フォレストサイドハウスの住人達(その10)
11 フォレストサイドハウスの住人達(その10)(275)
鶴岡次郎
2015/01/30 (金) 14:35
No.2646

当然ですが、唖然として佐原は由美子を見上げています。

「佐原さん・・・!
どうしたの・・・、何も感じないの・・・?」

左手がひらめき男の右頬を打っています。

「こんなにいい女が側に居るのに、やる気を見せないなんて・・・、
だらしがないにも、ほどがある・・・、
しっかりして・・・、男でしょう・・・・」

叫びながら、右、左と由美子は佐原の頬を何度も平手でぶちました。見る見るうちに佐原の頬が赤く充
血しています。

突然の暴力行為ですから驚いてはいるのですが、女の平手を避けるわけでもなく、自分の手で防御する
わけでもなく、佐原はただ黙って殴られているのです。その視線は由美子の顔に向けられ、恍惚とした
表情を浮かべているのです。明らかに異常です・・、女も・・、男も・・・。

彼の股間が一気に勃起しているのを由美子は感じ取っていました。狙った通りの男の反応を確かめて、
女は満足げな笑みを浮かべています。これ以上ないほど勃起した男根を直に見るような気持ちに由美子
はなっているのです。一気に女は股間を濡らしていました。薄い下着を通り抜けた愛液が大腿部を濡ら
し、さらには素足に沿って愛液が足首のあたりまで流れ落ちているのです。

女が手を止めると、男の両手が伸びて女の腰を捉えました。そして一気に女を膝の上に抱き上げていま
す。そのまま顔を寄せて、男は女の唇に吸い付き、かぶりつく様にして女の唇を貪り始めました。うめ
き声を上げながら女も両手を男の首に巻き付け、男の舌を深々と受け入れ、舌を吸い込み、それに自分
の舌を絡めています。

男の手が伸び、女の股間に指が届き、濡れた下着を押し分けて、指が二本挿入されました。そこから広
がる快感に女は全身を震わせていました。しかし、次の瞬間、女は両手で男の体を突き放ち、右手で男
の頬を強くたたきました。

「何するのよ・・・!
そんなところを触るのはまだ早い・・!」

男は殴られたはずみでソファーから転げ落ちて、わざとらしく床に背を着けて、長々と体を投げ出しま
した。女がすばやくショーツを脱ぎ取り、男の顔に跨り、股間を男の顔面に押し付けています。

「どう・・、
お前にはこれがお似合いよ…」

鼻と口をふさがれ、男が両手、両脚をばたつかせています。女は全体重を男の顔面にかけています。男
は必死で舌を使い秘唇を舐めています。

「ひえ・・・、ああ・・・ん・・・、
ああ・・・ン・・・、負けないからね・・、
こうしてやる…、どう・・・」

発射音が響き女の股間から大量の液体が噴出して男の顔面、そして板敷の床を濡らしています。

「ムウ・・・・・、フッ…」

男はそこで悶絶しました。男は両手両足を長々と伸ばし、胸を上下に大きく動かせています。女がゆっく
りと腰を持ち上げました。そして、そこで女も力尽きたようで、男の側にバッタリと倒れ込みました。
凄い刺激を受けてさすがの由美子も気が遠くなるほど、深々と逝ってしまったのです。

女の放った尿が一面に広がった板敷フロアーの上に男と女は力尽きたように倒れ込んでいます。女の身
体も、男の身体も尿でしとどに濡れています。