フォレストサイドハウスの住人たち(その8)
3 フォレストサイドハウスの住人たち(その8)(191)
鶴岡次郎
2014/06/24 (火) 13:39
No.2551
結婚当初ならいざ知らず、一年、二年過ぎると惚れて結婚した女でも、それほど新鮮に感じなくな
り、お義理で抱くことが多くなるのが一般的ですが、千春と浦上の場合は違いました。浦上が腰を
強く使えばそれだけ、強く舌を使えばその強さに呼応して、打てば響くように千春は激しく悶え、
目を見張るほどの逝き様を見せるのです。結婚5年を過ぎた今でも、千春を抱くたびに、浦上は新
しい感動を与えられていました。

こんな事情ですから、仕事に差支えないよう週に二度と決めているセックスを浦上は、本当に楽し
みに待っているのです。千春は勿論、いつでも喜んで浦上を迎え入れます。


一〇日足らずの東南アジアの出張から戻ったある日のことです。その時を待っていた浦上は、昼間
から体調を整え、早々に夕食を済ませ、千春を寝室で待っていたのです。

「やっと・・、寝てくれたわ…、
お待たせしました・・・・・」

子供を寝かしつけ、キッチンの片づけを済ませた千春が階段を駆け上がってきました。寝室の扉
を勢いよく開いて、満面の笑みを浦上に投げかけ、その場でネグリジェを脱ぎ捨て、素肌になりま
した。欲情した千春の強い香りが浦上の鼻孔を襲っていました。

「ああ・・・、寂しかった…、欲しかった…、
昼間から、待ち遠しくて、私のプッシーちゃん、泣き通しだった…、
パパはどう・・・、ああ・・、大きくなっている…、うれしい…」

裸で寝ている浦上の蒲団の中にもぐりこみ、男根をいきなり口に含んでいます。そして、体を回転
して、両脚をいっぱい開き、股間を男の顔に向けているのです。この千春の奔放なところが浦上の
お気に入りです。

昼間は良家の主婦然として、上品な雰囲気を醸し出しているのですが、いざ、寝室へ入ると、娼婦
に変身するのです。それでも、結婚当初は前歴を浦上が思い出すのではと察して、あまり奔放に振
る舞うのを自制していたのですが、出産を経験して以来、その自制心を捨てたようで、感じるまま
に叫び、悶え、貪欲に男根をむさぼるのです。


69の前戯を終わり、一気に挿入した時、かすかな違和感を浦上は感じ取ったのです。出張先のホ
テルで街の女を抱いていなかったら、多分この違和感を浦上は感じ取ることはできなかったと思い
ます。


妻以外の女を抱くことにかなり抵抗を感じたのですが、現地の取引先の人が気を使って手配をして
くれた女でしたのでむげに断ることが難しく、とにかく部屋に女を入れるところまでは了解したの
です。

部屋に入ってきた女を見て、浦上はびっくりしました。妻、千春に似たとても娼婦とは思えない清
楚な女でした。ベッドではさすがに売れっ子娼婦だけあって、男のツボを心得た攻めを展開し、浦
上はそのあまりの気持ちよさに思わず声を出したほどでした。何よりもすごいのは変化自在に動く
膣の筋肉でした。後で判ったのですが、彼女たちは日頃から膣筋肉のトレーニングをしているとい
うことでした。

千春の膣に挿入した時、その部分の微妙な動きが出張前に比べて活発になっていることに気が付い
たのです。その部分の筋肉トレーニングを積み、日に数人の男を相手にしているあの娼婦以上の動
きを千春は見せつけたのです。