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フォレストサイドハウスの住人達(その15) 
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1 スレッドオーナー
鶴岡次郎
2016/09/19 (月) 14:32
No.2895

泉の森の取り持つ縁で、由美子と愛はSFハウスに住む千春と知り合いました。最初から波長が
合ったのでしょうか、あるいは千春のとんでもない浮気現場を由美子が偶然目撃したせいで、出
会った最初から三人の女は何も隠さず、自身の恥ずかしい過去をさらけ出すことになりました。そ
のせいでしょうか、三人はすっかり親しくなりました。
省略・・ここ
10 フォレストサイドハウスの住人達(その15)(504) 
鶴岡次郎
2016/10/03 (月) 11:11
No.2904
夫とは週末に関係を持つことになっていて、律儀に、かなり事務的にに、夫はこの習慣を消化するの
です。村上と付き合うようになって、咲江の体はかなり変わって来ていました。夫との事務的と思え
るセックスでも十分に感じるようになっているのです。感じすぎるのを警戒していないと、とんでも
ない醜態をさらすことになりそうなのです。

省略・・ここ
11 フォレストサイドハウスの住人達(その15)(505) 
鶴岡次郎
2016/10/07 (金) 16:12
No.2905

「お互い、ここでは会わなかった・・、
知らなかったことにしようね…」

そう言って、麻生は咲江の顔を見てにっこり微笑みました。反射的に、咲江も小さく頷いています。
省略・・ここ
12 フォレストサイドハウスの住人達(その15)(506) 
鶴岡次郎
2016/10/08 (土) 12:26
No.2906

打つ手もなく無為に何日か過ぎました。ある日、近くの商店街で、遠くにいる麻生の後姿を見たので
す。恐れていたことが起きたのです。咲江は慌てて逃げ帰りました。それ以来、外を歩くのが怖くな
り、日暮れ時、街を行き交う人の顔が見えにくい時間帯を選んで買い物をするようになりました。い
ろいろ迷いましたが、最後には村上に連絡を入れて、もう・・、会わないよう申し入れました。事情
省略・・ここ
13 フォレストサイドハウスの住人達(その15)(507) 
鶴岡次郎
2016/10/17 (月) 11:48
No.2907
咲江の生活から完全に笑顔が消えていました。その影響はすぐに幼い子供たちにも表れ始めました。
わがままを言ったり、理由なく泣き出したり、学校へ行くのを嫌がったり、変貌した母親の心を子供
たちは敏感に感知して、それなりに反抗を示していたのです。

一方、夏樹はライフワークにしていた研究がいよいよある節目に近づいていたのです。その現象を掴
省略・・ここ
14 フォレストサイドハウスの住人達(その15)(508) 
鶴岡次郎
2016/10/18 (火) 09:22
No.2909

この日、由美子と千春が愛の店に集まっています。ソープへの出勤日程をずらせて由美子の都合に合
わせて千春はここへやってきているのです。それほど今日は千春にとって三人の集まりが大切なもの
になっているのです。

省略・・ここ
15 フォレストサイドハウスの住人達(その15)(509) 
鶴岡次郎
2016/10/20 (木) 09:11
No.2910
「でも・・・、千春さんが言うように、
死ぬほど彼女が悩んでいるとすれば・・、
ここは同じ女性として・・・、
いえ・・、親友を何としても救いたい千春さんの気持ちを汲んで、
何か手助けできる方法を考えたい・・、
省略・・ここ
16 フォレストサイドハウスの住人達(その15)(510) 
鶴岡次郎
2016/10/21 (金) 11:48
No.2911

「多分、村上は魅力的な中年男だと想像できるけれど、
そうだからと言って、これまで一度も浮気をしたことがない咲江さんが、
抱かれる覚悟を固めて、ノコノコと男の事務所を訪ねるかしら・・?
浮気者の私だって・・、
省略・・ここ
17 フォレストサイドハウスの住人達(その15)(511) 
鶴岡次郎
2016/10/22 (土) 09:21
No.2912

「咲江さんが村上と知り合ったのは・・、
確か、同窓会の帰りだったね…」

「ええ・・、そうですが・・・
省略・・ここ
18 フォレストサイドハウスの住人達(その15)(512) 
鶴岡次郎
2016/10/24 (月) 14:23
No.2913
「村上の凄さを少し話すわね・・・、
女たらしは、女との最初の出会いにすべてを掛けるのよ・・、
この時の村上もまさにそうだった・・・」

笑みを浮かべて由美子が楽しそうに語っています。
省略・・ここ
19 フォレストサイドハウスの住人達(その15)(513) 
鶴岡次郎
2016/10/25 (火) 10:10
No.2914
「女たらしはムードあふれたイタリアンレストランに女を招待して、
上品なジョークで女を笑わせ、女のファッションをそれとなく褒めた・・、
女はうっとりとして、男の顔を見つめていたと思う…。
最愛の旦那様にさえ見せたことがない、欲情した表情をさらしていたと思う」

省略・・ここ
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