フォレストサイドハウスの住人達(その10)
20 フォレストサイドハウスの住人達(その10)(284)
鶴岡次郎
2015/02/25 (水) 16:00
No.2656

翌日、由美子は親友の愛の病気見舞と成果報告が目的で、愛の家を訪問しています。愛の風邪はインフ
ルエンザではなく単純なカゼであったようで、医者が処方した薬を飲んで丸一日寝ていたのが効果を発
揮して、由美子が訪問した時はもう床を払って、家事を始めるところでした。

お茶を飲みながら昨日の成果を由美子は愛に報告しました。幸い愛の夫、美津崎一郎は所用で家を空け
ていて、女二人気兼ねなくガールズトークが出来るのです。

二度目の聖水を顔面にかけたところまで話したところで、愛の反応を見るつもりなのでしょう、由美子
が口を止めました。

「相変わらず過激なことをするわね…、
うらやましいけれど・・・、
とても私には真似が出来ない・・・。
・・で、その後はどうなったの・・・。
当然、たっぷり、やったのでしょう・・・」

由美子の淫乱ぶりにあきれた表情を隠さないで、愛がやや興奮した様子を見せながら、問いかけている
のです。

「ええ・・、
それから3時間、たっぷり・・・」

「そうなんだ・・、
エンジンがかかれば・・、
彼・・、普通のセックスが出来るのネ・・」

「そうよ・・、普通と言うより・・
私の知る限りではかなりのテクニシャンで、
持ち物も素晴らしい・・・、
帰りの道を満足に歩けないほど久しぶりに逝かされた・・」

「キャ・・ッ・・!
狡い・・、ズルイ・・」

女同士、昼下がりの遠慮のない会話です。10代の女のようにはしゃいでいるのです。

「その気にさせるには、彼をいじめる必要があったのね…、
道理で・・、彼の家を訪ねた時・・、
気を引くつもりで、下着を見せたり、乳房をチラ見させたのだけれど・・
彼の反応は薄かった・・・」

「そうよ・・、愛さんたら・・・、
珍しくミニスカートを着けてきて・・、
ソファーでお茶をいただいている時、スカートの奥をちらつかせたり・・、
胸を広く開けて、ほとんど乳房の全貌を見せつけたりしていた・・、
あの時、愛さん・・、ブラをしてなかったでしょう・・」

「判った・・・?
洗面所でブラを外したのよ・・、
だって・・、由美子さんに負けたくないと思ったのよ、
由美子さんは最初からノーブラで過激なショーツを着けていたでしょう・・」

「ウフフ・・・、バレていたのね…、
お相子だね…、
実はね・・、彼が一向に手を出さないから・・、
それならこちらから仕掛けようと思ったのよ・・」

二人の女はそれぞれに佐原にお色気攻勢をかけていたのです。