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フォレストサイドハウスの住人達(その16)

[1] スレッドオーナー: 鶴岡次郎 :2016/11/16 (水) 14:42 ID:Wv5LU8Do No.2926
FSマンション、1614号室の住人である浦上千春は、同じマンションに住む坂上咲江のことが心
配でたまらないのです。咲江と千春は同じ幼稚園に通う子供を持つママ友で、万事に派手な千春と、
全てに控えめな行動を好む咲江と、外見同様、性格も正反対に思えるのですが、どうしたわけか、奇
妙に気が合って、夫に話せないことでも互いに話せる親しい関係を持つようになっています。

咲江の悩みはズバリ浮気なのです。ある日、短大の同窓会に出て、華やかに活躍する現役OLの同窓
生を見て、咲江はかなり大きな失意を抱いて帰宅する途中でした・・・。暗闇の街角で村上総一郎と
正面衝突して膝に傷を負ったのです。現場の近くにある村上の事務所で手厚い手当てを受けた咲江の
心に村上の親切は染み込みました。

咲江と村上はそれから数日後、女の方から積極的に動いて体の関係を持ちました。村上は50歳前
後、飲食店、特に夜の商売専門店を相手に店内装飾、備品類を扱う専門店を経営していて、従業員数
人を抱え、堅実な商売をやっているのです。小さいながらも、会社の社長ですが、どうやら経歴を辿
ればズブの素人と思えないところもある不思議な人物です。

今まで夫しか知らなかった咲江は、村上に抱かれてその魅力の虜になりました。別れよう、忘れよう
とするのですが、一度体で覚えた快楽はどんなに抵抗しても、咲江の足を村上のアパートに向けるの
です。こうして、ずるずると・・、一年余りが過ぎました。

夫を職場に送り出し、小2の長男が登校して、長女を幼稚園バスに乗り込ませると、咲江は一人にな
ります。そんな時、襲い来る村上への思慕、体の疼き、その感情に比例して高まる自己嫌悪感と罪悪
感、その狭間で咲江はほとんど気が狂うほど悩むのです。

そんな咲江の相談相手になったのが浦上千春です。咲江は千春に全てを告白していました。も
し・・、千春に告白出来ていなかったら…、咲江は自ら命を絶つ道をとっくに選んでいたと思えるの
です。

親友、千春の存在があっても咲江の苦悩は日々募りました。村上と別れることが出来ればすべて丸く
収まるのですが、その簡単な決断が咲江にはどうしても、できないのです。咲江の苦悩を見るにつ
け、千春は、いっそのこと夫、坂上夏樹と別れて村上と一緒になればいいとさえ考えるようになり、
最後にはそのアドバイスをしようと思い始めていて、そのタイミングがもうすぐ来ると思っていたの
です。

咲江の悩みを、鶴岡由美子と美津崎愛に千春は話しました。千春から一通り話を聞いた由美子と愛
は、咲江の事件は、一種の熱病にかかったようなもので、今の咲江では正常な判断が出来ない、離婚
などとんでもないという意見を出しました。
離婚は最後の手段だと千春も考えていて、由美子と愛のアドバイスどおり、一時的でもいい、一度咲
江を熱病から解放することが先決だと考えるようになったのです。

こうして、三人の女が力を合わせて、村上のセックスにどっぷりつかり込んで自分の進路を見誤って
いる咲江の目を覚まさせることを決めたのです。さて・・、いかなる作戦を三人の女は展開するので
しょうか・・

毎度申し上げて恐縮ですが、読者の皆様のご意見、ご感想は『自由にレスして下さい(その11)』
の読者専用スレにご投稿ださい。多数のご意見を待っています。    

また、文中登場する人物、団体は全てフイクションで実在のものでないことをお断りしておきます。
卑猥な言葉を文脈上やむを得ず使用することになりますが、伏字等で不快な思いをさせないよう注意
しますが、気を悪くされることもあると存じます。そうした時は読み流してご容赦ください。

発表した内容の筋を壊さない程度に、後になって文章に手を加えることがあります。勿論、誤字余脱
字も気がつけば修正しています。記事の文頭と、文末に下記のように修正記号を入れるようにしま
す。修正記号にお気づきの時は、もう一度修正した当該記事を読み直していただけると幸いです。

・〈(1)2014.5.8〉 文末にこの記事があれば、この日、この記事に1回目の手を加えたことを示
します。
・〈記事番号1779に修正を加えました。(2)2014.5.8〉 文頭にこの記事があれば、記事番号1779
 に二回目の修正を加えたことを示し、日付は最後の修正日付です。ご面倒でも当該記事を読み直し
ていただければ幸いです。


[15] フォレストサイドハウスの住人達(その16)(536)  鶴岡次郎 :2016/12/14 (水) 10:42 ID:5opMU/oE No.2941

故意に猥雑な言葉を使って男を鼓舞しようとする女の計画、ソープ嬢の常とう手段なのですが・・、
これにはほとんど反応を見せないで、逆に男は姿勢を改めて、その場で正座をしました。表情も引き
締まっています。びっくりした表情を浮かべ、女が男の顔を見ています。

「無知と経験不足だっとはいえ・・、
私は・・、
たくさんの過ちを犯してきました・・。
そのことにやっと気が付いたのです・・・」

マットの上に正座して、膝に両手をついて、頭を下げて、坂上は言葉を絞り出しています。

「千春さんがおおらかに乱れる様子を目の当たりにして、
咲江には・・、
女の喜びを何一つ与えてこなかったことに気が付きました。
私がいたらなかったせいで、長い間・・・、
咲江に不満な思いをさせたことにようやく気が付きました・・」

「・・・・・・」

男として絶対口にしたくない言葉を絞り出している坂上をやさしい瞳で見つめています。その千春の
頬に涙が流れています。何度も頷きながら、泣いているのです。

「仕事も大切ですが・・・、
もっと大切な存在を忘れていました…。
今まで、咲江には十分なことができていませんでした…」

「・・・・・・・・」

「私たちのことを思って・・、
こんなにまでしていただいて・・・、
浦上さんご夫妻にはお礼の言葉もありません…」

さすがに坂上です。浦上夫妻が計略をめぐらして坂上をソープに誘い出し、千春が持てる技を駆使し
て、セックスの楽しさを教え込んだその目的を、千春の意図を、坂上は完ぺきに理解しているので
す。

「家に帰り、ここで教えていただいたことを、
咲江と一緒に復習してみます…
きっと、咲江も喜んでくれると思います…・」

「それがいいわ・・・、
夏樹さんが本気を出せば・・、
咲江はきっと気絶するかも…、
でも・・、心配しないで・・、
女は気絶するほど逝かせて欲しいと思う動物だから・・」

「判りました…、
それで・・、一つ聞きたいのですが・・」

「何でしょう・・?」

笑いこらえながら千春が答えています。新しいことを学ぶと、さらにその先が知りたくなる・・・、
どうやら、こと夫婦のセックスに関しても坂上の研究者魂はいかんなく発揮されるようです。


[16] フォレストサイドハウスの住人達(その16)(537)  鶴岡次郎 :2016/12/15 (木) 13:18 ID:0TAYY6D. No.2942

「あなたには旦那様が居て、愛人まで持っている・・・、
それだけでは足りなくて…、
この店に勤務して、
たくさんの男の相手をしている…。
咲江もそうしたことを望んでいるのでしょうか…?」

かなりストレートに聞いています。裸身を投げ出したまま、千春は少し考えるふりをして、笑みを浮
かべて、やおら口を開きました。

「もし・・・、
咲江が・・・、
私と同じように他の男に抱かれたい・・・、
そう思っているとしたら・・、
夏樹さんはどうしますか…?」

「・・・・・・」

「汚いと言って・・、
切り捨てますか…・?
それとも…、
ある程度の理解を示しますか…?」

「・・・・・・・」

息の詰まるような沈黙が支配しています。どこからか人の声が響いてきます。新しい客が来たよう
で、その客とソープ嬢の絡みの声がこの部屋にも聞こえているのです。

半身を起こし、床にからだ投げ出し、両脚をだらしなく広げ、濡れた女陰をさらしたまま・・・、
その姿はこの上なく猥雑なのですが・・・、少し首を傾け、男の表情をしっかり見つめる表情は真剣
勝負の場にいる女性剣士そのものです。

マットの上に腰を下ろし、胡坐の姿勢で座り、衰えても十分な存在感を見せつけている男根を千春に
向けて、坂上は千春の顔を見つめています。こちらも、静かで穏やかな、良い表情をしています。千
春の強い視線をしっかり受け止めているのです。

「千春さんの喜ぶ姿を見て、
失礼ながら、女の人のすさまじい性感をようやく理解できました。
咲江にも同じ性感が備わっていると思います・・・・」

考え、考え、坂上は言葉を拾うようにして話しています。

「これほどの性感を持っていながら、
平然と日常生活を送っている全女性を尊敬します。
もし、男性があの性感を持っていれば、
なにも仕事をしないで、一日中、セックスに耽るでしょう…」

「・・・・・・・・」

ここで言葉を切り、坂上は何かを考えている様子を見せています。息をつめて千春は次の言葉を待ち
ました。

「そんな豊かな性感を持っている咲江の事情を理解しないで・・、
おざなりなセックスをしてきた私の罪は許されるものではないと思います・・」

夏樹の言葉で、千春の瞳に涙が浮かびあがっています。

「もし・・、
私のような男を夫に持ったことで、欲求不満が募り・・・・、
咲江が他の男に溺れることがあったとしたら…」

そこで言葉を切り、一瞬、坂上は苦しそうな表情を見せました。辛い言葉を吐き出そうとしているの
です。千春はじっと男の表情を見ています。


[17] フォレストサイドハウスの住人達(その16)(538)  鶴岡次郎 :2016/12/19 (月) 14:40 ID:YRp4WoTQ No.2943

「咲江は・・・、
もう・・、
私の手の届かないところへ行ってしまったのですね…」

「・・・・・・・・」

千春は黙って坂上を見つめていました。この質問を予想できていたのでしょうか、千春に慌てた様子
は見えません。その表情を見る限り、坂上の言葉を肯定しているのか、否定をしているのか、誰にも
判らないと思えるのです。

千春の言葉を待たないで坂上は口を開きました。浮気の真否はともかく、坂上自身の覚悟をともかく
は吐露したい心境なのでしょう・・。

「咲江が他の男を受け入れているのは・・・、
すべて私の責任です・・・・。
そのことで、責められるべきは・・・、
咲江でなく…・、私なのです…・」

「・・・・・・・」

咲江の浮気を既成事実と決めつけて、浮気をしている咲江を責めないで、むしろ坂上は彼自身を責め
ているのです。おそらく、燃えるような嫉妬に堪えながら、苦しい心中を抑え、努めて理性的に坂上
はこの問題に向き合おうとしているのです。

千春が体を起こし、崩していた両脚を閉じ、マット上に正座しています。それでも、全裸で、全身が
汗と愛液と男の唾液で濡れていて、閉じた両脚の間に見える股間の茂みは嵐の後のよう濡れて肌に張
り付いているのです。

女が姿勢を改めるのを見て、男は表情を引き締めています。彼女の口から決定的な事実が告げられる
のを予想して、気を引き締めているのです。

「ご安心ください…、
私の知る限りでは・・・、
咲江は一度も浮気をしたことがありません…」

「ああ・・・・」

坂上の表情が明るく弾けて、思わず感嘆の声を上げています。坂上にしても確信があったわけではな
いのです。それどころか、千春に否定してほしいと思う気持ちは強かったのです。

「ご存知のように、私は特別です・・・、
淫乱の性が強いのです。
咲江は理性と節度をしっかり維持できる女性です。
しばらく旦那様に抱かれていないことを理由に、
私のように奔放に欲望を開放する女性ではないのです・・・」

千春の言葉に静かに頷いている坂上です。

「それでも、咲江なりに、苦しんでいるのは事実です。
あなたの研究の邪魔をしないように、じっと我慢しているのです…」

「・・・・・・」

苦しそうな表情を浮かべ坂上が頷いています。

「私たちの年代は、女の性が一番活発になる時期です・・。
おとなしい彼女でも、時として・・・、
こみ上げる欲望を抑えきれなくて、思い切って・・、
自分を解放しようと思うかも知れません・・・」

またもよ、坂上は頷いているのです。何度も、何度も…。

「今はこの願望を抑えていますが・・、
そのまま打ち捨てておくと・・・、
誰もが望まない結果を招くことになるのです…」

「・・・・・・」

今にも泣きだしそうな表情を浮かべ、頷いています。

「もし・・・・、
咲江が一歩足を踏み出したら…、
禁断の味を覚えたら・…、
私と違って、免疫がないですから・・、
物凄いスピードで堕ちるところまでおちてしまいます…」

「・・・・・・」

坂上が神妙な表情で頷いています。ここまで千春の話を聞くと、彼自身何をなすべきか十分わかって
いる様子です。


[18] 年末年始の休みに入ります  鶴岡次郎 :2016/12/21 (水) 14:47 ID:OLsekG82 No.2944
少し早めですが、休みに入ります。本年のご支援に感謝申し上げます。来年は10日頃より始動する
つもりです。よろしくお願い申します。ジロー


[19] フォレストサイドハウスの住人達(その16)(539)  鶴岡次郎 :2017/01/10 (火) 10:34 ID:5tU8d6dk No.2946

これ以上坂上を責める必要はないと千春は判断しました。するべきことをしっかりやり遂げ、言うべ
きこともはっきりと坂上に伝えたのです。事前に計画した以上、期待した以上の成果を出したので
す。千春はすっかりいい気分になっていました。明るく弾んだ声で坂上に声をかけました。

「…で、どうされますか・・、
前払いいただいた料金での時間は切れましたが・・、
延長することも可能です…」

壁の時計は午後3時を指しています。4時には出勤すると研究所に伝えているので、今店を出れば十
分間に合います。

「できれば・・、延長したいのですが・・、
まだまだ、知りたいことがいっぱいで、もっと勉強したいのですが・・」

「いいでしょう・・、
幸い、私も予約が入っていないと聞いていますから、延長は可能です。
それで・・、一時間にしますか・・、それとも二時間ですか・・?」

「二時間でお願いします・・」

「それでは、後程、先ほどと同じ料金をお支払いください・・
スタッフに連絡を入れますので・・・、少々お待ちください・・」

電話機を取り上げ事務的に千春は連絡を入れています。延長は認められた様子です。


「千春さん・・、
お尻を使う人がいると聞いたのですが・・・、
ここで練習することはできますか…」

「エッ・・、アナルですか・・・・」

あまりにストレートな質問に千春は絶句しています。どこで仕入れた知識なのかわかりませんが、坂
上は涼しい顔で質問しているのです。

「経験がないわけではないので・・・、
ご希望に添いたいのですが・・、
夏樹さんのサイズでは・・・、ちょっと・・・・」

笑みを浮かべたまま千春が困惑して答えています。

「大きすぎてダメだということですね・・・」

「はい・・・・、申し訳ありませんが…、
夏樹さんをお尻で受け入れることができる女性は少ないと思います・・。
咲江とはしないでとは言えませんが、
現物を咲江に見せて、二人でよく相談してください・・
無理にすると、酷いケガをすることもありますから…・」

「そんなものですか・・・、
よく判りました。あきらめます…」

「・・・・・・・」

アナルをあきらめると言った坂上の返事を聞いて千春はホッとしています。

「一つ・・、お願いがあるのですが・・・」

「ハイ・・・、何でしょう…」

次は何を言い出すのかと、薄笑いを浮かべながら、千春が返事しています。


[20] フォレストサイドハウスの住人達(その16)(540)  鶴岡次郎 :2017/01/18 (水) 14:37 ID:2CE7vSYE No.2947
「おしっこをかけてほしいのです…」

「エッ・・、おしっこを…、
そんな…、
どこでそんなことを学んだのですか・・・、
ウフフ・・・・・・・」

またもや、唐突な要求です。堪えかねて、千春は笑いだしています。坂上の表情はいたって平常で
す。

「ハイ・・、先ほど千春さんの股間を舐めている時・・・、
おしっこのようなモノがあそこから吹き出てきました。
最初はびっくりしましたが、しばらく我慢すると・・・、
しびれるような快感が全身を走りました…。
もう一度・・、あの喜びを味わいたいのです…・」

「ああ・・、あれね…・・、
私にもよく判らないけれど、
おしっこではないと言う人もいるけれど・・、
おしっこに似た液体であることは確かです…」

笑いをかみ殺して千春が言っています。高名な研究者にあるまじき好みですが、世間には良くあるこ
とで、千春の客の中にも、千春のおしっこを飲む目的で通ってくる者もいるほどです。少し驚いてい
ますが、この発言で坂上をさらに好きになっている千春です。

「そう・・、夏樹さんも…、
おしっこをかけられると、興奮するタイプなのね…
隅に置けない方ですね・・・」

「ハイ・・、どうやら・・・
今までそんな好みがあるとは、夢にも思っていなかったのですが…、
実際、経験してみると…、これがいいのです…・」

恥じらいもなく、淡々と坂上が答えています。どこか並みの男と違う感性を持っているようです。

「いいわ・・、
そこに横になって…・」

「ハイ・・・、ありがとうございます・・」

嬉々として体をマットの上に横たえている坂上です。

「顔から、足先まで…・
全身におしっこを掛けますけれど…、
大丈夫ですね…
口に入ることも避けられませんよ…・」

「ハイ…、遠慮なく・・
たっぷりとお願いします・・」

嬉々として答える坂上の上に大股を開いて跨った千春が笑みを浮かべて、股間を彼の顔面近くに降ろ
しています。男の視線5センチ先に濡れた女陰が下りてきております。

もう・・、滴る液が、一滴・・、二滴・・、男の顔面を直撃しています。男は嬉々として口を開けそ
の滴りを受け入れているのです。突然・・・、黄金色の液体が噴出してきました・・・。男の顔面に
当たり、あたり一面に飛び散っています。

生暖かい液体を浴び、歓声と悲鳴を上げています。

口を開け、ごくごくと黄金色の液体を飲んでいるのです。男根がこれ以上は無理と思えるほどいきり
立って、天に向かって吠えているのです。

「ああ・・・・ん・・・・、ダメ…・」

突然坂上が千春の女陰にかぶり付きました。そう・・、まさにかぶり付いたのです。千春は坂上の顔
面に腰を、ドスンと、下ろしてしまいました。

濡れた女陰が男の顔を覆っています。男は苦しそうにあがきながら、それでも必死で女陰をむさ
ぼっています。女は悲鳴を上げ、男の上で体をくねらせています。おしっことは違う液体が女陰から
湧き出て、男の顔面を濡らしています。


[21] フォレストサイドハウスの住人達(その16)(541)  鶴岡次郎 :2017/01/19 (木) 12:55 ID:6iCUD7eg No.2948
「エッ・・・、
おしっこを掛けてほしいと、夏樹さんが言ったの…」

「そうよ…」

「それで・・、千春さんは、彼の顔面に・・・」

「そうよ・・・、
愛さんには少し刺激的な話かもしれないね・・、
でも、お店ではそれほど珍しいことではない…、
5人に一人はそんな趣味を持ったお客が来る…」

「そうなの…、
私…、知らなかった…・
由美子さんはどうなの…、
普通にやっているの…?」

「エッ…、私…
まあ・・・、そんなに頻繁ではないけれど…、
経験はあるわ…・」

「凄い・・、やっぱり・・・、お二人はすごい・・・」

愛が大声をあげています。由美子と千春がそんな愛を見て笑っています。ここは愛の売店です。坂
上が千春のソープ店を訪ねた数日後のことです。由美子と千春が集まっているのです。

今日のガールズトークのテーマはもちろん坂上夏樹の初ソープ体験の結果報告です。千春が説明役で
す。一通り説明を聞いた愛がたまらなくなり、話が終わるのを待たないで割り込んできたのです。そ
れほどおしっこの話題は愛にとって刺激的だったのです。


公園のトラックの運転席で浮気をしている千春を由美子が目撃したことで始まった奇妙な縁で千春
と、由美子は連絡を取り合って愛の店に集まり、そこで、とりとめのないガールズトークを楽しむ仲
になっているのです。

千春の友人である坂上咲江が街で行きずりに出会った遊び人、村上総一郎と男と女の関係を持ち、彼
の凄いテクに弄ばれ、セックスに溺れ、離婚さえも覚悟するほどのめり込んでいたのです。その一方
で咲江は妻として、母として、耐え難い罪悪感に苛まれ、親友の千春から見てもこの先どこまで咲江
がこの責め苦に耐えきれるか、思い余って身を捨てることだってあり得ると心配していたのです。千
春は由美子と愛に事細かに報告し、今後の対応策を二人に相談したのです。これが一ヶ月前のこと
です。

千春の話を聞いた由美子はすぐに坂上夫妻の問題点を見つけ出していました。坂上夫妻の性生活が充
実していない・・・、と言うよりは、二人のセックスが幼稚すぎること、それが村上の罠に落ち、彼
のテクに溺れた要因の一つだと由美子は判断したのです。そこで由美子は二つの提案をしました。

第一の提案は村上夫妻の性生活を充実させるため、先ず坂上夏樹を鍛えることです。おそらくは他の
女を抱いたことがない坂上夏樹に女を与えて、女の体の仕組みから教え込み、女の欲望の強さ、女の
性感帯を教え込み、それなりのセックスができる男に仕上げることを提案したです。

この提案には愛も千春も即、賛成しました。千春はもちろん、愛でさえ、夏樹にセックスを教える先
生役をやりたいそぶりを見せていたのです。

由美子の第二の提案は、村上に溺れきっている咲江の気持ちを正常に戻すことです。おそらく夫以外
の男を知らない咲江は、村上に抱かれてその凄さに驚愕し、背徳感に苛まれながらも、からだ中を駆
け巡るセックスの喜びと快感のとりこになり、身も心も村上から離れられなくなっていると由美子は
読み取っていたのです。

「坂上さんに女の体とその仕組みを教えることは案外簡単だけれど、
咲江さんを村上の罠から救い出すのはかなり難しいと思う・・、
村上を超えるセックス力を持ったスーパーマンを咲江さんに与えることよ・・、
その方法以外・・・、咲江さんを村上から救う手段はない…」

背徳感に苛まれながらも一年近く咲江の浮気は続いているのです。なまじの手段でこの浮気を封じる
ことはできなくて、咲江の体に巣くっている村上への感情はもう・・、理性を超えた生命の欲望に支
配されている。この欲望を抑え込むには、やはり生身の体に直接働きかける荒療治しか、他に手段は
ない。この由美子の説明に愛も、千春も納得していました。

誰をスーパンマンに選ぶか・・・、それが問題でした。


[22] フォレストサイドハウスの住人達(その16)(542)  鶴岡次郎 :2017/01/23 (月) 15:48 ID:elqQK3oU No.2949

千春が知っている男たちはそのほとんどがソープのお客かスタッフです、頼めば咲江を抱くことなど
簡単に引き受ける男はたくさん居るのですが、咲江を託すにはそれなりの条件が必要で、適当な候補
者を千春は上げることができませんでした。愛は夫以外の男性を知りませんから、候補者を上げるこ
とはもちろんできません。

「Uさんが最適だと思うけれど・・、
ダメかしら…」

愛がポツリと提案しました。由美子の愛人で、的屋の親分である宇田川裕、通称Uと会ったことはな
いのですが、由美子からのろけ話を良く聞かされていて、愛の中ではことセックスに関しては、Uは
ヒーローになっているのです。50歳近い男ですが、その性能力は業界でも一目置かれる存在で、由
美子もその力に屈服しているのです。どちらかといえば怖い感じの男性ですが、なぜか若い女性にも
好かれるのです。

「そうね・・・、
ことセックスに関しては、スーパーマンであることは間違いないけれどね・・
若い・・、咲江さんの好みに合うかどうかね・・」

Uが候補者の一人であることを由美子も認めています。口では咲江の好みでないかも・・と言ってい
ますが、Uと面会すれば咲江も抱かれる気になるはずと由美子は思っていました。Uの持つ男の色香
にはどんな女も抵抗できないと、由美子は確信しているのです。そして、男気の強いUですから由美
子から頼み込めば、咲江を抱くことを嫌々ながらも、引き受けるはずだとも思っていました。これほ
ど条件がそろっているのに、由美子はUを差し出す決心がつきませんでした。

以前のことですが、二人きりの夕食の席で、夫、鶴岡とUのどちらを選ぶかと、たわむれに夫から質
問を受けたことがありました。

その質問を受けて、しばらく考え込んだ末・・、
『・・二人から離れたところで暮らす…』と由美子は答えたのです。

どちらかの男を選ぶのは辛すぎ、それならば一人静かに暮らす道を選ぶと由美子は答えたのです。

戯れの質問にもかかわらず、由美子が真剣に考え、かなり迷った末に答えを出したのを見て、それ以
来、たとえ戯れにでも、そんな質問を夫はしなくなったのですが・・、由美子にとって、Uはそれほ
ど、その身も心も、引き込まれている男なのです。

それだけにUを他の女に与えるのは由美子の女心がなかなか納得しないのです。由美子はその場では
決断を先延ばしにして家に持ち帰り、このことを夫鶴岡次郎に相談したのです。

他の問題であれば、夫の意見を最優先する由美子ですが、こと色ごとに関しては夫の意見を参考にし
たことは一度もないのです。今回もダメだと判っていながら、相談する相手が見つからなくて、一人
で考えるよりはと思って、愚痴を聞いてもらうつもりで夫に相談したのです。

「僕が立候補してもいいのだが・・、ダメだよね…」

当然のことながら、由美子は笑って相手にしないのです。

「なら…、その・・、何と言ったかな…
そう・・、坂上夏樹先生・・、
その人を鍛え上げることだよ・・、
案外、大化けするかもしれないよ・・・、
若いし・・、聞けばいいモノを持っているようだし…
期待できるのと違うかな・・・」

夫の言葉で由美子は目が覚めたような気分になりました。


[23] フォレストサイドハウスの住人達(その16)(543)  鶴岡次郎 :2017/01/30 (月) 16:27 ID:jFVnL1ko No.2950

愛の売店で話し合った時、誰からも夏樹をスーパーマンにする案は出なかったのです。最初からダメ
男だと決めつけていたのです。よく考えれば、経験不足なだけで、鶴岡が指摘するように大化けの可
能性は残されているのです。

「その先生、これまで・・、
取り上げて、これというほど女を経験していないだろう・・・、
訓練すれば、今よりは格段に良くなる可能性は残っている・・、
それに・・・、
受け入れ側の奥さんも、経験が浅いはずだから・・
スーパーマンでなくても、旦那が少し成長すれば、
奥さんはそれで、十分満足する可能性が高い・・・。
そうなれば、夫婦間のいろいろな問題は一気に解決することになる…・
一石三鳥にも四鳥にもなるよ・・・」

色事の問題では夫、鶴岡は全く頼りにならないと思いながらも、ダメ元だと思って相談したのです。
それが、意外に傾聴すべき意見が出てきたのです。夫の言葉を真剣に聞いている由美子です。

「Uさんが最適候補であるのは私も認める…、
ただ・・、彼を採用するとなると・・、
いろいろな難問をクリヤーする必要がある・・」

「まずはお前自身の気持ちの整理だ・・、
本音を言えば…
親友の窮地を救うためだとはいえ・・・、
Uさんを提供したくないのだろう・・
他の女に彼を抱かせたくないのだろう…・」

「・・・・・・」

「お前に限らず千春さんだって・・、
彼女の愛人・・、何とか言ったな…、
そう・・、その佐王子何とかという男だって・・、
千春さんは提供するつもりにはならないだろう・・
女は自分の男を他人に抱かせるほど寛容には成れないからね…・」

痛いところを突かれて、由美子は苦笑いしています。

もちろん、千春、愛と相談している時、佐王子の名前も出たのです。いつもマンションに出入りして
いて、千春の愛人であることを考えると、さすがに彼を指名することはできないとの意見で一致した
のです。

「それに…、Uさんを出したら・・、
もっと厄介な問題が発生するよ…
それは、お前が一番判るだろう・・」

「・・・・・・・」

けげんな表情で夫の顔を見つめています。

「判らないかな…、
彼を一度でも食べると・・・、
女は、一生彼を忘れられなくなるのだろう…、
そういう男だろ・・、Uさんは・・・
ハハ・・・・・」

「・・・・・・」

「その咲江さんというご婦人…、
彼に抱かれ、彼の味を知ったら・・・
Uさんと別れるのが嫌だとか・・、
それなら死ぬとか…、言いだして・・
また大騒ぎだよ・・・、ハハ・・・・」

やはりこの人には相談しなければよかったと思いながら、面白そうに笑っている夫の顔を恨めしそう
に由美子は睨みつけていたのです。それでも、由美子は夫の意見を採用して、坂上夏樹をスーパーマ
ン候補として鍛える腹を固めていたのです。そして、その案を改めて招集した翌日のミーテイングで
披露したのです。


[24] フォレストサイドハウスの住人達(その16)(544)  鶴岡次郎 :2017/01/31 (火) 15:10 ID:jnGuvsqk No.2951

「それはないでしょう・・、
由美子さんが言い出したのよ・・
夏樹さんがダメだから・・、
咲江が浮気に走ったのだと・・、
その夏樹さんをスーパーマンに育て上げることができるかしら…」

当然のことですが、千春が由美子に激しく抗議しています。

「今はね・・・、
確かに・・、
夏樹さんはダメ夫だよね・・、
でも・・、私は彼に賭けたい…」

由美子も簡単には引きません。

「夏樹さんはすごく立派なモノをもっているのでしょう・・、
それに・・、立派な体格だし・・、若い・・・、
何よりも、過去に女性経験が少ないのがいいのよ・・、
伸び代が無限にあると思うの…」

「だけど…、
今はダメなんでしょう・・
ダメな男は一生ダメだと、誰かが言っていた・・・
私も・・、そう思う…・・、
医学的根拠はないけれど、何となく…・」

性的にダメな男は生涯立ち直れないと、元看護師長の愛が決定的なことを言っています。

「そんなことはない・・、
私の経験から言っても、
40過ぎてから男の味は出てくるものよ・・・・、
何事も経験と、鍛錬よ・・・
女だって・・、経験を積めば成長するでしょう…・」

由美子が頑張っています。彼女にしても不安があるのですが、ここで説を曲げれば、Uを供出するこ
とになるのです。それだけは絶対避けたいと思っているのです。

「スーパーマンになり切れなくても・・・、
現状より格段に良くなればいいのよ・・」

「でも…、やはり・・・
誰か候補者を別に立てるべきだと思うけれどね…
一度おいしい思いを知ってしまうと・・・、
粗末なものでは満足しないからね・・、
女は…」

「そうね・・・、
私もそう思う…
一年以上続いた浮気だから・・・、
咲江さんはどっぷり村上の色に染まっているはず・・、
なまじな男をぶっつけても、かえって逆効果になるかも・・」

由美子の説明に愛も、千春も半信半疑で、別の候補者を立てることに固執しています。二人の女は自
身の身に照らして考えているのです。一度知った村上の味を咲江がやすやすと捨てるとは思えないの
です。村上を忘れるほど凄い男に抱かれて初めて、女はその気になるものだと愛も、千春も思ってい
るのです。当然由美子も二人の女の思いはよく理解できるのです。

「じゃ・・、こうしよう・・・、
とりあえず、今は、夏樹さんをスーパーマン候補として育成することにして、
もし・・・、ダメだと判れば・・・・
その時は、その時で、別の人を選びなおそう・・・」、

「そうね・・・、
一年近く続いている浮気を封じるわけだから・・・、
長期戦を覚悟すべきね・・
先ずは夏樹さんに女を経験させて、その結果を見てからでもいいね・・・
夏樹さんが大化けすることを祈りましょう…」

適当な候補者が居ない以上由美子の主張に従うほかはないのです。愛と千春が折れました。こうし
て、スーパーマン一次候補として坂上夏樹が浮上したのです。当然ながら、この作戦が成功すれば、
万事好都合となります。



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