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フォレストサイドハウスの住人達(その24)

[1] スレッドオーナー: 鶴岡次郎 :2019/01/24 (木) 13:03 ID:s9KmCCT6 No.3192
坂上咲江、村上総一郎の関係にも先が見えてきました。大きな変化があればまた報告したいと思いま
す。ここで画面を切り替えて、FSマンションの他の住人に目を向けたいと思います。相変わらず、大
きな変化に乏しい市民の物語です。ご支援ください。

毎度申し上げて恐縮ですが、読者の皆様のご意見、ご感想は『自由にレスして下さい(その11)』
読者専用スレにご投稿ださい。多数のご意見を待っています。また、文中登場する人物、団体は全て
フイクションで実在のものでないことをお断りしておきます。卑猥な言葉を文脈上やむを得ず使用す
ることになりますが、伏字等で不快な思いをさせないよう注意しますが、気を悪くされることもある
と存じます。そうした時は読み流してご容赦ください。

発表した内容の筋を壊さない程度に、後になって文章に手を加えることがあります。勿論、誤字余脱
字も気がつけば修正しています。記事の文頭と、文末に下記のように修正記号を入れるようにしま
す。修正記号にお気づきの時は、もう一度修正した当該記事を読み直していただけると幸いです。

・〈(1)2014.5.8〉文末にこの記事があれば、この日、この記事に1回目の手を加えたことを示し
ます。
・〈記事番号1779に修正を加えました。(2)2014.5.8〉文頭にこの記事があれば、記事番号1779に
二回目の修正を加えたことを示し、日付は最後の修正日付です。ご面倒でも当該記事を読み直してい
ただければ幸いです。


ある少女の場合

SFマンションの1620号室、男と女が全裸で69の姿勢で絡み合っています。女は30歳台、
きゃしゃな体形でびっくりするほどの美形です。60歳台、頭の毛が薄い、人のいい顔をした男で
す。どうひいき目に見ても釣り合いの取れたカップルとは言えません。二人が抱き合ってから一時間
ほど経っていて、早い段階で男は一度精気を吐き出したようで、69の姿勢で互いに刺激し合ってい
るのですが、なかなか勃起しません、それでも女は優しく男根に口をつけて何とか独り立ちさせよう
としています、男はお返しのつもりなのでしょう、必死で亀裂に舌を使っています。

「奥さん・・・、
少し休ませてくれますか・・、
興奮しすぎて、体がついて行かないのです…」

遂に男が音を上げました。

女はこの家の住人、門倉悠里です。悠里の夫門倉孝雄は大手の電機メーカに勤めるシステムエンジニ
ア―です。二人とも30歳半ばになり、まだ子宝には恵まれません。孝雄は仕事柄主張が多く、この
日も関西地方へ出かけ、今夜から一週間は自宅を空ける予定なのです。

その留守宅へ60男が呼び込まれている模様です。様子を見る限り、昨日今日の関係ではなく、かな
り長い付き合いのように見えます。それでいて、好き合った男女が浮気を楽しむ雰囲気からはかなり
離れた、むしろビジネスライクなセックスに見えるのです。

男のギブアップ宣言を受けて、悠里が口にくわえていた半立ちの男根を吐き出して、体をゆっくりと
回転させて、微笑みを浮かべて男の唇に唇を寄せてきました。

「アッ・・・・、
私のアソコの匂いが…」

悠里がくすりと笑っています。相手の唇から、互いに自身の性器臭を嗅ぎ取り、男と女は苦笑いして
います。そのことを嫌っているわけでもなく、二人はしっかりと抱き合い、口を吸い合っています。

動き出したのは女性でした。両足を男の体に絡めたまま、巧みに腰をくねらせて濡れた亀裂を男の体
に摺り寄せてブラッシングを始めたのです。一般家庭の主婦にしては、かなり慣れた体のさばきで
す、何度もこのサービスを彼女から受けている男はうっとりとした表情で全身の筋肉をリラックスさ
せて、女陰の濡れた感触を楽しんでいます。

女が上半身を起き上がらせました、男の体にまたがり、腰からお腹、そして顔へと女陰を移動させて
ゆきました。男は唸り声をあげながら、女のマッサージを楽しんでいます。萎えていた男根がかなり
立派になりました。


「うっぷ・・、うっぷ・・、
奥さん・・、最高です‥」

女陰で顔を塞がれてながら男は嬉しそうに悲鳴を上げています。男根は極限まで立ち直っています。

「奥さん・・、
良いようだ・・、
一気に入れてくれ・・」

にっこり微笑んだ女が立ち上がり、大きく両脚を開いて男の腰にまたがり、ゆっくりと腰を下ろして
います。右手で男根を握り、その先端を濡れた亀裂に押し付けています。そして、かなり乱暴に腰を
一気に下ろしました。男も、女も、大きな悲鳴を上げています。


[24] フォレストサイドハウスの住人達(その24)  鶴岡次郎 :2019/05/20 (月) 16:12 ID:dsDZBqX. No.3216
「毎週、火曜日と金曜日の昼間と指定されているのだけれど、
男に買われるその日が待ち遠しくて…、
火曜日、金曜日以外にも・・・、
私の方から佐王子さんに連絡を入れて臨時の仕事をすることがある…
もう・・・、一人前の娼婦ね・・・、ふふ・・・・・」

「・・・・・」

すっかり娼婦の水に浸かり切っているのです。これほどのめり込んでいるとは思っていなかっただけ
に、加奈は正直、当惑しています。一方、悠里は、全てを吐き出したことで気が楽になったので
しょう、その表情は明るいのです。

「勿論、三日に一度は主人にも抱かれる・・、
佐王子さんとの関係は以前ほどではなくなったけれど・・、
その代わりにお客をとっているから・・・、
毎日、アソコにチ〇ポを入れていることになる・・
自分でもあきれるほど、スケベーだと思う…・・」

「・・・・・」

娼婦の道にのめり込んでいる悠里を思うと気が重いのですが、その一方で、加奈は奇妙なジェラシー
を感じ始めているのです。朗らかに、むしろ得意そうに男性との交流を話す悠里を見ていて、彼女一
人が女の喜びを堪能しているのが、ちょっと悔しくなっているのです。

「私なんか、毎日、一人で慰めているのよ…
悠里と一緒に遊んだカラオケホールのことを思い出しながら、
一人で指を使うのよ…
悠里のことがちょっとうらやましい・・・・」

隠さず加奈が自身の本音を吐き出しています。

「お金をもらって、体を売るのよ・・、
蔑まれこそすれ、褒められることではない‥
うらやましいなんて…。
これでも・・、毎日、気が晴れることはないのよ…
今日、こうして加奈に話せて少し気が楽になったのよ・・・・」

「・・・・・・・」

悠里が吐き出すように言っています。

夫を裏切り、法の裏をかいくぐり、体を売ることに・・・、当然ですが、悠里は大きな引け目を感じ
ているのです。悠里の気持ちが判るだけに加奈は口をつぐみ、じっと悠里の顔を見ています。互いに
見つめ合って、二人は黙って、コーヒーカップを傾けています。茶褐色の液体はかなり冷めているは
ずです。

「でも…、私は・・・、
娼婦になったことを悔いていない…、
自分の体を知っているから、欲望を抑えきれないから・・、
この道に進むのが一番だと思っている。
もし・・、この道に入っていなかったら・・・、
とんでもないことを仕出かしそうで・・、
それが心配なの・・」

「うん・・、判っている‥」

「夫には申し訳ない気持ちでいっぱいだけれど、
お墓まで、この秘密は持っていくつもり・・、
罪滅ぼしの意味でも、
命を懸けて旦那様を愛し続けていくつもりよ‥」

「でも・・・・・、
もし・・・・・・」

「アッ・・・、そうだね・・、
そう言うこともあるね…・」

加奈の表情を読み取り、悠里は何かに気がついたようで、次の言葉を飲み込みました。


[25] フォレストサイドハウスの住人達(その24)  鶴岡次郎 :2019/05/21 (火) 10:56 ID:buF3b3Jc No.3217

悠里は何事か考え込んでいます。加奈には悠里の心の動きが判るのでしょう、悠里が口を開くのを待
っています。静かに、二人の間を時が流れています。一分ほど考えた悠里が、にっこり微笑み、口を
開きました。

「もし・・・、
もしもよ・・、
夫に秘密がバレそうになったら…、
いえ・・、夫が少しでも疑いを持つようなら…」

そこで言葉を飲み込み、悠里はじっと加奈を見つめています。

「私…、
何もかも正直に・・、隠さず‥、
全てを打ち明けることにする‥。
ずるいけれど、告白した後は・・・、
夫の考えに従うことにする…
別れると言われれば・・、黙って受け入れる・・」

一言、一言、言葉を拾いながら、悠里が話しました。

「そうだね・・・、
私が悠里の立場でもそうすると思う…」

悠里の考えに加奈が同意しています。

「それまでは・・・・、
一人で・・、秘密を背負って生きて行く…、
共犯に巻き込んで、加奈には申し訳ないけれど・・・、
このまま、何も知らなかったことにしてほしい…」

「うん・・・」

言葉少なく加奈が同意しています。そして、二人は顔を見合わせて、にっこり微笑み合っています。
体の要求に悩み果て、娼婦に身を墜とした悠里の気持ちを一番理解できるのは加奈なのです。そのこ
とを悠里は勿論、加奈自身もよく知っているのです。二人はそのことを確認し合って、にっこり微笑
んでいるのです。

「あら・・、私らしくもない・・、
すっかり堅い話になってしまったわね…、
旦那のことはこれくらいにして…、
少し話題を変えようか・・・
加奈の大好きなスケベーな話が良いよね‥‥、ふふ・・・」

夫への裏切りが話題になり、場が硬い雰囲気に変わったことに悠里は気がついたのです。その場の流
れを変えようと、朗らかな声を出しています。

「わたし・・、
これでも一流の娼婦なりたいと思っているのよ・・・」

「エッ・・、一流の娼婦・・!
何・・、それ・・・、
一流って・・、
セックスが上手だと言うこと…
それともいっぱいお金を稼ぐことなの…」

加奈も悠里に同調して、軽口を吐いています。

「そうよ、一流の娼婦とは・・、
全てのことでナンバーワンになることなのよ、
でも・・、いろいろ勉強しているけれど、
上手く行かないの‥、
これで・・、この仕事・・、
結構・・、悩むことが多いのよ・・・・」

笑いながら悠里が話しています。


[26] フォレストサイドハウスの住人達(その24)  鶴岡次郎 :2019/05/22 (水) 15:40 ID:ym3V.COk No.3218

「お客様に抱かれた時、
訓練通り、丁寧にもてなそうと思うのだけれど、
私・・・、根がスケベーでしょう…、
途中で夢中になってしまって・・、
我を忘れて、もてなすことなんか忘れてしまうの…、
大声を出して、お汁を一杯吹き出すの…」

「あら、あら・・
商売そこのけで、楽しんでしまうのね・・・、
悠里らしい…」

「そうなると、もう・・・、ダメ…、
最後には、気を失って、
お客様が帰ったのも気づかないことが多い・・。
これでは娼婦失格だと、心配になるの…」

「それが悩みなの・・、
あきれたものね・・・・・・、ふふ…」

深刻な悩みではない様子です。おのろけのようにさえ聞こえます。軽蔑の表情を隠さないで加奈は悠
里を見ています。

「それで・・・、佐王子さんに相談した・・・。
私がここまでやって来たお客対応を彼に、詳しく説明して、
これで合格かどうか聞いてみたの…」

「あきれた…、
佐王子さんに、そのことを、わざわざ問いただしたの…」

「うん・・・、
だって・・、本当に心配だったから…」

「・・で、どうな返事だった…?」

「凄くうれしそうにして・・、
それでいいんだ、良いんだと、言ってくれた。
お客様から、リピートの予約が、
どんどん入っているとも言ってくれた・・、
あまりに良くて、最後に気絶してしまうところなど…
貴重な才能だと、すごく褒めてくれた…・
今まで通りでいいと言われた・・」

「でしょうね…」

どうやら悠里は最高級の娼婦と評価された様子です。

欲望と倫理観の狭間で苦しんでいる一方で、日替わりに違う男に抱かれ、夢のような時間を過ごし、
情欲を十分に満たしている悠里を見ていて、加奈の女心がざわつくのです。加奈は少し白けた気分に
なっています。それで少し意地悪な気持ちになって質問しました。

「中には変な客もいるでしょう‥、
変態じみたことを要求しない…?
お金をもらっているから、断りにくいわよね‥」

「うん・・、
皆がみんな、優しい紳士だってことはないわね・・、
でも・・、少しくらい変わったことを要求されても・・、
私はその要求通りすることにしている・・、
今まで、お客様の要求を断ったことがない・・・」

「偉いわね・・、
ところで、どんなことを要求されるの・・?」

「加奈・・、
私のことが心配で聞いているのじゃないわね…、
単なるスケベーな好奇心からでしょう‥」

「判る・・、そのとおりよ・・、ふふ・・
ネェ・・、教えなさいよ‥」

スケベーそうな笑みを浮かべて加奈が食い下がっています。もったいぶってなかなか口を開かない悠
里ですが、根はスケベーですから、本音を加奈に聞かせたい気持ちはありありなのです。


[27] フォレストサイドハウスの住人達(その24)  鶴岡次郎 :2019/05/31 (金) 11:59 ID:r4/OWUR. No.3219
「話しちゃおうかな…」

「そうだよ・・、
話しなさい・・」

「二人だけの秘密だからね・・」

「判った・・、もちろんだよ‥
ここで聞いたことは、お墓までもっていく…、ふふ・・・・
ハイ・・、指切り・・・・」

娼婦であることを話してしまった以上、それを超える秘密はないはずで、ここで秘密の約束を交わす
必要はさらさらないのですが、そこは話のはずみで二人は指を絡め合って固い約束を交わしていま
す。

「お互いの体を隅々まで舐め合うのは勿論だけど‥、
キュウリをアソコに入れて、
がりがり食べる遊びが、意外と好まれるの・・、
私もその遊びが好きだから、
もう・・、何度もやったわ・・・
トマトやほかの果物を使うこともある…」

「・・・・・・」

「その他に…、
ピンポン玉をいれて、思い切りよく吐き出したり・・、
マジックペンを咥えて、文字を書くことなど・・、
ソープのスタッフに教えられて、
一通り勉強して、出来るようになった…
でも、頻繁にお客に見せるつもりはない…
私自身が楽しくないから、要求されない限りやらないつもりよ‥」

「ああ・・・
いろいろ勉強、訓練するんだね‥。
聞いているだけで感じる…、ふ‥ッ・・・。
その他にも何か練習したの‥」

悠里の話す情景を頭に描き、加奈はかなり興奮しています。言葉の端々に加奈の興奮した雰囲気が感
じられるのです。そんな加奈の様子を楽しみながら、悠里の話は続きます。

「お客を迎える前とその後、必ずアソコを洗浄することになっていて、
そのやり方を一通り、ソープのお姉さんたちから教わった…。
以前の私のやり方と全く違っていた・・。
プロは違うな‥、と思った・・」

「そうなの・・、そんなに違うの…?
指の使い方かしら・・、それとも、道具を使うの…?
私も・・・、その洗い方知りたい…、ふ‥ッ・・」

娼婦として経験と訓練を積んだ悠里が少しまぶしいのです。そして、目の前に居る悠里が遠くへ
行ったような気分になっているのです。

「機会があれば、実地でたっぷり教えてあげる…、ふふ・・・
ソープでやる営業用サービスも一通り練習した…。
勿論、自宅の浴室ではできないこともあるけれど、
ベッドの上で応用が利く技もあるのよ…。
その他、衣服やアクセサリー、
そしてお客様への言葉使いなども、一通り、基本を教わった…」

「凄いね・・・、
素人の私とは格段の差がついたわね…
私も・・、のんびりしておれない…・」

プロの技を覚えた悠里に閨の技で大きく差を付けられただけのことなのですが、女の価値で差を付け
られたかのように加奈は感じ取っているのです。

「そうよ・・、
男を喜ばせる技では、加奈とは相当、差がついたわね・・、
二人並んで、男の前に体を投げ出したら、
最終的には私を選ぶ男が多いと思う・・・・
それだけ味が良くなったと思うの…・、
加奈も頑張らないとね・・・、ふふ…」

「嫌だ・・、そんなこと言わないで・・、
本気で焦るわ‥、
旦那様のために、ソープへ武者修行に行こうかな…」

本気とも冗談とも、どちらとも取れる様子で加奈がつぶやいています。


[28] フォレストサイドハウスの住人達(その24)  鶴岡次郎 :2019/06/12 (水) 13:54 ID:1Oap3pUs No.3220

「ソープ勤めはそう簡単なものではないよ・・、
加奈に限らず、普通の女性にはハードルが高すぎると思う・・」

「そうなの…」

「うん・・、
黙って男にサービスすれば、それでいいとは言えないから・・・」

「そうだろうね・・・、
働いてお金をもらうんだからね…
それなりの苦労があるはずだね…・
私なんかには、ソープ勤めは無理かも判らない…・」

加奈があっさと認めています。

「この商売ををやっていて、
ソープでの武者修行は勿論役に立ったわ‥、
でも・・、私にとって、一番勉強になったのはね・・・、
佐王子さんから直接、ベッドでいろいろ教わったことよ…、
ふふ・・」

「何、何よ・・、そのスケベーそうな表情は・・、
全部言いなさい、言いたいんでしょう…」

最近でこそ、月に一回か、二回の性交に落ち着いていますが、悠里を娼婦に陥落させる作戦展開の最
中、ピーク時には、佐王子と悠里はほぼ毎日交わっていたのです。そして、事あるごとに佐王子は娼
婦の技と心構えを彼女に教え込んだのです。その経験が悠里を飛躍的に成長させたと彼女は言ってい
るのです。

「彼に抱かれるとね・・・、
ああ・・、ダメ…、
こうして話していても思い出しちゃう‥、
どうしょう・・、濡れだしちゃう・・、ふふ…
彼は本当にすごい人なの・・・・」

悠里が体をくねらせています。佐王子との情事を思い出して熱くなっているのです。

「うん・・、もう焦らさないで…
悠里が今ここで、彼を思い出して・・、
アソコをべとべとに濡らしているのは判ったから・・・、
彼の凄いところを、早く、話しなさい!」

悠里が体をくねらせ、色っぽい風情をふんだんに発散しても、当然のことですが、加奈は何も感じて
いない様子です、むしろ、焦れた気持ちを隠さないで、不機嫌な調子で悠里に早く話せと言っている
のです。一方、悠里はニコニコ笑いながら加奈をからかうように、ゆっくり、焦らすように話しているのです。


[29] フォレストサイドハウスの住人達(その24)  鶴岡次郎 :2019/06/18 (火) 15:31 ID:xQJcrda6 No.3221

「佐王子さんに出会って…、
私のセックス感は全く変わった…、
彼のおかげで私は今・・・
おそらく女として最高のセックスライフを楽しんでいる。
自信をもって、そう言い切れる・・・・」

「・・・・・・」

うっとりとして言い切る悠里を加奈は黙って見ていました。

「最初からそんなに感じることが出来たの…?」

「ううん・・、
そうではなかった・・、
むしろ物足りないと思った・・」

「じゃ・・、
相当きびしく訓練を受けたんだ…」

「そうだと思う・・、
彼に抱かれるのが辛いと思ったことさえあったから‥」

「そうなんだ…」

「抱かれていると、次々と注文が出るの・・、
もっとアソコを強く締めろとか・・、
そこで体を反らして・・、とか・・、
大きな声を出せとか・・・、
そこで男の乳首を噛めとか・・、
最初は戸惑ったけれど・・、
ある時から覚悟を決めて、彼の言う通りすることにした…
・・でね、彼の言う通り体を動かすと…
私…、自分が段々と淫乱になっていくのが判るの・・‥」

「そうだろうね…」

「最初は演技だったのに、
やがて、自然と体が動くようになった…、
そうなるともうダメ…、
次から、彼に抱かれると、
ううん・・、彼の顔を見るだけで・・
何も命令されないのに・・、
自分から脚を開いて、アソコを指で開いて、
いけない言葉を一杯吐き出すようになった…」

「悠里は淫乱な素質があるからね‥
覚えが早いんだ…・」

「そうなのよ…、
学校で褒められたことなど一度もないけれど、
彼からは、男女のことでは、なにごとも覚えが早いと言われた・・
それにね・・、
私…、恥ずかしいけど言うね‥‥、
彼が言うには・・、
千人に一人と言えるほどの名器だと言われた・・、
潮吹きも、膣の強い締め付けも・・、
彼の手で開発してもらったの…」

「隠れた悠里の才能が発掘されたのだね…」

加奈の言葉に悠里が軽く首を振っています。


[30] フォレストサイドハウスの住人達(その24)  鶴岡次郎 :2019/06/21 (金) 17:38 ID:CO0nCVUM No.3222

「私の才能なんて・・、
女なら誰だって持っている程度のものだと思う、
彼の指導方法が良かったのよ・・。
ソープのお姐さんたちの中には、
私など足元にも近づけないすごい女性が沢山いるのよ・・・」

「・・・・・・・」

わずかな期間ですが、その世界に身を置き、プロの女性の厳しさを、文字通り肌で学び取った悠里
は、彼女自身の女子力の限界をちゃんとわきまえている様子です。自慢にしても良いはずの潮吹き
も、男が悲鳴を上げる強い締め付け力も悠里は普通のことと、思っている様子なのです。少し前まで
は同じ専業主婦だと思っていた悠里がどこか遠くへ行ったと感じている加奈です。黙って悠里を見つ
めています。

「良かったら・・、
彼の指導方法を少し聞かせて・・・
見習うことがあれば、すぐにでも取り入れたい…」

セックスの技、男に接する心構え、どれをとっても加奈は大きく水をあけられたと感じています。少
しでも悠里の域に近づきたいと加奈は思っている様子で、佐王子の指導方法に本気で興味を持ってい
るのです。

「彼・・、すごく、具体的に教えるのよ、
それが、男性目線でなく、
女性目線での指導なの・・、
まるで女性に教わっているかのようにね…」

「ヘエ・・、女性目線で指導するとはね‥‥、
さすがね・・・、
たくさんの女性を抱いて、経験したことを・・、
悠里にあれこれ、教えるのね…‥」

「その通りよ‥
佐王子さんに言わせると、接する女性はみんな先生らしい・・
どんな女性と接しても、必ず、得ることがあるらしいの‥。
それでも、この人は特別だと尊敬する女性が居るとも言っていた…
その人から教わったことは生涯忘れないとも言っていた…」

「誰・・、その女は・・、
佐王子さんの愛人かしら・・、
悠里・・、知っている人なの…」

「知らない人・・、
でも、名前を教えてくれた…、
天狗組の親分の・・・、
おかみさんだと言っていた・・」

「天狗組って…」

「お祭りなんかで屋台を出している露天商が居るでしょう、
その露店商の大きな組合の一つに、関東を取り仕切る天狗組がある。
組の傘下に、500人を超える組員が居るらしいよ‥、
その組長のおかみさんが、由美子さんと呼ばれる人なの…」

ここで由美子が登場するとは予想できませんでした。どのような展開になるのでしょう。


[31] フォレストサイドハウスの住人達(その24)  鶴岡次郎 :2019/06/24 (月) 14:52 ID:1eXB8QE2 No.3223

「そのおかみさんが佐王子さんの先生なの…
悠里にとっては大先生になるね・・、
だったら、相当な歳でしょう…・」

「ううん・・、そうでもないの・・、
パリパリの現役らしいよ…。
その奔放な性生活からは想像できないほど、
清純で、綺麗で、上品な奥様だとも言っていた…」

「ふ・・ん・・・、そうなの・・・
色んな人がいるからね…・」

「由美子さんと佐王子さんは、
色の道では、二人とも超有名人らしいの・・、
仲間の変な儀式が開催されるとき、
みんなが見ている前で、
由美子さんと佐王子さんは絡み合うんだって・・・
スポットライトをいっぱい浴びて、
アソコにアレが入っているところを見せるんだって…」

「エッ・・、みんなの見ている前でやるの…、
凄いね・・、
私も・・、やって見たい気がするけど‥
無理ね‥」

加奈と悠里は顔を合わせて笑っています。しかし、悠里自身も加奈も由美子に出会ったことがないだ
けに、二人の由美子に関する会話はここで途切れました。

「それにしても、佐王子さんもよくやるね・・・、
悠里を抱きながら・・、
その由美子さんや他の女を抱いた時のことを頭に描いて、
腰の使い方から、声の出し方、アソコの絞め方まで・・、
悠里とその女を比較しながら、いろ、いろ、指導するわけだ‥
正直言って・・何だか・・変・・、
私はそういうの・・、嫌よ‥」

「加奈が言うといやらしく、そして、何だか憎しみが感じられるね・・、
でも・・、まあ・・、加奈の言うことも当たっているかも・・
その通りだよ…」

「そうでしょう・・
何だか、悠里をバカにしている話だね・・・、
最低だね・・、そんなことをする男は…」

段々に怒りが増してきたようで、佐王子を厳しく非難している加奈です。

「正直に言うとね・・・、
私も、最初は、そう思った時もあった・・・、
でも・・、彼に接していると・・、
私を一人前の娼婦に仕立て上げたいと思う、
彼の情熱が、ひしひしと感じ取れるの・・・、
他の女と私を比較する時も本当に真剣勝負なの・・、
少しもふざけたところがないの…、
やがて、慣れてくると・・・、
他の女と比較されても素直に受け入れることが出来るようになった」

「確かに・・、今までの話を聞く限り、
佐王子さんは、一人の人間としても立派だからね…
一人の女を抱きながら他の女の話をする・・・、
そんな恥知らずな行為をするには、
それなりの理由があるはずだと悠里は思ったのだね‥」

「うん・・、そう・・・、
特に彼が由美子さんのことを話す様子を見ていると、
大げさに言うと、神のことを話しているように思えるの・・、
心から、由美子さんを尊敬し、愛している様子なの・・」

由美子を神とあがめている佐王子の話を聞いて、さすがに加奈がびっくりしています。


[32] フォレストサイドハウスの住人達(その24)  鶴岡次郎 :2019/06/25 (火) 16:12 ID:VnZ..OxQ No.3224
「なに・・、それ・・・・、
由美子さんて…、
いつもアソコを濡らしてチ〇ポを欲しがっている、
ただのスケベーな女でしょう・・、
うわべは綺麗で、上品かもしれないけれど…、
神であるはずがないでしょう…」

「あら、あら…、
加奈がそんなに他人のことを非難するなんて珍しい・・」

加奈自身も佐王子に何度か抱かれたことがあり、彼の味を熟知していて、かなり佐王子にのめり込ん
だ時期もあったのです。一時は、彼の誘いに乗って風俗の世界に入っても良いと思い始めていたこと
さえあったのです。そんなに惚れ込んだ男が、あろうことか彼女より年上の主婦、由美子を神とまで
あがめているのです。加奈の憤りはかなりのモノです。加奈の怒りを見て、悠里が笑いながらなだめ
ています。今でこそ割り切って受け入れていますが、悠里も由美子に対しては加奈と同じ感情を抱い
た時期があっただけに、加奈の憤りは良く判るのです。

「百戦錬磨の竿師、佐王子さんが、よりによって・・・、
そんな女に騙されるなんて・・・、
彼女・・・・・・、きっとアソコが特別なのよ…
彼もやっぱり男なんだね…」

「加奈・・、そうムキにならないで…、
加奈の気持ちは判らないでもないけれど…、
残念ながら・・・、
佐王子さんは本当に彼女に心酔しているのよ・・」

「それがムカつくのよ‥
悠里だって、私だって・・、結構いい女だのに・・、
その女だけを特別扱いするなんて・・」

「ふふ・・、とうとう本音を吐いたね・・・、
由美子さんへの彼の気持ちは、
女と男の間に形成される並の心情では・・、
とても語りつくせないところがある・・。
何故、彼がそこまで惚れ込むのかわからないけれど、
佐王子さんにとって、由美子さんはまさに神なのよ‥
悔しいけれど、これは認めないわけにはいかない…」

「判った・・、一応・・、判ったことにする‥、
佐王子さんが彼女を神だと思っていることには、
ここでは反論しない・・」

これ以上の討論は無駄だと加奈は判断した様子です。

「要するに・・・、
神である由美子さんから学び得た技を
佐王子さんが悠里に伝えていると思えば・・・・、
悠里の女心が納得するわけだね…。
何しろ相手は神なんだからね・・、
神に嫉妬するなんてバカげているからね‥‥。
そのように考えると・・、
素直な気持ちで佐王子さんの実地訓練を受けることが出来るんだ‥」

「うん…、
そういう風に解説すると、判りやすいね…
さすがは、加奈だね…、頭がいい…」

「聞きたい・・、
悠里、教えて…
その神の技、由美子さんの技は勿論だけど…
由美子さんのことがもっと知りたい・・・・・
なんだかとっても魅力的な女性に思えてきた…
実はね・・、
多分・・、私の知っている由美子さんではないと思うけれど・・、
由美子さんと言う名前に少し思い当たるところがある…」

「エッ・・」


[33] フォレストサイドハウスの住人達(その24)  鶴岡次郎 :2019/06/26 (水) 14:27 ID:79HByV1Y No.3226
加奈が由美子の名前を聞いたのは今回が初めてではないのです。マンションの住人で、加奈の親友の
一人でもある浦上千春から由美子と名乗る女性の噂話を時々聞かされているのです。

浦上千春は以前にも登場したので、覚えている方もあるかと思います。大手商社マンの夫と子供二人
の家族です。加奈とは、同年代で、同じマンションの住人だと言うこともあって、何となく波長が合
うところが互いに気に入り、二人は頻繁にお茶をする仲なのです。悠里同様、何でも話し合う仲で、
加奈は街のカラオケ店で男狩りをしていることさえも千春に話し、千春はソープに勤めていることも
加奈に話しているのです。そして話の流れで千春の親友である由美子のことも千春は尊敬を込めて加
奈に話すことがあるのです。

「八丁目の高級住宅街に住んでいる由美子さんと言う女性が居るの・・、
私達より少し年上だけれど、日ごろから親しくしていただいているの‥
とっても上品で素敵な人なの・・・、
でもね・・、驚いたことにお店勤めの私より男性経験は豊富なの・・、
そしてね・・、私なんか比べ物にならないほどスケベーなの・・」

「エッ・・・、千春よりスケベーなの・・
そんな人がいるなんて信じられない・・、ふふ…」

「何・・、それ・・、
でも・・、居るのよ・・、世の中は広いわよ…、
会えば、いつでも、スケベーな経験談をいっぱい聞かされるは・・、ふふ・・・」

ソープ勤めの千春が負けるほど男性経験が豊富で超スケベーな高級住宅街の佳人、そんな鶴岡由美子
に加奈はかなり興味を持っているのです。できれば一度会っていろいろ話を聞きたいと思っているの
です。そんな時、悠里の口から由美子と呼ばれる女性の話題が出たのです。悠里が話す由美子もかな
り魅力的な女性です。親友二人の口からそれぞれに由美子の話題が出たのです。加奈は少し混乱して
いました。

鶴岡由美子と浦上千春の出会いは以前にも紹介しましたが、ここで少し思い出してみましょう。

少し前のことになりますが、ある休日の昼下がり、夫と子供たちを連れてFSマンション前の公園に
遊びに来ていた浦上千春は突然若い男から声を掛けられ、びっくりしました。その男は勤務している
佐王子のソープ店でひいきにしてくれるお客の一人だったのです。

「お店のお客様…、危険な人でないから、安心して…。
上手く裁いてくるから、少し時間をちょうだい・・。
先に帰ってくれても構わないから、
私も追いかけてすぐに家に戻るから・・・」

「判った…、
向こうの砂場で遊んでいるから…」

少し慌てましたが一緒にいる夫には店のお客の一人だとささやき、無視することは出来ないから、彼
と少し話をすると説明して、子供と夫を公園内の遊び場に残し、彼の傍に行ったのです。妻のソープ
勤めを認めている夫は少し寂しい気持ちを抑えて妻、千春を見送ったのです。

公園内の隅にあるトイレの傍に隠すように停車させている彼の大型トラックの中へ二人は入りまし
た。黙って抱き合い、濃厚なキッス、千春から誘ってその若い男と絡み合いを始めたのです。勿論夫
には隠れてのことです。



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