フォレストサイドハウスの住人達(その24)
35 フォレストサイドハウスの住人達(その24)
鶴岡次郎
2019/07/14 (日) 16:15
No.3229

悠里がゆっくり口を開きました。

「ある時、
佐王子さんが由美子さんに質問したそうなの・・・
二人でセックスショウに出演した時ことだった・・・」

加奈はかなり由美子に惹かれている様子です。身を乗り出すように聞き耳を立てているのです。


その日、関東のY市で、大きな的屋の寄り合いがあり、全国から組長が集まり、いろいろな懸案事項
を語り合い、いくつかの合意事項をまとめ、総会は無事終わったのです。恒例のセックスショウを開
演しようとしたところ、女優の一人が腹痛で倒れ、総会の主催者である天狗組組長夫人である由美子
が代役をかって出て、演技したのです。セックスショウは成功裏に終わりました。

控室へ引き上げた由美子とその相方、佐王子は、燃えきれない体の欲求を抑えきれなくて、控室を内
側から施錠して、そこで再戦したのです。こうしたことはよくあることで、周りの人も気を利かせて
邪魔をしない習慣です。

宴会で見せた大げさな演技こそ影を潜めていましたが、由美子の体とその技は、佐王子を翻弄しまし
た。その道では当時でも一流と呼ばれるまでになっていた竿師佐王子を翻弄したのです。佐王子が明
らかに敗北を感じさせられた女性はそれほど多くありません。由美子はその中でも一番だったので
す。

「姐さん・・・、
厚かましいお願いで、失礼とは思うのですが・・、
この機会を失えば、一生後悔すると思いますので、
思い切って、質問いたします…」

「・・・・・・」

何度も、何度も、頂点へ持ち上げられ、声さえ枯れて、勿論、立ち上がることもできないで、愛液と
精液で全裸の体を濡らし、控室の床に長々と体を投げ出している由美子が、うっとりとした表情で佐
王子に顔だけ向けて、こっくりと頷きました。

由美子もまた、稀代の竿師佐王子の攻めをまともに受け止め、本番と控室での一戦で、精根を使い果
たし、会話をすることさえおぼつかない様子を見せているのですが、それでも笑みを絶やさないで佐
王子を見つめているのです。

「私は竿師で、これから先もこの仕事を天職としていくつもりです。
これはと思う女性を街で見つけて、その女を理想の形に仕上げるのが私の夢です。
私の理想の女性は由美子姐さんです。
声をかけた女を姐さんのように育て上げたいのです・・
つきましては・・・・」

佐王子の長い、そして情熱的な話を由美子は、笑みを浮かべて熱心に聞きました。自分がこの人こそ
と思って集めた女を由美子のようないい女に育てるには、どうした教育、訓練が良いか、具体的な訓
練の仕方について、由美子からヒントが欲しいと願い出たのです。

「ああ・・、そんなに私のこと買いかぶらないで…、
保さんこそ、素晴らしい技の持ち主よ・・・、
こんなにいい気持になったのは久しぶりだもの…、
ああ‥、ちょっと手を貸して…、
腰が抜けてしまって起き上がれないの…」

佐王子の誉め言葉を聞いて、寝たままで話を続けるのはまずいと思ったのでしょう、体を起こそうと
しているのですが、ままなりません。右手を伸ばし、佐王子に助けを求めています。

佐王子が由美子の右手を左手でつかみ、引っ張り起そうとして、それだけでは足りないことに気がつ
き、体を寄せ右手を腰に回し抱き起こし、その場に座らせています。無理に立とうとしたものですか
ら、女の両脚が大きく開き、濡れた亀裂が割れて、中から白濁液がかなり勢いよく噴き出していま
す。

「ああ・・、恥ずかしい・・・、
こんなに出てしまって・・、どうしょう・・・、
でも・・、保さんの前だから、いいわね・・・、ふふ‥」

一方、女を抱き起こすため体を女に寄せた男の股間が女の顔に触れるほど近づいています。女は好物
の接近に淫らな笑みを浮かべて、それに顔を寄せているのです。

「まだ、未だ、できそうね・・・、
美味しそう…、ムフフ・・・・」

顔に触れるばかりに近づいた男根に舌を伸ばし、先端を舐め、そして、そっと口に含んでいるので
す。男は女に身を任せています。

男根の汚れを舌と唇で時間をかけて拭い取った女が男根を咥えたまま男を見上げて、笑みを送り、舌
で男根を押し出し、作業が終わったことを男に伝えました。そして、腰を滑らせて、その場から少し
離れた処に移り、愛液で汚れた顔を右手で拭い、その指を口に運んでくちゃくちゃとしゃぶっていま
す。相変わらず、脚を崩して濡れた亀裂を曝したままです。女の動きをじっと見ていた男は女の近く
にゆっくりと腰を下ろしました。半立ちの男根が行き場を探すようにふらふら揺れています。