フォレストサイドハウスの住人達(その24)
6 フォレストサイドハウスの住人達(その24)
鶴岡次郎
2019/02/21 (木) 16:09
No.3197
「ああ・・、悠里・・・
入ってもらっても良いのね・・」

加奈の声が聞こえなかったように、悠里は強引に男の手を取り、部屋の奥、ソファーの傍に連れて行
きました。

「そうよね・・、
断れないわよね…」

笑いながら加奈が悠里と男の背を見ています。悠里が振り返り、加奈の方をチラッと見て、微笑みを
投げかけ、男の首に両手を絡めて、引き寄せ、唇を重ねました。

「ああ・・、
もう・・、始めるの…」

悠里たちの方へ歩き始めた加奈があきれた表情で二人を見ています。女の攻勢に逆らわず男は女の唇
を受け容れています。激しいキッスです。その様子を悩まし気な表情を浮かべ加奈が見つめていま
す。

「すっかりその気になって…、
いいな・・、私もして欲しい…」

男の指が悠里のワンピースの下に潜り込むと、待っていたように悠里はソファーに腰を落とし、両脚
を一杯に広げました。ワンピースの裾がめくれ上がり、白いショーツが顔を出します。加奈の視線の
先、男の指が下着の下に潜り込むのがよく見えます。加奈はその光景をじっと見つめています。

「ああ・・、
あんなに脚を開いて・・、
指まで受け入れている…、
たまらない・・」

ためらわず指が深々と挿入されています。怪鳥のような悲鳴が室内に響いています。激しく動く指、
切れ切れに響く悲鳴、妖しい水音が響いています。

「ああ・・、
私だって・・、我慢できない…」

二人の痴態を見つめている加奈の右手が彼女自身の股間に伸びています。もどかし気にショーツを脱
ぎ取りました。ワンピースの裾をまくり上げ、二人とは少し離れた所のソファーに座りました。

悠里に対抗するように、いっぱいに両脚を開きました。脚の間に濡れた陰部が顔を出しています。右
掌で陰部を優しく、激しくこすっています。慣れたしぐさです。切れ切れな喘ぎ声を出しています。
もう・・、加奈は自分の世界に入り込んで、二人を観察する余裕がなくなっています。

一方悠里の方はさらに追い込まれています。この部屋に入った時から、期待といやらしい妄想で体を
火照らさ、熱い愛液を滴らせていたのです。男の指が挿入されてほんの二分ほどで悠里は怪鳥のよう
な悲鳴を上げてけいれんして果てました。

ソファーに体を投げ出し、ワンピースの裾は腹の上までまくり上げられ、ショーツのボトムがよじれ
て陰部が完全に露出しています。先ほどまで男の指を咥え込んでいた亀裂から大量の陰水が吹き出
て、シートに愛液がしたたり落ちています。

悠里が倒れるのを黙って見ていた加奈が、立ち上がり曲をインプットしました。あふれ出た愛液で彼
女の大腿部が光っていますが、それを気にする様子を見せません。大きな音が部屋中に響きます。加
奈が男に両手を差し出しました。

スローテンポなブルースに合わせて加奈と男は踊り始めました。加奈の両腕は男の首にかかっていま
す。長身の加奈は男とほぼ同じ背丈です。男の手がワンピースの裾をまくり上げ、露出した白い臀部
を優しく、そして激しく愛撫しています。

加奈は腰を振り、男の唇に吸い付いています。男の手が、指が、縦横に動いています。腰が砕け、立
っているのがやっとの加奈はあたりかまわず、妖しい悲鳴を上げています。そして、遂には腰を落と
し、床に座り込んでしまいました。