一丁目一番地の管理人(その30)
15 一丁目一番地の管理人(459)
鶴岡次郎
2012/08/28 (火) 11:13
No.2297
「それにしても、奇妙な縁ですね・・・、
由美子さんと敦子の間にそんな繋がりがあったとは・・・・
宇田川親分はこのことをご存知なのですか・・・」

竹内と敦子の逃避行をUの組織が影で支援したことは竹内に伝える必用がないと、Uから口止め
されているのです。敦子の名前を出してしまったことは反省しながらも、まだUがこの件に関与
していたことはしゃべっていないと、由美子は救われた気持ちになっているところだったのです。
そこへ、突然、由美子の心を覗いていたかのように、竹内がUの名前を出したのです。

「エッ・・、Uさん?
Uさんは何も知りません・・・・」

咄嗟にそう言ったのですが、内心の動揺がとんでもない所に現れてしまいました。由美子の陰唇
が激しく締まったのです。勿論、由美子はそのことに気がついていません。

〈う・・・ん・・・、締まる・・・。
Uさんの名前に由美子さんのアソコが強く反応した・・・、
判り易い人だ!・・由美子さんは・・、
何か隠しているのだ・・・。
どうやら、宇田川親分は全てご存知の様子だ・・・〉

由美子の締まりを男根で感じ取った竹内は由美子が口止めされていることを察知していました。
そして、そこまで判ると、全体の筋を読み取るのは竹内ほどの男にとってはさほど難しくなかった
のです。

〈そうか!・・、そうだったのか・・・、
由美子さんが宇田川親分を動かしたのだ・・、
宇田川親分が全国の仲間に連絡をしてくれたのだ・・〉

由美子に泣き付かれたUが地方の親分衆に連絡をして、竹内と敦子の保護を求め、そしてたまた
ま、木の葉会が竹内と敦子に遭遇し、木の葉会の親分、河野は詳しい事情は伏せて、君江に竹内
と敦子の面倒を見るように指示した。

由美子の様子からこれだけのことを竹内は察知していました。この筋書きを知ると、街で君江に
偶然出会った時から、彼女がことのほか親切で、優し過ぎると思っていた理由が竹内には良く判
るのです。

〈宇田川親分、河野親分、この二人が居なかったら、
私はこの世から消えていただろう・・・
いくら感謝しても、感謝し足りない方々だ・・・、

それにしても・・、どうだろう・・・、二人の大きな器量は、
宇田川親分も、河野親分も、これだけのことをしていながら、
私には何も告げないつもりのようだ・・。

由美子さんから聞かなかったら、何も知らないで見過ごす所だった・・・
凄い方々だ・・、
私は、何時になったら、彼らのように大きな男に成れるだろうか・・・〉

ゆっくり腰を使いながら竹内はUと河野の大きな器量に感嘆していました。そして、それに比較
して、彼自身の小ささを改めて認識していたのです。

〈ヤミ金とはいえ、それを承知で借りたわけだし、罪は全て私にある。
借りた金を返せないなら、それなりの罰を受けるべきだった。
それがこともあろうに、夜逃げしてしまった。
そして一人で逃げるならまだしも・・、
何の罪もない敦子を道連れにしてしまった。
私は最低の男だ。

とても宇田川親分や、河野親分と比較できる身ではないが、
何時の日か、彼等のようになりたい・・・〉

由美子の膣に肉棒を入れ、あたかも由美子の膣に誓いを立てるかのように敬虔な気持を肉棒にこ
めて、腰を突き出し、竹内は密かに決意を固めていたのです。

この時の竹内のように、男は時として、女性の中にカラダを入れた時、突然新たな発想に捕らわ
れ、男の人生を決定付けるような決心を固める時があるのです。これから先、竹内は由美子の膣
に誓った人生をしっかり生きていくことでしょう。


それからさらに一時間、竹内は由美子への感謝の気持ちを込めて攻め続けました。風呂場で由美
子を抱いてからほぼ3時間は経過しているのです。この間、竹内の男根は由美子の膣にずっと入
り込んだままなのです。これだけ長時間頑張るのは竹内にとっても久しぶりのことです。

何度も由美子が逝って、最期に竹内が一声唸って、たっぷりと放出して長い二人のセックスが終
わりました。由美子は久しぶりに失神していました。

太くて長い男根による激しい攻撃には慣れているのですが、竹内のようにゆったりと、気が遠く
なるほど長々と攻め続けられると、さすがの由美子も攻め時を見失って、防戦一方になり、遂に
は撃沈してしまったのです。

夜明け前に自室へ戻るつもりでいたのですが、失神したまま竹内の腕の中で眠ってしまって、由
美子は竹内の部屋で朝を迎えたのです。(1)