フォレストサイドハウスの住人達(その20)
7 フォレストサイドハウスの住人達(その20)(632)
鶴岡次郎
2017/10/04 (水) 17:21
No.3057
「芝生に腰を下ろして、両脚を一杯開いて・・・
指でアソコを一杯に・・・、開いた・・・、
滴るほど、濡れていた…。
見てェ・・、見てほしい・・と叫んでいた。
裸でいるのが楽しくなっていた・・
あの瞬間・・、新しい世界が開いたと思った…・」

「もう・・、止まらないね・・・、
なんとかして・・って、感じだね…・・
・・・で、入れてもらったのでしょう…」

「うん・・・、いっぱい・・・、
背を芝生に着けて、両脚を星空に向けて一杯に開き・・、
主人が股の間に体を入れてきた…。
『 欲しい…』と、叫んでいた…。
張り裂けるかと思った・・、
主人のモノ、並み以上なの…、
ああ・・、千春はよく知っていたわね・・・」

「ゴメンナサイ・・」

「ううん・・、いいのよ・・・、
いつもより、確実に、主人のモノが大きくなっていた…
入ってきた瞬間、頭の中で、一杯・・、星が散っていた・・。
中で乱暴に動き始めると・・、一気に駆け上がっていた・・、
次の瞬間、頭が真っ白になり、このまま死ぬと・・、思った…
それからは・・、何も覚えていない…・」

「・・・・」

「どのくらい、気を失っていただろう・・、
多分・・、10分以上は倒れていたと思う‥‥。
目を覚ますと・・、
たくさんの星に見つめられているのに気づいた・・、
お星さまたちは、淫らな私をじっと見ていたに違いないと思った・・。
きっと、スケベーな私を軽蔑していると思う‥・」

「素晴らしい・・
咲江・・、素晴らしいよ…・
お星さまたちも・・、
きっと・・、咲江のこと、可愛いいと思っているよ…」

慣れないやり方で、露出遊戯を始めた坂上夏樹と咲江夫妻の行動をからかっていた千春ですが、芝生
で二人が抱き合うシーンあたりから、言葉少なになっています。咲江の幼い語り口でも、坂上夫妻の
真摯な様子がよくわかるのです。他人に覗き見られる心配も忘れ、ひたすら性の喜びを追求する二人
の行動に、千春は感動しているのです。こんなに美しい、女と男の絡み合いは少ないと思っているのです。

満天の星空の下、むせるような草の香りに包まれて、青白く光る女体が横たわっているのです。背を
芝生に着け、両脚を行儀良くそろえ、膝のあたりで曲げています。右手は、頭の上に差し上げられ、
左手はゆったりと足先に向けられています。先ほどまで、巨大な男根をむさぼっていた部分は、行儀
よく閉じられた両腿の間にその姿を隠し、淡い茂みがその場所を教えています。

先ほどまで、声を限りに絶叫する女の悲鳴が聞こえていたのですが、今は、耳が痛くなるような静寂
があたりを支配しています。女の周りには、近寄りがたい、神聖な雰囲気が満ち溢れています。近づ
く者を、思わずその場に跪く思いにさせる雰囲気が張り詰めています。

女から三メートルほど離れた場所に男が一人、座っています。

男は咲江の夫、坂上夏樹で、先ほどまでは男も全裸だったのですが、今は、白いTシャツ、白いズボ
ン姿です。女が覚醒するまで、見守るつもりのようです。女はもう・・、10分以上その場所に、全
裸の姿を横たえているのです。女の体に服をかぶせようとしたのですが、衣服をかけて星の光を遮る
と、星の光に照らし出された、その神聖な姿態を冒涜することになりそうに思えて、その体に触れる
こともできずに、少し離れた場所から見守ることにしたのです。

公園内を活躍の場にする何人かの覗き屋さんが、暗闇の中に潜んでいるはずですが、今は完全にその
気配を消しています。女が大声で叫んで、男に貫かれている最中は、彼らは二人のすぐ傍まで来てい
たのですが、ことが終わり、坂上が衣服を着け終わる頃にはその場を離れ、遠巻きに咲江の裸体を鑑
賞しています。彼らの視線の先、芝生に横たわる咲江の裸体は青白く光り、この世の物とは思えない
輝きを見せています。