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フォレストサイドハウスの住人たち(その5)
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1 スレッドオーナー
鶴岡次郎
2013/12/02 (月) 15:01
No.2439
高級靴店でシューフイッターをしている秋吉春美は里の両親がお膳立てをしてくれた伊熊正太郎
とお見合いをしました。彼は二人の子供を残して奥さんに先立たれた農業を稼業とする50男で
す。アラフォーに差しかかったとはいえ初婚で美人の春美がこの縁談に乗るとは、話を勧めた実
家の両親も期待していませんでした。しかし、大方の予想に反して春美は正太郎に一目ぼれして
しまいました。春美がその気になったのであれば、善は急げとばかりに、お見合い当日、仮祝言
省略・・ここ
13 フォレストサイドハウスの住人たち(その5)(113)
鶴岡次郎
2014/01/19 (日) 16:20
No.2454
「私の依頼主は自分だけでなく、千春が複数のお客に抱かれていることを何となく感じ取っていて、
今の店を辞めて、売春まがいの行為からすっぱり足を洗ってくれるなら、どんな援助も惜しまない
とおっしゃっている。千春が望むのであれば、独立して靴店を開くことだって可能だとおっしゃって
いる・・」

省略・・ここ
14 フォレストサイドハウスの住人たち(その5)(114)
鶴岡次郎
2014/01/20 (月) 14:22
No.2455
 記事番号2454に一部修正を加えました。

「どう思うかと聞かれても・・、
ご存知のように、現在、私はそれに近いことをやっています。
一人になると、自己嫌悪と罪悪感でいつも悩んでいます。
省略・・ここ
15 フォレストサイドハウスの住人たち(その5)(115)
鶴岡次郎
2014/01/21 (火) 16:31
No.2456
『ほとんど病気だと思えるほど、セックスが好きでたまらない・・』と、丸裸の女が本音を語って
いるのです。並の男であればここで女に飛びかかっても不思議はありません。女もその仕掛けを拒
否しないと思います。しかし佐王子は違いました。佐王子はただ黙って聞いていました。彼の瞳に
は、異性への劣情は勿論存在しません。深い愛情・・、というより、千春への慈しみの気持が溢れ
ているのです。
省略・・ここ
16 フォレストサイドハウスの住人たち(その5)(116)
鶴岡次郎
2014/01/24 (金) 16:39
No.2457

「明日からは、身体を餌にすることを止めて、本来のシューフィッターの仕事に戻るのですが、先
ず最初にやることは、これまで関係を持ったお客全てと性的な縁を完全に切ることです。身奇麗な
体になって、それから後、新しいビジネスを展開したいと思っています。これは非常に大切なこと
で、もし、いままでの腐れ縁が続くようなら、新しい仕事を始めることは出来ません。
省略・・ここ
17 フォレストサイドハウスの住人たち(その5)(117)
鶴岡次郎
2014/01/25 (土) 11:47
No.2460
 にせ医者さんの投稿を別のスレに移しました(ジロー)

佐王子と秘密契約を済ませた翌日、いつものように千春は店に出ました。昼過ぎ常連のお客の一人
である田所が店にやってきました。彼は都内でかなり大きなレストランを経営している50男で、
千春とは二、三度寝たことがあるのです。
省略・・ここ
18 フォレストサイドハウスの住人たち(その5)(118)
鶴岡次郎
2014/01/26 (日) 16:14
No.2461
「驚かせないでくれよ・・・、
これでも気は弱い方なんだよ・・、
まさか店長が立ち聞きしていないだろうネ・・・」

半信半疑の表情で田所が千春に尋ねています。
省略・・ここ
19 フォレストサイドハウスの住人たち(その5)(119)
鶴岡次郎
2014/01/27 (月) 15:44
No.2462
それが癖なのでしょう、独り言を言いながら田所は盛んに推理を重ねています。不安そうな表情を
浮かべ千春が田所を見つめています。千春の嘘が見破られるのではないかと、内心ひやひやしなが
ら千春は田所の表情を覗っているのです。

「ウン・・・、判った・・、読めたぞ・・・・。
省略・・ここ
20 フォレストサイドハウスの住人たち(その5)(120)
鶴岡次郎
2014/01/31 (金) 14:55
No.2464
@2014.1.29 記事番号2462に修正を加えました。

田所は送り出した後、千春は佐王子に電話を入れました。佐王子が授けた作戦が見事成功した結果
を報告するためです。午後一時過ぎなのですが、夜の仕事している佐王子は未だベッドの中にいま
した。一通り千春の説明を聞いた後、佐王子は電話の先で一言も言わないで何事か考えている様子
省略・・ここ
21 フォレストサイドハウスの住人たち(その5)(121)
鶴岡次郎
2014/02/03 (月) 14:52
No.2465

その客、南伊織は店員が胸につけた名札を確かめ、狙い通り薫が応対に出たことを知り、内心で
ガッツボーズをしていたのです。

「知人からこの店を紹介されたのだが・・・、
省略・・ここ
22 フォレストサイドハウスの住人たち(その5)(122)
鶴岡次郎
2014/02/04 (火) 20:41
No.2466

薫が電話を置くと、間を置かず、年配の店員を一人連れて店長が駆けつけてきました。落ち着いて
はいますが、緊張した面持ちです。店長が名刺を差し出し、男に自己紹介しています。男は名刺を
持たない習慣だと断り、名前を名乗りました。男は落ち着いていて、恥じる様子も、悪びれた様子
も見せないで、淡々と店長に接しています。
省略・・ここ
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