フォレストサイドハウスの住人達(その12)
47 フォレストサイドハウスの住人達(その12)(410)
鶴岡次郎
2016/01/21 (木) 14:25
No.2797

「ああ・・・、そんなこと言わないで・・・
とっても恥ずかしい・・」

その気になったものの目と鼻の先に名前さえ知らない他人がいて、その人の顔を見ながら男根を受け
入れるのです。思い切り楽しむのだと自分に言い聞かせても体が今の情勢を受け入れようとしないの
です。お尻を振って、嫌々のそぶりを見せているのです。無理強いする必要はないと悟っているので
しょう、攻めの姿勢を保ったまま、山口は腰を止めています。男根は女陰の入り口手前で止められて
います。

「何をためらっているの・・?
入れてもらったら…」

「だって・・・」

「私が気になるのなら・・・、
消えてもいいよ・・・」

「ううん・・・、
あなたにはそこにいてほしい…」

「困ったわね・・・・」

苦笑いをしながら窓の女は千春の後ろに立っている山口を見て、顎を二度、三度前後に振りました。

〈・・この女は抵抗しているけれど、本気で嫌っていない…、
かまわないから、一気に突き入れなさい・・・〉

窓の女は山口にそう・・、意思表示しているのです。勿論山口も窓の女が示す合図の意味を理解して
いました。二、三度うなずきにっこり笑いました。

千春の尻にかけた男の両手に力がこもり、男が強く腰を前に押し出しました。千春がのけぞり、悲鳴
を上げています。

「ああ・・・ン・・・、
ダメ・・・・・・・ェ・・・、
入った・・・、入った・・・・
チ○ポ・・・、入った・・・・・・
ああ・・ん、もっと・・、もっと・・・・、奥へ入れて・・・・」

顔をしかめて甘えた声で絶叫しています。もう・・、憚る物は何もない様子の千春です。窓の女もう
れしそうです。笑みを浮かべて千春を見ています。

窓に両手をかけて尻を高々と持ち上げているのです。千春の腰に両手をかけて山口が腰をゆっくり動
かしています。音を立てて男根が出入りしています。その湿った音は窓の女の耳にも届いたと思いま
す。

「ああ・・・ン・・・・、
見て・、見て・・・・、
チ○ポ入っている・・・ぅ・・」

「・・・・・・」
 
窓の女が左手を伸ばし、千春の頬をやさしく撫ぜています。上気したうれしそうな表情で窓の女の手
に頬を寄せています。両脚を開き、頭を下げ臀部を高く差し上げ、山口を迎えているのです。男の腰
が激しく打ち付けられています。その反動で千春の上半身が窓から外へ押し出されています。

運転席の窓とトイレの窓はほとんどくっつくほどですから、千春が顔を窓から出すとトイレの中に顔
を入れるようになるのです。もう上半身がトイレの中に入り込んでいるのです。千春の喘ぎ声がトイ
レの中に響いています。窓の女がやさしく千春の頬に唇を付けました。

千春はちゅうちょしないで女の唇に吸い付きました。女も大胆に千春の唇を吸い始めました。二人の
女の様子を見ている山口も一気に駆け上がっています。窓の女に唇を吸われ、後ろから男根を打ちこ
まれ、悲鳴とも、呻きとも判別のつかない声を上げて千春は悶えています。

やがて時が来て、千春は女に唇を預けたまま深々と逝きました。今日何度目かの射精を山口は果たし
ました。窓の女は冷静に千春の体を支えています。

突然、携帯のベルが鳴りました。山口の出発時間が来たことを教えているのです。

千春が女の腕の中で正気を取り戻し、恥ずかしそうに身を引いて運転席へ体を戻しました。のろのろ
と山口も体を動かし、手にタオルを持ち男根の始末をしています。

「さようなら・・、
とってもいいものを見せてもらった・・・
ありがとう・・・
それと・・・、帰りの運転は気を付けてね・・・・」

窓の女が二人に向かって微笑み、二人の返礼の笑みを受けながら窓をゆっくりと締めました。トイレ
の中で女は紙で股間を始末して、何事もなかったような表情でその場を離れました。