フォレストサイドハウスの住人達(その24)
7 フォレストサイドハウスの住人達(その24)
鶴岡次郎
2019/03/06 (水) 14:25
No.3198
その日、交互に抱かれ、深々と挿入され、二人の女はそれぞれに三度もいかされ、最後には気を
失って、長々と体を床に投げ出してしまったのです。今は盛りの女二人を逝かせた佐王子も、さすが
に息が荒く、動きが緩慢です。それでも、次の予定があるらしく、時間を気にしながら、帰り支度を
はじめました。意識朦朧で横たわっている女二人に視線を投げながらとゆっくりと衣類を付けていま
す。

佐王子が店を去って、20分も過ぎた頃、二人の様子を見るため店のスタッフ、佐藤が部屋のドアー
をゆっくりと開けました。全裸で全身を愛液で濡らし、二人は幸せそうな笑みを浮かべて眠り込んで
いました。

「ああ・・、
悠里さんも、加奈さんも・・
すっかりいい気持になって…」

二人の女と日ごろから懇意にしていて、二人の乱行をよく見知っているこの若い男性スタッフは、二
人の凄い光景を見ても驚きません。そっと入室して、手にしたバスタオルを優しく二人の体にかけて
います。二人が全裸でいることを男性スタッフは予想できていて、バスタオルを準備してきたので
す。それだけではありません、温かいお湯で湿らせたホットタオルも準備してきています。

「もう少し寝かせておこう…、
たっぷりとチップをいただいたことだし…・
それにしても、あのお客さん、凄い人だ…」

二人の女を失神させて去っていった佐王子の凄さを目の当たりにして、その若いスタッフは感心して
います。そして、にっこり微笑んでドアーを閉めました。二人の女が起き上がり、スタッフが用意し
てくれた暖かいおしぼりで体を拭い、衣服を整え、店を出たのはそれから30分後でした。


すっかり佐王子の魅力に取り込まれた二人は、「同じ男とは遊ばない」という、遊びの誓いを破り、
佐王子に個別に連絡を取り、亭主のいない自宅へ招き入れ、彼に抱かれるようになったのです。こう
なるともう二人はライバルです、当然のことながら相手の動きは読めています。ほぼ毎週、女たちは
競い合って彼に抱かれ、深々と逝かされ続けたのです。

遊んでいるとはいえずぶの素人である加奈と悠里は、あっという間に彼の肉体と手管の罠に嵌り込み
ました。比較的しっかりした考えを持っていた加奈は何とか踏みとどまったのですが、悠里は堕ちる
ところまで落ちました。毎日のように佐王子に連絡を入れ、彼を自宅へ誘いこみ、二時間以上狂った
ようにセックスに溺れたのです。

ある日、しびれるようなセックスの後、佐王子が語りかけました。悠里は裸体をベッドに投げ出し、
首だけ男に向けています。恥ずかしげもなく大股開きになったその奥、今まで佐王子を咥えていた秘
部は、真っ赤に充血して、ぽっかりと口を開けています。

「自分では気がついていないようだが・・
悠里は素晴らしい女に変貌した‥。
どんな男でも、今の悠里にかかったらいちころだよ・・」

「恥ずかしい・・、
こうなったのは・・・、
全部・・、保さんのせいです…
でも・・、こんなになったことを後悔していません、
とっても幸せです‥‥」

「確かに・・、俺のせいかもしれない・・、
しかし、もともと秘められていた悠里の才能がすごいのだよ・・
ところで・・、
俺がここへ来れなくなったらどうだ…」

「・・・・・・・」