フォレストサイドハウスの住人達(その24)
27 フォレストサイドハウスの住人達(その24)
鶴岡次郎
2019/05/31 (金) 11:59
No.3219
「話しちゃおうかな…」

「そうだよ・・、
話しなさい・・」

「二人だけの秘密だからね・・」

「判った・・、もちろんだよ‥
ここで聞いたことは、お墓までもっていく…、ふふ・・・・
ハイ・・、指切り・・・・」

娼婦であることを話してしまった以上、それを超える秘密はないはずで、ここで秘密の約束を交わす
必要はさらさらないのですが、そこは話のはずみで二人は指を絡め合って固い約束を交わしていま
す。

「お互いの体を隅々まで舐め合うのは勿論だけど‥、
キュウリをアソコに入れて、
がりがり食べる遊びが、意外と好まれるの・・、
私もその遊びが好きだから、
もう・・、何度もやったわ・・・
トマトやほかの果物を使うこともある…」

「・・・・・・」

「その他に…、
ピンポン玉をいれて、思い切りよく吐き出したり・・、
マジックペンを咥えて、文字を書くことなど・・、
ソープのスタッフに教えられて、
一通り勉強して、出来るようになった…
でも、頻繁にお客に見せるつもりはない…
私自身が楽しくないから、要求されない限りやらないつもりよ‥」

「ああ・・・
いろいろ勉強、訓練するんだね‥。
聞いているだけで感じる…、ふ‥ッ・・・。
その他にも何か練習したの‥」

悠里の話す情景を頭に描き、加奈はかなり興奮しています。言葉の端々に加奈の興奮した雰囲気が感
じられるのです。そんな加奈の様子を楽しみながら、悠里の話は続きます。

「お客を迎える前とその後、必ずアソコを洗浄することになっていて、
そのやり方を一通り、ソープのお姉さんたちから教わった…。
以前の私のやり方と全く違っていた・・。
プロは違うな‥、と思った・・」

「そうなの・・、そんなに違うの…?
指の使い方かしら・・、それとも、道具を使うの…?
私も・・・、その洗い方知りたい…、ふ‥ッ・・」

娼婦として経験と訓練を積んだ悠里が少しまぶしいのです。そして、目の前に居る悠里が遠くへ
行ったような気分になっているのです。

「機会があれば、実地でたっぷり教えてあげる…、ふふ・・・
ソープでやる営業用サービスも一通り練習した…。
勿論、自宅の浴室ではできないこともあるけれど、
ベッドの上で応用が利く技もあるのよ…。
その他、衣服やアクセサリー、
そしてお客様への言葉使いなども、一通り、基本を教わった…」

「凄いね・・・、
素人の私とは格段の差がついたわね…
私も・・、のんびりしておれない…・」

プロの技を覚えた悠里に閨の技で大きく差を付けられただけのことなのですが、女の価値で差を付け
られたかのように加奈は感じ取っているのです。

「そうよ・・、
男を喜ばせる技では、加奈とは相当、差がついたわね・・、
二人並んで、男の前に体を投げ出したら、
最終的には私を選ぶ男が多いと思う・・・・
それだけ味が良くなったと思うの…・、
加奈も頑張らないとね・・・、ふふ…」

「嫌だ・・、そんなこと言わないで・・、
本気で焦るわ‥、
旦那様のために、ソープへ武者修行に行こうかな…」

本気とも冗談とも、どちらとも取れる様子で加奈がつぶやいています。