を赤い紐で後ろに束ねて
います。

「嫌な、おじさん・・、あの人達が起きると夕ご飯よ、お腹を空かせているはずだから、
              美味しいもの作ってね・・」
そう言って、少し頬を染めて、意味のある流し目で離れたところに居る夫を見ました。
真治はそんな雑音に無関係に、夕食用の魚をさばいています。

町子は最近やっと夜の情交が楽しくなってきたのです。未だ、二階の彼らのように大声を
出すところまで行っていませんが、今夜にでも、一度声を出してみようと思っています。
そう思うと、なぜか下半身が熱くなりました。おじさんの言うことが当っているようです。

「窓を開けていると近所からクレームが来るから
                    チョッと見てくるわね」
誰にともなくそう断って、ちょっと覗いてみる気になりました。毎年、彼らはここに泊
まりにくるので、それまでも何度なく見る機会があり、興味を持っていたのですが、未
婚の身では側によることがためらわれたのです。

結婚して、女将を継ぐと、責任もありますし、それ以上に、夜の快感を感じ始めると、他
人がどのように楽しんでいるか興味が湧くのです。まして、二階の人達はその道ではプロ
です。きっと参考になる体位やテクなどが見られると期待したのです。

町子はいつものようにトントンと足音立てて、二階に上がりました。30畳は越える大広
間と、8畳間が5室、、6畳間が10室あります、この部屋を全て天狗組が使用してい
ます。一階にも同じ規模の部屋がありそちらは昼組が使用しています。

二階に上がると、男と女の嬌声がさらに強くなりました。強い性臭が漂ってきます。町子
はドーと濡れてくるのを感じています。目を見張る光景がそこに展開されています。

大広間に20組近くの男女が絡んでいるのが見えます。この部屋は、食堂と居間兼用で、
寝室は別の部屋が割り当ててあるのですが、この大広間が気持ちいいのでしょう、ほぼ全
員がここに集まり絡んでいます。

暑い盛りで、クーラも十分効かない日本旅館ですから、部屋のふすまを開け放って、居ます。
さすがに屋外に向けた窓は締め切っているようです。

全員、男も女も丸裸になって、励んでいます。あるものは女の後ろから、あるものは女が男
の上に馬乗りになり、あるものは男の下にいながら、同じ姿勢で男に抱かれている隣の女と
同性同士、唇を寄せ合っています、感じてきたらしく顔をしかめて、ごめん、良くなったか
ら私逝くわねと断って、上の男に両手両脚でかじり付き、腰を激しく動かしています。

男達は、北組の横車に怒りの言葉を出しながら、女たちの股間に、業物を力いっぱいぶつけ
て、ストレートに責めています。女達は目を閉じてひたすら快楽を逃がさないよう、集中し
ているようすです。

男の黒くて、太いものが女の大きく開いた亀裂に吸い込まれ、引き出されているのが町子か
ら良く見えます。白い泡がその周りに湧き出ていて、町子にもその音が聞こえます。もう、
町子は股間に手をやって慰め始めました。そこはショーツをべっとりと濡らすほどです。
彼らからも、町子は見えるはずですが気にしている様子はありません。

ひとしきり光悦の声が響いた後、ばったりと静かになり、後は、高く低く鼾が響いてきまし
た。

女の中に出した瞬間、直ぐ寝込んでしまった男達が大半で、ポロリとあれが零れ落ちていた
り、未だ抜けないで入ったままのものもあります。女たちもそんな男の頭を優しく撫ぜなが
ら、何時しか一緒に眠りに落ちています。

すべてカップルが、ほとんど全裸で、眠りこけています。クーラが十分効かない部屋ですか
ら、タオルケットすら掛けないで、挿入部分を丸出しで、あふれ出る愛液と精液を垂れ流し
て、ひたすら眠り込んでいます。広間は男と女の生々しい交情の香が立ちこめ、そこにいる
だけで生命の息吹を感じ取れる雰囲気です。

町子は激しい男と女のおおらかな交情を見て、美しいと思いました。同時に下半身にたまら
ない感情が湧き上がって来るのです。喉もからからになりました。そっと指を入れて、それ
から一気に、擦りたてました。

きらめくような快感が襲ってきて、その場に崩れ落ちるように座り込んでしまいました。少
し悲鳴を上げたようです。誰も町子の行為を見ているものは居ません。町子は、また新しい
悦楽を体験したようです。

彼らは暗くなる頃までそのまま眠り、その後、夕食を摂って、夜の出店に出て明け方近くま
で商売します。
高く低く、眠りの音が大広間を埋めています。町子はゆっくり立ち上がり、身仕舞いをして、
階段を下りてゆきました。

「ふーッ、凄いわ・・・、おじさん・・・、でも、あれでいいのね・・」
おじさんは、紅調した町子の顔を見て、からかうことをしないで、にっこり笑っています。
昨年、交通事故で両親を相次いで失った町子を、このおじさんが支えてきたのです。我が子
以上にかわいいようで、いい絡みを見て幸せな結婚生活を送ってほしいと思う気持ちが顔に
表れています。

Uと由美子は、組の事務所を兼ねて、6畳間を二人だけで使用しています。二人の様子も大
部屋とそう変わりありません。由美子は濡れに濡れた片脚をUの足に絡めて、彼の裸の胸に
手をおいて、笑いを浮かべて眠りこけています。Uの黒いものが、由美子の股間に入ったま
まです。

由美子の冒険〔U〕(34) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/05/15(Sun) 14:44
遅い夕暮れがようやく西の空に見え始めた時、由美子は仲間の一人、若い組員、肇に揺り
起こされました。彼は昼の当番で、店を抜け出して来たのです。伍台との約束の時間が
迫っている事を知らせてくれたのです。恥ずかしい姿になって、寝ているところを旅館の
人に起こしてもらうより、彼がいいと思って由美子が頼んでおいたのです。

眠い目を擦りながら由美子が目を覚まし、若者を見て、にっこり笑いました。由美子の股
間にはUのものが入ったままで、腰にひも状のなったキャミソール以外身につけていませ
ん。

若者は由美子を揺り起こす前に、全てが露出されたその肢体を十分楽しんだはずです。U
の放出した液がその部分から溢れています、布団のシーツは由美子の愛液と潮で、ぐっ
しょりと濡れて、生々しい香を発散しています。 

未だ挿入され、精液が固まって、膣壁に張り付いているUのものを由美子は両手でゆっく
り引き抜こうとしています。股をいっぱいに開いて、自分の股間を覗き込むようにして、
Uのものを引き抜こうとしています。

所々、強く張り付いていて、それが痛いようで、黒い肉棒とサーモンピンクの膣壁の間に、
由美子はゆっくり指を入れて、張り付いた部分をはがそうとしています。指を入れるとそ
こからグズグズと白濁液が湧き出してきました。

由美子に寄り添うようにして、そこをじっと見ている若者の顔を見て、淫蕩な笑いを浮か
べて、痛いのよ、手伝ってくれると、顔をしかめています。

やっと抜き終わって、未だぬらぬらと光るそれは少し衰えているものの、それなりの威容
を保っています。女がその先に軽く口付けして、思い直して、口に含んで吸い込んでいま
す。

由美子の唇が精液で淫らに光っています。口に肉棒を咥えて、由美子は側に居る若い男の
顔を見て、眼で笑っています。女の股間からドーと精液と愛液の混じったものが流れ出ま
した。膣が蠢いているのです。由美子はまた欲情してきたようです。

若者は股間を押さえてじっと見ています。由美子がその股間に手を伸ばしそれを摩ってい
ます。若者はそれを既に露出していたのです。いっぱいに膨張して、由美子の手を押し広
げて、先端から透明な汁を流しています。その液を由美子が指で掬い取り、唇に塗りたく
り、それを舌で舐めています。若者はまた液を吐き出しています。

由美子は流し目で若者を見て、彼がもっとよく見えるように向きを変えて、両手を後ろに
ついて、そこを彼の目にさらしています。そこから愛液と精液が流れ出すままにして、若
者にそこを見せ付けています。

彼は真剣な顔をしてその由美子の行為をじっと見ています。彼の股間のものは凄い勢いで
立ち上がり、爆発寸前です。

眠りから十分に覚めていない由美子の表情が淫蕩なものになっています。由美子は若者の
膝に彼女の両足を乗せて、大きく股を開き、ゆっくり指をそこに入れ、若者を見ながら擦
り始め、時々ホールに指を入れ、濡れた指を取り出し、それを舌で舐めています。

由美子の唇は精液と愛液でぬらぬらと濡れて光っています。由美子の目は靄が掛かったよ
うに、陶然としていて、若者を見つめています。グチュグチュと由美子のその部分から愛
液の溢れる音が若者に届いています。

肇は、この地にやってきて初めて由美子に会って、すっかりその魅力に参っているようで、
はたから見ていても、いじらしいほど由美子に付きまとっています。

「ほら・・、ハジメ、姉さんが荷物を持ち上げようとしているよ、
                 手助けしなくちゃだめだよ、ハハ・・・」

周りの皆にからかわれていますが、本人はいたって真面目で、一途に由美子に入れ込んで
います。そういっても肇にとって由美子は組長の姉さんで、いわば雲の上の人です。こう
して、一緒に仕事できる機会は多くありません。今日も自分から志願して、由美子の予定
にあわせて、彼女を起こしにきたのです。

勿論、由美子は彼の気持ちを十分知っていますが、仲間内で不倫の男女関係は許されない
ことを知っていますので、上手くいなしています。それでもかわいいと思う気持ちは隠せ
ないもので、ふざけた仕草で、皆が見ている前で、彼の頬にキッスしたりしています。

この時もそうです、十分にそこを見せ、彼女の指でそこを擦って見せて、さらに由美子は
若者の手を取って、自分の股間に持って行きました。未だこんこんと性液が流れ出してい
るその部分を若者は嬉しそうに触っています。

若くても性の経験は豊富ですから、その部分の触り方は熟練しています。心地よい刺激に
由美子は、眠気を徐々に振り払っています。もうそこは新しい愛液を出し始めたようです。
由美子は少し悶えた声を出して、若者の行為に応えました。

彼に自由にそこを触らせながら、由美子は若者の首に両手を掛けて、キッスしています、
激しく唇を貪る若者の力に由美子はしばらく抱かれたままの姿勢で、若者のなすままに
なっています。

若者が悶えて次の行動に移ろうとした時、由美子は若者のジュニアを片手で握り、強く弱
く絞りたてました。若者が由美子の手の中でドクドクと放出して、由美子の膝のあたりに
生暖かい激情の液を撒き散らしています。

由美子は、若者のものを口で清めてやり、ありがとうと言って、立ち上がり、風呂場に向
かいました。若者は由美子の残り香が強く匂う指を口に運びながら、由美子の露出したお
尻をじっと見送っています。

後ろから見ても由美子の亀裂ははっきりと見え、その大陰唇が豊かなお尻を押し分けるよ
うにして顔を出しています。若者はまた、急激に高まっています。
彼には未だ特定の女性は居ないようで、その気になれば仲間の女性で彼に興味を持ってい
るものは居るのですが、彼は慎重に選んでいて、その気になる女性が出来るまでは一時的
な欲望はお金で処理しているようです。

お風呂を上がりバスタオルを使っているところを、入口の戸に半身を隠して、肇がじっと
女を覗いています。由美子は勿論知っていて、全身をゆっくり拭き、男に十分に見せて、
股を開いて股間にバスタオルを押し当て、チョッと指を入れ、中のお湯を流し出して、
ゆっくりそこを拭いています。肇は露出した肉棒を握り締め、瞬きもしないで見つめて
います。

「肇ちゃん、背中を拭いてちょうだい」
由美子は、肇に笑って声を掛け、手に持ったバスタオルを彼に手渡しています。脚を少
し開いていますので、きれいに清められた亀裂が見えます、激しい交接の後ですから、
サーモンピンクの中身がはみ出しています。

肇が女の背中を拭いています。背中からお尻にタオルが移ってきました。女は大きく股
を開いて、両手を前に着く姿勢をとりました。股間の亀裂の全てが男に解放されていま
す。

「そこも、きれいに拭いてね・・・、優しくしてよ・・
       いっぱい、チ○ポを入れたから、少し腫れているでしょう、ふふ・・」
由美子が未だ眠気が取れない淫乱な顔で、肇を下から見ながら刺激しています。

最初はタオルで丁寧に拭いていましたが、拭いた後から、また濡れだすので、堪らず男は
そこに唇を寄せて、湧き出る愛液を吸い摂っています。
「ああ・・ん、肇ちゃん、そんなことしたら、また濡れるわ・・・・ん」

若い男はズボンを脱ぎ一気に挿入しました。女はそれを待っていたようで、頭を床につけ、
腰を突き上げ、男の激しい突きを受け止めています。
若い男は極限まで膨張した肉棒を力の限り打ち付けています。由美子は息絶え絶えで、悲
鳴さえ上げることが出来ません。床に愛液が滴り落ちています。

男が終わりに近づいたようです。一気にピッチを上げて、低い唸り声を上げて放出しまし
た。隙間から破裂音を出しては白濁液が糸を引いて飛び、風呂場の鏡に激しく当って砕け
散っています。
男が女の上に倒れこみました。女は悲鳴を上げて、潮を大量に噴出しています、きれいに
した体にまた愛液と精液が塗りこめられています。

白いポロシャツ、白のズボンとラフな私服で伍台が狭い旅館の玄関に立っています。
由美子は胸から上を思い切り出した淡いブルーのワンピースです。風呂に入ってさっぱり
して、軽くお化粧を済ませています。二人の男との交情のほてりがそこかしこに残ってい
て、彼女の肌は輝いています。伍台はまぶしそうに由美子を見て、近くのレストランを予
約してあるから、少し歩こうといい、祭りの雑踏の中を、二人肩を並べて歩き出し始めま
した。

「十年ぶりかな、最後に会ったのは、僕が九州へ転勤する前で、僕はそれから7年して、
こちらにまた転勤して来たのだけれど、前より由美子さんきれいになりましたね、なん
だか、こう輝いている感じです」

伍台は若者のように多少、はしゃいだ口調で言いました。多分、祭りの華やかな雰囲気が
彼の口も軽くしているのでしょう。
由美子は、雑踏の中で自然な感じで彼の腕に手を絡めて、歩いています。その時、先ほど
の絡みで流し込まれた若者のものがスーと亀裂から湧き出てきて、大腿部に流れ、そこが
冷たい感じになりました。

強い放出を膣で受け止め、簡単にシャワーで体の表面を洗い流しただけですから、その中
まで十分に処理できていないのです。声が出そうになったのを辛うじて抑えて、そこに屈
みこみたいほどの衝撃を受けました。伍台の腕に思わずすがり付いていました。
愛液も湧き出してきたようです、さすがザーメンの威力は違います。男に敏感になってい
るせいでしょうか、伍台の肌の匂いが強く香って来て、由美子を夢心地にしています。

「ありがとう、綺麗だといわれるとうれしいわ、
  ああ・・・ん、気持ちいいわね、なんだか楽しいわ
   毎日が楽しくて、充実しているのよ、からだの調子も良いし、主人も優しいし、
    それで少し輝いているのかな、ふふ・・・
 伍台さんも元気そうね」
由美子は正直に今の気持ちを伝えました。

二人の男に抱かれて、いっぱい二人の精液を注ぎ込まれて、それを吸い込んで全身に女
の精気がみなぎっていて、今、それが流れ出して、思わず声が出そうになったと言いた
かったのですが、さすがにそうは言えません。伍台は敏感に女が欲情してきたことを感
じ取っていました。かすかに愛液の香がします。

「昨日の夜、声をかけられた時は、びっくりしたわ、でも、直ぐ声で伍台さんだと判っ
たわ、制服も似合うわね、初めてみたわ、伍台さんの制服姿、署長さんでしょう、大変
でしょう」
伍台は自分の腕に絡めた由美子の手をひんやりと感じながら、由美子の新婚当時に自宅
に招かれて、初めて会った当時を思い出していました。

当時20歳前の新婚の由美子は女子高校生そのままで、苦心惨憺して作ってくれたとん
かつが黒焦げになっていたことも思い出しました。それを恥ずかしそうにお膳に出して、
なれない手つきでビールを手にして、伍台の持ったコップにビールを入れてくれました。
それが溢れて、三人で大慌てしたことを思い出しています。

あれから何年経っただろう、伍台もその後結婚し、伍台と鶴岡、二人の男は順調に出世
して、充実した家庭を築いています。

由美子はとにかく幸せそうです。あの頃の面影は残しながら、豊かな女性に成長してい
る由美子を見て、伍台は心豊かになりました。ただ、部下からの報告では、由美子は天
狗組組長代行、宇田川の情婦となっています。

由美子の口調と様子を見る限り、荒れた所や、暗いところは一切無く、恵まれた環境に
居る重役夫人そのものです。担当官からは宇田川についても報告を受けていました。

昨夜、宇田川の天狗組とこの町の暴力団、北組の間で屋台の場所取りで揉め事になり、
宇田川がうまく取りまとめ、大騒ぎにならなかったが、もともと、北組の横槍だと担
当官は言っていました。

重役夫人で的屋組長の情婦、その眼で見ると由美子はそれにふさわしい妖しい魅力が
溢れています。無邪気に屋台を覗き込んでいる由美子の横顔に伍台は見入りました。
明るい照明が店頭の極彩色のおもちゃに反映して、由美子の顔に、多様な色を投影し
ています。うっすらと汗がにじんだ肌の色が由美子の表情の動きにつれて、鮮やかに
変化して、彼女をより神秘的に見せています。

薄い布地のスカートを押し上げるように豊かなヒップラインが現れていて、きれいな
生足にうっすらと、汗にしては少し粘り気のある液体がぬめぬめと輝いています、銀
ラメのサンダルがその先端で光っています。全身から豊かな由美子の体臭が立ち上が
り、その刺激で先ほどから伍台は十分高まっています。

ところで、二人は気が付いていないのですが、二人の後を追って、3組の男達が後を
就けています。二人の直ぐ後ろにジローさん、その後に北組の若者二人、そして最後
に刑事らしい二人です。

ジローさんは、ほとんど無警戒な様子で、二人からすこし距離を置いてついて行きま
す、緊張しているのはその後ろの二組で、先頭の男女に注目して、緊張した様子を表
に出して、就けています。

予約したイタリアレストランへ二人は入りました。後を就けていた三組の内、ジロー
さんだけが、店内に入り、カウンターで軽い飲み物を注文しています。

由美子の冒険〔U〕(35) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/05/16(Mon) 18:27
「伍台さん、私のこと調べて、もう知っているでしょう・・・。
  おまわりさんには隠せないものね、
   そう、今日は、私は天狗組組長、宇田川の情婦よ、

 家に帰れば重役夫人、面白いでしょう。
  もちろん鶴岡も承知だわ、
   承知と言うより、彼と私でこの関係を作ったのよ」
席について、一通りオーダが終わり、甘いリキュールのカップを舐めながら、伍台の目を
まっすぐ見て由美子が話しました。

「話せば長くなるけれど、子供も大きくなり、
  私達というより私のことを考えてくれて、
   夫がもっと女の人生を楽しみなさいと言ってくれて、

Uさん、いえ、宇田川と私達夫婦の変な関係が出来上がったの、
       他人にこのことを話したのは、貴方が初めてよ」
由美子は少し上気した顔に笑みを浮かべて、伍台を見つめて、悪戯ぽく片目をつぶりま
した。

「ねえ、伍台さん、貴方、今、変なこと考えていない
  私が凄く男好きで、いやらしく、淫乱な女だと思っているでしょう、
        誰にでも抱かれる女だと思っていない、ふふ・・・・・

でも、いいのよ、そう思われても、そんなに的は外れていないわ
 もう元には戻れないわ、私はもともとそんな女だと思っているのよ」
話し終わって、由美子は伍台にあやしく笑いかけました。伍台は一瞬目のくらむような
情欲を下腹部に感じました。

「Uさんというのは、なかなかの人物らしいね、
    部下から昨夜のトラブルは聞いているよ、
           彼が治めてくれたようだね」
伍台は、出されたマグロのマリネにナイフを入れながら、由美子への肉の誘惑を断ち切
るために話題を変えました。

「あの方は、そのUさんの手下の方かな?」
手に持ったナイフを、由美子に判る程度に動かし、ジローさんの席を指しました。

「あら、ジローさんだわ、偶然ね、どうしてここに居るのかしら、
  彼、Uさんの仲間よ、良く判るわね・・・・、さすが署長さんだわ」
由美子は本当にびっくりした顔で伍台を見ました。由美子が派手な仕草でジローさんを
見たのでジローさんも気がついたはずですが、無関心を装って、グラスを傾けています。
ジローさんの話題はそれ以上二人の間では発展しませんでした。

「しかし、鶴岡も思い切ったことするね、由美子さんに愛人を与えるなんて・・、
  うん、こうして由美子さんを見ていると彼の気持ちがわかるな・・・、
   鶴岡一人では、今の由美子さんの魅力を引き出せなかっただろうし、

多分、その後のメンテも十分出来ないよ、ハハ・・・、
  由美子さんだからこそ、その複雑な男と女の関係を上手くこなしているのだね、
     ある意味羨ましいね・・・・、Uさんという男も良い奴らしいし」

由美子はまぶしそうに伍台を見ています。彼がまた勃起してきたことを感じ取って、
ちょっと戸惑っています。もちろん不愉快な気持ちではありません。Uと若者の残り
液が股間をぬらし、伍台の露骨な視線を全身に浴びて由美子自身も、ほとんどショーツ
をぐっしょり濡らすほど、興奮していました。

その欲情した様子は、彼女の視線、仕草、言葉に表れ、ワインの酔いが、だんだんに
由美子の理性を失わせているようです。
股間から漏れ出した、愛液の香がそれとはっきり判るほど伍台を包んでいます。
由美子はこうなった時の癖で、さらに男を刺激したくなりました。立ち上がって、
トイレに行き、下着を全てバッグに収めて、戻って来ました。

肩を露出した薄地のワンピース一枚の軽装です。由美子自身はもう裸と同じ感触です。
こうなると由美子の女性の機能がフルに活動するのです。それが思わない結果を生む
ことになりました。

「伍台さん、奥さんお元気、こちらにいらっしゃるのですか」
「うん、子供がまだ大学生でね、向こうが良いらしくて、
     こちらでは単身赴任だよ、原則週末は帰ることにしているのだが、
         忙しくて、月1度程度帰ることになるね」
普通に話しましたが、由美子は何か彼の言葉に引っかかるものを感じ、これ以上この
話題を続けることはまずいと思いました。

伍台は由美子がブラをトイレで外してきたことをこの時気がつきました。乳首の盛り
上がりが布越しに見えますし、顔を寄せてくるとその乳首までも見えます。
おそらく、ショーツも取っているだろうと伍台は想像して、一気に高まっています。

今の由美子は女性機能が最高に上がっていますので、彼のものを直に見ているのと同
じです。伍台は既に極限まで高まり、先端から性液すら漏らしているのを由美子は嗅
ぎ取っています。

由美子も男の高まりを感じて、愛液を漏らし、それがシートに流れています。ワン
ピースが濡れないよう少しスカートをその部分からずらしているのですが、シートに
お尻を直につけている感触がまた、由美子をさらに刺激しています。

由美子はたまらなく男がほしくなっています。ここへ来るちょっと前、Uと肇に十分
抱かれたことが呼び水になって、伍台の男の香に包まれていると、たまらなく股間が
疼いて、このままでは狂いそうになるのです。

ちょっとした刺激を受けても、愛液がドーと出てきます。もう、あそこに男を迎える
ことしか考えられないのです。燃える気持を、そのまま言葉にすることは、未だ理性
が許しません。

みだらな話題で男を刺激することにしました。女はなんとしても伍台を今夜、落とす
つもりのようです。

「私ね、夫やUさんとゴルフを時々やるの、伍台さんお上手なのでしょう。
  実はUさんとはゴルフ場で会ったのがきっかけで、親しくなって、
    今の関係になったのよ、二人ともゴルフは上手いのよ

プレイ中に、ショーツの横から、チラッとあそこを見せて刺激するのよ
  二人は触ったり、森の中で抱いたりしてくれるの・・・
    もう・・、ゴルフどころじゃないわね
 帰りに、二人で交互に可愛がってくれるのよ、ふふ・・・
  車の中で、乱暴に二人に犯されるのよ、堪らないわよ、ふふ・・・・」

男の額に彼女の額を付けて、由美子はささやくように、淫らな話をしています。
興奮した女の妖艶な香が吐息の中に濃くなっていて、伍台は妖しく動く真っ赤な唇に
吸い付きたい気持をじっと押さえ込んでいます。しかしもう限界に近くなっています。

ゴルフの話を続けて、とっておきのいやらしい話を女は聞かせるつもりでしたが、先ほ
どから気になっていることをどうしても男に話したくなりました。
由美子はまず、自分の秘密の能力も伍台に話す必要があると思いました

「自分で言うのも変だけれど、
  私、少し離れていても、男性の股間の様子を感じることが出来るのよ、
   それに触らなくても、殿方のあれの状態が判るのよ・・・
夫は特別な能力だと言うけれどね、少し変でしょう、ふふ・・・

女なら誰でもこの能力があると思っているわ、
    私は、それがちょっと敏感だということかしら、ふふ・・・」
伍台は由美子の呼気の匂いを嗅ぎ、全身から溢れる女のオーラに酔って著しく勃起させ
ています。当然、由美子がこれを知っていると男は思いました。そう思うと、さらにそ
れは硬度を増しています。

由美子がニコニコしながら、伍台の耳に口を寄せて、二人だけに判るひそひそ声で話し
始めました。傍目には、愛人がなにやら秘密の話を男に囁いているように見えるでしょ
う。

伍台の耳に由美子の唇が触れ、甘い由美子の香が鼻腔を刺激します。ワンピースの胸が
開いて、乳房どころかお腹から下腹部の茂みまで見えます。

「伍台さん、少し気になっているのだけど、
  そちらを見ないで、私の話しを聞いてね・・・・、
  隣の親子のように見える二人、男の人、凄く勃起しているわ、変ね」

二人から、2メータも離れていない席に、私服の女子中学生とその父親らしい男が食事
しています。傍目には仲の良い親子に見えます。

伍台はそちらを見て、かなり緊張した職業的な目つきに変わりました。ゆっくり立ち上
がって、入り口の方に向かいました。由美子は驚いて彼の姿を眼で追っています。携帯
電話で何か話し込んでいるのが、由美子から見えます。誰かと連絡しながら、親子を遠
くからじっくり観察しています。

由美子の冒険〔U〕(36) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/05/18(Wed) 22:04
しばらくして、伍台は席に戻ってきました。由美子を見て笑顔浮かべてナイフとフォーク
を手にしています。由美子は先ほどの艶っぽいゴルフの話に戻りたいのですが、それを許
す男の雰囲気ではありません。何かを待っている感じで、その雰囲気が由美子の淫蕩な気
分を押さえ込んで、愛液の噴出が多少落ち着きをとり戻したようです、

そうなると、濡れたシートに肌が直に触れているのが気になり始めました。お尻をもぞも
ぞ動かしています。そうすると露出して大きくなったクリが、シートに直に触れて、凄く
感じることが判りました。由美子は少し体を前に倒して、そこを刺激することに夢中にな
り始めました。

由美子が淫らな悪戯にふけっている間にことは進んでいました。夫婦と見える中年のカッ
プルが店に入ってきて、真っ直ぐ由美子の席に向かって歩いてきて、隣の親子に低い声で
何か話しかけています。

二人の親子はしばらく抵抗していましたが、諦めたように、立ち上がり、夫婦者に促され
て、二人に手を引かれて店を出て行きました。
夫婦者の男が、その場を立ち去るとき伍台に目礼していました。由美子以外この場の出来
事に気が付いた客は居ません。

ワインの酔いと股間の刺激でいい気持ちになっていて、その靄の掛かった視線で彼らを見
送っています。瞳はキラキラ輝いて、唇を少し開き、そこから濡れた舌を出し、上唇を少
し舐めながら、両肘をテーブルについて、顎を支えて、伍台を見て、なあーにと、問いか
ける顔をしています。伍台は抱きしめたくなる思いを必死で抑えて、にっこり笑い、彼女
の額をちょっと叩きながら、やさしい調子で由美子に話しかけました。

「驚いたね・・・、どうも由美子さんの勘が当たっていたようだね、
  後で報告が来るともっとはっきりするが・・・・、
   今、中高校生を使った大掛かりな売春組織を叩こうと内偵中でね・・・・・・、

詳しいことはそれ以上いえないけれどね・・・・・、
   それにしても、凄い才能だね・・・、
  うちの署の内偵特別班に欲しいね・・・、ほんと冗談ではなく、うん」
その時、携帯が鳴りました・・・・。

伍台が断って、席を立ちました。入口の近くで電話をしています。
戻ってきて、ゆったりと椅子に座り、にっこり笑い、もう、最初のおだやかな伍台に
戻っています。それに凄く満足そうです。仕事が上手く行った、男の顔です。

「やはり客と組織の子だったよ、
  中学生は組織のことは判っていないようだが、
   あの子を辿って調べれば、ある程度のところまでいけるようだよ、

署長は素晴らしい勘ですね、とお世辞を言うから、
 僕でなく連れのご婦人の力だよ、女性の感性だよといったが、判ったかどうか、
   どうもありがとう、何度も言うが、それにしても凄い才能だね・・、うん」

「ところで由美子さん、僕のことも判りますね、貴方のことだから」
伍台が少し真面目な顔で、由美子を見つめて尋ねました。淫らな遊びで高まっていた
由美子の股間が、伍台のなぞ掛けでまた激しく蠢いてきました。

「そんなこと・・、いやだわ、エッチな伍台さん・・・
  あらあら・・、いやだ・・・ぁ、少し出ているわよ・・・
   変なこと考えるとおまわりさんに言いつけるわよ、ふふ・・・・・・」

由美子は少し淫らな調子で答えました。股間の先走り汁まで感じ取っている由美子
の機能に伍台は正直舌を巻いています。最初聞いた時は由美子の戯言だと思っていた
のに、今は職業的な興味がふつふつと湧いてきました。

「Uさんはね、私が抱きたくなると、その度、主人に連絡するわ、
  黙って抱けば良いのに・・・・、
それが男の仁義だと思っているのね、良く判らないわね、男の人のすることは
  女はね、抱かれたいと思うと、後のことは考えないものよ・・・」

由美子は話をそらしたつもりで話しているのですが、相当酔っているせいか、ちょっと
不注意な言葉です、伍台はさらに高まったようです。

「・・・ということは、由美子さんが欲しくなれば、
  ここではUさんの許可が必要なわけだね、
    UさんがOKといえば・・・、そうなるのだね」

伍台は鋭いところを見せます。由美子は艶然と笑っています。彼女も伍台の高まりに呼
応して、限界近くまで高まっているようです。もう、由美子は歯止めが利きかなくなって
いるのです。脇に寄せていたワンピースの後ろまで愛液が溢れて、濡れ始めています。

「しかし、今日は無理のようだね、ジローさんとやらが見張っているし、
         もっと厄介なお供も外に待っているようだし・・・・」
しかし、由美子の中では、とりあえずこのレストランのトイレで、後ろから挿入してもら
うシナリオが出来あがっていて、そのイメージの虜になって、股間をじっとりと濡らして
います。女はこうなると他の事は考えません。その道一筋です。

伍台のものはどのような形だろう、警察用のヘルメットをかぶった形だったりして、とそ
のこと以外、頭に浮かびません。
伍台がステーキを切り取り、口へ運び、剃り残しの髭が見える喉をモゴモゴ動かしている
のを、由美子はうっとりと見つめて、伍台に犯されるイメージを楽しんでいます。
クリをシートに押し付けているところから、痺れるような感覚が沸き上げって来て、もう
少しで逝きそうな気になります。

酔いが回って気分が悪くなったといい、伍台に連れられて男子トイレに入り込み、便器に
両手を着いて、ワンピースを思い切り捲り上げると、もうそこは濡れに濡れています。伍
台は屈み込んで、これが二人の男を咥えて、男達をもてあそんでいる物だと、しみじみ眺
めています。

やおら、そこに唇を寄せて激しく吸い出しました。ドーといがらっぽい愛液が伍台の喉に
流れ込みます。
「ああ・・ん、だめ・・、声が出そうになるわ・・・むむ・・」
由美子はワンピースの裾を咥えこんで、声を殺しています。

いっぱいに開いた、後ろのビラビラを押し分けて伍台が入ってくる。突然奥まで一気に挿
入されて、白い喉を見せて喘ぎ声を出す由美子、黒い塊が激しく由美子のそこを出入りし
て、その砲身に由美子の白い泡が点々と付いています。

猫が水を飲むような音がしばらく響いて、やがて低い呻き声を出して伍台が放出していま
す。由美子は便器に掴って、溜まらず大声を出して腰を床に落として、おびただしい潮を
床に撒き散らします・・・・。

個室の外に数人の男達が待っていて、ようやく息を吹き返した由美子が少しまぶしそうな
顔をして出てきます。拍手で由美子が迎えられます。由美子はそのお礼に、個室で調えた
ワンピースをもう一度胸まで捲り上げて、股間を思い切りさらして、少し両脚を開いて、
一人一人、丁寧にそこを見せて回ります。

もうそこは、新しい愛液があふれて、床のタイルに音をたてて落ちています・・・・。
また拍手です・・・・。

「あっつ、そうか・・・、ジローさんを付けたのは、Uさんの僕への配慮なのだ、
  それでジローさんが目立つように店に入っているのだね、なるほど・・・
    ふふん・・・、なかなかの男だね、さすが、鶴岡が認めただけの男だよ」

伍台は独り言を言って、由美子を送って行くといって立ち上がりました。男は女と違って
現実的に別のことを考えていたようです。もう夜の12時近くです。伍台の声で、由美子
はようやく自分の淫らな世界から戻って来ました。椅子から愛液が床に滴り落ちるほどに
股間は濡れています。

由美子は立ち上がり、ナプキンで椅子の表面を拭っています。由美子のワンピースの後ろ
がほとんど濡れて、脚に張り付いているのを伍台が珍しいものを見るような眼でそこを見
ています。

伍台の目に気が付いて、少し恥ずかしそうにしていますが、由美子は伍台とはもう絡み
合った仲の気分になっています。親しさを込めた、淫靡な目つきで彼を見返しています。
後ろの染みも彼の目から隠すことをしません。むしろ見せ付けています。

「恥ずかしいわ・・・、こんなに濡らして・・・いっぱい出たのよ
  伍台さん・・、ねえ・・ほら・・私、こうなると、ダメなの・・・
     ここが・・ここが・・こんなに濡れているのよ・・・ほら・・」

人目がここまで届かないのを確かめて、女がそっとスカートを持ち上げ、椅子を拭いた
ナプキンでゆっくり大腿部をぬぐって見せています。ほとんど茂みが見えるまでにス
カートを持ち上げ、明らかに濡れて光っている大腿部を何度もゆっくり拭いています。
その姿勢のまま男の反応を流し眼で確かめています。

「伍台さん・・、ここが一番、濡れているのよ・・、ほら、ここよ・・」
大腿部を拭いてしっとり濡れたそのナプキンをそっと男に手渡しています。強い女陰の
香りがそこから揺らぎ立っています。女はそっと男にすりより、店の目から、自分の姿
を男の陰に入れて、スカートを持ち上げ、伍台の手を股間に運んでいます。

伍台は見のくらむような衝撃を股間に受け、堪らず少量の精液を放出しました。男の指
先が、女の亀裂に吸い込まれて舐められています。
男も女も正常な理性が働かなくなる一歩手前まで来ています。喉がからからになり、研
ぎ澄まされた性感が、互いの性液の香を確実に嗅ぎ取っています。後は性器の合体しか
二人には考えられなくなっています。

伍台は、スカートから手を抜き取り、その手を女の腰に添え、支えるようにしました。
女の体がぴったりと男に寄り添っています。女の極限まで高まった情欲の香がムーット
男を包み込みます。

男の手は汗ばんだ肌にぴったり張り付いた薄い布を通して、女の柔らかい肉の感触を感
じています。にこやかに笑って声を掛けるウエイターに見送られて、二人はもつれるよ
うに店を後にしました。

由美子の冒険〔U〕(37) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/05/19(Thu) 20:35
由美子はワインの酔いを全身にみせて、伍台に抱き抱えられるようにして、レストラン
の階段を下りています。ビルの3階にあるレストランで、通常はエレベータを使用する
のですが、由美子は階段を選びました。ここは、今の時間、誰も通らない密室になるこ
とを由美子は知っているようです。

ステップを下に選んで、彼女を支える伍台から、由美子の茂みがミニの裾から見えます。
彼女がそう仕組んでいるようです。
伍台はミニの中に手を入れて、その部分を支えるようにしています。由美子は伍台の唇
に唇を重ねて、激しく吸い出しました。やや、両脚を開き加減にして、階段の途中で背
の高い伍台に下からその部分を触ってもらい、唇を吸いあっています。

男の指がもうその中で遊んでいるのでしょう、由美子は体中で悶えています。
「入れて・・・、ほしい・・・、伍台さん・・・たまらない・・・」
由美子はもう憚ることなく、声を出して、伍台に脚を絡ませています。由美子の声が階
段にこだましています。もう何処から見ても由美子の股間が覗けます。茂みが愛液で濡
れて、肌に張り付いています。

サーモンピンクの内壁が蠢いています。そこに伍台の指が二本入っています。男の手は
手首まで濡れて光っています。由美子は苦しそうに、口をあけて、喘いでいます。

伍台は周りを見渡し、ジローさんを認めました。ジローさんが二人の様子を見ていて、
伍台に向けておおきく頷いています。ジローさん以外ここには誰も居ないことを知らせ
ているのです。

階段の踊り場に由美子を連れてゆき、片足を持ち上げて一気に挿入しました。
「ああ・・ッツ、いい・・・、もっと、もっと・・・」
由美子はようやくありついたものを貪欲に飲み込んでいます。そこから音を発てて、愛
液が床に落ちています。階段に両手をつかせて、後ろから一気に挿入して、激しく打ち
込みます。女の喘ぐ声と、水音が階段に木霊しています。

男は一気に逝くつもりらしく、唸り声を出して、腰を激しく動かしています。女はもう
気をやり、ほとんど正気をなくしています。やがて男が激しい痙攣をして、放出しまし
た。女はズルズルと床に座り込んでいます。酔いと悦楽で、女はほとんど正気をなくし
て、体が立たないようです。

まだ祭りの混雑が続く町の中を二人の男女はもつれながら歩いています。はげしく燃え
た体のほとりとワインの酔いで、由美子はほとんど正気を失っています。ワンピース一
枚の軽装がさらに由美子の心を淫らにしているようです。

スカートの裾が危うい感じで、道行く男達が、じっと成り行きを見ています。脚が光って
いるのは汗のせいではないと男達は勝手に解釈して喜んでいます。それでも祭りの賑わ
いが由美子の乱れた姿を飲み込んでいて、それほど異常な景色ではありません。

「あっつ、Uさん達だ・・・」
由美子がはしゃいで指差し、伍台から離れてそちらによたよたと歩いて行きました。とて
も一人で歩ける状態でなく、危なく転げそうになって、高い悲鳴を上げています。後ろに
いる伍台から股間の茂みが丸見えになりました。

道行く人たちが笑いながら、酔った妖艶な女の姿を驚きながら見ています。伍台が笑いな
がら、慌てて駆け寄り、腰を支えています。汗で濡れた体に、ワンピースの薄い布が張り
付き、伍台には直接体に触れている感触です。

人垣の向こうに屋台が並び、明るい照明に照らされて、香具師たちの呼び声が景気よく響
いています。
そのひとつの屋台の中で、ひときわ背の高い男が、由美子達の近づくのを目ざとく見つけ
て、こちらに歩いて来ました。由美子は伍台にことさら身を擦り付けて、片足を伍台の脚
に絡めて、自分の股間を伍台に大胆にこすりつけています。

夜の暗がりでなければ、ワンピースのその部分の染みがよく判るはずです。伍台がしっか
り由美子の腰を支えています。
「天狗組の宇田川と申します。はじめまして」
「伍台です、今日は由美子さんをお借りしました」
互いに自己紹介して、なんとなくにこやかに笑っています。

由美子がほとんど正体のない様子で、伍台に抱き抱えられているので、二人が締まらない
雰囲気になるのはいたし方がない事です。
「鶴岡さんの奥さんは、いつもは、お酒は強い方ですが、
             今日は随分いただいた様子ですね」
「いや、久しぶりに会ったので、楽しい時間を過ごさせていただきました、
       先ほどまで元気でしたが、歩いたので酔いが急に回ったようです。」
伍台がにこやかに答えて、由美子の腰を抱いて、Uのほうに押し出しました。

「ここで、由美子さんをお渡ししても良いですか・・・」
Uが笑いながら、由美子を受け取りました。由美子はほとんど正気を失って、何事か言
いながら Uにもたれかかり腰を抱きとめられています。

「それでは、これで・・・、由美子さん・・、おやすみ・・・・・」
伍台は踵を返して、そこで思いとどまり、振り返りUを見て言いました。

「Uさん・・・・、そう呼んで良いですか、
  ジローさんが、レストランの中まで入ってきていましたよ、
   署長と天狗組組長夫人とのスキャンダルをでっち上げることは

あれでは無理と北組もあきらめるでしょうな。
 なにせ、ジローさんという証人を敵も味方も皆、見て知っているわけだから」

北組が横車を押した後、彼らは警察と天狗組の出方を監視していて、署長が由美子と
知り合いだと既に掴んでいるとUは考えたのです。そうであれば、当然、由美子と一
緒の署長を今日も尾行するはずだと考えたのです。

警察と天狗組の関係をもっと探る必用もあるし、何かの時のために署長や天組組の弱み
を掴むための行動なのです。
それでジローさんを張りつけました。とにかく北組にも警察にも良く判るように尾行し
ろと指示したのです。北組の考えそうなことならUは容易に想像できるのです。

「Uさんのご配慮に感謝します、・・・
  それから次に由美子さんに会う時はUさんの許可を得てからにしなさいと
   彼女に教えられました。
    次が楽しみです・・・・・・。
ああ。由美子さんを大切にしてやってください、では・・」

今度は潔く、背を向けて大股で去ってゆきました。
由美子はUに抱き抱えられて、もう眠り込む寸前です。

祭りの賑わいはこの時間でも衰えません。週末の明日土曜日から二日間、祭りが最高潮
に盛り上がります。由美子は土曜、日曜とこちらにいて、月曜日の朝帰る予定です。

翌、土曜日の朝、Uに電話がありました。朝子が電話を取り、Uは明け方帰ってきたの
で未だ寝ているはずだがと伝えたのですが、緊急の用事があるからと担当官が鄭重にた
のでいます。

朝子は不承不承引き受けました。電話を待たせて階段を上がります。徹夜組が例のとお
り、丸裸で抱き合って寝ています。彼らにとって今は真夜中のはずです。Uの部屋は一
番奥の6畳間です。そこで、きれいな夫人と一緒に寝ていることを朝子は知っています。

服装は的屋夫人らしいものをつけていますが、言葉使いや、ちょっとした動作に、らし
くないところが表れるので朝子は由美子を少し注目していました。
暑いので廊下の襖は開けたままで、あちらこちらから鼾が聞こえてきます。朝子はUの
部屋の前に立ちました。

Uは全裸で、由美子はキャミソールを腰に巻いています。二人の寝巻きとショーツが何
枚かのタオルと一緒に布団の側に投げ捨ててあって、女が男の胸に手をおいて、すやす
や寝ています。女の股間から白い精液が垂れて、もう乾き始めています。

男は女の頭を片腕に乗せて、両手両脚を広げて眠り込んでいます。朝子から、男の股間
が良く見えます。朝子はUの側に座り、彼を起こそうと手を出しました。

亀頭がてらてらと光り、茂みから立ち上がった肉棒は太い静脈が浮き出て、そこに散り
ばめられた3個の真珠が由美子の愛液を溜め込んで、濡れています。朝子は夫のものし
か知りません。こんなものが世の中にあることは知識としても持ち合わせていなかった
のです。こんなものが入ってきたらと想像するだけで、股間が熱くなりました。

朝子はしばらく陶然とそれを眺めていました。先ほどから、由美子がうっすら目を開い
て、朝子を見ています。
朝子と目が合いました。由美子がゆっくり起き上がりました。

「凄いでしょう・・、私も初めての時はびっくりしたわ、奥さんは、確か新婚だったわね」
由美子は親しい笑みを浮かべて、朝子に囁いています。新婚の朝子がUのものに魅了され
ている気持が良く判るのです。

「ちょっと触ってごらん、構わないから、ほら、こうして・・・」
由美子がお手本を見せるつもりで、舌を長く伸ばして肉棒の先端をなめています。そのまま
悪戯ぽい顔をして、朝子を横目で見て笑っています。朝子はその淫乱さに股間から破裂音を
出すほど、興奮しています。

「ほら、いい機会よ、旦那さん以外のものに触るチャンスよ」
由美子にけしかけられて、朝子はそっと手を伸ばし、幹のところに触れ、その熱さと大きさ
にびっくりして、あっと声を出して、手を引き、また勇気を出して手を伸ばし、それをおず
おずと握っています。目を瞑り、ああ・・と低い声を出しています。

由美子が笑いながら、朝子の握った手を上から両手で強く握り締めました。朝子の手が肉棒
に密着しています。朝子は腰の辺りにはっきり判る悶えを見せています。

由美子に頭を抑えられて、朝子は大人しくそれを舐め始めました。太くて、とても全部を咥
えることは出来ませんが、熱心に亀頭をしゃぶっています。もう、それに夢中です。由美子
が朝子のスカートの下に手を入れて、その部分を触り始めました。そこはびっくりするほど
濡れています。

ようやく、Uが目を覚ましました。びっくりして、朝子が真っ赤になって、そして、突然、
ここへ来た用事を思い出しました。
「すみません・・、すみません、あの・・・、警察から電話です、
  寝ているからといったのですが・・、無理にでも起こしてほしいと、
                      頼まれました。すみません・・・・」
Uが笑いながら、ショーツを着け、その姿のまま階下へ降りてゆきました。

「あの・・、よろしかったのでしょうか、あんなことしても・・」
「いいのよ、どうせ本人は寝ていて良く判らないはずよ、
  それにあんなもの、陳列しているほうが悪いのよ、
    貴方でなくても、女はだれだって、あんな美味しそうなもの見れば、
       ほっておかないわよ、舐められて当然よ、ふふ・・・」

朝子はまぶしそうな顔で由美子を見ています。由美子は股間を出したまま、膝を崩して
座り、朝子を見て優しく笑っています。同性から見ても、魅力的な人だ、知的で、それ
でいて淫乱で、優しくて、この方はいい人だ、私は好きだと、朝子は思っています。

そう思うと急に甘えて見たくなりました。
「あの・・・、ちょっと聞いていいですか、
  あの、大きいもの入れて、どうですか、痛くないですか・・」
朝子は夢中で触り、舐めた、Uのものを思い出して、また腰の周りを熱くしながら、一
番聞きたいことを由美子に確かめています。

「そうね・・・、朝子さんといったわね・・・、新婚でしょう、楽しい時ね
  女にとって、あれが大きくても、小さくても、それほど差がないのよ
     それを、入れてしばらくすると、そんなに差を感じなくなるのよ

ただ、見ていると凄いわね、あの真珠を見た、
  凄く痛いのですって、真珠をあそこに入れるのは、切り開いて入れるのよ
女を喜ばせるために痛さを我慢したことは感謝しなくてはいけないわね

これから、いろいろ、男のものを見る機会が貴方も増えると思うけれど、
   あまりあの形や、大きさに囚われない事ね
  女を抱こうとして、男がそれを硬く、硬くしてくれることが一番大切ね」

由美子は笑いながら、朝子を見つめて話しました。朝子は少し顔を紅調させて聞いてい
ます。お風呂が沸いているかと由美子が聞いて、朝子がどうぞと言って、二人は並んで
階下に向かいました。途中の部屋、部屋に、裸の男達が股間をもろ出しにして寝ていま
す。いろいろなものがぶら下がっています。

由美子が笑いながら、朝子に一本一本指差して、解説しています。このままでも面白い
が、舐めて、擦るともっと美味しそうになるわと、女同士、淫蕩な顔をして笑いあって
います。

先端の亀頭が著しく大きいもの、逆に先細りでひょろ長いもの、ほとんど90度近く曲
がっているもの、うっすらと皮をかぶっているもの、玉が異常に大きくて、棒を包み込
んでいるように見えるもの、真珠を入れ、その上切り傷まで入れて悲壮な姿を見せるも
の、よく見れば、一本として、同じ形がないのです。朝子はそれが判り感動しています。

どの男のものもそれなりに美味しいと由美子は断言しました。それを硬くして、持てる
力を最大限に発揮させることが大切で、男から最大限の力を引き出すことがすなわち女
の力だと言い切りました。女が化粧して、妖しい、きれいな下着を付け、肌を磨くのは
そのためだと朝子に教えています。

「女はね、同じものを食べ続けていると、ある日突然、他のものが食べたくなるのよ
そんな時、他のものを食べると、本当においしいのよ、これだと思うのよ・・・、
でも、しばらくすると、飽きが来て、それほどのものでないことに気が付くのね」

朝子はまだ、その感覚は実感していないようですが、同じ女として理解は出来ます。
「機会があれば他のものを食べるといいわよ、
  ぎりぎりまで我慢しないで、ちょっと他のものを摘まんでみるのよ
 そうすれば、毎日食べているものが新鮮に見えてきて、また美味しくいただけるわよ

毎日食べているものの味が落ちて来たと女が思った時、相手もそう感じているのよ、
女を磨くことを忘れていないか、その眼でチャックするとね、
                  必ず思い当たることがあるわ・・・・・」
風呂場の前で朝子は由美子と別れました。今日はたくさんのものを見て、やっぱり亭主
のものが好きだと思いました。急に股間が疼いてきました。

Uへの電話は、二日間由美子を警察に貸して欲しいという伍台からの依頼でした。

由美子の冒険〔U〕(38) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/05/20(Fri) 22:35
8、 ある愛の形

由美子をUと一緒に夏祭りに送り出して、鶴岡は計画した行動に移りました。先ず、
藤岡家に電話しました。比較的長い呼び出し音が続いて、ようやくやさしい女の声
が響いてきました。お手伝いさんがいると聞いていたので、てっきりその人が出る
と思っていたのですが、藤岡夫人その人です。

夫人と話していて、鶴岡は親しい気持ちになりました。どこかで聞き憶えのある声
なのですが思い出せません。
近くの住人だと断って、加奈子夫人と会いたいと単刀直入に申し込みました。用件
は伏せたのですが、不思議なことに加奈子は鶴岡を知っている様子で、面会を了解
した上で、藤岡家に来てくれてもいいし、こちらから鶴岡家を訪ねてもいいと言って
くれました。

何かの関係で鶴岡を知っているらしいのです。それであればその言葉に甘えて、鶴
岡家に来てほしいといいました。喜三郎と鉢合わせすることを避けたいと思ったの
です。時間を指定して、妻、由美子が不在であることも伝えました。先方は由美子
にも会えることを期待していたようで、少しがっかりした様子ですが、鶴岡、一人
と会うことを警戒している様子はありません。

思いもかけない人からの電話を受け、加奈子は少し心を乱しましたが、その時はそ
のことをそれ以上考える余裕がなかったのです。もっと、加奈子を引き付ける大切
な人がその日は藤岡家に来ていたのです。電話のことはあとでゆっくり考えること
にして、その人の待つ部屋へいそいそと戻っています。

数日前から、庭木の手入れに植松の植木職人、数人が入っています。植松は殿山家
に代々出入りしている植木屋です。職人頭の由三は職人見習いの小僧の頃から、殿
山家に出入りしていて、今では親方が一目置く職人です。

150に満たない身長で、鍛えられたたくましい体をしていますが、顔が異常に大
きくて、陰では鬼瓦と呼ばれている異相です。体に不釣合いな大きな手を持ってい
て、鍛えられたその指は、一本、一本が松の太枝のように、節くれだって、たくま
しいものです。

昨日で仕事が終わり、今日は最後の仕上げに、由三、一人が来ています。お手伝い
も今日は休みを取らせ、喜三郎は論文の仕上げで、帰りは遅くなると言っていまし
た。広い屋敷の中で、二人きりになるのです。久しぶりに、本当に久しぶりに二人
だけの時間が持てるです。加奈子は朝からときめいて、化粧をしながら一人でにっ
こり笑ったり、昼食の材料を整えながらいつになく鼻歌を歌ったりしています。

加奈子がこの家に囲われた時から、由三はこの家の庭を担当していて、彼女の殿山
家での生活をじっと見てきた一人です。由三は50歳半ばですが、なぜか親方の薦
める縁談もすべて断り、ずっと一人身で生活しています。後から入った職人たちの
大部分が独立して、小さいながらも一国一城の主になっているのですが、由三は頑
なに植松の職人を通しています。

金を出すから独立して店を出せと親切に言ってくれる旦那もいました。あれだけの
腕があれば、独立すれば、植松を凌ぐ植木屋の親方になるのに惜しいという人もい
ます。
植松は既に息子の代になっていますので、由三が植松を継ぐ可能性はゼロです。結局、
由三は変わり者で、気楽な職人勤めが好きなのだと周囲の者は思っています。当主
の弥一郎と加奈子を除いて、由三の本当の気持を知っている人はいないのです。

加奈子は銀座の店で殿山弥一郎に見初められて、30歳前にこの地にやってきました。
その時は既に、7ヶ月の身重でした。由三はその頃30歳を少し過ぎた、腕のいい職
人で、親方から独立する日もそう遠くなく、それを楽しみにしていました。

喜三郎を無事出産した喜びも束の間、赤ちゃんは殿山家に引き取られて、加奈子は毎日、
希望のない日を送っていて、ただ、一週間に一度赤ちゃんに会いに行くことだけが生
甲斐になっていました。

そんな時、庭仕事にやってきた由三と加奈子が急速に近づいたのは自然の流れでした。
加奈子は同年代の親切な植木職人に甘えて何でも悩みを話すようになりました。由三が
加奈子の女心を迷わせるタイプの男でないことも、彼女が気楽に由三に近づけた理由で
す。

当時から女に縁の薄かった由三は、加奈子に頼られて、彼女を天使のように思い込みま
した。
お屋敷に出入りする植木職人の遂げられることのない恋、絵に描いたような、片思いの
恋がこうして、ひっそりと進行しました。

彼女の実家は近県の漁師で、それなりの生活をしていたのですが、漁船の修理中、スク
リューに巻き込まれて、父親が大怪我をして漁師が出来なくなったのです。その頃加奈
子は都心でOLをしていましたが、両親を助けたい思いと、失恋で気落ちしていたこと
もあり、銀座の店に出るようになりました。一家の生活を支えるためそこで働いている
時に、殿山と出会ったのです。

彼女は妊娠して、ここに囲われることが決まった時、殿山家からまとまったお金をもら
い、それを親元に送っています。送られたお金を元に、両親はお土産を開店して、今で
は漁師時代以上の生活が出来るようになっています。加奈子にとって、殿山は大恩人で、
とても裏切ることなど出来ない人なのです。

殿山は当時、50前後の男盛りで、加奈子の他に4人のおめかけさんが居ましたが、加
奈子を大切に扱ってくれて、心はともかく、体は十分満足させてくれていました。

植木職の由三が加奈子に心を寄せていることを、殿山は直ぐ察知しました。貪欲に色の
路を探っている弥一郎は、由三の目の前で彼の女神を汚すことを考えたのです。
由三が庭木の手入れしている時を狙って殿山はやってきて、縁側で加奈子を抱きしめ、
嫌がる彼女の裾から手を入れ、股間を弄り回すのです。

恥ずかしさと、由三の居ることを思い加奈子はじっと耐えているのですが、出産を経て
成熟した体は彼女の意思とは無関係に濡れだし、ついには、女のほうから求めて男の股
間を開き、それを咥えだすのです。

植木の手入れをしている由三から二人の戯れは良く見えます。最初の頃は、由三も直ぐ
その場を離れて、ほとぼりが冷めた頃、その場に戻っていたのですが、殿山の意図が次
第に判ってくると、加奈子恋しさと好奇心に負けて、大胆に二人を鑑賞するようになり
ました。弥一郎は勿論大歓迎ですし、加奈子も由三に見られることでもっと燃えるよう
にいつしか変化していました。

縁側に薄い布団を敷いて、その上で加奈子は赤い長襦袢一枚にされ、下帯一枚の弥一郎
の股間から、黒い肉棒を白魚のような小さな指で取り出し、それを美味しそうに咥えて
います。由三を横目で見ながら肉棒を頬張り、股間をいっぱい広げて弥一郎の指にそこ
を翻弄されています。

由三は股間を固くして、加奈子を見ています。加奈子は彼に見られているところが焼け
付くような気がして、もっと脚を開いて見せ付けるのです。
弥一郎が加奈子の腰を抱き上げ、彼女の両脚を肩に担いでいます、長襦袢の前が開き、
彼女の下半身が露になっています。さすがに由三の目を恐れて、女は悲鳴を上げていま
すが、男は構わず、女の股間に吸い付いています。

股間から広がる快感に耐え切れなくなった女は、今はこれまでと、大きく股を開いて、
もっと強く男に舐めてほしいと叫んでいます。長襦袢の前が開き女の体が、全て由三の
目にさらされ、女は快感に震えながら、愛液を布団の上にしたたらせています。

「旦那さま、がまんできません・・・、ああ・・・、ほしい・・・」
弥一郎が何事か女に言っています、女は首を振っています、それでも、破裂音を出しな
がら、男のものをほしがって居ます。限界が来たようです。

「旦那さま、・・ああ・・、チ○ポを・・、チ○ポを下さい・・
   由三・・・、私のオマ○コを、オマ○コを見て・・・・」
弥一郎が女の腰を布団に下ろし、肩に載せた脚を折り曲げるようにして、業物を挿入し
ています。女は凄い声で、泣き叫び、男の首にしがみ付いています。
男が唸りながら、放出して、女の上に倒れこみ、女も絶叫して果てました。由三はいつ
の間にか木の上から消えています。

由三が二人の寝室に呼び出されるようになったのは、それから間もなくです。断ること
は出来たのですが、そんな形でも加奈子の側に居たかったのです。

殿山が加奈子を訪ねてくる度に、由三は呼び出され、二人が絡む寝室に侍ることになり
ました。ある時、あまりの興奮に、由三は自分の股間をむき出して弄繰り回していまし
た。それを殿山が見てびっくりしました。短い脚とはいえ、由三のそれは膝近くまで伸
びていて、加奈子の手首ほどの太さがある怪物です。殿山でなくてもこんなものを見る
と戦意を喪失します。その日いらい、由三は寝室に呼ばれなくなりました。

加奈子の寝室は純和風で12畳ほどの広さです、部屋の壁に寄せて、床から30センチ
ほどの高さの和室用ダブルベッドが置かれています。両隣の部屋とは塗り壁で仕切って
あり、部屋の南側、庭に面した雪見障子を開けると一間幅の縁側があり、縁側は隣の部
屋に繋がっています。

北側は襖で、開けるとそこは4畳半の小部屋とトイレ、洗面所、風呂場があり、小部屋
の引き戸を開けると廊下に出ます。

加奈子は由三に見られることに慣れて、それで燃える体になっていました、殿山が由三
を寝室に呼ばなくなると明らかに夜の反応が違ってきたのです。弥一郎は隣室から寝室
を覗けるハームミラーをベッド横の塗り壁に取り付け、寝室を自由に覗き見ることが出
来るカメラも取り付けました。

これらの装備は、殿山家の寝室と同じものです。加奈子から由三は見えませんが、由三
からは加奈子の全てが見え、声も聞こえるようにしたのです。加奈子の夜の反応は前に
も増して、凄いものになりました。姿の見えない由三に見られていることが強い刺激に
なったようです。

加奈子はここで弥一郎に抱かれる時、いつも由三の目を感じていました。二人の男に抱
かれている感覚をいつしか持つようになりました。由三には恥ずかしいところを全て見
られている、そんな気安さからか、加奈子は由三を親の代からの下部ように何でも言い
つけることの出来る男と思うようになっていました。

この加奈子の感情は、その頃はまだ愛とは明らかに違うものです、それでも由三はそう
した扱いを喜んでいました。加奈子が唯一心を許す男と自分に思い込ませていたのです。

いつものように、弥一郎が加奈子を抱きしめ、股間を愛撫して、そこを舐め尽し、加奈
子はいつものように絶叫して、股間をいっぱい開いて、野卑な言葉で、男の挿入を求め
ています。いつもと同じ光景ですが、いつ見ても、見飽きない光景です。最近では、弥
一郎の姿を見ることなく、加奈子だけを見る方法を会得して、加奈子の乱れる姿を見て、
由三は自分で慰めることを覚えています。由三自身が加奈子を抱いている感情移入が出
来るようになっていたのです。

その時、入口に通じる襖が開いて、覆面をした二人の男が入ってきて、一瞬の間に、加
奈子の上に乗っている裸の弥一郎を、持ち上げ、床に転がして、縛り上げました。加奈
子は弥一郎のものを股間に入れてかなりいいところまで行っていたので、何が起きたか
判らない状態で、ベッドの上で股間を開いたままです、ポッカリととそれが抜けた孔が
開いていて、サーモンピンクの膣壁が物欲しげに蠢いています。

縛り上げられ、猿轡をされた弥一郎を見て、そして、覆面の二人を見て、ようやく事態
を理解したようで、大きな叫び声を上げて、男の一人に口を押さえ込まれて、脚をばた
つかせています。

その弾みで股間の亀裂から愛液が飛び散って男達に降りかかり、彼らは野卑な声を上げ
てそれを指で掬い取り舐めています。加奈子は長襦袢の前が大きく開かれて、乳房も、
股間も男達にさらしたままです。
男が加奈子の口を押さえたまま、ようやく聞こえる程度の低い声で、穏やかに話しかけ
ました。

由美子の冒険〔U〕(39) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/05/21(Sat) 20:17
「奥さん、騒がないで下さい、旦那の命が大切だったら
                俺たちの言うことを聞いてくださいよ」

加奈子は長襦袢の前を急いで掻き合わせて、泣き出しています。それでも、男達の言う
ことを理解したようで、大声を出すと、旦那の命に関わることは判っているようです。

「お願い・・・、ね・・、旦那さんに乱暴しないで、お願いだから
      私なら、何をしてもいいから、旦那さんには乱暴しないで・・・」
泣きながら、加奈子が男達に訴えています。

由三はいつ飛び出すか考えていましたが、今晩この部屋に入る時に、今晩、何が起きて
も、呼ぶまでこの部屋を動くなよと、弥一郎が由三に囁いた言葉を思い出していました。
弥一郎が意外と落ち着いているので、これは弥一郎の計画したものと理解して、立ち上
がりかけた、腰をもう一度下ろして、じっと隣室の様子を見ています。

男の一人が、加奈子を前から抱きしめ、唇を吸っています。加奈子は覚悟を決めたよう
で大人しくしています。もう一人の男が、後ろから加奈子の長襦袢を剥ぎ取り、丸裸に
しました。そして、ゆっくり乳房をもみあげ始めました。

加奈子は一言も声を出さず耐えています。唇を吸っていた男が、股間に手を伸ばし、
ゆっくり刺激し始めました。巧みな指技を駆使していることが直ぐ判りました。加奈子
の腰が揺らぎ始め、男に吸われている唇から、声が洩れ始めました。

股間から、明らかに愛液の溢れる水音が聞こえてきます。二人の男の愛撫は、強く優し
く続いています。男の口が加奈子から離れると、彼女は、低い声で、拒否の言葉を連続
して発しています。それは、盛り上がる自分の欲情をしかりつける声なのです。
「いや・・、いや・・・、ダメ・・、ああ・・ん、ダメ・・」

股間から、愛液が滴り落ちています。
股間を愛撫していた男が女から離れました。女が高い声で拒否の言葉を発しています。
もっと続けて欲しいという、女の叫びです。

それと同時に後ろの男が女の腰を持ち上げ、両脚をいっぱい開いて、自分の股間に落とし
込みました。直立していた肉棒の上に、加奈子の股間が落ち込みました。
加奈子がいっぱい脚を開いた一メートル先に、弥一郎が縛られて座り込んでおり、その先
の鏡の裏に由三が居ます。

「ああ・・・ん。ダメ・・・エエ・・、アア・・・・ン、ムム・・・・
ああ・・・・、旦那さま、すみません・・・、お許し・・・下さい・・・ダメ・・・」
「加奈子、仕方がないよ、俺のためにすることだから、俺は感謝しているよ・・」
猿轡が外れたようで、弥一郎が静かな声で加奈子を慰めています。

男に両脚を弥一郎に向けていっぱい開かれて、男の黒い肉棒を股間に受け入れて、それ
が凄い勢いで上下しています。愛液がしぶきになって飛び散り、直ぐ側に居る弥一郎に
降りかかっています。弥一郎は悶える加奈子と激しく肉棒が出入りするその部分を見て、
股間を異常に高まらせています。

男の動きが早くなり、凄い勢いで肉棒が加奈子の亀裂を攻めています。水音が高くなり、
白い泡が湧き上がっています。
弥一郎が慰めてくれたことで、加奈子はあきらめて快感に身を委ねています。それでも
必死になってそれ以上の頂上に登らないよう耐えています。

一人の男が、立ち上がり、股間を彼女の顔に近づけました。匂いを嗅ぎ取り、加奈子が
飛びつくようにそれを咥えています。声を押さえるためにも何かを咥えたいのです。男
に下からつき上げられ、股間から溢れた愛液が男の膝を濡らし、布団に流れています。

業物を口に咥えて、女は声を抑えて、耐えに耐えていますが、限界がそこに来ています。
フラッシュが光りました。いつの間にか男達はリモコンのカメラを設置していたのです。
「イヤ・・・ン、ダメ・・・エ、撮ってはダメ・・・」

加奈子は男の肉棒を口から離して叫んでいますが、直ぐに抵抗することをあきらめたよ
うで、また男の肉棒をしゃぶり始めました。盛り上がる激情を無理に押さえ込んでいる
女は夢中で激しく、男のものをしゃぶっています。耐えられなくなった男が、一気には
じけました。女は一瞬、咽びながら、喉を鳴らし、飲み下しました。女の唇から溢れた
白濁液が糸を引いて落ちています。

挿入している男の最後が来たようです。加奈子を膝から下ろし、肉棒を急いで抜き取り、
音を立てて、女の腹に放出しています。女はほとんど力のない拒否の言葉を出しながら、
熱い液を振り掛けられたそこを手で触り、無意識にその指を口に運んで、陶然とした顔
をしています。

「今日はこれで帰るが、誰にも言うなよ・・・、写真を公表するからな・・・」
男達が帰りました。

最後まで行かなかった加奈子は、急いで立ち上がり、弥一郎の縄を解いています。縄は
女の手でも簡単に解けました。

弥一郎がものも言わず、加奈子を押し倒し、荒々しく挿入しています。いつもより素晴
らしく大きくなっています。脚を肩に持ち上げ、加奈子を海老のように折りたたんで、
挿入して、激しく腰を使っています。

加奈子はいっぱいに股を開いて、弥一郎を体の奥深く受け入れて、耐えに耐えていたも
のを一気に吐き出して、しばらくは声を出すこともできないほど、感じて喘いでいます。
全身が脂汗で光っています。声がしわがれて、加奈子のものとは思えない獣の叫びに
なっています。

「ああ・・ん、オマ○コが燃える・・、もえる・・、熱い、もっと・・・」
うわ言を言いながら、両手両脚を弥一郎に絡めて、腰を自分から突き上げ、弥一郎のも
のを強く締め付けています。加奈子の秘唇が弥一郎の肉棒を咥えて、絞りたて、蠢いて、
白い泡をだしているのが由三から良く見えます。

愛液がしぶきになって灯に輝いています。こんな凄い絡みを由三は今まで見たことがあ
りません。このセックスを得るため、手の込んだ芝居をしたと、ようやく弥一郎の目的
を由三は理解しました。

ほとんど同時に男と女は高い声を出して果てました、二人は抱き合ったまま、痙攣しな
がら、気を失っています。隣室でも、由三が体を折り曲げて果てています。

ある時は、若い男が付きまとって困ると加奈子から相談されました。街で見た若い男を
気まぐれで摘まんで、その男が別れてほしいのなら金をよこせとお定まりの脅かしをか
けていたのです。由三がちょっと驚かすと、その男は加奈子から去ってゆきました。

弥一郎が他の妾を加奈子の寝室に連れてくることもありました。3Pでやるのを由三は
見せ付けられました。そんな時でも由三は加奈子一人に注目していました。その女に比
べて、加奈子は全てが素晴らしいのです。

弥一郎は時々冗談交じりで、加奈子を抱いてもいいと、二人を前にして言うことがあり
ました。加奈子はただ笑っているだけですが、由三はとんでもないといった様子で、妙
に赤くなってかしこまるのです。そんな由三を見て、弥一郎は大声で笑い、それ以上は
無理強いしません。裸になって、一匹のオス同士として比較すると由三に敵わないこと
を弥一郎は思い知らされているのです。

加奈子が由三を男として見直す事件が、起きました。
加奈子より10歳くらい年上の妾、竹子が連れてこられて、三人で絡んでいる時、珍し
く由三が寝室に呼び出されたのです。

加奈子と弥一郎が抱き合い、激しい攻め合いをしているのを、股間を濡らして竹子が見
ていて、加奈子と弥一郎の接合部に唇をつけたり、弥一郎の後ろに指を入れたりしてい
ます。

二人の男女が大きな声を出して逝き、竹子一人が取り残されて、弥一郎のものを舐める
のですが、既に、60を超えている弥一郎は、もう限界です。駄々をこねる竹子を慰め
るために由三を呼び込んだのです。しかし、直ぐに弥一郎は自分のしたことが間違い
だったと気づくことになりました。

弥一郎に、裸になって入って来いといわれて、由三はのっそりとその部屋に現れました。
暗がりから現れた由三がなにやら棍棒を握って、それをぶらりと下げています。その先
はほとんど彼の膝近くまで伸びていて、女たちの手首ほどの太さです。

部屋の灯りが届く所に彼が出て来た時、二人の女は口を押さえて嬉しそうな悲鳴を上
げました。半立ちですが、まさしくそれは由三の肉棒です。
女たちの嬉しい悲鳴の後は、奇妙な沈黙が部屋を包んでいます。

この時、弥一郎は由三を呼び込んだことを後悔していました。早くこの部屋から追い
出そうと思い、竹子を連れて、隣の部屋で慰めてやれと言いつけたのです。
竹子は嬉しそうな顔をして、いそいそとベッドから降りて、由三の側へ行きました。
しかし、珍しく由三が弥一郎の指示に逆らう姿勢を見せ、黙って立っています。

竹子はもうその気になって、由三の股間に手を伸ばしています。由三はその手を軽く
払いながら、まっすぐ弥一郎と加奈子を見ました。
股間のモンスターが加奈子を見て、立ち上がり始めています。加奈子はそこから目を
離すことが出来ません。彼女の股間が激しく疼き始めました。加奈子はベッドに
座った脚を少し開き、そこを由三に見えるようにして、そっと指を添えました。由三
は加奈子の濡れた亀裂を見ています。二人視線が絡み合い、互いに急激に高めあって
います。

「加奈子奥さんが、そうしろというなら、この女を抱きますが、
     そうでなければ、堪忍してください、他の女を抱く気がしないのです」
由三が無表情に弥一郎に答えました。竹子が当ての外れた顔で、由三を見て、未練
たっぷりに股間のモンスターを見ています。

由三の言葉を聞いて、加奈子は衝撃にも似た感情が沸き上がりました。あんなに見せ
付けられて、由三は女がほしいはずだのに、魅力的な竹子に見向きもしないで、加奈
子を一筋に思ってくれるのです。由三の気持を、改めて思い知らされた気がしました。

「そうか、加奈子以外の女には興味がないのか・・・」
「由三、他の人は抱きたくないの・・、そう、嬉しいわ・・、
    私、どうすればいいの・・・、
   旦那さんさえ許してくださるなら・・・・、加奈子は・・・、由三に抱かれたい」

加奈子は、思い切って言いました。由三の一途な気持にも、勿論、感動しました。しかし、
目の前に見える、圧倒的な由三のものに惹かれる気持の方が強いのです。これは理性を
超えたメスの感性です。強いオスは独り占めしたいと思うのです。竹子にそれを取られ
たくないのです。

弥一郎は意外な展開に、いささか困っています。しかし、ここで加奈子の申し入れを断
ると、旦那と呼ばれている身でありながら、度量が狭いと思われることを恐れました。
「そうか、由三の一途な気持に応えたいと、加奈子は思うのか
  よし・・・、ここは男気を出して、俺が目をつぶるよ
    由三、加奈子を抱いてやってくれるか

竹子、こんな次第だから、了解してくれ、もう少し経てば俺が何とかなるよ」
それを聞いて、由三の股間は見ている間に立ち上がりました。

長さも、太さもそれ以上にはなりませんが、むっくりと立ち上がり、静脈が浮き出て、
凄まじいの一言です。弥一郎は、今となっては笑いながらそれを見ているしか方法が
ありません、あまりに圧倒的なオスの力に完全に脱帽したのです。

二人の女は、目を大きく見開いて、声も出ません。それを受け入れることになってい
る加奈子は、もう、見るだけで感じて、新たな愛液を出し、破裂音をそこから出して
います。

のっそりと由三がベッドに上がりこみ、加奈子の側に這い寄っています。両手と膝を
使ってベッドの上を這っているのですが、その股間のものがシーツの上に垂れ下がり、
その先端がシーツの上にべったりと性液をこすり付けて、モンスターが通り過ぎて
行った後に、光る軌跡が残っています。

弥一郎と竹子が椅子に座って二人を観察する姿勢です。
「五本足の怪獣のようね・・・、加奈子さんがうらやましいわ・・」
竹子はしなびた弥一郎のものを強く握りながら、つぶやいています。弥一郎はただ苦
笑いするだけです。

加奈子が股を開き、由三がその間に入って、手に持ったモンスターをその部分に当て
ています。亀頭でクリと亀裂をゆっくり擦っています。加奈子はもう激しい喘ぎを上
げています。モンスターが攻めてくると思うだけで感じているのです。たまらず女は
それに手を伸ばして、それを恐る恐る握った瞬間、あまりの大きさとその熱さに、
びっくりして手を引っ込め、改めて、また手を伸ばし、それに白魚のような手を絡め
ています。

十分に濡れたことを確認して、先端を少し入れました。破裂音がしています。加奈子
が苦痛に顔をゆがめています。そっと抜き取りました。加奈子がイヤーと叫んでいま
す。また先端を少し入れました。

由美子の冒険〔U〕(40) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/05/22(Sun) 22:46
この動作を10回ほど繰り返すと加奈子の膣が、モンスターに対応して、広がり始め
ました。一気に半分が差し込まれました。加奈子が悶絶しています、少し痛みを感じ
ているようです。しかし、由三はもう容赦しません、腰を使ってさらに押し込んでい
ます。

加奈子の悲鳴がうめき声に変わり、そして気を失いました。苦痛と、圧倒的な力を感
じて、両手、両脚を伸ばして、痙攣しています。股間には由三のモンスターが一握り
余裕を残して突き刺さっています。先端は加奈子の子宮孔をこじ開けているはずです。

弥一郎は最愛の加奈子がモンスターに圧倒的に攻め込まれるのを見て、著しく感じて
います。弥一郎の力ではとうてい対抗することも出来ない圧倒的なオスの力に加奈子
が完全に逝かされているのです。あまりに残酷なオスの力です。嫉妬、怒り、あきら
め、そんな感情を超越して、弥一郎は自虐的なことに快感を感じる新たな自分を見つ
けていました。

ひっそりと銀座の片隅で咲いていた加奈子を摘み取り、加奈子に惚れた由三の前で思
う存分加奈子をもて遊び、そして、目の前で加奈子を他人に犯させることまでして、
弥一郎は貪欲に加奈子との快楽を追及してきました。そして、今モンスターに犯され
る加奈子を見て、自分の非力さを見せ付けられ、叩きのめされて弥一郎は新たな血の
騒ぎを感じています。
弥一郎の理想の絡みを求める放浪の旅がここまで来たのです。

その日から、由三は寝室に招かれ、弥一郎と一緒になって、加奈子を責めることにな
りました。二人の異なる道具で攻められて、加奈子はその度ごとに最高点に到達して、
何度も何度も絶叫して、大量の愛液と潮を吐き出し、二人の男に様々な姿態と狂態を
見せ付けるのです。

あらゆる卑猥な言葉も、狂気の中では容易に使えるのです。狂態を見せ、急激に色欲
を膨らませてきて、弥一郎の準備したプレイを期待以上にこなし、毎回のように色欲
に狂った女を見せる加奈子に弥一郎は夢中です。

加奈子は人が変わったように、次々と新しい悦楽を貪欲に求めるようになりました。
寝室の隣でのぞき見ている観衆の興奮を寝室でもわかるように隣室に高感度なモニ
ターカメラを設置して、寝室に50インチの壁掛けモニターを設置しました。加奈子
たちも観衆の反応を見て、さらに燃え上がる装置を作ったのです。

加奈子の提案で、数人のお客が、隣室に呼び寄せられ、三人の絡みを見せることにし
ました。二人の女性が混じった8人の観衆がじっと、ハーフミラーから見える寝室の
3Pを見ています。二人の女は男の一人が連れてきたようで、40歳近い普通の主婦で
す。

由三のモンスターと弥一郎の業物を、穴という穴全てに入れることを要求して、悶え
狂いだしました。

加奈子の凄まじい狂態を見て興奮した観衆の男が側に座っている女の股間に手を伸ば
しています。突然のことで女は抵抗していますが、巧みな男の指技と、ガラス越しに
展開される加奈子の狂態を見て、次第に我慢できなくなり、いきなり、スカートを捲
り上げ、ショーツをはぎ取り、その男の膝に跨り、肉棒を自分の手で握りそこにあて
がい、一気に挿入しました。

もう一人の女は、押し倒されそうになって、大きな声を上げて逃げようとしています
が、男達に取り押さえられ、下半身の衣類を無理やり剥ぎ取られ、上から乗っかって
きた男のものでそこを貫かれています、あんなに逃げ回っていた女も十分濡れていて、
男の腰の動きに合わせて痙攣しています。

それから、二人の女はその場にいる全ての男に犯されました。体中を精液で濡らし、
最後の男が終わると、気を失いました。

女づれの観衆の反応が面白いことが判り、この時以来、ショウには男女の観衆を集
めることにしました。加奈子たちの絡みを見せる他に、観衆の中から志願者を選ん
で、絡ませて、皆で楽しむこともしました。当然その後、乱交騒ぎとなります。

ある時、弥一郎の取引先でも重要なお客が3名、加奈子宅の宴席に招じ入れられて、
友禅の正装で、加奈子が酌をして回っています。彼女の美しさに、そこにいる男達
は好色な期待で光る眼で彼女を犯しています。

ここに来た時、弥一郎から、この女が全てを見せてくれると聞かされているのです。
勿論、これも加奈子の提案で、弥一郎がそれを商売の接待用に使っているのです。
男達は、お風呂に入って、浴衣に着替えています、弥一郎だけが接待の名目でしょう
か、カジュアルなスーツ姿です。

50歳を超えた分別盛りの男達は、艶やかな友禅の小袖を粋に着こなした、妖艶な加
奈子の顔、胸、腰を眼で追いながら、この女がどのようにして、あそこを開き、男を
迎え、悶え狂うのか、ほとんど頭が白くなる思いで、淫らな彼女の姿を何度も頭に思
い描いているのです。

そんな事を考えている男達に加奈子は微笑みながらお酌をして上品に挨拶しています。
いい香がして、優雅な着物の裾がゆっくりゆれるのを見て、男達は夢心地になって、
股間を大きくしています。本当にこの女が全てを見せてくれるのかと半信半疑になって
いる男も居ます。

加奈子もその男達の思いを良く知っていて、粘りつくような視線を腰周りに感じて股間
を濡らしています。もう、お酌で歩き回るのも辛くなっているほどです。
加奈子は一人の男の前に座り、足を出し、足袋を取ってくれるようたのでいます。男は喜
んでそれを取り去り、足に口付けをしています。いよいよショーが始まるのです。

にっこり笑って、加奈子が帯紐を解き、袋帯の端を男の一人に持たせて、回転しながら
帯を畳の上に落としました。黄金色に輝く西陣の高価な帯が長く畳の上に伸びています。
その先に加奈子が立ち、男を手招きしています。小袖はその前が開いて、男達の眼をそ
こに集めています。

一人の男が立ち上ちあがり、友禅の小袖が優しく脱がされました。淡いブルーの長襦袢
姿になりました。その姿で男達の間をお酌に回ります。裾が乱れて、赤い腰巻がこぼれ
ています。膝を崩して座ると、白い大腿部が見え隠れします。

男達は乱れてきて、女の胸に手を入れたり、こっそり股間に指を伸ばしたりしています。
女はそんな男の戯れを楽しみながら、次第に興奮してきているようで、強い女陰の香り
が辺りに漂い始めました。

男が杯の酒を膝にこぼして、浴衣から下着まで濡らしています。女がハンカチでそれを
拭いながら、男の浴衣の前を開き、ショーツの上からその部分を押さえて笑っています。
男のそこは盛り上がり、今にもはじけそうで、女はそこに顔を寄せて、男の香をいっぱ
い吸い込んで満足そうな顔をしています。

「ああ・・ん、いい匂い、これ立派ね、美味しそう・・・・、興奮するわ」
男の股間を触りながら、膝を崩して股間を見せています、その先に黒い茂みが顔を出し
ています。

「ねえ・・、ここが濡れているの・・、ほら・・・、拭いて・・」
女はハンカチを男に手渡し、膝を開いて、大腿部を見せています。そこは股間から流れ
て来た愛液が光っています。男がゆっくりそこを拭い、さらに奥に手を進めています。

「ああ・・・ん、ダメ・・・、そこはダメ・・・、
     ああ・・ん、指を入れてはダメ・・・、ああ・・ん、ダメ・・・・」
そう言われて、男が急いで指をそこへ入れて、その感触を楽しんでいます。女は男に抱
きつき、彼の唇を吸っています。

その時、隣室との境の襖が開け放たれました。そこに、真っ赤な布団が敷かれていて、
ピンクのスタンドが艶かしくそれを照らしています。それ始まったと、男達が色めき立
ち、主役の加奈子を見ました。加奈子は多少上気して、きれいな顔で笑いを浮かべて男
達を見ています。

由三が暗闇から突然、現れました。半纏に、パッチの植木職人の作業衣姿です。鬼瓦に
似た顔を緊張でさらに赤くしています。股間は既に異常に膨らんでいて、黒いパッチが
それを強調しています。

由三がものも言わず、客間に入ってきて、加奈子を捕まえました。加奈子が高い悲鳴を
上げて逃げようとしていますが、直ぐに畳の上に倒されて、乱れた裾から白い脛が見え
ます。男達の目の前で、女が襲われているのです。固唾を飲んで、じっと見ています。

男が股間に手を入れようとして、女が悲鳴を上げて、激しく抵抗したため、裾が乱れて、
ほとんど大腿部まで見え、真紅の腰巻が露になっています。由三は女の足を掴んで、そ
の片方を持ち上げ、腰巻を取り去ろうとしています。

加奈子はいやいやといいながら、片脚を高く上げられています。観衆から、女の茂みが
良く見えます。そこは、はっきりそれと判るほど濡れていて、強い女陰の香りが男達を
刺激しています。腰巻が抜き取られ。長襦袢は腰紐を取られて、肩にかかり、もう体を
覆う機能を失っています。

女はもう大人しく、畳の上に両手を着いて、脚を投げ出し、下を向いて悲しさに耐えて
いる風情です。前は乱れ、股間の茂みがちらちら見えています。女の股間から激しい破
裂音がして、愛液が洩れています。見かけの哀れな光景とは異なり、加奈子はもう極限
まで感じています。

「加奈子、お客様に十分お目せしたらどうだ・・」
弥一郎の声を待っていたように、加奈子が脚をゆっくり開き始めました。そして、畳の
上にばったりと背中を落とし、両脚を高く、高く持ち上げ、それを一ぱいに開いていま
す。茂みに囲まれた股間の亀裂からサーモンピンクの襞が現れ、そこから愛液が流れ出
て、臀部を伝い畳に流れ落ちています。

「ああ・・、皆さん、加奈子のオマ○コを見て、もっと・・近くで、見て・・」
男達を見回しながら、紅潮した顔で加奈子が囁くように、呼びかけています。男達が近
寄って、ほとんど加奈子の股間に頭を入れる勢いです。加奈子のそこに男達の吐息がか
かり、女はそれを感じて、悶えています。

「ああ・・見て、もっと見て・・、ああ・・ん、息が掛かるわ
                ああ・・・ん、我慢できない・・・、
    由三、来て・・、入れて・・・、チ○ポほしい」
完全に興奮して正気を失った加奈子は、指をそこに入れ、激しく擦りながら、由三を求
めています。男達の顔に加奈子の愛液が振りかかっています。

ゆっくり由三が、近寄り、下帯が取り去られると、例のモンスターが顔を出しました。
それを見て、加奈子を取り巻いていた男達の間に一瞬のざわめきが起こり、それが収ま
ると、緊張した静けさが広がりました。

モンスターを見て、かなわないといった顔で、男達は席に戻っています、加奈子は畳の
上で、指をそこに入れ込んで、喘いでいます。その声が客間の静けさを破っています。
由三が加奈子を抱き上げました。そして、隣室の布団に優しく寝かせています。

加奈子が由三の肉棒を舌で舐めまわし始めました。由三のものがいきり立ってきました。
それを合図のように三人の男達が布団の周りに集まってきました。

由三が無造作にモンスターを加奈子に突き入れます、破裂音がして、白い液がぶくぶく
湧き出て、メリメリと怪物が入ってゆきます。消え入りそうな加奈子の悲鳴が響き、さ
しものモンスターも、そのほとんど全身が加奈子の中に収まりました。ほっと、吐息を
漏らす音が観衆の間に流れます。

観衆に取り囲まれて、由三が腰を使い、加奈子が激しく吼えて、そして悶絶しました。
接合部から、愛液が湧き出ています。
由三は衰えない股間のモンスターを抜き取り、加奈子を抱き上げ隣室に消えました。そ
こが支度部屋になっています。

一息ついた観衆からまばらな拍手が沸きあがり、それが大きな拍手に変わりました。
「いかがでしたか、楽しんでいただけましたか
  私は、ちょっと急用の電話を入れたいところが出来まして・・・・
      申し訳ございませんが、ちょっと中座させてください ・・
ああ・・、それから・・・」
弥一郎が中座することを告げています。そして、お楽しみの女性も別室にいることを
告げています。男達は、弥一郎が消えることを歓迎しているようで、ニコニコ顔で手
を振っています。

加奈子が乱れた長襦袢姿のままで戻って来ました。男達の拍手が湧き上がり、やがて
それは驚きと興奮の沈黙に移行しました。重苦しい、しかし淫靡な雰囲気の中を加奈
子はにっこり笑って、男達に会釈しながら、男達の部屋に入って来ました。

[Res: ] 無題 トンボ 投稿日:2005/05/23(Mon) 09:53
このところ展開が早いので、キャラクタと人間関係になかなかついてイケマセン。時間見て、ゆっくり拝見しますね。加奈子さんって既出でしたっけ。初登場ですよね?

[Res: ] 無題 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/05/23(Mon) 12:29
トンボさん
昨日のゴルフで少し体調を崩して、体を癒しているところ
貴殿のコメントを拝見しました。
スコアは散々でした。由美子も同様です。

加奈子ですが、(30)話で登場済みです。
由美子の夏祭りと、由美子が自宅で喜三郎に襲われた事件、
この二つの事件を並行して書こうと、少し試行錯誤で、
冒険したみたのですが・・・、その手法が未だ自分のものに
なっていないようで、私自身が不安ですから、トンボさんが
指摘されたことが正しいと思います・・・・。
やはり、失敗したようですね。

少し大目に見てください、判り易い形にもどす努力をします。
また、アドバイスください。それでは、気候が急変しますので
ご自愛ください。

由美子の冒険〔U〕(41) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/05/23(Mon) 20:10
全ての男を狂いださせる強い女陰の香りを振りまき、髪が乱れ、汗ばんだ顔にそれが
張り付き、四文字隠語を叫んだ赤い唇はルージュが所々、剥がれて、潤んだ瞳は男ほ
しげに瞬き、首筋から乳房にかけてそれとわかるほどはっきりと紅潮していて、豊か
な胸の谷間に汗か男の液か判らない水滴を浮かべています。

先ほど抱かれて、愛液と二人の汗で濡れたはずの長襦袢を裸体にふんわりとまとって、
ゆるやかな締めで腰紐を結んでいます。愛液で濡れたしみがところどころに見えます。
前は乱れていて、腰紐が緩んで、胸はほとんど見え、歩を進めるたびに太ももが前あ
わせを割って姿を現し、はっきりと判るほどそこが愛液で濡れています。

もう少し前が乱れると茂みが確実に顔を出しそうです。男達の眼がそこを執拗に眼で
追っています。
女が立ちどまり、男達の前に膝を崩して座ろうとしています。3人の男達と膝がくっつ
きそうな距離です。大量の愛液を吐き出したその部分から強い愛液の香がムワーッと
沸き立ち、男達を包んでいます。

他の男にたっぷり抱かれた女の凄まじい吸引力に、男達は酔っています。言葉を失い、
じっと見つめて、女の全てを汲み取っています。50を過ぎた経験豊富な男達が、今
までこんなに股間を刺激する景色を見たことがないと思っています。男達は自分が抱
いた女は数多く見つめてきました。その男達にとって、他の男に思うまま翻弄された
女がこれほどまでに妖艶に、たまらなく愛しく思えることに本人たちが途惑っていま
す。時折匂う男の精液の名残香でさえ不快に思えないのです。

男に抱かれた直後、乱れた姿そのままで他の男の前に出てみたいと加奈子が自分で計
画した筋書きが進行して、男達を惑わせ、それ以上に加奈子本人が狂うほど高まって
います。

「奥さん、いいものを見せて貰いました。きれいな体ですね・・・
        あんな大きなもの・・・・、やっぱり気持ちいいですか・・・」
男の一人がようやく言葉を思い出し、引きつった笑みを無理に浮かべて、少し間の抜
けた賛辞を言っています。その声が興奮でしわがれたものになっています。とにかく
何か声を出さないと、押さえに押さえた欲情が爆発して、暴力的な行為に出そうにな
るのです。

「ごめんなさい、はしたないところ見ていただいて
       見られると、私・・・、いっぱい濡れるの、癖になって・・」
乱れた姿で、男達に前に座り、酌をしています。乳房がほとんど露になっていて、膝
が割れて、濡れた茂みも、サーモンピンクのはみ出した亀裂も男達から良く見えます。
そこから、はっきりと愛液の流れ落ちているのが認められます。

男達の浴衣もひざが割れて、股間が極限まで膨らんでいて、その部分が一部ぬれていま
す。男達も、もうそこを隠すことはしないで、女に見せ付けようとしています。

「グーッと、あそこが押し広げられてね・・、大きいものはやはり美味しいわ、
    皆さんに見られていると思うと、もう夢中になるのよ
でも、女は、殿方のものであれが、何でも美味しくいただくのよ
     おちんちんは、全部好きよ・・・さあ、どうぞ、もう一杯・・・」

加奈子は丁寧にお客の質問に答えています。杯に酒を満たす手が滑って、男の股間に酒
が降りかかりました。加奈子が失礼、と言って、男のその部分に顔を寄せ、口を付けて
吸い取っています。そして、布を脇に寄せ、直接それを吸っています。

女の脚が乱れて、長襦袢の前が開き、股間も胸もすべて男達の眼にさらされています。
女は男を頬張りながら、さらに脚を開いています。サーモンピンクの膣が蠢いているの
が見えます。女はもう欲情して最後まで行く様子です。

男達が敏感にそれを感じ取り、人妻と、見知らぬ客人の壁を取り払い、女も、男もメス
とオスの世界に戻りました。そこは欲情だけが支配する世界です。
一人の男が股間に手を伸ばして、指を入れています。もう一人の男が乳房にしゃぶりつ
いています。加奈子は、股間の男と、乳房の男のものを両手でしごいています。口には
もう一人のものが入っています。

「ああ・・・ん、いいわ・・・、入れてほしい・・・、チ○ポほしい・・
        後ろもきれいにしてあるから・・・・、入れてちょうだい・・・」
股間の男が前を、乳房の男が後ろを攻めています。経験豊富な男達は、ゆっくり攻めて
います。口の男と股間の男が途中で交代して、何事か女に話しながら、ゆっくり腰を
使っています。最初に逝ったのは後ろの男でした。

加奈子が悲鳴を上げて、男の唸り声にあわせています。口から外れた男が後ろに回り、
ためらわず突入しました。巨根の持ち主です。加奈子が悲鳴を上げています。前の男
が呻きました。強い締めを感じたようです。加奈子は脂汗を流して、息、絶え絶えで
す。

終わりが来ました。前と後ろから熱いほとばしりを受けて、女は両手両脚を伸ばして、
痙攣させて、失神しました。

二日に一度の割で、三人は絡み合い、月に一度は様々な人を招いて、絡みを見せ、興
味が湧けば、その観衆も仲間に入れて、夜が明けるまで、獣のように、誰彼構わず、
絡み合いました。その夜は、加奈子の屋敷中は10組近い男と女が入り乱れる、まさ
に絡み屋敷となりました。

弥一郎はこれで自分の色道が終点に来たと、この時思いました。しかしそうでないこ
とに弥一郎はしばらく経って気が付きます。この道におよそ終点などないのです。
こんな激しい絡みの日々がそう長続きするわけがなく、六本木で見つけたゆり子に弥
一郎が興味を移し、加奈子の屋敷は以前の静かな妾宅に戻りました。

弥一郎との絡みが遠ざかると、由三も加奈子を抱こうとしませんでした。由三にも、
加奈子にも静か過ぎる夜がやってきたのです。二人は遠くから相手を見つめ会い、相
寄ることはしませんでした。そして加奈子は50を迎え、由三も50の下り坂に入って
いったのです。

弥一郎が加奈子から離れたと同じ様に、由三も彼女のことを忘れるだろうと加奈子は
覚悟していました。それでも、一言、加奈子は由三の一途な気持ちにお礼が言いたい
のです。若くて、おろかな自分が彼のひたむきな気持を散々に弄んだことを涙するほ
ど悔やんでいるのです。許されるものなら、もう一度初めて会った若い頃に戻って、
由三の愛を受け入れたいと思っているのです。

そして、長い空白の後、由三と加奈子は二人だけの時間を持つことになったのです。
最後の情交を交わしてから、5年過ぎています。

鶴岡から電話で中座していた加奈子が戻ってきました。越後縮の涼しい青が加奈子
を引き立てています。
「由三さん、お待たせ・・、ご近所からの電話だったわ・・・・・」

ハッピに地下足袋の昔ながらの服装で由三が縁側に腰を掛けて、お茶をいただいて
います。側に座った、加奈子から懐かしい香が立ち上がり由三の鼻腔を刺激します。
由三は加奈子に会って、自分の半生の全てを捧げつくしたことを決して悔いていま
せん。もう一度人生が与えられたとしても、同じ様に加奈子に尽くすだろうと彼は
思っています。

「いいお天気ね・・・、暑くても、私は夏が好きよ、
   ここへ初めて来た時も夏だったわ・・・・・・、
 こうして由三さんと一緒に居ると、初めてこの家に来た頃のことを思い出すわね」
由三の側にそっと座った加奈子が、しんみりした口調で話しました。加奈子が中座
している間に、加奈子とこの場所で出会ってからのことを、由三が思い起こしていた
のを、知っているかのような口ぶりです。

由三がこの縁側に座ると、彼が最初の出合いを必ず思い出すと加奈子は確信していま
した。そして、それからの激しい肉欲生活、そしてしばらくの空白、彼は過ぎ去った
20数年をここに座って思い起こしていたに違いないのです。彼にとって、それは思
い出したくないものが多いはずです。しかし、また彼はここにやってきて、加奈子と
二人きりで座っています。

最初の出会い以来、ただ一筋に加奈子を愛して、彼女の側近くに居ることを生きがい
にしてきた由三、その気持さえ彼女に伝えることをしなかった由三は、50半ばにな
り、鬼瓦と呼ばれた顔は、風格が出て、男盛りの色気が出て、今では同年代の男達と
比較して、より女心をひきつける魅力に溢れています。由三の人生が彼の顔を素晴ら
しいものに成長させたのです。

「あら、あのバラが・・・、もうそんな季節なのね・・」
由三の側に、赤いバラの切花が3本あります。庭の生垣から切り取ってきたのです。
毎年この季節、生垣一面に花をつけて、近所でも評判になります。このバラが咲くと
夏、本番が近いと加奈子は思うのです。この家が出来た時、由三が植え込み、加奈子
がこの家に移ってきた日もきれいに咲いていました。

それから20数年、ここで加奈子の日陰者の時間が過ぎて行きました。毎年バラは花
を咲かせ、人々の愛憎劇を眺めてきたのです。
花瓶を用意するわと立ち上がりかけた加奈子を由三は、彼女の手をとって抑えました。
不審そうに由三を見つめる加奈子、ゆっくり首を振っている由三を見て、ハッとして、
頬を染めて、下を向きました。

「嫌な、由三さん・・・、あのことね・・、ああ・・・、どうしましょう・・」
加奈子は膝を崩して、片手を縁側について、湧きあがる羞恥と情欲にじっと耐えてい
ます。
膝を崩した着物の裾から、はだしの足が出ていて、その奥の秘めた部分の高まりを恥
らうように少し反り返っています。ゆったり着付けした胸元から、白い乳房がすこし見えて、
そこが大きく息づいています。

由三がゆっくり、着物の裾を捲り揚げています。白いふくろはぎが表れ、大腿部まで
見えそうです。
「奥さん、それじゃ花瓶が見えません、こちらを向いてください」
由三がにっこり笑って、加奈子の顎を指で持ち上げました。上気して、キラキラした
目に欲情した女の精気が溢れています。加奈子の裾から、ムーっと女陰臭が湧き上
がってきました。

「いじわる、由三さん、知らないから・・・、こうするの・・、ああ・・」
加奈子は由三に向かい脚を投げ出し、後ろに両手を付いて、うっとりと首を後ろに垂
らしています。

由三が、加奈子の足先に唇をつけ、次第に上に舐め上げています。ふくろはぎから、
大腿へ舌を進めて行きます。加奈子は大きく脚を拡げました、強い香りが湧き上がって
います。由三が着物の裾を両側にはねあげました。そこだけが別の生き物のような、
象牙のように白い、艶やかな生物が現れました。いつも着物で覆われているそれは、
真昼の日の光を恥らって、身をくねらせています、その生き物に守られた奥の泉から
男心を沸き立たせる香が発散されています。

「加奈子さん・・、もう少し、ここを開いてください」
「由三さん・・・、うれしい・・、加奈子と呼んでくれたのね
               開くわ、もっと見て、嬉しいわ・・・」
加奈子はいっぱいに脚を開いています。着物の裾は大きく開かれて、腰のところで
二つに割れて床に落ちています。白の長襦袢と、淡いブルーの腰巻が由三の手で
ゆっくり広げられました。泉のそばの茂みが顔を出しました。早、破裂音を出しなが
ら、透明な愛液を噴出しています。

由三は足先から大腿部へと舌を這わせ、ついには泉のほとりまで舌を運びました。女
は喘ぎながら、脚を持ち上げ、男の肩にそれを置いて、いっぱいに脚を拡げています。
男の頭が女の股間で激しく動いて、それに合わせて女の呻き声が高まっています。
女が一際、高い声を上げて両脚を上に突き上げて、痙攣させて気をやりました。

淡いブルーの腰巻を背景にして、白い女の両脚が極限まで開かれていて、その中央の
漆黒の茂みは、みずみずしく泉の水で濡れそぼっています。男は真紅のバラを一輪、
取り上げ、丁寧にその茎を桜紙で包み、自分の唾液で湿らせ、女の泉にそれをゆっく
り差し込みました。

男が長年、思い描いていた生花の完成です。男はこの日のため、この作品のため、
20数年の下積みに耐えてきたのです。女の側に立ちすくみ、じっと見つめる男の
ほほに涙がとめどなく流れています。縁側に横たわる女のほほも濡れています。

昼下がりの強い日差しが二人を照らし、林のせみ時雨が二人を包んでいます。二人
の時間がゆっくりと過ぎてゆきます。

弥一郎を中心に男と女の肉欲生活が続いていた頃、二人がぐったりして布団に寝て
いて、弥一郎が用足しに中座した時、加奈子が由三に私をどう思っているのと尋ね
たことがあります。

「いつか、そんな時がもし来るなら、
   加奈子さんを抱きしめ、加奈子さんを裸にして、
     そこに好きな花を飾りたい、
それが加奈子さんを、自分一人のものにした証になるはずです」
由三は天井を向いてポツンと答えました。それきり言葉はありません。

そのあと、一人になって、加奈子は由三の言葉を時々考えました。しかし、その頃、
若い加奈子は由三の言葉の意味が良く判らなかったのです。奥さんと呼ばず、加奈子
と呼んだことに多少の意味を感じた程度でした。

加奈子を自分の意思で抱き、自分の思うままに愛したい。ただ、性ロボットのように
加奈子を抱くことだけに明け暮れている由三の痛切な気持がその言葉に表れているの
です。もうこの人とは絶対はなれない。どんな試練も、犠牲も乗り越えて見せると加
奈子はその時決心しました。そう思うと、股間のバラが大きく揺らぎました。加奈子
の興奮がそこに伝わったのです。

由三があの日の弥一郎のように上半身裸で下帯姿一枚になりました。そして、ゆっく
りと加奈子の股間からバラを抜きとりました。その刺激で加奈子が消え入りそうな、
しかし喜びに溢れた悲鳴を上げています。

由美子の冒険〔U〕(42) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/05/26(Thu) 19:09
殿山喜三郎が突然鶴岡家に忍び込んで、由美子を後ろから抱きしめた事件が深刻な背景
がありそうだと考えた鶴岡は、由美子をUに託して、しばらく自宅から退避させた後、
この事件処理を大車輪ですすめています、調べてみると意外な展開の連続で、次々と新
しい事実が見つかり、鶴岡はいつしかその渦中に入り込んでいます。

一方、それと並行して、Uと一緒の由美子の周辺も慌しくなってきました。こちらの事
件も急展開しております、ここで、しばらくは由美子の周辺を追いかけてみます。その
間に、鶴岡が調査している喜三郎の事件も糸口が見つかるでしょう。

天狗組最大のビジネスチャンスである北国の夏祭りに、由美子はUに連れられてやって
きました。そこで、鶴岡の学友、伍台と偶然に再会しました。彼は当地の警察署長を務
めています。

地元の暴力団北組に、ショバ(屋台を出す場所)のことで横車を押されて、Uは潔く引
き下がりましたが、北組を快く思っていません。一方、横車を押して無理やり引き下が
らせたものの、北組はUを手ごわい相手と見ており、Uの情婦、由美子と警察署長の関係
に神経を尖らせています。 

伍台に誘われてレストランで食事中、中学生と見られる女の子と中年男性のカップルを
見て、異常に股間を勃起させているその男性を由美子が怪しいと言い出し、伍台がその
場で部下を呼び寄せ連行した結果、内偵中の中高生売春組織とのつながりが判りました。

由美子の魅力に抗し切れなくて、伍台はそのレストランの階段で由美子と肉体関係を持
ちました。その一方、離れた場所から男性器の状態を認知できる由美子の驚くべき女性
機能に注目した伍台は、祭りの間、2日間警察に由美子を貸し出してくれるよう、Uに
打診してきたのです。


刑事が一人迎えに行くから、由美子を彼に預けて欲しい、署員全員で彼女を守るから安
心して欲しい、なお、ジローさんの尾行は、今回は遠慮してくれと伍台からUに電話で
依頼がありました。

伍台は由美子の借用の目的を言いません、Uもそれを聞きません。Uも一度きりの出会
いで、伍台を信頼できる男と見込んだようです。Uは快く由美子を伍台にあずけること
にしました。由美子はちょっとした冒険の期待で張り切っています。

係りの担当刑事が一人で由美子を迎えに来ました。30歳過ぎの平凡な男ですが、さす
がちょっとした動作にも隠された力の片鱗が垣間見えます。由美子は指示されたように、
白いブラウスに、花模様のスカート、買い物用の普段着のバッグで、普通の主婦然とし
たスタイルです。

由美子とその30歳代の刑事は夫婦を装って繁華街を回り、中高校生売春の現場を見つ
けることが仕事です。由美子は警察の協力者の位置づけです。
繁華街の橋の上で一組を発見、中年男は著しく勃起していて、異様なほど少女に密着し
ていましたから、由美子でなくても見つけ出せたでしょう。連絡を受けた別の男性刑事
ペアーがこの容疑者一組を尾行し、最終組織までたどり着く計画のようです。

由美子たちは、喫茶店の中で、若いペアーを見つけましたが、これは恋人同士だろうと
いう刑事の判断で、フォローを見送りました。

公園で親子ほどの年齢差があるペアーを由美子が怪しいと言って、連れの刑事に言うと、
刑事はその男の顔を見て、驚いて、直ぐ伍台署長に電話しました。
かなりの時間話し込んでいたその刑事が、電話で伍台の指示を受け、尾行担当の刑事を
呼びました。二人の刑事が直ぐ駆けつけてきました。

「あの男だ、そう市議会議長だよ。署長の了解は取ってある。慎重に尾行してくれ、尾
行に迷うことが起きたら迷わず署長に直接相談しろとの命令だ、ホテルには行かない可
能性が高い、先ず寝る場所を突き止めるまで尾行して、その時点で指示を仰げとのことだ」

由美子達はその後、5組の容疑者を見つけました。そのうち4組までが、市議会議員でし
た。捜査に精しくない由美子でも、売春組織と市議会の黒い関係が気になります。連れの
刑事は事態の重大な展開に言葉少なくなってきました。本部と連絡する口調も緊張感がみ
なぎっています。伍台も陣頭指揮している様子です。

由美子達は、夜十一時までの間に、8組の容疑者を発見して、尾行担当刑事に引き継ぎ
ました。8組の刑事16名が容疑者を尾行しています。
8組の容疑者の尾行を開始したところで、由美子達は署に戻るよう指示されました。尾
行担当刑事がいなくなったのです。署に戻ると、会議室に伍台署長以下関係者が集まり、
緊張した様子でした。

刻々と尾行担当刑事達から連絡が入っています。
「何、議員たちは全員、議長の別宅に入ったのか。尾行したのが5組で、それとは別に
5組が、入った、計10組か。・・・何てことだ、・・・今晩全員そこに泊まるのだな、
議長の別宅が彼らのハーレムなのか・・・、今二十三時過ぎか」
予想外の展開に署長は絶句しました。

「よし、議員の関係していない3組の容疑者は身柄を拘束しないで泳がせることにする。
くれぐれも、警察が動いていることがばれないよう、ばれそうになったらその場の判断
で、尾行を中止してよい」
署長がしばらく考えた後、指示を出しました。

そして、少し沈黙が流れました。場に居るものは次の決断を待っています。彼らは署長
の悩みがよく判りました。じっと署長の顔を見ています。やがて最終決断が出ました。

「今夜、議長別宅に突入する。
逮捕令状と家宅捜査令状をとる。別宅の図面は警備関係部門から取り寄せろ、写真班、
撮影班、録音係、逮捕担当がチームを組んで現行犯逮捕と証拠確保を同時に行う、十組
の逮捕チームを編成する。

従って、一組のチームが議員とその相手を担当して、その他のものは、多分売春斡旋屋
とかその他関係者が数名以上いると思うので、そちらを手分けして、担当すること。出
来るだけ手を集めてほしい・・・」
ここまで一気に命令して、署長は熱心にメモを取っている部下を見渡し、にやりと笑い
ながら次の指令を出しました。

「ああっつ、それから・・・、裸の女性と遭遇しても、たじろがず彼女らに抱きつき、
      確保できる、腕に憶えのある者を10数名準備しておく必要がある・・・」
部下たちは、そんな男はいませんと言う顔をして少し笑っています。署長の期待したと
おりの反応です。中には署長の意図が判った者もいるようです。

「少女も含め10名以上の女性容疑者が中に居るはずである。チームには必ず女性捜査
官を加えておくこと、女達が丸裸で逃げ出すことも考えられるので、この時は女性捜査
官の指示に従って行動するようにしてほしい、管内の女性警察官の中から適任者を選ん
でほしい」
この指示で、ああそうかという顔をしているものが何人か居ますが、誰も笑い出す者は
居ません。

「祭りの警備と重なるが、その時間に空いた全署員を召集してくれ、別宅全ての出入り
口の封鎖も同時に行う。署員の招集は、祭りだから目立たないと思うが、くれぐれも
メデイアに悟られないように注意すること。

突入は0時三十分とする。以上だ。
突入まで一時間だ。各部門準備に入って欲しい。
ああ、それから、本日大変な協力をいただいた鶴岡由美子さんだ。紹介しておく」

伍台署長は会議室の関係者、幹部10名ほどですが、全員を睨みつけるようにして、
指令を出し、椅子に音を立てて座り込みました。

由美子は予想外の展開に、ただ驚いて、紹介された時も、あわてていて、鶴岡由美子
です、というのが精一杯でした。
それでも、前列の数人が、由美子を見て、この場に不釣合いに、勃起してくるのを感
じとりました。

「殿方は、今から戦場だと思うと勃起するのかしら」と思い、会議室にいる刑事たち
も、普通のオスだと判り、やっと平常心に戻れました。
気がつくと、会議室のほぼ全員が勃起状態です。戦場に赴くオスの雄叫びなのでしょう。

由美子の冒険〔U〕(43) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/05/27(Fri) 20:18
市の郊外、住宅街を少し外れたところにかなり広い庭園に取り囲まれて、鉄筋2階建
ての瀟洒な建物が建っています。この地方で中堅の建築業を営む伊藤市議会議長
の別宅です。普段は使用していなくて、議員の会議などに使用されている様子で使用
人も固定した人はいないことが判っています。

今晩は既に10組のカップルがここに入り、北組みの組員が5名と女性3名が中に居
ることが判っています。この建物に2ヶ所の入口がありそこに40名を超える警察官
が待機しています。
出前の料理や酒が数件届けられ、それ以降、付近は静まり返っています。

0時30分、入口のインターホンで出前を届けた料理屋の名前を言って、扉を開けさ
せ、表門から40名の警官がなだれ込みました。扉を開けたのは、ガウンをだらしな
く身にまとった女性で、ガウンの下は裸体です。この女性はどうやら組員の情婦のよ
うです。

一階が大広間とキッチン・トイレなどのユーティリティ、2階は個室になっています。
進入した一人が裏口を開放して、そこからも新たな40名が入ってきました。進入か
らほとんど2分間ほどで全ての部屋がチェックされて、あらかたそこの写真が撮られ
ました。その間、女の子が大きな声を上げたほかはほとんど抵抗がありませんでした。
全ての写真が撮り終わった頃ようやく議員達は事の重大さに気が付いていますが、そ
のときは全てが終わっていたのです。

この日の手入れは大成功でした。市議会議員10名が買春容疑で現行犯逮捕、その相
手女子10名が保護、北組数名が売春斡旋容疑で逮捕されました。

踏み入った捜査官たちは、大量の証拠写真を簡単に撮影することが出来ました。当初
の計画では、10組の男女が各々個室に居るとの想定で、10組のチームを編成した
のですが、彼等は40畳の大広間に全員集まって、乱交状態でした。

一人の女に複数の男が絡んでいるのがほとんどで、あるものは自分のものを女の口に
預け、その女の後ろからもう一人が犯しているのです。3人の男が一人の少女に高校
の制服を着せて、乱暴しようとしている写真が撮れました。

女の脚をえびのように折り曲げて、股間に黒い肉棒を入れて、腰を使っている者、女
の脚を肩の上に持ち上げて、股間に入れている者、男の息切れが目立ち、女がもっと
もっとと、男を励ましています。男が我慢に我慢を重ねて、ついに思い切り女の腹に
放出したところをしっかり写真に撮られてしまいました。男は先端から残り汁を床に
たらしながら、痴呆のような顔でカメラマンを見ています。そこをまた一枚撮られま
した。

傑作だったのは、議長がセーラ服を着て、二人の少女に弄ばれている写真で、まさに
決定的なものでした。グロテスクな黒いものを少女の口にあずけ、もう一人の少女の
唇に吸い付いている議長の顔がばっちり撮られていました。

ここに踏み込まれると、男達は観念したようで、すっかり萎んでしまった部分を手で
覆いながら、フラッシュの中で凍りついたようにして声も出ません。

元気だったのは、女の子で、裸のまま素早く駆け出して、裏口で張り込んでいた警察
官に抱き止められるところまで逃げ出した少女が数人いたほどです。
「イヤァ・・、離して・・・、エッチ・・・」
大声で叫んで、生々しい体臭を撒き散らして、丸裸の体を捜査官に向けて突進させて
くるのですが、3人の女性捜査官が彼女達の目の前に立ち、的確に指示を出し、男性
捜査官がその指示で動いているので少女達も女の武器が封じられて、どうすることも
出来ません。

中には女性捜査官に攻撃的に飛びついて行き、強行突破しようとするのですが、腰に
乗せられ大きく投げを打たれて、両脚を大きく開いて、もんどりうって床に倒れる少
女も居て、その弾みで股間から性液や愛液を周りに撒き散らしています。

血生臭い現場には慣れている刑事達ですが、こうした性液が生臭い現場はあまり経験が
ないようで、女性捜査官に檄を飛ばされて、恐る恐る裸の女の子を確保しています。

面白いことに捕まえられて一部屋に集められても、平気で裸のままで居る少女が多かった
のです。
男達は直ぐ服を求めたのですが、少女達は、むしろボトルの水を一番に要求しました。
交通課から借り出された婦人警官が衣服を少女達に手渡し、説得して服を着ることを促
したほどです。
全般に少女達に罪の意識は薄いようで、取調べにあたった婦人捜査官が大声をあげて叱
り付けています。

その日の地元紙朝刊一面で速報が報じられ祭りに浮かれる市民を驚かせました。

伍台はたいそう喜んで、月曜日の朝、自宅に向かう由美子を、部下数人と一緒に新幹線
駅まで、見送りに来てくれました。それは良いのですが、婦人の見送りに制服で来るの
は、少しデリカシーに欠ける振る舞いです。

伍台はほとんど由美子に抱きつきそうな勢いです、部下の警察官がそれを見て笑ってい
ます。プラットホームに居る人々もこの異様な一団を見つめています。
由美子は署長に軽く抱きつき、その頬にキスしました。そして、そっと囁いたのです。

「伍台さん、階段のファック良かったわ、ありがとう。
              勿論、主人にも、奥様にも内緒よ、ふふ・・・・」
公衆の面前で制服姿の署長が人妻に抱きつかれるのは少し問題がありますが、伍台は
一向気にしていない様子で、これ以上はない上機嫌な顔で笑っています。

地元紙は月曜朝刊でも、土曜日から日曜日にかけた深夜の手入れをセンセーショナル
に報じています。第一報の日曜日朝刊では逮捕劇が報じられただけでしたが、事件か
ら一日経過して、詳細が警察から発表されて、市議会を揺るがす大事件であることを
人々は知りました。

新幹線車中で、Uは由美子の側で朝刊記事にのめりこんでいます。由美子がこの逮捕
劇に関与しているとはその時は未だ気がつかずに、北組もこれで壊滅的打撃を受ける
とUは思っていました。多分、上部組織がかかわりを恐れて、北組を即日、廃業させ
ることになるとUは分析しています。

由美子は駅頭で伍台からプレゼントされた花束を胸に抱いて、Uの隣で花の香りに包
まれて幸せそうに眠り込んでいます。列車は良人の待つ町へ疾走しています。

「日曜日の0時過ぎ深夜、穴山門前署は県警本部の全面支援を受けて、内定を続けて
いた中高校生買春行為現行犯の容疑で、伊藤市議会議長別宅に、一斉手入れを行い、
伊藤議長以下、市議会議員10名を若年女子買春容疑で現行犯逮捕した。

また、売春斡旋容疑で、北組佐々木容疑者以下6名(いずれも北組)が現場で逮捕さ
れ、売春顧客リスト、女子中高校生名簿など証拠書類多数が押収された模様。県警は
この資料に基づき、売春組織の全容を解明して、その組織の壊滅を目指す意向である。
              ・・・・・
顧客リストには今回の逮捕を逃れた多数の若年女子買春容疑者が含まれており、市議
会関係者も含まれている模様。
              ・・・・・
今回の逮捕劇で、目下取調べ中の伊藤市議会議長は、副市議会議長宛に議長ならびに
議員の辞職願を、弁護士を通じて提出したが、市議会は辞職を認めず、近く本議会を
召集して関係議員の譴責除名処分を決定する見込みである。
なお、顧客リストに記載されながら、今回の逮捕を逃れた市議会関係者の公表を市婦
人会など複数の市民団体が要求している模様である。
顧客リストには市議会関係者以外にも多数の県内外著名人が記載されている模様で、
県警ならびに検察のこのリストの取り扱いが注目されている。

今回逮捕された氏名とその容疑は以下のとおりで、・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
穴山門前署、署長の談話
『・・・、ということで、この種の犯罪は現行犯でないと摘発しにくい難しい側面が
あるのですが、今回の摘発に至る段階で一市民、ご婦人ですが、この方の献身的ご協
力がありました。この方の協力なくしては容疑者の特定が出来なかったと思います。
警察を代表して改めて御礼申し上げます。・・・』」

Uはこの署長の談話記事を見て、ようやく由美子の活躍を察知したようです、彼女は
笑顔を浮かべて、Uの肩に頭を預けて眠り込んでいます。
この署長談話と、由美子のあの能力、そして先ほどの署長以下の仰々しい見送りを考
えると、Uは由美子が今回の事件にかなり深く関与していると理解しました。その推
測が正しいとすると・・・・・。

拭いきれない不安が、黒雲のように湧き上がりました。Uは、直ぐジローさんとサブ
を呼び、ひそひそと話し始めました。

「早ければこの列車・・・・・俺は良いから、
              ジローさん、奥さんから絶対離れるな・・・」

Uの緊張した声が聞こえます。ジローさんも、サブも全身に緊張感を表しています。
由美子は、のんびりと寝込んでいます。何か楽しい夢でも見ているのでしょうか、か
すかに、笑みさえ浮かべています。

由美子の冒険〔U〕(44) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/05/28(Sat) 11:26
新幹線は終着駅に間も無く到着予定です。その時、Uの携帯電話が鳴りました。
コール信号を鳴らしながら、Uはカバンを持って列車の連結デッキへ向かいました。
ジローさんとサブが油断のない目で、Uを見送っています。Uは二人の視界から消
えて、デッキの窓側へ移動しました。携帯電話を使うのでしょう。

「はい、宇田川です、・・・ああ、署長さんですか・・・」
電話を左手で持ち、Uは列車の通路に背を向けて、デッキの窓から外を眺めていま
す。その時、列車の通路を一人の男が通りかかり、Uの居た車両の方へゆっくり歩
いて行きます、その男は通りすがりに、Uをちょっと見ました。Uもその男の姿を
目の端に捕らえて、直ぐ背を向けて電話に集中しています。

次の瞬間、それを予想していたように、Uは身をひねって、頭を下げて、通路の方
向の床に身を投げました。目標を失った男は、Uの頭上を飛び越えて、Uに脚をさ
らわれた弾みで、その頭をしたたか列車の扉に打ち付け、低い唸り声を上げて痙攣
しながら失神しました。男の手にあったナイフが床に落ちています。

Uはそのナイフをハンカチで拾い上げ、カバンに入れました。サブが凄い勢いで走
り込んできました。全ては、一瞬の出来事でした。サブ以外にこの事件に気がつい
た乗客は居ないようです。

Uは無言で、サブを手で制し、男を確保するよう、音を立てないよう、手まねで指
示して、携帯電話に出ました。

「失礼しました、ちょっと列車が揺れたもので
   携帯電話をうっかり床に落としてしまいました・・・・・。何か急用でも」
Uは電話で話しながらジローさんが由美子の傍についていることを確認して、そして、
サブに無言で指示しています。サブはUの指示に従って、床に伸びている男を床に座
らせて、正気な男が少し酔っ払って座っているかのようにカモフラージュしています。

「ああ、Uさん凄い音がしたが、何かあったの、そう・・・・大丈夫なのだね」
伍台は事件の発生を察知しているようですが、Uが無事で、その上何も言わない以上
それを訊ねることはしません。

「Uさんに至急連絡することが起きたので、電話番号を調べて、連絡しました。
署内で不祥事があり、一昨日の手入れの計画が、事前に北組や、議会筋に流れたこと
が判明したのです。
素早く行動したので、手入れそのものには影響なかったのだが・・・・、
問題は、深夜の手入れにいたるかなり詳しい情報が、彼らに流れたのです。
申しわけないが、由美子さんのことも、彼らに流れてしまいました。
彼女の具体的協力内容は知られていないと断言できるが、
彼女の名前と天狗組の姉御の身分は流れていると思っています」

伍台からの連絡内容は、Uの心配がまさに的中したことを示しています。Uはそれ
を新聞記事から読み取りました。天狗組の由美子が協力して北組組織を壊滅状態に
したのですから、それ相応の彼らの仕返しを覚悟する必要があると思って直ぐその
守りの体勢を敷いたのです。まさに間一髪で危機から逃れることが出来ました。
もし、Uがそのことに気づかないで新幹線の座席で眠りこけていたりすると・・、
Uは伍台と話しながら、背筋が寒くなりました。

敵はUたちが列車に乗り込んだ時から狙っていたとUは思っています。また、今回
の攻撃で、北組の報復が終わるとはUは思っていません。この種の依頼をする時、二
つ以上の襲撃の手を考えるのがその筋の習慣であることをUは知っています。

伍台の話はさらに続きます。
「残念ながら、ヒットマンが北組の筋から放なたれたの情報をわれわれは掴んでいま
す。おそらく北組幹部の誰かが、関西系本部の指令が出る前にヒットマンを放ったのです」
既に一人、ヒットマンを倒した後ですから、Uは冷静に伍台の話を聞くことができ
ました。

議会筋は議員の大量逮捕で、裏で動くのが難しくなり、由美子と天狗組に何らかの
報復行為をおこす可能性はゼロだと警察は考えていて、今回の売春組織摘発で顧客
リストを始末できなかったことなど失態があまり大きいので、関西系の上部組織か
ら北組は見放されたとの情報が入っており、近々に廃業届けを出さざるを得ない状
態に追い込まれていて、組の組織は既に死体で今後新たな組織活動できない状態に
なっている。従ってこれから北組が新たな動きをする可能性はゼロとなった。

ただ、事件直後から関西系の上部組織が北組に引導を渡すまでの間、20時間ほど
の空白の時間、組の幹部が独断で、天狗組に向けてヒットマンを放った形跡がある
と伍台がUに伝えました。

「由美子さんは標的にならないと、わたしは思っているのです。
名前こそ出さなかったが、由美子さんの存在をわたしが敢えて公表したのは、
こうした事態に備えたつもりです。

万一誰かが彼女を恨みから狙おうとした場合、
マスコミに名が出た一般市民の彼女に何かがあると、その後問題が大きくなる可能
性が高く、得るものに比べて失うものが大きい、北組や、議会筋のようなプロは彼
女を恨みから狙うようなバカなことはしないと思っています」
ここで伍台は言葉を切って、少し間を置きました。Uはその先を既に予想していました。

「Uさん、はっきり言うよ、
ヒットマンは貴方を狙って放たれたと、我々は考えているのです」
伍台は、静かな声でUに伝えました。
 
「屋台の縄張りを取られたうらみで、
  天狗組は、北組を警察に売ったのだ、天狗組が我々の商売を潰したのだ・・」
北組の誰かがこう言い出しとしたら、壊滅的打撃を受けて浮き足だっている北組の中
で、ことの確かさを冷静に考える者はいない筈で、北組の幹部の一人が空白の時間を
利用して、腹いせにヒットマンをUに向けて放ったとしても不思議でないと伍台はU
に説明しています。

Uは既に襲撃を受けたことをこの時話そうと思いましたが、それでは由美子を捜査に
使った伍台の責任は免れないことになり、さらに確保したヒットマンを警察に引き渡
すことになります。それは避けたいと思い、ここはUの腹の中に納めようと考えまし
た。警察では絶対口を割らないヒットマンから、Uなら情報を引き出すことができる
と思ったのです。

「本来、警察が貴方を保護するのが筋ですが、ことが明確でないアンダーグランドの
動きなので、表立ったことは残念ながら出来ません。確実な情報がつかめれば、我々
は直ぐ動きます。くれぐれも気をつけてください。Uさんの地元署の署長にはこの話
は伝えておきます。私の名前を出して結構ですから、危険なことがあったら、迷わず
保護を求めてください」

これで話が終わるかと思いましたが、事務的な調子を少し変えて、伍台がUに親しさ
をこめて話しかけています。
「Uさん・・・、飛竜のUと呼ばれた貴方のキャリアと人柄を知った上で、この情報
を私個人の責任で流しています。本来一般の方には、この種の話はしないことになって
います。そのことを理解してください。したがって、今まで話したことは、私と貴方
の間だけことにして欲しいのです。

ヒットマンの素性、人数、足取りなどわかり次第連絡します。この携帯を使うので、い
つも空けておいてください・・・。以上です、また会いたいですね・・・・・・・」

列車は定刻に、終着駅に着きました。乗客が全て降りて、プラットホームに乗降客が少
なくなった時を狙ってU達はホームに降り立ちました。片手をポケットに入れて、もう
一方の手でヒットマンの手を握り、Uはヒットマンに体を摺り寄せるようにして、先に
立って歩き出し、ジローさん、サブが由美子を間にして続きます。サブもジローさんも
緊張した、いい顔をしています。
ヒットマンは観念したのか、逃げ出す気配が無く、大人しくUに従っています。ワゴン
型のタクシーを捜し、全員乗り込み事務所に向かいました。

「お前を警察に渡すつもりはない・・・、
いろいろ聞きたいことがあるが、お前もしゃべるつもりはないだろう
何も話したくなければ、このまま帰ってもらって良い、

ただ、もう知っているかと思うが、お前の依頼主は、近く廃業するだろう、
だからお前が成功しても、失敗しても誰もその結果に関心持たない状態になっている。
もともと、お前と俺と間には何も恨みは存在しないはずだから、
この後別れたら、お互い今日の事はさっぱり忘れよう」

Uは二人きりで話し合いたいといって、ジローさんもサブも下がらせ、その男に言
いました。年齢の良く判らない男で、50歳と言われればそう思えるし、30歳だと
聞けばそうかなと思える男で、この後、街で会っても彼だと気がつかないと思えるほ
ど特徴の無い男です。

「それでは、お言葉に甘えて帰らせていただきます。お世話になりました」
これがここへ来てから、初めて男がしゃべった言葉です。意外ときれいな声です。男
はのっそり立ち上がり、入り口に向かってゆっくり歩き始めました。Uは座りこんだ
まま動かず、男を目だけで見送っています。玄関に通じるドアーのそばに立って、男
は振向きました。

「本当に何もしないで帰らせてくれるのですね・・・・・、
こんなこと初めてです。驚きました・・・・」
扉のところに立ち止まって、男は奇妙な笑みを浮かべてUを見ています。そして何か
に気がついた様子で、ここへ来て初めて感情をその表情に表しました。 

「ああ、そうか・・・どうして今まで気が付かなかったのだろう、
飛竜のUさんですね、貴方は・・・、それでは適わないはずだ、本当に失礼しました」   
男は、Uをしげしげ見て、やがて合点が行ったように頷きながら、今までとはちがった
表情を見せました。一歩Uに近づいて、親しさより、尊敬と呼んだほうがいい感情を顔
に出して、自分から話しかけて来ました。 

「私はもう貴方にお会いすることはないと思いますが、私のほかに、二名います。
貴方を狙って、『腕の一本も折ってやれ』と依頼されました。
二人のことは・・・・・、仲間のことは売れませんので、詳しいことは堪忍してくださ
い。

貴方であれば、上手く切り抜けると思いますが、意外な人物もいますので、油断しない
で下さい。仕事の期限が十日と区切られています。残り八日です、期限が来ればそれで
終わりです。
依頼主に異常があったことを、新聞で知り、それを今朝、連絡を取り確認しました。三
人とも前金を貰っていて、仕事はやり遂げるつもりです。くれぐれも油断しないで下さい」

何があっても絶対言わない内容ですが、男は壁を見つめて、淡々と独り言のようにしゃ
べっています。伝説の男、飛竜のUと渡り合った、そのことにこの異端の男はそれなり
に感激して、思わず本音をしゃべりたくなったのでしょう。依頼主が居なくなったこと
も、彼のしゃべる気を後押ししたようです。

「わたしは消えます。お世話になりました。
  ・・・・仕事は失敗でしたが、良い方と勝負できたと思っています。失礼します」
男は煙のように玄関に消えました。Uは男を目で見送って、ズボンのポケットから小型
の拳銃を出し、テーブルに置きました。これがあるから、男は大人しくここまで付いて
来たのです。

由美子の冒険〔U〕(45) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/05/29(Sun) 18:35
ジローさんとサブが部屋に戻って来ました。二人が隣の部屋に待機していることは、
Uは勿論、ヒットマンも知っていました。サブはテーブルの拳銃を持ち上げて弄り
回しています。Uに向かって拳銃を向けながら、サブが言いました。
「Uさん、今日のようなこともあるので、やはり本物を持った方が良いと思いますよ」
良く出来たモデルガンだったのです。Uは何時もこれを持ち歩いています。Uがこ
れを出せば、本物と思うでしょう。

「あと二人ですか・・・・、厄介ですね、隠れて逃げ回っていることも出来ないし・・、
      どうしますかね、後8日間ですよ、敵も今度は準備してくるでしょうし」
本物の拳銃をUに持たせたいというサブの提案を無視して、ジローさんが、心配な様子
をそのまま表に出してUを見つめています。Uがそれを絶対しないことを知っていなが
ら、しばらく身を隠して欲しいのです。今のUの立場を考えると昔のような修羅場には
Uを立たせたくないと思っているのです。 

「このことは、三人だけの秘密だよ。私に何か起こっても警察のお世話にならないよう、
二人にその後の処置を頼みたい。うまくやってくれ。
それだからと言って、特に私の尾行は必要ないよ。何か起これば私から連絡する。
サブ、三人だけの専用の携帯電話を準備してくれ。

奥さんは先ず大丈夫だと思うが、彼女がここへ来た時はジローさん、傍を絶対離れない
よう、お願いします。

俺は今までと変わらない生活をするが、鶴岡さんの家には、期限過ぎるまで行かない
ことにするよ、鶴岡さんを巻き込めないからね、
じゃこれで・・・、ジローさん、二階の奥さんを家へ送ってください」
Uは淡々と話しました。ジローさん達は、各々指示された仕事に散りました。

Uは事務所で一人になって、やはり寒々とした恐怖感を噛み締めていました。
新幹線の中で、背後に肌があわ立つような殺気を感じて、デッキの窓ガラスに男のナ
イフが光るのを見て、Uは咄嗟に本能に任せて体をひねって、捨て身でヒットマンの
足元に飛び込みました。男が腕を狙ってナイフを突き出したので、その下をかいくぐ
ることが出来たのは、Uにとって幸運でした。

「残り二人もこのようの上手く行くとは思えないな・・・」
若い頃からこの世界で生きて来たので、修羅場は踏んできた、怖いと思うことはもち
ろんあったが、ゲームを楽しむような快感と緊張感の方がその恐怖を上回っていた。
無茶なことをやり、「飛竜のU」と呼ばれ、いい気になって、その抜群の体力と度胸
で、余裕を持って修羅場を泳ぐことが出来た。

しかし、何時ごろからか、好んで喧嘩をやらなくなり、「Uの曲刀」と呼ばれた特注
ナイフも、机の引き出しに入れたままだ。Uは久しぶりに経験した肌があわ立つ感触
に刺激されて、過ぎ去った頃を思い出しています。

「やはり年かな・・・
  はした金で雇われている、この程度の相手にこんなに緊張するとは・・・
   昔はもっと凄い相手を・・・・、よそう、過ぎたことを考えるのは・・・」
ヒットマンと冷静に対決できたことにUは満足する一方、そのことに取り込まれてい
る自分を情けなく思っています。、

「自分を狙う敵は、後二人いて、
一人は『意外な人物』とあの男は言っていたが、何者だろう・・・」
Uはここまで考えて、サブの入れてくれたコーヒを一口で飲んで、その苦さに顔をし
かめながら、敵の出方を見るより仕方ない、何とかなると自分に言い聞かせました。
次第に昔のUが戻ってきたようです。 

二番目の男は、二日後にやってきました。
その男は慣れた様子で事務所の中に声をかけて、宅配便です、印鑑を貰いたいと伝票
を出し、Uが多少疑いながら、隙を見せて誘うつもりでその男に背中を見せて印鑑を
押しました。男は動きません。カウンターに置いた荷物を男が軽々と持ち上げ、何か
愛想を言いながらそれをUに手渡しました。

Uが両手で男から荷物を受け取った瞬間、鋭い一撃が右の二の腕に飛んで来ました。
40センチほどの鉄の棒です。
右手を逆袈裟懸けに振り下ろした一撃が確実にUの腕を砕いた手ごたえを男は感じ
取ったと思いました。Uはその荷物を支えることに気が緩んでいるはずです、それに、
今までこの男の奇襲攻撃をかわし得た相手はわずか一人だけで、まさに必殺の一撃
だったのです。

油断していたわけでもなく、商売柄、日に数件の宅配業者が仕入れの品を届けてく
るので、それなりの対応をしていたのです。その日、サブ達は全員出払っていて、
Uが一人で留守番をしていたのです。これも珍しいことではなく、昨日の昼間も、
今朝も2、3件の荷物をUは自分で受け取っていました。

男がにっこり笑って、Uに荷物を手渡しました。Uは男が軽そうに荷物を扱うので、
そのつもりでその荷物を受け取りました。
手渡されて意外な重さに、Uがちょっと驚いて、体に力を入れると、同時に男が
スーと右手を上に挙げ、肩から抜き打ちで打撃を加えてきたのです。まさに虚を衝
かれた瞬間の熾烈な必殺攻撃でした。しかもその男は一歩間を詰めて確実に、自分
の間合いにUを入れていました。

Uはその荷物を受け取った時、予想以上に重いことを知り、その瞬間、敵の仕掛け
を全て悟りました。男が右手を彼の左肩に伸ばすのを眼で捉えながら、Uは荷物を
上に投げるように持ち上げて、男の体に荷物を預けながら、同時に、両足を蹴って
後ろに跳び下がりました。

さすがその男は、武器を握った手ではなく体でその荷物を受け止めて、打撃を加え
る右手は確実に振り下ろされていました。しかし、荷物が上に投げ出された瞬間、
わずかな遅れが右手に発生したのでしょう、Uの右腕をかすって鉄棒は勢い余って、
椅子に当り、それを粉々にしました。

驚異的な破壊力です、もしこれが二の腕を直撃すれば、Uの腕は満足に使用できな
いまでのダメージを受けたでしょう。

「さすが飛竜のUさんですね・・・、
 私の一撃目を外したのは、貴方で二人目です。
  わたしはこれで消えます、もう貴方にお目にかかることはないと思います。
少し変ですが、お礼言います。いい勝負をしていただいて、記念になります。

それから、最後の一人が近日中に参るはずです。油断されないよう、
ああ、それから箱の中のものはプレゼントです、毒など入っていません、ハハ・・」

荷物を胸で受け止めて、そのまま後ろにひっくり返った男が、荷物を体の上から丁寧
に床に下ろして、ゆっくり立ち上がり、嬉しそうな笑顔を見せて、未だしりもちを突
いて座り込んでいるUに手を上げて、身を翻して男は消えました。まさに消えたので
す。

由美子の冒険〔U〕(46) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/05/30(Mon) 12:13
我に返ったUは犯人の顔と着ている物を思い出そうとしたのですが、ほとんど無駄な
努力でした。ばらばらに砕かれた、木製の古い椅子だけが今の事件が現実のものであ
ると物語っています。さすがのUにとっても間一髪で交わせた一撃でした。

シャツの右腕がかみそりの刃で切り裂いたように、割れています、そこにわずかなが
ら血が滲んでいます。鈍器がかみそりの刃ほどの切れ味を示す、鉄棒の凄まじい一撃
だったのです。
荷物の中身は、スイカと大根が入っていました。もしかすると、男が趣味で栽培して
いるものでしょうか。それを挨拶代わりに持ってきたのです、この種の男達の考える
ことは、マニアックです。

二人目のヒットマンの口調から察すると、三人は情報交換しているようで、Uの腕前
も二回の襲撃で十分検証したことでしょう。その上で、三人目がUを襲ってくるとす
れば、それなりの勝算を弾ける勝負をしてくることになります。Uは俄然闘争心が湧
いてきました。久しぶりに飛竜の血が騒ぎ始めました。

今日来るか、明日になるかと、さすがのUも、緊張の連続で、夜、外を歩いていて、
街灯に投影された自分の影にも反応して、大きく跳び下がったりするほどでした。そ
うした緊張した時間が、3日過ぎました。

そんな時、由美子が突然事務所に顔を出しました。彼女が来る予定日でないので、U
はびっくりしましたが、なぜかほっとしました。ここ数日、緊張のせいか欲望すら湧
いてこなかったのです。由美子を見て、心が和み、その姿を見て、急激に下半身に盛
り上がるものを感じてきました。組長、ジローさん、家政婦は由美子に挨拶をして気
を利かせて、事務所から出てゆきました。

「いらっしゃい、珍しいですね、今日は病院へ行く日でしょう」
Uが事務机に頬杖して、由美子を見て、にっこり笑いました。彼女はUの事情を知り
ませんから、Uから何も連絡がないことにかなり腹を立てています。
由美子はUを睨み付けて、全身に怒りを表しています。ヒットマンよりこちらの方が
手ごわいとUは首をすくめています。

「旅先でも一度だけで、帰ってきてから家に来ないし、連絡もしてこないのよ、今日
は病院を休んで、向こうの家で、Uさんに抱かれてきます」
朝出勤する夫に宣言しました。夫はもちろん反対せず、ちょっと笑いましたが、真剣
な由美子の顔を見てその笑いを急いで飲み込みました。

自宅を出ると通りは強い真夏の太陽に照らされて、熱風が渦巻いている感じです。普
段だと歩いて5分とかからない駅までの距離が、とても遠いものに思えます。運良く
通りかかった、タクシーを止めました。
30台に見える運転手の首筋にうっすらと汗が浮かび、そこから男の匂いが漂い、十
分に欲情して女の感性が極端に高まった由美子の鼻腔を刺激します。冷房中の車はほ
とんど換気をしませんので、この車に乗ったときから全身に絡まる男の匂いを嗅ぎ取
り、しだいに由美子は頭が白くなっています。

肩を思いっきり露出したワンピースの下に下着を付けていません、男の香に包まれ、
汗ばんだ肌がしだいに欲情で熱くなってきました。Uに会える期待と、あの真珠の
入った肉棒の景色を思い出し、それが勢いよく股間の陰唇を掻き分けて入り込む時の
あの感触を思い出して、たまらなく感じて、股間から流れ出した愛液が直接、車の
シートを濡らし始めているのを感じています。

シートに頭をつけ、目を閉じて、やや脚を開き気味にして、由美子は湧きあがる快感
をじっと押さえ込んでいます。
立ち上がった乳首が綿のワンピースの布と触れあって、飛び上がるほどの衝撃を受け
て、思わず声が出そうになります。車内に強い女臭が漂い始めました。

運転手がその香を嗅ぎ取り、バックミラー越しに由美子の股間や、胸をそれとなく見
ています。由美子は例の神通力で運転手がいきり立ってきたのを感じ取っています。
彼が由美子の香をかぎ、由美子の不審な姿を気にしていることを彼女は知っています。
それでも淫らな空想をやめません。それほど由美子は欲情しています。

車が揺れて膨れ上がったクリをシートが直接刺激しました、また新たな愛液が流れ、
由美子は思わず声を出してしまいました。
「お客さん大丈夫ですか・・」
「いいのよ、苦しい訳ではないの、今から会いに行くのよ、
ずっと放って置かれた人に会いに行くのよ・・・・・」
「では、久しぶりに抱かれるのですね・・・、それで・・・」

由美子は運転手の冷やかしも通じないほど自分の空想の世界に入り込んでいます。
「お客さん、苦しかったら・・・、構わないですよ・・・、シートを濡らしても・・」
運転手は夜、女性を一人乗せて、欲情した女がシートを濡らすのを何度か見てきた経
験があります。彼が見ている事を材料にして女が自分を慰めるのです。

由美子は、運転手の言った意味が判ったのか、それと判らない顔をして、彼の言葉を
無視して、目を瞑ったままシートに頭を載せています。

由美子の口から、かすかな呻き声が聞こえてきました。バックミラー越しに見るとス
カートの裾が持ち上げられ、開かれた脚の間に手が這いこんでゆっくり蠢いています。
しだいに激しく手が動き出し、由美子の声は憚らないものになりました。スカートの
裾がまくれ上がり、大きく拡げられた両足の間に、指が二本挿入された茂みが見えま
す。白い泡を吹いて、指が激しく出し入れされているのが男から良く見えます。

由美子は足先を持ち上げ、そこがもっと男から良く見えるようにして、指を働かせて
います。激しい水音と、女の喘ぎ声が狭い車内に響いています。もう車内は愛液のし
ぶきが飛び散り、男の嗅覚が飛んでしまうほどの強い女臭で満ちています。
運転手はバック・ミラーを見ないようにして、慎重に運転しています。
「Uさん、ダメ・・・、逝く・・・」
由美子は指を深く入れて、破裂音を出して、気をやりました。Uに強く抱かれている
イメージを崩さないよう、固く、固く目を閉じています。

「お客さん・・・、お持ちどうさま、着きましたよ、2500円です」
「・・・・・・・、あ、ありがとう」
「ハイ、ありがとうございます、お気をつけて・・・、Uさんによろしく・・・」
運転者はにっこり笑って、手を上げています。由美子は恥ずかしそうに頭を下げまし
た。車が灼熱の通りをゆっくり去ってゆきます。

「Uさんお久しぶりね・・・・、お元気、
   ご無沙汰だったけれど、いい人でも出来たのかしら・・・・・」
ことさらミニの裾をひらつかせながら、Uの前のソファーに、座り、脚を組みました。
ショーツのないきれいなお尻が見えます。なつかしい由美子の興奮した香りも漂って
きます。いま、襲われたら、Uは一刺しでやられるでしょう。それほど、由美子の下
半身に集中しています。

彼も急激に高まってきました。由美子同様しばらく禁欲が続いているのです。
組んだ脚を何度か組み替えて、そこをUに見せ付けています。もうすっかり濡れて、
シートに愛液が流れているのがUから見えます。

由美子は脚をもっと大きく開いて、あそこに指を向けて、ゆっくり挿入しました。
「私狂ってしまうかと思うほど、毎日、待って、待って・・・
           Uさんが欲しかったわ、ああ・・・ん
ねえ、見て、可愛いそうでしょう、こんなに濡れているのよ、
              ・・・Uさんはどうだった」
由美子は興奮でかすれた声を出し、Uをなじっています。

Uは立ち上がって、ズボンと下着を一緒に取り去り、座っている由美子の手に肉棒
をあずけました。それは由美子の手に余るほどの大きさに膨張しています。女は
一転して嬉しそうな顔になり、勃起したそれに頬摺りしたり、口付けしたり、香り
を嗅いだりして楽しんでいます。
口に肉棒を入れながら、由美子はUの毛脛を両脚で挟み込んで、股間を足に擦りつ
け、上下に擦り上げました。愛液はUの毛脛を濡らし、床までたれています。

「由美子さん、お久しぶりです、
  お茶をどうぞ、でも忙しそうね、それでは飲めそうもないわね、ふふ・・・」
お茶を持ってきた家政婦が笑いながら、テーブルにお茶を置きました。由美子はそ
れをチラッと見て、咥えたまま、目で挨拶しました。この家では良く見る風景なの
でしょう、家政婦も慣れたものです。

「上に上がろうか」
「ここで・・・、ねえ、一回入れて」
Uが、由美子をソファーに寝かせ、由美子の足の間に体を入れて腰を突きました。
由美子は両脚を天井に向けて突き出し、足先を痙攣させています。Uが腰を激しく
使うと、由美子は両手両脚でUにしがみ付き、潮を吹きながら大声を上げて逝きま
した。

それから、二人は居間兼寝室に上がり、2時間二人だけの時間を過ごしました。久
しぶりと言っても一週間ぶりですが、二人は燃え上がり、充実した時間を過ごしま
した。由美子のご機嫌はすっかり直ったようです。

ご機嫌のよくなったところで、Uとしては由美子に早々に引き取ってもらいたいの
ですが、由美子は帰ろうとしません。お腹が空いた、一緒に食事がしたいと言い出
し、二階の情事の後、事務室に戻ってからも腰を上げようとしないのです。

Uは由美子に不義理をしているので、その罪滅ぼしの意味もあって、近くの行きつ
けのイタリアレストランでの遅い昼食を由美子に提案しました。もちろん彼女は大
喜びです。

由美子の冒険〔U〕(47) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/05/31(Tue) 20:11
由美子と一緒の外出は危険過ぎるとジローさんが反対しましたが、Uは、待ちすぎて、
こちらから仕掛けたい気持ちになっていました。もちろん由美子を巻き込むことは避け
たいのですが、敵の狙いがU一人と判って来たし、相手はプロ中のプロですから間違って
も、由美子に危害が及ぶことはないはずで、外に出て、身を曝すのも勝負が早くなって
良いとUは考えました。

何よりも由美子を久しぶりに抱いて、オスの血が燃えてきて、若い頃のように危険な
ゲームを楽しみたい気分になったのです。由美子を抱き、彼女を思うままに逝かせる
ことができて体が充実しています、男にとって女の体は不思議な力を与えてくれるよ
うです。

その店は、通りから少し奥に入ったビルの二階にあり、Uたちが良く利用する店です。
ビルの1階の脇から、そこだけが店への出入り口になる狭い階段を上がりきったとこ
ろに自動開閉ガラス戸があり、店内は4席のテーブルが10脚あり、5脚は窓際、5
脚は壁際の配置されており、細長い店内の奥に、調理場とトイレに通じる入り口があ
り、レジは店の入り口の傍にあります。そこにウエイトレスがいつもいて、来客があ
ると大きな声でいらっしゃいませと言って迎えます。。

トイレを事前にそれとなくチャックして、人のいないことを確認しています。調理場
は裏口がありますが、それを利用できる人は限られています。

昼時を過ぎているためか、店内は閑散としており、入り口に近い窓際にサラリーマン
が一人、中央の窓際席に中年の夫人のグループが4人かなり大きな声で話し込んでい
ます。由美子とUが奥まった壁際の調理場に近い席に向かい合って座ると、その後か
らジローさんが店に来て、二人から少し離れた窓際席に一人で座りました。

Uの席の後ろは壁で彼は通路際に座っています、彼から店内は全て見渡せます。調理
場とトイレに通じる通路がUの右側です。由美子は入り口に背を向けて座っています。
サラリーマンは食後のコーヒが終わり、出て行き、主婦グループとUたちだけが店の
客になりました。Uと由美子は、スパゲッテイとサラダを注文し、ジローさんはコー
ヒを飲んでいます。この状態では、入り口だけを注意すればよいと、Uもジローさん
も考えました。

「ああ、お腹空いたわ・・・。これ美味しいわね。ジローさん食べないのかしら」
注文の品が並べられて、二人はフォークとスプーンを使い始めました。
「久しぶりだから、良かったわ、
  ありがとう、Uさんはどうだった・・・そうよかった・・
    ねえ、ねえ・・・・・もう一度ダメ・・・・
ダメなの・・・忙しいの・・そう、じゃ帰るわ・・・・」

由美子がUにだけ聞こえる声でしきりに話しかけています。先ほどの情事では不足
なのか、ノーブラの胸をUにだけ見えるように、前に屈んでUに額を押付けるよう
にして、フォークを使っています。

「いやだわ・・・、チーズの香りが強いと思ったら
  これは先ほどの・・・・、ふふ・・、シャワーに入らなかったからだわ」
指先から情事の残り香がするようです。由美子は時々懐かしそうな顔で指の香を嗅
いでいます。彼女はしだいに情欲が高まってきたようです
彼女はあっと声を出して、あわてて周囲を見ています。誰も彼女の声に気がついた
ものは居ません。興奮して膣が蠢き、由美子の股間からUの性液がじわりと流れ出
したのです。

由美子はナプキンをそっと股間にあてがいました。二人の性液の香があたりに漂い
始めました。ナプキンのごわごわの感触を感じて、その部分からジィーンと快感が
広がります。由美子はナプキンをクリに押し当て、膝をゆっくり拡げまた締めてい
ます。これを繰り返すたびに快感が湧きあがり、愛液が流れ出します。もう、目が
かすんで、ほとんども朦朧としています。

ジローさんは窓から通りを見ながらも店内の動きに、神経を払っています。由美子
の淫らな動きなどは眼中にない様子です。

いらっしゃいませと、入口で声がします。二人連れの若い男です。Uの席と並びの
壁際で2ブロック離れた席に座りました。学生らしく、比較的高い声で講義の内容
を話し合っています。Uも、ジローさんも緊張した目つきで二人を見ています。二
人は若者との距離を測り、これなら大丈夫と考えたようです。

彼らが仕掛けるとしても、ジローさんに先ず止められ、そこを突破しても、Uはそ
の時、完璧に彼らを迎える準備が出来上がっているはずです。

若者の一人が立ち上げり、Uに向かってきます。若者が側を通り過ぎるのを待って、
ジローさんがゆっくり立ち上がり、彼の後ろにぴったり付きました。若者が不思議
そうな顔でにジローさんを振り返りました。

何事もなく若者はUの側を通り過ぎました。少しでも変な動きがあれば後ろからジ
ローさんに刺されていたはずです。 
若者はトイレを済ませて、自分の席に戻り、ジローさんも自分の席にゆっくり座り
ました。

主婦グループの一人が、仲間に何か言って、席から立ち上がりその笑顔を残したま
ま、カバンを手にして、トイレへ向かう通路へ出て来ました。趣味のよい花柄の大
人しいワンピースに白のパンプス、なかなかの美形で30歳前後でしょう、左腕に
やや大きめの白いバッグを提げています。

それと同時に、Uの携帯電話が鳴りました。この電話器は伍台からの着信専用です、
こちらに歩いてくる主婦を穏やかな目で見ながら、Uは左手に持った電話を耳にあ
てがいました。

[Res: ] 無題 トンボ 投稿日:2005/06/01(Wed) 09:48
面白くなってきましたね。スピーディで、展開がグイグイ引きこまれるようです。

由美子の冒険〔U〕(48) 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/06/01(Wed) 20:21
主婦は二人の学生に、にっこり笑って会釈しています、若者がトイレから戻るのを待っていたよう
です。ジローさんと目が会い、彼に会釈しながらその横を通り過ぎて、由美子のそば近くまで来て
います。ジローさんは真剣な顔で主婦を眼で追っていますが、それ以上に反応をする材料をその主
婦に見つけ出すことは出来ません。

由美子はスパゲッテイを巻きつけたスプーンを口に入れて、おいしそうな顔をしてUを見て居ま
す。勿論、側を通り過ぎようとしている主婦に彼女は特別の関心を寄せていません。
その主婦がUまで一歩の距離に来ました。もう手を延ばせば届く距離です。Uと由美子を見て、に
こやかに笑いながら、Uの側を通っています、花柄のスカートがゆれてUの手に触れるような感じ
です。

Uの側を彼女はスーと通り過ぎました。Uは携帯電話を左耳にあてながら、彼女のかすかな香水を
鼻腔に感じ取っています、彼女が右手を左腕に持ったカバンに入れているのを目の片隅に捉えて、
伍台の声に耳を立てました。Uの視界からその主婦が消えて、Uは彼女に背を向けたことになりま
す。

「Uさん、もう一人は女だよ・・・・」
その声に反応して、一瞬遅れて凄い殺気を後ろに感じながら、Uは体をひねって、椅子から滑り降
りて、主婦の背後に体を投げ出していました。左手に持ったカバンから抜き打ちに繰り出された彼
女の右手がUの右腕に、後ろから確実な一撃を与えました。十分の余裕と確信を持って繰り出され
たその指に、長い針が握られています。彼女の目に、針に串刺しになったUの右腕が見えた・・・・。
勝利を確信した主婦は笑いさえ浮かべています。
 
Uが一瞬の差で、主婦の攻撃をかわし、主婦の背後に立ち上がっていました。目標を失った主婦の
右腕がUの眼前を掠めるように走り、Uの座席を貫いていました。

「奥さん大丈夫ですか、気分でも悪いのですか、お手伝いします」
Uは、彼女の利き腕を右手で抱え込み、体をひねって、彼女の後ろに回りこみ、後ろから左手で彼
女の腰を抱え込みました。由美子から見るとUに突然倒れ込んできた主婦をUが後ろから抱きかか
えている様子です。だれも、Uが彼女の利き腕を強く締め付けているとは思わないでしょう。
主婦は信じられないと言った顔で、後ろに首をひねってUを見つめています。 

「アッツ・・、私もお手伝いしますよ」
さすがにジローさんはすばやく立ち上がり、Uの席の針を抜き取り、主婦の前に立って彼女の左腕
を抱えこみました。
既に覚悟が出来た主婦は、大人しく二人の男に体を預けています。

由美子が不審そうに見ている前で、Uとジローさんに両側から抱え込まれるようにして、主婦はト
イレに連れてゆかれました。由美子も腰を浮かせたのですが、Uに手で制されて座り直しました。
主婦グループの他のメンバーはこちらの動きに誰も注目しないで声高に話し込んでいます。

しばらくして、主婦が一人でトイレから出てきて、由美子に笑顔で目礼し、他のメンバーに声をか
けて、伝票を持ってレジに向かいました。その背に他の主婦たちが、口々に「ご馳走様でした、悪
いわね・・」などと声をかけています。

少し遅れて、Uとジローさんがトイレから戻ってきました。由美子は食後のコーヒを飲みながら、
二人をからかいました。
「どうしたの、きれいな奥さんだったけど、・・・そう、気分が悪くなったの、
  さすがUさん、手が早いのね、私判らなかった。倒れ込んできたの、
   Uさんすばやく抱きかかえるのだもの、ジローさんまで一緒に付いて行ったのね、

きれいな人は得ね・・・、
 トイレで悪戯しなかった・・・、ジローさん、頬に口紅付いているわよ、
   お礼にいただいたの?  ふふ・・・、ちゃんと携帯の番号聞いたの、
     えッ、ジローさん、聞かなかったの、だめじゃない・・・」

Uは床に落ちていた携帯電話を取り上げ、話し始めました。まだ通話は切れていないようです。
「失礼しました、聞こえていましたか。おかげで助かりました。
  連絡いただいた直後に、やって来ました、
    ご連絡がなければ、多分だめでした。
  これで全て終りました。私も、連れも元気です、ハイ・・、女は帰りました、
ハイ、二人一緒にレストランで食事していたのです。それでは失礼します」

Uは、二人の刺客に襲われ、それを開放したこと、もう一人最後の『意外な人物』の存在のことな
ど、伍台には報告していました。それで伍台があらゆる伝を探って、「意外な人物」が女だと特定
したのです。その伍台にしても、その女の顔写真も、名前も掴むことはできなかったのです。

Uの事務所を毎日見張っていて、Uが外へ出るチャンスを狙っていた。Uの行動パターンはほとん
ど掴んでいて、行きつけのイタリアレストランも当然知っていた。
留守中に忍び込んで事務所に盗聴器を仕掛けていて、根気強くチャンスを待っていた。
二人目の刺客が失敗する様子もこの装置で盗み聞きしていた。

盗聴器を仕掛けてから5日目に由美子がUを訪ねてきたことを知り、情事の後、珍しく二人がレス
トランに来ることをキャッチして、通りすがりの主婦三人グループに声をかけて、上手く食事に誘
い込み、U達を待ち伏せていた。

ここまでは完璧でしょうと、トイレの中で、女はUとジローさんを見てにっこり笑いました。女を
女子トイレに連れ込むと、女は完敗だわと言って、タバコを吸いながらすらすらと話し始めたので
す。

Uともう一人、仲間がジローさんと呼んでいる男、二人とも素晴らしい力を持っていると女は読み
きっていました。学生の後ろからぴったりと付いていくジローさんを見て、女は今日の襲撃をやめ
ようと悩んだほどでした。今日が許された最後の日でなければ、女は襲撃を延期していたと言いま
した。たとえUの襲撃に成功しても次の瞬間には、ジローさんのナイフの餌食になると女は覚悟し
て、Uの襲撃を決行したのです。その意味で、Uがうまく逃げてくれたことで、女も命拾いしたこ
とになります

いま一歩のところで失敗したが、飛竜のUと勝負できて楽しかったと、悪びれず、別れる時は、U
とジローの頬にキッスをして、その女はトイレを出て行きました。
飛竜をもう一歩のところまで追い込んだことに彼女は満足していました。

郊外の平凡な一戸建のキッチンで、小学校と幼稚園に通う二人の娘と都心の商社に勤める夫のた
め、鼻歌を歌いながら夕食の準備をしているあの女が居ます。

あの電話さえなければ、Uを完全に仕留めていた。自分が気を放つ一瞬前に彼が動き出していたこ
とに、彼女はしばらく後になって気がつきました。女が気を放った後ジローさんが立ち上がったと
ころを見ても、彼女は完璧に攻撃の気配を消して、Uに近づいていたのです。十分に気を抑えて近
づき、Uの視界から自分の姿が消える瞬間、背後から必殺の一撃を繰り出した。だからUが彼女の
攻撃を事前に知る術はなかったはずで、それがあの電話だと彼女は悟ったのです。

そして、あの由美子と呼ばれていた女性は何者だろう、情婦であることには間違いなさそうだが、
会ってみると上品で、あれだけ奔放に情事を楽しむ女には見えないと、不思議な気持ちで居まし
た。あの喘ぎ声を盗聴していて、全身が熱くなって、下半身に場違いな濡れを感じていたことを彼
女は懐かしく思い出しています。

網戸の隙間からもぐりこんだハエが一匹、彼女の眼前を掠めて、目の前の食器に止まりました。
彼女は何げない素振りで、串かつ用に準備していた竹串を指で取り上げ、無造作にその先端をハエ
の首に突き刺しました。
しばらくもがいて、やがて息絶えたハエを、凄い笑みを浮かべて目の前にかざして、その後串をゴ
ミ箱に投げ捨てました。

もう少し経てば、子供たちが元気な声を上げながら、お腹をいっぱい空かせて戻ってきます。母の
顔に戻って、彼女は串かつの下ごしらえを急いでいます。

Uはレストランを出て、由美子を自宅まで送って行き、彼女の希望を入れて、そこで由美子を抱き
ました。あちらの家であれだけ燃えたのに、由美子はさらに燃え上がり、最後には、いつものよう
に大量の潮を吹き失神してしまいました。

夕暮れが迫ってきて、Uがいつものように、由美子を寝室に残して鶴岡家を出ました。
鶴岡が会社から帰ってきて、由美子を探すと、珍しく家中に由美子の愛液とUの精液の香りが漂っ
ています。鶴岡は久しぶりのことで、異常に高まり、足音を忍ばせて、そーと寝室の扉を開きまし
た。

後ろから貫かれて逝ってしまったようで、ベッドにうつ伏せになって、脚を折って座り込んだまま
失神していて、おびただしい失禁と愛液の中で、あそこからUの精液を流しながら寝込んでいま
す。
気配で、由美子は目を覚まし、夫がニコニコしながらそこに立っていることを知りました。

夫に見られて、羞恥が性欲を刺激して、由美子はまた欲しくなったようで、夫を立たせる作戦に出
ました。
夫に股間を開いて見せ、Uの家で散々やり、また家で腰が抜けるほど楽しんだと言い。Uがこんな
にしたと、流れ出るUの液をあそこから掬い取り、口に運んで見せました。

夫がもう少しで十分になることを知って、由美子は生々しい生殖臭を発しながら、夫の首に抱きつ
きその唇に、Uの物が匂う自分の唇を押付けました。鶴岡はゆっくり彼女の唇を吸い込みながら、
ズボンをとり、シャツを取り、彼女を抱いて、ベッドに倒れこみました。また一戦が始まるようで
す。

早、夏の終わりを告げる涼しい風が寝室の開け放たれた窓から、サーと入りこんで、濡れた由美子
の股間を舐めて通り過ぎました。ひんやりした感触で、由美子はソーとそこを指で触りました。そ
の手に硬度を増した夫のものが触れました。由美子は嬉しくなって、いっぱいに脚を開きました。
Uにも、由美子にも、そして鶴岡にもようやく以前の生活が戻ってきました。

[Res: ] 無題 鶴岡次郎 ◆qKMfOo 投稿日:2005/06/01(Wed) 21:23
トンボさん
いつもながら、暖かい励ましの言葉、感謝します。今回は濡れ場にも工夫しましたが、
書いていて、女の絶頂感を思ったように描き切れなくて、投げ出すことがありました。
妻に聞いてみるのですが、本人も感じることを言葉に上手く翻訳できないようです。

女性がどれだけ深く感じているか、男には永遠の謎ですね。
そんなわけで、ストーリーも少し楽しみたいと思いそちらにも少し注力しました。今
後ともよろしくお願いします。これから暑くなりそうですね。

[Res: ] 無題 トンボ 投稿日:2005/06/02(Thu) 13:32
最後の見られながら、のくだり。小悪魔的で粋ですね。
ウインクしたり、「流れ出るUの液をあそこから掬い取り」舌なめずりしてみせたりしたんでしょうか。想像しながらでも楽しめますね。

由美子の冒険〔U〕(49) 鶴岡次郎 ◆OFmOeU 投稿日:2005/06/03(Fri) 21:11
9  対 決

由美子が一人で台所仕事をしている時、一人の青年、殿山弥一郎の三男、喜三郎に後ろから抱き
つかれた事件を鶴岡は調べています。喜三郎は鶴岡の母校で建築を専攻している真面目な青年で、
彼は由美子を襲った時、鶴岡家に忍び込んだことすら覚えていないようなのです、彼の行為がど
うも病的なものと判断して、鶴岡は由美子の安全を考えて一時的に自宅から退避させ、彼の周辺
を調べることにしました。

鶴岡はまず彼の産みの親、加奈子と面談し、彼女の全面的信頼を得て、喜三郎を母校の大学病院
の精神科で診てもらいました。その結果、彼の中にデビルとナイトの相反する人格が基本人格と
は別に存在していることがわかりました。彼の多重人格障害、DIDの原因は殿山家にあると鶴
岡は考えました。
お屋敷の奥で展開される男女の淫靡な風景を見て、喜三郎の無垢な精神に異常が発生したと考え
たのです。鶴岡は一人の青年、喜三郎を救うために、単身で今日、殿山家に乗り込んできました。


丘の裾に一般道路に面して、古びた鉄格子の正門があり、それを入ると、かなり長いつま先上が
りの道を上り切ったところに、殿山邸の入口があります。正面に向かって右が殿山邸、左が殿山
商事の本社で本社は5階建ての瀟洒なビルで、殿山邸とは地下道で繋がっていますが、表向きは
完全に独立したビルになっています。3階までが事務所、4階と5階が客用と従業員用の宿舎に
なっています。周りは広大な森に囲まれていて、街の騒音もここまでは上がってこない別天地に
なっています。

殿山邸は平屋の和風建築で、大正時代の建築を大切に使用しています。鶴岡は執事に先導されて、
暗い廊下を通って、20畳ほどの洋間に通されました。
上下にスライド式の木格子窓、クラシカルな照明、英国調の縦縞模様の布張りソファー、白の漆
喰塗り壁、腰の高さまでの板張り、簡素ですが郷愁を感じる客間です。歴代当主の写真が目の高
さに飾られています。

当主の弥一郎、秋子夫人そして、加奈子が出迎えてくれました。鶴岡は弥一郎を写真で見たこと
がありますが、秋子夫人とは初めて会います。ふっくらと健康そうな色白の美人で、なぜか包み
込まれるような、そんな気がする女性です。にっこり笑って挨拶をしています。今日は越後ちり
めんの透き通るよう青の着物です。

弥一郎は大企業の経営者と雰囲気が似ていて、鶴岡は違和感なく彼と話が出来そうだと直感しま
した。
季節の挨拶が終わり、鶴岡の自己紹介をしたところ、弥一郎は矢継ぎ早に、企業のIT化に関し
て質問をしてきました。話題は市場の需要予測がコンピューターで何処まで可能かということに
絞られ、弥一郎は鶴岡の会社のその機能に非常な興味を示しました。勿論この問題はどの会社で
もトップシークレットですから、鶴岡は適当にあらましを説明しただけですが、それでも弥一郎
はしきりに感心していました。その話題を通じて、弥一郎は勿論、秋子夫人、加奈子が、鶴岡の
人物とその資質を高く評価したようです。

喜三郎の鶴岡家における言動を全て、ありのままを三人に話しました。そして、この行為は喜三
郎の心の病が原因だと鶴岡が疑いを持ったところまで話しました。

「お話したように、私どもには何も実害はありません。当事者の由美子にいたっては、多分この
ことをもう忘れている頃だと思います。
そんなわけで、当初は由美子を守るために、喜三郎君のことを調べ、加奈子奥様ともお会いしま
した。しかし、調べていくにしたがい、由美子と喜三郎君とのことはもう大丈夫だと確信しまし
た、これで私の仕事は終わったも同然です。
それ以上は、余計なことだと、皆さんに言われれば、黙って引き下がります・・・」

鶴岡は、そう話して、席の一人、一人を見回しました。
弥一郎は難しい顔をして鶴岡の話を聞いていますが、内心の驚きは隠しようもありません。秋子
夫人は、時折、加奈子を見て、大きなショックを必死に抑えている様子です。加奈子はここまで
は知っている内容ですから、比較的落ち着いて、秋子を慰める側に回っています。

「私は、おせっかいだと思いましたが、前途有為な若者がもう一度こんなことをするようなこと
があっては残念だという思いが強く、加奈子奥様と話し合って、彼の大学、私の母校でもありま
すが、そこの友人の伝で精神化の診断を受けさせました。

勿論、喜三郎君も同意して、積極的にカウンセリング診断を受けてくれました」
ここでも、誰も余計なことをしたと言い出しません。鶴岡が信頼されているのでしょう。鶴岡を
もう身内のように思っている様子です。

「担当医の話では、喜三郎君はたしかに精神的な障害が存在していて、
あるトリガーが働くと、お話したような不可解な行動に走ることがわかりました」
鶴岡がいよいよ、本題に触れる様子を感じて、女性の二人は思わず手を取り合って、防御姿勢を
とっています。弥一郎は卓上の冷えた紅茶を一息で飲み干しました。

「喜三郎君は睡眠治療を受けて、お母様、ママ、翔子、由美子奥さんと、四人の女性の名を出し
ました。彼の大切な女性がこの四人で、この女性をめぐって彼の人格がその時々で変わることが
判りました」
鶴岡は喜三郎の特異性を場の人達に理解させるため、多少演出をまじえた説明が必要だと考えて、
このような切り出し方を選びました。予想通り3人の中にそれぞれに動揺が現れました。

「今日はこの名前を出した方と彼の関係を分析して、彼の治療に必要なデータを掴み、皆さんと
対策を相談したいと思っています、喜三郎君を担当した医者の話では、この病気の治療は、患者
の生活環境整備が一番の治療だと教えられました」

二人の母親は自分の名前が喜三郎の診断の中で出たことに、それほど驚いておりません。ただ、
翔子、由美子と彼の異性らしき人物と同列で自分の名前が出たことに、多少の不安を感じている
様子です。

「先ほどお話しした喜三郎君の不可解な行動を引き起こすトリガーですが、これは僅かに開いた
扉であると判っています。
その扉の向こうに、先ほど名前を挙げた女性が居ると、必ず人格移動がおこると担当医は言って
います。彼がそうした状況に遭遇するとトリガーが働いて、彼の隠れた人格が表れるのです。
病名は多重人格障害と専門家は呼んでいます、簡単にDIDと呼ぶのが普通のようです」

座に居る3人は、初めて聞く病名にかなりうろたえています。これだけでは喜三郎に何が起こっ
たか良く判からないようです。とりあえず、鶴岡の狙いは当りました。喜三郎がかなり深刻な精
神障害を持っていることを三人の親が理解できたところが出発点になります。

正妻の秋子が二人の娘、そして三人の妾、竹子、梅、加奈子がそれぞれ一人、男児をもうけまし
た。三人の男児は赤ん坊の頃から秋子の元で育てられ、子供たちは物心が付くと秋子をお母様と
呼び、産みの母親をママと呼んでいます。
ここで不明なのは翔子です。鶴岡はこの名前を既に調べて知っていますが、あえて伏せて、三人
の内、誰かが言い出すのを待ったのです。

「翔子は、ほら・・・、ゆり子が呼び寄せて、
  この家で一週間ほどパソコンのデータ整理をやらせた、女子大生だよ
    数年前のことで、顔も忘れたが、たしかその子の名が翔子といったよ」
弥一郎がやっと口を開きました。未だ喜三郎がお屋敷に居る頃、高校生の頃です。ゆり子が連れ
てきた自称女子大生です。殿山邸のいろいろのデータ整理で執事の助手として雇い入れた女性で
す。
加奈子は離れた家に居るし、秋子は奥に居て、事務所に顔を出す機会が少ないので、知らないは
ずだと弥一郎が付け加えました。

「いえ、私は覚えています。
  髪を長くしていたので良く憶えています。
   かわいい子でしたが、見かけと違って、男性経験は豊富だと思いましたよ、ふふ・・」
秋子が初めて口を出し、にっこり笑って自分の感想を率直に言っています。こうした何も知らな
いように見える人物が真実を見極めているのかもしれないと、鶴岡は秋子のにこやかな顔を眺め
ながら思いました。

「鶴岡さんは、三郎がその方、翔子さんに興味を持っていたと考えているのですか」
秋子がやはり鋭い質問をしてきます。
「ハイ、女性経験が未熟な彼は、その翔子さんを一目で好きになったと思います
  私は、彼女を見ていないので、なんとも言えませんが、秋子奥様の観察では
   一見、処女のように見えて、それでいて、
男性経験の豊富さが体のそこかしこに溢れている男にとって魅力的な婦人のようですね、
  彼が翔子さんの虜になったのが判るような気がします」

翔子は不思議な魅力を持った女性のようで、喜三郎のような無垢な青年から、弥一郎のような熟
年男性まで魅了する女なのです。さすがゆり子が選んだだけのことはあります。

「殿山さん、はっきり言います、
  喜三郎君は、翔子さんを一目で好きになり、虜になったのですが、
   ある夜、殿山さんが、翔子さんの部屋に入り込むのを見たのだと思います」
殿山は苦りきった顔をして黙っています。否定しないところを見ると肉体関係があった様子です。
秋子はその想像は付いていたようで、あるいはその事実をとっくに知っているのかもしれません。
加奈子は複雑な顔で弥一郎を見ています。

鶴岡は、ここで精神科の医者より聞いた話を三人に詳しくすることにしました。三人にとっては
辛い話しもあるが、これが事実だから、目をそむけないで現実に直面して欲しいと前置きして、
これに三人が真剣な顔で頷いています。

喜三郎は物心付いた頃、二人の母の存在を知らされ、性に目覚める頃には、父が二人の母だけで
なく、兄達の母も含め数人以上の女性と関係していることを知り、父を通じて、男がその性欲を
どのように処理するか、その浅ましい実態を知ったのです。

次々と思うままに女を漁る奔放な父を軽蔑しながらも、同じ男としてその生理と欲望が理解でき、
時として自分も父と同じ様に激しい肉欲を感じることがあり、悲しい事実として父の行為を認め
る一方、父を取り巻く女、とくに母親達の、女の苦悩に思いを馳せたのです。

女を知らない喜三郎は、女が性交で男以上に快感を得ることなど想像もつかないことで、ただ、
男の汚い欲望のはけ口として女が襲われ、女達は男との情交を忌み嫌い、泣きながらその責め苦
に従っていると考えたのです。そして、男の欲望の対象から愛する女を守るのは自分しかいない
と思い込んでしまったのです。

喜三郎の類稀な優しさが、自分の中にあるオスをデビルとして別人格にして切り出し、
さらに、愛する女をデビルから守るナイトをもう一つの人格として育ててしまったのです。

オスの生理に振り回されて、奔放に欲望の赴くままに振舞うデビル、愛する女を欲望に狂う男達
から守るナイト、この二つの異なる性格が喜三郎の中で、まったく別人格として成長したのです。
正常な状態では二つの人格は互いに折り合い、理解しあって共存するのですが、あるトリガーを
受けるとどちらかの人格が表に出て彼の体を支配するのです。

デビルとナイトが密かに人格形成され、それがほぼ完成した頃、喜三郎にとって決定的なことが
起きました。

由美子の冒険〔U〕(50) 鶴岡次郎 ◆OFmOeU 投稿日:2005/06/04(Sat) 13:03
高校2年の夏、屋敷の廊下を歩いている時、見知らぬ女性に呼び止められました。時々知らない
人が家の中を歩いていることがあり、こうして声を掛けられても彼もそれほど驚きません、振り
返って声の主を見た時、心のときめきを感じました。小さな手提げバッグを下げて、少し首を右
に倒して、ゆるやかな微笑を浮かべて、喜三郎を見つめています。

彼を屋敷の息子だと気が付かないようで、執事の事務所の場所を知っているなら教えて欲しいと
訊ねました。
165ほどの身長で、髪の毛が肩の下まできていて、白いブラウスに、淡い灰色のプリーツス
カートを穿き、面長で、輝くような白い肌、黒目勝ちの瞳に長い睫が良くマッチしています。唯
一つ、やや厚めの唇が、全体の印象とアンバランスで、見る人にはたまらなく淫蕩な顔に見えま
す。

話すとき、チョッと首を傾けるのが癖らしく、その仕草が幼くて、穢れない少女の一面もそこか
ら沸きあがってきます。男にとっては捕らえ所のない奇妙な、それでいて気になる女です。喜三
郎はその女を見て、自分とそんなに年の違わない少女だと思いました。

喜三郎は翔子の先に立って、事務所に案内することにしました。翔子から、少年の心を擽るよう
な香が漂ってきます。香水でもなく、それは少女の体の匂いそのものだと彼は思いました。自分
の体から湧き上がる奇妙な感覚に少年は途惑して、彼女に股間の高まりを気づかれないよう注意
して歩いています。

事務所に案内して、ありがとうといわれて、にっこり笑って部屋に入っていく彼女を彼はじっと
見送り、扉を開けたまま、その場から立ち去らないで、執事との会話をそれとなく注意して聞い
ていると、彼女は香山翔子と言い、女子大生で、一週間屋敷に泊り込みでアルバイトすることが
わかりました。彼女に割り当てられる客室用の洋間は、彼の部屋の直ぐ近くです。喜三郎は何故
だか嬉しくなって、自分の部屋で一人になった時思わずわっと叫んで、両手を天井に向けて突き
上げました。

夜、悶々として眠れず、何かに憑かれたように喜三郎は、翔子の部屋に向かいました。廊下の角
を曲がり、翔子の部屋の扉が少し開いて、中から灯りが洩れ、細い光の筋を廊下に投げかけてい
ます。中から、あの少女の苦しそうな呻き声が聞こえます。喜三郎はびっくりしました。急いで
その隙間から中を覗くと、目のくらむほど淫蕩な女の香が喜三郎の鋭い嗅覚を刺激しました。

そして、丸裸の翔子がベッドに横になり、顔をゆがめて悲鳴を上げているのが目に飛び込んでき
ました。長い髪の毛が白いシーツの上に大きく広がって、悲鳴にあわせて波打っています。両脚
を天井に突き上げ、激しいうめき声を上げています。女の臀部の周りが愛液でべっとり濡れてい
ます。

彼女の両脚の間に裸の男が座り込み激しく腰を震わせています。翔子は両腕を男の首に巻きつけ
て、呻いて、苦しそうな声を出しています。扉の位置からベッドまで、翔子のものらし衣類と男
の衣類が点々と投げ捨てられていて、その中で真っ赤なスキャンテイが薄暗い照明の中で鮮やか
に光っています。

「僕も、翔子さんを抱きたい、・・」
「翔子さんに、あの真っ赤なショーツを穿かせなくては・・・」
喜三郎の中で、デビルとナイトが同時に活動を始めました。

喜三郎は、その光景をじっと見ていて、翔子の上に乗っているのがもう一人の自分で、ここに
立って、彼女を助けよう、裸の彼女にあの赤いショーツだけでも穿かせたいと思っているもう一
人の自分がここに居ると、二人の人格が交差した奇妙な気分になり、痴呆のような顔で部屋の中
を見ています。

翔子の上にいる男がドアーの方を見て、ベッドサイドの灯りがその男を照らし出しました。弥一
郎です。父の顔を見て、喜三郎は混迷の中から戻って来ました。急いでその場から離れました。
誰かが立ち去る足音を聞いて、男は覗かれた事に気が付いたようで、女から離れて、身仕舞いを
しながら男がその部屋から出てきました。

その日以来、夜、喜三郎は屋敷の女性の部屋を見て回るようになりました。その女を襲うデビ
ルと、男の毒牙から女を守るナイトの相反する両方の人格に動かされて、ある時はデビルの声
を聞き、ある時はナイトの叫びを聞き、彼の基本人格が彼らの呼び声に応えて屋敷の中を歩き
回るのです。
こうした衝動的な行動は思春期の少年にはよくあることで、喜三郎に限ったことではありませ
ん、夜、気になる女性の近くを何の目的もないのに歩き回った経験は、男の誰もがほろ苦い思
い出として持っています。喜三郎の場合体内にデビルとナイトの人格を抱えているだけに、や
や普通とは異なる様子になっています。

「たまたま、扉が開いている部屋があり、室外に灯りが洩れているのを見ると、
   スイッチが入り、どちらかの人格に変身するのです。
        ほとんど場合、その部屋には先行してデビルが居ますから
デビルになった彼は失望してそこから立ち去り、
ナイトになった時は、中に居るデビルが帰るまでじっと外で待っているのです」

鶴岡が三人を見ながら、話の続けています。重苦しい沈黙が3人の男女を取り巻いています。誰
も言葉を発しません。鶴岡が全員を見渡しますが、誰も彼に目を会わせようとすらしません。

女中が香の高い紅茶を運んできました。席の全員がほっとした気分で、ティ・ブレークを楽しむこ
とになりました。
弥一郎はことの意外な展開に驚き、同時に自分の罪深い行為を改めて思い出し、苦い後悔に苛まれ
ています。秋子の反対を押し切ってゆり子を囲ったのが間違いの発端だったと、弥一郎は、熱い紅
茶をゆっくり口に含み、ゆり子と出会った頃を思い起こしています。

60半ばを過ぎた頃、たまたま立ち寄った六本木の店でゆり子に会って、気に入って、この町に
店を持たせることにしました。そうなると男の常で、他の妾たちのところへは足遠くなり、週に
何度かゆり子の店に通い始めたのです。
しかし、そのゆり子とすら、三度に一度成功するのがやっとの状態になっていました。三度、連続
してゆり子と上手く行かなかった時、これで矛を収めよう、十分楽しめたと自分の人生を振り返り
ながら決心したことがありました。あの時、その気持どおり動いていれば、少なくとも翔子の問
題は回避でき、喜三郎の病気もこんな深刻な事態にまでならなかったと、弥一郎は自分のおろか
さを悔やんでいます。あの日、あの事件がなければと弥一郎は、その時のことを思い出しながら、
また一口、紅茶を飲みました。

あの日、いつものようにリルを訪ねた弥一郎は、店に顔を出さずに、裏口から二階に上がり、ゆ
り子の居間で待つことにしました。階下から、カラオケの音も響いてくる、庶民的な住まいです。
住宅街の民家を改造して一階を店にしたもので、カウンター席が10席ほど小さな店です。ゆり
子一人で切り盛りしています。

弥一郎が8畳の居間でのんびり酒を飲んでいると、隣の寝室から人の居る気配がします。ここで、
何度かゆり子が男を引き込んでいる現場を見ていますので、多分、男が寝ているのだろうと思い、
単純な興味からドアーの隙間からそっと覗いて見ました。

若い女がベッドに横になり、こちらを向いて寝ています。キャミソールに、スキャンティ姿です。
弥一郎の知らない顔です。すやすやと良く寝ています。そっとドアを開けて、中に入りました。
若い女性特有の濃い体臭が立ち込めています。弥一郎はドアーを開けてこの部屋に忍び込んだ時
から異常に興奮していました。こんなに股間が強くなったのは本当に久しぶりです。

比較的長い髪を栗色に染めていて、それがゆるやかに女の首にかかり、その周りはうっすらと汗
が浮き出ていて、数本の髪の毛が肌に張り付いています。首から豊かな胸に掛けて滑らかなうね
りがピンクのキャミソールを押し上げ、そこが女の呼吸に合わせてゆったりゆれています。ピン
ク色の乳首がキャミソールの陰から見えます。

両足を重ね合わせて、やや股間を開き気味にしています。スキャンテイは彼女の亀裂をわずかに
隠すだけで、やや濃い陰毛がその脇からはみ出ていて、強い女の香をあたりに発散させています。
女の側により、その姿態を見て、かぐわしいからだの匂いをかいで、弥一郎はさらに高まってい
ます。

呼吸音を抑えるため、ゆっくり息を吐き出します。それでも興奮しているので、この呼吸法では
酸欠になりそうです。肩で大きく息をしながら、緊張と興奮で真っ赤な顔して、女をじっと見つ
めています。女が少し寝返りを打って、両脚をいっぱいに開きました。クリトリスと亀裂がその
全貌を現しています。

今にも女に飛びつくような顔をして寝顔を見つめていた弥一郎は入って来た時と同じに、足音を
忍ばせて、部屋を出ました。胸の鼓動が激しくなって、股間の高まりは極限まで高まっています。
部屋の外に出て、大きく何度も息をして、そこに座り込みました。そして股間のジッパーを開い
て、ジュニヤを開放しました。勢いよくそれが跳ねて飛び出してきました。弥一郎は珍しいもの
を見るように亀頭部分を指で触りました。先走り汁がねっとりと指に絡んできます。

閉店時間になり、ゆり子が二階に上がってきました。

由美子の冒険〔U〕(51) 鶴岡次郎 ◆OFmOeU 投稿日:2005/06/05(Sun) 16:36
リルの閉店時間になり、ゆり子が二階に上がってきました。居間の扉をゆり子が開けると、弥一
郎が立ち上がり、ものも言わず、ゆり子を抱きしめ、着物の裾から手を入れています。ゆり子は
いつもと違う弥一郎に驚きながら、嬉しそうに男の唇を吸っています。そして帯を緩め、着物を
長襦袢と一緒に脱ぎとりました。スカイブルーの腰巻一枚になったゆり子の股間から、凄まじい
女臭が立ち上がっています。

弥一郎は女を畳の上に押し倒すように寝かせて、両脚を肩に担いで、女のその部分にかじりつき
ました。
やがて、男の顔が愛液でべっとりと濡れ、女が大きな声で、男のものを求め始めました。女は極
限まで膨張した肉棒を握り、このままの状態で早く食べたいと叫んでいます。男が一気に挿入し
ました。女が反り返って、うめき声を上げています。

「太い・・・、早く・・・、いれて・・・、
  すす・・・ごい、どうしたの・・・、ああ・・・ん」

ゆり子は声を失って、弥一郎のものを受け止めています。いつもは、口で十分奉仕して、やっと
使える硬さにするのです。最近は、奉仕する時間が長くなり、それでも硬さが十分でないことの
方が多いのです。60半ば過ぎの男ならこれで贅沢はいえないと、ゆり子は思っていました。

いきなり鋼鉄のようなものを突っ込んできたのは、弥一郎に抱かれるようになってから初めての
経験です。
白い泡をそこから出しながら、ゆり子は両手両脚を弥一郎に絡めて、腰をひねり、突き上げ、知
る限りの秘術を尽くしています。

寝室に通じるドアーが少し開いて、先ほどの女性が二人の絡みを覗いています。スキャンテイの
布を脇に寄せて、指を二本も入れて、愛液に濡れたそこを擦っています。かなり高い声で喘ぎ声
さえ出しています。

二人の絡みが終わりに近づきました。ゆり子が腰を捻って、陰唇を強く締めました、男が唸り声
を上げて、搾り出し、女が膨張したそれを感じて、両手両脚を痙攣させて、逝きました。男が女
の上から横に滑り落ちて、肩で息をしながら長々と伸びています。男の胸に手をかけて、片脚を
男の上に載せて、股間を男に押し付けるようにして、女が目を閉じて、余韻を楽しんでいます。
その股間から愛液と性液の混じったものが流れ出して、男の毛脛をしとどに濡らしています。

ドアーの側に立っていた女性がズルズルと座り込み、股間に指を強く押し込み、そこから愛液を
滴らせながら、肩で息をしています。

「御前さま、凄かったわ・・・」
ゆり子が、弥一郎の胸に頭を載せて、囁いています。弥一郎も今の自分にこれだけの力が残って
いたことにびっくりしています。ゆり子が、弥一郎の股間をゆっくりと弄くり始めました。それ
は萎えて、容易に立ち上がりそうもありません。

ドアーが開いて、スキャンテイ姿のまま、若い女が出てきました。
「姉さん、私、お邪魔だったわね・・・・、
 それにしても、すごいものを見せ付けられたわ・・・・・、いつもこうなの」
その女は、ゆり子の元同僚で、現役の六本木ホステスの茜です。ゆり子に呼び出され、寝室でゆ
り子を待っている間に眠り込んでいたのです。

改めて茜を見ても、弥一郎はさほど興奮しません。勿論、素晴らしい姿態で、ドアーの陰で慰め
ていた痕跡が股間に残っていて、並みの状態の男なら直ぐ股間に変化が起きる景色です。今の弥
一郎には茜は冷静に見ることが出来る対象です。弥一郎は、何が彼をあれほど興奮させ、考えら
れないほど勃起させたのか、居間の床に寝た姿勢で、スキャンテイ姿の茜を下から眺めながら考
えています。

茜は男に見られていること意識して、濡れた股間に指を伸ばし、布を狭間に挟み込んで、男にそ
こを見せ付けています。そこから、濃い陰毛が顔を出し、ビラビラは完全にはみ出しています。
亀裂がわずかに隠れているだけで、上部のクリもほとんど顔を出しています。

男に見られて、愛液がわきあがり、濡れた股間の布はほとんど役目を失っています。茜は少し股
を開いています。床に寝ている男の視線がそこに突き刺さっています。
これほどの景色を見ても、部屋に忍び込んだ時のあのときめきが感じられないのです。茜の魅力
もさることながら、女の部屋に忍び込んだ緊張感と、後ろめたさが、弥一郎の男を最高限度まで
持ち上げたことに彼はようやく気が付いていました。

茜が男の側に膝まついて、男のしなびたものを手にとって、舐め始めました。ゆり子が男の胸や
顔を舐めています。
男は、優しく女たちにお礼を言って、今日は十分楽しんだことを告げています。そして、茜を抱
きしめ、君のおかげでゆり子と十分楽しめたとお礼を言いました。茜は嬉そうに笑っていますが、
本当の意味は知らないのです。茜の効果があったことは確かだけれど、本当のところ、茜のどの
行為が弥一郎を立てたのか、ゆり子にも判りません。

ゆり子は自分の魅力だけで弥一郎を立たせることが難しくなったことに、最近気が付いていて、
いろいろアイデアを練っていたのです。この夜、茜を呼び寄せたことも、その一つです。

ゆり子がその日のことを弥一郎から聞かされたのは、それからしばらく経ってからのことです。
若い女性の寝室に忍び込む行為が、弥一郎を極限まで立たせた事は意外でしたが、そうであれば、
これからもそういうシチュエイションを作ればいいと、ゆり子は考えました

何も知らない若い女性を寝かせて置くだけでいいのです。弥一郎はその子には何もしないのはず
ですから、その女性にとってもそれほど破廉恥なことではないとゆり子は考えました。それで、
彼が高まり、十分になり、ゆり子を抱いてくれれば、全てハッピィだと彼女は、自分のアイデア
に酔ってしまいました。

殿山邸に数人の若い女性が働いていることを知っており、この女性を利用することを殿山に提案
したのですが、彼はさすがにそれを実行することはしませんでした。
ゆり子が準備した女性を催淫剤として活用することにして、しばらく、二人はその行為に夢中に
なりました。殿山邸に女性を招待して、一緒に食事して、その夜邸内に泊まらせ、殿山が忍び込
むのです。

二日分ほどのちょっとした書類の整理をする仕事を準備して、夜の食事を付き合わせ、邸内に泊
まらせ、翌、昼過ぎに開放する約束で女性を集めるのです。女性たちはかなり高い報酬が約束さ
れているので、言葉どおりそれだけで終わるとは思わず、単刀直入に弥一郎に抱かれるのかと質
問する子もいます。

ゆり子はそれには答えず、ただ大人しく一人で寝ていてくれればいいと繰り返すのです。弥一郎
がその気になって、女達を抱く可能性もあるわけですから、それが許される女性を選んでいます。
月に一度のペースで、ゆり子が弥一郎の気に入りそうな女性を探し出しました。一夜の刺激剤と
してだけでなく、時にはそのままその女性と情交を交わすこともありましたが、そんなことが4
年ほど続いたのです。

そして、この遊びの効果も彼が70を過ぎた頃から外れることが多くなってきたのです。ゆり子
の女性選びがより慎重になりました。翔子もその内の一人です。また、女祭りで、偶然店に来た、
人妻、由美子の奔放な交情風景を見て、由美子が弥一郎の相手にふさわしい人だと思ったのも、
この頃のことです。あの後、由美子のことを調べて、いずれ弥一郎と会わせようとゆり子は考え
て、由美子に声を掛ける寸前まで来ています。

弥一郎は窓際に立ち、外の景色を見ながら、罪深いここ数年の苦い思い出を辿っています。鶴岡
から声を掛けられて現実に戻ってきました。
全員が席に戻ったことを確かめて、鶴岡は喜三郎の話しを続けることにしました。

由美子の冒険〔U〕(52) 鶴岡次郎 ◆OFmOeU 投稿日:2005/06/06(Mon) 21:06
弥一郎は窓際に立ち、外の景色を見ながら、罪深いここ数年の苦い思い出を辿っています。鶴岡
から声を掛けられて現実に戻りました。全員が席に戻ったことを確かめて、鶴岡は喜三郎の話し
を続けることにしました。
秋子も、加奈子も硬い表情で、神妙に下を向いています。弥一郎は自分の罪はあらかた出尽くし
たと思っており、ある種の諦めに似た、冷めた表情で鶴岡の話を聞く姿勢です。

「それではお揃いのようですので、彼が由美子を襲った時の話から始めます。いつものとおり、
駅からの帰り道、家の前を通っていて、いつも会う由美子が庭にもベランダにもいないので、気
になって、彼は門扉のところに立って、玄関を見たのだと思います。

その玄関の扉が十分閉まっていなかったのがトリガーになりました。その時はナイトに人格移動
して、その中にいるはずの由美子を守るため家の中に入り込んだのです。途中で洗濯籠にあった
ショーツを見つけて、それを由美子に早く履かせてやりたいと考えて、そこからショーツを持ち
出したのです」

鶴岡は席にいる全員が冷静に聞いていることを確かめてさらに話を進めました。
由美子が一人で台所仕事をしているのを見て、安心して彼の人格は元に戻りました。それからは、
日頃あこがれていた女性の後ろ姿を普通の男性として楽しんでいたのです。その時は何故自分が
そこにいるか、何故自分が由美子のショーツを手にしているか、喜三郎自身は判っていなかった
はずで、台所仕事の終わった由美子が振向いて、喜三郎を見つけて騒ぐといけないと思い、あわ
てて後ろから口を塞いだのです、これは咄嗟の防衛本能で今回の発作とは関係ないと医者は診断
しています。彼がこのことを良く覚えていて、翌日由美子にこの行為を謝っていたことでも明ら
かです

鶴岡の話す由美子の事件を聞いていた二人の女性は、ある時点で、突然、蒼白な顔をして、じっ
と何かに耐えている様子で、それから先はほとんど何も考えられない、失神状態に近い様子です。
鶴岡はその様子に気がついたようです。

彼女達も、由美子同様、いやそれ以上の体験がありそうです。出来れば彼女たちから話し出して
欲しいのですが、ことが寝室に関することで、それも浮気の可能性が高いことを考えるとその期
待は無理だと鶴岡は思っています。 

喜三郎のことを思えば、自分から言い出すべきだが、とてもそんなことは出来ないと、二人の母
親は思い悩み、罪の意識と我が子を思う気持ちとの狭間でほとんど意識を失いそうな状態です。

二人の女性の寝室にいたデビルは、弥一郎でないと鶴岡は確信していて、二人の母親は浮気の現
場を喜三郎に見られたことになり、この場でそのことに触れるとまた新たな揉め事の種を作り出
すことになり、うかつな質問を彼女たちに出来ないと考えて、鶴岡は秋子と加奈子の話題を今日
は見送ると決めています。

それでも、父親と同様、母親たちの乱れた夜の景色は、今後もそれが続くようであれば、喜三郎
の病状をより深刻なものにするはずで、いずれ機会を見て、きっちり話す必用があると鶴岡は考
えています。殿山御殿の奥深いところで繰り広げられる、男と女の淫靡な関係をこの際、一掃し
たいと鶴岡は珍しく義憤に燃えています。

「鶴岡さん、お話を伺い、とても信じられないことと思いながら、思い当たることが多くて、お
話いただいたことは全て、真実だと思います。
側に居ながら、我が子のそんな異常な行動に気が付かなかったのが、親として申しわけない気持
でいっぱいです。素直で、親に反抗したこともなく、学業も出来のいい子で、何一つ心配ないと
思って、安心していたのですが・・・・」

弥一郎が耐えられなくなったのでしょう、はらはらと泣きながら、それでも潔く、自分の罪を認
めて、現実と対決する姿勢を見せました。
「やはり、私の女道楽が子供の心理に大きな影響を与えていたのですね。
  お話を伺った後では、そんなことが起きても当然なような気がします。
   私はそれだけ罪を犯してきたと、今、後悔しています、ムム・・・」

弥一郎は、そこに座っているのが耐えられなくなったようで、立ち上がり、棚のブランデーポッ
トから液体をグラスに取り、窓の外を見ながら、一気に喉に流し込みました。頬に涙の跡が残っ
ています。
「今までは、私の行状を、子供達は許さないまでも、
  見ないふりをしていると思っていたのですが・・・・、
    どの子も心から愛して、大切に育てたつもりです
子供たちも良く私になついてくれました。私は一生懸命、働きました
 そうすることで、我が子の寛容な心に甘えていたのですね・・、
  実際は、辛い思いをさせていたのですね・・、彼らの心に大きな傷を・・・、
取り返しのつかない心の傷を子供に与えていたのですね・・、
  どうしたら・・・・本当にどうしたら・・・」

弥一郎が、憔悴した顔つきで、話しています。複数の妾に子供を産ませ、その子供達を正妻に育て
させたことだけを取り上げても、そのことが子供の心理に与える影響の大きさにもっと早く気が
付くべきだったと、弥一郎は泣く思いで、後悔しているのです。

「医者の話では、今回の喜三郎君の病状は比較的軽くて、彼がいろいろ経験して、人生を知れば
自然と消える一過性の現象が強く働いていると医者は言っています。
ですから、このまま、われわれ大人が、温かく彼を見守ってやれば、早い機会に彼は普通の精神
を取り戻す可能性が高いそうです」

三人の親を責めるのはこれまで、と決めて、鶴岡が喜三郎の病状がそう深刻でないことを説明し
ました。3人の顔に喜びと安堵の表情が浮かび、二人の母親は涙を流しています。弥一郎はブラ
ンデー・グラスをゆっくり傾けています。

「そうは言っても彼の病状は非常にデリケートなところに在って、彼の敬愛するご両親の生活様
式も含めて、彼を取り巻くストレスが取り除かれないと、病状は回復しない可能性も高いのです」
ここで、鶴岡は言葉を切って、二人の女性を見ました。二人はチョッとまぶしそうな顔をして、
鶴岡を見ています。先ほど失神するほどのショックからやや立ち直っていますが、この場では話
せない秘密を二人とも抱えていることは隠しようもなく、その顔に怯えとなって表れています。

「二人の奥様に関することで端的に医者の分析を申し上げます。
  ご主人が数人の愛人を持たれていて、秋子奥様も、加奈子さんも寂しい思いをされていると、
優しい喜三郎君は、いつも心配していました。
 二人の母に寂しい思いをさせている父、弥一郎さんに向けるべき憎しみを、
  喜三郎君の類稀な優しさがその怒りを自分の中のデビルに向けさせたのです
父親の罪を、自分の罪に置き換えたのです」

秋子と加奈子が寂しい思いをしているのは、父親と彼が共通に持っている、男性の色欲とごう慢が
原因であると喜三郎は考え、二人を不幸にしているのは、父親の中のデビルであり、それと同じ
ものを持っている自分の中のデビルだと思い込んだのです。

「そして、そのデビルから、二人の母を自分で守ると心に決めたのです。特にママは一人暮らし
だから、自分が守らないと誰もナイトは居ないと思い込んだのです」
こうして、彼の中で、デビルとナイトが二重人格として存在するようになり、愛する女性をめ
ぐって、デビルとナイトが激しい葛藤を繰り広げることになったのです。そのことをもう一人の
正常な彼、基本人格が考えようとすると頭痛発作として現れたのです。

「高校を卒業と同時にこのお屋敷を出て、藤岡家に移ったのも、ママを自分が守りたいと思った
からです、もともと彼の基本人格はナイトに近いものですから、正常な基本人格状態でその行動
を起こしたと医者は診ています」
鶴岡がここまで淡々と話し終わると、二人の母は、堪らず泣き出しています。弥一郎は憮然とし
ています。

鶴岡は、三人と相談して、喜三郎の心の治療作戦を練りました。事前にかなり調べていたので、
鶴岡の思い通りの筋書きが出来たのですが、ただ一つ、ママのナイト役の配役を決める段になり、
弥一郎が自分ではなく由三を加奈子に振り向けたいと提案しました。加奈子はこの提案を素直に
喜びましたが、秋子は複雑な顔をして、いいとも悪いとも言いません。鶴岡は由三をめぐって何
かわだかまりが二人の女性の間にありそうだと感じました。

また、喜三郎の最初の女を決める段になり、弥一郎が翔子なら探せば探し出せると言い出し、秋
子に強くたしなめられています。
「あの子はダメです。女の心がありません、見かけはきれいですが、中身は・・」
それ以上は言わないで、秋子が自分で探してもいい口ぶりです。加奈子は息子の相手を探すこと
に抵抗を感じている様子ですので、その役目は秋子に決まりました。

「鶴岡さん、お暇な時でいいですから、奥様、由美子さんに一度合わせていただきませんか、お
話を伺っていて、ぜひお会いしたい気持ちになりました」
秋子が突然、鶴岡に頼み込んでいます。今、旅行中ですから、帰って来たらこちらに伺わせます
と彼が答えました。

喜三郎の治療計画が完成しました。鶴岡がその治療計画の内容を担当医にその場で電話連絡する
と、非常に結構だと返事があり、電話を通じてながら、弥一郎、秋子、加奈子がその担当医と話
をして、鶴岡の説明と同じことを聞かされ、最後に、喜三郎は素晴らしくきれいな心を持った青
年だから、彼の心も体も大切に育てて欲しいと念を押されています。いよいよ治療計画の実行で
す。

由美子の冒険〔U〕(53)  鶴岡次郎 ◆OFmOeU 投稿日:2005/06/07(Tue) 17:05
九  心の治療

鶴岡を送り出した後、秋子と弥一郎は居間に座り込んで、先ほどから一言も声を出していません。
夏の夕暮れ時、長い落日の光がこの部屋を隅々まで赤く染めています。照明を点ける事も忘れて、
二人は薄暗がりの中でじっとうな垂れています。

「こんなことになって、いまさら言い出すのは卑怯なことだけど、
前から考えていたのだが・・・・、女達を整理しようと思っているのだよ」
弥一郎が秋子を見ないようにして、下を向いたまま呟くように声を出しました。秋子は弥一郎を
チョッと見ましたが、格別そのことに興味を示しません。

「竹子、梅そして、加奈子には今住んでいる家を与えて、
これからの生活が十分送れるものを渡そうと思っているよ」
秋子は、このことにも反応しません。弥一郎はこれで秋子の了解が取れたと思ったようです。

「問題は、子供たちのことだが・・・・、
三郎と同じ様に、一郎、次郎にも辛い思いをさせたに違いない、
あの子たちに三郎と同じ病状が出ないことが祈るが・・・・、
どうだろう・・・・・。そして嫁にやった、花子と咲子のことも心配だよ」

ここで、秋子が初めて表情を動かし、弥一郎を見つめました。二人はじっと見つめ合って、黙り
込んでいます。二人の間に無言の会話が進んでいるようです。二人の目から同時に大粒の涙が流
れ落ちました。

「他の子は、私の知る限りでは、今のところ正常なようです・・・・。
・・・・・・・・・・
ああ・・・、こんなことになると知っていたら・・・、
私が悪いのよ・・・・あの時・・、三郎許して、悪いお母さんね・・・
ああ・・・、許して三郎・・・・、ムム・・・」
秋子は思いつめて、耐えに耐えていたものが一気に吹き出てきて、テーブルに顔を伏せて泣き
出しました。

弥一郎は自分が奔放に女をつくり、秋子がそれを、止める事をしないで放任したことを後悔して
泣いていると思っています。秋子が悪いのではない、自分が全て悪いのだと弥一郎はその場に居
られない気持で、泣き崩れる秋子の背中をゆっくり摩っています。
ひとしきり泣いた秋子はさすがにそれ以上取り乱すことはなく、当面、喜三郎の病状を改善する
ことに全力を挙げ、他の子は様子を見ながら、対応をすると二人で話し合って決めました。

そして、迷惑だとは思うが、鶴岡に全てをお任せして、彼の言うとおり、二人は動こうと決めま
した。当面の話が決まると、安心した秋子は、にっこり笑って、弥一郎を見て言いました。
「先ほどおっしゃったこと、ええ・・、竹子さん達のことですよ
  いいと思いますよ・・・、もう十分でしょう、あなたもお年だから・・・
   余生を、私のために使ってください、お願いしますわ・・・」
秋子のこの言葉で、弥一郎の決心は固まりました。

その夜、寝静まった殿山邸の廊下を男が一人、忍び足で歩いています。男はゆっくり女の寝室の
扉を押しました。女があらかじめ鍵を開放していたその扉は、音もなく開きました。廊下の灯り
が部屋の中に流れ込み、同時に女のすえた香が部屋の中から湧きだしてきて、男の鼻腔を刺激し
て、男の股間が急激に大きくなっています。

男はゆっくり衣服を脱ぎ捨てて、丸裸になり暗がりを慣れた様子で女のベッドに近づきました。
それにしても、大きな業物です、半立ちのそれは男の膝近くまでその先端が届いています。女も
いつものように準備ができているはずです。男がゆっくりタオルケットを持ち上げました、女の
欲情した香がムァーと立ち上がり男を包み込みました。暗がりでもそれと判るほどに男の股間が
勃起して立ち上がりました。女の姿を窓から差し込む月明かりで確かめ、男はゆっくり女の後ろ
に体を滑り込ませました。

女がああ・・んと呻いて、振向き、男の首に両手をかけて、唇に貪りつきました。男もそれに応
えて、女の舌を強く吸い込んでいます。
女が両脚を男に絡めて、十分に濡れた股間を男の毛脛に押し付けています。男はそこを舐められ
るような感触を感じて、一気に高まっています。女はさらに股間を押し付け、愛液を男の脚に、
腰に塗りたくっています。高い、破裂音がして、ドーット愛液が男の体に降りかかっています。

男は女の上に乗り、両肩に脚を担いで、一気に挿入しました。女が消え入りそうな歓喜の声を上
げて、身を反らせています。女は両脚を折り曲げて、その間から首を突き出し、男の唇を求めて
喘いでいます。二人が繋がった股間から激しい水音が聞こえて、その部分は月光に白く光ってい
ます。

二人の最後が来ました。女が一声高い声を出し、両脚を痙攣させて、失神しました。男が低い咆
哮を上げて、臀部を引きつらせています。
痙攣して、そのまま伸びきった二人の体を月光が照らし出しています。

「今日が最後よ・・・」
女がようやく目覚めて、先に正気づいている男の唇に吸い付き、囁くようにお別れの言葉を口に
しています。頬を涙が流れています。
月光に照らし出された女は秋子です。男は由三です。

秋子は今日を由三との最後の日にする決心です。秋子の中の女が、それを許してくれるか彼女自
身でさえ、判りませんが、喜三郎のことを思えばこの罪深い行為をこれ以上続けることは出来な
いのです。母と女の狭間で揺れ動く秋子の悩みが、頬を伝わる涙になって、それははや、顎から
滴り落ちています。

由美子の冒険〔U〕(54) 鶴岡次郎◆c68Evk 投稿日:2005/06/09 (木) 18:23
次女を産んだ後、流産して、その後遺症で弥一郎との性交が病的に辛くなり、秋子は彼に妾を選
んで与えました。今考えるとそれが間違いの始まりだと秋子は後悔しています、最初は他の女を
抱くことを嫌がっていた弥一郎がしだいにその味を知り、それまでの遅れを取り戻すかのような
勢いで、女狂いを始めて、もう秋子の所へ戻ってこなくなりました。

そのことに秋子が気がついた時、弥一郎はもう引き返せないところまで来ていたのです。それか
ら、秋子は空閨を守ることになりました。それも慣れてしまうと、さほど苦にならなくなり、秋
子は静かな生活を送っていたのです、そう、あの事件が起きるまでは、もう一生男と無縁の生活
が出来ると、むしろさっぱりした気持でいたのです。

屋敷に出入りする植木職の由三が、三番目の妾、加奈子に一目で恋におち、片思いに焦がれてい
る時、それを弥一郎に利用され、いつしか加奈子を含めた三人が獣のような肉欲生活に落ち込ん
で行きました。それに秋子は偶然気がついて、そのことを由三に注意しようとして、由三を屋敷
に呼び寄せました。せめて、真面目な由三だけでもそこから救い出したいと思う純粋な気持から
出た行為でした。

「由三、夜、あなたが加奈子さんの家に入って行くのを見た人が居るのよ」
そこで何が行われているか、全てを承知の上で、秋子は由三にこのように切り出したのです。

由三は黙り込んだまま、下を向いています。秋子の真意が判らないことと、何処まで知られてい
るか秋子を探っている様子です。

「噂が広がらないうちに、加奈子さんも、あなたも慎んで欲しいわ」
秋子はあくまでも弥一郎の名を出さず、由三と加奈子の関係だけに絞って攻めるつもりのようで
す。ようやく由三は秋子の狙いが判りました。由三が加奈子と不倫の関係にあると秋子は思って
いて、早く別れろと秋子が言っていると彼は理解しました。

由三は、秋子の狙いは理解したものの、どんな形にしろ、ようやく加奈子抱けるようになった今
の関係を崩すつもりはありません。自分の半生を賭けて手に入れた加奈子との関係です。なんと
しても守りきりたいと決心していました。
弥一郎に加奈子を自由にされ、今また、せっかく出来上がった加奈子との関係を弥一郎の妻であ
る秋子に潰されようとしている。弥一郎夫妻への怒りが、由三の中にムラムラを湧き上がってき
ました。

「由三、何を・・、何をするの・・、人を呼びますよ・・、
  止しなさい・・、ねえ・・、ここで止めれば、何もなかったことにするから・・ね」
由三は秋子を抱きすくめ、唇を吸い、首を舐め、乳房を舐め、膝で脚を割り、股間に指を入れ、
そこを巧みに刺激しています。

「由三・・・・、ダメ・・・、ねえ・・、止して・・・、ああ・・ん、ダメ・・」
弥一郎との閨房生活が途絶えている秋子が抵抗できる時間は短かったのです。
ブラウスのボタンが引き飛ばされ、巻き上げられたスカートの下、ストッキングが引きちぎられ
て、股間のところが大きく裂けています。そこに男の指先が伸びてショーツの隙間から太い指が
その部分を攻めています。愛液が音を立てて流れるようになるまで、そんなに時間は必用としま
せんでした。

「ああ・・ん、堪忍して・・・、由三・・、お願い・・、もう止めて・・」
由三は秋子の脚を持ち上げ、両脚を開いて、股間に頭を入れました。鋭い歯がショーツの布を食
いちぎっています。その部分が完全に開放されました。股間が切れたショーツが腰にひも状に
なって残っています。由三はためらわず股間に吸い付きました。

「ああ・・・ん、ダメ・・・エ、堪忍して・・・・ェ、むむ・・・」
秋子はもう大きな声を出せなくなっています。ボタンを飛ばされたブラウスは前が開き、持ち上
げられたブラが首の所に寄っています。男の両手が乱暴に乳房を握りつぶしています。スカート
はお腹まで巻き上げられ、両脚をいっぱいに開かされて、その間で由三の頭が蠢いています。

秋子は悶えながら、もう自分から両脚を広げ、足先を天井に突き上げて痙攣しています。
ついに高い声を上げて、秋子が気をやりました。由三はそれでも許しません、ゆっくり明子の股
間を舐め尽しています。

それから何度も、何度も秋子は逝きました。声がかれて、獣のように荒い息を吐き出しています。
由三の執拗な舌の愛撫で秋子は息、絶え絶えです。秘唇が激しく蠢いて、白い泡を吹いています。
あふれ出た愛液がお腹のところへ流れて、スカートもブラウスもじっとり濡らしています。もう、
秋子は由三に抵抗することは出来ません。

和室の障子に、夕闇が迫っている気配が映し出されています。
「由三・・・、欲しい・・、欲しい・・、来て・・、来て・・・、ああ・・」
秋子はもう全てを忘れて、男を求めています。由三が下半身を露出して、ゆっくりと挿入を開始
しました。

「あっつ・・、何・・、これ・・、ふ、太い・・、ムム・・」
モンスターが、軋みながら秋子の股間に吸い込まれてゆきます。秋子はあまりの攻撃に正気を
失っています。それがいっぱいに入り、動き出したとたん、秋子は大きな声を出し、大量の愛液
を放出して、失神しました。

畳の上に座布団を腰の下に敷いて、ボタンを引きちぎられ、乳房を露出したブラウスとショーツ
の股間を食いちぎられそれがひも状になって腰に絡まっている姿のままで、秋子は目を閉じて、
肩で大きく息をしています。モンスターが居なくなったそこは、ポッカリと孔が開き、そこから
濃い精液が流れ出しています。

その側に、上は植木屋のハッピのまま、下を全部露出して、例のモンスターはややしおれて、先
端から濃い白濁液の残り液を吐出させながら、由三が寝そべっています。

「こんなことになってしまって、由三、私達、もう後戻りできないのよ・・・・・
  私が言ったとおり、貴方が加奈子さんを諦めれば、
   あなただけでも地獄から這い出せたのに・・、もうダメね・・・
                ・・・・・
これからは、私も地獄の亡者に仲間入りね・・・、
 弥一郎、加奈子、由三そして私、皆、皆、獣の関係を結んだのよ・・・、
   さあ・・・、もう一度抱いて、今度は優しくよ・・・ベッドへ行きましょう」
秋子が由三を見ないで、天井を見て、投げやりな調子で話しています。

8畳の和室と続きの12畳の洋間を加奈子は自分の居間に使っています。夜の生活がなくなって
から、12畳の部屋にベッドを置いて、誰も勝手に入らせないようにして、気楽に過ごすように
しています。その12畳の部屋に二人は絡まるように歩いて行き、その途中で全ての衣類を取り
去り丸裸になりました。ベッドの上、秋子がモンスターにかぶり付き、両手で絞り上げています。

それから、週に2度ほど、由三が明子の寝室を自由に訪問するようになりました。
その頃、由三、弥一郎、加奈子の狂った肉の競演は最高潮になっていて、由三は加奈子の家に弥
一郎が来ない日を選んで、秋子を訪ねて来ました。

由美子の冒険〔U〕(55)  鶴岡次郎◆c68Evk 投稿日:2005/06/10 (金) 18:26
由三は弥一郎へ報復のつもりで最初は秋子を抱き続けたのですが、いつしか、加奈子への恋慕と
は異なる愛情を秋子に抱くようになっていました。秋子の大きな愛に包まれると、全てを忘れて
彼女に甘えられるのです。
こうして由三は、加奈子と秋子、二人の女のため、ただひたすら生きる男になっていました。昼
間、秋子を抱いて、その移り香を体に残したまま、夜、加奈子にその部分をしゃぶらせることも
しました。また、前の晩、弥一郎を含めた3人で入り乱れ、絡み合って、一滴の精液も搾り出せ
なくなったモンスターを秋子の口に預けて、それを蘇らせ、その日は、秋子の寝室で、夜まで重
なり合って、絡み合いました。

秋子は、久しく忘れていた肉の喜びを由三のモンスターに教えられ、理性、母性を超えたメスの
喜びに我を忘れて、由三のモンスターに貫かれることだけを生きがいにするようになりました。
男に抱かれた後、正気に戻ると、先行きどうしょうもない、行き止まりの行為だと、こんな色地
獄から早く抜け出したいと思うのですが、男の手で寝室の扉がそーっと開かれ、男が裸になり、
男の匂いを間近に嗅いで、あのモンスターで頬を触られると、それまで背を向けていた体を反転
して、大きく股を拡げて、喜びの喘ぎ声を上げて、濡れた女性器の意思で秋子の全てが支配され
てしまうのです。

加奈子たちお妾さんと定期的に会っていた行事も秋子から言い出して中断しています。加奈子の
男と浮気をしている後ろめたさがそうさせたのです。
こうして、4人の獣の関係が数年続きました。しかしこんな狂った関係がいつまでも続くことは
なく、弥一郎にゆり子という別の女が出来て加奈子から彼が去り、弥一郎に遠慮して由三も加奈
子に近づかなくなりました。そして、秋子と由三の関係だけが残りました。そんな時、喜三郎の
事件が起きたのです。

鶴岡が殿山家を訪ねて、喜三郎の病状を弥一郎、秋子、そして加奈子の3人の親に説明を始めた
あの時、それを聞きながら、秋子はある恐ろしい思いに取り付かれて、その時点から、他の事が
考えられないほど、空ろな状態になりました。席に居る皆が自分を責めている妄想に囚われまし
た。悪いのは弥一郎ではない、そこに居る秋子だと誰かが言い出しそうな、そんな恐怖をひしひ
しと味わっていたのです。

あの日、由三のモンスターを股間に入れて泣き叫んで、由三の熱い樹液が膣壁に吐き出されるの
を感じて、気が遠くなる中で、ふと扉を見たとき、そこがわずかに開いていて、人の気配を感じ
取りました。慌てて、由三に言って、その扉を締めさせたことを鮮明に秋子は憶えています。今
思えば、そこに喜三郎が居たと秋子は恐ろしい現実に気がつき、やりきれない思いで、自分の中
の女を呪っています。

喜三郎はわずかに開いている寝室の扉を見て、中に居るお母様を守るナイトに人格移動したはず
です。そして、由三に蹂躙される秋子を見て、何も戦う術を知らない喜三郎のナイトは、じっと
そこに立って、由三のデビルが去るのを待ったに違いないのです。秋子の喜悦の叫びを喜三郎は、
苦しみ足掻く秋子の悲鳴として受け止めたのです。

鶴岡から喜三郎の病状を聞かされた時、これは弥一郎一人の責任ではない、秋子もその責任があ
ると、彼女はそのことに気がついて、頭が真っ白になりほとんど失神するほどの恐怖にとらわれ
ました。辛うじて、自分の罪をそこで自白することを圧し止めたのです。それでも鶴岡は秋子の
罪もおおよそ見当つけている様子で、あの席で弥一郎の罪を厳しく追及しておきながら、秋子の
部屋の扉について質問しなかったのが彼の秋子への思いやりだと秋子は受け止めています。

鶴岡の話を聞いたもう一人の母親加奈子も秋子と同じように、心をえぐるような後悔の念に苛ま
れていました。
週に一度は殿山家を訪問して、秋子にご機嫌伺いをして、機会があれば喜三郎としばらく時間を
過ごし、その夜はそこに泊まり、弥一郎がその気になれば抱かれるのが正妻公認の妾として、加
奈子の習慣になっています。

ゆり子が出来てからは、弥一郎が加奈子を抱くことは稀で、殿山家に泊まる意味はあまりないの
ですが、それでも長い習慣で週に一度はそこに泊まることにしていました。
そんなある日、由三を屋敷の中で見かけて、なにげなくその後を就けて行き、彼が秋子の寝室に
消えるのを見たのです。

その頃、加奈子の元から弥一郎が去り、由三もそれと一緒に加奈子前に姿を見せなくなり、3人
の絡みを見るために、毎日のように集まっていた男達もばったり顔を見せなくなっていました。
たくさんの男の影が自分の周りから消えて、加奈子は改めて自分の半生に登場した男達を考える
機会が増えていました。そして、行き着くところはいつも同じで、由三、一人が自分を本当に愛
してくれていたと、思うのです。

その由三の気持を顧みないで、ただ便利に使い捨ててきたと加奈子は泣く思いでそのことを思い
出し、由三にいつか詫びを言いたいと思うようになっていました。そして加奈子自身気がついて
いないのですが、それが由三への愛に変わっていたのです。

その、由三が秋子の寝室に招かれている、加奈子は頭が白くなるような衝撃を受けました。秋子
が男を寝室に呼び入れていると、女同士の噂話を加奈子は聞いており、そんなことがあってもい
いと寛容な気持でいました。それが由三だったのです。

加奈子はその場からどのようにして、自分の寝室に戻ったか判らないほど乱されていました。屋
敷の廊下で取引業者の佐伯がそんな加奈子を見て、心配して声をかけてくれました。この敷地内
に、取引業者用の宿舎もあり、彼は明朝の会議のためそこに泊まっていて、たまたま加奈子を見
つけたのです。

加奈子は知りませんが、佐伯は一度、弥一郎と加奈子の絡みを見ています。人に見せて絡むと、
加奈子が興奮することを知った弥一郎がこの屋敷にもハームミラーを寝室に付けさせていて、そ
こで佐伯は加奈子の乱れる姿を見たのです。
振向いて加奈子はその男を見ました。名前は思い出せませんが、顔だけは知っている小男で、頭
の禿げた陽気な人です。

「加奈子奥さん、お久しぶりです、何かありましたか」
佐伯は本当に心配して、声をかけたようで、澄んだ目をしています。
「あら・・、少し気分が悪くて、部屋に戻りたいのですけれど・・」
加奈子はその男の名前が未だ思い出せません、それで、少しふらついて間を繋ぎました。そうす
ると、本当に自分が病気になったような気分になります。佐伯が慌てて手を出し、彼女を支える
のに甘えて、彼の肩にすがりました。

一日働いた男の体から強い匂いが沸きあがり加奈子の鼻腔を刺激します。秋子に由三を取られて、
怒りが加奈子の欲情に火をつけたようで、無性に男がほしくなっていたのです、男に腰を抱かれ、
身をつけているとふつふつと欲望があわ立ち、股間に濡れを感じ始めました。体を男に擦り付け
るようにすると、男が緊張しているのが良く判りました。

佐伯は加奈子の体重を全身に感じて、幸せな気分になり、彼女の腰に回した手に力を入れて支え
ています。加奈子の前合わせが乱れて、豊かな乳房が半分顔を出し、いい香がそこから漂ってき
ます。急激に前が硬くなっているのを彼女に知られないよう、へっぴり腰で歩いています。

「ありがとう・・、助かるわ、急に気分が悪くなったのよ」

由美子の冒険〔U〕(56)  鶴岡次郎◆c68Evk 投稿日:2005/06/11 (土) 12:21
「ありがとう・・、助かるわ、急に気分が悪くなったのよ」

部屋に向かう間に、加奈子はこの男に今日抱かれようと決めていました。このままでは血が収ま
らないのです。
その気で男の前を見ると、こんもりと頼もしく盛り上がっています。ドーット加奈子は久しぶり
に濡れてきました。腕を男に絡めて、その弾みで前あわせを思い切り乱し、乳房の全てが男から
見えるようにして、体を男にぶつけるようにして摺り寄せました。

佐伯の腰に回した手が、さすが50男で、既に加奈子の臀部をゆっくり擦り、微妙な所を強く、
弱く押さえて刺激しています。佐伯にそこを自由に触らせ、その快感に身をゆだねながら、秋子
の部屋に入った由三のことを考えていました。

好んで秋子を抱いているのではない、今夜だって、お金で秋子に取り込まれて、いやいや秋子を
抱いているのだと加奈子は自分に思い込ませました。そうすることで由三と秋子の事はそれほど
重要なことでなく、男と女の間でよくある単純な交わりだと加奈子は割り切ることが出来ました。
加奈子のように多淫な生活を経験した女性から見ると、肉体関係を結ぶことがそれほど二人の間
で決定的なことと思わない修練が出来ているのです

それなら自分も一夜、この男と遊んでもいいと、久しく忘れていた淫蕩な虫が騒ぎ始めました。
そう思うと、もう、部屋に着く頃には、由三のことも忘れて、お尻の上を動き回る佐伯の手に夢
中になっています。股間はべっとり濡れて、ひざあたりまで愛液が垂れているのが判ります。

寝室に担ぎ込まれて、着物のまま、ベッドに寝かされました。彼がコップに水を入れているのを
横目に見ながら、寝返りを打って、裾を思い切り乱し、ほとんど股間の茂みが見えるほどにして、
さらに苦しそうに胸元を大きく開き、乳首が顔を出すようにしました。

奥さんと掛けようとした声を飲み込んで、佐伯はじっと加奈子を見ています。加奈子は苦しそう
にさらに脚を少し動かし、もう、その茂みが顔を出し、そこはべっとり濡れて、ひざまで愛液が
光り、サーモンピンクの中身も佐伯にはよく見えます。

佐伯が加奈子の膝の間に跪きました。そしてゆっくり足首を握り、さらに脚を拡げました。加奈
子のそこから愛液がにじみ出ています。佐伯はそこに顔を寄せ、しばらくその香を楽しんでいま
す。佐伯の強い鼻息が加奈子のそこに直接噴射されて、加奈子は呻き声を出し、さらに脚を拡げ、
愛液を大量に吐き出し始めました。

佐伯がそこを唇と舌で愛撫し始めると、加奈子は喘ぎだし、自分で帯紐を解きました。
しばらく男の奉仕が続き、加奈子は何度か気をやりました。愛液が腰巻をじっとりと濡らしてい
ます。ころあいを見て、男が女を立たせて帯と着物を取り去り長襦袢一つにしました。

加奈子をベッドに寝かせて、長襦袢の腰紐を解き、一気に長襦袢をはぎ取りました。女が嬉しい
悲鳴を上げて、その声が部屋中に響いています。男は女の両手をベッドの着かせて、後ろから一
気に挿入しました。佐伯のそれは、太さは普通ですが、長さが尋常ではありません。陰唇を貫い
たそれが子宮孔をこじ開けているようで、加奈子が苦痛と快楽の入り混じった、高い悲鳴を上げ
ています。男は容赦しないで、ただ腰を動かし、衝いています。佐伯はこれが得意で、女に対し
てこれしかやらないのです。

女の最後が来ました、痙攣して、白目を出して、頭をベッドにつけて、膝を折り、失神していま
す。突き出した臀部の間から見える股間に白い泡が盛り上がって、女の脚を伝わってシートの上
に流れ落ちています。男は挿入したまま、女の正気が戻るのを待っています。

その時、寝室のドアーの陰に人影らしい気配を佐伯は感じ取りました。社長の愛人を犯している
のですから人に知られてはまずい光景です。佐伯は、未だ終わっていない業物を急ぎ抜き取って、
身支度もそこそこに、窓を開けて、庭に出ました。早くこの場を離れることが大切だと佐伯は息
せき切って、安全な場所に急いでいます。それにしても、ズボンの前が開いていて、細長い業物
がそこから顔を出し、芝生に未発射の精液が点々と垂れ落ちています。まさに間男が慌てふため
いて逃げている風景です。

ドアーの陰の人物は、デビルが自分に気がついて逃げ出したことに満足したようで、そっとそこ
から離れて行きます。加奈子もその人影に気がついていました。誰かが加奈子の浮気を覗いてい
た、その人が弥一郎に告げ口しても、それだけのことだと、その時は、それほど慌てず、深刻に
考えないで、そのまま眠りに落ち込んで行きました。

喜三郎の病状を鶴岡から聞いている時、あの時、ドアーの陰に居た人物が喜三郎だったと、加奈
子は突然あの日のことを思い出し、実母の加奈子自身が、喜三郎の病気を悪くする重大な罪を犯
していることに気がつき、絶望的な気持ちになりました。

わずかに開いたドアーとその部屋の中に居るママ、そのママがデビルである佐伯に抱かれて悶え
ている、それを喜三郎は見たはずです。実母の乱れた姿を見た息子が狂いだしたのは当然だと、
自分を責めました。自分の体を呪い、男を欲しがるその部分を何度も強く叩きました。出来るこ
とならそこを切り取りたいと思ったほどです。しかし、現実は取り返しのつかないことになって
いるのです。
自分はどうなってもいい、喜三郎だけは救いたい、この話を鶴岡に打ち明けよう、そして、喜三
郎の治療に役立てたいと加奈子は決心しました。そう思うと、スーと気持が軽くなりました。

鶴岡が自宅に帰って、しばらくすると、加奈子から電話がありました。殿山家でのことにお礼を
言った後、自分の浮気現場を殿山邸で喜三郎に一度見られたことを告白しました。わずかに開い
ていた扉、その中で男に犯されているママ、全て鶴岡が説明したとおりのことを加奈子は息子に
見せたと泣きながら告白しました。

あのことで、息子はひどいショックを受けたはずで、今度の病気はほとんど自分のせいだと言っ
て電話口でむせび泣いていました。
そして、やや落ち着くと、自分はどうなってもいいから、息子が正気になる工夫を考えて欲しい
と母親の心情をさらけ出して訴えました。

いろいろ鶴岡に慰められ、諭されて、ようやく加奈子は落ち着きを取り戻し、最後にいろいろ恥
ずかししいことを鶴岡に打ち明けたので、それに甘えて、加奈子はこの際、ぜひ聞いて欲しいこ
とがあると言い出しました。
弥一郎が今回の事件を機に、加奈子を手放す気になっているようなので、それが実現すれば、出
来れば由三と一緒になりたいと思っていて、喜三郎がこのことをどう思うか心配で、このことで
も鶴岡の協力が欲しいと言いました。

「加奈子奥さん、喜三郎君は今が一番大切なときです。
  彼は女性を女神のように神聖で、汚れないものと思い込んでいます。
     その女性の代表が、ママです。
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
幸いというか、今日、お話しいただいた殿山邸での浮気のことは、
 喜三郎君の正常な記憶には残っていません、いずれ彼の記憶から消えます
   どうか、その秘密はお墓まで持って行ってください

由三さんのことは、少し私に考えさせてください、何かいい工夫が見つかるでしょう
  それまでは、当面、由三さんに近づかないで下さい
   由三さんを含めて、弥一郎さん以外の男と関係しないでほしいのです
わずかな間ですから、約束していただけますね・・、我慢していただけますね」

鶴岡は最後のくだりは多少、笑いながら言いました。電話の向こうで加奈子が、身をくねらせて
恥ずかしがっている様子が判りました。
「・・・判りました。
 この秘密はお墓まで持ってゆきます。
  それから、他の男に抱かれることは、喜三郎が良くなるためでしたら、我慢します。
少し辛いけれど・・・我慢します。ふふ・・・
どうしても我慢できなくなった時は、鶴岡さんに相談します。いいでしょう、ふふ・・・」

最後には鶴岡をからかう元気が加奈子に出てきました。鶴岡はどうも加奈子が苦手のようで、加
奈子もそれを知っていて、鶴岡をからかいます。

由美子の冒険〔U〕(57) 鶴岡次郎◆c68Evk 投稿日:2005/06/11 (土) 16:33
「鶴岡さん、恥ずかしい話を聞いてください。・・・」
加奈子の電話を受けた翌日、由美子が居ない最後の夜を鶴岡がのんびり過ごしていると、殿山家
の秋子夫人から電話がありました。丁寧な調子で先日のお礼を言った後、話の調子を少しくだけ
た、親しい感じに変えて、淡々と告白を始めたのです。

「夫がお妾さんを相手するようになって、弥一郎とは夜の交渉がないのよ、
私から言い出したことだし、いまさら弥一郎を責めるつもりはないわ
それ以来、しばらく男なしで暮らしたわ、

それが、数年前、ひょんなことから男が出来て、
 今ではそれに夢中よ、
  私の浮気相手は、出入りの植木職人で由三なの、

そう、加奈子さんの愛人よ、二人は一緒になりたいと思っているようね・・・
 もう5年以上続いているのよ、多分、弥一郎はこのことを知らないはずよ
 加奈子さんは多分、気が付いているわね、私それほど男との関係を隠していないのよ

二人に、仕返しをする形になっているけど、そんなつもりはないのよ、
それでも、夫にも加奈子さんにもそれほど悪いとは思っていないわ、
   ただね、先日、鶴岡さんの話を聞いていて、最悪のことに気がついたの・・・
    ドアーを不注意に開けていて、由三といるところを三郎に見られたのよ・・」

秋子は淡々と自分の浮気を説明して、浮気そのものにはことさら、罪悪感を持っていないようで
すが、何も知らない喜三郎にその現場を見せたのは大きな失敗だと、喜三郎の病気の原因は秋子
の責任が大きいと秋子は思っています。その失敗を挽回できる方法があるならなんでもするから、
ぜひ教えて欲しいと、加奈子同様、熱い母親の心情を鶴岡にぶつけました。

「辛い話を、よくお話いただきました。
  喜三郎君の治療計画は先日大まかにお話したとおりです。
    奥さんと由三さんとのことは、喜三郎君がナイトに移行した時に見た情景ですから、

いずれ喜三郎君の脳裏からそのことは消え去ると医者も言っています。
それでも、これ以上、彼の記憶を鮮明に上書きすることがあっては良くないので
   由三さんとは当分、会わないでいただきたいのです。
            秋子奥様にはそれだけをお願いします」

「あの後、由三を呼んで・・・・、寝室で、由三とは最後の挨拶をしました。
もう会わないと彼に伝えました・・・・・」
秋子は、電話口で少し、声を詰まらせています。しばらく沈黙の時間が流れています、彼女の辛
い心情を察して、鶴岡が黙って、受話器に耳をあてたままにしていると、ようやく秋子がゆっく
りと話し始めました。

「鶴岡さん、あなたには恥ずかしいことを全部お話して、
  誰にもいえない悩みも貴方になら、話せるような気がするのよ
    もう少し、聞いていただけるかしら・・・・

私、今のままでは、正直言って、とても由三とは別れられないわ
 由三を愛しているかと、訊ねられると、はっきりそうだとは言えないわね

でも、恥ずかしいけれど、言うわね
 彼が寝室に来なくなると、辛くて、体がそれを我慢できないのよ
  彼の体が私をそう変えてしまったのね、
こんな恥ずかしい女の姿は、三郎には知られたくないことだけれどね、

鶴岡さんに何かして欲しいというわけではないのよ、
  ただ話したかったの、いくら年を取っても女は女ね、ふふ・・・」

鶴岡がそのことで何かアドバイスできるわけでもなく、秋子もそれを期待していません。秋子自
身がその女の業と闘うしかないことを良く知っています。
二人の母親から告白の電話を貰って、喜三郎治療作戦の事前調査はほぼ完了しました。後は由美
子の帰りを待って、彼女の意見を聞くことが残っています。

翌日、由美子が旅行から帰ってきて、こちらの喜三郎事件をあらまし話して、鶴岡は約束どおり、
由美子に秋子を訪問させました。

3時間余り二人は話し合って、すっかり意気投合して、自殺志願の青年のこと、難病に苦しみ、
見事、難しい手術に耐えて蘇生した市立病院の青年のことなどを由美子は秋子に話しました。そ
して、問わず語りに、Uのことから、元締め達との交情まであらまし話してしまったのです。鶴
岡に守られて奔放に生きる由美子を本当にうらやましいと思いながら、秋子は、由美子の話に聞
きほれていました。そして、由美子の人柄や、その豊かな知性と女性機能を十分理解したのです。

「由美子さん、お願いがあるのだけれど、聞いて頂けるかしら・・」

由美子の冒険〔U〕(58) 鶴岡次郎◆c68Evk 投稿日:2005/06/13 (月) 09:54
「うらやましいお話ね、自由に男と遊んで、
これだけ上品な雰囲気を維持している貴方も立派だけれど、
鶴岡さんは素晴らしい方ね、そこまで妻を自由にさせるなんて
よほど、貴方がお気に入りなのね、

ううん・・・、ただ愛しているとか、好きだとかというだけでは、
男はそこまで女を自由にさせないわ、
鶴岡さんは本当に、貴方がお気に入りなのよ・・・・・・、
ねえ、教えて、貴方、男の人によく名器だと言われるでしょう」

秋子が悪戯っぽい眼で由美子を見ながらそう言って、由美子が恥ずかしそうにこっくりそれを肯
定するのを見て、我が意を得たおもいでおおきく頷いています。
このことを確かめて秋子は、由美子以上の適任者はいないと心を決め、今日の本題を切り出すこ
とにしました。  

「由美子さん、お願いがあるのだけれど、聞いて頂けるかしら・・」

由美子が少し上気した顔で秋子を見つめています。淡い黄色のプリーツスカートに、半そでの白
いブラウス、紫水晶のピアスが涼しげにゆれています。今日は女性との面会ですから、露出を抑
えたスタイルですが、それが返って、由美子の女を強調しているようで、ボタンを二つ外した胸
から、わずかに見える乳房のふくらみ、プリーツスカートを押し上げる豊かな大腿部から臀部
に至るカーブ、秋子は今盛りの女をまぶしそうに見ながら、これでは喜三郎が後を追ってその家
に迷い込むのも無理ないと思っています。案外、喜三郎は女性を見る優れた眼を持っていると、
秋子は思いました。

「三郎、いえ、喜三郎の最初の女性に、由美子さんになっていただきたいの
  人妻の貴方に頼む筋合いのことではないと思うけれど
     助けると思って、お願いしたいの。無理を承知でお願いするのよ」
秋子はゆっくりと笑顔を浮かべて由美子の目を見つめて、話しています。

ここへ来る道々、そのことが話題になると思っていて、自分の考えを決めていましたので、その話
を聞いても驚きません。間を置かないで由美子はゆっくり頷きました。秋子が顔をぱっと明るく
して喜びを表に現しました。多分、由美子は断るだろうと秋子は予想していたのです。それにし
ても、鶴岡と相談してからとか、主人がなんと思うかとか、主婦らしい返事を予想してその次の
文句も考えていたのですが、由美子は自分でそのことをあっさり決めました。そのことで、鶴岡
と由美子の素晴らしい信頼関係をまた知らされた思いに秋子はなりました。

「あの子が、どこからその知識を得たのか判らないけれど
  女は性の欲望が乏しく、ただ、男の無理な欲望に耐えて奉仕していると、
   三郎は思っているようなの、変でしょう、誤解もここまで来ると哀れなのよ

正しい、健康な女性像を三郎に教えて欲しいのよ
 そして、男に愛されて、女がどんなに喜ぶか実感させてやって欲しいわ
   そしてね、これが一番大切なことだけれど
男に抱かれることが好きで、いつでも男を欲しがる女を、可愛いと思って
 そんな女を心から愛しいと思える男に、三郎を仕立て上げて欲しいの
   貴方なら、きっと出来ると思うのよ・・・・、お願いできるかしら」

秋子が少し恥ずかしそうに笑いながら説明すると、男なしでは一日も生きてゆけない女は、何の
工夫もしないで地で演技できるが、それを喜三郎が愛しいと思ってくれるか自信がないと由美子
も笑いながら答えています。

「難しい役目ですが、鶴岡が乗りだした仕事ですから、私も全力でやります
   喜三郎さんに、女を抱くことが、こんなにいいことだと判るように、教え込みます、
     喜三郎さんを私の虜にして見せます、ふふ・・・・
それに、私が彼に抱かれて、喜んでいることを教えます。」

由美子が冗談ぽく、笑いながら喜三郎に抱かれることを約束してこの話は終わりました。主人に
挨拶をさせると言って、秋子は殿山弥一郎を呼びました。
70歳半ばを超えたと聞いている弥一郎は、眉毛まで白髪ですが、180を超える長身で、現役
の経営者として溌剌とした様子を保っていて、由美子から見ても男としてかなり魅力的です。

「あなた、由美子さんを紹介するわ、鶴岡さんの奥様よ、
   喜三郎の最初の人になっていただく事を了解いただいたの、
          貴方からもお礼を言って、・・・・」
秋子は言葉を飾らないで、あっさりと説明しました。由美子は平然として笑顔を浮かべて弥一郎
に頭を下げています。

「いや、そうですか、それは、それは・・、喜三郎が喜びますよ、
      いや・・、本当に彼が喜びますよ・・・・・うん・・
    ところでご主人はご存知ですか・・・、いや余計なことを聞きました・・・。
                  よろしくお願いします、ウム・・・・・・・」
かえって、弥一郎の方がうろたえて、かなりあわてた様子で、鶴岡のことまで触れて、余計なこ
とを言ったと、慌てて打ち消しています。そして、どうも、喜三郎がうらやましくなったようで、
しげしげと由美子の全身を舐めるように見ています。その、弥一郎の思いが判った様で、秋子が
由美子を見て意味のある笑いを浮かべています。

「由美子さん、父親がすっかり由美子さんを気に入ったようですから、
  その息子が由美子さんを気に入るのは間違いないわね、
         貴方、そうでしょう・・、由美子さんは、素晴らしい方でしょう
   貴方もお世話になりたいのでしょう、ふふ・・・・」
最後はそれらしくない冗談を言って、秋子は慌てて、由美子に謝っています。どうしてもこうし
た話題は、話し方が不注意にくだけ過ぎる傾向があります。この場合の秋子もそうです。由美子
は艶然と笑って聞いていますが、弥一郎が先ほどから由美子を見て著しく勃起しているのを感じ
取って、まんざらでもない気分です。親子一緒に面倒見ても構わないとふとどきなことを考えて
いる由美子です。

二人に見送られて、使用人の手で玄関の車寄せまで運ばれてきた自分の車のキーを受け取りなが
ら、由美子は二人に向かって改めて頭を下げ、車に乗り込もうとしました。その時赤い軽自動車
が坂道を上がって来て、玄関先を通ってその先の駐車場にゆっくり走ってゆきます、運転してい
るのはゆり子です。ゆり子と由美子が顔を会わせ、互いに先日の女祭りに会ったことを思い出し
て、意味のある笑顔で挨拶しています。

車の人となった由美子はそのまま坂道を下り、門に向かいました。その時は、もうゆり子のこと
は頭の中にはなく、喜三郎をどう誘惑して、上手く料理するか楽しい想像に夢中になっています。
由美子は事が終わるまで、鶴岡にはこのことは事前に話さないつもりです。


由美子の冒険〔U〕(59) 鶴岡次郎◆c68Evk 投稿日:2005/06/13 (月) 23:39
バーリルのママ、ゆり子は女祭りの夜奔放に男と交情を交わす由美子を見て、殿山弥一郎に由美
を抱かせようと考えていました。その由美子がこともあろうに、殿山夫妻と親しげに話し合って
いるのを見たのです。由美子と殿山夫妻の関係を知りたい気持でいっぱいです。 

「御前、先ほど玄関でお見送りされていたご婦人は、良くご存知の方ですか、
     きれいな方で、ここでは初めてお目にかかる方だから気になって・・・・・」
ひととおり店の売り上げとか、近状を説明して、お茶をいただきながら、ゆり子がなにげない風
にたずねました。
「ああ・・今日、玄関にいた人、あの方、そう見たのか・・、
    秋子の友達だよ、あの方のご主人を俺は良く知っているがね」
それ以上は話に乗らない様子で弥一郎はゆり子を見て、簡単に返事しました。

ゆり子には関心の無い返事をしながら、弥一郎は頭の中では、由美子のことを思い出していまし
た。彼女を一目見たその時から、男の血が騒ぎ、珍しく女を見るだけで股間が充実したこと、
そして喜三郎がこの女を抱くことになると秋子が話しているそばで、そのことを聞いても恥づか
しがるわけでもなく、艶然と笑っていた由美子の顔を思い出していました。その笑顔を見て、弥
一郎は先端から漏らすほど感じていました。あからさまでない、それでいて男心の底から揺り動
かす、上質なお色気を弥一郎は感じ取っていました。弥一郎のことを男と認めて、それとなく女
性特有の媚を見せていたのも嬉しく思い出しています。

「御前様はあんな女性が好みですよね・・・」
その声に弥一郎はゆり子を振り返り、由美子の思い出から現実に引き戻されました。一部の隙も
無くきれいに化粧した女の顔をじっと見ながら、この女とは、もう別れ時だなと、その時弥一郎
は決心しました。あれほど愛しいと思っていたゆり子が、由美子を見た後では、それほど執着す
るほどの女でないと、醒めた気持ちになったのです。

「ゆり子・・・・・、いつ言ってもいいと思っていたのだが、
               今日はいい機会だから少し話があるのだよ」
弥一郎は由美子の話題にはそれ以上乗らないで、やや真剣な顔をゆり子に向けました。

「随分長い間お世話になったが、俺も年で知ってのとおりの状態だから、
  お世話になった女性との関係をここらで整理しようと決心したのだよ、
   身勝手なお願いだと思っているが
これから先のことを考えると、今別れるのがお互いのため、いいと思っている
  詳しいことは、執事の鮫島から話すと思うが、そのつもりでいて欲しい・・・・」

ゆり子は来るものがついに来たと、覚悟していたようで、比較的冷静に聞いています。それでも、
にじみ出てくるものを抑えきることは出来ません。
「いつかこの日が来ると思っていました。
    私は他の女の方と違って、いつも勝手にさせていただいていたので
      いつ別れると言われても仕方がないと思っていました。

御前のお気に召すようにしてください。
     今日は、泊まってゆきたいのですが・・・、いいですか・・」

ゆり子はさすがに落胆して様子で、じっと涙を抑えながら、弥一郎を見つめています。今晩、頑
張ってみるが、期待に添えないかもしれないと寂しそうに笑って、弥一郎がゆり子の肩を叩きま
した。

そして、執事の鮫島をそこへ呼び、手切れの条件をゆり子に示しました。今の店と、多少まと
まったお金を出すことでゆり子は了解しました。ゆり子との関係は10年近く続いたことになり
ます。鮫島がさっそく手続きに入ることになり、弥一郎より、鮫島がほっとして、喜んでいるの
が印象的です。

三人の妾は、子供たちの母親だから、別れ話は不自然で、ただ女達を自由にすると伝えればそれ
でいいと言う、弥一郎を説得して、鮫島は弥一郎の重い腰を上げさせました。
女達には今住んでいる家と一時金を手渡すことにして、後々のことを考えて、女達への財産分与
をこの時点でけりを付ける事を鮫島は考え、それを実行しました。勿論、子供たちは殿山家の実
子として籍に入っていますので、母親の処遇とは無関係です。

弥一郎が三人の女にそれぞれ個別に会い、今までのお礼を言い、これからは自由に過ごして欲し
い、誰か好きな人が出来て一緒になるなら祝福すると言いました。また、殿山家とは今までどお
り子供たちの母親として付き合って欲しいと言いました。

「判りました。そんなにしていただいて感謝します。
  今までと何も変わらない関係ですね、唯一つ、変わったことと言えば
    これからは、旦那さんに遠慮しないで男を作っても良いと言うことですね、ハハ・・」

陽気な竹子が、殿山の話を聞いて、そう言って、からからと笑いました。殿山も苦笑いしながら、
そう言えばそういう事だねと妙に感心しています。生活が保障され、子供たちの母親として、戸
籍上はともかく、周囲からそう認められるわけですから、竹子の言っていることが当っています。

これで、4人の女達との関係が精算出来ました。終わってみると、弥一郎は妙に身軽になった気
分で、街の中を車で走っている時など、通りがかりに見る女性がきれいに見えるようになりまし
た。若返ったような気力が下半身に沸きあがるのです。

その高まり感じて、久しぶりに、実に20年ぶりに秋子の寝室を弥一郎は訪ねました。秋子にとっ
ては20年ぶりの男のはずですが、その空白を感じさせないほど、最初から弥一郎の愛撫に応えて
感じて、呻き、そこを十分に濡らして、弥一郎が驚くほど乱れに乱れました。
弥一郎は女の凄さを思い知れされた気がして、それからは、秋子の寝室で寝るようになり、週に
二度の割合で彼女を抱いています。

週二度のペースはゆり子とでも成し得なかった快挙です。秋子は弥一郎に抱かれながら、由三を
思い出していました。夫に抱かれながらどこかで由三の体を懐かしく思い出し、たくましいモン
スターを欲しがる女が同居した気分を、もう一人の秋子が笑いながら見ているような奇妙な気分
で弥一郎との交情を楽しんでいます。
今夜も、股間に夫のものを感じながら、秋子はほとぼりが冷めたら、由三とよりを戻そうと思っ
ています。どうやら最後の勝利者はここでもやはり女性のようです。

喜三郎はあの事件以来も変わらず、回り道をして由美子の自宅前を通って通学しています。由美
子との運命の絡みが、目の前に迫っていることを彼は勿論知りません。

由美子の冒険〔U〕(60) 鶴岡次郎◆c68Evk 投稿日:2005/06/14 (火) 19:44
喜三郎はあの事件以降も変わらず、回り道をして由美子の自宅前を通って通学しています。この
一週間あまり由美子を見かけることがなく、家の様子から見てもどうも留守らしく、長期旅行で
もしている様子です。学校からの帰り道、今日もダメかなと思って、庭を覗くと、肩を思い切り
出したワンピース姿の由美子を見つけました。嬉しくなって、思わず喜三郎は彼女に声を掛けて
しまって、その自分の行為を恥じて真っ赤になって立ちすくんでいます。由美子は彼を待ち伏せ
ていたわけで、にっこり笑って、家に入ってお茶でもと誘いました。勿論喜三郎は大喜びです。

一週間ほど居なかったことを、喜三郎が由美子になじるように聞いて、由美子がそれに笑いなが
ら優しく答えています。お茶を出し、由美子は喜三郎の側に体を擦り付けるように座りました。
超ミニではありませんが、膝上2センチほどで、座ると大腿部がほとんど露出しています。喜三
郎はまぶしそうにそこを見て、顔を紅潮させています。そして淡い香水に由美子の体臭がミック
スしてゆるやかに沸き立ち、敏感な若者の鼻腔を刺激します。もう既に彼がいっぱい勃起してい
るのを由美子は感じ取っています。

「三郎君と呼んでいい、・・・そう、ありがとう。
君は、ガールフレンドいるの、そう、決まった人はいないのね、
好きな人は・・、エエ、居るの・・、聞かせて・・その人のこと・・」
喜三郎は翔子のことを簡単に説明しました。ただ一度会っただけで、片思いに終わったことを由
美子に告げました。父親の弥一郎が翔子を抱いていたことは、デビルに移行して時の記憶ですか
ら、正常な時はこの記憶は出てこないのです。

「私の初恋は中学生の頃よ、近所に住んでいた大学生よ、
勿論今の主人じゃないわ、恥ずかしいけれど、言うわね、
初めてキッスされて、体を触られたの、
嫌じゃなかったけれど、初めてそこを触られたから、びっくりしたわね」
喜三郎は、少し驚いて由美子を見つめています。女性からこんな話を聞くのは初めての経験のよ
うです。

「その時は何故か、怖くて、キスだけで逃げるように帰ったのよ、
でも、家に帰ってから、どうして逃げたのだろう、
あのまま抱かれてしまえばよかった、惜しいチャンスを逃したと

随分、悔しい思いをしたのよ、今でも後悔しているのよ、ふふ・・・・、
女の子って、男の子が思っているよりセックスへの好奇心が強いのよ、
男の子はそれほどでもないのかしら、君はどうなの・・・・」
悪戯っぽい笑顔を浮かべて喜三郎を見つめて、囁くように訪ねました。喜三郎は意外なこと聞く
と言う顔をして、由美子を見つめて、咄嗟に返事できないようです。

男の子がいつも欲情していることを告げたいのですがその言葉が見つからないのです。女の子も
男の子と同じ様にセックスに強い関心を持っていることを教えられて、喜三郎はびっくりしてい
ます。それを女性から教えられて、それはそれとして納得できるのです。喜三郎がいろいろ考え
て、眼を白黒している様子を楽しそうに見ながら由美子は話を続けました。

「女はね、キッスを経験すると、夢も具体的になるのね・・・・
毎晩、夢を見るのよ、男の人と一緒に居る夢よ、それが楽しいのね
男の人に抱きすくめられて、キッスをいっぱいされて、いろいろなところを触られて

息が切れそうになって、もっと体を触って欲しくなるのよ、
でも、夢って不思議ね、経験がないから、最後のところまではいつも行けないのよ
朝気がつくと、自分で触っているのよ、ふふ・・」

喜三郎は真っ赤に上気した顔で由美子の話を一言も漏らさないように聞いています。既に先端か
ら汁を出している気配を、由美子は嗅ぎ取っています。
「自分で触っても気持ちいいものだから、早く男の人を経験したくなって、
そのことばかり考えるようになるのよ、
街で男の人を見ても、その部分が気になって、気がつくとそこを見ているのよ、

かわいい中学生の女の子が、そんないやらしいことを考えて歩いているなんて、
君には想像も出来ないでしょう、でも本当のことよ、
男の子はそんなこと考えないでしょう・・・・、女って嫌ね・・・」

勿論、男の子が女の子以上に、性に興味を持っていることは由美子も承知しています。
喜三郎は何か言いたそうですが、由美子の話に圧倒されて、言葉が出ません。とにかく初めて聞
く女の子の話ですから、全てが驚きです。

「それでやっと、そのチャンスが来たのよ、最初の人は今の主人よ、
高校を卒業して、会社に入って、そこの設計室にいた主人と出会ったの
一ヶ月ぐらいお付き合いした頃、レンタカーで日帰りの遠出をすることになったのよ、

私は、その日、いよいよ抱かれると予感して、下着もそれなりに準備したのよ
待ちに待った、その瞬間を今でもはっきり覚えているわ
凄くそのことに興味があったから、嬉しくてね、自分から、抱きついていたわ
最初から気持ちよくて、思った以上にいいものだったわ、ふふ・・・」

喜三郎は放心したように、やや力の抜けた様子で由美子を見詰めて、じっと聞いています。由美
子は彼がズボンの中で放出したことを感じていました。

「結婚してわかったことだけれど、
どちらかと言うと、主人より、私の方が、セックスが好きだと判ったわ
私は毎日でも抱かれたいのよ、今でもそうよ・・・、

主人は仕事で疲れるでしょう、だから、毎日は無理なのよ
これは秘密だけれど、君に特別教えてあがるけれどね
毎日でも男がほしい私のためにね、主人が愛人を与えてくれたのよ
体に刺青がある、たくましい人よ、セックスの相手としても最高の人よ」

にこやかに笑いながら凄いことをしゃべる由美子に喜三郎は完全に圧倒されていますが、由美子
を軽蔑している様子ではありません。それでも女性の性欲が自分とそんなに変わらないほど強い
ことを知ったようで、女性の性に関して今までの知識をかなり修正できたようです。

もしこの場に鶴岡がいたら、由美子は女性の中でも特別その道に欲望の強い人だからと注釈を加
えるでしょうが、ほとんど知識の無い喜三郎は女性は全て由美子と同じ様にかなり好色だと理解
しています。

「君はどちらだと思う、どちらが好色だと思う
男かしら、それとも女だと思う」
喜三郎は、素直な仕草で自分を指差しています。由美子はそれを見て、抱きしめたくなるほどか
わいいと思いました。

「私はね、女だと思うの、
お産は女の特権で、また大きな義務だわね、子供を産むのは、本当に大変ことなの、
その時はもう二度と子供つくらないと思うほど苦しいのよ

それでも、またセックスして、二人、三人と子供を作るのよ
神様がお産の苦労の代償に、女にだけ特別の感性を与えてくれているのよ
だから、女はセックスで男の想像もつかないほど感じているのよ」

頭の良い喜三郎はこの種の理詰めの話に弱い方で、直ぐに信用してしまいます。女の性感が男よ
り格段に高いことを直ぐ理解できたようです。男の欲望を消極的に受け入れるだけだと信じてい
た女の性感が、途方も無く高いものだとわかって、弥一郎は自分の知識が全く間違っていたと、
気がついています。あまりの強い快感に、女達は苦痛に似た表情と声を表に出すのだと、ようや
く気がついたのです。

「どんな男の人でも、それぞれいいところがあって、男は皆好きよ
  だから、あまり興味が無い男の人に抱かれても、触ったり、吸われたりしていると
      いつの間にか、気を失うほど喜びを感じるようになるのよ

私だけが特別じゃないのよ、ほとんどの女の人はそうなのよ、
  女はそういう構造になっているのよ、多分神様がそう創ったのよ
    だからね、特別好きな人に、触られて、キッスされて、セックスされると
最高の気分になるのよ、天国に行った気分ね、何ものにも代えられないものよ」

由美子は長い衝撃的な説明を終わり、紅茶をゆっくり飲みながら、濡れた眼で若者の反応を見て
います、由美子自身も話のいやらしさに反応して、相当濡らしています。若者は二度ほど放出し
たようで、ほとんど意識の失せた表情で由美子を見つめています。

由美子がゆっくり若者を引き寄せ、キッスをしました。一瞬、若者は少し抵抗しましたが直ぐ体
の力を抜いて、由美子に唇を任せています。由美子は若者の唇を吸いながら、ワンピースの肩を
抜きました、きれいな上半身が露出しました。若者の手をとって、乳房に添えました。驚いたそ
の手が引っ込められて、間もなくおどおどと自分の意思でそこに手を添えています。幼い頃、母
の乳房に触ったその仕草で、それに戯れています。

由美子が若者のベルトを緩めて、ズボンを脱がせようとすると、若者は意外な力で抵抗しました。
「いいのよ、判っているから、恥ずかしがることないのよ、
   私だって、ほら、こんなに濡れているのよ
      ほら、触ってごらん・・、ねえ・・・、いっぱい濡れているでしょう・・・」

若者は二度も放出して股間が汚れているのを恥じて、抵抗したのです。その若者の手をとって、
由美子は脚を開いて自分の股間にそれを持ってゆきました。ショーツは穿いていません。
若者は、今度はかなり大胆にそこを触っています。始めて触るものに興味津々のようです。女の
そこが洪水のように愛液で溢れているのを知って、男は自分のズボンをあっさり脱ぎました。興
奮して股間が濡れていることを、何も恥ずかしがることがないと思ったのです。

由美子がすかさずショーツを脱がせます。強い性液の香が由美子を楽しくさせます。由美子の股
間から破裂音がして、若者が驚いて、そこに添えていた指を慌てて引っ込めて、いぶかしげな顔
で由美子を見ています、由美子が笑いながらそのメカニズムを説明しています。若者はそれを聞
いて、好奇心を抑え切れなくなったようで、女のそこを覗きこみました。由美子は脚を大きく開
いて、腰を少し持ち上げて、そこを見せています。

「そこを吸って、いっぱい濡れているでしょう、君の口できれいにしてちょうだい」
由美子は若者の感性を試してみるつもりで、いきなり、上級試練を与えました。
若者はためらわずそこに口を付け、顔を濡らしながら、嬉しそうに舐めています。教えていない
のにクリに噛り付いたり、ホールに舌を入れたり、かなりの才能を発揮しています。由美子はも
う、教える余裕がなくなって、呻き声を上げ、しきりに破裂音を出しながら、愛液を若者の顔に
吹きかけています。

由美子の冒険〔U〕(61) 鶴岡次郎◆c68Evk 投稿日:2005/06/16 (木) 12:24
「そこを吸って、いっぱい濡れているでしょう、君の口できれいにしてちょうだい」
由美子は若者の感性を試してみるつもりで、いきなり、上級試練を与えました。
若者はためらわずそこに口を付け、顔を濡らしながら、嬉しそうに舐めています。教えていない
のにクリに噛り付いたり、ホールに舌を入れたり、かなりの才能を発揮しています。由美子はも
う、教える余裕がなくなって、呻き声を上げ、しきりに破裂音を出しながら、愛液を若者の顔に
吹きかけています。

「ああ・・ん、いいわ・・、たまらない・・・、女はこれがたまらないのよ
三郎君、もっと、もっと、強く吸って、ああ・・ん。いい・・、死ぬほど良いわ」
喜三郎は女が苦しそうに喘ぐのを見て、あわてて唇をそこから離しましたが、女が苦しくて叫ん
でいるのでないと、気がついたようで、もう一度そこに噛り付いて、今度はもっと強く吸い付き、
突起にもかじり付き、ホールにも舌を入れてみました。

溢れるほどの愛液がこんこんと湧き出てくるのが若者には、不思議な光景です。女が狂ったよう
に喘ぎだすのを見て、若者は自分の性欲が高まると同時に、奇妙な征服感を覚えて、一段と大人
になったような満足感をいっぱい感じていました。そして、女の股間から涌き出る愛液の量がそ
の喜びに比例していることも判ったようです。

「三郎君、我慢できない、欲しいわ、来て、入れて、乱暴に入れて・・・」
由美子はソファーに寝転がり、いっぱいに両脚を開いて、若者の目に、濡れた股間を思い切り曝
して、若者の手をとって自分の上に引っ張り上げて、肉棒を握り、亀裂にそれを押し当てました。
そこまで女にガイドされると若者は何をすべきか判ったようで、一気に腰を使って押し込みまし
た。亀頭の皮がメリメリと剥がれて、少しの痛みを若者に与えていますが、若者は構わず腰を打
ち付け、それは蜜壷に吸い込まれました。

「ああ・・・・ん、入ったわ、君のもの、さすが大きいわね・・・、
いい気持よ、女はこの瞬間が一番好きなの、ああ・・ん
後は、腰を使って、入れたり出したりして・・、ああ・・ん、そうよ、そうよ・・・
凄い、凄い、ああ・・・ん、お上手よ・・・」
喜三郎が腰を使い始めると、もう由美子は指導する余裕がなくなりました。凄い迫力で腰を打ち
つけてきます、単純に、ただ入れて出すだけです。それが、ずんずんと子宮を打ち砕き、由美子
はもう気をやる寸前です。

喜三郎が突然大声を出し、痙攣して放出しました、水道の栓を開放したような強い衝撃が膣内を
駆け巡り、肉棒と陰唇の隙間から白濁液が、糸を引いて、絨毯の上を飛び散っています。この性
液の噴射は10台から20台前半の男に限って出来る荒業で、由美子が幼い男と接する時、一番
にこれを期待するものです。肌に突き刺さる性液の飛沫でそこが焼け付くように感じながら、股
間から沸きあがり、全身に込みあがって来る激しい喜びに耐えられなくて、由美子は陰唇を強く
締め付け逝きました、同時に大量の潮を吹いています。

喜三郎は完全に気を失い、由美子の上に倒れこんでいます。由美子の股間で肉棒がドキドキと脈
打っています。気を失ったまま由美子の上に倒れこんでいる若者の頭を女が優しく撫ぜています。

喜三郎が由美子の腕の中でようやく眼を覚まして、由美子を見て恥ずかしそうに微笑みました。
由美子が軽く口付けして、若者がそれに応えています。一度情熱を吐き出すと落ち着いた対応が
出来るようになったのです。

「三郎君、私よかったわ、いっぱい潮を吹いたでしょう、
これ初めて・・・、そう、びっくりした、すっかりシャツが濡れたようね・・・ふふ・・
女が本当に感じるとこうなることもあるのよ、びっくりした、
あら・・・、もう・・、さすがね、いいわよ・・こんなの大好き・・いくらでも」
喜三郎が由美子の中で、はや、蘇っています。

喜三郎の腰に両脚を絡めて、ソファーのクッションを腰に当てて、男の首に両手を絡めて、由美
子はゆっくり陰唇を動かし始めました。男の亀頭部分と胴体が、彼女の膣の中で締め付けられて、
肉棒の先端が膣壁でゆっくり擦られているはずです、いわゆる俵締めと先舐め攻撃を受けている
のです。由美子の奥義に喜三郎が驚きの声を出し、一気に高まりました。

「もっと突いて、強くよ、そう、もっと強く・・・、ああ・・・、いいわ」
両腕、両脚でしなやかな若者の体にしがみ付いて、腰を男に合わせて揺らします、男が凄い勢い
で腰を女に打ち付けます。女が顔をゆがめて、苦しそうです、男はこれが女の喜ぶ姿だとようや
く理解したようです。容赦しないで、さらに打ち付けます。乱暴に引きずり出された肉棒に膣壁
が絡んで引きずり出され、サーモンピンクの中身が白い泡に濡れているのが見えます。そこから
一気に突っ込まれています。ポンプの作用で愛液と精液がしぶきになって飛び散り、ソファーを
濡らしています。

男と女が同時に逝きました。破裂音と、女の潮の流れる音が部屋に響いて、後は昼下がりの静寂
に戻りました。どこからか、低い物売りのスピーカーの声が聞こえてきます。二人は重なり合って、ソファーに長々と伸びています。命のほとばしりを感じる強い性臭が家の中に充満しています。

その日から毎日、喜三郎は由美子宅を訪れるようになりました。由美子はUの家に行く日もあり、
病院の勤務、家事そして時折、訪ねてくる昔馴染みの男もいますが、そんなことにお構いなく喜
三郎は、門前に現れて、由美子が顔を出すのを根気強く待っています。女を知った若い男の一途
な欲望とひたむきな愛情が若者を由美子の家に毎日向かわせるのです。

由美子は喜三郎には会える日を指定していて、その日、彼は家の中に入って待つのですが、それ
以外の日でも、彼はほとんど毎日通学の帰りに顔を出して、空振りであればそれはそれでいいよ
うで、夕暮れの時間が来れば満足して帰って行きます。女の住まいの側近くで一時を過ごすこと
がこの若者の楽しみなのです。

彼がうつむいて帰るのを家の窓から見送りながら、由美子は怪しい笑いを浮かべて見送っていま
す。そうした場合、ほとんど他の男に抱かれていることが多く、激しい絡みで汗と性液で全身を
濡らし、そのぬれた裸身のまま窓辺に立って、喜三郎を見送るのです。そして、うつむいて帰る
若者の背に、次の機会にね、その時はうんと愛し合おうね、今日はごめんね、さようならと、呟
いているのです。

運良く、庭で花の手入れしている由美子を見つけると急いで側に寄ってきて、べたべたと触りだ
すのです。彼が学校から帰るこの時間、由美子は下着を取り去っています。若者もそれを知って
いて、スカートをすこし捲り上げたり、胸に吸い付いたり、淫らな悪戯を仕掛けます。

由美子の冒険〔U〕(62) 鶴岡次郎◆c68Evk 投稿日:2005/06/17 (金) 17:05
由美子は喜三郎には会える日を指定していて、その日、彼は家の中に無断で入ることが許されて
いるのですが、それ以外の日でも、彼はほとんど毎日通学の帰りに顔を出して、空振りであれば
それはそれでいいようで、夕暮れの時間が来れば満足して帰って行きます。女の住まいの側近く
で一時を過ごすことがこの若者の楽しみなのです。

彼がうつむいて帰るのを窓から見送りながら、由美子は妖しい笑いを浮かべて見送っています。
そうした場合、ほとんど他の男に抱かれていることが多く、激しい絡みで汗と性液で全身を濡ら
し、そのぬれた裸身まま窓辺に立って、喜三郎を見送るのです。そして、うつむいて帰る若者の
背に、次の機会にね、その時はうんと愛し合おうね、今日はごめんね、さようならと、呟いてい
るのです。

そして、振向いて、ベッドに横たわる男の側により、先ほど放出して、うな垂れている黒いもの
を手に取ります、指に粘液が絡んで、指と指の間に蜘蛛の巣状にそれが糸を引いています。女は
その指を口に含くみます、男の香が口いっぱいに広がり、女はまたその気になりました。
ねえ・・もう一度・・・、と言って、その業物を咥えて、男を奮い立たせようとしています。夫
が帰るまでの短い時間、もう一度、悶え狂うつもりです。

予定日でないのに、運良く、庭で花の手入れしている由美子を見つけると急いで側に寄ってきて、
べたべたと触りだすのです。彼が学校から帰るこの時間、由美子は若者の気持を理解して下着を
取り去って待っています。若者もそれを知っていて、スカートをすこし捲り上げてそこに指を挿
入して、その濡れた指を口に運んだり、周囲に人がいないのを確かめて、少し胸を開いて乳首に
吸い付いたり、淫らな悪戯を仕掛けます。

そうすることで由美子の股間から愛液が滴り落ちるのを最近知ったようで、慣れてくるとかなり
露骨にそこに手を入れ、女に叱りつけられてもそこから手を離さなくなりました。
女が草花の手入れをするため蹲っている側に来て、スカートの中にさりげなく手を入れ、指をあ
の中に入れます。この行為になれた若者は、外から見られてもそれと判らないよう巧みに、触る
方法を覚えて、やがて由美子のそこから愛液が滴り落ちるほどになります。

由美子は外から見られる心配でさらに刺激されて、ほとんど頭が白くなり、若者の腕を大腿部で
強く挟みこんで、軽く気をやってしまい、最後には芝生の上に座り込んでしまうのです。芝生の
ちくちくとした感触をその部分に感じてさらにドーと放出して、もう人の眼を忘れて、若者に抱
きつき、その唇に噛り付くのです。
女が我慢できなくなって、逃げるように急いで家に入ると、玄関に入るや、すぐスカートを捲り
上げて、そこに口を付け激しく吸出し、堪りかねた由美子が床に座り込むと、そこにそのまま女
を押し倒して、若者は、いきなり挿入してきます。

ある時は、台所で夕食の支度をしていると、突然後ろから抱きつき、激しく首筋を吸いだします。
玄関扉の暗証番号を喜三郎にも教えていて、由美子があらかじめ指定した日は、彼は黙って家に
入り込むことを許しているのです。今日はその日で、由美子は彼がどうするか、心待ちにしてい
たのです、いきなり後ろから抱きつくとは予想していませんでした。由美子は後ろから指と唇で、
首、胸、そして股間を攻められて、直ぐに喘ぎ声を出し始めました。

すると、若者はキッチンの床に座り込んで、由美子の両脚を開いて、股間に頭を入れて、上を向
いて、そこに口付けして、愛液を吸い取りはじめました。由美子が我慢できなくなって、欲しが
ると、流しの端に手を付かせ、後ろから激しく挿入します。やがて、由美子も若者をも悲鳴を上
げて床に座り込むのです。

今日は由美子の指定した日で喜三郎が家に入ってくる日です、シャワーを使っている時、突然風
呂場の扉を開けて、由美子に抱きつき、唇を吸い、股間を指で弄り始めました。若者の衣服はず
ぶ濡れです。そのまま、濡れた体を抱き上げて、居間のソファーに横たえ、全身を舐めまわし、
獣のような叫び声を上げて、二人は絡み合うのです。激しい絡みの末、ソファーの上で気をやり、
二人は蘇ると、二人一緒にシャワーを使います。

女の体に十分にボディシャンプーを塗りたくり、男が素手で女の体を洗い出します。胸から腹、
腹から大腿部、丁寧に隙間に指を入れて洗っています。女も男の肉棒を笑いながら洗うのです。
「そうだ、三郎君にお願いしょう、主人も、Uさんも最近やってくれないのよ」
女がその準備をして、洗い場にマットを敷いて座りました。
「きれいにここを整えて欲しいの、やってくれる、ほらここよ」
脚をいっぱい拡げて、亀裂の部分を若者に十分見せて、そこの周りの陰毛を整理して欲しいと
言っているのです。

若者がボデイシャンプーをそこに塗って、器用に、かみそりを使い始めました。女はマットに背
をつけて、脚を天井に向けて、いっぱいに開いています。
「上は残してね・・・、そう、その穴の周りはきれいに剃り落とすのよ、
ああ・・ん、いたずらしちゃダメよ、危ないから、ああ・・ん
ダメ・・・、指は、指はそこにを入れなくても良いのよ・・・ああ・・・ん」
女が嬌声を上げているのに構わず、男は意外に真面目な顔で、仕事を進めています。

穴の周りがきれいに整えられて、ビラビラもクリもその全身を誇らしげに現しました。もう既に
そこは濡れて、光って、少し蠢いています。
男がそこを舌で舐めて仕上げをしています。この行為は整毛には必要ない手順ですが、女はそれ
を拒否しません。男の頭を抱え込んで、股間に押し付けて、反り返って、悶えています。男も女
も最初の目的を忘れて、ひたすら絡み合うことを目指しています。
男が肉棒をそこに挿入して、綺麗に整えた陰毛の使用具合を試しています。そこは最高のコンデ
イションで、男も女もその場で気を失うほど、深く逝きました。

ある時は、買い物に出かける由美子に一緒に付いて来ることもあります。こんな時も、由美子は
男を思って下着レスで出かけます。

由美子の冒険〔U〕(63) 鶴岡次郎◆c68Evk 投稿日:2005/06/18 (土) 16:02
ある時は、買い物に出かける由美子に一緒に付いて来ることもあります。こんな時も、由美子は
男を思って下着レスで出かけます。
売り場で掘り出し物を探している由美子の側に立ち、夏物の薄いスカートの上から巧みに臀部を
刺激するのです。指を後ろのくぼみに入れて、そこを強く、弱く押すのです。そこから快感が広
がり、由美子は大腿部の素肌を流れる愛液を感じ始めます。人影が消えると待っていたようにス
カートを巻くりあげ、直接その部分に指を入れます。

周囲を見て人が居ないのを確かめて、指を二本に増やし、かなり激しく責めて、水音が聞こえる
ほどにします。慌てて、由美子が膝を固めて、男の手を追いやると、若者は濡れた指を舐めなが
ら、にっこり笑っています。
濡れて気持が悪いのよ、貴方が濡らしたのだから、これでそこを拭いてね、と女が男に囁きなが
ら淫蕩に笑ってハンカチを手渡すと、女の靴を拭く様子で屈みこみ、周囲を見て、人影がないの
を確かめて、ハンカチを持った手をスカートの中に入れて、大腿部と股間をゆっくり拭くのです。
拭いても拭いても新しい液が出て、きりがありません。若者は飽きずその仕事をやり続けます。
もうハンカチは絞れば液が垂れ落ちるほどに濡れています。由美子の生脚が愛液で光って見えま
す。

野菜売り場で、若者が形のいいナスを取り上げ、笑いながら、それを由美子の顔の前に差し出し、
それを舐めろと言い出すのです。女が笑って相手にしないと、それで臀部をつつくのです。人に
見られると困るので、女が、仕様がないわねと、言って、周囲に人がいないのを確かめて、女が
そっと舌を出し、その先端を少し舐めると、男がいきなり口にそれを押し込んできて、驚いた女
が思わず声を出します。慌てて周りを見て、誰も気がついていないのを確かめて、女が男を指で
抓っています。

こうした戯れをしながら店内を歩いていると、若者と由美子は、家に帰るまで、とても我慢でき
ない状態になります。どちらも、眼をキラキラ輝かせて、呼吸が速くなっています。由美子は若
者がズボンの中で一度吐き出したのを感じ取っています。
若者をトイレに連れ込んで、彼を便座に座らせて、その上に由美子が跨り、互いに相手の口を吸
いあって、挿入して、体をくねらせるのです。目のくらむような光悦の時がやがてやってきて、
若者が由美子の中に放出します。
固く重ね合わされた唇から、くぐまった声が出て、二人はぐったりして抱き合っています。二人
の性器が合体したその部分から、二人の性液が洩れ出て、ポツンポツンと便器に水音を残して落
ちています。

一度の放出で、男は満足することがなく、一度交わったことが逆に呼び水になって、由美子の中
で直ぐに蘇り、由美子の腰を両手で持ち上げて、肉棒を出しいれ始めようとします。その時、隣
の個室に人を気配を感じ、由美子が男から無理に離れました。男は勃起した肉棒を握って、泣き
そうな顔をして由美子を見ています。由美子の股間も、途中でやめたことで、男を求めて蠢いて
います。

由美子は以前、他の男と利用した取って置きの場所へ行く決心をしました。エレベータで屋上ま
で行き、屋外駐車場を横切り、冷房用の放熱クーリングタワーの後ろに男を連れて行きました。
そこはビルの壁に三方を囲まれた空間で、開いている一方は50センチほどの通路を隔てて、屋
上のフェンスがあります。ここへ買い物客がやってくることは先ず考えられません。この空間に
大きなクーリングタワーが設置されていて、いつも凄い音を立てています。クーリングタワーと
奥の壁との隙間が一メートルほどあり、人間二人は楽に隠れられるのです。

女はそこで男の首に手をかけ、唇を合わせました。男が激しく吸い付いています。下半身を露出
した男が、女の脚を持ち上げ、一気に挿入しました。女のあたりに憚らない高い声がタワーの騒
音で消されています。
脚を持ち上げ立ち姿で一回、膝を床につかせて後ろから一回、そして床に寝かせて、正上位で一
回、男は女の中に放出しました。

地階駐車場に向かうエレベータの中で、疲れた、もう歩けない、ここが痛いのと女は股関節を押
さえて男に囁いています。しかし、女の顔に疲れは微塵も見えません、むしろキラキラと目が光
り、肌がほんのり上気して、生き生きした女の魅力が全開です。下着は全てカバンの中に入れて
いますので、そこからほのかに香る性臭が女をより魅力的にしています。

帰りの車の中で、若者は運転している由美子の体に触り始めて、あそこに指を入れたりするので
す、女が笑いながら叱り付けるのですが、若者はついにはスカートを捲り上げ、その部分を丸出
しにしています。これでは街の中を走れません、由美子は人影の無い公園の奥に入り、森の小道
に車を駐車して、ほんとうに困るわね、お店であんなにやったばかりでしょと言いながら、それ
でも淫蕩な顔をして車を降り、由美子は男の手を引いて後部座席に移ります。

シートに膝を着き、お尻を高く突き上げて、スカートを捲り上げます。男の前に赤い中身が見え
る亀裂がいっぱいにあらわれます。後ろから男が挿入して、女の臀部に激しく腰を打ちつけます、
深い森の細道に停められた車が激しく上下しています。女の高い悲鳴を最後に周りは元の静けさ
に戻ります。女の上に覆いかぶさるように男が体を伸ばしています。何事か男が女に囁いていま
す。女がダメ、とさかんに首を振っていますが、男はなかなか譲らないようです。いつものこと
で、ついに女は男の要求を呑んだようです。妖しい笑みを浮かべて、誰かに見られても知らない
わよと、女が男の首に両手を回し、キッスして嬉しそうに車のドアーを開けました。

二人は車を降りて、森の奥に向かって歩いてゆきます。今の時間この森に来る人はまず居ないの
です。女がワンピースを脱いで、丸裸になり、下草の上に座りました。男は、ズボンを脱ぎ半立
ちの肉棒を女の口にあずけました。激しく女が肉棒をしゃぶり、肉棒から飛散した二人の性液と
自分の唾液で女の顔がヌタヌタに光っています。

女が頃よいところで、肉棒から口を離し、草地に寝転び、両脚をいっぱい広げて男を誘います。
男が女の両脚を肩に持ち上げ、さらに高く、腰を両手で持ち上げ、亀裂が男の真下に見えるよう
にしました。白い泡が吹き出て、そこは濡れて、蠢いています。
男が乱暴に挿入しました。消え入りそうな女の高い悲鳴が森の木々に吸い込まれてゆきます。そ
れから、一時間近く、男と女は絡み合い、男は何度か放出しました。

濡れた体に衣類を貼り付けるように着て、たっぷり体内に男の性液を入れたまま女は運転して帰
ります。シートは性液と愛液でぐっしょり濡れて異様な匂いが車内に篭っています。男と女は上
機嫌で、天気のことなど話し合っています。ようやく絡みの誘惑から二人は離れることが出来た
ようです。

ある早朝、珍しく喜三郎から電話があり、時間があれば野球を見に行かないかと由美子に誘いが
ありました。

由美子の冒険〔U〕(64) 鶴岡次郎◆c68Evk 投稿日:2005/06/19 (日) 18:45
ある早朝、珍しく喜三郎から電話があり、時間があれば野球を見に行かないかと由美子に誘いが
ありました。彼の母校、鶴岡の母校でもある高校の野球部が県大会予選に出場していて、珍しく
5回戦まで勝ち進み、今日勝てばベスト8進出だと、喜三郎が珍しく興奮して電話口で話してい
ます。
Uの事務所に行く予定日でしたが、無理すれば休めるので、彼の申し出を受けました。由美子は
彼の誘いを受けながら、近所の大学生に誘われて、野球見物に行った女子高校生の頃に戻ったよ
うで、なにやら擽ったい気持ちになっています。それでも改めて化粧鏡に写る自分の顔を見て、
そこにいるのは紛れもなく、今盛りの爛熟した女性だと、少しがっかりしています。

お化粧は押さえめにして、日焼け防止用のファンデーションに明るいルージュで済ませました。
肩までの髪を後ろで白いリボンで固く縛って、肩を思いっきり出した、ピンクのTシャツ、ボト
ムの浅い、脚にピッタフィットした七分丈の純白パンツ、もちろんTバックショーツです。つば
の広い白い帽子をかぶり、濃い目のサングラスをつけ、白いスニカーを穿いて出かけました。三
郎はいつもと同じで、白い半袖のYシャツに黒ズボンです。

球場の席に喜三郎と一緒に座った由美子の周りは、すべて男子高校生で、そのむせ返るような汗
の香に取り囲まれ、由美子は股間を直撃する若い男の精気を感じて、体に燃えるものを感じてい
ます。この感覚は女子高校生の頃には感じなかったものです。
灼熱の太陽と、高校生の体温、そこは異常な高温になっていて、そこに座っているだけで、汗が
噴出し、絶え間なく飲み干す水も、全て汗になって発散してしまいます。

固い木製のベンチに座って、浅いボトムの、パンツの背の部分から紐ショーツのバックが見え、
臀部のふくらみの谷間に紐が食い込んでいるのがよく見えます。そばの高校生が生唾を飲み、互
いにこそこそなにやら話しながら、由美子をちらちら遠慮がちに見ています。
彼らの股間が異常に勃起して汁を出しているその香まで由美子は嗅ぎ取って、彼女自身も次第に
濡れています。汗と愛液で、パンツの股間は、べっとり濡れて、ショーツとパンツの布地を通し
て、暗い茂みの色が少しわかるほどになっています。

オスの強い香りと灼熱の太陽にあぶり出されて、体が高揚して、由美子はしだいに正常な感覚を
失い、ふつふつと湧き上がる欲望を抑えることが出来なくなっています、出来ることなら直接そ
こを触りたいと悶えています。

由美子は男の子達が見ているのも構わず、紐ショーツに手をかけて、そこを少し持ち上げる仕草
をして、さらに亀裂に布を食い込ませています、そうすると心地よい刺激が亀裂の部分から湧き
上がります。何度もこの動作を繰り返し、そこを刺激して、眼を潤ませ、膝を開いたり、閉じた
りして、そこをさらに刺激しています。パンツのウェストラインから、ショーツの紐が完全に姿
を現し、半分近く顔を出した臀部の谷間にショーツの紐がかっちり食い込んでいるのが後ろから
よく見えます。男の子たちはショーツと由美子の体の関係をいろいろ想像して、それだけで洩ら
すほどになっています。

観客席の前で、レオタードに身を固めた女子高校生数人がチァリーダになって、激しく体をくね
らせて応援をリードしています。豊かな胸の谷間に汗が溜まって、それがレオタードの胸を濡ら
し、染みを作り、股間は、ぴんぴんに布が張り切って、臀部とその前の大陰唇の形をくっきり浮
かび上がらせ、そこも汗でびっしょりと濡れているのです。そんな景色を目の前にしながら、男
子高校生にとっては、日頃見ることの少ない由美子の魅力がレオタード姿の女子高校生を上回っ
ているようで、由美子の周りの高校生は、由美子の姿態の虜になっています。

試合は予想通り好勝負で、一対一の均衡のまま、九回まで来ました。三塁側に座った由美子は灼
熱の太陽に照らされながらも、次第に試合に引き込まれて、その頃には、熱さと興奮で、頭を空
にして、大声をあげて応援しています。
九回裏、自軍の攻撃です、走者三塁、ツウ・アウト、観客席は総立ちです。由美子も立ち上がり、
帽子を取って、声を張り上げています。胸の乳首も、股間の茂みもうっすら透けて見えますが、
そんなことに構っていられません、一段と男の匂いが強く由美子を取り巻いています、周りの高
校生全員が興奮して勃起しています。

鋭い金属音がして、打球が三塁ベース方向に飛んでいきました。ワーッと歓声が上がり、その後
一瞬の静けさが球場を包みました。三塁手のグラブにその飛球が吸い込まれた、延長戦に突入と
誰もそう思いました。スローモーションでビデオを再現するように、グラブから玉がゆっくりは
じけ飛んで、三塁手の後方へ点々と転がっています。三塁走者がホームベースを駆け抜けて、サ
イレンが鳴りわたり試合終了です。

由美子は周りの高校生と、誰構わず抱き合って、喜びを分かち合いました。興奮して抱き合うと、
由美子のTシャツがまくれ上がり、お腹と背中が露になり、生徒の手が由美子の素肌に直に触れ
ています。汗ばんだ若者たちを抱きしめると、彼らの股間の高まりが由美子の大腿部を刺激しま
す。

何人かと抱き合いながら、由美子は思いついて、汗ばんだ高校生の頬に口付けをして、彼らを喜
ばせました。一人が大きな声を上げて、由美子にキッスしてもらったことを告げると、勝利に興
奮した高校生たちは、由美子に祝福のキッスを貰うため、列を作って並んでいます。由美子は笑
いながら丁寧に抱きしめ、頬にキッスをしてやりました。気に入った子は、その股間をチョッと
握ってやるのです。一瞬びっくりして、そして赤くなって、嬉しそうにしています。

観客が去った球場は先ほどの興奮が嘘のように静まり返り、スプリンクラーが回転するフィール
ドに虹が光っています。
灼熱の太陽は変わらず照り続けていますが、人気のない観客席には心なしか涼風さえ吹き込んで
くる気がします。一息ついてから帰ろうと言い出した由美子に付き合って、喜三郎と、先ほど勝
利の興奮を分け合った高校生6人がいます。由美子が喜三郎に求めさせてきた、ピザと、冷たい
ジュースを皆でいただいています。

空腹が満たされると、男の子たちは改めて、由美子の姿に気を奪われ始めました。
汗で濡れたパンツの前は、今は、それとはっきりとわかるほど暗い影が見えます。先ほど物陰で
ブラを外してきた胸は、淡い色の乳首が鮮やかに立っているのが見えます。Tシャツとパンツは
ところどころ皺になって、肌に張り付いていて、全身から香水と汗と、愛液の混じった強い女の
香が漂い、男の子たちの鋭い嗅覚を刺激しています。

「殿山先輩は、この方とどんなお付き合いなのですか」
高校生たちは、喜三郎のことを好く知っているようです。6歳ほど年が離れていますが、評判の
秀才で、この街、屈指の旧家の息子ですから、この中に喜三郎を知っている生徒が居たようです。
喜三郎が自分たちの先輩の奥さんで、由美子さんだと紹介しています。

「いえ、先輩、僕たちは先輩と由美子さんの関係を知りたいのです」
高校生たちはにこりともしないで、ストレートに二人の関係を聞き出そうとしています。それだ
け一途に、由美子に興味を持っているようです。

「喜三郎君はね、私の生徒なの・・・、
私がセックスや、女のことを教えているのよ。ふふ・・・」
由美子が艶然と笑って答えると、高校生たちは顔をこわばらせて、黙り込んで、やたら真剣な顔
で由美子を睨みつけています。中には真っ赤になって、もう既に洩らしている子も居ます。喜三
郎も含め、全員が勃起しているのを由美子は楽しく感じ取っています。

由美子の冒険〔U〕(65) 鶴岡次郎◆c68Evk 投稿日:2005/06/20 (月) 14:42
さて、この子達をどう料理したら良いのかしらと、汗で汚れて、もう弾けるほど股間を勃起させ
て、ぎらぎら眼を輝かせている若者たちを見渡しながら由美子は妖しい企みに興奮して、さらに
股間を濡らしています。
この年頃の一人の男を相手にするのだって大変なことは、喜三郎に抱かれて由美子は経験済みで
す。元気盛りの6人の高校生をここまで興奮させて、無責任に放り出して逃げ出すことは、由美
子の女が許しません。かといって7人に抱かれるのは、いくら私でも無理だわと、無理すると寝
込んでしまうほどのダメージを受けそうだと、彼女は湧き上がる股間の疼きを楽しみながら、何
処まで行けるか、自分の体と男の子たちの様子を見ながら悩んでいます。

男の子たちは、ピザでお腹が満たされると、先ほどから由美子の下半身を遠慮がちに見ていまし
たが、由美子が暑いわねと言って、脚を大きく開いて、股間を開放すると、もう彼等は、遠慮を
捨てて、オスの眼でそこをじって見つめて、全身から凄まじい精気を発散させています。
汗と愛液で濡れた染みが大きく広がり、誰が見てもそこが濡れているのがわかります。ショーツ
の脇からはみ出した陰毛が布越しに暗い陰りを見せ、亀裂にぴったり食い込んだパンツの股間に
くっきり大陰唇の形が浮かび上がっているのが見えます。

由美子は男の子達が、じっと股間を見て、もう爆発寸前まで行っているのを感じ取って、これで
は選択の余地はないわ、行くところまで行って見ようと決心しました。由美子の理性を欲望が押
し切った形です。

「ねえ、ここは暑いわ、日陰で静かなところを誰か知らない」
一人の若者が立ち上がり、先に立って歩き始めました。その後を由美子と6人の若者が付いて行
きます。先頭を行く若者は陸上競技をやっていて、この球場には詳しいのだと、周りの男の子が
言っています。
それにしても、由美子はこれだけたくさんの、こんなに凄い男の精気に取り囲まれたことは初め
ての経験です。7人の勃起した性器を頭に思い浮かべて、頭が白くなるほど興奮して、由美子は
歩くたびに股間から破裂音を出して、愛液を垂れ流しています。

流れ出た愛液が、大腿部を伝わり、ほとんど膝まで濡らしています。もう、由美子はそれを恥じ
ることも、それを防ぐ努力も放棄した様子です。男の子たちは、由美子の香とその破裂音を感じ
取っている様子ですが、幼くて、その意味を理解している子はいないようです。

先頭の男の子が鍵を開けて、スタンド下のロッカールームに案内しました。汗臭い湿った香がし
ています。ムッとする暑さは外と変わりありません。壁の掲示板を見て、今日はこの部屋の使用
予定がないことを、案内して来た生徒が皆に告げています。

締め切った部屋に入ると、由美子の濡れた股間の香りがいっそう強く男達の鼻腔を襲い、どの男
もこれは由美子の欲情したあそこの匂いだと本能的に判ったようで、一気に欲情して、その先端か
ら透明な液を吐き出して、荒い息をして、ぎらぎらする眼で由美子を見ています。由美子を取り
囲むようにして6人の男の子が立ち、喜三郎がその輪の外に一人立っています。

由美子が全員を艶然と見渡し、にっこり笑って、前開きのパンツのジッパーをゆっくり下ろしま
した。男の子たちは、今にも張り裂けるほど眼を開いて、口を開け、由美子の股間を凝視してい
ます。ジッパーの開いた隙間から、亀裂に食い込んで灰色に変色した、ショーツの前が現れてい
て、その脇から、暗い陰毛と、ポツリと膨らんだクリトリス、そしてその下にべっとり濡れた大
陰唇がはみ出しているのが見えます。

由美子はジッパーの開いたパンツを腰の位置で止めたまま、少し脚を開いて、男達にそこを見せ
ています。そして一人の男の子の側により、パンツを脱ぎとってちょうだいと言っています。悲
鳴のような声を上げて、その子はそこに跪き、丁寧に由美子のパンツを下ろしました。その子の
目の前に、わずかな布をつけた下半身がその全貌を現し、強い香りを発散させています。由美子
はその子の頭をそっと股間に抱き寄せました。男の鼻が亀裂に触る感触がして、由美子は感じて、
チョッと呻き声を出して、いっそう強くその子の頭をそこに押し付けました。

鼻の先端が濡れた女の亀裂にはまり込み、強い香りと濡れた感触で、その子はズボンの中へ溜ま
らず放出して、座り込んでしまいました。回りの誰も笑い出すものはいません。彼らも爆発を
じっと抑えているのです。

由美子は腰を曲げてその子の頬にキッスをして、パンツを、脚から抜き取りました。そして、
ゆっくり周りを見渡して、壁に立てかけてあるマットを指差して、あれを2枚、床に敷くように
命じました。男の子たちが全員バッタのように飛び上がって、その準備に取り掛かりました。

マットの上に由美子が座り、男の子たちはその周りに立ったまま、じっと由美子を見下ろしてい
ます。由美子が膝を崩して座ったまま、Tシャツを取り去りました。上半身裸になり、かわいい
乳房が現れました。膝を崩したことで、股間が割れて、亀裂とクリが一部食み出しているのを目
ざとく男の子たちは見つけています。小さな布は細くなって、亀裂に食い込んで、色が変わるほ
ど濡れています。もう、それはそこを隠す役目を果たしていなくて、ただ、妖しさだけを演出し
ています。

由美子があっさり紐パンを引き抜いて、両脚を大きく開きました。同時に男の子達が、ドッと駆
け寄り、由美子の開いた両脚の中に頭を入れて、由美子のそこを覗き込んでいます。男の子たち
の息が由美子のその部分や脚に直接かかり女を刺激しています。その刺激で、由美子が悶えて、
さらに脚をいっぱいに開くと、そこから高い破裂音がして、愛液がドーと流れ出ました。すごい
と、思わず声を出して、男の子たちはあわてて股間を押さえています。

由美子が濡れたヒラヒラを両手の指で開いて、サーモンピンクの中身を若者たちに見せています。
愛液が絶え間なく湧き出て、由美子の指を濡らし、マットの上に流れて、黒い染みを作っていま
す。男の子たちの何人かは、ズボンの中で放出して、顔をゆがめています。

そんな男の子たちを艶然と見わたして、指をその中に入れて愛液を掬い取り、濡れた指を、男の
子の口に咥えさせました。チュチュ吸って、その甘い香とほろ苦い味に興奮して、堪らずその子
は放出しています。ツバメの子のように、男の子たち皆が、由美子の指を求めています。股間か
ら掬い取っては、与え、にっこり笑って、股間に指を入れる・・・、この作業を由美子は楽しみ
ながら繰り返しています。

「三郎君、来て・・、ううん・・、裸になって、そう全部取ってね・・」
由美子が離れたところに立っている喜三郎を見て、妖しい笑みを浮かべて声を掛けました。
喜三郎が生まれたままの姿になって、マットの上に立ちました。見事な業物が、天を突いて立ち
上がっています。剣道で鍛えた180センチを超える体は、一片の贅肉もなく、男の子たちから
見ても、きれいだと感じる裸体です。男の子たちは喜三郎の裸体に圧倒されたようで、一、二歩、
由美子から離れて輪を作りました。

由美子の冒険〔U〕(66) 鶴岡次郎◆c68Evk 投稿日:2005/06/22 (水) 00:00
「私・・・、もう我慢できないの、彼にここで抱いてもらっていい・・・・、
君たちは・・・その後でね」
由美子が男の子たちを見て、笑いながらそう囁くと、男の子たちはこっくり頷いてマットに座り
込みました。二人の絡みを見学する体勢です。

喜三郎が跪いて由美子の股間を吸いだしました。水音と由美子の低い呻き声が、コンクリートの
天井にこだましています。由美子の脚を肩に持ち上げ、その部分を吸い尽くして、股間の肉棒を
ゆっくりそこに沈めてゆきました。

男の子たちは固唾を呑んでそこを見ています。6人の男に見守られて、肉棒がズブズブと音を立
てながら、由美子の中に入り込みました。消え入りそうな悲鳴を上げて、由美子が仰け反ってい
ます。長い時間、男の精気に取り囲まれ、自分でそこを刺激して、限界近くまで興奮して、それ
を待っていたのです。それに6人の若者にじっとそこを見られているのですから、堪りません。
由美子は高速で、頂点に駆け上がっています。白い泡が肉棒の周りにあふれ出て、激しい水音を
出しています。由美子が激しく痙攣して、逝くことを声高に告げて、両手両足で、男にしがみ付
き、首を仰け反らせました。

男の子たちはこの時、全員が唸り声を出して放出しました。由美子はその瞬間、自分の中に、6
人の精液が注ぎ込まれたと感じました。

喜三郎のたくましい腰は、この暑さの中でも少しも衰えを見せないで、一度逝った由美子を容赦
なく襲い、熾烈な動きを見せて、由美子は断末魔に似た喘ぎ声を上げ、由美子の股間から、愛液
があたりにしぶきなって飛び散り、周りの男の子に強烈な女臭を浴びせています。

上になり、下になり、果ては、後ろから、二人は長い時間、獣のような唸り声を上げ、絡み合
いました。男の子たちはズボンの中に何度も放出して、何度も蘇り、それでも二人の絡みをじっ
と見詰めています。男の子たちに由美子の愛液のしぶきが降りかかっています。

マットに頭をつけて、臀部を高く突き上げ、そこに喜三郎の業物をくわえ込んで、由美子は最後
の時が来たことを男に告げています。由美子が喘ぎながら、周囲を見ると、男のたちは全員が肉
棒を露出して、しっかり握り、擦りたて、二人の絡み、特に由美子のその部分をじっと見つめて
います。

由美子は一人一人の肉棒を見ながら、それが自分の中に入っているような気になって、頭を白く
して、もっと突いて、もっとチ○ポを入れてと叫んでいます。卑猥な由美子の声を聞いて、男の
子達が一斉に由美子へ向けて、勢いよく精液を飛ばし、鋭い空気を裂く音が響いています。

喜三郎が激しい腰の動きを突然止めて、由美子の背中に白濁液を放出しました。由美子がピルを
飲んでいないことを知っていたのです。由美子は、体をピクピク痙攣させて、臀部を後ろに突き
出した格好で、マットに伏せています。業物が抜かれた後が、未だ蠢いていて、激戦を物語るか
のように大陰唇がわずかに開いて、そこから白い愛液が垂れ落ちています。

由美子が正気を取り戻し、ゆっくり起き上がりました。膝を開いて、濡れた股間を男の子たちに
よく見えるようにしています。亀裂の中のサーモンピンクから愛液が流れているのが見えます。
にっこり笑い、男の子たちに、君たちはどうするの、私を抱くの、由美子が優しく聞いています。
誰も、それに答えるものは居ません。欲望がないわけではありません、もう、何度も、何度もズ
ボンの中に放出したのです。

みんなの見ている前で、由美子を抱き、喜三郎のように女を十分満足させる自信が持てないので
す。失敗する可能性が高いことを良く知っていて、失敗の恥辱を味わうことより、ここはじっと
我慢することを選んだのです。そうは言っても誇り高い男の子達なのです。男の子たちは互いに
顔を見合わせて、真剣な表情で仲間の出方を探っていますが、誰も手を上げるものは出ません。

この子達は、喜三郎を尊敬してその進路の後を追っている生徒だから、いまどきの若者には珍し
く、喜三郎と似た生活習慣があるのだと、由美子はようやく納得しました。この子達は、女を良
く知らない男の子なのだと思いました、目の前のご馳走を上手く食べる自信がなくて、我慢する
道を男らしく選んだのです。

そう思うと、急にこの男の子達が可愛く、頼もしく思いました。由美子は優しい笑みを浮かべな
がら、男の子たちの側ににじり寄り、一人、一人抱きしめ、自分の濡れた脚を開いて、男の子の
手をとって、股間を触らせ、唇にキッスをしてやりました。股間に添えた手を震わせている子も
います。由美子に抱かれた後、陶然として、濡れた指を舐めている子もいます。

由美子に抱きしめられて、陶然としている男の子のズボンのベルトを緩めて、由美子が下着と一
緒にズボンを脱ぎ取ろうとしています。その子は少し慌ててズボンを押さえて、恥ずかしがって
いますが、それに構わず由美子が勢いよくズボンを下ろすと、バネ仕掛けの人形のように元気に
なった、生白い肉棒が飛び出してきました。

由美子はそれを口に含んでやりました。ほんの少し口を動かすだけで、爆発しました。喉に強く
当るいがらっぽい熱い樹液を感じて、由美子は思わず呻き声をだしました。唇の端から糸を引く
精液を手で拭い取りながら、ごっくんとそれを飲み干しました。

次々と由美子の前に差し出させる肉棒を、あるものは口に咥え、他のものは手でしごいて、毛髪、
顔、お腹、背中に熱い樹液を受け止めました。由美子の手にも、口にも構って貰えない男の子に
は、股間をいっぱい開いてそこを見せ付けて、そこを見ながら自分たちで擦らせました。

やがて、放出された精液が空をきる鋭い音を響かせて、由美子の股間に集中して吐き出されてい
ます。見る見るそこは白い液で覆い尽くされています。強い性液の香と焼け付くようなその刺激
に由美子はもう、限界近く高まっています。

由美子は全身を樹液で覆われて、ほとんど正気を失い、喘ぎながらも、肉棒を口に咥え、手でし
ごいています。男の子たちは何度も由美子の体に放出して、やっと落ち着いてきました。男達の
性液噴射に耐えに耐えていた由美子は、ついには大きな声を出して悶絶しました。挿入されるこ
となく、精液の噴射を受けるだけで、最高点まで駆け上がったのは由美子にとっても初めての経
験です。白濁液に全身を包まれて、長々とマットに伸びている女を、男の子たちは取り巻き、心
配そうに覗き込んでいます。彼らはこの先どうしたらよいか判らないようです。

女が気持ち良くて気絶することはよくあることで、気を失って倒れている女の股間が由美子のよ
うに十分濡れている時は、気持ち良くてそうしているのだから、あまり触らないでそっとしてお
くのがいいと、喜三郎が得意げに皆に話しています。

男の子たちは、それを聞いて、由美子の股間を覗き込んで、そこが愛液で洪水になっていること
を確認して、納得して、感心した素振りを喜三郎に見せながら、この際もっと勉強しておくつも
りなのでしょう、由美子の体をあちらこちら観察して、気がついたことを喜三郎に質問していま
す。

由美子は笑いをこらえながら、しばらく失神したふりをして、男の子達に十分由美子の体を検査
させようと思いつき、眼を瞑って、呻いて脚をいっぱいに開き、そこが十分鑑賞できるようにし
ています。6人の男の子たちは、真剣な顔で、くまなく由美子の体をチェックしています。

由美子の冒険〔U〕(67) 鶴岡次郎◆c68Evk 投稿日:2005/06/22 (水) 23:10
由美子は笑いをこらえながら、しばらく失神したふりをして、男の子達に十分由美子の体を検査
させようと思いつき、眼を瞑って、呻いて脚をいっぱいに開き、そこが十分鑑賞できるようにし
ています。6人の男の子たちは、真剣な顔で、くまなく由美子の体をチャックしています。

どうしても興味の中心は股間になります、6人が押し合いながら、その部分に顔を近づけて、荒
い息を由美子のそこに吐きかけています。
「先輩、おしっこはここから出るのですか」
一人の男の子がホールにそっと触れながら、質問しています。

「バカだなお前、そこはちんちんを入れるとこだよ、先輩が使っていただろう、
そんなことも知らないのか・・・・・、おしっこはここから出るのだよ」
もう一人の男の子が質問した子の頭を軽く殴って、とんでもない下のほうを指で触って、得意そ
うに教えています。由美子はその子の指の感触を感じ取り、もう少しで噴出しそうになりました
が、じっと我慢しています。そこじゃないわよと教えてやりたいのはやまやまですが、由美子は
ここは、もう少し彼らの様子を見ることにしました。

誰も間違いを指摘しないところを見ると、この子達は、女のおしっこはお尻から出ると思い込ん
だようです。そう言えばそうとしか思えないスタイルで女性はおしっこをします。男の子たちが、
その場所だと誤解するのは当然です。

「先輩、何処を触れば女の人は喜ぶのですか」
いい質問ですが、喜三郎は多分答えられないだろうと由美子は思って、薄眼を開けて彼を盗み見
しました。案の定、少し困った顔をしています。
「その割れているところ全部が性感帯だと思っていいよ、どちらかと言うと、上の方かな、とに
かく、手で触るより、舌で舐める方が女の人は喜ぶよ」
先ずは合格点に近い回答です。由美子は少し安心しました。

「先輩、由美子さんは毛を剃っているようですが、女の人は全部そうするのですか」
さて困った質問です。由美子のそこを剃ったのは喜三郎ですが、他の女のことは知らないはずで
す。
「ある程度、成人すると、男が髭を剃るように、そこを剃るのが礼儀正しい女の習慣だよ、男は
毎朝剃るが、女の人は一週間に一回でいいようだよ」
とんでもないことを教えています。この年代の男の子は、毎朝髭を剃る習慣が未だ定着していま
せん、自分たちが毎朝髭を剃る年頃になると、その年代の女の子も週に一回あそこの毛を剃ると
理解したようです。

この話をガールフレンドなどにすると、彼らはその場で頬を叩かれて、当分口をきいてもらえな
いほど嫌われるか、バカにされて相手にしてもらえなくなるかどちらかです。由美子はここでも
笑いをこらえて、もう少し様子を見ることにしました。 

「先輩これがクリトリスですか、随分大きいですね」
由美子のそこは普通の女性より大きいのです、それに今は興奮して盛り上がっています。さて、
喜三郎はどう答えるでしょか、由美子は喜三郎の回答が待ちどおしくなりました。
「ああそうだよ、興奮するとそこが大きくなって、そのあたりから愛液が沸きあがって来るよ。
そこが女性の中心だと僕は思っているよ、僕はそこが一番好きだよ、
勿論その奥に子宮があると聞いているがそれは外から見えないからね、クリトリスが、子宮の門
番みたいなものだよ」
由美子は喜三郎の回答に感動しました。

少年たちは、顔を寄せて、クリをじっと見ています。皆に見つめられて、そこが恥ずかしそうに
蠢いて、また少し愛液を滲ませました。

「先輩、この中はどうなっているのですか、先輩は見たことがあるのですか」
少年がホールに指を遠慮がちに入れて、喜三郎を振り返り、真剣な顔で見ています。少年達全員
が同じ思いらしく、同じ表情で喜三郎を見ています。由美子も薄眼を開けて彼を見ました。喜三
郎はコホンと空咳をして、説明を始めました。

「僕も、つい最近女性を知ったばかりだから、正直言って、よく判らないよ
でもこれだけは言えるね、その中は男にとっては永遠にミステリアスで、不可解なものだよ、接
するたびに新しい発見があって、接している間も絶え間なく変化しているよ、男が女を強く喜ば
せると、その中は最高の状態になるようだね、今、僕が判っているのはそれだけだ」

あとは自分たちで経験して、これから男の一生を掛けて探求しろと、喜三郎は少年たちにそう
言っているようです。少年達は神妙な顔で聞いていて、喜三郎のメッセージを確実に理解したよ
うです。

由美子は、ここまで聞いて、ウーンとうなり、眼を覚ましたふりをして、この素晴らしい時間の
終わりを告げました。少年たちは、優しさと、尊敬のまなざしで、由美子の顔を見ています。由
美子はその少年たちの笑顔を見て、女のいい思い出をこの子達に与えることができたと確信して
います。

冷水シャワーで精液を流し去り、暖かいシャワーで生き返り、簡単に化粧をして、由美子はさっ
ぱりした顔をみんなの前に現しました。Tシャツと綿の白パンツを素肌につけています。シャツ
も、パンツも既に乾いていて、肌が妖しく透けて見えるだけです。男の精気を十分に受け止めた
女は、全身がピンク色に輝き、瞳が濡れて、少し恥らいながら男達をまぶしそうに見回していま
す。

あの部分をいっぱいに露出して、あれほど乱れたあの女がそこに淑女然として笑って立っている
ことが信じられない思いで、男達は由美子を見つめています。男に抱かれて乱れに乱れた後、生
まれ変わったようにきれいになって、平然と化粧室から現れる女を見た時、これだから女には、
敵わないと男はいつも思うのです。今日の少年たちも、由美子の凄い変わり身に唖然となって、
おそらく最初の、男の敗北感を味わっているのです。

高校生たちは、由美子を見て口々に先ほどのお礼を言っています。男の子たちはあれほど何度も
放出したのに、身だしなみを整えた由美子を見てまた下半身が高まってきています。由美子はそ
れを感じとって、当惑しながら彼らをいっそう好きになりました。彼らはその高まった興奮を隠
そうとしないで、来年大学に入ったら、殿山先輩と同じ様に、女性とセックスを教えてください、
と真剣な顔で由美子に詰め寄ってきて、由美子は笑いを押さえて、それでも真剣な顔を作って、
大学生になったらねと、きっとよ、約束するわと、答えています。

そして、一人一人、改めて抱きしめ、唇に熱いキッスをしてやりました。全員が由美子に舌を吸
い込まれて、驚いて、その後、凄い勢いで由美子の舌を吸い込んでいます。6人のキッスが終
わった後、由美子の唇は赤黒く腫れて、ルージュが飛んで、やや淫蕩な表情になっています。由
美子は肩で大きく息をしています。何をするにも6人の若者相手では体力勝負になります。

「あんなことさせて、受験勉強に影響しないかしら、悪いことしたわね」
「大丈夫です。今日のような経験は、勉強の励みになると思います。きっと全員志望校に合格し
ますよ」
家に向かう車の中で喜三郎が、笑みを浮かべて由美子に説明をしています。

由美子の冒険〔U〕(68) 鶴岡次郎◆c68Evk 投稿日:2005/06/23 (木) 16:14
「あんなことさせて、受験勉強に影響しないかしら、悪いことしたわね」
「大丈夫です。今日のような経験は、勉強の励みになると思います。きっと全員志望校に合格し
ますよ」
家に向かう車の中で喜三郎が、笑みを浮かべて由美子に説明をしています。

わずか一ヶ月前は、今日の少年たちと同様、女性のことは何も知らなかったのです。それが、今
日、後輩たちの前で、由美子を抱き、十分に由美子を逝かせる事が出来、先輩の威厳を保てたの
です。喜三郎の精神状態は凄くいいものになっています。鶴岡や担当医が今日の事件を聞けば、
泣いて喜ぶはずです。

「あいつらは、僕と一緒で、来年の大学受験以外、何も考えない生活を毎日、送っているのです。
ガールフレンドなんて、絶対持っていません、だから、きょうはいい息抜きになったはずです、
後を追うにしても、由美子さんはあまりに遠くに立っている人だから無理だと判っています、来
年大学に合格してまた会える日を楽しみにしていると思います」

来年、約束どおり、彼らがやって来たらどうしょう、6人一緒だとチョッと大変だわ、3人ずつ
二つのグループに分けて、別室で教育するかなと、由美子は淫らな計画を思い巡らして、ハンド
ルを左に大きく切りました。もう直ぐ家に着きます。喜三郎の手がまた膝に伸びてきました。家
に着いたら、またやるつもりだわは、この子はと、由美子はあきれながらも、楽しくなりました。
きれいに洗った股間がまた濡れてきました。喜三郎の旺盛な性欲を由美子は余裕を持って受け止
めています。喜三郎の母、秋子がセックス教育の先生として由美子を指名したのはまさに適任
だったのです。

こうした関係を一ヶ月も続けると喜三郎はすっかり絡みに強くなって、一度の絡みで4度ほど由
美子を逝かせてから、自分が逝く術をマスターしました。最近では、喜三郎が全てを終わり、家
を出たのに気がつかないで、由美子は気を失って寝ていることが多くなりました。Uと比べても
遜色ない男の力を身に付けたようです。
女性を理解して、素晴らしい性経験をして、喜三郎は全てに余裕が持てるようになりました。い
ろいろのストレスがかかっても、それを突き放して、遠くから眺めて、一番正しい判断を引き出
す生活習慣を手に入れることが出来ました。一回り以上、自分が大きくなったと喜三郎は思って
います。

秋子と由美子が会って、喜三郎に抱かれることを女同士で決めた頃、鶴岡は二人の女の企みを読
んでいて、喜三郎に電話して、由美子がその気になれば鶴岡に構わずその好意に甘えていいと伝
えたのです。
喜三郎は女の由美子がその気になってくれることなどあり得ないと思っていたようで、喜三郎自
から仕掛けることは当然出来ないし、結局、大好きな由美子を抱ける可能性は低いと思っていた
のです。それでも由美子の旦那さんから、由美子と付き合うことのお許しが出ているわけですか
ら、学校からの帰り、遠慮しないで由美子と会えるようになったことを喜んでいたのです。それ
が、由美子から声を掛けられ、思いもしなかった由美子とのただれるような性交渉が実現したの
です。

一方、由美子は男との性交渉が成立しても、必要を感じない限り、当然のことながら鶴岡にその
ことを告げない習慣です。この時も同様で、由美子は鶴岡に喜三郎との交情を全く話していませ
ん。
最初は、自宅室内の乱れなどから、由美子が喜三郎に抱かれるようになったことを鶴岡は気がつ
いて、そのことを密かに喜んでいました。そしてある時からは、喜三郎が鶴岡にそのつど、電話
報告するようになっていて、由美子との交渉はほとんど正確に鶴岡は掴んでいました。その報告
を聞いて、鶴岡は喜三郎の治療計画を次のステップに進めることにしました。

由美子が喜三郎に会えると指定した日、鶴岡は少し早めに会社を出ました。家に帰ると由美子が
びっくりして、それでも喜んで迎えてくれました。由美子はもう直ぐ喜三郎が来る頃だと思って
いて、下着を全て取り外し、Tシャツに綿パンツの軽装に着替えたところでした。やや長めに伸
ばした毛髪を黄色のリボンで束ねて、涼しげなうなじを強調させています。肩がほとんど露出し
たシャツの胸から、胸の隆起が半分は顔を出し、興奮して立ち上がった乳首がシャツを押し上げ
てその形を布越しに露にしています。

綿パンツの股間が強く亀裂に食い込んで、薄い布地越しにその部分が盛り上がり、大陰唇の形が
くっきり見えます。由美子の場合、大きなクリもその形を現すことがありますが今はそこまで興
奮していないようです。こんな格好で迎えられたら、男なら一発で爆発すると鶴岡は思いました。

若い情夫、喜三郎を待つ準備が完了したところに鶴岡が突然帰ってきたわけですが、由美子は別
に慌てる様子ではなく、鶴岡の早い帰宅を心から喜んでいる様子です。
シャワーを使って、腰にタオルを巻いたまま出てきた男は妻を抱きしめました。女は珍しいわね
と言って、喜んで相手になって、唇を自分から合わせてゆきます。その場で女は裸になり、二人
は肩を抱き合って、二階の寝室に入りました。

由美子は喜三郎が来ることを勿論知っていて、このままでは鶴岡と抱き合っているところを彼に
見られることになりますが、それならばそれでいいと思っているようです。

わずかに開いたドアーの隙間から、二人の喘ぐ声と、激しい水音が聞こえます。指定日の習慣で、
いつものように喜三郎は、玄関ドアーを開けて、居間に入ってきました。由美子の姿が見えませ
ん。階段の下に、由美子のものらしいTシャツと綿パンツが脱ぎ捨てられています。綿パンツの
股間部が濡れているのを若者は見つけてその部分に鼻を押し当てています。紛れも無く由美子の
香です。

階上から由美子のかすかな喘ぎ声が聞こえます。若者は足音を忍ばせて上に上がり、寝室のド
アーがわずかに開いているのを見つけました。薄暗い廊下に部屋の中から陽光が洩れて、床に光
の筋が描かれています。若者はいつか、どこかで見た光景だと懐かしい思いでその光の筋を見つ
めていましたが、それ以上の反応を見せません、今は、由美子の喜びの喘ぎ声の方が気になりま
す。

ドアーの隙間からそっと中を覗くと、男の肩に両脚を高く持ち上げて、股間を喜三郎の方に向け
て、そこに黒い肉棒を咥え込んで、激しい律動を繰り返している由美子の姿が見えます。上にい
る男はよく知っている鶴岡です。若者は股間をたぎらせてその光景を見ています。由美子のその
部分から白い泡が沸き立ち、窓から差し込んでくる陽光に光っているのが見えます。由美子が苦
痛の叫びにも似た悲鳴を上げて、夢中で絡んでいます。

若者は股間を握り締めて、それをじっと見ています。その先端から透明な愛液が垂れています。
しばらくして、ほっと肩で息をついて若者は、その場から足音を忍ばせて離れました。居間に戻
り、勝手知った冷蔵庫からジュースを取り出し、美味しそうに呑み始めました。このまま二人が
終わるのを待つつもりのようです。

「やあ、来ていたの・・・、いらっしゃい・・」
鶴岡がガウン姿で居間に入ってきました。鶴岡を見て恥ずかしそうに、頬を染めて、それでも笑
顔を浮かべて喜三郎が立ち上がり、頭を下げています。敏感な若者の嗅覚に、二人の性液の香が
まとわりついて、若者は頭が白くなるほど興奮しています。

「上で、由美子が待っているから、君さえ良かったら、行ってくれるかな・・」

[Res: ] Re: 由美子の冒険〔U〕(68) 山葵 投稿日:2005/06/23 (木) 16:38
鶴岡先生のやさしい文体が素敵です。
やさしさの中に 脳髄を沸騰させる官能の表現。
由美子のような女性がマリアだと信じます。
そうです、これは立派な聖書ですよね。

[Res: ] Re: 由美子の冒険〔U〕(68) 鶴岡次郎◆c68Evk 投稿日:2005/06/23 (木) 20:21
山葵(わさび)さん
過分なお褒めの言葉、嬉しく思います。
ところで、貴方の書かれたものが読みたいですね
短いコメント中に、何か惹かれるものを感じます。

つかぬ事を聞きますが山葵は、雄株、雌株があるのですか、
あるとすれば・・・・・、貴方は、文体から・・・
いや止しましょう。ありがとうございました。

[Res: ] Re: 由美子の冒険〔U〕(68) 山葵 投稿日:2005/06/23 (木) 21:53
とんでもないことです。
鶴岡先生の作品を過去に遡って読ませて
いただいている一ファンです。
生意気な感想などを書いてしまい失礼いたしました。
先生のファンでもあり
由美子さんのファンといったほうがいいでしょうか(笑)
とても読みやすい文体と、
由美子さんのしなやかで奔放で貪欲で淫乱で女らしい性格が
とてもよくマッチしていて、とにかく感服、感動です。

由美子の冒険〔U〕(69) 鶴岡次郎◆c68Evk 投稿日:2005/06/24 (金) 09:21
「上で、由美子が待っているから、君さえ良かったら、行ってくれるかな・・」
鶴岡が注意深く喜三郎の様子を見ながら、声を掛けました。とたんに、若者は嬉しい顔をして、
急いで激しく頷いています。股間のものがズボンを押し上げて、はちきれそうになっています。

「いい、いいんですか・・・、先日のお言葉に甘えて、
先輩が終わるのを待っていました、本当にいいのですか・・・・・、
ああ・・・、うれしいな・・・、今日は、ダメかと思っていたのですが」
喜三郎が勢い込んで二階に走り出そうとしているのを鶴岡が笑いながら制して、ジュースのボトル
とコップ、それに濡れタオルを差し出しました。

「これを持っていってよ、
このタオルで由美子の体を隅々まで、
よく拭いてやってよ、相当濡れているはずだからね
僕は今からゆっくり風呂に入って、食事の支度をするから
今日は、夕食を一緒に食べるつもりで、君もゆっくりしていくいいよ」

若者はペコッと頭を下げて、凄い勢いで二階に駆け上がってゆきました。あの調子で攻められる
と由美子の体が少し心配になると、鶴岡が本気で心配するほどの凄まじい若者のエネルギーです。
若者が部屋に入ると、ほとんど間を置かないで、由美子の高い喘ぎ声が階下まで聞こえ始めまし
た、あれでは、ジュースもタオルも使う暇は無かっただろうと鶴岡は、二階を見上げて、笑みを
浮かべて、ゆっくり風呂場に向かいました。開け放されたままの寝室のドアーから、断末魔に近
い由美子のかすれた喘ぎ声が聞こえてきます。

ほとんど乳房が見えるほど肩が開いたワンピースを濡れた素肌に貼り付けるように着て、由美子
が食卓に向かい、その横に喜三郎が、Yシャツ、黒ズボン姿で座っています。鶴岡は風呂上りで
さっぱりと、白麻の浴衣を着ています。
ステーキとサラダが準備されていて、先ほどまで狂ったように絡んでいた二人の男と女は、異常
な空腹感にようやく気がついたようで、ほとんど口もきかないで、ナイフとフォークを忙しく動
かしています。

女の髪は乱れて、汗ばんだ額に張り付き、さすがに表情は疲れた様子を見せていますが、目だけ
が濡れてキラキラ輝いています。激しく吸われた唇は、暗褐色で腫れ上がり、ルージュもファン
デーションも汗でまだらになっています。首から乳房にかけて男と愛し合った汗と愛液の入り混
じった液体が張り付き、激しい口付けの傷痕が赤黒く点々と肌に残っています。

洗いざらしの見るからに安そうなワンピースは濡れた素肌にところどころ張り付いて、よじれて、
衣類の形になっていません、ほとんど乳首が顔を出し、テーブルの下は、スカートが大腿部に張
り付き、女が股間をわずかに開いてそこに冷風を送り込んでいて、そこから陰毛が顔を出し、女
がけだるそうに体を動かすと、あたりに男と女の性臭が立ち上がります。

女は乱れた姿を恥らうことも、取り繕う様子を見せず、赤い血の滴るステーキを大きくカットし
て、思い切り口を開けてほおばり、唇を牛油でぬたぬたに光らせて、一心に空腹を満たしていま
す。時々、同じ様にがつがつ食べている喜三郎と眼を合わせ、嬉しそうに笑い会っています。
股間に集まっていた血液がしだいに胃の回りに戻り、そして、ようやく正常な状態に二人の男
女は戻ってきたようです。

ビールのコップを傾けながら、そんな二人の姿を鶴岡はニコニコ笑いながら見ています。鶴岡は
いつごろからかこんな妻の姿を無性にいとおしく思うようになっています。
「喜三郎君、僕達が愛し合っていたのを見たよね、憶えているかい・・」

喜三郎が二人を見たことを恥ずかしそうに認めて頷いています。二人の絡みを見たと憶えている
のは、喜三郎はデビルにもナイトにも人格移動しないで、基本人格で寝室を覗き見ていたという
ことです。鶴岡は込みあがる喜びを押さえて、さらに尋ねました。

「良かったら、その時の、僕たちの様子を少し話してくれないか、
何しろ二人とも夢中で君がいることも知らなかったから、
この際ぜひ、他人の目に僕たちがどう見えたか、聞いておきたいと思ってね」
鶴岡がにっこり笑って、由美子を見て、喜三郎に優しく訪ねました。

「いつものようにこの家に入ってきたら、由美子さん、いえ、奥さんが見えないので
そしたら、二階から奥さんの声が聞こえてきて、悪いと思ったけれど
どうしても見たくて、覗いてしまいました。すみませんでした」
ここまでは、正常で、記憶もしっかりしています。鶴岡は安心しました。

「ドアーの隙間から覗いたら・・・、いいのですか、こんなこと話しても
そうですか・・・・・、それでは出来るだけ正確に、見たことを説明します。
奥さんが、先輩の肩に脚を持ち上げて、両手で先輩に抱きついて、激しく愛し合っておられまし
た。

奥さんがチョッとここでは言えない言葉を大きな声で何度も、何度も叫んでいて、奥さんのあそ
こが僕の位置から良く見えたのですが、そこから白い泡が沸きあがって、先輩の黒いものが勢い
よく出たり入ったりして、あたりは一面濡れていました。

奥さんが先輩の腰に脚を絡めて、腰を突き上げると、あの部分が強く締まっているようで、濁っ
た液がゴボゴボと湧き出ていました。そして強い香りがして、激しい水音が聞こえました」

さすが建築専攻の学生です、観察が鋭く、見たことを正確に表現しています。由美子がその赤裸
々な描写に体をくねらせて、恥ずかしがっています。
「先輩のあの言葉を思い出して、もしかすると、終わった後、僕にもチャンスが来るかもしれな
いと思って、居間でジュースを頂いて待っていました、恥ずかしいのですがそれほど興奮して、
このままではとても帰れない気持でした」

由美子が少し眼を光らせて、先輩の言葉云々のくだりを考えているようすで、そして大体状況が
判ったようです。

喜三郎の話を聞く限り、今日の状況では、デビルもナイトも出番は無かったと鶴岡は判断しまし
た。確実に喜三郎の病状は良くなっているようです。由美子との交情で、女性の欲望とその生理
を頭と体で理解して、その経験と知識が有効に彼の頭脳の中で機能して、女性への異常な思い込
みを消して、今回は若者が持つ本来の欲望に従って彼は行動できたのです。

鶴岡がこうして喜三郎の病状を診断して喜んでいる一方で、二人の間では新たな展開が起きてい
ました。
お腹がいっぱいになると、若者は側に座っている由美子の乱れた姿が嫌でも目に付きます。ワン
ピースのスカートは大腿部に汗で張り付いていて、股間の茂みも、新たに湧き出た愛液の流れも
若者には良く見えるのです。若者は一気に勃起状態です。由美子は若者の体臭を嗅ぎ取り、先ほ
どからもう股間を濡らし始めています。正常に循環していた血流が、また股間部に集まってきた
ようで、二人の男女は、もうじっとしていられないほど高まってきています。

[Res: ] Re: 由美子の冒険〔U〕(69) マドックス 投稿日:2005/06/26 (日) 23:14
やはり 由美子は素晴らしいですネ!

由美子の冒険〔U〕(70) 鶴岡次郎◆c68Evk 投稿日:2005/06/27 (月) 17:55
お腹がいっぱいになると、若者は側に座っている由美子の乱れた姿が嫌でも目に付きます。ワン
ピースのスカートは大腿部に汗で張り付いていて、股間の茂みも、新たに湧き出た愛液の流れも
若者には良く見えるのです。若者は一気に勃起状態です。由美子は若者の体臭を嗅ぎ取り、先ほ
どからもう股間を濡らし始めています。

正常に循環していた血流が、また股間部に集まってきたようで、二人の男女は、もうじっとして
いられないほど高まってきています。
由美子の股間からシートに流れる愛液を若者が目ざとく見つけて、思わずそこに手を伸ばそうと
して思い止まり、鶴岡を見つめて何事か思いつめて訴えようとしています。由美子はそんな喜三
郎を見て、そして正面に座っている夫、鶴岡見て淫蕩な笑みを浮かべて、喜三郎にビールを注ぐ
仕草で体を寄せて、そっと彼の股間に手を伸ばしをその高まりそっと触っています。

彼女のワンピースのスカートは大腿部に汗で張り付いていて、その上、彼女が少し上にスカート
を持ち上げたようで、股間の茂みはすっかり全貌を現し、成長したクリが、その先端を男に見せ
ています。新たに湧き出た愛液の流れも若者には良く見えるのです。そこから湧き出た愛液の香
が、ムワーッと若者を包み、若者の股間は由美子の手の中で極大に膨張しています。

由美子が指に意思を込めて、そこを強く握り、サインを送りました。それが彼に勇気を与えたよ
うです。
「先輩、もう一度、奥さんをお借りしてもいいでしょうか」

喜三郎が興奮で声を震わせながら、それでも鶴岡をしっかり見つめて、頼み込んでいます。若者
の緊張した声を聞いて、由美子が鶴岡を見て、悪戯っぽい笑顔を浮かべて、私はいいけれど、あ
なたはどうなのと、首をすこし横に倒すいつもの癖を出して、鶴岡を見つめています。

鶴岡が喜三郎を見て、笑顔で、黙って頷きました。由美子がとたんに嬉しそうに、顔を輝かせて
います。
喜三郎は、ありがとうございますと叫んで、立ち上がり、横に座っている由美子に覆い被さるよ
うに顔をつけて、激しく唇を吸いだしました。
「三郎君・・・、ああ・・ん。むむ・・」
由美子は若者に全身の自由を奪われて、それでもうれしそうに彼の首に手をかけて、男の唇を受
け止めています。

ワンピースの肩が外され、女の上半身が露になりました。露出した乳房を男が激しく揉み上げて
います。女が足掻いて、下半身を覆っているスカートがまくれ上がり、股間の亀裂が完全に露出
して、蠢いているのが見えます。男の手がそこに伸びて、指を挿入して激しく動かしています。

女は頭を反り返しながら、男のベルトを緩め、ズボンを下ろしました。ピョーンとバネ仕掛けの
人形のように肉棒が跳ねて現れました。女がそれを優しくしごいています。先端から粘液が垂れ
て、女の手を汚しています。
「あちらへ、ね・・・、居間へ連れて行って。ああ・・ん」

由美子が喘ぎながら、唇を外し、男の首に手をかけたまま、部屋を移動するように言っています。
若者が由美子の股間に右腕を入れて一気に女の腰を持ち上げました。亀裂に男の腕が食い込んで、
そこを激しく刺激して、女が呻いて、愛液を大量に出して、男の腕が愛液で汚れて、それが床に
滴り落ちています。女は男の腕を両脚で締め付けて、もう軽く逝った様子です。

隣の居間に運び込み、男は女の脚を折り曲げて、脚を肩に持ち上げ、挿入しようとしています。
そうです、先ほど鶴岡がやっていたラーゲを真似ているのです。
由美子の脚を肩に掛けて、お尻を持ち上げるようにして、肉棒を挿入して、激しく腰を動かし始
めました。愛液がそこから溢れて、ソファーに滴り落ちています。由美子は首を振り、声を絞り
出して、悶えています。男は冷静に、腰を打ちつけ、女を悶えさせることを楽しんでいます。

鶴岡はその様子を見て、二人が絡み合っている居間にゆっくりを入って、二人がもつれ合ってい
る前のソファーに座り、彼らを鑑賞する姿勢になりました。喜三郎は鶴岡を見て少し驚いて、絡
みを解こうとしましたが、由美子がそれを許しません、喜三郎は覚悟を決めた様子で、鶴岡が真
正面で見ていることを気にしないことに決めたようで、前にも増して、腰を激しく律動させ始め
ました。

二人に最後が来たようです。男が低い声を出して、痙攣しながら、女の膣に大量の精液を吐き出
して、女がそれを感じて、痙攣しながら大量の潮を吹いて果てました。
女の上に折り重なって、喜三郎は倒れこんで、眼を瞑って、肩で激しく呼吸をしています。

鶴岡は知りませんが、喜三郎が人前で女と絡むのはこれが二度目の経験です、彼は鶴岡の見てい
る前でもおおらかに由美子を抱くことが出来ました。これは、セックスに関する彼の特殊な嫌悪
感が、かなり修正された結果だと鶴岡は考えています。以前の喜三郎であれば、仮に女を抱いて
も、他人にそんな恥ずかしいところを見られることに耐えられなかったはずです。彼の頑な自制
心がそれを許さなかったはずです。

今回は主人の見ている前でその夫人を犯す役目をやっているわけで、これ以上の背徳的絡みはそう
多くありません。この背徳的セックスでも理性ある大人の判断でそれを良しとすれば、罪悪視せ
ず、健康な男女のお祭りだと、喜三郎が考えることが出来れば、肉親、特に両親のセックスを垣
間見ることがあっても、喜三郎が以前ほど、強い精神的ストレスを受けなくなると鶴岡は期待し
ています。

性にまつわる人間のひ弱さ、淫蕩なところを彼が受け入れるようになれば、デビルとナイトは、
彼の中で折り合って共存できるのです。喜三郎は順調に回復しているようだと鶴岡は判断しま
した。

二人が激しい絡みの失神状態からようやく回復しました。起き上がって、未だ正面に座って、自
分たちを見ている鶴岡を見て、喜三郎は恥ずかしそうに、頬を染めています。由美子も目覚めて、
喜三郎に気持ちよかったことを告げて、軽く頬にキッスをしています。

由美子のこだわらない様子に感化されて、喜三郎も鶴岡にありがとうございました、と由美子を
借りたお礼を言っています。
由美子がセックスの相手は私で主人ではないから、お礼を言うなら私に言いなさい、私のここに
お礼を言いなさいと、自分の股間に喜三郎の頭を押し付ける仕草をしています。それで、三人が
声を出して笑いました。由美子の濡れた股間に顔を押し付けられて、幸せな気分になりながら、
以前、思い込んでいたように、セックスが罪深い、後ろ暗い行為ばかりで無いと、喜三郎はだん
だんに理解できたようです。

鶴岡や由美子のような達人の境地に立つには、未だ時間がかかりそうですが、すくなくとも、性
と理性の折り合いの付け方は人それぞれで、奥の深い問題だと若者は賢明にも理解したようです。

「喜三郎君、これからは、由美子さえその気になれば、僕に遠慮しないで由美子と抱き合ってく
れていいよ、僕達は、神様から与えられた子作りの責任を正しく果たしたので、周囲の人に出来
るだけ迷惑を掛けないよう、これからは自由にセックスを楽しむことにしているのだよ。君のご
両親もそうした年代だと思うから、同じ心境だと思うね、そこが君たち若者と基本的に、セック
ス感が異なるのだよ。これは判ってくれるね」

シャワーを使った二人を前にして、鶴岡がお茶をいただきながら、喜三郎に話しています。奔放
な性欲を制御できないで、罪の子を3人ももうけた父親、弥一郎はともかく、二人の母親も由美
子同様、強い性欲を抱えた女性であると喜三郎は理解しました。そう思うことで、自分の中では
特別の存在だと思っていた母親を一人の女性として、離れて見ることが出来るようになりました。


[Res: ] Re: 由美子の冒険〔U〕(70) 鶴岡次郎◆c68Evk 投稿日:2005/06/27 (月) 18:08
マドックスさん
コメントありがとうござます。暑くなり、ばて気味ですが
もう少し書き進めます。よろしくお願いします。

由美子の冒険〔U〕(71) 鶴岡次郎◆c68Evk 投稿日:2005/06/28 (火) 14:36
「鶴岡さん、ママ、いえ、加奈子お母さんは、親父の愛人を辞める時期が来たと言っています。
そうであれば、未だ若いママが、これから人生を楽しめる相手が必要と思います。僕が何かする
ことがあるでしょうか・・・・・」

弥一郎と別れた後、未だ若い加奈子が、由美子同様に人生を、そしてセックスを十分楽しんで欲
しいと喜三郎は思い始めたようです。由美子があんなに興奮する絡みであれば、加奈子もまたそ
の喜びを楽しむ権利があると考え始めたのです。何処までも優しい喜三郎らしい発想です。実母
の幸せを考えた時、彼女を一人の女として捕らえて、その性生活にまで思いを拡げられるほど、
喜三郎の女性理解は成長したのです。この時点で普通の男の子を超える境地に彼は到達している
のです。

「いい機会だから、僕が加奈子奥さんから相談を受けていることを君に話そう
加奈子奥さんは、以前から心を通わせている相手がいるのだよ
君のお父さんとの関係が清算されれば、その方と一緒に暮らしたいと思っているのだが、
正直言うと、加奈子奥さんは、君がこの話を理解して、了解してくれるか心配で、
そのことに踏み切れないでいるのだよ、でも今の君の話を聞いて、僕は安心したよ」
喜三郎は鶴岡の話を聞いて、ぱっと顔を輝かせて、嬉しそうにしました。賢明な、心優しいこの
若者は、母親に愛人がいると聞かされて、自分の寂しさより、母親の幸せを喜ぶことが出来るの
です。

由美子との一ヶ月に及ぶ激しい、めくるめく交情により、喜三郎の女性観は完全に変わりました。
男として正常な女性理解が完成したのです。鶴岡は最後の確認実験をして、喜三郎の治療行為を
終わらせることにしました。最後の確認実験場は、殿山邸になります。
秋子と連絡をとって、殿山邸での実験準備をお願いしました。秋子は喜んで鶴岡の指示通りの舞
台を殿山邸に作り出す工夫をしたようで、鶴岡家に殿山から招待状が届いたのはそれから間もな
くでした。いよいよ、喜三郎治療の仕上げの舞台が開幕します。そしてそれは、女性の涙で濡れ
た殿山邸の歴史に新たな一ページが開かれる時なのです。

鶴岡夫妻、殿山夫妻、加奈子と由三、それに喜三郎この7名が殿山邸のダイニングルームにいま
す、加奈子と殿山の別れ話が正式にまとまり、これから殿山家と加奈子の間に新たな関係が発足
する内祝いを行うと、殿山家からの案内状には書いてありました。殿山が先ず立ち上がって、加
奈子にお礼を言って、これからは自由に自分の道を歩いて欲しいと告げて、皆が拍手してそれを
祝福しました。

続いて加奈子が立ち上がり、秋子と弥一郎に長い間お世話になったお礼を言って、特に秋子には
言葉で言えないお世話になったことを告げています。加奈子はそこまで言って、感極まって泣き
出しました。秋子は始終ニコニコ笑って、加奈子の挨拶を受けています。加奈子が感情を露にし
ているのに比較して、秋子は覚めた様子で、この場の動きを冷静に見ている不気味さがあります。

正妻と愛人が同席する中で、いわばその愛人契約を解約する記念の会が今夜の宴席なのです。由
美子と鶴岡は奇妙な宴会だと思っています、特に由美子は同じ女として、秋子の気持を計りかね
ています。私だったら夫の愛人などは絶対認めないし、まして、その愛人と一緒に食事をしたり
するなど論外だと由美子は思っています。また、そんな難しい役目を笑顔でこなしている秋子を
立派だとも思っていないようです。

「皆様ご存知のように、旦那さんにお世話になっている頃から、由三さんには何かと親身に相談
に乗っていただいていました。このたび、旦那さんに勧めていただいたこともあり、由三さんに
これまで以上、頼って生きて行きたいと思っています。喜三郎も賛成してくれましたので、ここ
で改めてご披露させていただきます」
加奈子が由三と愛人関係になることを示唆する説明をしました。秋子は憮然とした顔で聞いてい
ます。
宴会は出席者の思いが複雑に交差しているので、大いに弾むことはなく、かと言って、それほど
気まずい展開になることもなく、定刻に終わりました。今夜は、全員が殿山邸に泊まる予定です。

殿山邸の奥まった一角、家族の居間や客間に通じる薄暗い廊下を背の高い男が一人ゆっくり歩い
ています。白い浴衣を着ています。喜三郎でしょうか、久しぶりにこの屋敷に泊まって、以前の
習慣で女の部屋に向かうべく、迷い出てきたのでしょうか、その先に由美子の部屋があります。
部屋の扉がわずかに開いていて、そこから光が漏れ出し、廊下に光の筋を作っています。由美子
の喘ぎ声がその扉から洩れ聞こえます。男はその扉に吸い寄せられるように忍び寄り、中を覗い
ています。

部屋の照明は落ちていて、ベッドの側にあるフロアースタンドの淡い光が、ベッドの上で蠢く二
人の男女を照らし出しています。相当長い間、絡み合っているらしく、男も女も全身汗にまみれ
ていて、彼らの体が灯りにぬらぬらと光っています。女はベッドの上に跪かされて、後ろから男
に激しく責められています。女の臀部が上に高く突き出されて、女はベッドの上に顔を押して付
けて、今は喘ぎ声も出せないほどで、獣のような唸り声を上げて、男の肉棒を受け入れています。

扉の側に立つ男は自分の股間をしきりに擦って、刺激しています。女が高い声を出し、ベッドに
長々と伸びました。同時に男が扉に向かって放出して、白い液が扉に飛び散っています。男は
ゆっくりと扉から離れて、がっくり肩を落として、とぼとぼとそこから去って行こうとしていま
す。その後ろ姿を、もう一人の黒い影が薄暗い廊下に立って、見送っています。いつの間にか第
二の男が現れていたのです。部屋の中の絡み合っている男女は勿論、扉の男もこの第二の男の出
現に気がつきません。

「お父さん・・・」
第二の男は、とぼとぼと歩み去る黒い影に向かって、そう呟き、扉に近づき、中をチョッと覗い
て、躊躇しないでゆっくりと扉を押して、中に入り込みました。しばらく扉の側に佇んでいます。
絡み合っている男女は鶴岡夫妻です。由美子がその男に気がついて、鶴岡にそれを教えています。
鶴岡が側に来るよう声を掛けています。嬉しそうに、その男はベッドに近づきました。喜三郎で
す。

由美子はベッドのうつ伏せになったまま、やや股間を開いて、喜三郎を見上げています。今まで
鶴岡のものを咥えていたその部分から、白い白濁液が流れ出て、シーツに染みを作っています。

「奥さんがこの家に居ると思うと、興奮して眠れなくて、ついやって来ました。
お邪魔だと思ったのですが・・・・・」
「君が来るだろうと思っていたよ、僕より、由美子はそのつもりで
楽しみに待っていたようだよ・・、なあ、お前・・・、痛い・・・」
由美子が笑いながら、鶴岡の股間のものを強く握ったようです。それはもうすっかり緊張感をなく
して、ダラリと下がっています。

由美子の冒険〔U〕(72) 鶴岡次郎◆c68Evk 投稿日:2005/06/29 (水) 13:37
由美子も君を待っていたようだし、後は任せるから、君の部屋を教えて欲しいと鶴岡が、若者に
言っています。
鶴岡が部屋を出て、若者は由美子の側に体を滑らせて、由美子を後ろから抱きしめました。右手
が愛液と精液で濡れ濡れになっている股間に伸び、左手が乳房を優しく掴んでいます。由美子が
嬉しいと囁いて、首を捻って、男の唇を求めています。男は女と唇を合わせながら、由美子の脚
を持ち上げ、そこに自分の脚を入れて、後ろからゆっくり挿入しました。

由美子がああ・・・んと呻いて、大きく首を仰け反らせています。
「もっと早く来れば良かったのに・・・、
いつ来るか、いつ来るかと思って待っていたのよ・・・
扉も開いてあったでしょう、君に見せるためよ・・・・、
君にいっぱい見て欲しかったのよ・・・
ああ・・・ん、凄い、もっと突いて・・・、そうよ・・・、もっと・・・」

鶴岡の肉棒を後ろから受け止めている時、由美子はもう一本、男性器の気配を扉の外にたしかに
感じて取っていました。その時はそれが喜三郎だと思ったのですが、今、若い肉棒をそこに受け
入れてみると、あきらかに何かが違うのです。あの男は誰だろうと、考えようとしても、膣壁を
高速で摩擦して、子宮を攻撃する若い肉棒に、全ての思考を止められて、それ以上前に考えが進
まないのです。喜三郎の業物を膣いっぱいに受け入れながら、高まって行く快感で朦朧としてき
た頭の中で、扉に放出した男は、喜三郎ではなく、この屋敷に居る別の男だと結論を出して、当
面の絡みに集中することにしました。

由美子は後ろから貫かれて、片脚を男に絡みとられて、両手を宙に上げて、しわがれた絶叫を上
げて、最初のゴールに到達しました。男の肉棒に熱い女の愛液がドーッと降りかかっています。
男の肉棒は緊張を解かないで、女がしばしのまどろみから戻ってくるのをじっと待っています。
男の硬い肉棒を陰唇が強く締め付けています。
喜三郎と由美子の長い夜が始まりました。

加奈子の部屋では、由三のモンスターに散々突かれた女が、ほとんど気を失って、長々と伸びて
います。ベッドに仰向けに寝て、大きく胸を上下さして、大きく開いた股間から、由三の濃い精
液が流れ出て、シーツに大きな染みを作っています。側に由三が例のモンスターの先端から精液
をたらしながら横たわっています。

みんなに認められて晴れてこうして、殿山邸で抱き合うことが出来た喜びを、二人の男女はじっ
と噛み締めています。加奈子が殿山に囲われるようになってから30年、長い、あまりにも長い
道のりでした。加奈子の目じりから一筋の涙が流れています。由三も同じ思いです。ほとんど人
生を加奈子に捧げたと言って良い由三の生活でした。やっと二人の生活が始まるのです。

密かに扉を叩く音がして、加奈子と由三が顔を見合わせました。
「秋子奥さんだと思うわ、由三さん出て・・・、
貴方さえ良ければ、秋子さんに部屋に入ってもらっていいのよ」
由三がゆっくりドアーに近づき、扉を開けました。

加奈子の予想通り秋子がそこに立っています。裸の由三が下げているモンスターを見て、秋子は
少したじろいだ様子です。モンスターの先端から白い液が糸を引いて床に落ちています。秋子は
眼を細めて、眼をそらさないで、モンスターをじっと見ています。ピンクのざっくりとしたネグ
リジェを着ていて、股間の暗い茂みが透けて見え、豊かな乳房が興奮で上下しています。秋子の
懐かしい香水の香が由三の嗅覚を刺激しています。

秋子のネグリジェと香水に反応して、モンスターがゆっくりをその鎌首を持ち上げ始めました。
秋子はそのモンスターに自分の股間が触れるほど、体を由三に寄せて、低い声で囁きました。
「加奈子さんは・・・、寝たの・・、そう、入っていいかしら・・・」
秋子はゆっくりとモンスターに指を絡めて、男の返事を待たないで、由三の体を押しながら、自
分の体を部屋に入れました。

秋子に股間をつかまれて、かわいそうなほど慌てて、由三はどうして良いか判らない様子です。
加奈子にこの姿を見られて、秋子との関係を知られたら、せっかくいい仲に戻った加奈子との関
係がまたダメになると、由三は困り果てて、握られている股間を加奈子から見えないようにする
のが精一杯です。

奥で加奈子がゆっくり起き上がる気配です。
「奥様、どうぞ、お入りください。きっと、いらっしゃると思っていました」
加奈子がにっこり笑いながら、ベッドに濡れた半身を起こして、秋子を迎えています。

「奥さんと由三さんの関係は、ずっと以前から気がついていました。
今度は、私が少し我慢しなければいけない順番ですね」
秋子がベッドの近くに来て、加奈子と顔をあわせて、互いに笑みを交換しています。加奈子は勿
論全裸で、激しい絡みを物語るかのように全身が汗と愛液で濡れていて、強い性臭が当りに漂っ
ています。

加奈子は露になっていた股間にタオルを置きながら、秋子に話しかけています。由三は、二人か
ら離れた所に立って、ことの成り行きを心配そうにじっと見つめています。そんな由三に加奈子
は悪戯っぽい笑みを浮かべて、優しく声を掛けました。
「由三さん、そんなに心配しなくても、私はなんとも思っていないから
あなたがそう思うなら、私と同じように、奥様も抱いてあげて、
奥様、それでいいですね・・・・、
これからは、由三さんに二人が抱かれることにしたいのですが」
秋子が、微笑んでゆっくりうなずきました。由三は事の意外な展開にびっくりしています。

由美子の冒険〔U〕(73) 鶴岡次郎◆c68Evk 投稿日:2005/06/30 (木) 11:16
加奈子から、殿山邸の晩餐会に誘われた時、由三は即座に断りました。鶴岡夫妻はともかく、そ
の他の人とは全員顔見知りで、殿山夫妻とは人には言えない複雑な関係があり、それに出入りの
職人と館の主人という関係です。その宴席が由三にとって楽しいはずはないのです。しかし、最
終的に弥一郎から由三に直接招待の電話があり、いやいやながら出席したのです。

今夜、この家に招待された意味が由三にはよく判らなかったのです。ただ、この屋敷に来る前、
加奈子から、今日の会が終わると、誰に遠慮もなく、二人きりの生活が出来ると聞かされていま
した。それでもそれが何を意味するのか判らなかったのです。

その席で思いがけず、加奈子が弥一郎から自由になることが決まり、加奈子が由三を自分の愛人
として紹介して、晴れて、二人は誰に遠慮もなく絡み合う仲になったのです。由三は加奈子を抱
いている間も、こんなことがあって良いものだろうかと、わが身の幸せを信じることが出来ない
ほどでした。

そして、今、加奈子と秋子の会話の様子では、由三が秋子を抱くことを加奈子は許すと言ってい
ます。加奈子は秋子と由三の関係を知っていて、二人がよりを戻すことを認めたのです。加奈子
が自由に抱けるようになったとたん、秋子も抱けることになり、由三としてはこれ以上、望むこ
とはありません。三人で絡み合うことは、弥一郎と加奈子で経験済みです。今度は女二人を相手
するのです。由三は下半身に強い充実感が湧き上がるのを感じ取っていました。

「奥様、三人だけの時は、秋子さんと呼んでいいですね、
それの方が落ち着いて絡み合えて、気分が出るのです・・・、
由三さん、私に遠慮しないで、奥様、いえ、秋子さんを抱いてあげて
私の側で抱いてあげていいのよ、私、じっくり拝見するわ、その後で、私も抱いて
これからも、こんな形で、時々、三人で愛し合いましょう・・・」
加奈子が淫蕩な笑みを浮かべて、3Pを提案して、秋子もそれに同意しています。

女同士の取り決めが成立して、秋子はネグリジェを自分で脱ぎ去り、側に立っている由三の腕の
中に飛び込みました。由三は秋子の柔らかい体を受け止めながら、不安な顔で加奈子を見ました、
加奈子が由三を見て優しく微笑み、ゆっくり頷いています。由三はゆっくりと秋子を抱き上げ、
加奈子の側に寝かせました。

由三が節くれ立った指を亀裂に挿入すると、秋子は消え入りそうなうめき声を上げて、両脚を持
ち上げ、亀裂をいっぱいに男の眼にさらしています。もう、秋子はこの部屋に来るまでに十分に
準備が出来上がっているようで、そこは滴るほどに濡れています。由三が秋子の足の間に跪きま
した。モンスターがいっぱいに膨張して、その先端がシーツに触れ、透明な液がシーツを汚して
います。女の亀裂にモンスターの先端を当てて、由三はゆっくりそれを押し込みました。消え入
りそうな秋子の喘ぎ声が高く部屋に響きました。

わずかに開いた扉の側に誰か居て、部屋の様子を探っているようですが、部屋の中の三人は自分
たちの絡みに夢中でそのことに気がつきません。秋子が呻き声を出し、加奈子がその接合部を手
で触って、男のものに触ったり、女のクリを触ったりして刺激をしています。その乱れた姿を覗
き見て、扉の男はほっと、と息して、そこを離れて扉に背を向けました。その背に秋子の悲鳴が、
追い討ちを掛けています。秋子がモンスターで子宮を突かれて、悶絶したのです。

弥一郎はゆっくり振向き、扉に向かって、笑みを浮かべて、ゆっくりとそこから去ってゆきまし
た。肩を落として、その背に老いの陰を色濃く見せて、とぼとぼと自室に帰る男の影が長く、廊
下に伸びています。

この屋敷の中で実施した最後のテストでも、喜三郎は人格移動の障害は発生しませんでした。鶴
岡は喜三郎の部屋で一人横になり休みながら、これで大丈夫だと確信して、困難な仕事の仕上が
りに大いに満足して、いつしか昼間の疲れが出て、ぐっすり眠り込んでいます。

由美子と喜三郎は汗みどろになりながら絡み、互いに大きな声を出して、光悦の時を迎えようと
しています。喜三郎の次のテーマは由美子以外の女性を見つけることですが、この年頃の真面目
な青年にありがちなことで、由美子以外の女性に興味を持つことは未だ出来ないのです。いずれ
時が経ち、彼が運命の人にめぐり合える日がくるまで、由美子と喜三郎の関係は続くのです。

由三、加奈子、そして秋子は新しい愛人関係を結んで、互いに刺激しあって、絡み合った今日の
結果から、案外、この関係が長く続きそうだと三人三様に予感しています。
秋子の上に由三が乗り、モンスターを彼女の股間に入れ激しく責めています。160に満たない
身長なのに由三の股間に、25センチを超えるモンスターがぶら下がっているのです。こんなも
のがこの世に存在することが信じられないほどのものです。秋子に挿入しても、女の手で、一握
りは外に出ています。

由三は巧みに腰を回転させて、モンスターをすりこ木のように使って膣をかき回し始めました。
由三だけが出来る荒業です。
すりこ木攻撃を受けて、秋子はそこから白い泡を吐き出し、悲鳴に近い叫び声を上げて、両腕両
脚を由三に絡めて、蠢いています。加奈子が二人の接合部に手を添えて、秋子の股間をいじり、
モンスターを触り、さらには自分の亀裂に指を入れて、そこを刺激して、秋子と同じ様に悶えて
います。

秋子が断末魔の叫びを上げて、愛液をドーと流して、全身を痙攣させて逝きました。加奈子がそ
こに口を付けて、その流れる愛液を吸い取っています。由三はモンスターの緊張を解かず耐えて
います。由三は二人の女を相手にする手法を既に身につけたようです。

加奈子の鼻先に太い静脈を浮き上がらせた由三のモンスターが緊張を解かない姿で、亀裂に入り
込んでいます。その先端が秋子の子宮に達しているはずですが、加奈子が肉棒に舌を絡めること
が出来るほどの余裕を未だ残しています。

由三がモンスターを秋子からゆっくり抜き取りました。ずぼずぼと奇妙な音を発して、モンス
ターは全身を加奈子の眼前に現しました。加奈子の顔に二人の性液が降りかかります。由三はそ
れを加奈子の口にあずけました。その先端から性液が糸を引いています。その亀頭に加奈子は舌
を絡めて、眼を細めて、加奈子はいとおしそうに両手を添えています。

モンスターを口に含むことはとても無理で、手と舌でその表面の愛液を拭い取り、亀頭から袋ま
で丹念に舐め回しています。モンスターに舌を絡めて舐めながら、顔を徐々に男の股間の奥深く
うずめこみながら、加奈子はこの男から絶対はなれられないといつも思うのです。

もう、両脚をいっぱい開いて、早く入れて欲しいと悶えています。由三が加奈子の脚を両肩に担
いで、一息にモンスターを挿入しました。子宮を激しく突かれて、加奈子が顔をしかめて、悶え
ています。

モンスターと二人の女の戦いは、夜明けごろまで続き、夜明け前、満足な笑みを浮かべて秋子が
この部屋から出てきました。女はやや蟹股でゆっくり歩を進めていて、全身が愛液と性液で濡れ
て、ネグリジェが肌に張り付いています。
秋子が寝室に戻ると、ベッドに寝ていた弥一郎が、起きだしてきて、優しく女を抱きしめ、シャ
ワーにするか、それともこのまま寝るかと、笑いを浮かべて聞いています。
「ありがとう、貴方・・・、少し疲れたわ、このまま寝かせて・・・」

秋子は弥一郎に抱きかかれられようにして、ベッドに連れて行かれ、そのまま深い眠りに落ちて
ゆきました。秋子の全身から、男と女の性液が強く香っています。
秋子の満足げな眠り顔を見ながら、これもいいかと弥一郎は独り言を言って、枕に頭をつけて、
案外、安らかな寝息を直ぐに出し始めました。

殿山邸の妖しい夜は今、いよいよ佳境に入って、激しく、艶やかに燃え盛っています。遅い月が
西の空にようやく顔を出しました。

                         由美子の冒険〔U〕    完


[Res: ] Re: 由美子の冒険〔U〕(73) 山葵 投稿日:2005/06/30 (木) 12:16
毎日毎日楽しみに読ませていただいておりました。
ここはすっかり鶴岡先生の独壇場となっていますね。
こんな世界が現実にあったらどんなに幸せでしょう。
Vの始まりはあるのでしょうか。
Uの組関係の話も緊張感があって痺れました。
SMチックな世界に新たな快感を見出す由美子もよさそう、
いろいろ空想してしまいます。
なにはともあれ長編の制作おつかれさまでした。
ゆっくり疲れを癒していただき
あらたな作品で再登場される日をお待ちしております。
ありがとうございました。

[Res: ] Re: 由美子の冒険〔U〕(73) XYZ 投稿日:2005/06/30 (木) 20:37
ご苦労さまでした!
今回も楽しく拝見させて貰いました。
投稿大変でしたでしょ!
由美子奥様女神の如くの活躍憧れますね!
次回作も期待してます!

[Res: ] Re: 由美子の冒険〔U〕(73) 鶴岡次郎◆c68Evk 投稿日:2005/07/01 (金) 16:49
山葵さん、XYZさん、そして、読者の皆様
 長い間ご支援ありがとうございました。〔T〕に続いて
〔U〕はさらに長くなりました。両方合わせて900頁の長編
になりました。皆さんのご支援のおかげで書き続けられたと
思っております。重ねて御礼申し上げます。

初めて、こうしたものを書き、ネットに発表して、素人のつたない
内容にもかかわらず、読んでいただける方がいたということがこの上なく、
私を幸せな気分にしております。

許されるようであれば、また投稿したい思っております。その節は
よろしくお願いします。


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由美子の冒険〔U〕 (2005年3月〜6月作品)