フォレストサイドハウスの住人達(その14)
11 フォレストサイドハウスの住人達(その14)(466)
鶴岡次郎
2016/05/27 (金) 17:09
No.2862

「ネェ・・・、由美子さん・・、
彼を受け入れた直後はともかく・・、
しばらく入れていると、彼の真価が判ったでしょう・・
彼のモノ・・、凄いとおもいませんでした・・・」

「えェ・・、まあ・・、立派でしたよ・・・
十分楽しみました・・」

「それだけですか・・・、感想は・・・」

「・・・・・」

何としても由美子に佐王子のモノは凄いと言わせたいと千春は思っている様子です。執拗に由美子に
迫っています。困った表情を浮かべながら、あいまいな返事でその場をごまかしている由美子です。
愛は二人のやり取りを面白そうに見ています。

「そんなに大きくはないけれど、硬さと持続力が凄いでしょう・・・、
アレを受け入れていると、永久に縮こまることを知らないモノのように思える…。
何度、食べても飽きが来ない…、最高のモノよ・・・」

「そうね・・、立派だと思う・・」

「彼の腕力がまた凄いでしょう・・、
優男に見えるけれど、凄く鍛えているのよ、
挿入すると軽々と私を持ち上げ、折り曲げたり、両脚を開いたり、
恥ずかしいポーズをとらされて、散々にもてあそばれる…、
そして、信じられない角度から、普通ではありえない方向から・・、
何度も突いて来たでしょう…
とんでもなく固いから、私のアレが変形して・・、
終わった後、しばらくはうまく歩けないことが多い・・・」

あまりに生々しく話す千春の言葉に、愛が思わず吹き出しています。千春はいたって真面目です。
由美子は困り果てた表情で黙って聞いています。

「そういわれてもね・・・、
はっきり覚えていない・・・、
その時になると、殿方はみんな攻撃的になるから、
いろんな体位をとらされ、
前から、後ろから、そして斜めからも・・、
何度も、何度も、突き抜かれるのは、毎度のことだから…
太い棒でかき回され、子宮を突き上げられて・・・、
その直後歩きづらいと思うことは、何度も経験している・・・」

いろんな体位をとらせるのは佐王子に限ったことでなく、佐王子と他の男の差はそんなにないと、
由美子は千春を説得しようとしているのです。しかし、千春はなかなか認めません。

「佐王子さんは特別なのよ・・・、
他の男に比べて、一味も、ふた味を違う・・・、
真剣みが違うし、時間も長い・・・、
とにかく女の感じるポイントを良く知っているのよ…
そのポイントを正確に突いてくる、
強く、弱く、いつまでも根気良く・・・、
最初は平気でいられるけれど、最後には狂いだす…」

「勿論・・、気持ちはよかったけれど…・
でも・・、悶絶するほどでもなかった…・、
私・・、普段から激しいセックスに慣れているから・・・、
千春さんほど感じなくなっているのかもしれない…」

「仕方ないですね・・・、
由美子さんがそういうのだから、そうだと思いますが・・・、

私の知っている彼は、本当は凄いんです…、
皆に見られている中だから・・・、
由美子さんも、彼も本調子を出せなかったのかもしれません・・。

あるいはたくさんの男の味を知っている由美子さんにとっては、
彼はそれほど評価できる男でなかったということなのかもしれませんね・・」

本来であれば自分の男と寝た由美子に怒りをぶつけるのが普通ですが、千春は佐王子の良さを評価し
ない由美子にじれて、何とかして男の良さを由美子に認めさせようとしているのです。

由美子は由美子で、あっさり千春の言うとおり、その場の嘘でもいい、佐王子の凄さを認めればいい
のですが、そして普段の由美子ならあっさりそうするはずなのですが、何かが引っ掛かるようで、頑
として佐王子の凄さを認めようとしないのです。

二人のやり取りを見て愛が笑いをかみ殺しています。一人の男をめぐって、超スケベーな女二人が、
男の味についていろいろ議論を戦わせるのは、愛でなくてもこの上なく面白い見世物です。