フォレストサイドハウスの住人達(その20)
3 フォレストサイドハウスの住人達(その20)(628)
鶴岡次郎
2017/09/27 (水) 16:37
No.3052

ここは、FSハウス近くにある喫茶店です。千春と咲江が楽しそうに話し合っています。この喫茶店
でたわいのない会話を交わすのが二人の楽しみになっていて、夕食の支度ぎりぎりまで、ここで過ご
すことが多いのです。

「咲江・・、
腰がふらついているよ…・
ほどほどにしないと体を壊すよ…・」

「嫌ね・・・、
開口一番・・・、
そのことなの…、
アレのこと以外他に考えられないようね…、ふふ…・」

咲江の夫、坂上夏樹が千春の手ほどきを受けてソープ通いに開眼し、わずか三ケ月あまりの間に凄い
性豪に大変身した経緯は既に報告しました。今までセックスをしても十分、逝くことがなかった咲江
の性生活は一変したのです。千晴から露骨にからかわれても、うれしいようで笑みで答えています。

「そんなこと言って・・、
昨夜も、遅くまで励んだのでしょう‥
目の周りのクマが、
そう言っているよ・・」

「判る…?
正直に言うとね、そうなのよ・・、
もう…、大変なの…、
今夜は、ゆっくり寝かしてほしい・・、
堪忍して欲しいと思っちゃう…」

「ごちそうさま…、
私なんか・・、
ここしばらく夫とはレスだよ・・」

「旦那様とはレスでも…、
お店ではしっかりやるんでしょう…」

「まあ・・、
一週間に三度はお店に行くからね・・、
昨日も・・、三人、いえ、四人の相手をした・・」

「だったら・・、
旦那様と出来なくても構わないでしょう‥」

「そう言うわけにはいかないのよ・・・、
不思議なもので、
旦那との間でレスが続くと心が騒ぐのよ‥
お店で十分楽しんでも・・、
旦那とのセックスは『別腹』だね・・・」

「その別腹という表現…、
不謹慎極まりない言葉だけれど…、
なんとなく判る気がする…・・」

「へェ…、咲江も進歩したもんだね…」

「私…、変わったでしょう…・、
スケベーになったと思うでしょう…・」

恥ずかしそうに咲江がつぶやいています。