フォレスト・サイド・ハウスの住人たち(その2)
28 フォレスト・サイド・ハウスの住人たち(その2)(45)
鶴岡次郎
2013/05/17 (金) 12:59
No.2369
栄二との一戦を終えた加奈は彼の精液を膣に入れたまま、のろのろと立ち上がりました。そして
部屋の隅へ向かって歩み始めました。それまで騒いでいた悠里と二人の男、健介と篤はさすがに
疲れたのでしょう、三人とも重なるように横になっています。床に横たわっている三人の男女の
間を加奈は注意しながら歩いています。はだしの足に三人が床に撒き散らした愛液がこびり付い
ていますが、加奈は気にも止めていません。そして凄い性臭があたりに立ち込めているのですが、
それも加奈には気にならない様子です。そして、金治の側へ行き彼の足元に跪きました。

金治はぐっすり眠っています。加奈は彼の男根に手を伸ばしました。当然のことながらそれは主
同様のんびりと休んでいます。それでも並の男が勃起した状態に近いボリュームがあるのです。
少し湿り気の多いそれを大事そうに持ち上げ、加奈は迷いなく口に含みました。金治への尊敬の
念と、それに連動した愛情を込めて加奈は男根を丁寧にしゃぶり続けました。やがて、それは
徐々に目覚め、加奈の口では咥えきれないほどになりました。金治もようやく眠りから覚めた様
子です。

「ああ・・・、加奈さん・・・
これは、これは・・・とんだことを・・・、
女に・・、いや・・、
女性にこんなことをさせて・・、失礼しました・・」

「フフ・・・、
良く寝ていらしたようだけれど・・、
金さんが欲しくなって・・・・
立派なコレが欲しくなったの・・・・、
フフ・・・・・・・・・」

男根を咥えたまま上目遣いで金治を見つめて加奈が微笑を浮かべています。寝ている間に男根を
弄られたことを金治は酷く恥じている様子を見せています。本来であれば、自慢の肉棒を振るって
果敢に女を攻め落とし、並み居る女を全て気絶させるのが金治のやり方なのです。それが、あろう
ことか、性交に疲れて眠りに落ち、男根を弄られても気がつかない醜態をさらけ出していたので
す。

「なんだか夢を見ていたようで・・・、
久しぶりに、前の女房が夢に出てきました。
もう・・、20年以上も前のことです・・・・」

素直な恥じらいを浮かべて金治が加奈に言い訳を言っています。

「前の奥様を思い出し、その夢をみていたのですか・・・」

「うん・・・、
彼女に優しくチ○ポをしゃぶられている夢を見ていました・・・
そして、気がついたら・・、加奈さんにやってもらっていた・・・
いい気持ちです・・・、未だ夢の中にいるようです・・・」

加奈のフェラに感じているのでしょう、金治は恍惚とした表情を浮かべているのです。金治の妻、
静香に対抗心を燃やして栄二を落とした加奈に男根をしゃぶられながら、金治は前妻にやってもら
っている夢を見ていたのです。加奈に前妻を重ね合わせていたのです。加奈からフェラを受けなが
ら、金治は夢の中で前妻と戯れていたのです。加奈はその話を偶然とは思いませんでした。

人が本能に忠実に行動すると、目に見えない糸が奇妙に絡まり合うことがあると、どこかで聞いた
ことがあり、加奈はそれが今、現実となって目の前に現われたのだと漠然と感じていました。前妻
の魂が久しぶりに加奈の中に蘇ったと加奈は思ったのです。そう思うと、より一層、金治が愛しく
思えてきたのです。金治もまた久しく忘れていた前妻を思い出し、目の前にいる加奈の中にはっき
りと前妻の面影を描き出していました。その思いは、「6人切りの金治」と呼ばれた金治自身を蘇
らせる効果もあったようです。加奈の口中にある男根が一段と大きくなり、女をひきつけて止まな
い、咽るような性臭を加奈に浴びせかけていました。加奈は一気に高まりました。