フォレストサイドハウスの住人達(その10)
18 フォレストサイドハウスの住人達(その10)(282)
鶴岡次郎
2015/02/13 (金) 17:24
No.2653

ここまで話が進むと、もうためらう理由はなくなりました、男は一気に攻勢に出るつもりのようです。
何事か決心をした真剣な表情を浮かべ、由美子をしっかり見据えています。女はそんな男の様子を余裕
で見つめかえしていました。

「出来ることなら・・、
もう、一度・・、もう一度だけ・・、
お願いしたいと思っているのです・・
あのしびれるような感覚を・・、
もう一度・・、お願いします…」

テーブル越しに手を伸ばし女の手を握り、男が迫っています。

「ダメ・・、ダメ・・、
先ほどはあなたを試してみるつもりだったからできたけれど…、
今となっては・・、とても恥ずかしくて・・・、
もう・・、出来そうもない…」

「そうですか…、
そうですよね・・、
他所の奥様にそんな破廉恥なことお願いできませんよね・・・
変態男の相手をするのは嫌ですよね・・」

「変態が嫌・・と、言うわけではないのよ・・・、
ただ・・ね・・、判るでしょう…」

「もし・・、
もう一度由美子さんの聖水を浴びることが出来るのなら・・・、
私はその場で殺されても、かまわない気持ちです・・・」

「あら、あら・・・、
どうしたのかしら・・、困ったわね・・・」

由美子の手を握りしめたまま、思いつめた様子を佐原が見せています。もう・・この瞬間・・、妻、幸
恵失踪の問題は佐原の頭の中では小さな存在になっている様子です。今は、由美子のことで頭がいっぱ
いの様子なのです。佐原の股間がこれ以上は無理と思えるほど勃起しているのを由美子は感じ取ってい
ました。

「あなたの聖水を浴びた私は永久に貴女の僕(しもべ)です・・・。
貴女を私のモノにしたいなどと・・、決して欲張りません・・・。
ただ、二人きりの時は、できれば・・、私の女王様でいてほしいのです・・」

50男の図々しさを前面に出して、佐原が迫っています。笑みを浮かべたまま由美子は男を見ています。
由美子自身も先ほどから股間を濡らし始めているのです。ここが潮時と見たのでしょう、どうやら由美子
もその気になった様子です。

「私も・・、あなたのことは大好きよ・・・、
あなたを元気づけることであれば・・、
女王様でも、乞食でも、何にでもなるわ・・・、
・・・で、二人きりの時・・・、
私はあなたのことを何と呼べばいいの・・」

すこし言葉改めて、芝居がかった口調で由美子が訊ねています・・。

「靖男・・と、呼んでください・・」

ソファーから立ち上がり、女王様の前に出たナイトの様に床に片膝をついて深々と頭を下げています。
ガウンの前が開いて、下半身が露出して、かなりの大マラが顔を出しています。目ざとくそれに視線を
走らせ、由美子は体を熱くしていました。

「靖男・・・!
私の足先を舐めなさい・・」

ソファーに座ったまま左足を佐原の顔の前に差し出しています。男が恭しく両手で足をささげ持ち、指
先を口に含んでいます。指の間に舌を入れ、足指の間を丁寧に舐め始めました。

女の足を持ち上げているので、ガウンの前が開き女陰が顔を出しています。

男の唇が足先から、ふくろはぎ、そして大腿部へと移っています。女は耐えがたい喜悦の表情を浮かべ
ています。男が高々と足を持ち上げているので、女陰は全身を曝し、おびただしい愛液を噴出させてい
るのです。