フォレストサイドハウスの住人達(その24)
17 フォレストサイドハウスの住人達(その24)
鶴岡次郎
2019/04/14 (日) 16:13
No.3209
真剣な表情で加奈が口を開きました。

「遊び半分の気持ちだと勘違いしていた・・、
そんな浮ついた気持で、売春など続けては危ないと、
散々に文句をつけた・・
私が間違っていました。
謝ります、この通りです‥‥」

加奈が深々と頭を下げています。

「到底、私などが及ばない、強い覚悟の上だと判りました・・
私ごときが、悠里に説教する資格がないと悟りました…」

「何を言っているのよ・・、
そんなに大それたものではないよ・・、
スケベーな主婦が・・、
男欲しさでやっているアルバイトに変わりないから・・、
そんなに堅苦しく考えないで・・、お願いだから・・」

「ふふ・・・、相変わらずだね・・、
深刻な問題でも、構えないで・・、
そんな風に・・、
いいかげんな言い方をする悠里が大好きだよ・・」

「それって・・、
私のこと、褒めていると思っていいのね・・、ふふ‥」

「もちろんよ、褒めているのよ…
ちゃらんぽらんのようで、
押さえるところはちゃんと押さえている…、
とても、私など・・、敵わない…・
そう思っている‥」

「あら、あら…、
スケベーな主婦の株が急上昇ね・・、
ありがとう・・、
そう言ってくれると、本当にうれしい…」

「もう・・、悠里に忠告することは、何も無い…、
悠里の思う通りやればいい…。
話題を変えましょう‥、
仕事始め、最初の男に抱かれた時の話を聞かせてほしい‥、
少し、スケベーで、面白い話が良いな…」

ここらで話題を変えたくなったのでしょう、加奈が笑いながら言いました。

「ふふ・・、加奈好みに
少しエロっぽく脚色をするね‥、
ビデオ見るように、描写するからね・・、
興奮して、濡れだしても、責任持てないからね・・、ふふ….」

「待っていました…!
悠里のエロ物語・・・・
始まり、はじまり・・・」

「佐王子さんから連絡があって・・、
午前10時頃お客がお家に来ることになったの・・、
食事なんかは準備しなくてもいいと言われた。
ただ・・、
抱かれる準備はしておくように指示された・・・・」

「抱かれる準備って…?」

「シャワーを使って、隅々まで指を深く入れて清めることと・・、
上質のゴムを十分準備しておくように言われた…
あとは・・、夫婦でやる時のやり方でいいともいわれた・・・」

「ああ・・、リアルな指示ね・・・、
聞いているだけで、濡れて来るね…」

少し上ずった声で加奈が言っています。