フォレストサイドハウスの住人達(その24)
19 フォレストサイドハウスの住人達(その24)
鶴岡次郎
2019/04/20 (土) 10:47
No.3211
「それにしても、初めて会った男でしょう・・、
セクシィなイケメンでもないのでしょう…、
普通に考えると、直ぐには抱かれる気分になれないわよね・・・、
体の準備が出来上がるまで、困ったでしょう…・」

「それがね・・・、
女の体って、不思議ね・・・、
私の体は、最初から、その気になっていた・・・、
男を迎える期待で、
彼が来る前から、いっぱい濡らしていた・・・」

「やだぁ‥、
最初から濡らしていたの…・
悠里は本当にスケベーなのね…、ふふ・・・」

「うん・・、どうやらそうらしい・・、ふふ・・・
佐王子さんから電話連絡があって、
30分後に、彼がやって来たのだけれど・・、
アレが大きい人だろうかとか、
どんなやり方で私を抱くのだろうかとか‥。
逝きそうになった時・・・、
どこまで我慢するのが娼婦の正しいマナーなのか、とか・・、
いろいろ妄想して、彼が来る頃には腰が立たないほど興奮していた・・」

「嫌だぁ・・・、
やる気満々になっていたのね・・・、
でも、判るな、悠里のその気持ち…
私なら、緊張でアソコはからからに乾いているだろうけれど‥、
悠里なら・・、べちょ、べちょにしていてもおかしくない…・」

二人の女は段々に興奮しています。本人たちは気づきませんが、喫茶店の隅にいる彼女たちの周辺に
濃い女臭が立ち込めているのです。

「・・・で、それからどうだったの…、
証明書で男の身元を確かめたのでしょう・・、
後は抱かれるだけね…
まさか・・、玄関で・・て、事はないよね…」

「玄関に立って、私を見つめて・・、
彼・・、にっこり微笑んだ・・、
その様子がとってもかわいかった…、
私・・、思わず飛びついて、唇に吸い付いていた…」

「あら、ら…」

「強く抱きしめられた…、
私・・、もう・・、完全に燃え上がっていて・・、
彼の唇を無茶苦茶に吸った・・」

「すごいね・・」

「彼の手がお尻に伸びて・・、
ワンピースの裾を持ち上げ、
直に・・、私のお尻に触れてきた…・、
今でも覚えているけど、温かい手だった…」

「直に・・、お尻に触った‥‥??
チョッと・・、ちょっと待って…、
穿いてなかったの…、ショーツ…?」

「そうだよ・・、
だって、お金を払って、セックス目的で来る男性を迎えるのでしょう・・、
女がショーツを履いて迎えるのは変だよ・・、
全裸で迎えるべきかどうか、迷ったほどだから…」

「あきれた・・、
でも、言われてみると、ショーツは要らないね・・・、
悠里の言う通りかもしれない…」

二人は声を出して笑っています。淫らな性交の期待感で体をしっとりと濡らし、ノーブラ、ノーパン
で男を迎える妖艶な悠里の姿を想像して、加奈は少し心をざらつかせていました。