フォレストサイドハウスの住人達(その14)
4 フォレストサイドハウスの住人達(その14)(459)
鶴岡次郎
2016/05/13 (金) 14:55
No.2855

達子の後ろから庄次が手を伸ばしやさしく抱き上げ膝の上に軽々と抱え上げました。後ろに首をそら
せた達子の唇に男が唇を寄せています。唇を吸いながら庄次のおおきな手が女の乳房をゆっくりもみ
始めました。女が体をくねらせ、両足をくねらせています。前がはだけて計算通り、股間の茂みがあ
らわになっています。ここで一斉の拍手です。野卑な掛け声もあちこちから掛かっています。

庄次が達子を抱き上げ、赤子におしっこをさせる姿勢をとりました。スポットライトが濃いめの亀裂
をとらえています。恥ずかしさに耐えられない表情で達子が顔を反らせています。ただ彼女がこの姿
勢を嫌っていない証拠に、股間の亀裂がおびただしく濡れていて、スポットライトに煌いているので
す。

「待っていました!…」

「親分・・、太いのを、早く入れて…!」

一斉に掛け声がかかっています。両足を開いたまま、軽々と布団の上に達子を下し、男が股間に指を
伸ばしています。巧みに動く指にあわせて、達子がうめき声を上げ、身体をうねらせ始めました。淫
靡な水音があたりに響き始めました。

女が立ち上がり男の股間にかぶりつきました。69の姿勢になり激しく二人は互いの性器をむさぼり
始めました。

舞台のスポットライト以外は照明が絞られています。眼を凝らすと、客席のあちらこちらから女の呻
きごえが聞こえてきます。舞台に刺激されて男たちが傍にいる女の体を触り始めたのです。食事が終
わった時点で、女たちは全員下着を外して薄い浴衣一枚を身にまとっているだけです。ある者は乳房
を、ある者は股間を、男の手に開放して体をくねらせ、喘ぎ声を発しているのです。


庄次が達子の両足を肩に担ぎ上げ、一気に男根を挿入しました。見事な男根が亀裂に吸い込まれてい
ます。達子の悲鳴と、嬌声が室内に響いています。会場から拍手が沸き上がっています。

庄司の腰の動きが速くなり、ものの二分も経過すると獣のような声を張り上げ、体をけいれんさせ始
めました。下にいる達子が両足を天井に突き上げ悲鳴を上げています。性豪の評判が高い二人も、さ
すがに舞台で絡み合う刺激に堪えられなくて、早々と頂点に駆け上がった模様です。また拍手が沸き
あがています。


「その・・、九州の組長さんは・・・、
あの・・、セックスショウのプロなんですか…」

それまで息をつめて由美子の話を聞いていた千春が口を開いています。由美子からくぎを刺されてい
るので、余計な口を挟まず、理解できないところは聞き流すことにしているのですが、組長が直々
セックスショウを演じる様子を聞いて、我慢できなくて質問しているのです。

「エッ・・・、プロって…?
彼らがシロクロショウのプロかって尋ねているの…?」

「あっ・・・・、ハイ・・…」

由美子のやや強い反論に千春が慌てています。

「ああ・・、そうか・・・・、
そう思うのは当然だね…・
九州の組長が副業でシロクロショウをやっていると思ったのね・・・・
そうでなければ、人前で夫婦の営みを見せるはずがないと思ったのね・・・」

「・・・・・・・」

きまり悪そうに千春が頷いています。由美子が笑っています。千春の勘違いに気が付いたのです。