フォレストサイドハウスの住人達(その20)
33 フォレストサイドハウスの住人達(その20)(657)
鶴岡次郎
2018/01/24 (水) 13:53
No.3085

「三人に触られたのでしょう…、
おっぱいはもちろん・・、
ショーツの中まで手を入れられたのでしょう・・」

「そうだよ・・、
おっぱいを触られ、痛いほど吸われ・・、
アソコに指を指し込まれていた…、
そうなると、もっとしてほしくなるの・・、
もどかしくて・・、
ショーツは直ぐに自分で脱ぎ捨てていた…」

「咲江・・、濡れ放題ね…
ほしくて、欲しくて・・、
堪らなくなったでしょう…?」

「うん・・・、頭が真っ白になって…、
恥ずかしさも、人に見られる怖さも・・、
頭の中から消えていた…、
ただ・・、ほしくて、欲しくて、堪らなかった…」

「それで・・、
よく我慢できたね・・・、
わたしだったら、三本とも、即、いただいちゃう・・・」

「うん・・、私だって・・、
とっても・・、ほしかった‥、
椅子に座り、腰を思い切り押し出し、両脚を一杯に開いて
アソコに一人の男の舌を受け容れながら・・・、
夢中で手を伸ばし、
前に立っているもう一人の男の股間をズボンの上から触っていた・・」

「当然だね…」

「ズボンの下に居る男根の硬さを痛いほど感じた・・、
男根を握られた若い男も、私も、一気にその気になった・・
二人は唇をむさぼり合った・・、
股間では一人の男が必死で、舌を使っていた・・」

「いよいよだね…」

「でも・・、そこまでだった・・、
年配の方がね・・・、止めに入った…」

「エッ・・、
どうして・・・
そこまで行ったのに、なぜ止めるの…・」

「・・・・・・・・」

首をかしげる千春を咲江が笑みを浮かべて黙って見ています。それ以上の進展を止めた年配の男の行
為を千春は理解できないようです。

「そうだよね・・、
千春だってそう思うよね…」

「そうだよ・・、
すっかりその気になっている男と女の間に割って入ったんでしょう‥、
燃え上がった気分に水をかけたのでしょ・・、
そんな男なんか気にしないで、やるべきだよ…」

「ところがね・・・、
若い二人の男はおとなしく引き下がり・・、
年配の男に頭を下げていた・・。
冷静さを失ったことを年配の男に謝っているのよ‥」

「・・・・・・」

「ようやく私もそこで、目が覚めた…、
いたずらに燃え上がった、私自身をようやく抑えることが出来た」

「・・・・・・」

「その時のことを思うと、いまでも、鳥肌が立つほど恐ろしい…。
あの時、年配の男の制止がなかったら・・、
私は彼らを受け入れていたと思う・・、
あの場で、危険な遊びを始めていたと思う‥。
そんなことになっていれば・・、
考えるだけでも怖い…
思いとどまって・・、良かったと思っている・・・」

本当に怖そうに両手を頬に添え、咲江が肩をすくめています。あの時、セックスまで行為が発展して
いれば、咲江の罪悪感は今とは比較にならないほど大きくなるでしょうし、万が一、第三者にその様
子を見られることにでもなれば、立ち直れないほどの事件に発展していたかもしれないのです。