フォレストサイドハウスの住人達(その14)
14 フォレストサイドハウスの住人達(その14)(469)
鶴岡次郎
2016/06/01 (水) 14:46
No.2865
ここで読者の皆様には、由美子が千春と愛には話せなかった総会当日の由美子と佐王子の動きをもう
少し詳しく報告させていただきます。くれぐれも、千春と愛には漏らさないでほしいのです。時期が
来ればきっと由美子から彼女たちに説明すると思いますので…。


由美子の接待を命じられた時、佐王子は緊張しました。東京から来た大親分の情婦の相手をするわけ
ですから、絶対に失敗は許されません。女を喜ばせることでは自信を持っているのですが、噂に聞く
由美子の性豪ぶりは佐王子を極度の緊張に追い込んでいたのです。絶対に失敗は許されないのです。
もし、笑いものになるような結果だったら、この世界では生きて行けないのです。

由美子の側に座った瞬間、佐王子はそれまでの緊張感から直ぐに解き放たれていました。優しい仕
草、甘い声、由美子の体から洩れてくる男心を狂わせる切ない香り、その全てが佐王子を包み込み、
夢心地にさせたのです。どちらが接待をされているか判らないほど由美子の心遣いは行き届いていま
した。

目の前に並べられたごちそうと酒を勧められるままに佐王子はいただきました。仕事にかかる前は酒
を過ごさない修練を積んできたのですが、由美子の勧め上手にかかり佐王子は不覚にもかなり飲んで
しまったのです。そうはいっても、佐王子の場合ある程度の飲酒は情欲を増す効果を生み、女性を抱
く上で支障はないのです。ただ、修練を積んだ自制力が鈍くなり普通の男性並みに爆発し易くなるの
です。要するにこの時、自慢の持続力に黄信号が灯る状態になっていたのです。

宴会場の中が暗転して、白黒ショが始まると由美子は積極的に佐王子の股間に手を伸ばし、あっとい
う間に男根を口に咥えていました。

佐王子が由美子の股間に指を入れると、ショーツは着けていなくて、そこは洪水状態でした。男のた
め由美子はあらかじめ下着を脱いでいたのです。

合体してからは控えめな動きですが、いつも由美子がリードしていました。竿師の佐王子が全力で技
を駆使しても、由美子が与える快感に佐王子は不覚にも我を忘れてしまうのです。今まで経験したど
の女にもなかった膣壁の絶妙な動き、悶える体の妖しい動き、その体から発散される香り、その甘い
喘ぎ声、全てが佐王子を虜にしました。こんなはずではと思うのですが、少し過ごしたアルコールが
佐王子の持続力を弱めていたのです。

〈噂には聞いていたが・・・、
この動きはほとんど奇跡だ・・・・。

膣壁が竿の周りを強く、弱く締め付け、
下降してきた子宮が竿の先端を舐めている・・・。

強く、弱く・・、
竿の先端を責め、根本を締め付ける…、
やわらかい唇と舌が乳首から首の周り、顔を責める、
両手が背中、お腹、体のありとあらゆるところを責めてくる、

そして・・・、何と表現したらいいのだろう・・、この香り…、
体から、呼気から、そしてアソコから・・、
沸き上がっている・・・、

ああ・・、全身で悶え、甘いささやきを漏らしている・・・、
俺のことを最高だと・・、いい男だと言ってくれている・・・
俺はこの女を十分満足させているようだ・・・・

ああ・・、このまま死んでもいい・…〉

短時間の間に、三度由美子の中に放出して、佐王子は起き上がれなくなりました。明らかに飲酒によ
る自制力の低下があったことは確かですが、それでも、こんなに一方的に逝ってしまうのは竿師、佐
王子には珍しいことなのです。由美子の力に屈したと言わざるを得ません。