フォレストサイドハウスの住人達(その20)
18 フォレストサイドハウスの住人達(その20)(643)
鶴岡次郎
2017/10/24 (火) 15:30
No.3068

「公園で…、
裸を見せるのだろう…、
おしっこするだけでなく、
場合によっては・・・、
セックス行為だって見せてしまうのだろう・・・」

年配の男が助け舟を出しています。

「ハイ・・、おじ様・・、
よく判りますね・・・」

咲江が素直に答えています。

「エッ・・、本当ですか‥・、
公園で裸になり・・、
外でおしっこをしたり・・、
セックス行為まで見せるのですか・・・・」

知識としては持っているはずですが、現実にそんな破廉恥な行為を楽しむカップルが目の前にいるこ
とを知り、若者二人は驚いているのです。

「ああ…、恥ずかしい…、
でも・・、その通りよ・・・
私たち・・、そんな破廉恥な遊びをしているのよ・・、
変態でしょう…」

ここでも、咲江は素直に答えています。

「それで・・、変態とは言わないよ、
一人暮らしの若者には刺激の強い話だが・・、
仲の良い夫婦ではよくあるケースだよ・・、
公園でするのは、むしろ初心者コースと言える…。
最近始めたのだろう…・」

「ハイ・・、その通りです‥
公園デビューは二ケ月ほど前です。
それから、十回ほどやりました・・、
今、嵌っている感じです‥。
それにしても、私たち夫婦が初心者だとよく分かりましたね‥」

「まあ・・、
初々しいお嬢さんを見れば・・
その程度のことは判るよ・・・、
生意気なことを言っても、
育ちの良さと、性的な未熟さは隠せないよ・・」

「それって・・、
もしかして、褒められているのですか‥」

「ハハ・・、
そう受け取るなら、それでいい・・、
公園デビューのきっかけは・・・、
そうだな‥、
ある日突然・・、お嬢さんがセックスの楽しさに、
目覚めたのがきっかけだろう‥
むしろ、遅すぎる目覚めだと思うがね…・」

笑みを浮かべて、普通の日常会話のように穏やかに話しかけています。

「ハイ・・、おっしゃる通りです…。
夫も、私も・・・、
ここ一年ほどで、セックスに目覚めました…
それまでは、ただ義務感でやっていたように思えます…」

医者の質問に答えるように、咲江は素直に答えています。どうやら年配の男を咲江は信頼している様
子です。