フォレストサイドハウスの住人達(その17)
28 フォレストサイドハウスの住人達(その17)(579)
鶴岡次郎
2017/04/21 (金) 15:53
No.2993

「もしかすると・・、
あの最中に・・
おしっこを掛けてほしいと彼が言ったの…?」

「うん…、
これも、千春が教えたことでしょう…、
悪いんだから…・」

「・・・で、咲江はどうしたの…?」

「やったわよ・・・、
いっぱいかけてやった…、
奴はすごく喜んで・・、
驚いたことに、ごくごく飲んでいた…・」

「咲江はどう思ったの…、
気持ちよかったでしょう・・」

「最初は嫌だった…、
でも・・、彼の喜ぶ姿を見たくて・・・、
要求されれば、二回目以降も断らなかった…」

「さすが咲江ね・・、偉い・・・、
何度かやっているうちに、
慣れて・・、楽しくなったでしょう…」

「うん…、
今では、普通に楽しめるようになった…
それでも・・、異常なことをしているという気持ちが抜けない・・
おおげさに言えば、ちょっとした背徳感を感じている・・・」

「そうかな・・、決して珍しいことではないよ・・・、
私の知っている普通のご夫妻…、
上品な奥様と会社重役の旦那様だけれどね…
その旦那様はおしっこを被るの大好きらしい…
私のお客様の中にも、おしっこを好む人はかなりいる…・」

「そうなんだ…、
ああ・・・、良かった…、
普通の行為なんだ…」

恥ずべき背徳行為でないと判り、咲江がうれしそうな表情を浮かべています。

「思い切って千春に質問してよかった…、
私たち夫婦は変態趣味なんだと、ずっと後ろめたい気分だった…」

この時まで、その変態的な行為に溺れながらも、こんなことはしてはいけないことだと、咲江は心を
痛めていた様子なのです。