フォレストサイドハウスの住人達(その20)
15 フォレストサイドハウスの住人達(その20)(640)
鶴岡次郎
2017/10/19 (木) 10:47
No.3065

「どうだろう・・、
人助けだと思って・・、
ここでも・・、やってくれないか…」

「どうしても、ここで、やらせたいのね…、
判りました…、
催して来たら‥、その時は・・、
遠慮なく、そうさせていただきます‥、
ふふ・・・・・」

「いいね・・、
そう・・、来なくちゃ…」

「お若い二人の前では・・、
ちょっと恥ずかしいかな・・、
でも・・・、生理現象ですから・・・、
我慢できなければ仕方ないですよね・・・、
それに・・、何となく刺激的…、
私・・、やってしまうかも…」

そう言って、赤い舌をペロ・・と、出しているのです。

「その時は・・、
あまりジロジロ見ないでくださいね…・
チラッと見るのは構わないけれど…」

「ぜっ・・、ぜ・・、絶対に見ません…」

二人の若者が焦って答えています。その様子がおかしくて、咲江が声を出して笑っています。

「ふふ・・・、
そんなに慌てなくてもいいわよ・・・、
可愛いわね・・・」

頬を染めている二人の若者に優しい視線を送っています。

「本当わね・・・、
あなた方なら・・・、
じっと見つめてほしい・・・、
何から何まで、全部見てほしい…・
ふふ・・・」

「・・・・・・」

若者二人は完全に翻弄されています。もう・・、顔を上げることが出来ないのです。

「嫌ね・・、これだから・・・、
おばさんと呼ばれても仕方ないわね…・・」

笑みを浮かべて咲江が二人に向かって甘い言葉をかけています。

「いえ、いえ・・、
そんな・・、
おばさんだなんて…
そんなこと・・、思っていません…・」

若い男二人はしどろもどろになって、咲江を真正面から見ることもできないのです。そんな二人をい
たずらっぽい表情で咲江が見ています。