フォレストサイドハウスの住人達(その18)
20 フォレストサイドハウスの住人達(その18)(606)
鶴岡次郎
2017/07/18 (火) 14:35
No.3025

たくさんの女を操り、思うまま女を手なずけてきた村上が、落ち目になって初めて、女の・・・、
真の・・、情けを知った様子です。すべてを失う危機に直面して、今までちやほやしてくれた人々が
顔を背け始めた中で、咲江一人が変わらぬ愛を・・・、変わらぬ情けを・・、注いでくれたのです。
村上ならずとも、男であれば、誰でも、もう一度、その女、咲江に惚れなおすことになります。

咲江と村上の関係がここまで進化したことを、千春は知らないはずです。もし知ったら…、何と言う
でしょうか…。多分・・、これは大変なことになった・・、二人を別れさせることはますます難しく
なったと判断することでしょう、二人を見る限りでは男と女の気持ちが全く一つになっているのです
から・・・。


女が膝を動かし、男の傍にじり寄りました。女の膝が男の腹部に触れています。女がゆっくり腰を折
りました。女の唇が男の唇に接しています。男が下から女を抱きしめ、舌を突き出し激しく、吸い始
めました。体を男の上に乗せ、女は噛みつくようにして男の唇を吸っています。

女の手が男根を握りしめ、優しくほぐしています。ほぼ完ぺきに直立しています。以前に増して、強
い男が村上の中によみがえった様子です。

「ああ‥‥、凄い…・、
私…、変になりそう…・
ああ・・・、ち〇ぽ・・、ち〇ぽ…・」

男根に添えた手を激しく動かしながら、女がうめき声を出しています。女の股間も大変なことに
なっています。噴出音を出しながら愛液が床に流れ出しているのです。

寝たままの男が女の体を軽々と持ち上げ、180度回転しました。女が悲鳴を上げています。男は女
の両脚を開き、洪水の跡のように乱れた股間にちゅうちょなく嚙みついています。悲鳴を上げなが
ら、女も負けずに男根に嚙り付いています。

咲江が解放されたのは、それから一時間後、自宅の最寄り駅に向かう終電にようやく間に合う時間で
した。

自宅へ向かう咲江の足取りは少しよろめいています。それでも、顔には張りが出て、隠微な光を発
し、シャワーを使用していない全身から妙なる香りが発散されているのです、見る人が見れば、激し
い性交の跡だとはっきり感じ取ることが出来るはずです。一段と美貌が増した気がします。